JP2003130378A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JP2003130378A
JP2003130378A JP2001320432A JP2001320432A JP2003130378A JP 2003130378 A JP2003130378 A JP 2003130378A JP 2001320432 A JP2001320432 A JP 2001320432A JP 2001320432 A JP2001320432 A JP 2001320432A JP 2003130378 A JP2003130378 A JP 2003130378A
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    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F28D1/02Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
    • F28D1/0226Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with an intermediate heat-transfer medium, e.g. thermosiphon radiators

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輻射用の熱交換部よりも後方側における熱を
も暖房に利用して、暖房対象空間を効率よく、しかも、
暖房対象空間の全体を効果的に暖房することが可能とな
る。 【解決手段】 ヒートパイプ1を備えた輻射用の熱交換
部2が、熱源手段3にて加熱されるように設けられ、輻
射用の熱交換部2が、その前面部において放熱するよう
に構成されている暖房装置において、輻射用の熱交換部
2を収納するケーシングKが設けられ、そのケーシング
Kには、輻射用の熱交換部2の配設箇所よりも後方側
に、暖房対象空間内の空気を対流させるための対流用通
路8が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートパイプを備
えた輻射用の熱交換部が、熱源手段にて加熱されるよう
に設けられ、前記輻射用の熱交換部が、その前面部にお
いて放熱するように構成されている暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような暖房装置は、輻射用の熱交
換部がケーシングに収納され、熱源手段が、外部熱源機
から熱媒体を供給させることにより、ヒートパイプを加
熱するように構成され、暖房対象空間としての部屋の壁
面部などに、ケーシングの後面部を沿わせる状態で、ケ
ーシングを設置し、輻射用の熱交換部の前面部におい
て、すなわちケーシングの前面部において放熱すること
により、その輻射用の熱交換部による輻射熱にて部屋内
を暖房するようにしているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の暖房装置で
は、輻射用の熱交換部の前面部のみにて放熱することに
より暖房するようにしているために、輻射用の熱交換部
よりも後方側に放熱する熱を利用することができず、暖
房対象空間を効率よく暖房することができない虞があ
る。説明を加えると、熱源手段にてヒートパイプを加熱
すると、そのヒートパイプを備えた輻射用の熱交換部の
前面部だけでなく、輻射用の熱交換部よりも後方側にお
いても放熱されることになるが、暖房に利用されている
のは、輻射用の熱交換部の前面部における熱だけであ
り、輻射用の熱交換部よりも後方側における熱について
は、暖房に利用されておらず、暖房対象空間の壁面部な
どに吸収されるだけとなっている。
【0004】ちなみに、輻射用の熱交換部よりも後方側
における熱が、暖房対象空間の壁面部などに吸収される
と、その壁面部の変色や変形などの問題を招く虞があ
り、この点からも、輻射用の熱交換部よりも後方側にお
ける熱を暖房に利用することが望まれている。
【0005】また、上記従来の暖房装置では、輻射用の
熱交換部の放熱のみにて暖房するようにしているので、
暖房に利用されるのは、輻射用の熱交換部による輻射熱
だけであり、その輻射熱だけでは暖房対象空間の全体を
効果的に暖房できない虞がある。
