JP2003130306A - 蒸気ボイラの給水制御方法 - Google Patents

蒸気ボイラの給水制御方法

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JP2003130306A
JP2003130306A JP2001320039A JP2001320039A JP2003130306A JP 2003130306 A JP2003130306 A JP 2003130306A JP 2001320039 A JP2001320039 A JP 2001320039A JP 2001320039 A JP2001320039 A JP 2001320039A JP 2003130306 A JP2003130306 A JP 2003130306A
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water
steam boiler
water supply
supply pump
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Hideo Furukawa
英夫 古川
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Miura Co Ltd
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Miura Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸気ボイラの稼動状態が変化しても最適
な給水制御を行うことである。 【解決手段】 水管4内に設けた水位検出端5により給
水ポンプ3の作動,停止を制御する蒸気ボイラの給水制
御方法において、前記水位検出端5が水位を検出しなく
なったとき、前記給水ポンプ3を所定時間後に作動する
に際し、前記所定時間を前記蒸気ボイラの稼動状態に応
じて制御することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蒸気ボイラの給
水制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸気ボイラは、その缶体内の水位を所定
範囲に維持するために、前記缶体内へ給水を行う給水ポ
ンプと、前記缶体内の水位を制御する水位制御手段とを
備えている。そして、前記水位制御手段の信号に基づい
て、制御器から前記給水ポンプの作動,停止の指令を出
力している。最近では、前記缶体の寿命を伸ばすためお
よび蒸気の乾き度を維持するため、前記缶体を構成して
いる水管内の水位も前記水管内に設けた水位検出端によ
り検出し、その両方の検出信号に基づいて、前記制御器
により、前記給水ポンプを制御するようにしている。
【0003】しかしながら、前記缶体内および前記水管
内の水位は、前記蒸気ボイラの稼動状態により大きく変
動する。この変動により前記蒸気ボイラの寿命が極端に
短くなったり、蒸気の乾き度が低下することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、蒸気ボイラの稼動状態が変化しても最適
な給水制御を行うことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、水管内に設けた水位検出端により給水ポンプの作
動,停止を制御する蒸気ボイラの給水制御方法におい
て、前記水位検出端が水位を検出しなくなったとき、前
記給水ポンプを所定時間後に作動するに際し、前記所定
時間を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御すること
を特徴としている。
【0006】さらに、請求項2に記載の発明は、前記稼
動状態が、前記蒸気ボイラの缶内圧力,前記蒸気ボイラ
の燃焼量,前記蒸気ボイラへの給水温度,前記蒸気ボイ
ラの缶水の電気伝導度のうちの少なくとも1つであるこ
とを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、蒸気ボイラの給水制御方
法において好適に実施することができる。この発明を適
用するに好適な第一の実施の形態の蒸気ボイラの構成に
ついて説明する。
【0008】前記蒸気ボイラは、蒸気を発生させる缶体
内へ給水を行う給水ポンプと、前記缶体を構成する水管
内に設けた水位検出端と、燃料を燃焼させるバーナと、
前記蒸気ボイラの稼動状態検出手段および前記蒸気ボイ
ラを制御する第一制御器とを備えている。
【0009】前記給水ポンプは、給水処理設備と接続さ
れている給水ラインに配置されており、前記缶体の下部
管寄と前記給水ラインを介して接続されている。
【0010】前記水位検出端は、前記缶体の上部管寄か
