JP2002076154A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002076154A
JP2002076154A JP2000252244A JP2000252244A JP2002076154A JP 2002076154 A JP2002076154 A JP 2002076154A JP 2000252244 A JP2000252244 A JP 2000252244A JP 2000252244 A JP2000252244 A JP 2000252244A JP 2002076154 A JP2002076154 A JP 2002076154A
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resin
semiconductor element
curable resin
electrode
ultraviolet curable
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Satoshi Miura
聡 三浦
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型軽量で薄型の半導体装置となり、半導体素
子の受光部に樹脂が侵入せず受光特性が低下しないもの
とすること。 【解決手段】上面の中央部分に受光部2が設けられかつ
周縁部分に電極8が形成された半導体素子1が上側主面
に載置され、上側主面の半導体素子1の載置部より周縁
側に電極パッド9が形成された基体5と、電極8および
電極パッド9を電気的に接続したボンディングワイヤ6
と、電極8およびボンディングワイヤ6の電極8からの
立ち上がり部を覆うように上面の周縁部の全周に設けら
れた紫外線硬化性樹脂4と、半導体素子1を覆うように
紫外線硬化性樹脂4の上部でもって接着された、外形が
半導体素子1と略同形の透光性部材3と、半導体素子1
および紫外線硬化性樹脂4並びに透光性部材3の側部の
全周を封止する封止樹脂7とを具備し、紫外線硬化性樹
脂4は連通口10が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトダイオー
ド,ラインセンサ,イメージセンサ等の受光素子である
半導体素子またはこれらの受光部を有する半導体素子を
具備した半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のフォトダイオード(PD),ライ
ンセンサ,イメージセンサ等の受光素子である半導体素
子またはこれらの受光部を有する半導体素子を具備した
半導体装置は、以下のように構成されていた。セラミッ
クス等から成り半導体素子を載置する底板としての基体
と、セラミックス等から成り基体の周縁部に半導体素子
を囲繞するように設けられた枠体とから構成される容器
本体の内部に半導体素子を載置して接着固定し、半導体
素子の電極と基体上面の外部接続用の電極パッドとを基
体上面に設けられたメタライズ層等で接続し、枠体上面
の外形と略同形状のガラス等から成る蓋体を枠体上部に
載置し樹脂により封止することによって作製される。
【0003】例えば、従来例として、端子が設けられた
ガラス基板と、ガラス基板面上に離隔し、撮像面のマイ
クロレンズを対向させて搭載、配置された固体撮像素子
と、固体撮像素子端子およびガラス基板端子間を電気的
に接続するバンプと、対向する固体撮像素子のマイクロ
レンズ面およびガラス基板面間に空間を形成しながら固
体撮像素子周面部を一体的に封止する樹脂層とを具備す
ることにより、マイクロレンズ面に異材質が直接接触す
ることを回避する構成を採ることができ、マイクロレン
ズ機能が常時十分に確保され、また組み立てが簡易化さ
れて生産性の高いものとなるというものが提案されてい
る(特開平7−231074号公報参照)。
【0004】また、他の従来例として、PD,ラインセ
ンサ,イメージセンサ等の受光素子を有する半導体素子
