JP2003131969A - ファイル送信装置、ファイル送信方法、ファイル送信プログラム、および、ファイル送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

ファイル送信装置、ファイル送信方法、ファイル送信プログラム、および、ファイル送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2003131969A
JP2003131969A JP2001321845A JP2001321845A JP2003131969A JP 2003131969 A JP2003131969 A JP 2003131969A JP 2001321845 A JP2001321845 A JP 2001321845A JP 2001321845 A JP2001321845 A JP 2001321845A JP 2003131969 A JP2003131969 A JP 2003131969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
transmission
time
conversion
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001321845A
Other languages
English (en)
Inventor
Takenori Izuhara
武典 出原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP2001321845A priority Critical patent/JP2003131969A/ja
Publication of JP2003131969A publication Critical patent/JP2003131969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のファイルフォーマットおよび送信方式
が使用される同報送信を、効率よく実行できるファイル
送信方法を提供する。 【解決手段】 ファイルフォーマットを変換するための
変換時間を、送信先毎に予測するための第1予測手段
と、フォーマット変換後のファイルの転送時間を、送信
先毎に予測するための第2予測手段と、変換時間および
転送時間に基づいて、転送の間の待ち時間が短縮化され
るように、送信順序を決定するための順序決定手段と、
決定された送信順序に従って、ファイルフォーマットを
変換するための変換手段と、フォーマット変換後のファ
イルを送信するための送信手段とを有するファイル送信
装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイル送信装
置、ファイル送信方法、ファイル送信プログラム、およ
び、ファイル送信プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−205534号公報は、送信
ファイルを複数の送信先に送信する同報送信機能を有す
るファクシミリ装置を、開示している。当該ファクシミ
リ装置は、送信順序を変更し、同報送信開始までの待ち
時間を短縮することによって、同報送信を、効率よく実
行している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術においては、同報送信される送信ファイルのファイル
フォーマットおよび送信方式は、単一である。したがっ
て、複数のファイルフォーマットおよび送信方式が使用
される同報送信に対しては、適用することができない。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るために成されたものであり、複数のファイルフォーマ
ットおよび送信方式が使用される同報送信を、効率よく
実行できるファイル送信装置、ファイル送信方法、ファ
イル送信プログラム、および、ファイル送信プログラム
を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は次のように構成される。
【0006】(1)複数のファイルフォーマットおよび
送信方式が使用される同報送信を実行するためのファイ
ル送信装置であって、ファイルフォーマットを変換する
ための変換時間を、送信先毎に予測するための第1予測
手段と、フォーマット変換後のファイルの転送時間を、
送信先毎に予測するための第2予測手段と、変換時間お
よび転送時間に基づいて、転送の間の待ち時間が短縮化
されるように、送信順序を決定するための順序決定手段
と、決定された送信順序に従って、ファイルフォーマッ
トを変換するための変換手段と、フォーマット変換後の
ファイルを送信するための送信手段とを有することを特
徴とするファイル送信装置。
【0007】(2)前記第1予測手段は、フォーマット
変換後のファイルサイズを算出するための算出手段を有
しており、前記変換時間は、算出されたファイルサイズ
に基づいて、ファイルサイズと変換時間との関係を示し
ているデータから、抽出されることを特徴とする前記
(1)に記載のファイル送信装置。
【0008】(3)フォーマット変換前のファイルは、
画像データからなり、前記ファイルサイズは、画像デー
タに含まれている文字領域と写真領域との比率に基づい
て算出されることを特徴とする前記(2)に記載のファ
イル送信装置。
【0009】(4)前記第2予測手段は、送信先の応答
時間を測定するための測定手段を有しており、前記転送
時間は、測定された応答時間に基づいて、応答時間と転
送速度との関係を示しているデータから、抽出される転
送速度によって、ファイルサイズを除することによって
得られることを特徴とする前記(2)に記載のファイル
送信装置。
【0010】(5)応答時間と転送速度との関係を示し
ている前記データは、転送速度の実測に基づいて、補正
されることを特徴とする前記(4)に記載のファイル送
信装置。
【0011】(6)前記順序決定手段は、送信順序が決
定された送信先の変換時間と転送時間との差分の累計値
と、等しいあるいは小さな変換時間を有する送信先を、
次の順番の送信先として決定し、差分の累計値より大き
な変換時間を有する送信先しか存在しない場合、その中
から最小の変換時間を有する送信先を、次の順番の送信
先として決定することを特徴とする前記(1)に記載の
ファイル送信装置。
【0012】(7)原稿の画像を読み取って、画像デー
