JP2003130668A - ナビゲーションシステム及び経路探索方法のプログラム - Google Patents

ナビゲーションシステム及び経路探索方法のプログラム

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JP2003130668A JP2001326880A JP2001326880A JP2003130668A JP 2003130668 A JP2003130668 A JP 2003130668A JP 2001326880 A JP2001326880 A JP 2001326880A JP 2001326880 A JP2001326880 A JP 2001326880A JP 2003130668 A JP2003130668 A JP 2003130668A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要に応じて分岐道路の探索データを探索の対
象にすることができ、最適な経路を探索することができ
るようにする。 【解決手段】出発地から目的地までの経路を探索する経
路探索処理手段96と、探索された経路を分割し、分割
された経路を再び探索する経路再探索処理手段95と、
該経路再探索処理手段95による探索結果に基づいて再
探索経路を決定する再探索経路決定処理手段97とを有
する。各分割された経路についてナビゲーション情報に
従って経路が再び探索されるので、再探索による探索経
路を経路探索処理の対象にすることができる。したがっ
て、最適な経路を探索することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションシ
ステム及び経路探索方法のプログラムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ナビゲーション装置においては、
例えば、GPS(グローバルポジショニングシステム)
によって車両の現在の位置、すなわち、現在地が検出さ
れるとともに、ジャイロセンサによって検出された車両
の回転角速度、すなわち、旋回角に基づいて、車両の方
位、すなわち、自車方位が検出され、データ記録部から
地図データが読み出され、表示部のディスプレイに地図
画面が形成され、該地図画面に、地図、現在地及び自車
方位が表示されるようになっている。したがって、操作
者である運転者は、前記地図画面に表示された地図、現
在地及び自車方位に従って車両を走行させることができ
る。
【0003】また、運転者が目的地及び出発地を設定す
ることができるようになっていて、目的地が設定される
と、現在地から目的地までの経路が探索され、目的地及
び出発地が設定されると、出発地から目的地までの経路
が探索される。そして、前記ディスプレイに探索経路表
示画面が形成され、該探索経路表示画面に、探索された
経路、すなわち、探索経路が表示される。したがって、
運転者は、探索経路に従って車両を走行させることがで
きる。
【0004】ところで、前記経路を探索するために、前
記データ記録部に探索データファイルが記録され、該探
索データファイルから経路を決定するためにデータ、す
なわち、探索データが読み出されるようになっている。
該探索データは、下位から上位にかけて複数のレイヤ、
例えば、レイヤ1〜3から成る階層構造を有し、レイヤ
1においては、高速道路、有料道路等の高速・有料道、
国道、主要地方道、県道等の一般道のほかに、細街路、
導入路等のすべての道路が記録され、レイヤ2において
は、前記レイヤ1の道路のうちの、前記高速・有料道、
国道、主要地方道等のように、幅員が大きい道路、車線
数が多い道路、制限速度が高い道路、車両の流れがよい
道路等が記録される。そして、レイヤ3においては、前
記高速・有料道、国道等のように、レイヤ2の道路のう
ちの、更に幅員が大きい道路、車線数が多い道路、制限
速度が高い道路、車両の流れがよい道路等が記録され
る。なお、各レイヤ1〜3はデータファイルによって形
成される。
【0005】ところで、一般に、運転者は、数百〔k
m〕程度の長い距離を走行する場合、高速道路を使用す
ることが多く、数十〔km〕程度の中程度の距離を走行
する場合、国道、主要地方道、県道等を使用することが
多い。したがって、走行する距離によって、各レイヤ1
〜3の構成、例えば、階層の数、各レイヤ1〜3を構成
する道路、各レイヤ1〜3の探索データの領域等が決定
されるようになっている。
【0006】そして、距離が短い経路を探索する場合、
レイヤ1の探索データだけが使用され、距離が長い経路
を探索する場合、各レイヤ1〜3の探索データが使用さ
れる。これは、距離が長い経路を探索する場合に、レイ
ヤ1だけを使用すると、データ記録部に記録される探索
データの量が極めて多くなり、経路を探索するための処
理、すなわち、経路探索処理を行うのに必要なメモリ容
量を確保することができず、経路を探索することができ
なくなったり、経路探索処理の処理速度が低くなったり
するからである。
【0007】また、出発地及び目的地に近いほど、下位
のレイヤの探索データが使用され、出発地及び目的地か
ら離れるほど、上位のレイヤの探索データが使用され
る。そして、出発地及び目的地の付近においては、レイ
ヤ1の探索データが使用され、すべての道路の探索デー
タが探索の対象になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のナビゲーション装置においては、出発地と目的地と
の中間地点では、上位のレイヤ2、3の探索データが使
用されるので、レイヤ1だけに存在する県道、細街路、
導入路等の道路の探索データは、探索の対象にはならな
い。
【0009】したがって、前記中間地点に、経路探索処
理によって得られた探索経路から分岐し、かつ、経路探
索処理において経路を決定する際に用いられる探索コス
ト(一般に、道路の長さ、又は通過するのに必要な時間
に関連する値)の低い近道等の道路(以下「分岐道路」
という。)が存在していても、分岐道路が県道、細街
路、導入路等である限り、探索されることはないので、
最適な経路を探索することができない。
【0010】図2は従来の経路探索処理の動作を説明す
る図である。
【0011】図において、Psは出発地、Peは目的地
であり、出発地Ps及び目的地Peの周囲にレイヤ1が
形成され、該レイヤ1の上位のレイヤとして、レイヤ2
が形成される。また、Rn1、Rn2は国道、Rp1は
県道、F1は探索経路である。前記国道Rn1、Rn2
の探索データはレイヤ1、2に存在し、県道Rp1の探
索データはレイヤ1に存在する。
【0012】そして、出発地Psと目的地Peとの中間
地点においては、レイヤ2が使用されるので、県道Rp
1の探索データは探索の対象にはならない。したがっ
て、前記県道Rp1は、分岐道路であるにもかかわら
ず、探索経路F1に含まれないので、最適な経路を探索
することができない。
【0013】本発明は、前記従来のナビゲーション装置
の問題点を解決して、必要に応じて分岐道路の探索デー
タを探索の対象にすることができ、最適な経路を探索す
ることができるナビゲーションシステム及び経路探索方
法のプログラムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のナ
ビゲーションシステムにおいては、ナビゲーション情報
を取得する情報取得処理手段と、目的地を設定する目的
地設定処理手段と、出発地から目的地までの経路を探索
する経路探索処理手段と、探索された経路を分割し、分
割された経路を再び探索する経路再探索処理手段と、該
経路再探索処理手段による探索結果に基づいて再探索経
路を決定する再探索経路決定処理手段とを有する。
【0015】本発明の他のナビゲーションシステムにお
いては、さらに、前記再探索経路決定処理手段は、前記
経路再探索処理手段による探索結果として得られた再探
索経路と、前記経路探索処理手段によって得られた探索
経路上の前記再探索経路に対応する経路とを比較する経
路比較処理手段とを備え、前記経路比較処理手段による
比較結果に基づいて再探索経路を決定する。
【0016】本発明の更に他のナビゲーションシステム
においては、さらに、前記ナビゲーション情報の探索デ
ータは、下位の道路から上位の道路までの詳細度に応じ
て階層化された複数のレイヤとして記録される。そし
て、前記経路再探索処理手段は、複数のレイヤの探索デ
ータを使用して経路を再び探索する。
【0017】本発明の更に他のナビゲーションシステム
においては、さらに、前記探索された経路は、所定のメ
モリ容量で探索が可能なナビゲーション情報の範囲に基
づいて分割される。
【0018】本発明の更に他のナビゲーションシステム
においては、さらに、前記探索された経路は、各分割さ
れた経路間の分割点をずらして、繰り返し分割される。
【0019】本発明の更に他のナビゲーションシステム
においては、さらに、前記経路再探索処理手段による探
索結果として得られた再探索経路と、前記経路探索処理
手段によって得られた探索経路上の前記再探索経路に対
応する経路とが異なる場合、再探索経路のナビゲーショ
