JP2003130700A - 流量センサ - Google Patents

流量センサ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、電気的接続部を封止する封止材
が漏れ出して流量検出素子に付着することを抑え、正確
な流量検出ができるとともに、応答性の悪化を抑えるこ
とができる流量センサを得る。 【解決手段】 枠状の周壁部材56がターミナル48と
流量検出素子51との電気的接続部57を取り囲むよう
にホルダ49に配置され、周壁部材56の底面56aが
加熱付加反応型のシリコーン接着剤60によりホルダ4
9および流量検出素子51に接着固定されている。そし
て、フッ素樹脂を主成分とする加熱付加反応型のゲルが
電気的接続部57を埋め込むように周壁部材56内に充
填・硬化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被計測流体の流
量に応じて信号を出力する流量センサに関し、例えば自
動車の内燃機関の吸入空気流量を測定するのに適した流
量センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジン等では、エン
ジン本体の燃焼室内で、燃料と吸入空気との混合気を燃
焼させ、その燃焼圧からエンジンの回転出力を取り出す
ようにしており、燃料の噴射量等を高精度に演算するた
めに吸入空気流量を検出することが要求されている。そ
こで、この種の従来技術として、例えば特開2000−
2572号公報に示される流量センサが知られている。
【0003】図6は例えば特開2000−2572号公
報に記載された従来の流量センサを主通路に取り付けた
状態を示す縦断面図、図7は従来の流量センサの組み立
て過程を示す要部斜視図、図8は図6における従来の流
量センサの要部拡大縦断面図、図9は図8のIX−IX
矢視断面図である。
【0004】各図において、主通路1は、例えば樹脂材
料、金属材料等によって円筒状に成形され、小径筒状の
取付口2が径方向外側に向けて突設され、縦長の矩形状
体の通路形成体3が主通路1の内壁面から径方向内側に
突設されている。そして、バイパス通路4がこの通路形
成体3内にほぼU字状に形成され、バイパス通路4の流
入口5が通路形成体3の前面で主通路1の軸中心の近傍
に開口し、バイパス通路4の流出口6が通路形成体3の
下面で主通路1に開口している。さらに、素子挿入口7
が取付口2と対向する位置で通路形成体3に形成されて
いる。
【0005】流量センサ10は、ケーシング11、取付
板18、回路基板21、流量検出素子23等により構成
されている。ケーシング11は、例えば樹脂材料により
段付き円柱状に形成され、その基端部に形成された鍔状
の取付部12と、取付部12の一側に延設され、全体と
して略長方形の箱形状に形成された回路収容部13と、
取付部12の他側に形成され、外部との信号の授受を行
うコネクタ部14とから構成されている。回路収容部1
3には、矩形状をなす周壁15aによって囲まれた基板
取付凹部15と、ケーシング11の先端側における周壁
15aの一部を切り欠いて形成された取付板嵌合溝16
と、取付板嵌合溝16の両側に位置して形成された嵌合
穴17とが設けられている。
【0006】取付板18は、例えば金属材料により板状
体に形成され、図6中左右の縁部を折り曲げて形成され
た基板取付部19と、基板取付部19の先端側に一体に
形成された素子取付部20とからなる。この素子取付部
20には、流量検出素子23を収容する長方形の素子収
容凹部20aが形成されている。そして、この取付板1
8は、素子取付部20を取付板嵌合溝16に嵌合させる
ようにして基板取付部19を基板取付凹部15内に収納
させてケーシング11に取り付けられている。この時、
素子取付部20の先端側がケーシング11から延出して
いる。
【0007】回路基板21は、基板取付部19に配設さ
れ、流量検出素子23との間で電気信号の授受を行う電
子部品が実装されている。そして、回路基板21の各端
子21aとコネクタ部14の各端子14aとがボンディ
ングワイヤ22aによって電気的に接続されている。流
量検出素子23は、図7に示されるように、長方形のシ
リコン基板24と、シリコン基板24の表面に形成され
たヒータ抵抗体25、シリコン基板24の表面に左右方
向にヒータ抵抗体25を挟むように形成された一対の測
温抵抗体26と、シリコン基板24の表面に形成された
温度補償用抵抗体27とを備え、素子収容凹部20a内
に配設されている。そして、回路基板21の各端子21
bと流量検出素子23の各端子23aとがボンディング
ワイヤ22bによって電気的に接続されている。なお、
ヒータ抵抗体25、測温抵抗体26および温度補償用抵
抗体27がシリコン基板24の表面に形成された配線パ
ターン(図示せず)により各端子23aに電気的に接続
されている。また、回路基板21に実装された電子部品