タを生成するための画像読取手段をさらに有し、フォー
マット変換前のファイルは、前記画像データからなるこ
とを特徴とする前記(1)に記載のファイル送信装置。
【0013】(8)複数のファイルフォーマットおよび
送信方式が使用される同報送信を実行するためのファイ
ル送信方法であって、ファイルフォーマットを変換する
ための変換時間を、送信先毎に予測するためのステップ
と、フォーマット変換後のファイルの転送時間を、送信
先毎に予測するためのステップと、変換時間および転送
時間に基づいて、転送の間の待ち時間が短縮化されるよ
うに、送信順序を決定するためのステップと、決定され
た送信順序に従って、ファイルフォーマットを変換する
ためのステップと、フォーマット変換後のファイルを送
信するためのステップとを有することを特徴とするファ
イル送信方法。
【0014】(9)複数のファイルフォーマットおよび
送信方式が使用される同報送信を実行するためのファイ
ル送信装置におけるファイル送信プログラムであって、
ファイルフォーマットを変換するための変換時間を、送
信先毎に予測するための手順と、フォーマット変換後の
ファイルの転送時間を、送信先毎に予測するための手順
と、変換時間および転送時間に基づいて、転送の間の待
ち時間が短縮化されるように、送信順序を決定するため
の手順と、決定された送信順序に従って、ファイルフォ
ーマットを変換するための手順と、フォーマット変換後
のファイルを送信するための手順とをファイル送信装置
に実行させることを特徴とするファイル送信プログラ
ム。
【0015】(10)前記(9)に記載のファイル送信
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る実施の形態
を、図面を参照して詳細に説明する。
【0017】本発明の実施の形態に係るネットワークス
キャナ10は、複数のファイルフォーマットおよび送信
方式が使用される同報送信を実行するためのファイル送
信装置であり、図1に示されるように、ネットワーク4
0を介して、例えば、メールサーバ20,21,22お
よびFTP(file transfer protocol)サーバ30,3
1に接続される。
【0018】ネットワーク40は、例えば、TCP/I
P(Transmission Control Protocol/Internet Protoco
l)ベースのプロトコルに基づいた構内情報通信網(L
AN)、広域情報通信網(WAN)あるいはインターネ
ット、またはこれらの組み合わせである。また、ネット
ワーク40に係るデータリンクは、例えば、イーサネッ
ト(登録商標)あるいはFDDI(Fiber Distributed
Data Interface)である。
【0019】メールサーバ20,21,22は、例え
ば、SMTP(Simple Mail TransferProtocol)と、P
OP(Post Office Protocol)あるいはIMAP(Inte
rnetMessaging Access Protocol)とを利用するもので
ある。なお、ネットワークスキャナ10から送信される
電子メールは、送信側のメールサーバ20を経由し、メ
ールアドレスのドメイン名に対応する受信側のメールサ
ーバ21,22に送信される。
【0020】ネットワークスキャナ10は、図2に示さ
れるように、制御部11、記憶部12、操作パネル1
3、画像読取部14、および、通信インタフェース15
を有し、これらは、バス16を経由して相互に接続され
ている。
【0021】制御部11は、マイクロプロセッサ等から
構成される制御回路であり、ファイル送信プログラム等
の制御プログラムにしたがって、各部12〜16を制御
する。
【0022】記憶部12は、ROMなどの読取り専用メ
モリと、RAMなどの高速のランダムアクセスメモリ
と、ハードディスクドライブなどの大容量のランダムア
クセス記憶装置とから構成される。記憶部12は、制御
プログラムや各種設定データや画像データが格納される
記憶領域と、制御プログラムを実行するための作業領域
とを有する。
【0023】操作パネル13は、各種メッセージを表示
するために使用される液晶表示器と、各種項目を入力す
るために使用される入力部とを有する。入力部は、例え
ば、液晶表示器上に配置されタッチパネルと、液晶表示
器の外側に配置されるテンキーなどの複数のキーやスタ
ートボタンや一時停止ボタンとを有する。
【0024】画像読取部15は、例えば、CCD(Char
ge Coupled Device)イメージセンサを有しており、所
定の読み取り位置にセットされた原稿の画像を読み取っ
て画像データを生成する。また、画像読取部15は、A
DF(自動原稿搬送装置)を備えており、複数枚の原稿
の画像を順次読み取ることが可能である。
【0025】通信インタフェース15は、例えば、イー
サネット(登録商標)のポートを有するネットワークイ
ンタフェースカード(NIC)からなり、ネットワーク
スキャナ10を、ネットワーク40に接続するために使
用される。
【0026】ネットワークスキャナ20は、図3に示さ
れるように、送信先毎に送信方式およびファイルフォー
マットが指示されている指示リストを作成するための指
示リスト作成処理(ステップS1)と、ファイル送信に
使用される画像データを生成するための画像読取り処理
(ステップS2)と、転送の間の待ち時間が短縮化され
るように、送信順序が設定された順序リストを、指示リ
ストから作成するための順序リスト作成処理(ステップ
S3)と、順序リストに従って、ファイルフォーマット
の変換プロセスと送信プロセスとを略並列に実行するた
めの変換および送信処理(ステップS4)とからなる。
【0027】次に、図4を参照し、ステップS1の指示
リスト作成処理を詳細に説明する。なお、図4のフロー
チャートは、記憶部12にファイル送信プログラムのモ
ジュールとして記憶されており、制御部11によって実
行される。
【0028】まず、ジョブIDに係るパラメータMに、
初期値として「0」が設定される(ステップS11)。
【0029】その後、ユーザによる操作パネル13を使
用した送信先入力が検出されると(ステップS12)、
ファイルフォーマットの指定の有無が判断される(ステ
ップS13)。
【0030】ファイルフォーマットが指定されたと判断
される場合(ステップS13:YES)、当該ファイル
フォーマットが、送信先情報として設定される(ステッ
プS14)。また、ファイルフォーマットが指定されて
いないと判断される場合(ステップS13:NO)、デ