ン情報を登録する情報登録処理手段とを有する。
【0020】本発明の更に他のナビゲーションシステム
においては、さらに、前記再探索経路のナビゲーション
情報は、離脱前道路及び復帰後道路の探索データを含
む。
【0021】本発明の更に他のナビゲーションシステム
においては、さらに、前記経路探索処理手段は、探索経
路に前記離脱前道路及び復帰後道路が含まれる場合に、
離脱前道路と復帰後道路との間の経路を登録されている
再探索経路に置き換える。
【0022】本発明の更に他のナビゲーションシステム
においては、さらに、前記情報登録処理手段はデータ要
素ごとに離脱前道路の番号及び復帰後道路の番号を記録
する。
【0023】本発明の経路探索方法のプログラムにおい
ては、コンピュータを、ナビゲーション情報を取得する
情報取得処理手段、目的地を設定する目的地設定処理手
段、出発地から目的地までの経路を探索する経路探索処
理手段、探索された経路を分割し、分割された経路を再
び探索する経路再探索処理手段、及び該経路再探索処理
手段による探索結果に基づいて再探索経路を決定する再
探索経路決定処理手段として機能させる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の第1の実施の形態における
ナビゲーションシステムの機能ブロック図である。
【0026】図において、92はナビゲーション情報を
取得する情報取得処理手段、93は目的地を設定する目
的地設定処理手段、96は出発地から目的地までの経路
を探索する経路探索処理手段、95は、探索された経路
を分割し、分割された経路を再び探索する経路再探索処
理手段、97は該経路再探索処理手段95による探索結
果に基づいて再探索経路を決定する再探索経路決定処理
手段である。
【0027】図3は本発明の第1の実施の形態における
ナビゲーションシステムの要部を示すブロック図であ
る。
【0028】図において、14はナビゲーション装置で
あり、該ナビゲーション装置14は、現在地等を検出す
る現在地検出処理部15、地図データ、道路データ、探
索データ等のナビゲーション情報が記録された情報記録
部及び記録媒体としてのデータ記録部16、コンピュー
タとして配設され、各種の処理手段として機能し、入力
された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種の
演算処理を行うナビゲーション処理部17、操作装置及
び第1の入力装置としての入力部34、表示装置及び第
1の出力装置としての表示部35、第2の入力装置とし
ての音声入力部36、第2の出力装置としての音声出力
部37、並びに第3の入力装置及び第3の出力装置とし
ての通信部38を有し、前記ナビゲーション処理部17
に車速センサ41が接続される。
【0029】そして、前記現在地検出処理部15は、現
在地検出部としてのGPS21、地磁気センサ22、距
離センサ23、ステアリングセンサ24、ビーコンセン
サ25、方位検出部としてのジャイロセンサ26、図示
されない高度計等から成る。
【0030】前記GPS21は、人工衛星によって発生
させられた電波を受信することによって地球上における
現在地を検出し、前記地磁気センサ22は、地磁気を測
定することによって自車方位を検出し、前記距離センサ
23は、道路上の所定の位置間の距離等を検出する。距
離センサ23としては、例えば、図示されない車輪の回
転速度を測定し、該回転速度に基づいて距離を検出する
もの、加速度を測定し、該加速度を2回積分して距離を
検出するもの等を使用することができる。
【0031】また、前記ステアリングセンサ24は、舵
(だ)角を検出し、ステアリングセンサ24としては、
例えば、図示されないステアリングホイールの回転部に
取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、
車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
【0032】そして、前記ビーコンセンサ25は、道路
に沿って配設された電波ビーコン、光ビーコン等からの
位置情報を受信して現在地を検出する。前記ジャイロセ
ンサ26は、旋回角を検出し、ジャイロセンサ26とし
ては、例えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が
使用される。そして、前記ジャイロセンサ26によって
検出された旋回角を積分することにより、自車方位を検
出することができる。
【0033】なお、前記GPS21及びビーコンセンサ
25はそれぞれ単独で現在地を検出することができる。
そして、距離センサ23によって検出された距離と、地
磁気センサ22によって検出された自車方位、又はジャ
イロセンサ26によって検出された旋回角とを組み合わ
せることにより現在地を検出することもできる。また、
距離センサ23によって検出された距離と、ステアリン
グセンサ24によって検出された舵角とを組み合わせる
ことにより現在地を検出することもできる。
【0034】前記データ記録部16は、地図データファ
イル、交差点データファイル、ノードデータファイル、
道路データファイル、写真データファイル、探索データ
ファイル及び地点情報データファイル等のデータファイ
ルから成るデータベースを備え、前記地図データファイ
ルには、前記表示部35の図示されないディスプレイに
形成された地図画面に地図を表示するための地図データ
が、前記交差点データファイルには各交差点に関する交
差点データが、ノードデータファイルにはノード点に関
するノードデータが、道路データファイルには道路に関
する道路データが、探索データファイルには経路を探索
するための探索データが、前記地点情報データファイル
には、各地域のホテル、ガソリンスタンド、駐車場、観
光地案内等の施設に関する地点情報データがナビゲーシ
ョン情報として記録される。そして、前記交差点デー
タ、ノードデータ、道路データ及び探索データによって
道路状況を表す道路状況データが構成される。なお、前
記ノードデータは、実際の道路の分岐点(交差点、T字
路等も含む)、ノード点、各ノード点間を連結するノー
ド点間リンク等を示すデータから成る。
【0035】そして、前記道路データによって、道路自
体について、幅員、勾(こう)配、カント、バンク、路
面の状態、道路の車線数、車線数の減少する箇所、幅員
の小さくなる箇所等が、コーナについて、曲率半径、交
差点、T字路、コーナの入口等が、道路属性について、
降坂路、登坂路等が、道路種別について、高速道路、都
市高速道路、有料道路等の高速・有料道のほか、国道、
県道等の一般道がそれぞれ表される。さらに、道路デー
タによって、踏切、高速道路の入口及び出口の取付道
(ランプウェイ)、高速・有料道の料金所等が表され
る。
【0036】そして、前記各データファイルには、前記
表示部35のディスプレイに設定された探索経路表示画
面に、探索経路に沿って案内図を出力し、表示したり、
交差点又は経路における特徴的な写真、コマ図等を表示
したり、次の交差点までの距離、次の交差点における進
行方向等を表示したり、他の案内情報を表示したりする
ための各種のデータが記録される。なお、前記データ記
録部16には、所定の情報を音声出力部37によって出
力するための各種のデータも記録される。
【0037】また、前記ナビゲーション処理部17は、
ナビゲーション装置14の全体の制御を行う演算装置と
してのCPU31、該CPU31が各種の演算処理を行
うに当たってワーキングメモリとして使用されるRAM
32、及び制御用のプログラムのほか、目的地までの経
路の探索、経路案内、特定区間の決定等を行うための各
種のプログラムが記録された記録媒体としてのROM3
3から成るとともに、前記ナビゲーション処理部17
に、前記入力部34、表示部35、音声入力部36、音
声出力部37及び通信部38が接続される。なお、前記
CPU31にはMPUも含まれる。
【0038】なお、前記データ記録部16及びROM3
3は、図示されない磁気コア、半導体メモリ等によって
構成される。また、前記データ記録部16及びROM3
3として、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルデ
ィスク、磁気ドラム、CD、MD、DVD、光ディス
ク、MO、ICカード、光カード等の各種の記録媒体を
使用することもできる。
【0039】本実施の形態においては、前記ROM33
に各種のプログラムが記録され、前記データ記録部16
に各種のデータが記録されるようになっているが、プロ
グラム、データ等を同じ外部の記録媒体に記録すること
もできる。この場合、例えば、前記ナビゲーション処理
部17に図示されないフラッシュメモリを配設し、前記
外部の記録媒体から前記プログラム、データ等を読み出
してフラッシュメモリに書き込むこともできる。したが
って、外部の記録媒体を交換することによって前記プロ
グラム、データ等を更新することができる。また、図示
されない自動変速機制御装置の制御用のプログラム等も
前記外部の記録媒体に記録することができる。このよう