は、流量検出素子23のヒータ抵抗体25を制御するヒ
ータ制御回路、各測温抵抗体26の検出信号を増幅する
増幅回路、逆流検知回路等を構成している。
【0008】ストッパ部材28は、ストッパ本体29
と、弾性突起30とから構成されている。ストッパ本体
29は、図7に示されるように、取付板嵌合溝16を横
切るように平板状に延びる細長板部29aと、細長板部
29aの左右両側に位置し、回路収容部13の嵌合穴1
7に向けて突出し、嵌合穴17に嵌合される嵌合突起2
9bと、嵌合突起29b間に位置し、取付板嵌合溝16
に嵌合され、図8に示されるように、ボンディングワイ
ヤ22に近接した位置まで延びる中央突起29cと、細
長板部29aと中央突起29cとの間に形成される凹部
29dとにより形成されている。また、弾性突起30
は、例えばシリコーンゴム等の柔軟性を有する弾性部材
よりなり、中央突起29cの先端部に固着されている。
そして、スロット部材28は、嵌合突起29bを嵌合穴
17に嵌合させてケーシング11に取り付けられてい
る。この時、弾性突起30が、図8に示されるように、
流量検出素子21の表面に対して弾性変形状態で当接さ
れている。
【0009】封止材31は、例えばシリコーンゲルによ
って形成され、図6および図8に示されるように、回路
基板21の表面、ボンディングワイヤ22a、22b、
端子14a、23aを覆うように、基板取り付け凹部1
5内に充填されている。これにより、ボンディングワイ
ヤ22a、22bによる短絡防止と、回路基板21に実
装されている電子部品の保護が行われる。蓋体32は、
その外周部が基板取付凹部15の周壁15aおよびスト
ッパ本体29に接着されて、ケーシング11に取り付け
られている。これにより、基板取付凹部15が塞口さ
れ、ストッパ部材28が弾性突起30を流量検出素子2
1の表面に対して弾性変形状態で当接させて保持されて
いる。
【0010】このように構成された流量センサ10は、
取付口2から主通路1内に延出するように取り付けられ
る。この時、流量センサ10の素子取付部20が素子挿
入口7内に挿入され、流量検出素子23がバイパス通路
4内に配設される。そして、この主通路1は、エンジン
の吸気管の途中に接続され、その一端側にはエアクリー
ナ(図示せず)が接続され、他端側にはエンジンのシリ
ンダ内と連通する吸気マニホールド(図示せず)がスロ
ットルバルブ(図示せず)等を介して接続されている。
そして、エアクリーナで清浄化された空気が主通路1内
を図6中右から左に流通し、流入口5からバイパス通路
3内に導かれ、流量検出素子23(シリコン基板24)
の表面に沿って流れた後、流出口6から主通路1内に流
出する。
【0011】そして、ヒータ抵抗体25に流れる加熱電
流は、ヒータ抵抗体25の平均温度が温度補償用抵抗体
27で検出された空気の温度から所定の温度だけ高くな
るように回路基板21に構成された回路によって制御さ
れる。このようにして、空気の流れによるヒータ抵抗体
25の冷却効果と各測温抵抗体26の抵抗値変化とを利
用して、空気の流量が検出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の流量センサ10
では、以上のように構成されているので、ストッパ部材
28が3次元的な複雑な形状であり、流量検出素子23
に当接するストッパ部材28の部位が微細である。そこ
で、シリコーンゴム等の弾性材料からなる弾性突起30
を流量検出素子23に当接するストッパ部材28の部位
のみに形成することは、弾性突起30の寸法を高精度に
管理し、かつ、ストッパ本体29と弾性部材30とを高
精度に位置合わせする必要があり、量産性が低下し、生
産コストを高めてしまうという課題があった。
【0013】また、ストッパ本体29に形成されている
中央突起29cと凹部29dは、封止材31を基板取付
凹部15内に充填する際の圧力が弾性突起30に直接加
わることを抑える効果を有している。しかしながら、封
止材31を充填したときに、空気が凹部29d内に溜ま
りやすい。そして、空気溜まりが凹部29dに形成され
ると、ボンディングワイヤ22bが部分的に露出し、ボ
ンディングワイヤ22b間の短絡を発生させてしまうと
いう課題があった。そこで、この空気溜まりをなくすに
は、封止材31の充填時や封止材31の加熱硬化前に、
ケーシング11の雰囲気を真空にして空気溜まりから空
気を抜く工程が必要となり、作業工程が増えてしまい、
生産コストが高くなるという課題があった。
【0014】また、図9に示されるように、ストッパ本
体29の細長板部29aと取付板嵌合溝16との間に僅
かな隙間33が生じている。そして、一般的にシリコー
ンゲルが封止材31に用いられている。このシリコーン
ゲルは、元来液状物であり、加熱硬化してゲル状物とな
る。従って、細長板部29aおよび取付板嵌合溝16の
寸法を高精度に管理して、隙間33を理想的に小さくし
たとしても、回路基板21等を覆うように塗布された液
