JP2003132663A - ポータブルオーディオ再生装置 - Google Patents
ポータブルオーディオ再生装置Info
- Publication number
- JP2003132663A JP2003132663A JP2001329059A JP2001329059A JP2003132663A JP 2003132663 A JP2003132663 A JP 2003132663A JP 2001329059 A JP2001329059 A JP 2001329059A JP 2001329059 A JP2001329059 A JP 2001329059A JP 2003132663 A JP2003132663 A JP 2003132663A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- remote controller
- button
- microcomputer
- portable audio
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Selective Calling Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 双方向通信の表示付きリモコン及び１つの操
作ボタンの簡単リモコンの両方が使用できるポータブル
オーディオ再生装置を提供する。 【構成】 ポータブルオーディオ再生装置２０は、制御
用マイクロコンピュータ１との間で通信線２を介して表
示データと操作コマンド信号の双方向通信を行うマイク
ロコンピュータ３を内蔵する表示付きリモコン４のプラ
グを接続するジャック６を備えており、このジャック６
を介して前記制御用マイクロコンピュータ１にプラグ
５′で接続された１本の通信線２とグランドライン９と
の間に挿入された１つの操作ボタン１１を有する簡単リ
モコン１２における、前記操作ボタン１１のボタン押し
時間の長短または連続ボタン押し回数で判別される異な
る複数の操作コマンド信号Ｙを、前記通信線２から前記
制御用マイクロコンピュータ１の操作コマンド信号入力
端子ＫＥＹＩＮに入力するコンデンサＣ１と抵抗Ｒ４の
ＣＲ積分回路とそのＣＲ時定数τでスイッチングするト
ランジスタＱ１、Ｑ２からなる入力手段Ｋを備える構成
である。
作ボタンの簡単リモコンの両方が使用できるポータブル
オーディオ再生装置を提供する。 【構成】 ポータブルオーディオ再生装置２０は、制御
用マイクロコンピュータ１との間で通信線２を介して表
示データと操作コマンド信号の双方向通信を行うマイク
ロコンピュータ３を内蔵する表示付きリモコン４のプラ
グを接続するジャック６を備えており、このジャック６
を介して前記制御用マイクロコンピュータ１にプラグ
５′で接続された１本の通信線２とグランドライン９と
の間に挿入された１つの操作ボタン１１を有する簡単リ
モコン１２における、前記操作ボタン１１のボタン押し
時間の長短または連続ボタン押し回数で判別される異な
る複数の操作コマンド信号Ｙを、前記通信線２から前記
制御用マイクロコンピュータ１の操作コマンド信号入力
端子ＫＥＹＩＮに入力するコンデンサＣ１と抵抗Ｒ４の
ＣＲ積分回路とそのＣＲ時定数τでスイッチングするト
ランジスタＱ１、Ｑ２からなる入力手段Ｋを備える構成
である。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カセットテープ、
ＣＤ（コンパクト・ディスク）、ＭＤ（ミニディスク）
及びメモリカード等の記録媒体に記録された音声データ
を再生するポータブルオーディオ機器の技術分野に関
し、特にポータブルオーディオ再生装置のワイヤード・
リモートコントロール手段に関する。 【０００２】 【従来の技術】音楽データ等が記録されたカセットテー
プ、ＣＤ、ＭＤ、メモリカード等の記録媒体を再生する
ポータブルオーディオ再生装置（記録／再生装置を含
み、また配信された音楽データをフラッシュＥＰＲＯＭ
等のメモリＩＣに記録して再生する携帯端末を含む。略
して以下、再生装置とも称する。）には通常、ワイヤー
ド・リモートコントロール装置（略して以下、リモコン
とも称する。）が付属しており、ヘッドホン乃至イヤホ
ンと再生装置本体側との間にジャック／プラグにてワイ