ら前記水管内に差し込んだ水位検出用電極棒をもって構
成されている。
【0011】前記バーナは、燃料ラインと接続され、前
記缶体の上部に配置されており、燃料を燃焼させ、前記
缶体内の水を加熱する構成としている。
【0012】前記稼動状態検出手段は、前記上部管寄に
配置されている前記蒸気ボイラの缶内圧力センサ,前記
燃料ラインに配置されている前記蒸気ボイラの燃焼量セ
ンサ,前記給水ラインに配置されている前記蒸気ボイラ
への給水温度センサ,前記下部管寄に配置されている前
記蒸気ボイラの缶水の電気伝導度センサのいずれか1つ
により構成されている。ここにおいて、前記各センサを
配置する場所は、適宜最適な場所を選択して決定するこ
とができる。また、前記缶内圧力センサは、蒸気温度か
ら換算してもよい。さらに、前記燃焼量センサは、燃料
弁の開閉時間や燃焼指令信号から換算してもよい。
【0013】前記第一制御器は、予め設定された第一プ
ログラムにより前記蒸気ボイラを制御するように構成さ
れている。前記第一制御器は、前記給水ポンプ,前記水
位検出端,前記バーナ,前記各センサと各回線を介して
それぞれ接続されている。
【0014】このような構成の蒸気ボイラの給水制御に
ついて説明する。この第一の実施の形態においては、前
記第一プログラムにより、前記水位検出端の水位検出状
態に応じて前記給水ポンプの作動と停止を制御する。前
記水位検出端が水位を検出しなくなると、所定時間後に
前記給水ポンプを作動させ、前記水位検出端が水位を検
出すると、前記給水ポンプを停止する。このとき、前記
所定時間を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御す
る。
【0015】つぎに、第二の実施の形態について説明す
る。この発明を適用するに好適な第二の実施の形態の蒸
気ボイラの構成について説明する。この第二の実施の形
態における前記蒸気ボイラは、前記第一の実施の形態に
さらに別の水位制御手段を備え、両者を併用して前記給
水ポンプを制御する構成としている。すなわち、前記蒸
気ボイラは、前記給水ポンプと、前記水位制御手段と、
前記水位検出端と、前記バーナと、前記稼動状態検出手
段および第二制御器とを備えている。
【0016】ここにおいて、前記給水ポンプ,前記水位
検出端,前記バーナおよび前記稼動状態検出手段は、前
記第一の実施の形態の部材とそれぞれ同一である。
【0017】この第二の実施の形態における前記水位制
御手段は、前記缶体の上部管寄と下部管寄とそれぞれ接
続されている水位制御筒内に複数の電極棒を備えて構成
されている。
【0018】また、この第二の実施の形態における前記
第二制御器は、予め設定された第二プログラムにより前
記蒸気ボイラを制御するように構成されている。前記第
二制御器は、前記給水ポンプ,前記水位制御手段,前記
水位検出端,前記バーナ,前記各センサと各回線を介し
てそれぞれ接続されている。
【0019】このような構成の蒸気ボイラの給水制御に
ついて説明する。この第二の実施の形態においては、前
記第二プログラムにより、前記水位制御手段および前記
水位検出端の水位検出状態に応じて前記給水ポンプの作
動と停止を制御する。
【0020】まず、前記水位制御手段により前記給水ポ
ンプの作動と停止の制御を行う。具体的には、前記水位
制御筒内の下限検出電極棒が下限水位を検出すると、前
記給水ポンプを作動させ、前記水位制御筒内の上限検出
電極棒が上限水位を検出すると、前記給水ポンプを停止
する。
【0021】つぎに、前記上限水位となり、前記給水ポ
ンプが停止しているとき、前記水位検出端が前記水管内
の水位を検出しているか否かを判定する。水位を検出し
なくなると、前記所定時間後に前記給水ポンプを作動さ
せ、さらに給水する。そして、前記水位検出端が水位を
検出すると、前記給水ポンプを停止する。
【0022】このとき、前記所定時間を前記第一の実施
の形態と同様、前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御
する。
【0023】ここにおいて、前記2つの実施の形態にお
ける前記稼動状態の検出は、前記4つのセンサにより行
う。前記4つのセンサによる前記稼動状態の検出は、そ
れぞれ単独で適用して前記所定時間を決定してもよい
が、適宜組み合せて前記所定時間を決定してもよい。
【0024】これにより、前記蒸気ボイラの稼動状態が
変化しても、この稼動状態に応じた所定時間で前記給水
ポンプの作動と停止を行うことができるので、前記水管
の過熱を防ぎ、長寿命化を図るとともに、良質の乾き度
の蒸気を供給できる最適な給水制御を行うことができ
る。
【0025】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について、図