状物のシリコーンゲルが加熱硬化中に隙間33から容易
に漏れ出してしまう。さらに、主通路1に大流量の空気
が流れる場合、主通路1内の圧力が低下して蓋体32に
より塞口された基板取付凹部15内と主通路1内との間
に圧力差が生じ、硬化されたゲル状物のシリコーンゲル
が、この圧力差により隙間33から吸い出されて漏れ出
してしまう。
【0015】また、流量検出素子23は素子収容凹部2
0a内に収容されて素子取付部20に接着固定されてい
るが、流量検出素子23を素子取付部20に接着する接
着剤には、一般的にエポキシ接着剤が用いられる。この
種のエポキシ接着剤には、硬化剤あるいは触媒としてア
ミン系物質を含有しているものが多い。一方、封止材3
1には、白金触媒によるビニル基とSiH基との付加反
応により硬化する、いわゆる付加反応型のシリコーンゲ
ルが用いられている。この場合、エポキシ接着剤に含ま
れるアミン系物質が、シリコーンゲル(封止材31)の
加熱硬化の際、白金触媒に対しビニル基より強く配位す
るため、シリコーンゲルの硬化を阻害するように作用す
る。その結果、エポキシ接着剤と接触している近傍のシ
リコーンゲルが硬化せず、オイル状態のままとなってし
まう。そこで、シリコーンゲルの硬化中や硬化後に、隙
間33からオイル状のシリコーンゲルが漏れ出してしま
う。
【0016】また、弾性部材30には、一般的に空気中
に含まれる湿気(水分)との縮合反応により硬化する、
いわゆる縮合反応型のシリコーンゴムが用いられる。こ
の縮合反応型のシリコーンゴムには、有機金属塩や有機
過酸化物が含まれている。そして、封止材31として用
いられる付加反応型のシリコーンゲルを加熱硬化させる
際、シリコーンゴムに含まれる有機金属塩や有機過酸化
物が白金触媒に対しビニル基より強く配位するため、シ
リコーンゲル(封止材31)の硬化を阻害するように作
用する。その結果、シリコーンゴムと接触している近傍
のシリコーンゲルが硬化せず、オイル状態のままとなっ
てしまう。そこで、シリコーンゲルの硬化中や硬化後
に、隙間33からオイル状のシリコーンゲルが漏れ出し
てしまう。
【0017】また、シリコーンゲルには、元来、ゲル物
性を確保するために、硬化に関与しないオイル成分が比
較的多く含まれる。その結果、シリコーンゲルの硬化中
や硬化後、オイル成分が隙間33から漏れ出すことにな
る。
【0018】このように、従来の流量センサ10におい
ては、シリコーンゲルやシリコーンゲルに含まれるオイ
ル成分が隙間33から漏れ出し、流量検出素子23に付
着する。この種の流量センサは、ヒータ抵抗体25で発
生した熱が流量検出素子23の表面から被計測流体(こ
こでは、空気)に奪われる熱伝達特性を利用した感熱式
の流量センサであるので、シリコーンゲルやシリコーン
ゲルに含まれるオイル成分が流量検出素子23に付着す
ることにより、熱伝達特性が著しく変化してしまい、正
確な流量検出が不可能となるという課題があった。ま
た、一旦付着したシリコーンゲルがヒータ抵抗体25の
熱により加熱硬化し、流量検出素子23に固着する。そ
こで、流量センサの流量検出特性が流量検出素子23に
固着したシリコーンゲルにより経時的に変化し、正確な
流量検出が不可能となるとともに、被計測流体の流量変
化に対する検出信号の追従性が著しく劣化し、流量セン
サとしての応答性が悪化してしまうという課題があっ
た。
【0019】この発明は、上記の課題を解消するために
なされたもので、電気的接続部を封止する封止材が漏れ
出して流量検出素子に付着することを抑え、正確な流量
検出ができるとともに、応答性の悪化を抑えることがで
きる流量センサを提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明に係る流量セン
サは、平板状の検出補助部が一端側に一体に形成され、
素子収納凹部が該検出補助部の主面に形成されたホルダ
と、上記検出補助部の主面と同一面位置となるように上
記素子収容凹部内に収納されて該ホルダに取り付けら
れ、被計測流体の流量を検出する平板状の流量検出素子
と、上記流量検出素子への通電電流を制御する制御回路
が実装された回路基板と、他端が上記回路基板に電気的
に接続され、一端が上記検出補助部の主面と同一面位置
となり、かつ、該検出補助部に延出するように上記ホル
ダに内蔵されたターミナルと、上記流量検出素子の上記
ターミナルの一端側に形成された電極部と上記ターミナ
ルの一端とを電気的に接続してなる電気的接続部を取り
囲むように上記ホルダに取り付けられた枠状の周壁部材
と、上記電気的接続部を埋め込むように上記周壁部材内
に充填された加熱付加反応型の封止材とを有する流量セ
ンサにおいて、上記周壁部材の底面が上記検出補助部お
よび上記流量検出素子に弾性接着剤により接着固定され
ているものである。
【0021】また、上記弾性接着剤が加熱付加反応型の
接着剤である。
【0022】また、平板状の検出補助部が一端側に一体