ヤ接続されている。 【０００３】上記リモコンは一般に液晶等の表示画面と
電源ボタン、音量ボタン、音質選択ボタン、早送り／早
戻しボタン、再生／停止ボタン等の多数の入力ボタンを
備える表示付きリモコンであり、（ａ）１本乃至数本の
通信線を利用した再生装置本体の制御用マイクロコンピ
ュータとリモコン側のマイクロコンピュータとの間の表
示データ及び操作コマンド信号の双方向通信か、（ｂ）
操作用のボタン入力専用線及び表示データ用専用線をそ
れぞれ使用した通信のどちらかを行うのが一般的であ
る。 【０００４】図２は上記（ａ）の１本の通信線２を利用
した双方向通信を行う従来の表示付きリモコン４のプラ
グ５をジャック６に接続した従来のポータブルオーディ
オ再生装置３０のリモートコントロール部分の回路図で
ある。 【０００５】通常、この再生装置３０の操作は、再生装
置本体側に配設された操作ボタンＳ１による操作コマン
ド信号Ｐ（Ｈ／Ｌ）の制御用マイクロコンピュータ１の
操作コマンド信号入力端子（ＫＥＹＩＮ）への入力か、
表示付きリモコン４による通信線２を介しての制御用マ
イクロコンピュータ１の操作コマンド信号入力端子（Ｒ
ＭＤＡＴＡ）への操作コマンド信号ＸのＵＡＲＴ方式
（９６００ｂｐｓ）の送信にて行われる。 【０００６】なお、スイッチＳ２は表示付きリモコン４
が接続された場合に制御用マイクロコンピュータ１のＲ
ＭＶＯＮ端子にてオンさせて表示付きリモコン４にＶｃ
ｃ電源を供給するリモコン用電源スイッチである。 【０００７】 【発明が解決しようとする課題】ユーザによっては表示
画面を備えて種々の操作ボタンが配置された大きな従来
の表示付きリモコン４は煩わしく、持ち歩く場合にポー
タブルオーディオ再生装置３０とそれを楽しむためのヘ
ッドホンしか持たないという人も多く、気にならない程
度の小さくて簡単な操作で済むような簡単リモコンを望
む声が起こっていた。 【０００８】上記要請に応えるには、１つの操作ボタン
の長押し／短押しの判別または断続押しの回数による判
別で２〜６種の操作コマンド信号を別途専用のジャック
を介して再生装置３０本体側の制御用マイクロコンピュ
ータ１へ送信する構成の所謂「簡単リモコン」を設計す
ることが考えられる。 【０００９】しかしながら、新たに簡単リモコン専用の
ジャックを本体側に設けることは繁雑であり、余分なス
ペースを必要とするのでポータブルオーディオ再生装置
の小型化とも相反する。然るに、簡単リモコンのプラグ
は再生装置３０本体側の従来の表示付きリモコン４用の
ジャック６と共用することが好ましいと言える。 【００１０】ところが、上記（ｂ）の方式はもともと２
本の信号線が必要になるので不適であり、上記（ａ）の
方式は双方向通信のためリモコン側の回路が複雑になっ
て小型化（１つの操作ボタンのみの構成）ができないと
いうデメリットがあった。 【００１１】本発明は上記従来のポータブルオーディオ
再生装置におけるリモコン接続手段の簡単リモコン対応
化に鑑みてなされたものであり、従来のポータブルオー
ディオ再生装置３０の回路構成に僅かの回路を付加する
だけで簡単リモコンが既存の表示付きリモコン４と共通
のジャック６によって接続可能にするものである。 【００１２】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、本体側の制御用マイクロコンピュータ１
との間で通信線２を介して表示データと操作コマンド信
号の双方向通信を行うマイクロコンピュータ３を内蔵す
る表示付きワイヤード・リモートコントローラ４のプラ
グ５を接続するジャック６を備える構成のポータブルオ
ーディオ再生装置２０であって、且つ、前記再生装置２
０本体側の前記ジャック６を介して前記制御用マイクロ
コンピュータ１にプラグ接続された１本の通信線２とグ
ランドライン９との間に挿入された１つの操作ボタン１
１を有する１ボタンワイヤード・リモートコントローラ
１２（以下、簡単リモコン１２とも称する。）におけ
る、前記操作ボタン１１のボタン押し時間の長短または
連続ボタン押し回数で判別される異なる複数の操作コマ
ンド信号Ｙを、前記通信線２から前記制御用マイクロコ
ンピュータ１の操作コマンド信号入力端子ＫＥＹＩＮに
入力するＣＲ積分回路とそのＣＲ時定数τでスイッチン
グするトランジスタＱ１及びＱ２からなる入力手段Ｋを