フォルトのファイルフォーマット、例えば、TIFF
(Tagged Image File Format)が、送信先情報として適
用される(ステップS15)。なお、適用されるファイ
ルフォーマットとしては、TIFFに加えて、例えば、
PDF(Portable Document Format)やJPEG(Join
t Photographic Experts Group)が挙げられる。
【0031】次に、送信方式として電子メールが指定さ
れたか否かが判断される(ステップS16)。電子メー
ルが指定されていないと判断される場合(ステップS1
6:NO)、プロセスは、ステップS19に進む。電子
メールが指定された判断される場合(ステップS16:
YES)、さらに、指示リストに、同一のファイルフォ
ーマットが適用される電子メールが設定されているジョ
ブIDが、含まれているか否かが判断される(ステップ
S17)。
【0032】指示リストに前記ジョブIDが含まれてい
ないと判断される場合(ステップS17:NO)、プロ
セスは、ステップS19に進む。指示リストに前記ジョ
ブIDが含まれていると判断される場合(ステップS1
7:YES)、前記ジョブID欄に、送信先情報(送信
先のメールアドレス)が追加され(ステップS18)、
プロセスは、ステップS21に進む。
【0033】ステップS19においては、パラメータM
の値に、「1」が加えられる。そして、M番目のジョブ
ID欄に、送信先情報が追加され(ステップS20)、
プロセスは、ステップS21に進む。
【0034】ステップS21においては、送信先入力の
完了の有無が判断される。送信先入力が完了していない
と判断される場合(ステップS21:NO)、プロセス
は、ステップS12に復帰する。送信先入力が完了した
判断される場合(ステップS21:YES)、プロセス
は終了する。以上の結果、例えば、図5に示される指示
リストが作成される。
【0035】次に、図6を参照し、ステップS2の画像
読取り処理を詳細に説明する。なお、図6のフローチャ
ートは、記憶部12にファイル送信プログラムのモジュ
ールとして記憶されており、制御部11によって実行さ
れる。
【0036】まず、原稿が画像読取部14のADFに載
置された後、ユーザによる操作パネル13のスタートボ
タンの押圧が検出されると(ステップS31:YE
S)、原稿のページ番号に係るパラメータMに、初期値
として「1」が設定される(ステップS32)。
【0037】その後、原稿のM番目のページの画像が読
み取られて、画像データが生成される(ステップS3
3)。画像データは、領域判別に基づいて、文字領域と
写真領域とに分離され(ステップS34)、文字領域を
写真領域で除することよって、比率(文字−写真領域比
率)が算出される(ステップS35)。
【0038】そして、原稿のM番目のページで最後であ
るか否かが判断される(ステップS36)。原稿のM番
目のページで最後でないと判断される場合(ステップS
36:NO)、パラメータMの値に「1」が加えられ
(ステップS37)、原稿の次ページの画像を読み取る
ために、プロセスは、ステップS33に復帰する。原稿
のM番目のページで最後であると判断される場合(ステ
ップS36:YES)、プロセスは終了する。
【0039】次に、図7を参照し、ステップS3の順序
リスト作成処理を詳細に説明する。なお、図7のフロー
チャートは、記憶部12にファイル送信プログラムのモ
ジュールとして記憶されており、制御部11によって実
行される。
【0040】まず、指示リストに複数のジョブIDが存
在するか否かが判断される(ステップS41)。複数の
ジョブIDが存在しないと判断される場合(ステップS
41:NO)、指示リストの情報が順序リストに転記さ
れ(ステップS45)、プロセスは終了する。
【0041】複数のジョブIDが存在すると判断される
場合(ステップS41:YES)、さらに、送信方式と
して電子メールのみが指定されているか否かが判断され
る(ステップS42)。
【0042】送信方式として電子メールのみが指定され
ていると判断される場合(ステップS42:YES)、
変換時間及びファイルサイズ予測処理が実行される(ス
テップS43)。そして、得られた変換時間の昇順に基
づいて、順序リストが作成され(ステップS44)、プ
ロセスは終了する。
【0043】送信方式として電子メール以外も指定され
ていると判断される場合(ステップS42:NO)、さ
らに、複数のファイルフォーマットが存在するか否かが
判断される(ステップS46)。複数のファイルフォー
マットが存在しないと判断される場合(ステップS4
6:NO)、指示リストの情報が順序リストに転記され
(ステップS47)、プロセスは終了する。
【0044】複数のファイルフォーマットが存在すると
判断される場合(ステップS46:YES)、変換時間
及びファイルサイズ予測処理(ステップS48)、転送
速度及び転送時間予測処理(ステップS49)、順序変
更処理(ステップS50)が順次実行され、プロセスは
終了する。
【0045】次に、図8および図9を参照し、ステップ
S43およびステップS48の変換時間およびファイル
サイズ予測処理を、詳細に説明する。なお、図8および
図9のフローチャートは、記憶部12にファイル送信プ
ログラムのモジュールとして記憶されており、制御部1
1によって実行される。
【0046】まず、ジョブID、原稿のページ番号、フ
ァイルサイズ、およびファイル変換時間に係るパラメー
タN,M,S,Tに、初期値として「1」,「1」,
「0」,「0」がそれぞれ設定される(ステップS10
1)。
【0047】そして、指示リストから、N番目のジョブ
IDの送信先のファイルフォーマットが読み出され(ス
テップS102)、当該ファイルフォーマットに対応す
る圧縮率データおよび変換時間データが選択される(ス
テップS103)。
【0048】圧縮率データは、フォーマット変換前のフ
ァイルサイズに対するフォーマット変換後のファイルサ
イズの比率である圧縮率と、文字−写真領域比率(ステ
ップS35参照)との関係を示しているデータであり、
ファイルサイズを予測するために使用される。図10
は、PDFのカラー圧縮の場合における圧縮率データを
グラフとして示している。
【0049】変換時間データは、変換時間をファイルサ
イズで除することよって算出される比率(変換時間−フ
ァイルサイズ比率)と、文字−写真領域比率との関係を
示しているデータであり、変換時間を予測するために使
用される。図11は、PDFのカラー圧縮の場合におけ