に形成され、素子収納凹部が該検出補助部の主面に形成
されたホルダと、上記検出補助部の主面と同一面位置と
なるように上記素子収容凹部内に収納されて該ホルダに
取り付けられ、被計測流体の流量を検出する平板状の流
量検出素子と、上記流量検出素子への通電電流を制御す
る制御回路が実装された回路基板と、他端が上記回路基
板に電気的に接続され、一端が上記検出補助部の主面と
同一面位置となり、かつ、該検出補助部に延出するよう
に上記ホルダに内蔵されたターミナルと、上記流量検出
素子の上記ターミナルの一端側に形成された電極部と上
記ターミナルの一端とを電気的に接続してなる電気的接
続部を取り囲むように上記ホルダに取り付けられた枠状
の周壁部材と、上記電気的接続部を埋め込むように上記
周壁部材内に充填された封止材とを有する流量センサに
おいて、上記封止材がフッ素樹脂を主成分とする加熱付
加反応型のゲルもしくはゴムで構成されているものであ
る。
【0023】また、上記周壁部材の底面が上記検出補助
部および上記流量検出素子に加熱付加反応型の弾性接着
剤により接着固定されているものである。
【0024】また、上記流量検出素子がアミン系物質を
含まない硬化剤を用いたエポキシ樹脂を主成分とする接
着剤により上記素子収容凹部の底面に接着固定されてい
るものである。
【0025】また、上記硬化剤がフェノール系硬化剤で
ある。
【0026】また、上記硬化剤が酸無水物系硬化剤であ
る。
【0027】また、上記硬化剤が触媒型硬化剤である。
【0028】また、上記硬化剤が潜在型硬化剤である。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1および図2はそれぞれこの発明の実
施の形態1に係る流量センサを主通路に組み込んだ状態
を示す縦断面図および横断面図、図3はこの発明の実施
の形態1に係る流量センサにおける流量検出素子の電気
的接続部の未封止状態を示す要部拡大斜視図、図4はこ
の発明の実施の形態1に係る流量センサにおける流量検
出素子の電気的接続部への周壁部材の取付方法を説明す
る要部拡大斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係
る流量センサにおける流量検出素子の電気的接続部周り
を示す要部断面図である。
【0030】各図において、主通路40は、被計測流体
が流通する円筒状の管体であり、取付口41が周壁の一
部に形成されている。なお、自動車用内燃機関の場合、
この主通路40は、例えば樹脂でエアクリーナ(図示せ
ず)と一体に作製され、該エアクリーナを吸気側に配置
させてエンジンの吸気管の途中に接続され、その他端側
にはエンジンのシリンダ内と連通する吸気マニホールド
(図示せず)がスロットルバルブ(図示せず)等を介し
て接続されている。この場合、被計測流体は空気とな
る。
【0031】流量センサ42は、電子部品が実装された
回路基板43と、この回路基板43が収容される回路ケ
ース44と、流量センサ42に電力を供給したり、流量
センサ42の流量検出信号を外部に取り出すためのコネ
クタ45と、被計測流体が流通する検出用通路47が形
成され、回路ケース44から一側に延出された柱状部材
46と、この柱状部材46の内部に配設され、金属製の
ターミナル48がインサート成型されたホルダ49と、
このホルダ49の一端に一体に形成された平板状の検出
補助部50と、この検出補助部50に取り付けられた流
量検出素子51と、ターミナル48と流量検出素子51
との電気的接続部57を取り囲むようにホルダ49に取
り付けられた周壁部材56と、電気的接続部57を埋め
込むように周壁部材56内に充填された封止材58とを
有している。
【0032】回路ケース44、コネクタ45および柱状
部材46は、例えばポリブチレンテレフタレート等の樹
脂を用いて一体に成形されている。そして、柱状部材4
6には、ホルダ49を収容するためのホルダ収容穴46
aが回路ケース44と検出用通路47とを連通するよう
に形成されている。
【0033】ホルダ49は、例えばポリブチレンテレフ
タレート等の樹脂を用いて一端側を薄肉部49aとする
細長の段付き平板状に形成され、インサート成型された
ターミナル48の他端がその表面を薄肉部49aの主面
と同一面位置とするように厚肉部49bから薄肉部49
aに延出している。そして、平板状の検出補助部50が
ホルダ49の薄肉部49aの一端から薄肉部49aの主
面と同一面位置となるように延設されている。また、流
量検出素子51を収容する長方形の素子収容凹部50a
が検出補助部50の主面に形成されている。流量検出素
子51は、長方形のシリコン基板52と、シリコン基板
52の主面上に被覆された白金膜をパターニングして形
成された流量検出抵抗体53および温度補償用抵抗体5
4とを備え、検出補助部50の主面と同一面位置となる
ように素子収容凹部50a内に収容され、その裏面がフ
ェノール系硬化剤を用いたエポキシ接着剤61により素