備えることを特徴とするポータブルオーディオ再生装置
２０を提供する。 【００１３】 【発明の実施の形態】本発明に係るポータブルオーディ
オ再生装置の実施の形態について図面を基に詳述する。
なお、本発明のポータブルオーディオ再生装置の制御用
マイクロコンピュータは、従来の表示付きリモコンによ
る双方向通信（９６００ｂｐｓ）の操作コマンド信号Ｘ
を受けるＲＭＤＡＴＡ端子を備えており、且つ再生装置
２０本体側に配設された操作ボタンＳ１による操作コマ
ンド信号Ｐ（Ｈ／Ｌ）の操作コマンド信号入力端子ＫＥ
ＹＩＮ端子を備えているものとする。 【００１４】図１は本発明に係るポータブルオーディオ
再生装置と従来の表示付きリモコン４を接続するジャッ
ク６にプラグ５′で接続された１ボタンワイヤード・リ
モートコントローラ（簡単リモコン）１２の回路図であ
る。 【００１５】図１において、ポータブルオーディオ再生
装置２０は、制御用マイクロコンピュータ１との間で通
信線２を介して表示データと操作コマンド信号の双方向
通信を行うマイクロコンピュータ３を内蔵する表示付き
リモコン４のプラグを接続するジャック６を備えてお
り、このジャック６を介して前記制御用マイクロコンピ
ュータ１にプラグ５′で接続された１本の通信線２とグ
ランドライン９との間に挿入された１つの操作ボタン１
１を有する簡単リモコン１２（付属として接続中発光す
るＬＥＤ１９を備える。）における、前記操作ボタン１
１のボタン押し時間の長短または連続ボタン押し回数で
判別される異なる複数の操作コマンド信号Ｙを、前記通
信線２から前記制御用マイクロコンピュータ１の操作コ
マンド信号入力端子ＫＥＹＩＮに入力するコンデンサＣ
１と抵抗Ｒ４のＣＲ積分回路とそのＣＲ時定数τでスイ
ッチングするトランジスタＱ１、Ｑ２からなる入力手段
Ｋを備える構成である。 【００１６】一般に、破線の如く表示付きリモコン４を
再生装置２０に接続した場合には、通信線２は無信号の
ときはＨ（high）の状態にあり、従来の操作コマンド信
号Ｘが送信される場合は９６００ｂｐｓという高速のパ
ルス信号が送信される（ＵＡＲＴ方式）。これに対して
実線の如く簡単リモコン１２がジャック６に接続されて
いる場合には、１つの操作ボタン１１によるボタン押し
時間の長短（長押し（１〜２秒のＬ（low））、チョン
押し（０．２秒程度のＬ））で異なる複数の操作コマン
ド信号Ｙ（例えば、長押しのＬで再生ストップ、チョン
押しの短いＬでプレイ／ポーズの切換）が送信される。 【００１７】若しくは、操作ボタン１１の１回〜６回の
連続ボタン押し回数（例えばスタートから２秒間におけ
るチョン押し（０．２秒程度のＬ）の回数）で判別され
る異なる複数の操作コマンド信号Ｙ（例えば、１回でプ
レイ／ポーズの切換、２回で再生ストップ）が送信され
るのである。 【００１８】上記簡単リモコン１２と従来の表示付きリ
モコン４とをジャック６の共用化を実現するため、前記
入力手段Ｋは、通信線２の電圧をＣ１、Ｒ４の積分回路
により平均化する。即ち、表示付きリモコン４による双
方向通信を行う場合には、常にこれがある電圧より大き
くなるようにＣＲ時定数τを設定する。この時定数τは
双方向通信の速度が９６００ｂｐｓの場合には約１００
μｓｅｃ．周期となっているのでこれよりも十分に大き
な値（τ≫１００μｓｅｃ．）で且つチョン押し時間よ
りは短い値とする。 【００１９】而して、簡単リモコン１２が接続され、操
作ボタン１１のスイッチオンによって通信線２がＬにな
ると、通信線２に接続された抵抗Ｒ４にベースが接続さ
れたＮＰＮトランジスタＱ１がオフするため、抵抗Ｒ５
にベース接続されたＮＰＮトランジスタＱ２がオンして
Ｖｃｃから抵抗Ｒ１を通してコレクタ電流が流れ、制御
用マイクロコンピュータ１の操作コマンド信号入力端子
ＫＥＹＩＮには抵抗Ｒ１で電圧降下したＬが入力され
る。何となれば、操作ボタン１１の長短押しは何れも双
方向通信の速度及びＣＲ時定数τよりは十分に長い信号
なので、通信線２は確実にＬレベルになってトランジス
タＱ１、Ｑ２のスイッチングが十分に追随するのであ
る。これを利用して制御用マイクロコンピュータ１は簡
単リモコン１２からの操作コマンド信号Ｙを操作コマン
ド信号入力端子ＫＥＹＩＮで検出して動作制御する。換
言すれば、簡単リモコン１２の操作ボタン１１による操