る変換時間データをグラフとして示している。
【0050】次に、M番目のページの変換時間−ファイ
ルサイズ比率が読み出され(ステップS104)、ファ
イルサイズが予測される(ステップS105)。例え
ば、画像読取部において生成されたM番目のページの画
像データのファイルサイズに、図10に示される文字−
写真領域比率に対応する圧縮率を乗ずることによって、
PDFのカラー圧縮の場合におけるファイルサイズが得
られる。そして、パラメータSの値に、当該ファイルサ
イズの値が加えられる(ステップS106)。
【0051】その後、ファイル変換時間が予測される
(ステップS107)。例えば、ステップS105にお
いて予測されたファイルサイズに、図11に示される文
字−写真領域比率に対応する変換時間−ファイルサイズ
比率を乗ずることによって、PDFのカラー圧縮の場合
におけるファイル変換時間が得られる。そして、パラメ
ータTの値に、当該ファイル変換時間の値が加えられる
(ステップS108)。
【0052】次に、M番目のページで最後であるか否か
が判断される(ステップS109)。原稿のM番目のペ
ージで最後でないと判断される場合(ステップS10
9:NO)、パラメータMの値に「1」が加えられ(ス
テップS110)、原稿の次ページの文字−写真領域比
率を読み出すために、プロセスは、ステップS104に
復帰する。
【0053】原稿のM番目のページで最後であると判断
される場合(ステップS109:YES)、パラメータ
Mに初期値である「1」が設定される(ステップS11
1)。そして、原稿の全ページのデータが積算されたT
およびSの値が、指示リストの変換時間項目およびファ
イルサイズ項目に、それぞれ転記される(ステップS1
12,S113)。
【0054】次に、N番目のジョブIDで最後であるか
否かが判断される(ステップS114)。N番目のジョ
ブIDで最後でないと判断される場合(ステップS11
4:NO)、パラメータNの値に「1」が加えられ(ス
テップS115)、指示リストから、次のジョブIDの
送信先のファイルフォーマットを読み出すために、プロ
セスは、ステップS102に復帰する。一方、N番目の
ジョブIDで最後であると判断される場合(ステップS
114:YES)、プロセスは終了する。
【0055】次に、図12を参照し、ステップS49の
転送速度および転送時間予測処理を、詳細に説明する。
なお、図12のフローチャートは、記憶部12にファイ
ル送信プログラムのモジュールとして記憶されており、
制御部11によって実行される。
【0056】まず、パラメータNに、初期値である
「1」が設定される(ステップS201)。
【0057】そして、指示リストから、N番目のジョブ
IDの送信先および送信方式が読み出され(ステップS
202)、送信先との接続が確立される(ステップS2
03)。
【0058】その後、IPの上位プロトコルであるIC
MP(internet control message protocol)のpin
g(packet internet groper)コマンドを実行すること
で、応答時間が測定される(ステップS204,S20
5)。
【0059】詳しくは、エコー要求パケットの送信時間
から、エコー応答パケットの受信時間を減ずることによ
って、応答時間が測定される。なお、応答時間の測定
は、pingコマンドの使用に限定されない。例えば、
目的のサーバとの間で、ダミーデータであるパケットの
往復時間を測定するための専用のプログラムを作成する
ことも可能である。
【0060】次に、送信先と送信方式の組み合わせに対
応する専用データが存在するか否かが判断される(ステ
ップS206)。専用データは、応答時間と転送速度と
の関係を示しているデータ(応答時間−転送速度デー
タ)であり、転送速度を予測するために、送信先と送信
方式の組合せ毎に作成される。
【0061】図14は、送信先がメールサーバかつ送信
方式が電子メールである場合における専用データをグラ
フとして示している。なお、電子メールは、一般に、送
信側のメールサーバから、中継のメールサーバ間を転送
されて、受信側のメールサーバに到着する。したがっ
て、送信方式が電子メールである場合における応答時間
−転送速度データに係る送信先は、メールアドレスのド
メイン名に対応するメールサーバ21,22ではなく、
ネットワークスキャナ10がクライアントとなっている
メールサーバ20となる。
【0062】専用データが存在しないと判断される場合
(ステップS206:NO)、送信方式毎に作成されて
いるデフォルトデータが、送信先と送信方式の組み合わ
せに対応する専用データとして、設定される(ステップ
S207)。図13は、送信方式が電子メールである場
合におけるデフォルトデータをグラフとして示してい
る。一方、専用データが存在すると判断される場合(ス
テップS206:YES)、ステップS207がスキッ
プされる。
【0063】その後、ステップS205において測定さ
れた応答時間に基づいて、応答時間−転送速度データか
ら、転送速度が予測される(ステップS208)。そし
て、指示リストから読み出されるN番目のジョブIDの
ファイルサイズを、転送速度で除することによって、転
送時間が予測される(ステップS209)。得られた転
送速度および転送時間は、指示リストに転記される(ス
テップS210)。
【0064】次に、N番目のジョブIDで最後であるか
否かが判断される(ステップS211)。N番目のジョ
ブIDで最後でないと判断される場合(ステップS21
1:NO)、パラメータNの値に「1」が加えられ(ス
テップS212)、次のジョブIDの送信先および送信
方式を読み出すために、プロセスは、ステップS202
に復帰する。N番目のジョブIDで最後であると判断さ
れる場合(ステップS211:YES)、プロセスは終
了する。
【0065】上記変換時間およびファイルサイズ予測処
理と、転送速度および転送時間予測処理との結果、図1
5に示されるように、指示リストの予測値欄が満たされ
る。
【0066】次に、図16および図17を参照し、ステ
ップS50の順序変更処理を詳細に説明する。なお、図
16および図17のフローチャートは、記憶部12にフ
ァイル送信プログラムのモジュールとして記憶されてお
り、制御部11によって実行される。
【0067】まず、順序リストの送信IDおよび順序変
更に係るパラメータN,Hに、初期値として「1」,
「0」がそれぞれ設定され(ステップS301)、同報
送信開始までの待ち時間を短縮化するため、指示リスト