子収容凹部50aの底面50bに接着固定されている。
そして、流量検出素子51の電極部としての各端子51
aとターミナル48の延出端48aとがボンディングワ
イヤ55によって電気的に接続されている。
【0034】周壁部材56は、例えばポリブチレンテレ
フタレート等の樹脂を用いて略矩形枠状に成形されてお
り、その底面56aが平面に形成され接着面を構成して
いる。この周壁部材56は、各端子51aとターミナル
48の延出端48aとがボンディングワイヤ55によっ
て電気的に接続されて構成された電気的接続部57を取
り囲むようにホルダ49に宛われ、弾性接着剤としての
加熱付加反応型のシリコーン接着剤60によりその底面
46aをホルダ49の一部である薄肉部49aおよび検
出補助部50の主面および流量検出素子51の主面に接
着固定されている。そして、フッ素樹脂を主成分とする
加熱付加反応型のゲル(例えば、SIFEL860:信越化学工
業(株)の登録商標)からなる封止材58が、図5に示
されるように、電気的接続部57を埋め込むように周壁
部材56内に充填・硬化されている。
【0035】このように流量検出素子51が取り付けら
れたホルダ49は、一端側の検出補助部50を検出用通
路47内に延出させるようにホルダ収容穴46a内に収
容されて柱状部材46に取り付けられている。この時、
検出補助部50は、検出用通路47の軸心(図2中紙面
と垂直な方向で、被計測流体の流れ方向に一致する)を
通り、該軸心と直交する検出用通路47の通路断面を2
分するように配置されている。そして、検出補助部50
の主面、即ち流量検出素子51の主面が、検出用通路4
7の軸心と略平行になっており、流量検出抵抗体53が
検出用通路47の軸心位置に位置している。また、ホル
ダ49から延出するターミナル48の他端が回路基板4
3に電気的に接続されている。そして、回路基板43に
実装された電子部品は、流量検出抵抗体53への通電電
流を制御する制御回路等を構成している。
【0036】このように構成された流量センサ42は、
柱状部材46を取付口41から挿入して主通路40内に
延出させ、回路ケース43を主通路40の外壁にねじ
(図示せず)等により固定して、主通路40に取り付け
られる。この時、検出用通路47の軸心が主通路40の
軸心に略一致している。そして、主通路40内を流通す
る被計測流体が検出用通路47内に導かれ、流量検出素
子51の表面に沿って流れる。そこで、流量検出抵抗体
53の平均温度が、温度補償用抵抗体54で検出された
被計測流体の温度に対して所定温度だけ高くなるよう
に、流量検出抵抗体53への通電電流が回路基板43に
実装された制御回路により制御される。この通電電流が
流量検出信号として取り出され、主通路40内を流通す
る被計測流体の流量が検出される。
【0037】この流量センサ40では、電気的接続部5
7の外周を囲むように配置された枠状の周壁部材56
が、その底面46aの全面を弾性接着剤としてのシリコ
ーン接着剤60によりホルダ49の一部である薄肉部4
9aおよび検出補助部50の主面およびシリコン基板5
2の主面に接着固定されているので、周壁部材56とホ
ルダ49およびシリコン基板52との間に隙間が生じな
い。そこで、封止材58が周壁部材56から漏れ出て、
周壁部材56の外側のシリコン基板52や検出補助部5
0の表面に付着することが防止される。また、周壁部材
56の底面46aが平面に形成されているので、シリコ
ーン接着剤60の塗布が容易となり、製造工程の自動化
が図られる。また、周壁部材56の底面46aの全面が
弾性接着剤であるシリコーン接着剤60により接着され
ているので、底面46aに多少の凹凸があっても、シリ
コーン接着剤60が凹凸を埋め込み、隙間の発生が抑え
られる。従って、周壁部材56の寸法精度を高精度に管
理する必要はなく、また周壁部材56が3次元的な形状
をしていないので、量産性が向上され、生産コストを低
減することができる。
【0038】また、シリコーン接着剤60は、加熱付加
反応により硬化する接着剤であるので、有機金属塩や有
機過酸化物が含まれていない。そこで、封止材58を硬
化させる際に、白金触媒による付加反応が阻害されるこ
とはなく、封止材58の硬化不良の発生がない。従っ
て、漏れ出やすい未硬化のオイル状の封止材58がな
く、封止材58が周壁部材56から漏れ出ることが防止
される。また、シリコーン接着剤60および封止材58
が共に加熱付加反応により硬化するので、シリコーン接
着剤60により周壁部材56を接着し、ついで封止材5
8を周壁部材56内に充填した後、シリコーン接着剤6
0および封止材58を一度の加熱工程で硬化させること
ができ、製造コストを低減することができる。
【0039】また、封止材58としてフッ素樹脂を主成
分とする加熱付加反応型のゲルを用いているので、シリ
コーンゲルに比べて硬化に寄与しないオイル成分が極め
て少ない。そこで、加熱硬化後の封止材58中のオイル