作コマンド信号ＹのＫＥＹＩＮ入力は、再生装置２０本
体側に配設された操作ボタンＳ１による操作コマンド信
号Ｐ（Ｈ／Ｌ）の操作コマンド信号入力端子（ＫＥＹＩ
Ｎ）への入力と同等の作用となる訳である。 【００２０】以上まとめると、（イ）従来の表示付きリ
モコン４を使用する場合は、従来通りの双方向通信によ
り再生装置２０本体の制御用マイクロコンピュータ１の
ＲＭＤＡＴＡ端子とリモコン４とで通信線２を介しての
表示データ及び操作コマンド信号Ｘの双方向通信を行
う。（ロ）簡単リモコン１２を使用する場合は、１本の
通信線２を操作ボタン１１のスイッチにてＬ／Ｈ制御す
ることで、この操作コマンド信号Ｙを制御用マイクロコ
ンピュータ１がＫＥＹＩＮ端子で検出して動作制御を行
う。 【００２１】 【発明の効果】本発明に係るポータブルオーディオ再生
装置は、上記のように構成されているため、 （１）従来の表示付きリモコンに加えて、操作ボタン１
つのみの操作で済む簡単リモコンを共通のジャックに１
本の通信線を利用して接続することが出来、ユーザは自
分の好みに合ったリモコンを選択出来るという優れた効
果を有する。 （２）従来の表示付きリモコン用ジャックがそのまま利
用出来、且つ追加回路は少なくコスト低減が図れる。 【００２２】
ＣＤ（コンパクト・ディスク）、ＭＤ（ミニディスク）
及びメモリカード等の記録媒体に記録された音声データ
を再生するポータブルオーディオ機器の技術分野に関
し、特にポータブルオーディオ再生装置のワイヤード・
リモートコントロール手段に関する。 【０００２】 【従来の技術】音楽データ等が記録されたカセットテー
プ、ＣＤ、ＭＤ、メモリカード等の記録媒体を再生する
ポータブルオーディオ再生装置（記録／再生装置を含
み、また配信された音楽データをフラッシュＥＰＲＯＭ
等のメモリＩＣに記録して再生する携帯端末を含む。略
して以下、再生装置とも称する。）には通常、ワイヤー
ド・リモートコントロール装置（略して以下、リモコン
とも称する。）が付属しており、ヘッドホン乃至イヤホ
ンと再生装置本体側との間にジャック／プラグにてワイ
ヤ接続されている。 【０００３】上記リモコンは一般に液晶等の表示画面と
電源ボタン、音量ボタン、音質選択ボタン、早送り／早
戻しボタン、再生／停止ボタン等の多数の入力ボタンを
備える表示付きリモコンであり、（ａ）１本乃至数本の
通信線を利用した再生装置本体の制御用マイクロコンピ
ュータとリモコン側のマイクロコンピュータとの間の表
示データ及び操作コマンド信号の双方向通信か、（ｂ）
操作用のボタン入力専用線及び表示データ用専用線をそ
れぞれ使用した通信のどちらかを行うのが一般的であ
る。 【０００４】図２は上記（ａ）の１本の通信線２を利用
した双方向通信を行う従来の表示付きリモコン４のプラ
グ５をジャック６に接続した従来のポータブルオーディ
オ再生装置３０のリモートコントロール部分の回路図で
ある。 【０００５】通常、この再生装置３０の操作は、再生装
置本体側に配設された操作ボタンＳ１による操作コマン
ド信号Ｐ（Ｈ／Ｌ）の制御用マイクロコンピュータ１の
操作コマンド信号入力端子（ＫＥＹＩＮ）への入力か、
表示付きリモコン４による通信線２を介しての制御用マ
イクロコンピュータ１の操作コマンド信号入力端子（Ｒ
ＭＤＡＴＡ）への操作コマンド信号ＸのＵＡＲＴ方式
（９６００ｂｐｓ）の送信にて行われる。 【０００６】なお、スイッチＳ２は表示付きリモコン４
が接続された場合に制御用マイクロコンピュータ１のＲ
ＭＶＯＮ端子にてオンさせて表示付きリモコン４にＶｃ
ｃ電源を供給するリモコン用電源スイッチである。 【０００７】 【発明が解決しようとする課題】ユーザによっては表示
画面を備えて種々の操作ボタンが配置された大きな従来
の表示付きリモコン４は煩わしく、持ち歩く場合にポー
タブルオーディオ再生装置３０とそれを楽しむためのヘ
ッドホンしか持たないという人も多く、気にならない程
度の小さくて簡単な操作で済むような簡単リモコンを望
む声が起こっていた。 【０００８】上記要請に応えるには、１つの操作ボタン
の長押し／短押しの判別または断続押しの回数による判
別で２〜６種の操作コマンド信号を別途専用のジャック
を介して再生装置３０本体側の制御用マイクロコンピュ
ータ１へ送信する構成の所謂「簡単リモコン」を設計す