に、各種の記録媒体に記録されたプログラムを起動し、
データに基づいて各種の処理を行うことができる。
【0040】さらに、前記通信部38は、例えば、渋滞
情報、規制情報、駐車場情報等の各情報から成る交通情
報のほか、交通事故情報、GPS21の検出誤差を検出
するD−GPS情報等の基地局から送信された各種のデ
ータを受信したり、道路に沿って配設された電波ビーコ
ン装置、光ビーコン装置等から電波ビーコン、光ビーコ
ン等を介して位置情報を受信したりする。
【0041】また、前記入力部34は、走行開始時の現
在地を修正したり、出発地及び目的地を入力したりする
ためのものであり、前記ディスプレイに設定された画面
に画像で表示された各種のキー、操作メニュー等の操作
スイッチから成る。したがって、該操作スイッチをタッ
チすることによって入力を行うことができる。なお、入
力部34として、表示部35と別に配設されたキーボー
ド、マウス、バーコードリーダ、ライトペン、遠隔操作
用のリモートコントロール装置等を使用することもでき
る。
【0042】そして、前記ディスプレイに形成された各
種の画面には、操作案内、操作メニュー、操作キーの案
内、現在地から目的地までの経路、該経路に沿った案内
情報等が表示される。前記表示部35としては、CRT
ディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレ
イ等のディスプレイを使用したり、車両のフロントガラ
スにホログラムを投影するホログラム装置等を使用した
りすることができる。
【0043】また、音声入力部36は、図示されないマ
イクロホン等によって構成され、音声によって必要な情
報を入力することができる。さらに、音声出力部37
は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音
情報、例えば、音声合成装置によって合成された音声か
ら成る案内情報、変速情報等をスピーカから出力する。
なお、音声合成装置によって合成された音声のほかに、
各種の音、あらかじめテープ、メモリ等に録音された各
種の案内情報等をスピーカから出力することもできる。
【0044】次に、前記構成のナビゲーション装置14
の動作について説明する。
【0045】図4は本発明の第1の実施の形態における
ナビゲーション装置の動作を示すフローチャート、図5
は本発明の第1の実施の形態における探索データの階層
構造を示す図、図6は本発明の第1の実施の形態におけ
るレイヤ構成を示す図、図7は本発明の第1の実施の形
態における経路を分割する動作を説明する第1の図、図
8は本発明の第1の実施の形態における経路を分割する
動作を説明する第2の図、図9は本発明の第1の実施の
形態における経路を分割する動作を説明する第3の図、
図10は本発明の第1の実施の形態における情報登録処
理のサブルーチンを示す図である。
【0046】まず、操作者である運転者によって入力部
34(図3)が操作され、ナビゲーション装置14が起
動されると、CPU31の図示されないナビ初期化処理
手段は、ナビ初期化処理を行う。続いて、CPU31
は、GPS21によって検出された現在地、及びジャイ
ロセンサ26によって検出された自車方位を読み込むと
ともに、CPU31の情報取得処理手段92(図1)
は、情報取得処理を行い、データ記録部16から地図デ
ータファイル、道路データファイル、探索データファイ
ル等を参照し、地図データ、道路データ、探索データ等
のナビゲーション情報を読み出して情報を取得する。な
お、本実施の形態において、前記情報取得処理手段92
は、データ記録部16からナビゲーション情報を読み出
して取得するようになっているが、通信部38によって
ナビゲーション情報を受信して取得することもできる。
【0047】次に、前記CPU31の図示されない地図
表示処理手段は、地図表示処理を行い、前記ディスプレ
イに地図画面を形成し、該地図画面に、前記地図データ
に従って現在地の周辺の地図を表示するとともに、前記
現在地及び自車方位を表示する。
【0048】そして、前記ナビゲーション装置14が経
路探索装置として使用される場合、運転者が入力部34
を操作して出発地及び目的地を入力すると、CPU31
の目的地設定処理手段93は、目的地設定処理を行い、
目的地を設定する。また、CPU31の経路探索処理手
段96は、経路探索処理を行う。そして、経路探索処理
手段96は、前記探索データを読み出し、該探索データ
に基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する。
【0049】続いて、前記経路探索処理手段96の図示
されない探索経路表示処理手段は、探索経路表示処理を
行い、前記ディスプレイに探索経路表示画面を形成し、
該探索経路表示画面に探索経路を表示する。したがっ
て、運転者は、探索経路に従って車両を走行させること
ができる。なお、本実施の形態においては、入力部34
を操作することによって出発地を設定するようになって
いるが、現在地検出処理部15によって検出された現在
地を利用して出発地を設定することもできる。
【0050】ところで、探索データは、図5に示される
ように、下位から上位にかけて複数のレイヤ、例えば、
レイヤ1〜3から成る階層構造を有し、図6に示される
ようなレイヤ構成を有する。すなわち、各レイヤ1〜3
は、下位の道路から上位の道路までの詳細度に応じて階
層化される。なお、図5において矢印は経路探索処理の
探索方向を示す。本実施の形態においては、出発地Ps
から目的地Peまで前記探索方向に沿って経路が探索さ
れるようになっているが、出発地Psから目的地Peに
向けて、かつ、目的地Peから出発地Psに向けて経路
を探索することもできる。
【0051】レイヤ1においては、高速道路、有料道路
等の高速・有料道、国道、主要地方道、県道等の一般道
のほかに、細街路、導入路等のすべての道路が記録さ
れ、レイヤ2においては、前記レイヤ1の道路のうち
の、前記高速・有料道、国道、主要地方道等のように、
幅員が大きい道路、車線数が多い道路、制限速度が高い
道路、車両の流れがよい道路等が記録される。そして、
レイヤ3においては、前記高速・有料道、国道等のよう
に、レイヤ2の道路のうちの、更に幅員が大きい道路、
車線数が多い道路、制限速度が高い道路、車両の流れが
よい道路等が記録される。なお、各レイヤ1〜3はデー
タファイルによって形成される。
【0052】ところで、一般に、運転者は、数百〔k
m〕程度の長い距離を走行する場合、高速道路を使用す
ることが多く、数十〔km〕程度の中程度の距離を走行
する場合、国道、主要地方道、県道等を使用することが
多い。したがって、走行する距離によって、各レイヤ1
〜3の構成、例えば、階層の数、各レイヤ1〜3を構成
する道路、各レイヤ1〜3の範囲等が決定されるように
なっている。
【0053】そして、出発地Psから目的地Peまでの
距離が短い経路を探索する場合、レイヤ1の探索データ
だけが使用され、出発地Psから目的地Peまでの距離
が長い経路を探索する場合、各レイヤ1〜3の探索デー
タが使用される。これは、長い距離の経路を探索する場
合に、レイヤ1の探索データだけを使用すると、経路探
索処理を行うのに必要なメモリ容量を十分に確保するこ
とができず、経路探索処理を行うことができなくなった
り、経路探索処理の処理速度が低くなったりするからで
ある。
【0054】また、出発地Ps及び目的地Peに近いほ
ど、下位のレイヤの探索データが使用され、出発地Ps
及び目的地Peから離れるほど、上位のレイヤの探索デ
ータが使用される。そして、出発地Ps及び目的地Pe
の付近においては、レイヤ1の探索データが使用され、
すべての道路の探索データが探索の対象になる。したが
って、経路探索処理において、適正なレイヤの探索デー
タを使用し、所定の探索手法に従って経路を探索するこ
とができる。
【0055】ところが、出発地Psと目的地Peとの中
間地点では、上位のレイヤ2、3が使用されるので、レ
イヤ1だけに存在する県道、細街路、導入路等の道路の
探索データが探索の対象にならず、その場合、前記中間
地点において分岐道路が存在していても、分岐道路は、
県道、細街路、導入路等の道路である限り、探索経路に
含まれない。したがって、最適な経路を探索することが
できなくなってしまう。
【0056】そこで、本実施の形態においては、前記経
路探索処理が行われた後の所定のタイミングで、CPU
31の経路再探索処理手段95は、経路探索処理によっ
て得られた出発地Psから目的地Peまでの探索経路を
複数の分割経路ARi(i=1、2、…)に分割し、分
割経路ARiにおける二つの地点間(区間)、本実施の
形態においては、分割経路ARiの始点と終点との間に
ついて、探索データに従って再び経路を探索し、探索結
果に基づいて最適な経路を決定することができるように
している。なお、分割経路ARiにおける二つの地点間
を再探索するときの探索データは、レイヤ1の探索デー
タだけでもよいが、出発地Psから目的地Peまでの経
路を探索する場合と同様に、分割経路ARiの始点と終