成分残存量が極めて少なくなり、封止材58が周壁部材
56から漏れ出ることが防止される。また、フッ素樹脂
はシリコーン樹脂に比べて、耐薬品性、耐環境性が著し
く高く、特にガソリンに対する劣化が極めて少なくの
で、本流量センサは、ガソリン内燃機関用の流量センサ
に適用するのに好適である。さらに、シリコーン樹脂は
薬品などに対して、膨潤しやすく、また膨潤後の変形や
劣化が著しいが、フッ素樹脂はこのような経時変化がな
く、フッ素樹脂を主成分とする封止材58がシリコン基
板52や検出補助部50に漏れ出すことがない。
【0040】また、流量検出素子51がエポキシ接着剤
61により検出補助部50に接着固定されている。この
エポキシ接着剤61はフェノール系硬化剤を用いている
ので、封止材58の加熱硬化時に、白金触媒による付加
反応を阻害するアミン系硬化剤がなく、封止材58の硬
化不良の発生が防止され、封止材58がシリコン基板5
2や検出補助部50に漏れ出すことがない。
【0041】このように、この実施の形態1によれば、
封止材58が漏れだして周壁部材56の外側のシリコン
基板52や検出補助部50に付着することが抑制される
ので、正確な流量検出ができるとともに、応答性の悪化
を抑えることができる流量センサを得ることができる。
【0042】ここで、上記実施の形態1では、周壁部材
56の底面56aをホルダ49および流量検出素子51
に接着固定する弾性接着剤として、加熱付加反応型のシ
リコーン接着剤60を用いるものとしているが、弾性接
着剤は、加熱付加反応型のシリコーン接着剤60に限定
されるものではなく、封止材の白金触媒による付加反応
を阻害する有機金属や有機過酸化物を含まない接着剤、
即ち加熱付加反応型の接着剤であればよく、例えば、TS
E 322(GE東芝シリコーン(株)の登録商標)、KE 1843
(信越化学工業(株)の登録商標)、X-32-1964(信越
化学工業(株)の登録商標)等を用いることができる。
【0043】また、封止材58にフッ素樹脂を主成分と
する加熱付加反応型のゲルを用いるものとしているが、
フッ素樹脂を主成分とする加熱付加反応型のゴム(例え
ば、SIFEL 611:信越化学工業(株)の登録商標)を用
いても良い。また、封止材58としては、フッ素樹脂を
主成分とするゲルに比べて耐薬品性、耐環境性が劣る
が、用途によっては、シリコーン樹脂を主成分とする加
熱付加反応型のゲルあるいはゴムを用いることができ
る。
【0044】また、フェノールノボラック等のフェノー
ル系硬化剤とするエポキシ接着剤61を用いているが、
エポキシ接着剤の硬化剤は、アミン系物質を有しない硬
化剤であればよく、例えば無水フタル酸、無水トリメリ
ット酸等の酸無水物系硬化剤、イミダゾール、三級アミ
ン等の触媒型硬化剤、ジシアンジアミド、ルイス酸錯体
等の潜在型硬化剤を用いることができる。
【0045】なお、上記実施の形態1では、流量検出抵
抗体53および温度補償用抵抗体54が流量検出素子5
1のシリコン基板52上に複合形成されているものとし
ている。この場合、シリコン基板52に熱絶縁手段(図
示せず)が施され、流量検出抵抗体53の熱が温度補償
用抵抗体54に伝達しないようになっている。また、温
度補償用抵抗体54は必ずしもシリコン基板52上に形
成されている必要はなく、流量検出抵抗体53のみがシ
リコン基板52上に形成されていてもよい。また、流量
検出抵抗体53および温度補償用抵抗体54が形成され
る基板はシリコン基板51に限定されるものではなく、
セラミックス等の電気絶縁体を用いることができる。さ
らに、流量検出抵抗体53および温度補償用抵抗体54
の構成材料は白金に限定されるものではなく、例えばニ
ッケル、パーマロイを用いることができる。さらにま
た、流量センサ42は、主通路40と別部材で構成され
ているものとしているが、流量センサと主通路40とを
一体に構成するようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されているような効果を奏する。
【0047】この発明によれば、平板状の検出補助部が
一端側に一体に形成され、素子収納凹部が該検出補助部
の主面に形成されたホルダと、上記検出補助部の主面と
同一面位置となるように上記素子収容凹部内に収納され
て該ホルダに取り付けられ、被計測流体の流量を検出す
る平板状の流量検出素子と、上記流量検出素子への通電
電流を制御する制御回路が実装された回路基板と、他端
が上記回路基板に電気的に接続され、一端が上記検出補
助部の主面と同一面位置となり、かつ、該検出補助部に
延出するように上記ホルダに内蔵されたターミナルと、
上記流量検出素子の上記ターミナルの一端側に形成され
た電極部と上記ターミナルの一端とを電気的に接続して
なる電気的接続部を取り囲むように上記ホルダに取り付
けられた枠状の周壁部材と、上記電気的接続部を埋め込
むように上記周壁部材内に充填された加熱付加反応型の