に対して、ガラス,石英,サファイア,透明樹脂等の透
明部材を、半導体素子の受光部表面との間に空間が形成
されるように半導体素子の受光部エリアにのみ配設し
て、受光部エリアを封止することにより、小型軽量化を
図ることができ、封止樹脂の受光部エリアへの侵入を防
止することができるものが知られている(特開平11−
26782号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例においては、固体撮像素子のマイクロレンズ面と
ガラス基板面間との間の空間、および、透明部材と半導
体素子の受光部表面との間の空間を形成するために、樹
脂製枠体や樹脂製の封止枠を、固体撮像素子や半導体素
子の外周部に設けており、この樹脂製枠体や樹脂製の封
止枠が半導体装置の小型軽量化、薄型化を妨げていた。
また、樹脂製枠体や樹脂製の封止枠を別途作製して位置
精度良く配置する必要があるため、組み立ての作業性が
悪く、生産性が低下し易いものであった。
【0006】このような樹脂製枠体や樹脂製の封止枠に
代えて、封止樹脂により上記の空間を形成することもで
きるが、この場合塗布された封止樹脂が受光部エリアに
侵入し、受光部エリアの一部が封止樹脂で覆われて、受
光特性が劣化するという問題が発生し易いものであっ
た。
【0007】また、ガラス基板や透明部材を使用せず
に、受光部表面を含む半導体素子の上面および側面を透
明樹脂で覆う構成(樹脂モールド)も採り得るが、半導
体素子の発熱による熱的ストレスや透明樹脂の吸湿によ
り、受光部表面から透明樹脂が剥離し易いという問題が
あった。さらに、半導体素子がマイクロレンズ付のイメ
ージセンサである場合、またはそのようなイメージセン
サ部を有するものである場合、透明樹脂のマイクロレン
ズ面上への被覆により、レンズ効果が大幅に低下すると
いう問題もあった。
【0008】従って、本発明は上記事情に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、小型軽量化および薄型化
が達成されるとともに組み立ての作業性が良好であり、
生産性が良く、また封止樹脂が半導体素子の受光部エリ
アに侵入して受光特性が劣化するのを防止し得るものと
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
上面の中央部分に受光部が設けられかつ周縁部分に電極
が形成された半導体素子が上側主面に載置されるととも
に、該上側主面の前記半導体素子の載置部より周縁側に
電極パッドが形成された基体と、前記電極および前記電
極パッドを電気的に接続したボンディングワイヤと、前
記電極および前記ボンディングワイヤの前記電極からの
立ち上がり部を覆うように前記上面の周縁部の全周に設
けられた紫外線硬化性樹脂と、前記半導体素子を覆うよ
うに前記紫外線硬化性樹脂の上部でもって接着された、
外形が前記半導体素子と略同形の透光性部材と、前記半
導体素子および前記紫外線硬化性樹脂並びに前記透光性
部材の側部の全周を封止する封止樹脂とを具備した半導
体装置であって、前記紫外線硬化性樹脂はその内外を連
通させる連通口が設けられていることを特徴とする。
【0010】本発明は、上記の構成により、紫外線硬化
性樹脂が基体の周縁部に枠状に形成されるため、半導体
素子と透光性部材とで形成される空間の側壁と成り、ま
た紫外線硬化性樹脂はボンディングワイヤの頂部の直上
に透光性部材の周縁部が位置するように形成できるた
め、きわめて小型軽量で薄型の半導体装置と成し得る。
また、紫外線硬化性樹脂は塗布後直ちに硬化させること
ができるため、半導体素子の受光部に侵入するのを防ぐ
ことができ、また紫外線硬化性樹脂中にボンディングワ
イヤが入り込む構造であることから、紫外線硬化性樹脂
の硬化前の流れ出しを抑制でき、硬化後の強度も十分に
維持できる。従って、紫外線硬化性樹脂が半導体素子の
受光部エリアに侵入して受光特性が劣化するのを防止し
得、別個の枠体等を作製し配置する必要もないので、低