点との距離に基づいて所定のレイヤの探索データとして
もよい。
【0057】図7において、F1は経路探索処理によっ
て得られた出発地Psから目的地Peまでの探索経路で
あり、該探索経路F1は、国道Rnだけを含み、国道R
nに対する近道となる県道Rpを含まない。また、図に
おいて、×は分割点を示す。
【0058】そして、前記経路再探索処理手段95の図
示されない経路分割処理手段は、経路分割処理を行い、
探索経路F1を分割して分割経路AR1〜AR4を形成
する。
【0059】この場合、経路再探索処理において分岐道
路が確実に探索経路F1に含まれるようにするために
は、前記分割経路AR1〜AR4を広くすることが望ま
しい。そこで、探索経路F1を分割するに当たり、分割
経路AR1〜AR4は、RAM32において、バックグ
ラウンドで経路再探索処理を行うのに必要なメモリ容量
等のリソースの許す範囲内で可能な限り大きく形成され
る。
【0060】そのために、前記経路分割処理手段は、R
AM32において、例えば、2〔Mbyte〕のメモリ
容量をバックグラウンドで経路再探索処理を行うために
割り当てることが可能であるとすると、出発地Psを含
み、2〔Mbyte〕のメモリ容量で探索が可能な探索
データの範囲を分割経路AR1として形成し、分割経路
AR1内の各道路のうちの最も目的地Pe側の道路の終
点、すなわち、最終ポイントを分割点とする。次に、該
分割点を含み、同様に、2〔Mbyte〕のメモリ容量
で探索が可能な探索データの範囲を分割経路AR2とし
て形成し、分割経路AR2の最終ポイントを分割点とす
る。そして、この動作を繰り返すことによって、分割経
路AR3、AR4を形成することができる。
【0061】続いて、前記経路再探索処理手段95の図
示されない分割探索処理手段は、分割探索処理を行い、
各分割経路AR1〜AR4についてレイヤ1の探索デー
タに従って再び経路を探索する。
【0062】ところで、図7に示されるように、前記探
索経路F1を分割経路AR1〜AR4に分割したとき
に、前記県道Rpが複数の分割経路、本実施の形態にお
いては、分割経路AR1〜AR4に及ぶ場合は、各分割
経路AR1〜AR4について再び経路を探索しても、県
道Rpは探索の対象にはならない。
【0063】そこで、前記経路分割処理手段は、レイヤ
1の探索データに従って、図8に示されるように、出発
地Psから目的地Peまでの探索経路F1を分割し、所
定の数の分割経路、本実施の形態においては、前記各分
割経路AR1〜AR4より長い一つの分割経路AR11
を形成する。続いて、前記分割探索処理手段は、分割経
路AR11についてレイヤ1の探索データに従って再び
経路を探索する。このようにして、分岐道路である県道
Rpを再探索経路として探索することができ、新たな探
索経路F2を得ることができる。
【0064】この場合、前記分割経路AR11は、各分
割経路AR1〜AR4より長いので、前記県道Rpは分
割経路AR11内に収まり、複数の分割経路には及ばな
い。したがって、県道Rpは探索経路F2に含まれるの
で、最適な経路を探索することができる。
【0065】続いて、CPU31の再探索経路決定処理
手段97は、再探索経路決定処理を行い、経路再探索処
理手段95による探索結果に基づいて県道Rpを再探索
経路として決定する。そのために、再探索経路決定処理
手段97の図示されない経路比較処理手段は、経路比較
処理を行い、県道Rpと、経路探索処理によって得られ
た探索経路F1上の県道Rpに対応する経路とを、探索
コスト等に従って比較し、県道Rpが、県道Rpに対応
する経路より探索コストが低いかどうか、すなわち、県
道Rpに対応する経路と比較して良好であるかどうかを
判断する。
【0066】なお、経路比較処理手段は、分割探索処理
手段によって得られた二つの地点間の再探索経路、例え
ば、県道Rpと、探索経路F1上の二つの地点間の経
路、例えば、県道Rpに対応する経路とが同じであるか
どうかを判断し、同じでない場合は再探索経路が良好で
あると判断することができる。さらに、再探索経路決定
処理手段97は、探索経路F1上の二つの地点間の経路
を前記再探索経路に自動的に置き換えることもできる。
このように、前記再探索経路決定処理手段97は、経路
比較処理手段による比較結果に基づいて再探索経路を決
定する。
【0067】そして、前記CPU31の図示されない情
報登録処理手段は、県道Rpが、良好である場合、情報
登録処理を行い、前記県道Rpを登録する。
【0068】そのために、前記情報登録処理手段は、県
道Rpが既に登録されているかどうかを判断し、県道R
pが既に登録されている場合、分割探索処理において県
道Rpが探索経路F2に含まれる頻度、県道Rpが登録
されることによる改善効果等のデータを更新し、県道R
pが登録されていない場合、県道Rpの道路データをレ
イヤ2の探索データとしてデータ記録部16に記録す
る。
【0069】このように、再探索経路が探索され、探索
経路F1上の所定の経路より探索コストの低い分岐道路
の探索データを算出することができるので、該探索デー
タを経路探索処理の対象にすることができる。したがっ
て、最適な経路を探索することができる。
【0070】この場合、探索データファイルの所定のメ
モリ領域が県道Rpを登録するために使用され、県道R
pの道路データが分岐道路の探索データとして記録され
るほかに、県道Rpの前後の道路、すなわち、前記国道
Rn上の県道Rpが分岐する前の道路の道路データが離
脱前道路の探索データとして、前記県道Rpが合流した
後の道路の道路データが復帰後道路の探索データとして
併せて記録される。
【0071】本実施の形態においては、県道Rp、離脱
前道路及び復帰後道路の各道路データが記録されるよう
になっているが、県道Rpの道路データだけを記録した
り、県道Rpが含まれる分割経路の道路データだけを記
録したりすることもできる。
【0072】このように、前記情報登録処理において、
前記探索データファイルに、県道Rp、離脱前道路及び
復帰後道路の各道路データが探索データとして記録され
るので、その後、別の機会に、運転者が新たに目的地P
eを設定すると、経路探索処理手段96は、レイヤ2
に、前記県道Rp、離脱前道路及び復帰後道路の探索デ
ータが含まれた探索データファイルを参照して経路を決
定する。
【0073】すなわち、経路探索処理手段96は、探索
経路F1上の所定の道路と前記離脱前道路又は復帰後道
路とが一致するかどうかを、探索データに付された道路
番号等に基づいて判断し、前記所定の道路と前記離脱前
道路又は復帰後道路とが一致する場合、探索経路F1に
おける国道Rn上の県道Rpに対応する経路を県道Rp
に置き換え、探索経路F2を形成する。
【0074】このように、出発地Psと目的地Peとの
中間地点において、最も下位のレイヤ1だけに存在する
分岐道路の道路データを他のレイヤに探索データとして
記録し、該探索データをその後の経路探索処理において
探索の対象とすることができるので、分岐道路を探索経
路に含ませることができる。したがって、最適な経路を
探索することができる。
【0075】また、分岐道路が登録された後は、登録さ
れた分岐道路に対応する分割経路については、経路再探
索処理を行う必要がなくなるので、経路再探索処理の処
理時間を短くすることができる。
【0076】ところで、前記経路再探索処理において
は、各レイヤ1〜3について、また、各分割経路ARi
について分割探索処理を繰り返す必要があるので、経路
探索処理が終了した後、直ちに経路再探索処理を開始す
ると、経路再探索処理が終了するまでに、数十秒又は数
分かかってしまう。したがって、最適な経路をリアルタ
イムで探索することができない。
【0077】そこで、本実施の形態においては、運転者
が経路探索処理によって得られた探索経路F1に従って
車両を走行させている間に、CPU31の空き時間を利
用して、バックグラウンドで経路再探索処理を行うよう
にしている。したがって、その後、別の機会に、運転者
が新たに目的地Peを設定したときに、情報登録処理が
行われた後の探索データに基づいて経路が探索される。
なお、バックグラウンドで経路再探索処理が行われた
後、直ちに、情報登録処理が行われた後の探索データに
基づいて経路を探索し、探索経路F2に従って車両を走
行させることもできる。
【0078】ところで、前記経路再探索処理手段95
は、最も下位のレイヤ1から最も上位のレイヤ3までの
すべてのレイヤについて経路分割処理及び分割探索処理
を行うようになっている。
【0079】したがって、例えば、最も上位のレイヤ3
について経路分割処理及び分割探索処理を行うと、図9
に示されるように、出発地Psから目的地Peまで国道
Rnを利用する場合より、国道Rnを迂回して高速道路
Rhを利用する方が好ましい場合に、高速道路Rhを含
む分割経路F3を最適な経路として探索することができ
る。
【0080】本実施の形態においては、経路探索処理に
おいて探索された探索経路F1を分割して分割経路AR
iを形成するようになっているが、探索経路F1を分割
することなく、最も下位のレイヤ1の範囲を経路再探索
処理の対象にして、レイヤ1の範囲を越えるたびに経路