【0006】本発明は、かかる点に着目してなされたも
のであり、その目的は、輻射用の熱交換部よりも後方側
における熱をも暖房に利用して、暖房対象空間を効率よ
く、しかも、暖房対象空間の全体を効果的に暖房するこ
とが可能となる暖房装置を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明によれば、ヒートパイプを備
えた輻射用の熱交換部が、熱源手段にて加熱されるよう
に設けられ、前記輻射用の熱交換部が、その前面部にお
いて放熱するように構成されている暖房装置において、
前記輻射用の熱交換部を収納するケーシングが設けら
れ、そのケーシングには、前記輻射用の熱交換部の配設
箇所よりも後方側に、暖房対象空間内の空気を対流させ
るための対流用通路が設けられている。
【0008】すなわち、ケーシングには、輻射用の熱交
換部が収納され、その輻射用の熱交換部よりも後方側
に、対流用通路が設けられているので、輻射用の熱交換
部の前面部では、その輻射用の熱交換部による放熱を利
用して輻射熱にて暖房することが可能となり、かつ、輻
射用の熱交換部よりも後方側では、対流用通路における
空気の対流により、輻射用の熱交換部にて放熱された熱
を利用して対流熱にて暖房することが可能となる。した
がって、輻射用の熱交換部による放熱を利用して、その
輻射用の熱交換部の前面部における輻射熱に加えて、輻
射用の熱交換部よりも後方側に対流熱にて暖房すること
が可能となるので、輻射用の熱交換部よりも後方側にお
ける熱をも暖房に利用して、暖房対象空間を効率よく、
しかも、暖房対象空間の全体を効果的に暖房することが
可能となる暖房装置を提供できるに至った。
【0009】ちなみに、輻射用の熱交換部が収納された
ケーシングを、その後面部と暖房対象空間の壁面部など
に間隔を隔てる状態で、壁面部などに設置することによ
り、ケーシングと壁面部との間に、暖房対象空間内の空
気が対流可能な空間を設けることも可能であるが、この
場合には、ケーシングの設置位置の微妙な調整が必要と
なったり、設置箇所によっては、ケーシングの後面部と
の間に暖房対象空間内の空気が対流できるような最適な
間隔を隔てる状態で、ケーシングを設置することができ
ないこともあり、必ずしも設置面部とケーシングの後面
部との間に暖房対象空間内の空気が対流可能な空間を設
けることができなかった。それに対して、請求項1に記
載の発明によれば、輻射用の熱交換部が収納されたケー
シングに、対流用通路が設けられているので、単に、ケ
ーシングを所定の設置対象箇所に設置するだけで、輻射
用の熱交換部よりも後方側に、暖房対象空間内の空気が
対流可能な通路を設けることが可能となるので、容易に
かつ確実に、輻射用の熱交換部よりも後方側に、暖房対
象空間内の空気が対流可能な通路を設けることが可能と
なる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、ヒートパ
イプを備えた輻射用の熱交換部が、熱源手段にて加熱さ
れるように設けられ、前記輻射用の熱交換部が、その前
面部において放熱するように構成されている暖房装置に
おいて、前記輻射用の熱交換部よりも後方側において、
前記暖房対象空間内の空気を対流させて前記暖房対象空
間を暖房するための対流用の熱交換部が設けられてい
る。
【0011】すなわち、ケーシングには、輻射用の熱交
換部が収納され、その輻射用の熱交換部よりも後方側
に、対流用の熱交換部が設けられているので、輻射用の
熱交換部の前面部では、その輻射用の熱交換部による放
熱を利用して輻射熱にて暖房することが可能となり、か
つ、輻射用の熱交換部の後面部では、輻射用の熱交換部
の放熱による熱を利用しながら、積極的に対流用の熱交
換部による放熱を利用して対流熱にて暖房することが可
能となる。したがって、輻射用の熱交換部の前面部で
は、輻射用の熱交換部による放熱を利用した輻射熱にて
暖房し、かつ、輻射用の熱交換部の後面部では、輻射用
の熱交換部の放熱による熱を利用しながら、積極的に対
流用の熱交換部による放熱を利用して、空気の対流によ
る対流熱にて暖房することが可能となるので、輻射用の
熱交換部よりも後方側における熱をも暖房に利用して、
暖房対象空間を効率よく、しかも、暖房対象空間の全体
を効果的に暖房することが可能となる暖房装置を提供で
きるに至った。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、前記対流
