JP2003130305A - 蒸気ボイラの給水制御方法 - Google Patents
蒸気ボイラの給水制御方法Info
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- JP2003130305A JP2003130305A JP2001320038A JP2001320038A JP2003130305A JP 2003130305 A JP2003130305 A JP 2003130305A JP 2001320038 A JP2001320038 A JP 2001320038A JP 2001320038 A JP2001320038 A JP 2001320038A JP 2003130305 A JP2003130305 A JP 2003130305A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 蒸気ボイラの稼動状態が変化しても最適
な給水制御を行うことである。 【解決手段】 水管4内に設けた水位検出端5により給
水ポンプ3の作動,停止を制御する蒸気ボイラの給水制
御方法において、前記水位検出端5が水位を検出したと
き、前記蒸気ボイラへ所定の給水量を供給するに際し、
前記給水量を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御す
ることを特徴としている。
な給水制御を行うことである。 【解決手段】 水管4内に設けた水位検出端5により給
水ポンプ3の作動,停止を制御する蒸気ボイラの給水制
御方法において、前記水位検出端5が水位を検出したと
き、前記蒸気ボイラへ所定の給水量を供給するに際し、
前記給水量を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御す
ることを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、蒸気ボイラの給
水制御方法に関するものである。
水制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蒸気ボイラは、その缶体内の水位を所定
範囲に維持するために、前記缶体内へ給水を行う給水ポ
ンプと、前記缶体内の水位を制御する水位制御手段とを
備えている。そして、前記水位制御手段の信号に基づい
て、制御器から前記給水ポンプの作動,停止の指令を出
力している。最近では、前記缶体の寿命を伸ばすためお
よび蒸気の乾き度を維持するため、前記缶体を構成して
いる水管内の水位も前記水管内に設けた水位検出端によ
り検出し、その両方の検出信号に基づいて、前記制御器
により、前記給水ポンプを制御するようにしている。
範囲に維持するために、前記缶体内へ給水を行う給水ポ
ンプと、前記缶体内の水位を制御する水位制御手段とを
備えている。そして、前記水位制御手段の信号に基づい
て、制御器から前記給水ポンプの作動,停止の指令を出
力している。最近では、前記缶体の寿命を伸ばすためお
よび蒸気の乾き度を維持するため、前記缶体を構成して
いる水管内の水位も前記水管内に設けた水位検出端によ
り検出し、その両方の検出信号に基づいて、前記制御器
により、前記給水ポンプを制御するようにしている。
【0003】しかしながら、前記缶体内および前記水管
内の水位は、前記蒸気ボイラの稼動状態により大きく変
動する。この変動により前記蒸気ボイラの寿命が極端に
短くなったり、蒸気の乾き度が低下することがある。
内の水位は、前記蒸気ボイラの稼動状態により大きく変
動する。この変動により前記蒸気ボイラの寿命が極端に
短くなったり、蒸気の乾き度が低下することがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明が解決しよう
とする課題は、蒸気ボイラの稼動状態が変化しても最適
な給水制御を行うことである。
とする課題は、蒸気ボイラの稼動状態が変化しても最適
な給水制御を行うことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、水管内に設けた水位検出端により給水ポンプの作
動,停止を制御する蒸気ボイラの給水制御方法におい
て、前記水位検出端が水位を検出したとき、前記蒸気ボ