ることが考えられる。 【０００９】しかしながら、新たに簡単リモコン専用の
ジャックを本体側に設けることは繁雑であり、余分なス
ペースを必要とするのでポータブルオーディオ再生装置
の小型化とも相反する。然るに、簡単リモコンのプラグ
は再生装置３０本体側の従来の表示付きリモコン４用の
ジャック６と共用することが好ましいと言える。 【００１０】ところが、上記（ｂ）の方式はもともと２
本の信号線が必要になるので不適であり、上記（ａ）の
方式は双方向通信のためリモコン側の回路が複雑になっ
て小型化（１つの操作ボタンのみの構成）ができないと
いうデメリットがあった。 【００１１】本発明は上記従来のポータブルオーディオ
再生装置におけるリモコン接続手段の簡単リモコン対応
化に鑑みてなされたものであり、従来のポータブルオー
ディオ再生装置３０の回路構成に僅かの回路を付加する
だけで簡単リモコンが既存の表示付きリモコン４と共通
のジャック６によって接続可能にするものである。 【００１２】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、本体側の制御用マイクロコンピュータ１
との間で通信線２を介して表示データと操作コマンド信
号の双方向通信を行うマイクロコンピュータ３を内蔵す
る表示付きワイヤード・リモートコントローラ４のプラ
グ５を接続するジャック６を備える構成のポータブルオ
ーディオ再生装置２０であって、且つ、前記再生装置２
０本体側の前記ジャック６を介して前記制御用マイクロ
コンピュータ１にプラグ接続された１本の通信線２とグ
ランドライン９との間に挿入された１つの操作ボタン１
１を有する１ボタンワイヤード・リモートコントローラ
１２（以下、簡単リモコン１２とも称する。）におけ
る、前記操作ボタン１１のボタン押し時間の長短または
連続ボタン押し回数で判別される異なる複数の操作コマ
ンド信号Ｙを、前記通信線２から前記制御用マイクロコ
ンピュータ１の操作コマンド信号入力端子ＫＥＹＩＮに
入力するＣＲ積分回路とそのＣＲ時定数τでスイッチン
グするトランジスタＱ１及びＱ２からなる入力手段Ｋを
備えることを特徴とするポータブルオーディオ再生装置
２０を提供する。 【００１３】 【発明の実施の形態】本発明に係るポータブルオーディ
オ再生装置の実施の形態について図面を基に詳述する。
なお、本発明のポータブルオーディオ再生装置の制御用
マイクロコンピュータは、従来の表示付きリモコンによ
る双方向通信（９６００ｂｐｓ）の操作コマンド信号Ｘ
を受けるＲＭＤＡＴＡ端子を備えており、且つ再生装置
２０本体側に配設された操作ボタンＳ１による操作コマ
ンド信号Ｐ（Ｈ／Ｌ）の操作コマンド信号入力端子ＫＥ
ＹＩＮ端子を備えているものとする。 【００１４】図１は本発明に係るポータブルオーディオ
再生装置と従来の表示付きリモコン４を接続するジャッ
ク６にプラグ５′で接続された１ボタンワイヤード・リ
モートコントローラ（簡単リモコン）１２の回路図であ
る。 【００１５】図１において、ポータブルオーディオ再生
装置２０は、制御用マイクロコンピュータ１との間で通
信線２を介して表示データと操作コマンド信号の双方向
通信を行うマイクロコンピュータ３を内蔵する表示付き
リモコン４のプラグを接続するジャック６を備えてお
り、このジャック６を介して前記制御用マイクロコンピ
ュータ１にプラグ５′で接続された１本の通信線２とグ
ランドライン９との間に挿入された１つの操作ボタン１
１を有する簡単リモコン１２（付属として接続中発光す
るＬＥＤ１９を備える。）における、前記操作ボタン１
１のボタン押し時間の長短または連続ボタン押し回数で
判別される異なる複数の操作コマンド信号Ｙを、前記通
信線２から前記制御用マイクロコンピュータ１の操作コ
マンド信号入力端子ＫＥＹＩＮに入力するコンデンサＣ
１と抵抗Ｒ４のＣＲ積分回路とそのＣＲ時定数τでスイ
ッチングするトランジスタＱ１、Ｑ２からなる入力手段
Ｋを備える構成である。 【００１６】一般に、破線の如く表示付きリモコン４を
再生装置２０に接続した場合には、通信線２は無信号の
ときはＨ（high）の状態にあり、従来の操作コマンド信
号Ｘが送信される場合は９６００ｂｐｓという高速のパ
ルス信号が送信される（ＵＡＲＴ方式）。これに対して
実線の如く簡単リモコン１２がジャック６に接続されて