封止材とを有する流量センサにおいて、上記周壁部材の
底面が上記検出補助部および上記流量検出素子に弾性接
着剤により接着固定されている。そこで、周壁部材とホ
ルダとの間に隙間が生じず、周壁部材内に充填された封
止材の漏れ出しが防止されるので、正確な流量検出がで
きるとともに、応答性の悪化を抑えることができる流量
センサが得られる。また、周壁部材の底面が平面に形成
されるので、弾性接着剤の塗布が容易となり、製造工程
の自動化が容易となる。さらに、弾性接着剤が周壁部材
の底面の凹凸を塞ぐように作用するので、周壁部材とホ
ルダとの間に隙間の発生を確実に抑えることができると
ともに、周壁部材の寸法精度を厳しく管理する必要がな
く、生産コストを低減できる。
【0048】また、上記弾性接着剤が加熱付加反応型の
接着剤であるので、封止材の硬化を阻害する有機金属塩
・有機過酸化物が弾性接着剤に含まれず、硬化された封
止材におけるオイル成分の残存量が少なく、封止材の漏
れ出しが防止される。さらに、1回の加熱硬化工程によ
り弾性接着剤と封止材とを同時に硬化させることがで
き、製造工程の簡略化が図られ、生産コストを低減でき
る。
【0049】また、平板状の検出補助部が一端側に一体
に形成され、素子収納凹部が該検出補助部の主面に形成
されたホルダと、上記検出補助部の主面と同一面位置と
なるように上記素子収容凹部内に収納されて該ホルダに
取り付けられ、被計測流体の流量を検出する平板状の流
量検出素子と、上記流量検出素子への通電電流を制御す
る制御回路が実装された回路基板と、他端が上記回路基
板に電気的に接続され、一端が上記検出補助部の主面と
同一面位置となり、かつ、該検出補助部に延出するよう
に上記ホルダに内蔵されたターミナルと、上記流量検出
素子の上記ターミナルの一端側に形成された電極部と上
記ターミナルの一端とを電気的に接続してなる電気的接
続部を取り囲むように上記ホルダに取り付けられた枠状
の周壁部材と、上記電気的接続部を埋め込むように上記
周壁部材内に充填された封止材とを有する流量センサに
おいて、上記封止材がフッ素樹脂を主成分とする加熱付
加反応型のゲルもしくはゴムで構成されている。そこ
で、封止材の耐薬品性、耐環境性が優れており、封止材
の経時変化に起因する漏れ出しが防止されるので、正確
な流量検出ができるとともに、応答性の悪化を抑えるこ
とができる流量センサが得られる。
【0050】また、上記周壁部材の底面が上記検出補助
部および上記流量検出素子に加熱付加反応型の弾性接着
剤により接着固定されているので、周壁部材とホルダと
の間に隙間が生じず、周壁部材内に充填された封止材の
漏れ出しが防止される。また、封止材の硬化を阻害する
有機金属塩・有機過酸化物が弾性接着剤に含まれず、硬
化された封止材におけるオイル成分の残存量が少なくな
るので、封止材の漏れ出しが防止される。さらに、1回
の加熱硬化工程により弾性接着剤と封止材とを同時に硬
化させることができ、製造工程の簡略化が図られ、生産
コストを低減できる。
【0051】また、上記流量検出素子がアミン系物質を
含まない硬化剤を用いたエポキシ樹脂を主成分とする接
着剤により上記素子収容凹部の底面に接着固定されてい
るので、封止材の硬化時に白金触媒による付加反応が阻
害されず、封止材の硬化不良に起因するオイル成分の残
存量が少なくなり、封止材の漏れ出しが防止される。
【0052】また、上記硬化剤がフェノール系硬化剤で
あるので、封止材の硬化時に白金触媒による付加反応が
阻害されず、封止材の硬化不良に起因するオイル成分の
残存量が少なくなり、封止材の漏れ出しが防止される。
【0053】また、上記硬化剤が酸無水物系硬化剤であ
るので、封止材の硬化時に白金触媒による付加反応が阻
害されず、封止材の硬化不良に起因するオイル成分の残
存量が少なくなり、封止材の漏れ出しが防止される。
【0054】また、上記硬化剤が触媒型硬化剤であるの
で、封止材の硬化時に白金触媒による付加反応が阻害さ
れず、封止材の硬化不良に起因するオイル成分の残存量
が少なくなり、封止材の漏れ出しが防止される。
【0055】また、上記硬化剤が潜在型硬化剤であるの
で、封止材の硬化時に白金触媒による付加反応が阻害さ
れず、封止材の硬化不良に起因するオイル成分の残存量
が少なくなり、封止材の漏れ出しが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る流量センサを
主通路に組み込んだ状態を示す縦断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る流量センサを
主通路に組み込んだ状態を示す横断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る流量センサに
おける流量検出素子の電気的接続部の未封止状態を示す
要部拡大斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係る流量センサに