から、最小の変換時間を有するジョブIDが選択される
(ステップS302)。
【0068】次に、選択されたジョブIDが複数存在す
るか否かが判断される(ステップS303)。複数のジ
ョブIDが存在すると判断される場合(ステップS31
3:YES)、さらに、その中から、最大の転送時間を
有するジョブIDが選択される(ステップS304)。
これは、転送中に、後続の送信先のフォーマット変換を
実行することで、転送の間の待ち時間(変換完了までの
待ち時間)を、ゼロあるいは短縮化するためである。
【0069】複数のジョブIDが存在しないと判断され
る場合(ステップS303:NO)、ステップS304
は、スキップされる。そして、選択されたジョブIDの
情報が、順序リストのN番目の送信ID欄に転記され
る。
【0070】その後、パラメータNの値に、「1」が加
えられ(ステップS306)、パラメータHの値に、指
示リストから読み出される「(N−1)番目のジョブI
Dの転送時間」が加えられる(ステップS307)。パ
ラメータHは、変換時間と転送時間との差分の累計値で
あり、転送の間の待ち時間をゼロとすることが可能であ
る最大変換時間を示している。
【0071】次に、Hの値以下の変換時間を有するジョ
ブIDが、指示リストに存在するか否かが判断される
(ステップS308)。つまり、転送の間の待ち時間が
ゼロとなるのか、あるいは、変換完了までの待ち時間が
生じるかが判断される。
【0072】該当するジョブIDが存在しないと判断さ
れる場合(ステップS308:NO)、プロセスは、ス
テップS315に進む。
【0073】該当するジョブIDが存在すると判断され
る場合(ステップS308:YES)、さらに、ジョブ
IDが複数存在するか否かが判断される(ステップS3
09)。複数のジョブIDが存在しないと判断される場
合(ステップS309:NO)、ステップS310〜S
312は、スキップされる。
【0074】複数のジョブIDが存在すると判断される
場合(ステップS309:YES)、その中から、最大
の変換時間を有するジョブIDが、転送時間を効率的に
利用するため、選択される(ステップS310)。
【0075】そして、該当するジョブIDが複数存在す
るか否かが判断される(ステップS311)。複数のジ
ョブIDが存在しないと判断される場合(ステップS3
11:NO)、ステップS312が、スキップされる。
【0076】複数のジョブIDが存在すると判断される
場合(ステップS311:YES)、その中から、最大
の転送時間を有するジョブIDが、後続の送信先の変換
時間を考慮し、選択される(ステップS312)。
【0077】次に、選択されたジョブIDの情報が、順
序リストのN番目の送信ID欄に転記される(ステップ
S313)。そして、パラメータHの値から、指示リス
トから読み出される「N番目のジョブIDの変換時間」
が減ぜられ(ステップS314)、プロセスはステップ
S321に進む。
【0078】一方、ステップS315においては、ステ
ップS308の条件に該当しないジョブIDつまりHの
値より大きい変換時間を有するジョブIDが、複数存在
するか否かが判断される。
【0079】複数のジョブIDが存在しないと判断され
る場合(ステップS315:NO)、ステップS316
〜S318は、スキップされる。
【0080】複数のジョブIDが存在すると判断される
場合(ステップS315:YES)、その中から、最小
の変換時間を有するジョブIDが、転送の間の待ち時間
を短縮化するために、選択される(ステップS31
6)。
【0081】そして、該当するジョブIDが複数存在す
るか否かが判断される(ステップS317)。複数のジ
ョブIDが存在しないと判断される場合(ステップS3
17:NO)、ステップS318が、スキップされる。
【0082】複数のジョブIDが存在すると判断される
場合(ステップS317:YES)、その中から、最大
の転送時間を有するジョブIDが、後続の送信先の変換
時間を考慮し、選択される(ステップS318)。
【0083】次に、選択されたジョブIDの情報が、順
序リストのN番目の送信ID欄に転記される(ステップ
S319)。そして、パラメータHに、初期値である
「0」が設定され(ステップS320)、プロセスはス
テップS321に進む。
【0084】ステップS321においては、指示リスト
から順序リストに対する転記が完了したか否かが判断さ
れる。転記が未完了であると判断される場合(ステップ
S321:NO)、プロセスは、ステップS302に復
帰する。転記が完了したと判断される場合(ステップS
321:YES)、プロセスは終了する。
【0085】したがって、例えば、図15に示される指
示リストから、図18に示される順序リストが作成され
る。
【0086】以上のように、送信順序が決定された送信
先の変換時間と転送時間との差分の累計値と、等しいあ
るいは小さな変換時間を有する送信先が、次の順番の送
信先として決定されるため、転送の間の待ち時間をゼロ
とすることが可能である。一方、差分の累計値より大き
な変換時間を有する送信先しか存在しない場合、その中
から最小の変換時間を有する送信先が、次の順番の送信
先として決定されるため、転送の間の待ち時間を短縮化
することが可能である。
【0087】つまり、予測された変換時間および転送時
間に基づいて、送信順序を決定することによって、全て
の送信先に対する同報送信が完了するまでの所要時間を
短くすることが可能とする順序リストが作成される。
【0088】次に、変換および送信処理を詳細に説明す
る。なお、ファイルフォーマットの変換プロセスと送信
プロセスとは、略並列に実行されるため、別々に説明す
る。
【0089】まず、図19を参照し、変換プロセスを説
明する。なお、図19のフローチャートは、記憶部12
にファイル送信プログラムのモジュールとして記憶され
ており、制御部11によって実行される。
【0090】順序リストの送信IDおよび原稿のページ
番号に係るパラメータN,Mに、初期値として「1」,
「1」がそれぞれ設定される(ステップS51)。
【0091】次に、順序リストから、N番目の送信ID
のファイルフォーマットが読み出され(ステップS5
2)、該ファイルフォーマットに基づいて、M番目のペ
ージの画像データが変換され、送信用のファイルに追加
される(ステップS53)。
【0092】そして、原稿のM番目のページで最後であ
るか否かが判断される(ステップS54)。原稿のM番
目のページで最後でないと判断される場合(ステップS