イラへ所定の給水量を供給するに際し、前記給水量を前
記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御することを特徴と
している。
解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明
は、水管内に設けた水位検出端により給水ポンプの作
動,停止を制御する蒸気ボイラの給水制御方法におい
て、前記水位検出端が水位を検出したとき、前記蒸気ボ
イラへ所定の給水量を供給するに際し、前記給水量を前
記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御することを特徴と
している。
【0006】請求項2に記載の発明は、前記水位検出時
から所定時間経過後に前記給水ポンプを停止することに
より前記給水量を決定し、前記所定時間を前記蒸気ボイ
ラの稼動状態に応じて制御することを特徴としている。
から所定時間経過後に前記給水ポンプを停止することに
より前記給水量を決定し、前記所定時間を前記蒸気ボイ
ラの稼動状態に応じて制御することを特徴としている。
【0007】さらに、請求項3に記載の発明は、前記稼
動状態が、前記蒸気ボイラの缶内圧力,前記蒸気ボイラ
の燃焼量,前記蒸気ボイラへの給水温度,前記蒸気ボイ
ラの缶水の電気伝導度のうちの少なくとも1つであるこ
とを特徴としている。
動状態が、前記蒸気ボイラの缶内圧力,前記蒸気ボイラ
の燃焼量,前記蒸気ボイラへの給水温度,前記蒸気ボイ
ラの缶水の電気伝導度のうちの少なくとも1つであるこ
とを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて説明する。この発明は、蒸気ボイラの給水制御方
法において好適に実施することができる。この発明を適
用するに好適な第一の実施の形態の蒸気ボイラの構成に
ついて説明する。
ついて説明する。この発明は、蒸気ボイラの給水制御方
法において好適に実施することができる。この発明を適
用するに好適な第一の実施の形態の蒸気ボイラの構成に
ついて説明する。
【0009】前記蒸気ボイラは、蒸気を発生させる缶体
内へ給水を行う給水ポンプと、前記缶体を構成する水管
内に設けた水位検出端と、燃料を燃焼させるバーナと、
前記蒸気ボイラの稼動状態検出手段および前記蒸気ボイ
ラを制御する第一制御器とを備えている。
内へ給水を行う給水ポンプと、前記缶体を構成する水管
内に設けた水位検出端と、燃料を燃焼させるバーナと、
前記蒸気ボイラの稼動状態検出手段および前記蒸気ボイ
ラを制御する第一制御器とを備えている。
【0010】前記給水ポンプは、給水処理設備と接続さ
れている給水ラインに配置されており、前記缶体の下部
管寄と前記給水ラインを介して接続されている。
れている給水ラインに配置されており、前記缶体の下部
管寄と前記給水ラインを介して接続されている。
【0011】前記水位検出端は、前記缶体の上部管寄か
ら前記水管内に差し込んだ水位検出用電極棒をもって構
成されている。
ら前記水管内に差し込んだ水位検出用電極棒をもって構
成されている。
【0012】前記バーナは、燃料ラインと接続され、前
記缶体の上部に配置されており、燃料を燃焼させ、前記
缶体内の水を加熱する構成としている。
記缶体の上部に配置されており、燃料を燃焼させ、前記
缶体内の水を加熱する構成としている。
【0013】前記稼動状態検出手段は、前記上部管寄に
配置されている前記蒸気ボイラの缶内圧力センサ,前記
燃料ラインに配置されている前記蒸気ボイラの燃焼量セ
ンサ,前記給水ラインに配置されている前記蒸気ボイラ
への給水温度センサ,前記下部管寄に配置されている前
記蒸気ボイラの缶水の電気伝導度センサのいずれか1つ
により構成されている。ここにおいて、前記各センサを
配置する場所は、適宜最適な場所を選択して決定するこ
とができる。また、前記缶内圧力センサは、蒸気温度か
ら換算してもよい。さらに、前記燃焼量センサは、燃料
弁の開閉時間や燃焼指令信号から換算してもよい。
配置されている前記蒸気ボイラの缶内圧力センサ,前記
燃料ラインに配置されている前記蒸気ボイラの燃焼量セ
ンサ,前記給水ラインに配置されている前記蒸気ボイラ
への給水温度センサ,前記下部管寄に配置されている前
記蒸気ボイラの缶水の電気伝導度センサのいずれか1つ