再探索処理を行うこともできる。
【0081】また、目的地Peが設定され、経路探索処
理が行われた後に、探索経路F1に離脱前道路及び復帰
後道路が含まれる場合において、探索経路F1における
国道Rn上の県道Rpに対応する経路を県道Rpに置き
換え、国道Rn上の残りの部分について経路を分割し、
経路再探索処理を行うこともできる。
【0082】次に、図4のフローチャートについて説明
する。 ステップS1 出発地Ps及び目的地Peを入力する。 ステップS2 経路探索処理を行う。 ステップS3 レイヤ数によるループを開始する。 ステップS4 探索経路を分割する。 ステップS5 分割経路数によるループを開始する。 ステップS6 分割探索処理を行う。 ステップS7 県道Rpが良好であるかどうかを判断す
る。県道Rpが良好である場合はステップS8に、良好
でない場合はステップS9に進む。 ステップS8 情報登録処理を行う。 ステップS9 分割経路数によるループを終了する。 ステップS10 レイヤ数によるループを終了し、処理
を終了する。
【0083】次に、図10のフローチャートについて説
明する。 ステップS8−1 県道Rpが既に登録されているかど
うかを判断する。県道Rpが既に登録されている場合は
ステップS8−3に、登録されていない場合はステップ
S8−2に進む。 ステップS8−2 県道Rpを登録する。 ステップS8−3 頻度、改善効果等のデータを更新
し、リターンする。
【0084】次に、探索経路F1を他の方法で分割する
ようにした本発明の第2の実施の形態について説明す
る。
【0085】図11は本発明の第2の実施の形態におけ
る経路分割処理手段の動作を示すフローチャートであ
る。
【0086】この場合、前記経路分割処理手段は、ま
ず、出発地Ps(図7)を始点に、目的地Peを終点に
設定し、始点から終点までの探索データに従って探索を
行うのに必要なメモリ容量が閾(しきい)値である2
〔Mbyte〕より大きいかどうかを判断する。メモリ
容量が2〔Mbyte〕より大きい場合、前記経路分割
処理手段は、始点から終点までの経路を二つに分割し、
始点と終点との中間点を終点にし、メモリ容量が2〔M
byte〕以下である場合、前記経路分割処理手段は、
前記終点を分割点として設定する。続いて、前記経路分
割処理手段は、終点と目的地Peとが一致するかどうか
を判断し、終点と目的地Peとが一致しない場合には、
前記終点を始点に、目的地Peを終点にしてメモリ容量
が2〔Mbyte〕より大きいかどうかを再び判断す
る。
【0087】このような動作を繰り返すことによって、
探索経路F1に分割経路ARiを形成することができ
る。
【0088】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS11 出発点Psを始点に、目的地Peを終
点に設定する。 ステップS12 メモリ容量が閾値より大きいかどうか
を判断する。メモリ容量が閾値より大きい場合はステッ
プS13に、メモリ容量が閾値以下である場合はステッ
プS14に進む。 ステップS13 始点と終点との中間点を終点に設定
し、ステップS12に戻る。 ステップS14 終点を分割点として設定する。 ステップS15 終点と目的地Peとが一致するかどう
かを判断する。終点と目的地Peとが一致する場合は処
理を終了し、一致しない場合はステップS16に進む。 ステップS16 終点を始点に、目的地Peを終点に設
定し、ステップS12に戻る。
【0089】ところで、前記第1の実施の形態において
は、分割経路ARiをメモリ容量の許す範囲内で広くす
るようになっているが、分割経路ARiを広くしても、
分岐道路が一つの分割経路内に収まらず、二つ以上の分
割経路に及ぶ場合には、分岐道路を探索経路F2に含ま
れるようにすることができない。
【0090】そこで、分岐道路が一つの分割経路内に収
まらず、二つ以上の分割経路に及ぶ場合でも、分岐道路
を探索経路F2に含まれるようにすることができるよう
にした本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0091】図12は本発明の第3の実施の形態におけ
る経路分割処理手段の動作を示すフローチャート、図1
3は本発明の第3の実施の形態における経路を分割する
動作を説明する第1の図、図14は本発明の第3の実施
の形態における経路を分割する動作を説明する第2の図
である。
【0092】この場合、経路分割処理手段(図1)は、
まず、図13に示されるように、第1、第2の実施の形
態において説明された経路の分割方法に従って探索経路
F3を分割し、分割経路AR21、AR22を形成す
る。続いて、前記経路分割処理手段は、既に形成された
分割経路AR21、AR22を取得し、取得された各分
割経路AR21、AR22の中間点を算出し、設定す
る。次に、前記経路分割処理手段は、出発地Psを始点
に設定し、出発地Psから近い順に各中間点を読み出
し、各中間点を終点に設定するとともに、始点から終点
までの探索データに従って探索を行うのに必要なメモリ
容量が閾値である2〔Mbyte〕より大きいかどうか
を判断する。メモリ容量が2〔Mbyte〕より大きい
場合、前記経路分割処理手段は、始点から、終点より一
つ前の中間点までの経路を新しい分割経路として設定す
る。
【0093】例えば、レイヤ2の探索データに従って経
路を探索する場合において、図13に示されるように、
1回目の経路分割処理において形成された分割経路AR
21、AR22の探索データに従って経路を探索する
と、国道Rnに対する近道となる県道Rpは、二つの分
割経路AR21、AR22に及ぶので、探索経路F3に
含まれない。
【0094】これに対して、図14に示されるように、
2回目の経路分割処理において形成された分割経路AR
31〜AR33の探索データに従って経路を探索する
と、県道Rpは、一つの分割経路AR32内に収まり、
複数の分割経路には及ばない。したがって、県道Rpは
探索経路F4に含まれる。
【0095】このように、2回目の経路分割処理におい
て分割点をずらして再び分割経路ARiを形成し、該分
割経路ARiの探索データに従って経路を探索すること
によって、分割点の周辺の分割経路の質を向上させるこ
とができる。したがって、分割探索処理を行うことによ
って、分岐道路が確実に探索経路に含まれるようにする
ことができる。
【0096】なお、前記中間点は、1回目の経路分割処
理において形成された分割経路AR21、AR22の中
央に位置させる必要はなく、分割経路AR21、AR2
2上の任意の点に位置させることができる。また、3回
目の経路分割処理を行い、1回目及び2回目の経路分割
処理において設定された各分割点を避けるように中間点
を設定し、更に分割経路を形成することができる。した
がって、前記分割探索処理を行うことによって、分岐道
路が一層確実に探索経路に含まれるようにすることがで
きる。同様に、経路分割処理を4回以上繰り返し、更に
分割経路を形成することもできる。なお、Peは目的地
である。
【0097】本実施の形態においては、探索経路F1の
全体を分割して複数の分割経路ARiを形成するように
しているが、車両の走行に伴って、少なくとも二つの分
割点を設定し、各分割点間を分割経路とすることもでき
る。例えば、車両が所定の距離を走行するごとに、又は
所定の時間を走行するごとに車両の走行方向において二
つの分割点を設定することができる。
【0098】また、分割経路F1上において、道路属性
が変化するごとに分割点を設定することができる。さら
に、有料道路優先の探索条件が設定されている場合に、
高速・有料道の部分については、分割経路ARiを形成
せず、高速・有料道以外の一般道の部分についてだけ分
割経路ARiを形成することもできる。
【0099】次に、フローチャートについて説明する。 ステップS21 既に形成された分割経路AR21、A
R22を取得する。 ステップS22 各分割経路AR21、AR22の中間
点を算出する。 ステップS23 出発地Psを始点に設定する。 ステップS24 中間点数によるループを開始する。 ステップS25 出発地Psから近い順に中間点を読み
出す。 ステップS26 中間点を終点に設定する。 ステップS27 メモリ容量が閾値より大きいかどうか
を判断する。メモリ容量が閾値より大きい場合はステッ
プS28に、メモリ容量が閾値以下である場合はステッ
プS30に進む。 ステップS28 一つ前の中間点までの経路を新しい分
割経路として設定する。 ステップS29 一つ前の中間点を始点に設定する。 ステップS30 中間点数によるループを終了し、処理
を終了する。
【0100】次に、探索データファイルのデータ構造に
ついて説明する。なお、探索データファイルにおいて、
各分割経路#0〜#nは、登録された分岐道路を表す。
【0101】図15は本発明の第4の実施の形態におけ
る探索データファイルの例を示す図である。
【0102】図に示されるように、探索データファイル
には、探索データファイルのバージョン情報を表すデー
タバージョン#0、登録された分岐道路の数を表す分割