コストに製造でき、組み立ての作業性も良好となる。
【0011】また、製造途中において、半導体素子の上
面と紫外線硬化性樹脂と透光性部材とで囲まれる空間内
の気体が、この空間から外部に出ることができるように
連通口が紫外線硬化性樹脂に設けられているので、製造
途中の熱処理等による温度上昇等によりこの空間の内圧
が高くなって紫外線硬化性樹脂にクラックが発生するの
を防ぐことができる。
【0012】本発明において、好ましくは、前記紫外線
硬化性樹脂が暗色系に着色されていることを特徴とす
る。
【0013】上記の構成により、外部より入射された光
が、紫外線硬化性樹脂で散乱されてノイズとして受光さ
れるのを防ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置について以下
に説明する。図1は本発明の半導体装置の断面図、図2
(a),(b)は図1の半導体装置の異なる実施の形態
をそれぞれ示す要部平面図であり、これらの図におい
て、1はフォトダイオード(PD),ラインセンサ,イ
メージセンサ,CCD(Charge Coupled Device),
EPROM(Erasable Programmable ROM)等の受
光素子である半導体素子またはこれらの受光部を有する
半導体素子、2は半導体素子の上面の中央部分に設けら
れた受光部、3はガラス,石英,サファイア,透明樹脂
等から成る透光性部材、4は紫外線硬化性樹脂、5は半
導体素子1を載置する基体、6は半導体素子1の上面の
周縁部分に設けられた電極8と基体5の電極パッド9と
を電気的に接続するボンディングワイヤ、7は封止樹
脂、10は紫外線硬化性樹脂4の連通口である。
【0015】本発明において、半導体素子1は、その上
面の中央部分に受光部2が設けられており、その上面の
受光部2の周囲側である周縁部分には、入出力用の電極
8が形成されている。
【0016】また、半導体素子1が載置される基体5の
上側主面には、半導体素子1の載置部より周縁側に電極
パッド9が設けられており、この電極パッド9は基体5
の配線パターン(図示せず)や外部電気回路等に接続さ
れる。
【0017】この基体5は、アルミナ(Al23)セラ
ミックス,ムライト(3Al23・2SiO2)セラミ
ックス等のセラミックス材料、ガラスセラミックス材料
等の無機材料、四ふっ化エチレン樹脂(ポリテトラフル
オロエチレン;PTFE),四ふっ化エチレン・エチレ
ン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン−エチレン共重
合樹脂;ETFE),四ふっ化エチレン・パーフルオロ
アルコキシエチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレ
ン−パーフルテロアルキルビニルエーテル共重合樹脂;
PFA)等のフッ素樹脂,ガラスエポキシ樹脂,ポリイ
ミド等の樹脂系材料、またはAl,Cu,Fe−Ni−
Co合金,Fe−Ni合金,Cu−W合金等の金属材料
が使用できる。
【0018】電極8および電極パッド9は、Cu、Mo
−Mnのメタライズ層上にNiメッキ層およびAuメッ
キ層を被着させたもの、Wのメタライズ層上にNiメッ
キ層およびAuメッキ層を被着させたもの、Cr−Cu
合金層、Cr−Cu合金層上にNiメッキ層およびAu
メッキ層を被着させたもの、Ta2N層上にNi−Cr
合金層およびAuメッキ層を被着させたもの、Ti層上
にPt層およびAuメッキ層を被着させたもの、または
Ni−Cr合金層上にPt層およびAuメッキ層を被着
させたもの等から成り、厚膜印刷法あるいは各種の薄膜
形成方法やメッキ法等により形成される。
【0019】また、電極8と電極パッド9とは、アルミ
ニウム(Al),金(Au)等から成るボンディングワ
イヤ6で電気的に接続されており、ボンディングワイヤ
6は電極8から立ち上がり、次いで基体5の上側主面の
周縁部の電極パッド9へ向かって下方へ折り曲げられて
おり、その折り曲げ部が頂部となる。
【0020】そして、ボンディングワイヤ6の少なくと