により構成されている。ここにおいて、前記各センサを
配置する場所は、適宜最適な場所を選択して決定するこ
とができる。また、前記缶内圧力センサは、蒸気温度か
ら換算してもよい。さらに、前記燃焼量センサは、燃料
弁の開閉時間や燃焼指令信号から換算してもよい。
【0014】前記第一制御器は、予め設定された第一プ
ログラムにより前記蒸気ボイラを制御するように構成さ
れている。前記第一制御器は、前記給水ポンプ,前記水
位検出端,前記バーナ,前記各センサと各回線を介して
それぞれ接続されている。
ログラムにより前記蒸気ボイラを制御するように構成さ
れている。前記第一制御器は、前記給水ポンプ,前記水
位検出端,前記バーナ,前記各センサと各回線を介して
それぞれ接続されている。
【0015】このような構成の蒸気ボイラの給水制御に
ついて説明する。この第一の実施の形態においては、前
記第一プログラムにより、前記水位検出端の水位検出状
態に応じて前記給水ポンプの作動と停止を制御する。前
記水位検出端が水位を検出しなくなると、前記給水ポン
プを作動させ、前記水位検出端が水位を検出すると、前
記蒸気ボイラへ所定の給水量を供給する。この給水量を
供給するに際し、前記給水量を前記蒸気ボイラの稼動状
態に応じて制御する。ここにおいて、前記給水量の供給
は、前記給水ポンプにより所定の給水量を供給する方法
が好適であるが、実施に応じて、別系統の給水手段によ
り所定の給水量を供給する方法も実施できる。
ついて説明する。この第一の実施の形態においては、前
記第一プログラムにより、前記水位検出端の水位検出状
態に応じて前記給水ポンプの作動と停止を制御する。前
記水位検出端が水位を検出しなくなると、前記給水ポン
プを作動させ、前記水位検出端が水位を検出すると、前
記蒸気ボイラへ所定の給水量を供給する。この給水量を
供給するに際し、前記給水量を前記蒸気ボイラの稼動状
態に応じて制御する。ここにおいて、前記給水量の供給
は、前記給水ポンプにより所定の給水量を供給する方法
が好適であるが、実施に応じて、別系統の給水手段によ
り所定の給水量を供給する方法も実施できる。
【0016】前記給水量を供給するに際し、前記給水量
を制御する,すなわち前記給水量を決定する4通りの方
法をつぎに説明する。まず、第一の給水量制御方法は、
前記水位検出時から所定時間経過後に前記給水ポンプを
停止することにより前記給水量を決定する。そして、前
記所定時間を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御す
る。すなわち、この所定時間を可変とし、前記給水量を
制御する。
を制御する,すなわち前記給水量を決定する4通りの方
法をつぎに説明する。まず、第一の給水量制御方法は、
前記水位検出時から所定時間経過後に前記給水ポンプを
停止することにより前記給水量を決定する。そして、前
記所定時間を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御す
る。すなわち、この所定時間を可変とし、前記給水量を
制御する。
【0017】つぎに、第二の給水量制御方法は、前記給
水ポンプを第二所定時間後に停止するようにし、前記給
水ポンプの吐出流量を制御する流量調節手段を前記蒸気
ボイラの稼動状態に応じて可変とし、前記給水量を制御
する。
水ポンプを第二所定時間後に停止するようにし、前記給
水ポンプの吐出流量を制御する流量調節手段を前記蒸気
ボイラの稼動状態に応じて可変とし、前記給水量を制御
する。
【0018】つぎに、第三の給水量制御方法は、前記給
水ポンプを第二所定時間後に停止するようにし、前記給
水ポンプの回転数を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて
可変とし、前記給水量を制御する。
水ポンプを第二所定時間後に停止するようにし、前記給
水ポンプの回転数を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて
可変とし、前記給水量を制御する。
【0019】さらに、第四の給水量制御方法は、複数の
給水ポンプを第二所定時間後に停止するようにし、前記
各給水ポンプの作動台数を前記蒸気ボイラの稼動状態に
応じて可変とし、前記給水量を制御する。
給水ポンプを第二所定時間後に停止するようにし、前記