いる場合には、１つの操作ボタン１１によるボタン押し
時間の長短（長押し（１〜２秒のＬ（low））、チョン
押し（０．２秒程度のＬ））で異なる複数の操作コマン
ド信号Ｙ（例えば、長押しのＬで再生ストップ、チョン
押しの短いＬでプレイ／ポーズの切換）が送信される。 【００１７】若しくは、操作ボタン１１の１回〜６回の
連続ボタン押し回数（例えばスタートから２秒間におけ
るチョン押し（０．２秒程度のＬ）の回数）で判別され
る異なる複数の操作コマンド信号Ｙ（例えば、１回でプ
レイ／ポーズの切換、２回で再生ストップ）が送信され
るのである。 【００１８】上記簡単リモコン１２と従来の表示付きリ
モコン４とをジャック６の共用化を実現するため、前記
入力手段Ｋは、通信線２の電圧をＣ１、Ｒ４の積分回路
により平均化する。即ち、表示付きリモコン４による双
方向通信を行う場合には、常にこれがある電圧より大き
くなるようにＣＲ時定数τを設定する。この時定数τは
双方向通信の速度が９６００ｂｐｓの場合には約１００
μｓｅｃ．周期となっているのでこれよりも十分に大き
な値（τ≫１００μｓｅｃ．）で且つチョン押し時間よ
りは短い値とする。 【００１９】而して、簡単リモコン１２が接続され、操
作ボタン１１のスイッチオンによって通信線２がＬにな
ると、通信線２に接続された抵抗Ｒ４にベースが接続さ
れたＮＰＮトランジスタＱ１がオフするため、抵抗Ｒ５
にベース接続されたＮＰＮトランジスタＱ２がオンして
Ｖｃｃから抵抗Ｒ１を通してコレクタ電流が流れ、制御
用マイクロコンピュータ１の操作コマンド信号入力端子
ＫＥＹＩＮには抵抗Ｒ１で電圧降下したＬが入力され
る。何となれば、操作ボタン１１の長短押しは何れも双
方向通信の速度及びＣＲ時定数τよりは十分に長い信号
なので、通信線２は確実にＬレベルになってトランジス
タＱ１、Ｑ２のスイッチングが十分に追随するのであ
る。これを利用して制御用マイクロコンピュータ１は簡
単リモコン１２からの操作コマンド信号Ｙを操作コマン
ド信号入力端子ＫＥＹＩＮで検出して動作制御する。換
言すれば、簡単リモコン１２の操作ボタン１１による操
作コマンド信号ＹのＫＥＹＩＮ入力は、再生装置２０本
体側に配設された操作ボタンＳ１による操作コマンド信
号Ｐ（Ｈ／Ｌ）の操作コマンド信号入力端子（ＫＥＹＩ
Ｎ）への入力と同等の作用となる訳である。 【００２０】以上まとめると、（イ）従来の表示付きリ
モコン４を使用する場合は、従来通りの双方向通信によ
り再生装置２０本体の制御用マイクロコンピュータ１の
ＲＭＤＡＴＡ端子とリモコン４とで通信線２を介しての
表示データ及び操作コマンド信号Ｘの双方向通信を行
う。（ロ）簡単リモコン１２を使用する場合は、１本の
通信線２を操作ボタン１１のスイッチにてＬ／Ｈ制御す
ることで、この操作コマンド信号Ｙを制御用マイクロコ
ンピュータ１がＫＥＹＩＮ端子で検出して動作制御を行
う。 【００２１】 【発明の効果】本発明に係るポータブルオーディオ再生
装置は、上記のように構成されているため、 （１）従来の表示付きリモコンに加えて、操作ボタン１
つのみの操作で済む簡単リモコンを共通のジャックに１
本の通信線を利用して接続することが出来、ユーザは自
分の好みに合ったリモコンを選択出来るという優れた効
果を有する。 （２）従来の表示付きリモコン用ジャックがそのまま利
用出来、且つ追加回路は少なくコスト低減が図れる。 【００２２】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るポータブルオーディオ再生装置と
従来の表示付きリモコンを接続するジャックに接続され
た１ボタンワイヤード・リモートコントローラ（簡単リ
モコン）の回路図である。 【図２】１本の通信線を利用した双方向通信を行う従来
の表示付きリモコンを接続した従来のポータブルオーデ
ィオ再生装置のリモートコントロール部分の回路図であ
る。 【符号の説明】 １ 制御用マイクロコンピュータ ２ 通信線 ３ マイクロコンピュータ ４ 表示付きワイヤード・リモートコントローラ（表
示付きリモコン） ５、５′ プラグ ６ ジャック ９ グランドライン １１ 操作ボタン １２ １ボタンワイヤード・リモートコントローラ
（簡単リモコン） １９ 発光ダイオード ２０、３０ ポータブルオーディオ再生装置（再生装