用の熱交換部が、対流用のヒートパイプを備えて構成さ
れ、その対流用のヒートパイプを加熱する対流用の熱源
手段が設けられている。
【0013】すなわち、例えば、対流用の熱交換部を、
外部熱源機からの熱媒体を直接流動させることにより放
熱させるように構成するものでは、輻射用の熱交換部の
後面部の全体に熱媒体を流動させるために、輻射用の熱
交換部の後面部の全体にわたって熱媒体を流動させる筒
体などを配設する必要があり、対流用の熱交換部が大型
化する虞がある。それに対して、対流用の熱交換部を、
対流用のヒートパイプを備えて構成し、その対流用のヒ
ートパイプを加熱する対流用の熱源手段を設けているの
で、外部熱源機からの熱媒体を熱源手段に供給すること
により、その熱媒体にてヒートパイプを加熱して、ヒー
トパイプにて輻射用の熱交換部の後面部の全体にわたっ
て放熱することが可能となり、対流用の熱交換部の小型
化を図ることが可能となる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、前記熱源
手段および前記対流用の熱源手段が、外部熱源機から熱
媒体を供給させて加熱するように構成され、前記熱媒体
が、前記熱源手段に供給されたのち、前記対流用の熱源
手段に供給されるように構成されている。
【0015】すなわち、外部熱源機からの熱媒体を、熱
源手段および対流用の熱源手段に供給することにより、
外部熱源機から供給される熱媒体を利用して、輻射用の
熱交換部におけるヒートパイプ、および、対流用の熱交
換部における対流用のヒートパイプを加熱することが可
能となり、外部熱源機からの熱媒体を有効に活用して、
輻射用の熱交換部および対流用の熱交換部の両熱交換部
において放熱することが可能となる。そして、外部熱源
機からの熱媒体を、熱源手段と対流用の熱源手段の両熱
源手段に供給するに当たり、外部熱源機からの熱媒体
は、熱源手段に供給したのち、対流用の熱源手段に供給
するように構成しているので、外部熱源機からの熱媒体
を、対流用の熱源手段に供給したのち、熱源手段に供給
するものと比べて、輻射用の熱交換部の方が対流用の熱
交換部よりも温度が高い状態で放熱することが可能とな
る。したがって、輻射用の熱交換部の前面部における輻
射の方が、輻射用の熱交換部の後面部における対流より
も、温度の高い状態で暖房することが可能となるので、
より高い温度の望まれる輻射用の熱交換部の前面部にて
効果的に暖房することが可能となる。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、前記熱源
手段が、外部熱源機から供給される熱媒体を通流させる
筒体にて構成され、その筒体には、前記ヒートパイプを
立ち姿勢に保持する差込式の差込部が備えられている。
【0017】すなわち、熱源手段が、外部熱源機からの
熱媒体を通流させる筒体にて構成され、その筒体にて加
熱されるように差込式の差込部にヒートパイプを立ち姿
勢にて差し込むことにより、外部熱源機からの熱媒体に
てヒートパイプを加熱することが可能となるので、熱源
手段としての筒体に対するヒートパイプの設置作業の容
易化を図ることが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明にかかる暖房装置を図面に
基づいて説明する。 〔第1実施形態〕この暖房装置は、図1〜図3に示すよ
うに、輻射用のヒートパイプ1を備えた輻射用の熱交換
部2と、その輻射用のヒートパイプ2を加熱する熱源手
段としての輻射用の筒体3と、対流用のヒートパイプ4
を備えた対流用の熱交換部5と、その対流用のヒートパ
イプ5を加熱する対流用の熱源手段としての対流用の筒
体6と、この暖房装置の運転を制御する図外の制御部な
どから構成されている。そして、暖房対象空間としての
部屋Aの壁面部A1に設けられたリモコンRは、制御指
令を制御部を介して外部熱源機7と通信自在に構成さ
れ、外部熱源機7が、リモコンRからの指令に基づい
て、輻射用の筒体3と対流用の筒体6への熱媒体の供給
を断続するように構成されている。
【0019】前記輻射用の熱交換部2、輻射用の筒体
3、対流用の熱交換部5、および、対流用の筒体6は、
いずれも縦長の矩形状のケーシングKに収納され、その
ケーシングKを部屋Aの壁面部A1に取り付けて、部屋
Aを暖房するようにしている。そして、ケーシングKに