も立ち上がり部が紫外線硬化性樹脂4で覆われており、
かつ半導体素子1の上面の周縁部の略全周に紫外線硬化
性樹脂4が設けられる。この紫外線硬化性樹脂4は、ア
クリル系樹脂,エポキシ系樹脂,シリコーン系樹脂,ポ
リエーテルアミド系樹脂であり、紫外線硬化性と熱硬化
性の両特性を有する併用型であってもよい。また、ボン
ディングワイヤ6の立ち上がり部から折り曲げ部までの
部分を紫外線硬化性樹脂4で覆ってもよく、その折り曲
げ部は頂部に至らない部分まで、略頂部まで、または頂
部から下向きに折り曲がった部分までのいずれであって
もよい。
【0021】また、図2に示すように、連通口(空隙)
10は、半導体素子1の上面と紫外線硬化性樹脂4と透
光性部材3とで囲まれる空間内部の気体が、その空間か
ら出入り可能となるように設けてある。この連通口10
は少なくとも1箇所に設ければよく、また複数箇所に設
けてもよい。連通口10による空隙の間隔は0.01〜
1mmであることが好ましく、0.01mm未満では、
気体の抜けの十分な効果が得られ難くなり、1mmを超
えると、紫外線硬化性樹脂4の外側に設けられる封止樹
脂7が連通口10から侵入し、半導体素子1の受光部2
に到達して受光特性が劣化し易くなる。
【0022】さらに、図2(a)のように、枠状に塗布
形成された紫外線硬化性樹脂4の一部を切り欠いたよう
にして連通口10を形成してもよく、(b)のように、
枠状に塗布形成された紫外線硬化性樹脂4の一部が連続
しておらず、かつその非連続部で間隔をおいて略平行に
重複するようにして連通口10を形成してもよい。ま
た、紫外線硬化性樹脂4の内外側面を貫通するようにし
て連通口10を形成してもよい。
【0023】本発明において、紫外線硬化性樹脂4の高
さによって規定される、半導体素子1と透光性部材3と
の間隔が0.01〜0.5mmであることが好ましく、
0.01mm未満では、マイクロレンズに接触するとい
った不具合を生じるおそれがあり、0.5mmを超える
と、小型化、薄型化が成されず実用性が低下する。
【0024】また、紫外線硬化性樹脂4は、黒色、黒灰
色、茶色、褐色、黒褐色、濃緑色、濃青色、青緑色、濃
紫色、暗赤色等の暗色系に着色されているのがよく、こ
の場合染料、顔料等を紫外線硬化性樹脂4に混入させる
ことで容易に暗色系とし得る。このように、紫外線硬化
性樹脂4を暗色系とすることで、紫外線硬化性樹脂4の
表面における光の反射、散乱を抑制することができ、受
光部2にノイズが入るのを大幅に抑えることができる。
【0025】顔料としては、カーボン,チタン,酸化鉄
等があり、またはこれらの2種以上の混合物がよく、こ
の場合黒色系の顔料となり最も光吸収性に富むものとな
る。紫外線硬化性樹脂4の全固形成分に対する顔料の含
有量は0.1〜50重量%がよく、0.1重量%未満で
は着色が困難となり、50重量%を超えると紫外線硬化
性樹脂4に照射される紫外線が顔料により遮断されて紫
外線硬化性樹脂4の硬化が困難となる。また、カーボン
等の導電性粒子の場合その導電性粒子にアクリル樹脂等
をコーティングしたものを用いれば、ボンディングワイ
ヤ6から紫外線硬化性樹脂4を通じてのショート等の問
題が解消される。また、アルミナ等の粒子を用いること
もでき、これはCr等を混入することで濃紫色とし得
る。
【0026】また、顔料用の粒子の平均粒径は約0.0
5〜約1μmがよく、0.05μm未満ではフィラーが
凝集して分散性が低下し易くなる。1μmを超えると、
粒子間の隙間が大きくなり、また紫外線が粒子で遮断さ
れ易くなり、紫外線硬化性樹脂4の硬化性および接着性
が低下し易くなる。
【0027】紫外線硬化性樹脂4の明度、彩度、光透過
性に関しては、全くの黒色等に着色すると紫外線が粒子
で遮断され易くなり、紫外線硬化性樹脂4の硬化性が低
下する。従って、半光透過性にしたものや茶色系に着色
したものが、紫外線硬化性樹脂4の硬化性を阻害しない
点で好ましい。
【0028】また、染料を用いる場合、ゼラチン,グリ
ュー,ガゼイン等の天然樹脂あるいはアミン変性ポリビ