1に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明を実施
するに好適な第一実施例の蒸気ボイラ1の概略的説明図
である。
【0026】図1において、前記蒸気ボイラ1は、蒸気
を発生させる缶体2内へ給水を行う給水ポンプ3と、前
記缶体2を構成する水管4内に設けた水位検出端5と、
燃料を燃焼させるバーナ6と、前記蒸気ボイラ1の稼動
状態検出手段(符号省略)および前記蒸気ボイラ1を制
御する第一制御器7とを備えている。
【0027】前記缶体2は、環状の上部管寄8と下部管
寄9との間に複数の前記水管4,4,・・・を配置して構
成されている。
【0028】前記給水ポンプ3は、給水処理設備(図示
省略)と接続されている給水ライン10に配置されてお
り、前記下部管寄9と前記給水ライン10を介して接続
されている。
【0029】前記水位検出端5は、前記各水管4のうち
のいずれか1本に設けられている。すなわち、前記水位
検出端5は、前記上部管寄8の上板11から貫通するよ
うに前記水管4内に差し込んだ水位検出用電極棒をもっ
て構成されている。
【0030】前記バーナ6は、燃料ライン12と接続さ
れ、前記缶体2の上部に配置されており、燃料を燃焼さ
せ、前記缶体2内の水を加熱する構成としている。
【0031】前記稼動状態検出手段は、前記蒸気ボイラ
1の稼動状態,いわゆる負荷状態や供給されている給水
の状態および前記缶体2内の缶水の状態を検出するため
のものである。具体的には、つぎの4つの種類のセンサ
のいずれか1つを用いるものである。すなわち、前記上
部管寄8に配置されている前記蒸気ボイラ1の缶内圧力
センサ13,前記燃料ライン12に配置されている前記
蒸気ボイラ1の燃焼量センサ14,たとえば燃料流量計
(以下、「燃料流量計14」と云う),前記給水ライン
10に配置されている前記下部管寄9への給水の温度セ
ンサ15,前記下部管寄9に配置されている前記缶水の
電気伝導度センサ16により構成されている。
【0032】前記第一制御器7は、予め設定された第一
プログラムにより前記蒸気ボイラ1を制御するように構
成されている。前記第一制御器7は、前記給水ポンプ3
と第一回線17を介して接続されており、前記水位検出
端5と第二回線18を介してそれぞれ接続されている。
そして、前記第一制御器7は、前記バーナ6および前記
各センサ13,14,15,16と各回線(図示省略)
を介してそれぞれ接続されている。さらに、前記第一制
御器7は、前記給水ポンプ3を作動させる時間を決定す
るコンピューター(図示省略)やタイマ(図示省略)を
内蔵している。また、前記第一プログラムは、前記コン
ピューターに組み込まれている。
【0033】このような構成の前記蒸気ボイラ1の給水
制御について説明する。この第一実施例においては、前
記第一プログラムにより、前記水位検出端5の水位検出
状態に応じて前記給水ポンプ3の作動と停止を制御す
る。具体的には、前記水位検出端5が水位を検出しなく
なると、所定時間後に前記給水ポンプ3を作動させ、前
記水位検出端5が水位を検出すると、前記給水ポンプ3
を停止する。このとき、前記所定時間を前記蒸気ボイラ
1の稼動状態に応じて制御する。この給水制御を図2に
基づいてより詳細に説明する。図2は、この第一実施例
の制御を説明する概略的フローチャートである。
【0034】まず、ステップS1−0から開始する。そ
して、ステップS1−1で前記水位検出端5が水位を検
出しているか否かを判定する。すなわち、図1における
前記水位検出端5が前記水管4内の水面19と接触して
いるか否かを判定する。ここにおいて、前記水面19
は、気泡状態の蒸気と混在しているときもあるので、所
定の電気抵抗値や電流値により換算して判定してもよ
い。
【0035】前記ステップS1−1において、前記水位
検出端5が水位を検出しなくなると、ステップS1−2
へ移行する。
【0036】前記ステップS1−2において、前記蒸気
ボイラ1の稼動状態に応じて前記所定時間を決定する。
ここにおいて、前記所定時間を決定するための前記稼動
状態検出の4通りの具体例をつぎに説明する。
【0037】まず、第一の稼動状態検出方法は、前記缶
内圧力センサ13により検出した前記蒸気ボイラ1の缶
内圧力に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記缶内圧力が高いときは前記所定時間を短くし、また前
記缶内圧力が低いときは前記所定時間を長くするように
制御する。
【0038】つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記
燃料流量計14により検出した前記蒸気ボイラ1の燃焼
量に基づいて制御する方法である。この方法は、前記燃
焼量が少ないときは前記所定時間を短くし、また前記燃
焼量が多いときは前記所定時間を長くするように制御す
る。