置） Ｋ 入力手段 Ｃ１ コンデンサ Ｒ４ 抵抗 Ｓ１ 操作ボタン Ｓ２ リモコン用電源スイッチ Ｐ、Ｘ、Ｙ 操作コマンド信号 ＫＥＹＩＮ 操作コマンド信号ＰまたはＹの入力端子 τ ＣＲ時定数 Ｑ１、Ｑ２ トランジスタ ＲＭＤＡＴＡ 操作コマンド信号Ｘの入力端子
従来の表示付きリモコンを接続するジャックに接続され
た１ボタンワイヤード・リモートコントローラ（簡単リ
モコン）の回路図である。 【図２】１本の通信線を利用した双方向通信を行う従来
の表示付きリモコンを接続した従来のポータブルオーデ
ィオ再生装置のリモートコントロール部分の回路図であ
る。 【符号の説明】 １ 制御用マイクロコンピュータ ２ 通信線 ３ マイクロコンピュータ ４ 表示付きワイヤード・リモートコントローラ（表
示付きリモコン） ５、５′ プラグ ６ ジャック ９ グランドライン １１ 操作ボタン １２ １ボタンワイヤード・リモートコントローラ
（簡単リモコン） １９ 発光ダイオード ２０、３０ ポータブルオーディオ再生装置（再生装
置） Ｋ 入力手段 Ｃ１ コンデンサ Ｒ４ 抵抗 Ｓ１ 操作ボタン Ｓ２ リモコン用電源スイッチ Ｐ、Ｘ、Ｙ 操作コマンド信号 ＫＥＹＩＮ 操作コマンド信号ＰまたはＹの入力端子 τ ＣＲ時定数 Ｑ１、Ｑ２ トランジスタ ＲＭＤＡＴＡ 操作コマンド信号Ｘの入力端子
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 再生装置本体側の制御用マイクロコンピ
ュータとの間で通信線を介して表示データと操作コマン
ドの双方向通信を行うマイクロコンピュータを内蔵する
表示付きワイヤード・リモートコントローラのプラグを
接続するジャックを備えるポータブルオーディオ再生装
置において、前記再生装置本体側の前記ジャックを介し
て前記制御用マイクロコンピュータにプラグ接続された
１本の通信線とグランドラインとの間に挿入された１つ
の操作ボタンを有する１ボタンワイヤード・リモートコ
ントローラにおける、前記操作ボタンのボタン押し時間
の長短または連続ボタン押し回数で判別される異なる複
数の操作コマンド信号を、前記通信線から前記制御用マ
イクロコンピュータの操作コマンド信号入力端子に入力
するＣＲ積分回路とそのＣＲ時定数でスイッチングする
トランジスタからなる入力手段を備えることを特徴とす
るポータブルオーディオ再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001329059A JP2003132663A (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | ポータブルオーディオ再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001329059A JP2003132663A (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | ポータブルオーディオ再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003132663A true JP2003132663A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19145021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001329059A Pending JP2003132663A (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | ポータブルオーディオ再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003132663A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008092591A (ja) * | 2004-03-31 | 2008-04-17 | Sharp Corp | デジタル放送受信機 |
| JP2012147432A (ja) * | 2006-05-22 | 2012-08-02 | Nike Internatl Ltd | ディジタル音楽プレーヤを遠隔的に制御するユーザ・インタフェース |