各給水ポンプの作動台数を前記蒸気ボイラの稼動状態に
応じて可変とし、前記給水量を制御する。
【0020】つぎに、第二の実施の形態について説明す
る。この発明を適用するに好適な第二の実施の形態の蒸
気ボイラの構成について説明する。この第二の実施の形
態における前記蒸気ボイラは、前記第一の実施の形態に
さらに別の水位制御手段を備え、両者を併用して前記給
水ポンプを制御する構成としている。すなわち、前記蒸
気ボイラは、前記給水ポンプと、前記水位制御手段と、
前記水位検出端と、前記バーナと、前記稼動状態検出手
段および第二制御器とを備えている。
る。この発明を適用するに好適な第二の実施の形態の蒸
気ボイラの構成について説明する。この第二の実施の形
態における前記蒸気ボイラは、前記第一の実施の形態に
さらに別の水位制御手段を備え、両者を併用して前記給
水ポンプを制御する構成としている。すなわち、前記蒸
気ボイラは、前記給水ポンプと、前記水位制御手段と、
前記水位検出端と、前記バーナと、前記稼動状態検出手
段および第二制御器とを備えている。
【0021】ここにおいて、前記給水ポンプ,前記水位
検出端,前記バーナおよび前記稼動状態検出手段は、前
記第一の実施の形態の部材とそれぞれ同一である。
検出端,前記バーナおよび前記稼動状態検出手段は、前
記第一の実施の形態の部材とそれぞれ同一である。
【0022】この第二の実施の形態における前記水位制
御手段は、前記缶体の上部管寄と下部管寄とそれぞれ接
続されている水位制御筒内に複数の電極棒を備えて構成
されている。
御手段は、前記缶体の上部管寄と下部管寄とそれぞれ接
続されている水位制御筒内に複数の電極棒を備えて構成
されている。
【0023】また、この第二の実施の形態における前記
第二制御器は、予め設定された第二プログラムにより前
記蒸気ボイラを制御するように構成されている。前記第
二制御器は、前記給水ポンプ,前記水位制御手段,前記
水位検出端,前記バーナ,前記各センサと各回線を介し
てそれぞれ接続されている。
第二制御器は、予め設定された第二プログラムにより前
記蒸気ボイラを制御するように構成されている。前記第
二制御器は、前記給水ポンプ,前記水位制御手段,前記
水位検出端,前記バーナ,前記各センサと各回線を介し
てそれぞれ接続されている。
【0024】このような構成の蒸気ボイラの給水制御に
ついて説明する。この第二の実施の形態においては、前
記第二プログラムにより、前記水位制御手段および前記
水位検出端の水位検出状態に応じて前記給水ポンプの作
動と停止を制御する。
ついて説明する。この第二の実施の形態においては、前
記第二プログラムにより、前記水位制御手段および前記
水位検出端の水位検出状態に応じて前記給水ポンプの作
動と停止を制御する。
【0025】まず、前記水位制御手段により前記給水ポ
ンプの作動と停止の制御を行う。具体的には、前記水位
制御筒内の下限検出電極棒が下限水位を検出すると、前
記給水ポンプを作動させ、前記水位制御筒内の上限検出
電極棒が上限水位を検出すると、前記給水ポンプを停止
する。
ンプの作動と停止の制御を行う。具体的には、前記水位
制御筒内の下限検出電極棒が下限水位を検出すると、前
記給水ポンプを作動させ、前記水位制御筒内の上限検出
電極棒が上限水位を検出すると、前記給水ポンプを停止
する。
【0026】つぎに、前記上限水位となり、前記給水ポ
ンプが停止しているとき、前記水位検出端が前記水管内
において、水位を検出しているか否かを判定する。前記
水位検出端が水位を検出しなくなると、前記第一の実施
の形態と同様の制御を行う。すなわち、前記水位検出端
が水位を検出しなくなると、前記給水ポンプを作動さ
せ、前記水位検出端が水位を検出すると、前記蒸気ボイ
ラへ所定の給水量を供給する。この給水量を供給するに
際し、前記給水量を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて
制御する。
ンプが停止しているとき、前記水位検出端が前記水管内
において、水位を検出しているか否かを判定する。前記
水位検出端が水位を検出しなくなると、前記第一の実施
の形態と同様の制御を行う。すなわち、前記水位検出端
が水位を検出しなくなると、前記給水ポンプを作動さ
せ、前記水位検出端が水位を検出すると、前記蒸気ボイ