経路数、分割経路#0〜#n等のデータが記録され、各
分割経路#0〜#nのデータとして、各分割経路#0〜
#nが属するレイヤ、各分岐道路に対応させて記録され
た離脱前道路の道路番号を表す離脱前道路番号、各分岐
道路に対応させて記録された復帰後道路の道路番号を表
す復帰後道路番号、各分割経路#0〜#nの探索コス
ト、探索条件、各分割経路#0〜#nの道路数、道路#
0〜#n、上位のレイヤの道路数を表す上位レイヤ道路
数、上位のレイヤに属する道路を表す上位レイヤ道路#
0〜#n等のデータが記録される。
【0103】また、各道路#0〜#nのデータとして、
道路番号、道路形状、道路属性(種別、距離、幅員等の
属性)等のデータが記録され、上位レイヤ道路#0〜#
nのデータとして、道路番号、道路形状、道路属性(種
別、距離、幅員等の属性)、下位道路の上位道路に対す
る位置情報等のデータが記録される。
【0104】ところで、情報登録処理において探索デー
タを記録する場合、該探索データのデータ形式を、デー
タ記録部16(図3)に既に記録されている探索データ
ファイルの探索データのデータ形式に合わせる必要があ
る。そこで、前述されたように、探索データファイルに
は、データ形式を認識するためのデータバージョン#0
のデータが記録される。なお、データバージョン#0の
バージョンの探索データファイルには、データバージョ
ン#0以下の探索データを記録することができる。
【0105】また、一般に、探索経路は道路の列(以下
「道路列」という。)から成るので、道路#0〜#nの
列と探索データファイルの探索データとの対応関係を特
定するために、各道路#0〜#nのデータとして道路番
号のデータが記録される。
【0106】そして、各分割経路#0〜#nのデータと
して離脱前道路番号及び復帰後道路番号のデータが記録
されるので、経路探索処理手段96は、経路探索処理に
おいて得られた探索経路の道路列の各道路に付された道
路番号と、前記離脱前道路番号及び復帰後道路番号とを
比較し、前記道路番号と前記離脱前道路番号及び復帰後
道路番号とが一致する場合に、強制的に離脱前道路と復
帰後道路との間の分岐道路に対応する経路を分岐道路の
道路列に置き換えることによって、最適な経路を探索す
ることができる。
【0107】また、分岐道路が分岐道路に対応する経路
より良好であるかどうかを判断するために、単に探索コ
ストを比較するのではなく、探索条件が一致しているか
どうかも併せて判断するのが好ましい。そこで、前記各
分割経路#0〜#nのデータとして探索コスト及び探索
条件のデータが記録される。
【0108】そして、分岐道路に対応する経路を分岐道
路に置き換えるのに伴って、探索経路表示画面に表示さ
れる探索経路が変化する。このとき、探索経路表示処理
手段が、地図データから道路形状のデータを読み出して
探索経路を表示すると、処理時間が長くなってしまう。
そこで、前記各道路#0〜#nのデータとして道路形状
のデータが記録される。したがって、前記探索経路表示
処理手段は、道路形状のデータに基づいて探索経路を短
い時間で表示することができる。
【0109】さらに、分岐道路が下位のレイヤの探索デ
ータに従って探索される場合、上位のレイヤの道路と下
位のレイヤの道路との切れ目が異なることがある。その
場合、道路番号だけで分岐道路に対応する経路を分岐道
路に置き換えると、出発地Psから目的地Peまでの距
離の情報を整合させることができなくなってしまう。そ
こで、前記各分割経路#0〜#nのデータとして、各分
岐道路に対応する上位のレイヤに属する道路を表す上位
レイヤ道路#0〜#nのデータが記録される。したがっ
て、経路探索処理の応答性を高くすることができる。
【0110】ところで、図に示されるように、登録され
た各分岐道路の探索データを、分割経路#0〜#nの単
位で並列に記録すると、経路探索処理において、すべて
の分岐道路の探索データにアクセスする必要が生じ、経
路探索処理の応答性が低くなってしまう。
【0111】そこで、各レイヤ#0〜#n、各道路属性
#0〜#n及び各メッシュ#0〜#nのデータ要素のう
ちの一つのデータ要素について階層化し、各データ要素
ごとに探索データを記録することによって、経路探索処
理の応答性を高くすることができるようにした探索デー
タファイルについて説明する。
【0112】図16は本発明の第4の実施の形態におけ
る探索データファイルの第1の変形例を示す図、図17
は本発明の第4の実施の形態における探索データファイ
ルの第2の変形例を示す図、図18は本発明の第4の実
施の形態における探索データファイルの第3の変形例を
示す図である。
【0113】図16においては、探索データファイル
に、データバージョン#0、分割経路数、分割経路#0
〜#n等のデータが記録され、各分割経路#0〜#nの
データとして、各分割経路#0〜#nのレイヤ数、各分
割経路#0〜#nが属するレイヤ#0〜#n等のデータ
が記録される。また、各レイヤ#0〜#nのデータに
は、レイヤ、離脱前道路番号、復帰後道路番号、探索コ
スト、探索条件、各分割経路#0〜#nの道路数、道路
#0〜#n、上位レイヤ道路数、上位レイヤ道路#0〜
#n等のデータが記録される。
【0114】そして、各道路#0〜#nのデータとし
て、道路番号、道路形状、道路属性(種別、距離、幅員
等の属性)等のデータが記録され、上位レイヤ道路#0
〜#nのデータとして、道路番号、道路形状、道路属性
(種別、距離、幅員等の属性)、下位道路の上位道路に
対する位置情報等のデータが記録される。
【0115】この場合、データ要素として各レイヤ#0
〜#nが階層化される。必要なレイヤについてだけ、探
索データに従って経路を探索することができるので、経
路探索処理の応答性を高くすることができる。例えば、
最初の経路探索処理においてレイヤ1の探索データに従
って経路が探索された場合には、レイヤ2又は3の探索
データに従って経路を探索する必要はない。これは、下
位のレイヤの探索データは上位のレイヤの探索データよ
り道路の種別が多く、基本的には良好な経路が探索され
ているからである。
【0116】また、図17においては、探索データファ
イルに、データバージョン#0、分割経路数、分割経路
#0〜#n等のデータが記録され、各分割経路#0〜#
nのデータとして、各分割経路#0〜#nの道路属性
数、道路属性#0〜#n等のデータが記録される。ま
た、各道路属性#0〜#nのデータには、レイヤ、離脱
前道路番号、復帰後道路番号、探索コスト、探索条件、
各分割経路#0〜#nの道路数、道路#0〜#n、上位
レイヤ道路数、上位レイヤ道路#0〜#n等のデータが
記録される。
【0117】そして、各道路#0〜#nのデータとし
て、道路番号、道路形状、道路属性(種別、距離、幅員
等の属性)等のデータが記録され、上位レイヤ道路#0
〜#nのデータとして、道路番号、道路形状、道路属性
(種別、距離、幅員等の属性)、下位道路の上位道路に
対する位置情報等のデータが記録される。
【0118】この場合、データ要素として各道路属性#
0〜#nが階層化される。離脱前道路及び復帰後道路の
道路属性に従って経路を探索することができるので、経
路探索処理の応答性を高くすることができる。例えば、
道路属性が道路種別である場合は、離脱前道路及び復帰
後道路の道路種別によって、高速・有料道、国道、主要
地方道、県道、細街路、導入路等の階層構造で探索デー
タが記録される。したがって、例えば、最初の経路探索
処理において得られた探索経路が高速・有料道である場
合には、高速・有料道以上のレベルの道路の探索データ
だけを探索の対象にすることができる。なお、最初の経
路探索処理において得られた探索経路がレベルの低い道
路である場合に、それ以下の格の道路の探索データだけ
を探索の対象にすることもできる。
【0119】また、図18においては、探索データファ
イルに、データバージョン#0、分割経路数、分割経路
#0〜#n等のデータが記録され、各分割経路#0〜#
nのデータとして、各分割経路#0〜#nのメッシュ
数、メッシュ#0〜#n等のデータが記録される。ま
た、各メッシュ#0〜#nのデータには、レイヤ、離脱
前道路番号、復帰後道路番号、探索コスト、探索条件、
各分割経路#0〜#nの道路数、道路#0〜#n、上位
レイヤ道路数、上位レイヤ道路#0〜#n等のデータが
記録される。
【0120】そして、各道路#0〜#nのデータとし
て、道路番号、道路形状、道路属性(種別、距離、幅員
等の属性)等のデータが記録され、上位レイヤ道路#0
〜#nのデータとして、道路番号、道路形状、道路属性
(種別、距離、幅員等の属性)、下位道路の上位道路に
対する位置情報等のデータが記録される。
【0121】この場合、データ要素として各メッシュ#
0〜#nが階層化される。離脱前道路と分岐道路との分
岐点を表す離脱ポイント、及び分岐道路と復帰後道路と
の分岐点を表す復帰ポイントの各座標を利用し、各座標
が属するメッシュに従って経路を探索することができる
ので、経路探索処理の応答性を高くすることができる。
なお、メッシュは、日本全国を均等に区切られた領域を
表す。
【0122】この場合、経路探索処理において得られた