ニルアルコール等の合成樹脂から成る染色基材を酸性染
料等の染料で染色して、それを紫外線硬化性樹脂4に混
入させることにより着色し得る。
【0029】さらには、紫外線硬化性樹脂4の表面の光
の反射、散乱を抑制するために、艶消し剤を含有させて
もよい。
【0030】また、封止樹脂7は、半導体素子1および
紫外線硬化性樹脂4並びに透光性部材3の側部の全周を
封止するように設けられ、半導体素子1と透光性部材3
と紫外線硬化性樹脂4とで形成される内部の空間を気密
に封止する。この封止樹脂7は、図1に示すように、基
体5の周縁側の電極パッド9およびボンディングワイヤ
6の立ち下がり部までを覆うように設けることができ
る。また、半導体素子1と紫外線硬化性樹脂4および透
光性部材3の側部のみに設けることもでき、従って、こ
の側部に少なくとも塗布形成すればよい。
【0031】この封止樹脂7は、フェノール系樹脂,シ
リコーン系樹脂,アクリル系樹脂,ポリエーテルアミド
系樹脂,尿素樹脂,メラミン樹脂,ポリエステル樹脂,
エポキシ系樹脂,ケイ素樹脂,フタル酸ジアリル,ポリ
ウレタン等の熱硬化性樹脂がよく、このような熱硬化性
樹脂を用いることで、硬化した紫外線硬化性樹脂4を熱
により軟化させることがなく、半導体素子1と透光性部
材3と紫外線硬化性樹脂4とで形成される内部の空間を
保持した状態で気密に封止し得る。特に、この封止樹脂
7は、シリコーン系樹脂,アクリル系樹脂,エポキシ系
樹脂がよく、これらは密着封止性に優れている。
【0032】また、本発明の半導体装置は、母基板に多
数個を作製しておき、作製後ダイシング法等により個々
の半導体装置に切断し分割してもよい。その場合、図1
の破線部7aに示すように、封止樹脂7の上部および側
部は、半導体装置全体が直方体状を成すように角張って
いてもよい。
【0033】本発明の透光性部材3は、半導体素子1を
覆うような半導体素子1の外形と略同形の板状のもので
あり、外光を透過させる窓部および蓋体として機能す
る。この透光性部材3は、主面が平面状の平板状に限ら
ず、レンズ状に加工されたものでもよい。透光性部材3
の厚さは0.3〜1.0mm程度が良く、0.3mm未
満では、強度が小さいため組み立て中に破損したり、樹
脂封止によって反りが発生し取り込んだ画像が歪むとい
う問題が発生し易い。1.0mmを超えると、小型軽量
化および薄型化が成されず実用性が低下する。
【0034】また、透光性部材3としては、光透過率、
製造のし易さ、化学的安定性、強度等の点で、ソーダガ
ラス等のガラス、プラスチック、サファイア(アルミナ
の単結晶)、石英等が好ましい。
【0035】かくして、本発明は、紫外線硬化性樹脂が
半導体素子と透光性部材とで形成される空間の側壁と成
り、またボンディングワイヤの頂部の直上に透光性部材
の周縁部が位置するように形成できるため、きわめて小
型軽量で薄型の半導体装置と成る。また、紫外線硬化性
樹脂は塗布後直ちに硬化させることができるため、半導
体素子の受光部に紫外線硬化性樹脂が侵入するのを防ぐ
ことができ、また紫外線硬化性樹脂中にボンディングワ
イヤが入り込む構造であることから、紫外線硬化性樹脂
の硬化前の流れ出しを抑制でき、硬化後の強度も十分に
維持できる。従って、紫外線硬化性樹脂が半導体素子の
受光部エリアに侵入して受光特性が劣化するのを防止し
得、別個の枠体等を作製し配置する必要もないので、低
コストに製造でき、組み立ての作業性も良好となる。
【0036】また、製造途中において、半導体素子の上
面と紫外線硬化性樹脂と透光性部材とで囲まれる空間の
内部の気体が、その空間内部から出ていくための連通口
を設けているため、熱処理等による温度上昇等によりそ
の空間の内圧が高くなって紫外線硬化性樹脂にクラック
が発生するのを防ぐことができる。
【0037】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々の変更を行なうことは何等差し支えない。
【0038】
【発明の効果】本発明は、上面の中央部分に受光部が設