| CN102779538A (zh) * | 2012-07-04 | 2012-11-14 | 唐山轨道客车有限责任公司 | 列车中多媒体播放系统和列车 |
-
2001
- 2001-10-26 JP JP2001329059A patent/JP2003132663A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008092591A (ja) * | 2004-03-31 | 2008-04-17 | Sharp Corp | デジタル放送受信機 |
| JP4679562B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2011-04-27 | シャープ株式会社 | デジタル放送受信機 |
| JP2012147432A (ja) * | 2006-05-22 | 2012-08-02 | Nike Internatl Ltd | ディジタル音楽プレーヤを遠隔的に制御するユーザ・インタフェース |
| CN102779538A (zh) * | 2012-07-04 | 2012-11-14 | 唐山轨道客车有限责任公司 | 列车中多媒体播放系统和列车 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7138927B2 (en) | Universal remote controller with voice and digital memory | |
| US8315143B2 (en) | Vinyl record turntable having integrated docking station for a portable media player | |
| KR0129758B1 (ko) | 테이프레코더의 기록재생전환장치 | |
| JPH08331663A (ja) | ホーム・オーディオ・システム用遠隔制御装置 | |
| JP2002027049A (ja) | オーディオプレーヤー付き携帯電話機 | |
| US20010032071A1 (en) | Portable data recording and/or data playback device | |
| JP2003132663A (ja) | ポータブルオーディオ再生装置 | |
| JP2743993B2 (ja) | 複数の相互接続されたモジユール間の録音再生制御装置 | |
| EP0475297A2 (en) | Remote control apparatus for audio reproduction apparatus | |
| US6314331B1 (en) | Enhanced user control operations for sound recording system | |
| JP2003151248A (ja) | ポータブルオーディオ再生装置 | |
| JP2004072498A (ja) | イヤホンマイク | |
| JP4733873B2 (ja) | 音声記録再生装置 | |
| KR910001767Y1 (ko) | 비디오 테이프 레코더의 멜로디 차별 발생장치 | |
| JP4372976B2 (ja) | 音声記録再生システム | |
| JP3271122B2 (ja) | テープ駆動装置 | |
| KR200173481Y1 (ko) | 소리의 기록 및 재생이 가능한 인형 | |
| JP2002222587A (ja) | 音声再生装置 | |
| JP2549663Y2 (ja) | 音響機器の接続装置 | |
| JPH06309781A (ja) | カラオケリモコン装置 | |
| JPS6317068Y2 (ja) | ||
| KR100215449B1 (ko) | 디지탈비데오카메라의 음성자동출력장치 | |
| JP2002351496A (ja) | データ再生装置 | |
| KR100592439B1 (ko) | 휴대용 음향기기의 원격제어를 위한 시스템 및 이를 이용한 원격제어방법 | |
| KR0139009Y1 (ko) | 인터폰을 이용한 부재중 음성메시지 안내장치 |