54:NO)、パラメータMの値に「1」が加えられ
(ステップS55)、原稿の次ページの画像を読み取る
ために、プロセスは、ステップS53に復帰する。
【0093】原稿のM番目のページで最後であると判断
される場合(ステップS54:YES)、N番目の送信
IDに係るファイルの変換完了が、並列に実行されてい
る送信プロセスに通知される(ステップS56)。
【0094】その後、N番目の送信IDで最後であるか
否かが判断される(ステップS57)。N番目の送信I
Dで最後でないと判断される場合(ステップS57:N
O)、原稿のページ番号に係るパラメータMの値に、初
期値である「1」が設定され、順序リストの送信IDに
係るパラメータNの値に、「1」が加えられ、次の送信
IDのファイルフォーマットを読み出すために、プロセ
スは、ステップS52に復帰する。
【0095】N番目の送信IDで最後であると判断され
る場合(ステップS59:YES)、プロセスは終了す
る。
【0096】次に、図20を参照し、送信プロセスを説
明する。なお、図20のフローチャートは、記憶部12
にファイル送信プログラムのモジュールとして記憶され
ており、制御部11によって実行される。
【0097】まず、順序リストの送信IDに係るパラメ
ータNに、初期値として「1」が設定される(ステップ
S61)。
【0098】そして、N番目の送信IDのファイル変換
完了通知の受信の有無が判断される(ステップS6
2)。完了通知がまだ受信されていないと判断される場
合、プロセスは、待機する(ステップS62:NO)。
【0099】完了通知が既に受信されていると判断され
る場合(ステップS62:YES)、変換されたファイ
ルが、N番目の送信IDの送信先に送信される(ステッ
プS63)。
【0100】次に、送信実績に基づいて、転送速度が実
測され(ステップS64)、対応する専用データが補正
される(ステップS65)。例えば、図21(A)に示
される実測値が得られる場合、図21(B)に示される
補正データが、専用データに組み入れられる。したがっ
て、送信実績を重ねることによって、専用データの精度
が向上することになる。
【0101】その後、N番目の送信IDで最後であるか
否かが判断される(ステップS66)。N番目の送信I
Dで最後でないと判断される場合(ステップS66:N
O)、順序リストの送信IDに係るパラメータNの値
に、「1」が加えられ、プロセスは、ステップS62に
復帰する。
【0102】N番目の送信IDで最後であると判断され
る場合(ステップS66:YES)、プロセスは終了す
る。
【0103】以上のように、順序リストにしたがって、
フォーマット変換後のファイルの送信と、後続の送信先
に係るファイルフォーマットの変換とが、略並列に制御
される。したがって、全ての送信先に対する同報送信が
完了するまでの所要時間を、短くすることが可能であ
り、同報送信を、効率よく実行できる。
【0104】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、特許請求の範囲の範囲内で種々改変す
ることができる。
【0105】また、ファイル送信装置は、ネットワーク
スキャナの形態に限定されず、例えば、ネットワーク機
能を有するデジタル複写機や、ネットワーク機能を有す
るコンピュータと、SCSI(small computer system
interface)やUSB(universal serial bus)等のイ
ンターフェイスによって接続されたスキャナとによって
構成されるシステムに適用することも可能である。
【0106】ファイル送信プログラムは、アプリケーシ
ョンソフトウェアとして単独で提供することに限られ
ず、上記装置にプレインストールされた形態で提供する
こともできる。また、ファイル送信プログラムに対応す
る専用のハードウェア回路を、上記装置に組み込ませた
形態で提供することもできる。
【0107】アプリケーションソフトウェアは、コンピ
ュータ読取可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディ
スクやCD−ROMに格納されて、提供される。また、
アプリケーションソフトウェアをサーバに格納し、当該
アプリケーションソフトウェアを、ネットワークを経由
して、ダウンロードして、上記装置にインストールする
ことも可能である。
【0108】さらに、サーバに格納されているアプリケ
ーションソフトウェアを、ネットワークを経由して起動
して、上記装置において直接実行することも可能であ
る。
【0109】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、複数のフ
ァイルフォーマットおよび送信方式が使用される同報送
信において、予測された変換時間および転送時間に基づ
いて、転送の間の待ち時間が短縮化されるように、送信
順序が決定される。したがって、全ての送信先に対する
同報送信が完了するまでの所要時間を短くすることが可
能となり、同報送信を、効率よく実行できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るネットワークスキ
ャナを説明するためのネットワーク構成図である。
【図2】 ネットワークスキャナのブロック図である。
【図3】 ネットワークスキャナの動作のフローチャー
トである。
【図4】 図3に示される指示リスト作成処理のフロー
チャートである。
【図5】 指示リストの送信先情報の一例を示す図表で
ある。
【図6】 図3に示される画像読取り処理のフローチャ
ートである。
【図7】 図3に示される順序リスト作成処理のフロー
チャートである。
【図8】 図7に示される変換時間およびファイルサイ
ズ予測処理のフローチャートである。
【図9】 図8から続く変換時間およびファイルサイズ
予測処理のフローチャートである。
【図10】 ファイルサイズ予測を説明するための圧縮
率データのグラフである。
【図11】 変換時間予測を説明するための変換時間デ
ータのグラフである。
【図12】 図7に示される転送速度および転送時間予
測処理のフローチャートである。
【図13】 転送速度予測に適用されるデフォルトデー
タを説明するためのグラフである。
【図14】 転送速度予測に適用される専用データを説
明するためのグラフである。
【図15】 指示リストに転記される予測値の一例を示
す図表である。
【図16】 図7に示される順序変更処理のフローチャ
ートである。