【0039】つぎに、第三の稼動状態検出方法は、前記
温度センサ15により検出した前記蒸気ボイラ1の給水
温度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
給水温度が低いときは前記所定時間を短くし、また前記
給水温度が高いときは前記所定時間を長くするように制
御する。
【0040】さらに、第四の稼動状態検出方法は、前記
電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気伝
導度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
電気伝導度が低いときは前記所定時間を短くし、また前
記電気伝導度が高いときは前記所定時間を長くするよう
に制御する。
【0041】このように前記ステップS1−2におい
て、この第一実施例における前記4通りの稼動状態検出
方法のうちのいずれか1つにより、前記所定時間を決定
する。
【0042】ここにおいて、前記4通りの稼動状態検出
方法は、それぞれ単独で適用してもよいが、適宜組み合
せて前記所定時間を決定してもよい。たとえば、前記缶
内圧力が高いときと、前記燃焼量が少ないときとが重複
したときは、前記所定時間をさらに短くする。一方、前
記燃焼量が多いときと、前記電気伝導度が高いときとが
重複したときは、前記所定時間をさらに長くする。
【0043】つぎに、ステップS1−3へ移行する。前
記第一制御器7内に設けた前記タイマがカウントを開始
する。前記第一制御器7は、前記所定時間が経過したか
否かを判定する。時間が経過しないと、前記ステップS
1−3で時間が経過するまで待つ。経過すると、ステッ
プS1−4へ移行する。
【0044】前記ステップS1−4において、前記給水
ポンプ3を作動させる。そして、ステップS1−5へ移
行する。
【0045】前記ステップS1−5において、前記水位
検出端5が水位を検出したか否かを判定する。水位を検
出しないと、前記ステップS1−5で水位を検出するま
で待つ。水位を検出すると、ステップS1−6へ移行す
る。
【0046】前記ステップS1−6において、前記給水
ポンプ3を停止し、ステップS1−7へ移行し終了す
る。
【0047】一方、前記ステップS1−1で水位を検出
していれば、前記ステップS1−6へ移行し、前記給水
ポンプ3は停止の状態のままとする。
【0048】つぎに、第二実施例について図3に基づい
て詳細に説明する。この第二実施例は、前記第一実施例
の変形例であり、同一の部材には同一の符号を付し、そ
の詳細な説明は省略する。図3は、この発明を実施する
に好適な第二実施例の第二蒸気ボイラ20の概略的説明
図である。
【0049】図3において、この第二実施例における前
記第二蒸気ボイラ20は、前記第一実施例の前記水位検
出端5にさらに別の水位制御手段21を備え、前記両者
5,21を併用して前記給水ポンプ3を制御する構成と
している。すなわち、前記第二蒸気ボイラ20は、前記
給水ポンプ3と、前記水位制御手段21と、前記水位検
出端5と、前記バーナ6と、前記稼動状態検出手段(符
号省略)および第二制御器22とを備えている。
【0050】この第二実施例における前記水位制御手段
21は、前記上部管寄8と第一配管23を介して接続さ
れており、また前記下部管寄9と第二配管24を介し
て、それぞれ接続されている水位制御筒25を備えてい
る。そして、前記水位制御筒25は、この水位制御筒2
5内に複数の電極棒(図示省略)を備えている。
【0051】また、この第二実施例における前記第二制
御器22は、予め設定された第二プログラムにより前記
第二蒸気ボイラ20を制御するように構成されている。
前記第二制御器22は、前記給水ポンプ3と前記第一回
線17を介して接続されており、また前記水位制御手段
21と第三回線26を介して接続されており、さらに前
記水位検出端5と前記第二回線18を介して接続されて
いる。そして、前記第二制御器22は、前記バーナ6,
前記各センサ13,14,15,16と各回線(図示省
略)を介してそれぞれ接続されている。さらに、前記第
二制御器22は、前記給水ポンプ3を作動させる時間を
決定するコンピューター(図示省略)やタイマ(図示省
略)を内蔵している。また、前記第二プログラムは、前
記コンピューターに組み込まれている。
【0052】このような構成の前記第二蒸気ボイラ20
の給水制御について説明する。この第二実施例において
は、前記第二プログラムにより、前記水位制御手段21
および前記水位検出端5の水位検出状態に応じて前記給
水ポンプ3の作動と停止を制御する。この給水制御を図
4に基づいて説明する。図4は、この第二実施例の制御
を説明する概略的フローチャートである。
【0053】まず、ステップS2−0から開始する。そ
して、ステップS2−1において、まず前記水位制御手