おける流量検出素子の電気的接続部への周壁部材の取付
方法を説明する要部拡大斜視図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る流量センサに
おける流量検出素子の電気的接続部周りを示す要部断面
図である。
【図6】 従来の流量センサを主通路に取り付けた状態
を示す縦断面図である。
【図7】 従来の流量センサの組み立て過程を示す要部
斜視図である。
【図8】 従来の流量センサの要部拡大縦断面図であ
る。
【図9】 図8のIX−IX矢視断面図である。
【符号の説明】
40 流量センサ、43 回路基板、48 ターミナ
ル、48a 延出端、49 ホルダ、50 検出補助
部、50a 素子収容凹部、50b 底面、51流量検
出素子、51a 端子(電極部)、55 ボンディング
ワイヤ、56 周壁部材、56a 底面、57 電気的
接続部、58 封止材、60 シリコーン接着剤(弾性
接着剤)、61 エポキシ接着剤。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の検出補助部が一端側に一体に形
    成され、素子収納凹部が該検出補助部の主面に形成され
    たホルダと、上記検出補助部の主面と同一面位置となる
    ように上記素子収容凹部内に収納されて該ホルダに取り
    付けられ、被計測流体の流量を検出する平板状の流量検
    出素子と、上記流量検出素子への通電電流を制御する制
    御回路が実装された回路基板と、他端が上記回路基板に
    電気的に接続され、一端が上記検出補助部の主面と同一
    面位置となり、かつ、該検出補助部に延出するように上
    記ホルダに内蔵されたターミナルと、上記流量検出素子
    の上記ターミナルの一端側に形成された電極部と上記タ
    ーミナルの一端とを電気的に接続してなる電気的接続部
    を取り囲むように上記ホルダに取り付けられた枠状の周
    壁部材と、上記電気的接続部を埋め込むように上記周壁
    部材内に充填された加熱付加反応型の封止材とを有する
    流量センサにおいて、 上記周壁部材の底面が上記検出補助部および上記流量検
    出素子に弾性接着剤により接着固定されていることを特
    徴とする流量センサ。
  2. 【請求項2】 上記弾性接着剤が加熱付加反応型の接着
    剤であることを特徴とする請求項1記載の流量センサ。
  3. 【請求項3】 平板状の検出補助部が一端側に一体に形
    成され、素子収納凹部が該検出補助部の主面に形成され
    たホルダと、上記検出補助部の主面と同一面位置となる
    ように上記素子収容凹部内に収納されて該ホルダに取り
    付けられ、被計測流体の流量を検出する平板状の流量検
    出素子と、上記流量検出素子への通電電流を制御する制
    御回路が実装された回路基板と、他端が上記回路基板に
    電気的に接続され、一端が上記検出補助部の主面と同一
    面位置となり、かつ、該検出補助部に延出するように上
    記ホルダに内蔵されたターミナルと、上記流量検出素子
    の上記ターミナルの一端側に形成された電極部と上記タ
    ーミナルの一端とを電気的に接続してなる電気的接続部
    を取り囲むように上記ホルダに取り付けられた枠状の周
    壁部材と、上記電気的接続部を埋め込むように上記周壁
    部材内に充填された封止材とを有する流量センサにおい
    て、 上記封止材がフッ素樹脂を主成分とする加熱付加反応型
    のゲルもしくはゴムで構成されていることを特徴とする
    流量センサ。
  4. 【請求項4】 上記周壁部材の底面が上記検出補助部お
    よび上記流量検出素子に加熱付加反応型の弾性接着剤に
    より接着固定されていることを特徴とする請求項3記載
    の流量センサ。
  5. 【請求項5】 上記流量検出素子がアミン系物質を含ま
    ない硬化剤を用いたエポキシ樹脂を主成分とする接着剤
    により上記素子収容凹部の底面に接着固定されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の流量センサ。
  6. 【請求項6】 上記硬化剤がフェノール系硬化剤である
    ことを特徴とする請求項5記載の流量センサ。
  7. 【請求項7】 上記硬化剤が酸無水物系硬化剤であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の流量センサ。
  8. 【請求項8】 上記硬化剤が触媒型硬化剤であることを
    特徴とする請求項5記載の流量センサ。
  9. 【請求項9】 上記硬化剤が潜在型硬化剤であることを
    特徴とする請求項5記載の流量センサ。
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