探索経路上の離脱ポイントと復帰ポイントとの中間点を
算出し、前記メッシュに対応する位置に分割経路#0〜
#nの各データを記録する。探索経路と交差するメッシ
ュ(探索経路の周辺のメッシュ)の探索データだけを探
索の対象にすることができる。
【0123】ところで、前記データ記録部16(図3)
に使用されるDVD等のディスクを、新しいバージョン
のデータベースのものと交換したり、異なるデータ供給
会社によって製造されたディスクと交換したりすると、
交換する前のディスクのデータベースにおいて道路に付
された道路番号と、交換した後のディスクのデータベー
スにおいて道路に付された道路番号とが一致しない限
り、各種のデータを読み出すことができない。
【0124】また、経路再探索処理によって登録された
分岐道路の探索データも、ディスクの変更に伴って読み
出すことができなくなってしまう。
【0125】そこで、既存のデータベースを、異なるバ
ージョンのデータベース、異なるデータ供給会社によっ
て製造されたデータベース等に交換したときに、探索デ
ータを読み出すことができるようにした本発明の第5の
実施の形態について説明する。
【0126】図19は本発明の第5の実施の形態におけ
る探索データファイルを示す図である。
【0127】図に示されるように、データベースを構成
する探索データファイルに、近道数、近道#0〜#n等
のデータが記録され、各近道#0〜#nのデータとし
て、データバージョン#0、分割経路数、分割経路#0
〜#n等のデータが記録され、各分割経路#0〜#nの
データとして、各分割経路#0〜#nが属するレイヤ、
離脱前道路番号、復帰後道路番号、探索コスト、探索条
件、道路数、道路#0〜#n、上位レイヤ道路数、上位
レイヤ道路#0〜#n等のデータが記録される。
【0128】そして、前記離脱前道路番号、復帰後道路
番号及び各道路#0〜#nのデータとして、それぞれ道
路番号、道路形状、道路属性(種別、距離、幅員等の属
性)等のデータが記録され、上位レイヤ道路#0〜#n
のデータとして、道路番号、道路形状、道路属性(種
別、距離、幅員等の属性)、下位道路の上位道路に対す
る位置情報等のデータが記録される。
【0129】この場合、前記離脱前道路番号及び復帰後
道路番号を特定するためのデータとして道路番号、道路
形状、道路属性(種別、距離、幅員等の属性)等のデー
タが記録されるので、経路再探索処理手段95は、交換
された後の探索データファイルの探索データの中から、
道路形状、道路属性(種別、距離、幅員等の属性)等に
基づいて、新たに離脱前道路番号及び復帰後道路番号を
検出することができる。そして、前記経路再探索処理手
段95は、交換された後の探索データファイルの離脱前
道路を出発地Psとし、復帰後道路を目的地Peとして
設定し、再び各レイヤ1〜3について探索データに従っ
て経路を探索する。また、前記情報登録処理手段は、経
路再探索処理において得られた探索経路に基づいて分岐
道路を登録する。
【0130】このようにして、交換される前のデータベ
ースにおいて記録された、前記離脱前道路番号及び復帰
後道路番号の道路形状、道路属性(種別、距離、幅員等
の属性)等によって、交換された後のデータベースにお
いて分岐道路を登録することができる。
【0131】したがって、既存のデータベースを、異な
るバージョンのデータベース、異なるデータ供給会社に
よって製造されたデータベース等に交換したときに、探
索データを読み出すことができる。
【0132】次に、情報基地と車載端末との間でデータ
ベースを送受信することができるようにしたナビゲーシ
ョンシステムについて説明する。
【0133】図20は本発明の第5の実施の形態におけ
るナビゲーションシステムを示す第1のブロック図、図
21は本発明の第5の実施の形態におけるナビゲーショ
ンシステムを示す第2のブロック図、図22は本発明の
第5の実施の形態における参照用データのデータ構成を
示す図である。
【0134】図20において、50はナビゲーションシ
ステム、61は前記ナビゲーション装置14(図3)に
よって構成される車載端末、51は情報基地、52は該
情報基地51と車載端末61とを接続する情報ネットワ
ーク、53は前記情報基地51に配設されたサーバであ
り、情報基地51と車載端末61との間で、各種のプロ
グラム、データ等の送受信を行うことができる。そのた
めに、前記車載端末61の通信部38は送受信装置を備
える。また、前記サーバ53は、演算装置としてのCP
U54、RAM55、ROM56、図示されない通信イ
ンタフェース等を備え、コンピュータを構成する。ま
た、前記サーバ53及び車載端末61のナビゲーション
処理部17によってコンピュータを構成することもで
き、更にコンピュータに他の演算装置を含ませることも
できる。
【0135】そして、前記情報基地51が情報センタで
ある場合、情報センタに前記サーバ53としてナビゲー
ション用サーバが配設され、前記情報センタと車載端末
61とが情報ネットワーク52としての通信回線網を介
して接続され、情報基地51がプロバイダである場合、
該プロバイダにサーバ53としてインターネット用サー
バが配設され、前記プロバイダと車載端末61とがサー
バ53としてのインターネット網を介して接続され、情
報基地51が基地局である場合、該基地局に基地局用サ
ーバが配設され、前記基地局と車載端末61とがサーバ
53としてのFM多重放送網、電話回線網等を介して接
続される。
【0136】前記サーバ53は、地図データファイル、
道路データファイル、交差点データファイル、ノードデ
ータファイル、探索データファイル、案内データファイ
ル、施設データファイル等から成るデータベースをナビ
ゲーション情報として記録する情報記録部としての記録
装置57を備え、該記録装置57に各種のデータが記録
される。
【0137】前記車載端末61において、通信部38に
よって各種のプログラム、データ等が受信されると、前
記ナビゲーション処理部17のCPU31は、例えば、
RAM32、フラッシュメモリ、ハードディスク等にダ
ウンロードし、前記プログラムを起動し、前記データに
基づいて各種の処理を行う。すなわち、前記CPU31
は、前記データベースをRAM32、フラッシュメモ
リ、ハードディスク等の記録媒体にダウンロードし、前
記データベースの各データに基づいて各種の処理を行
う。なお、プログラムとデータとを互いに異なる記録媒
体に記録したり、同じ記録媒体に記録したりすることも
できる。
【0138】また、家庭用のパソコンを使用して、前記
情報基地51から送信されたプログラム、データ等を、
パソコンに対して着脱自在なメモリカード、フレキシブ
ルディスク等の外部の記録媒体にダウンロードし、前記
プログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行
うこともできる。
【0139】ところで、サーバ53は、各種のデータを
管理することができるので、CPU31は、サーバ53
に対して探索データに関する問合せを行うことによっ
て、交換された後のデータベースにおいて分岐道路を登
録し、該分岐道路の探索データを読み出すことができ
る。そのために、前記情報基地51と複数の車載端末6
1とが接続されるとともに、情報基地51のサーバ53
において、各データベースごとの離脱前道路番号及び復
帰後道路番号の対応表が、図22に示されるような参照
用データとしてROM56に記録される。
【0140】なお、前記参照用データには、各データベ
ースA〜Cごとに、離脱前道路番号及び復帰後道路番号
から成る道路#A1〜#An、#B1〜#Bn、#C1
〜#Cnのデータが記録される。
【0141】したがって、前記CPU31の分割探索処
理手段(図1)は、交換される前のデータベースの離脱
前道路番号及び復帰後道路番号をサーバ53に送ること
によって、交換された後のデータベースの離脱前道路番
号及び復帰後道路番号をサーバ53から受け、交換され
た後のデータベースの離脱前道路を出発地Psとし、復
帰後道路を目的地Peとして設定し、再び各レイヤ1〜
3について探索データに従って経路を探索する。また、
前記CPU31の図示されない情報登録処理手段は、経
路再探索処理において得られた探索経路に基づいて分岐
道路を登録する。
【0142】なお、各実施の形態においては、CPU3
1に分割探索処理手段及び情報登録処理手段を配設する
ようになっているが、サーバ53のCPU54に図示さ
れない分割探索処理手段及び情報登録処理手段を配設
し、車載端末61から受けた離脱前道路番号及び復帰後
道路番号に基づいて、経路を探索し、経路再探索処理に
おいて得られた探索経路に基づいて分岐道路を登録する
こともできる。
【0143】また、情報基地51と接続された各車載端
末61との間において共通のデータベースを保有するこ
ともできる。そのために、共通のデータベースがサーバ
53によって管理され、例えば、サーバ53の図示され
ない情報管理処理手段は、情報管理処理を行い、各車載
端末61からデータベースを受けると、既に保持してい
るデータベースと車載端末61から受けたデータベース
とを比較し、共通の探索データ以外の探索データを記録