は、輻射用の熱交換部2よりも後方側に対流用の熱交換
部5が位置するように配設され、輻射用のヒートパイプ
1および対流用のヒートパイプ4が、ケーシングKの前
後方向に並ぶ状態で、ケーシングKの横幅方向に千鳥状
になるように配設されている。また、輻射用の筒体3
が、ケーシングKの横幅方向に沿う状態で輻射用の熱交
換部2の下方側に配設され、対流用の筒体6も、ケーシ
ングKの横幅方向に沿う状態で対流用の熱交換部5の下
方側に配設されている。
【0020】前記輻射用の熱交換部2は、ケーシングK
の前面部の全体にわたる矩形状の鉄などの金属体2a
に、ケーシングKの横幅方向に間隔を隔てる状態で、複
数の輻射用のヒートパイプ1を挿入して形成され、その
前面部において、すなわちケーシングKの前面部におい
て放熱するように構成されている。説明を加えると、外
部熱源機7から輻射用の筒体3に熱媒体を供給すること
により輻射用のヒートパイプ1を加熱し、その輻射用の
ヒートパイプ1の放熱により、ケーシングKの前面部に
おいて輻射熱にて部屋Aを暖房するように構成されてい
る。
【0021】また、対流の熱交換部5は、ケーシングK
の後面部の全体にわたる矩形状の鉄などの金属体5a
に、ケーシングKの横幅方向に間隔を隔てる状態で、複
数の対流用のヒートパイプ4を挿入して形成され、輻射
用の熱交換部2よりも後方側において、ドラフト作用に
より部屋A内の空気を下方側から上方側に自然対流させ
て、その空気に対して放熱するように構成されている。
説明を加えると、ケーシングKには、対流用の熱交換部
5よりも後方側に、部屋A内の空気を対流させるための
対流用通路8が設けられ、外部熱源機7から対流用の筒
体6に熱媒体を供給することにより対流用のヒートパイ
プ4を加熱し、その対流用のヒートパイプ4の放熱によ
り、部屋A内の空気を対流用通路8を通して対流させて
部屋Aを暖房するように構成されている。なお、対流用
の熱交換部5は、フィン状のフィン部5bが設けられ、
この対流用の熱交換部5での熱効率を向上させるように
構成されている。
【0022】このようにして、輻射用の熱交換部2の前
面部では、その輻射用の熱交換部2による放熱を利用し
て輻射熱にて暖房し、かつ、輻射用の熱交換部2の後面
部では、輻射用の熱交換部2の放熱による熱を利用しな
がら、積極的に対流用の熱交換部5による放熱を利用し
て、空気の対流による対流熱にて暖房するようにして、
輻射用の熱交換部2よりも後方側における熱をも暖房に
利用して、暖房対象空間としての部屋Aを効率よく、し
かも、部屋Aの全体を効果的に暖房するようにしてい
る。
【0023】前記外部熱源機7は、ケーシングKとの間
で熱媒体を循環させる状態で、ケーシングKに対して熱
媒体を供給するように構成され、熱媒体を、ケーシング
Kの一横側部から、輻射用の筒体3に供給したのち、ケ
ーシングKの他横側部にて折り返して、対流用の筒体6
に供給して、対流用の筒体6よりも輻射用の筒体3の方
が温度の高い熱媒体が供給されるように構成されてい
る。すなわち、輻射用の熱交換部2の前面部における輻
射熱の方が、輻射用の熱交換部2の後面部における対流
熱よりも、温度の高い状態で暖房することにより、より
高い温度の望まれる輻射用の熱交換部2の前面部にて効
果的に暖房するようにしている。
【0024】また、輻射用の筒体3および対流用の筒体
6の夫々は、図4に示すように、輻射用のヒートパイプ
1および対流用のヒートパイプ4を立ち姿勢に保持する
差込式の差込部9が備えられ、輻射用の筒体3における
差込部9に輻射用のヒートパイプ1を差し込み、かつ、
対流用の筒体6における差込部9に対流用のヒートパイ
プ4を差し込んで、輻射用のヒートパイプ1および対流
用のヒートパイプ4の夫々を立ち姿勢にて設置するよう
に構成されている。
【0025】説明を加えると、輻射用の筒体3および対
流用の筒体6の夫々には、その長手方向に間隔を隔て
て、袋状の差込部9を挿入するための穴部3a,6aが
形成され、その穴部3a,6aに差込部9を挿入した状
態で、差込部9に輻射用のヒートパイプ1および対流用
のヒートパイプ4を差し込むようにしている。前記差込
部9は、穴部3a,6aに挿入される有底筒状の袋部1
0と、差し込まれた輻射用のヒートパイプ1または対流
用のヒートパイプ4の抜けを防止する抜け止め部11と
から構成されている。
【0026】そして、抜け止め部11は、平面視にてそ
の中心部分に輻射用のヒートパイプ1または対流用のヒ