【図17】 図16から続く順序変更処理のフローチャ
ートである。
【図18】 順序リストの一例を示す図表である。
【図19】 図3に示される変換および送信処理に係る
変換プロセスのフローチャートである。
【図20】 図3に示される変換および送信処理に係る
送信プロセスのフローチャートである。
【図21】 専用データの補正を説明するためのグラフ
である。
【符号の説明】
10…ネットワークスキャナ(ファイル送信装置)、 11…制御部、 12…記憶部、 13…操作パネル、 14…画像読取部、 15…通信インタフェース、 16…バス、 20,21,22…メールサーバ、 30,31…FTPサーバ、 40…ネットワーク。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のファイルフォーマットおよび送信
    方式が使用される同報送信を実行するためのファイル送
    信装置であって、 ファイルフォーマットを変換するための変換時間を、送
    信先毎に予測するための第1予測手段と、 フォーマット変換後のファイルの転送時間を、送信先毎
    に予測するための第2予測手段と、 変換時間および転送時間に基づいて、転送の間の待ち時
    間が短縮化されるように、送信順序を決定するための順
    序決定手段と、 決定された送信順序に従って、ファイルフォーマットを
    変換するための変換手段と、 フォーマット変換後のファイルを送信するための送信手
    段とを有することを特徴とするファイル送信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1予測手段は、フォーマット変換
    後のファイルサイズを算出するための算出手段を有して
    おり、 前記変換時間は、算出されたファイルサイズに基づい
    て、ファイルサイズと変換時間との関係を示しているデ
    ータから、抽出されることを特徴とする請求項1に記載
    のファイル送信装置。
  3. 【請求項3】 フォーマット変換前のファイルは、画像
    データからなり、前記ファイルサイズは、画像データに
    含まれている文字領域と写真領域との比率に基づいて算
    出されることを特徴とする請求項2に記載のファイル送
    信装置。
  4. 【請求項4】 前記第2予測手段は、送信先の応答時間
    を測定するための測定手段を有しており、 前記転送時間は、測定された応答時間に基づいて、応答
    時間と転送速度との関係を示しているデータから、抽出
    される転送速度によって、ファイルサイズを除すること
    によって得られることを特徴とする請求項2に記載のフ
    ァイル送信装置。
  5. 【請求項5】 応答時間と転送速度との関係を示してい
    る前記データは、転送速度の実測に基づいて、補正され
    ることを特徴とする請求項4に記載のファイル送信装
    置。
  6. 【請求項6】 前記順序決定手段は、 送信順序が決定された送信先の変換時間と転送時間との
    差分の累計値と、等しいあるいは小さな変換時間を有す
    る送信先を、次の順番の送信先として決定し、 差分の累計値より大きな変換時間を有する送信先しか存
    在しない場合、その中から最小の変換時間を有する送信
    先を、次の順番の送信先として決定することを特徴とす
    る請求項1に記載のファイル送信装置。
  7. 【請求項7】 原稿の画像を読み取って、画像データを
    生成するための画像読取手段をさらに有し、 フォーマット変換前のファイルは、前記画像データから
    なることを特徴とする請求項1に記載のファイル送信装
    置。
  8. 【請求項8】 複数のファイルフォーマットおよび送信
    方式が使用される同報送信を実行するためのファイル送
    信方法であって、 ファイルフォーマットを変換するための変換時間を、送
    信先毎に予測するためのステップと、 フォーマット変換後のファイルの転送時間を、送信先毎
    に予測するためのステップと、 変換時間および転送時間に基づいて、転送の間の待ち時
    間が短縮化されるように、送信順序を決定するためのス
    テップと、 決定された送信順序に従って、ファイルフォーマットを
    変換するためのステップと、 フォーマット変換後のファイルを送信するためのステッ
    プとを有することを特徴とするファイル送信方法。
  9. 【請求項9】 複数のファイルフォーマットおよび送信
    方式が使用される同報送信を実行するためのファイル送
    信装置におけるファイル送信プログラムであって、 ファイルフォーマットを変換するための変換時間を、送
    信先毎に予測するための手順と、 フォーマット変換後のファイルの転送時間を、送信先毎
    に予測するための手順と、 変換時間および転送時間に基づいて、転送の間の待ち時
    間が短縮化されるように、送信順序を決定するための手
    順と、 決定された送信順序に従って、ファイルフォーマットを
    変換するための手順と、 フォーマット変換後のファイルを送信するための手順と
    をファイル送信装置に実行させることを特徴とするファ
    イル送信プログラム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のファイル送信プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2001321845A 2001-10-19 2001-10-19 ファイル送信装置、ファイル送信方法、ファイル送信プログラム、および、ファイル送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2003131969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321845A JP2003131969A (ja) 2001-10-19 2001-10-19 ファイル送信装置、ファイル送信方法、ファイル送信プログラム、および、ファイル送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321845A JP2003131969A (ja) 2001-10-19 2001-10-19 ファイル送信装置、ファイル送信方法、ファイル送信プログラム、および、ファイル送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003131969A true JP2003131969A (ja) 2003-05-09