けられかつ周縁部分に電極が形成された半導体素子が上
側主面に載置されるとともに、上側主面の半導体素子の
載置部より周縁側に電極パッドが形成された基体と、電
極および電極パッドを電気的に接続したボンディングワ
イヤと、電極およびボンディングワイヤの電極からの立
ち上がり部を覆うように上面の周縁部の全周に設けられ
た紫外線硬化性樹脂と、半導体素子を覆うように紫外線
硬化性樹脂の上部でもって接着された、外形が半導体素
子と略同形の透光性部材と、半導体素子および紫外線硬
化性樹脂並びに透光性部材の側部の全周を封止する封止
樹脂とを具備し、紫外線硬化性樹脂はその内外を連通さ
せる連通口が設けられていることにより、紫外線硬化性
樹脂が基体の周縁部に枠状に形成されて、半導体素子と
透光性部材とで形成される空間の側壁と成り、また紫外
線硬化性樹脂はボンディングワイヤの頂部の直上に透光
性部材の周縁部が位置するように形成できるため、きわ
めて小型軽量で薄型の半導体装置と成る。また、紫外線
硬化性樹脂は塗布後直ちに硬化させることができ、半導
体素子の受光部にそれが侵入するのを防ぐことができ
る。また、紫外線硬化性樹脂中にボンディングワイヤが
入り込む構造であることから、紫外線硬化性樹脂の硬化
前の流れ出しを抑制でき、硬化後の強度も十分に維持で
きる。従って、紫外線硬化性樹脂が半導体素子の受光部
エリアに侵入して受光特性が劣化するのを防止し得、別
個の枠体等を作製し配置する必要もないので、低コスト
に製造でき、組み立ての作業性も良好となる。
【0039】また、製造途中において、半導体素子の上
面と紫外線硬化性樹脂と透光性部材とで囲まれる空間内
の気体が、この空間から外部に出ることができるように
連通口が紫外線硬化性樹脂に設けられているので、熱処
理等による温度上昇等によりこの空間の内圧が高くなっ
て紫外線硬化性樹脂にクラックが発生するのを防ぐこと
ができる。
【0040】好ましくは、紫外線硬化性樹脂が暗色系に
着色されていることにより、外部より入射された光が、
紫外線硬化性樹脂で散乱されてノイズとして受光される
のを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の一実施形態の断面図であ
る。
【図2】(a),(b)は図1の半導体装置の異なる実
施の形態をそれぞれ示し、半導体装置の要部平面図であ
る。
【符号の説明】
1:半導体素子 2:受光部 3:透光性部材 4:紫外線硬化性樹脂 5:基体 6:ボンディングワイヤ 7:封止樹脂 8:電極 9:電極パッド 10:連通口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面の中央部分に受光部が設けられかつ周
    縁部分に電極が形成された半導体素子が上側主面に載置
    されるとともに、該上側主面の前記半導体素子の載置部
    より周縁側に電極パッドが形成された基体と、前記電極
    および前記電極パッドを電気的に接続したボンディング
    ワイヤと、前記電極および前記ボンディングワイヤの前
    記電極からの立ち上がり部を覆うように前記上面の周縁
    部の略全周に設けられた紫外線硬化性樹脂と、前記半導
    体素子を覆うように前記紫外線硬化性樹脂の上部でもっ
    て接着された、外形が前記半導体素子と略同形の透光性
    部材と、前記半導体素子および前記紫外線硬化性樹脂並
    びに前記透光性部材の側部の全周を封止する封止樹脂と
    を具備した半導体装置であって、前記紫外線硬化性樹脂
    はその内外を連通させる連通口が設けられていることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記紫外線硬化性樹脂が暗色系に着色され
    ていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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