ラへ所定の給水量を供給する。この給水量を供給するに
際し、前記給水量を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて
制御する。
【0027】ここにおいて、前記2つの実施の形態にお
ける前記稼動状態の検出は、前記4つのセンサのうちの
いずれか1つにより行う。前記4つのセンサによる前記
稼動状態の検出は、それぞれ単独で適用して前記給水量
を制御してもよいが、適宜組み合せて前記給水量を制御
してもよい。
ける前記稼動状態の検出は、前記4つのセンサのうちの
いずれか1つにより行う。前記4つのセンサによる前記
稼動状態の検出は、それぞれ単独で適用して前記給水量
を制御してもよいが、適宜組み合せて前記給水量を制御
してもよい。
【0028】これにより、前記蒸気ボイラの稼動状態が
変化しても、この稼動状態に応じた前記給水量を供給す
るので、前記水管の過熱を防ぎ、長寿命化を図るととも
に、良質の乾き度の蒸気を供給できる最適な給水制御を
行うことができる。
変化しても、この稼動状態に応じた前記給水量を供給す
るので、前記水管の過熱を防ぎ、長寿命化を図るととも
に、良質の乾き度の蒸気を供給できる最適な給水制御を
行うことができる。
【0029】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について、図
1に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の第一
実施例を説明するに好適な蒸気ボイラ1の概略的説明図
である。
1に基づいて詳細に説明する。図1は、この発明の第一
実施例を説明するに好適な蒸気ボイラ1の概略的説明図
である。
【0030】図1において、前記蒸気ボイラ1は、蒸気
を発生させる缶体2内へ給水を行う給水ポンプ3と、前
記缶体2を構成する水管4内に設けた水位検出端5と、
燃料を燃焼させるバーナ6と、前記蒸気ボイラ1の稼動
状態検出手段(符号省略)および前記蒸気ボイラ1を制
御する第一制御器7とを備えている。
を発生させる缶体2内へ給水を行う給水ポンプ3と、前
記缶体2を構成する水管4内に設けた水位検出端5と、
燃料を燃焼させるバーナ6と、前記蒸気ボイラ1の稼動
状態検出手段(符号省略)および前記蒸気ボイラ1を制
御する第一制御器7とを備えている。
【0031】前記缶体2は、環状の上部管寄8と下部管
寄9との間に複数の前記水管4,4,・・・を配置して構
成されている。
寄9との間に複数の前記水管4,4,・・・を配置して構
成されている。
【0032】前記給水ポンプ3は、給水処理設備(図示
省略)と接続されている給水ライン10に配置されてお
り、前記下部管寄9と前記給水ライン10を介して接続
されている。
省略)と接続されている給水ライン10に配置されてお
り、前記下部管寄9と前記給水ライン10を介して接続
されている。
【0033】前記水位検出端5は、前記各水管4のうち
のいずれか1本に設けられている。すなわち、前記水位
検出端5は、前記上部管寄8の上板11から貫通するよ
うに前記水管4内に差し込んだ水位検出用電極棒をもっ
て構成されている。
のいずれか1本に設けられている。すなわち、前記水位
検出端5は、前記上部管寄8の上板11から貫通するよ
うに前記水管4内に差し込んだ水位検出用電極棒をもっ
て構成されている。
【0034】前記バーナ6は、燃料ライン12と接続さ
れ、前記缶体2の上部に配置されており、燃料を燃焼さ
せ、前記缶体2内の水を加熱する構成としている。
れ、前記缶体2の上部に配置されており、燃料を燃焼さ
せ、前記缶体2内の水を加熱する構成としている。
【0035】前記稼動状態検出手段は、前記蒸気ボイラ
1の稼動状態,いわゆる負荷状態や供給されている給水
の状態および前記缶体2内の缶水の状態を検出するため
のものである。具体的には、つぎの4つの種類のセンサ
のいずれか1つを用いるものである。すなわち、前記上
部管寄8に配置されている前記蒸気ボイラ1の缶内圧力
センサ13,前記燃料ライン12に配置されている前記
蒸気ボイラ1の燃焼量センサ14,たとえば燃料流量計
(以下、「燃料流量計14」と云う),前記給水ライン
10に配置されている前記下部管寄9への給水の温度セ
ンサ15,前記下部管寄9に配置されている前記缶水の
電気伝導度センサ16により構成されている。