装置57に記録する。
【0144】したがって、各車載端末61においては、
他の車載端末61から供給された分岐道路の探索データ
を利用することができる。
【0145】また、各CPU31の目的地設定処理手段
93は、目的地設定処理を行い、目的地Peを設定し、
目的地Peのデータをサーバ53に送ることができる。
そして、CPU54に図示されない経路探索処理手段、
経路分割処理手段及び分割探索処理手段が配設され、経
路探索処理を行い、経路探索処理によって得られた探索
経路を分割し、分割経路に基づいて再び経路を探索し、
分岐道路を登録することができる。
【0146】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0147】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、各分割された経路についてナビゲーション情報に
従って経路が再び探索されるので、再探索による探索経
路を経路探索処理の対象にすることができる。したがっ
て、最適な経路を探索することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーシ
ョンシステムの機能ブロック図である。
【図2】従来の経路探索処理の動作を説明する図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーシ
ョンシステムの要部を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるナビゲーシ
ョン装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施の形態における探索データ
の階層構造を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるレイヤの構
成を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における経路を分割
する動作を説明する第1の図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における経路を分割
する動作を説明する第2の図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態における経路を分割
する動作を説明する第3の図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態における情報登録
処理のサブルーチンを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態における経路分割
処理手段の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3の実施の形態における経路分割
処理手段の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施の形態における経路を分
割する動作を説明する第1の図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における経路を分
割する動作を説明する第2の図である。
【図15】本発明の第4の実施の形態における探索デー
タファイルの例を示す図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態における探索デー
タファイルの第1の変形例を示す図である。
【図17】本発明の第4の実施の形態における探索デー
タファイルの第2の変形例を示す図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態における探索デー
タファイルの第3の変形例を示す図である。
【図19】本発明の第5の実施の形態における探索デー
タファイルを示す図である。
【図20】本発明の第5の実施の形態におけるナビゲー
ションシステムを示す第1のブロック図である。
【図21】本発明の第5の実施の形態におけるナビゲー
ションシステムを示す第2のブロック図である。
【図22】本発明の第5の実施の形態における参照用デ
ータのデータ構成を示す図である。
【符号の説明】
16 データ記録部 17 ナビゲーション処理部 31 CPU 50 ナビゲーションシステム 53 サーバ 57 記録装置 92 情報取得処理手段 93 目的地設定処理手段 95 経路再探索処理手段 96 経路探索処理手段 97 再探索経路決定処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C032 HB02 HB22 HB23 HB24 HB25 HC08 HC16 HC31 HD16 2F029 AA02 AB01 AB07 AB13 AC02 AC09 AC14 AC18 5H180 AA01 BB02 BB04 BB05 BB12 BB13 CC12 EE01 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF25 FF27 FF33 FF35

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナビゲーション情報を取得する情報取得
    処理手段と、目的地を設定する目的地設定処理手段と、
    出発地から目的地までの経路を探索する経路探索処理手
    段と、探索された経路を分割し、分割された経路を再び
    探索する経路再探索処理手段と、該経路再探索処理手段
    による探索結果に基づいて再探索経路を決定する再探索
    経路決定処理手段とを有することを特徴とするナビゲー
    ションシステム。
  2. 【請求項2】 前記再探索経路決定処理手段は、前記経
    路再探索処理手段による探索結果として得られた再探索
    経路と、前記経路探索処理手段によって得られた探索経
    路上の前記再探索経路に対応する経路とを比較する経路
    比較処理手段とを備え、前記経路比較処理手段による比
    較結果に基づいて再探索経路を決定する請求項1に記載
    のナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 前記ナビゲーション情報の探索データ
    は、下位の道路から上位の道路までの詳細度に応じて階
    層化された複数のレイヤとして記録され、前記経路再探
    索処理手段は、複数のレイヤの探索データを使用して経
    路を再び探索する請求項1に記載のナビゲーションシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記探索された経路は、所定のメモリ容
    量で探索が可能なナビゲーション情報の範囲に基づいて
    分割される請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  5. 【請求項5】 前記探索された経路は、各分割された経
    路間の分割点をずらして、繰り返し分割される請求項1
    に記載のナビゲーションシステム。
  6. 【請求項6】 前記経路再探索処理手段による探索結果
    として得られた再探索経路と、前記経路探索処理手段に
    よって得られた探索経路上の前記再探索経路に対応する
    経路とが異なる場合、再探索経路のナビゲーション情報
    を登録する情報登録処理手段とを有する請求項1又は2
    に記載のナビゲーションシステム。
  7. 【請求項7】 前記再探索経路のナビゲーション情報
    は、離脱前道路及び復帰後道路の探索データを含む請求
    項6に記載のナビゲーションシステム。
  8. 【請求項8】 前記経路探索処理手段は、探索経路に前
    記離脱前道路及び復帰後道路が含まれる場合に、離脱前
    道路と復帰後道路との間の経路を登録されている再探索
    経路に置き換える請求項7に記載のナビゲーションシス
    テム。
  9. 【請求項9】 前記情報登録処理手段はデータ要素ごと
    に離脱前道路の番号及び復帰後道路の番号を記録する請
    求項6に記載のナビゲーションシステム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、ナビゲーション情報
    を取得する情報取得処理手段、目的地を設定する目的地
    設定処理手段、出発地から目的地までの経路を探索する
    経路探索処理手段、探索された経路を分割し、分割され
    た経路を再び探索する経路再探索処理手段、及び該経路
    再探索処理手段による探索結果に基づいて再探索経路を
    決定する再探索経路決定処理手段として機能させること
    を特徴とする経路探索方法のプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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