ートパイプ4を挿入させて、輻射用のヒートパイプ1ま
たは対流用のヒートパイプ4の下端部分に形成された凹
部1a,4aに係止ピン12が嵌まり込むように、係止
ピン12を嵌合させることにより、輻射用のヒートパイ
プ1または対流用のヒートパイプ4の抜けを防止するよ
うに構成されている。説明を加えると、抜け止め部11
は、上下の鍔部11aの間に、輻射用のヒートパイプ1
または対流用のヒートパイプ4の周部の一部が露出する
ように、平面視にて周方向の一部分を切り欠いた切欠部
11bが設けられて構成されている。そして、輻射用の
ヒートパイプ1または対流用のヒートパイプ4の下端部
が袋部10の底面と接触するように輻射用のヒートパイ
プ1または対流用のヒートパイプ4を差し込んだ状態
で、凹部1a,6aが切欠部11bの切り欠いた部分か
ら露出するようにして、凹部1a,6aに係止ピン12
を嵌め込んだ状態で、切欠部11bの外周部に係止ピン
12を嵌合させることにより、輻射用のヒートパイプ1
または対流用のヒートパイプ4の抜けを防止するように
している。
【0027】〔第2実施形態〕この第2実施形態は、上
記第1実施形態において対流用の熱交換部5の空気を対
流させるための構成の別実施形態を示すものであり、図
面に基づいて説明を加える。なお、その他の構成につい
ては、上記第1実施形態と同様であるので、同符号を記
すなどにより、その詳細な説明は省略する。
【0028】すなわち、上記第1実施形態では、対流用
の熱交換部5において、ドラフト作用により部屋A内の
空気を自然対流させるように構成しているが、この第2
実施形態では、図5に示すように、部屋A内の空気を強
制対流させるためのファン13が設けられている。説明
を加えると、対流用通路8を上方側から下方側に向けて
部屋A内の空気を対流させるためのファン13が、輻射
用の筒体3および対流用の筒体6の下方側に配設されて
いる。そして、外部熱源機7から輻射用の筒体3および
対流用の筒体6に熱媒体を供給するとともに、ファン1
3を通風作動させることにより、輻射用の熱交換部2に
てその前面部から輻射熱により暖房するとともに、輻射
用の熱交換部2よりも後方側において、ファン13の通
風作動により部屋A内の空気を対流用通路8を上方側か
ら下方側に対流させて対流熱にて暖房するようにしてい
る。
【0029】〔第3実施形態〕この第3実施形態は、上
記第1実施形態において、対流用の熱交換部5を設けな
い別実施形態を示すものであり、図面に基づいて説明を
加える。なお、その他の構成については、上記第1実施
形態と同様であるので、同符号を記すなどにより、その
詳細な説明は省略する。
【0030】すなわち、上記第1実施形態では、輻射用
の熱交換部2よりも後方側に、対流用の熱交換部5を設
けるようにして、輻射用のヒートパイプ1により後方側
へ放熱される熱を利用しながら、その対流用の熱交換部
5の放熱を積極的に利用して、対流熱にて部屋Aを暖房
するようにしているが、この第3実施形態では、図6に
示すように、対流用の熱交換部5および対流用の筒体6
が設けられておらず、単に、輻射用の熱交換部2の配設
箇所よりも後方側に、部屋A内の空気を対流させるため
の対流用通路8が設けられているだけである。
【0031】説明を加えると、ケーシングKには、輻射
用の熱交換部2の配設箇所よりも後方側に、部屋A内の
空気を対流させるための対流用通路8が設けられ、外部
熱源機7から輻射用の筒体3に熱媒体を供給することに
より、輻射用の熱交換部2にてその前面部から輻射熱に
より暖房するとともに、輻射用の熱交換部2よりも後方
側において、ドラフト作用により部屋A内の空気を対流
用通路8を下方側から上流側に対流させて、輻射用のヒ
ートパイプ1により後方側へ放熱される熱を利用して、
対流熱にて部屋Aを暖房するようにしている。
【0032】ちなみに、この第3実施形態では、図示は
しないが、外部熱源機7から供給される熱媒体が、ケー
シングKの一横側部から、輻射用の筒体3に供給された
のち、ケーシングKの他横側部から外部熱源機7に戻す
ように構成されている。
【0033】〔別実施形態〕 (1)上記第1実施形態では、対流用の熱交換部5が対
流用のヒートパイプ4を備える構成を例示したが、例え
ば、対流用の熱交換部5を、外部熱源機7から供給され
る熱媒体を輻射用の熱交換部2の後面部の全体にわたっ
て流動させて放熱するように構成して実施することも可