1の稼動状態,いわゆる負荷状態や供給されている給水
の状態および前記缶体2内の缶水の状態を検出するため
のものである。具体的には、つぎの4つの種類のセンサ
のいずれか1つを用いるものである。すなわち、前記上
部管寄8に配置されている前記蒸気ボイラ1の缶内圧力
センサ13,前記燃料ライン12に配置されている前記
蒸気ボイラ1の燃焼量センサ14,たとえば燃料流量計
(以下、「燃料流量計14」と云う),前記給水ライン
10に配置されている前記下部管寄9への給水の温度セ
ンサ15,前記下部管寄9に配置されている前記缶水の
電気伝導度センサ16により構成されている。
【0036】前記第一制御器7は、予め設定された第一
プログラムにより前記蒸気ボイラ1を制御するように構
成されている。前記第一制御器7は、前記給水ポンプ3
と第一回線17を介して接続されており、前記水位検出
端5と第二回線18を介して接続されている。そして、
前記第一制御器7は、前記バーナ6および前記各センサ
13,14,15,16と各回線(図示省略)を介して
それぞれ接続されている。さらに、前記第一制御器7
は、前記給水ポンプ3を作動させる時間を決定するコン
ピューター(図示省略)やタイマ(図示省略)を内蔵し
ている。また、前記第一プログラムは、前記コンピュー
ターに組み込まれている。
プログラムにより前記蒸気ボイラ1を制御するように構
成されている。前記第一制御器7は、前記給水ポンプ3
と第一回線17を介して接続されており、前記水位検出
端5と第二回線18を介して接続されている。そして、
前記第一制御器7は、前記バーナ6および前記各センサ
13,14,15,16と各回線(図示省略)を介して
それぞれ接続されている。さらに、前記第一制御器7
は、前記給水ポンプ3を作動させる時間を決定するコン
ピューター(図示省略)やタイマ(図示省略)を内蔵し
ている。また、前記第一プログラムは、前記コンピュー
ターに組み込まれている。
【0037】このような構成の前記蒸気ボイラ1の給水
制御について説明する。この第一実施例においては、前
記第一プログラムにより、前記水位検出端5の水位検出
状態に応じて前記給水ポンプ3の作動と停止を制御す
る。前記水位検出端5が水位を検出しなくなると、前記
給水ポンプ3を作動させ、前記水位検出端5が水位を検
出した後、前記蒸気ボイラ1へ所定の給水量を供給す
る。この給水量を供給するに際し、前記給水量を前記蒸
気ボイラ1の稼動状態に応じて制御する。
制御について説明する。この第一実施例においては、前
記第一プログラムにより、前記水位検出端5の水位検出
状態に応じて前記給水ポンプ3の作動と停止を制御す
る。前記水位検出端5が水位を検出しなくなると、前記
給水ポンプ3を作動させ、前記水位検出端5が水位を検
出した後、前記蒸気ボイラ1へ所定の給水量を供給す
る。この給水量を供給するに際し、前記給水量を前記蒸
気ボイラ1の稼動状態に応じて制御する。
【0038】前記給水量を供給するに際し、前記給水量
を制御する,すなわち前記給水量を決定する4通りの方
法をつぎに説明する。まず、第一実施例における第一の
給水量制御方法は、前記給水ポンプ3を第一所定時間後
に停止する。すなわち、この第一所定時間を可変とし、
前記給水量を制御する。この給水制御を図2に基づいて
説明する。図2は、この第一実施例における前記第一の
給水量制御方法を説明する概略的フローチャートであ
る。
を制御する,すなわち前記給水量を決定する4通りの方
法をつぎに説明する。まず、第一実施例における第一の
給水量制御方法は、前記給水ポンプ3を第一所定時間後
に停止する。すなわち、この第一所定時間を可変とし、
前記給水量を制御する。この給水制御を図2に基づいて
説明する。図2は、この第一実施例における前記第一の
給水量制御方法を説明する概略的フローチャートであ
る。
【0039】まず、ステップS1−0から開始する。そ
して、ステップS1−1で前記水位検出端5が水位を検
出しているか否かを判定する。すなわち、図1における
前記水位検出端5が前記水管4内の水面19と接触して
いるか否かを判定する。ここにおいて、前記水面19
は、気泡状態の蒸気と混在しているときもあるので、所
定の電気抵抗値や電流値により換算して判定してもよ
い。
して、ステップS1−1で前記水位検出端5が水位を検