段21による前記給水ポンプ3の作動と停止の制御を行
う。つぎに、ステップS2−2へ移行する。
【0054】前記ステップS2−2において、前記水位
制御手段21による前記給水ポンプ3の作動が停止して
いるか否かを判定する。具体的には、前記水位制御手段
21内の上限検出電極棒(図示省略)が水位を検出して
いる,すなわち前記水位制御筒25内の水位が上限水位
に達しており、前記給水ポンプ3への停止指令信号が出
力されているか否かを判定する。そして、前記水位制御
筒25内の水位が上限水位に達しており、前記給水ポン
プ3が停止しているとき、ステップS2−3へ移行す
る。ここにおいて、前記給水ポンプ3が作動していると
きは、前記ステップS2−1へ戻る。
【0055】前記ステップS2−3において、前記水位
検出端5が前記水管4内において、水位を検出している
か否かを判定する。この水位を検出していなければ、ス
テップS2−4へ移行する。前記ステップS2−3にお
いて、前記水位検出端5が水位を検出しなくなると、前
記第一実施例と同様の制御を行う。ここにおいて、前記
ステップS2−3以降ステップS2−9までは、前記第
一実施例と同じ制御であるので、簡略して説明する。
【0056】すなわち、このステップS2−3以降の制
御は、前記水位検出端5が水位を検出しなくなると、ス
テップS2−5において、前記第二制御器22は、前記
所定時間が経過したか否かを判定する。そして、経過し
た後にステップS2−6において、前記給水ポンプ3を
作動させ給水する。そして、ステップS2−7におい
て、前記水位検出端5が水位を検出すると、ステップS
2−8へ移行する。このステップS2−8において、前
記給水ポンプ3を停止し、ステップS2−9で終了す
る。また、前記ステップS2−3で水位を検出していれ
ば、前記ステップS2−8へ移行し、前記給水ポンプ3
は停止の状態のままとする。
【0057】以上のように、前記2つの実施例により、
前記水位検出端5により、または前記水位制御手段21
と前記水位検出端5との併用により水位を制御するの
で、より確実に前記缶体2内の水位制御を行うことがで
きる。さらに、前記各蒸気ボイラ1,20の前記稼動状
態が変化しても、この稼動状態に応じた前記所定時間の
間、前記給水ポンプ3を作動させるので、適正な水位と
なるように給水することができ、前記各水管4の過熱を
防ぎ、長寿命化を図るとともに、良質の乾き度の蒸気を
供給できる。よって、前記各蒸気ボイラ1,20の稼動
状態が変化しても最適な給水制御を行うことができる。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、蒸気ボイラの稼動状
態が変化しても最適な給水制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の蒸気ボイラの概略的説明図であ
る。
【図2】第一実施例の制御を説明する概略的フローチャ
ートである。
【図3】第二実施例の蒸気ボイラの概略的説明図であ
る。
【図4】第二実施例の制御を説明する概略的フローチャ
ートである。
【符号の説明】
3 給水ポンプ 4 水管 5 水位検出端

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水管4内に設けた水位検出端5により給
    水ポンプ3の作動,停止を制御する蒸気ボイラの給水制
    御方法において、前記水位検出端5が水位を検出しなく
    なったとき、前記給水ポンプ3を所定時間後に作動する
    に際し、前記所定時間を前記蒸気ボイラの稼動状態に応
    じて制御することを特徴とする蒸気ボイラの給水制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記稼動状態が、前記蒸気ボイラの缶内
    圧力,前記蒸気ボイラの燃焼量,前記蒸気ボイラへの給
    水温度,前記蒸気ボイラの缶水の電気伝導度のうちの少
    なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の
    蒸気ボイラの給水制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112648605A (zh) * 2019-12-31 2021-04-13 杭州堃博生物科技有限公司 蒸汽消融设备及其供水控制方法、控制器、设备与介质

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112648605A (zh) * 2019-12-31 2021-04-13 杭州堃博生物科技有限公司 蒸汽消融设备及其供水控制方法、控制器、设备与介质

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