能であり、対流用の熱交換部5としては、その他フィン
状の熱交換部を利用するなど各種の構成が適応可能であ
る。
【0034】(2)上記第1および2実施形態では、外
部熱源機7から供給される熱媒体は、輻射用の筒体3に
供給させたのち、対流用の筒体6に供給させるように構
成しているが、逆に、外部熱源機7から供給される熱媒
体を、対流用の筒体6に供給させたのち、輻射用の筒体
3に供給させるように構成して実施することも可能であ
る。
【0035】(3)上記第3実施形態では、部屋A内の
空気を対流させるための対流用通路8が設けられ、輻射
用の熱交換部2よりも後方側において、ドラフト作用に
より部屋A内の空気を対流用通路8を下方側から上流側
に対流させる構成であるが、部屋A内の空気を強制対流
させるためのファンを設けて、そのファンを通風作動さ
せることにより、輻射用の熱交換部2よりも後方側にお
いて、部屋A内の空気を対流用通路8を上方側から下方
側に強制対流させて暖房するように構成することも可能
である。
【0036】(4)上記第1〜3実施形態では、ヒート
パイプ1,4を袋状の差込式の差込部9に差し込むこと
により、立ち姿勢に保持するように構成した例を示した
が、ヒートパイプ1,4の立ち姿勢の保持するための構
成については、適宜変更が可能である。
【0037】(5)上記第1〜3実施形態では、暖房対
象空間としての部屋Aの壁面部A1にケーシングKを設
置する例を示したが、例えば、天井部など設置箇所を適
宜変更して実施することも可能である。また、部屋Aに
複数のケーシングKを設置することも可能であり、暖房
対象空間の広さなどにより、設置する個数なども適宜変
更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における暖房装置の概略図
【図2】第1実施形態における暖房装置の縦断側面図
【図3】第1実施形態における暖房装置の縦断正面図
【図4】暖房装置におけるヒートパイプの設置構成を示
す図
【図5】第2実施形態における暖房装置の縦断側面図
【図6】第3実施形態における暖房装置の縦断側面図
【符号の説明】
1 ヒートパイプ 2 輻射用の熱交換部 3 熱源手段としての筒体 4 対流用のヒートパイプ 5 対流用の熱交換部 6 対流用の熱源手段としての筒体 7 外部熱源機 8 対流用通路 9 差込部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートパイプを備えた輻射用の熱交換部
    が、熱源手段にて加熱されるように設けられ、 前記輻射用の熱交換部が、その前面部において放熱する
    ように構成されている暖房装置であって、 前記輻射用の熱交換部を収納するケーシングが設けら
    れ、 そのケーシングには、前記輻射用の熱交換部の配設箇所
    よりも後方側に、暖房対象空間内の空気を対流させるた
    めの対流用通路が設けられている暖房装置。
  2. 【請求項2】 ヒートパイプを備えた輻射用の熱交換部
    が、熱源手段にて加熱されるように設けられ、 前記輻射用の熱交換部が、その前面部において放熱する
    ように構成されている暖房装置であって、 前記輻射用の熱交換部よりも後方側において、前記暖房
    対象空間内の空気を対流させて前記暖房対象空間を暖房
    するための対流用の熱交換部が設けられている暖房装
    置。
  3. 【請求項3】 前記対流用の熱交換部が、対流用のヒー
    トパイプを備えて構成され、その対流用のヒートパイプ
    を加熱する対流用の熱源手段が設けられている請求項2
    に記載の暖房装置。
  4. 【請求項4】 前記熱源手段および前記対流用の熱源手
    段が、外部熱源機から熱媒体を供給させて加熱するよう
    に構成され、 前記熱媒体が、前記熱源手段に供給されたのち、前記対
    流用の熱源手段に供給されるように構成されている請求
    項3に記載の暖房装置。
  5. 【請求項5】 前記熱源手段が、外部熱源機から供給さ
    れる熱媒体を通流させる筒体にて構成され、 その筒体には、前記ヒートパイプを立ち姿勢に保持する
    差込式の差込部が備えられている請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の暖房装置。
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