Family

ID=19138992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001321845A Pending JP2003131969A (ja) 2001-10-19 2001-10-19 ファイル送信装置、ファイル送信方法、ファイル送信プログラム、および、ファイル送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003131969A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7800649B2 (en) 2003-08-22 2010-09-21 Canon Kabushiki Kaisha Image supply apparatus, recording apparatus, and recording system, and control method and program thereof
JP2021034911A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 富士通株式会社 配信装置、配信システム、クライアント端末および配信プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7800649B2 (en) 2003-08-22 2010-09-21 Canon Kabushiki Kaisha Image supply apparatus, recording apparatus, and recording system, and control method and program thereof
JP2021034911A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 富士通株式会社 配信装置、配信システム、クライアント端末および配信プログラム
JP7351140B2 (ja) 2019-08-26 2023-09-27 富士通株式会社 配信装置、配信システムおよび配信プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2216979A1 (en) Image processing apparatus, information processing system, method of controlling the same
US20100042737A1 (en) Data transmission device, read data transmission device, and data transmission method
US20060012833A1 (en) Image scanning apparatus
US20090141305A1 (en) Data processing apparatus
US7031033B2 (en) Data communication apparatus
US8482746B2 (en) Multifunction image processing apparatus and method of controlling the multifunction image processing apparatus
JP2003131969A (ja) ファイル送信装置、ファイル送信方法、ファイル送信プログラム、および、ファイル送信プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN102111520B (zh) 图像形成设备及其控制方法
JP2002247266A (ja) 画像形成システム
US8879093B2 (en) Communication apparatus, control method, and storage medium for converting document information or image information input as a file into transmission data and transmitting the obtained data
JP2008092167A (ja) データ処理装置
JP3862530B2 (ja) データ通信装置、データ処理方法および記憶媒体
US20040230700A1 (en) Information transmission method and information transmission apparatus
CN110505362A (zh) 图像处理装置、图像形成装置、图像处理方法及存储介质
JP7484260B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP2011081777A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム、及び画像形成システム
JP2002290654A (ja) 画像入力装置、方法、プログラム及び記録媒体
US8743409B2 (en) Information processing apparatus and method of processing information
JP7033164B2 (ja) 情報処理装置、及びプログラム
JP6693262B2 (ja) 通信装置及びプログラム
JP3879752B2 (ja) ネットワークファクシミリ装置およびデータ転送方法
JP4343674B2 (ja) ネットワークスキャナ装置及びこれを備えた複合機
JP2001144936A (ja) 情報通信方法及び装置
JP3750613B2 (ja) 通信端末装置
JPH11331461A (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040909

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040909

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040909

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710