出しているか否かを判定する。すなわち、図1における
前記水位検出端5が前記水管4内の水面19と接触して
いるか否かを判定する。ここにおいて、前記水面19
は、気泡状態の蒸気と混在しているときもあるので、所
定の電気抵抗値や電流値により換算して判定してもよ
い。
【0040】前記ステップS1−1において、前記水位
検出端5が水位を検出しなくなると、ステップS1−2
へ移行し、前記給水ポンプ3を作動させる。そして、ス
テップS1−3へ移行する。
検出端5が水位を検出しなくなると、ステップS1−2
へ移行し、前記給水ポンプ3を作動させる。そして、ス
テップS1−3へ移行する。
【0041】このステップS1−3において、前記蒸気
ボイラ1の稼動状態に応じて、前記蒸気ボイラ1へ供給
する給水量を制御するための第一所定時間を決定する。
ここにおいて、前記第一所定時間を決定するための前記
稼動状態検出の4通りの具体例をつぎに説明する。
ボイラ1の稼動状態に応じて、前記蒸気ボイラ1へ供給
する給水量を制御するための第一所定時間を決定する。
ここにおいて、前記第一所定時間を決定するための前記
稼動状態検出の4通りの具体例をつぎに説明する。
【0042】まず、第一の稼動状態検出方法は、前記缶
内圧力センサ13により検出した前記蒸気ボイラ1の缶
内圧力に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記缶内圧力が高いときは前記第一所定時間を長くし、ま
た前記缶内圧力が低いときは前記第一所定時間を短くす
るように制御する。
内圧力センサ13により検出した前記蒸気ボイラ1の缶
内圧力に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記缶内圧力が高いときは前記第一所定時間を長くし、ま
た前記缶内圧力が低いときは前記第一所定時間を短くす
るように制御する。
【0043】つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記
燃料流量計14により検出した前記蒸気ボイラ1の燃焼
量に基づいて制御する方法である。この方法は、前記燃
焼量が少ないときは前記第一所定時間を長くし、また前
記燃焼量が多いときは前記第一所定時間を短くするよう
に制御する。
燃料流量計14により検出した前記蒸気ボイラ1の燃焼
量に基づいて制御する方法である。この方法は、前記燃
焼量が少ないときは前記第一所定時間を長くし、また前
記燃焼量が多いときは前記第一所定時間を短くするよう
に制御する。
【0044】つぎに、第三の稼動状態検出方法は、前記
温度センサ15により検出した前記蒸気ボイラ1への給
水温度に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記給水温度が低いときは前記第一所定時間を長くし、ま
た前記給水温度が高いときは前記第一所定時間を短くす
るように制御する。
温度センサ15により検出した前記蒸気ボイラ1への給
水温度に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記給水温度が低いときは前記第一所定時間を長くし、ま
た前記給水温度が高いときは前記第一所定時間を短くす
るように制御する。
【0045】さらに、第四の稼動状態検出方法は、前記
電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気伝
導度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
電気伝導度が低いときは前記第一所定時間を長くし、ま
た前記電気伝導度が高いときは前記第一所定時間を短く
するように制御する。
電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気伝
導度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
電気伝導度が低いときは前記第一所定時間を長くし、ま
た前記電気伝導度が高いときは前記第一所定時間を短く
するように制御する。
【0046】このように前記ステップS1−3におい
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記第一所定時間を決定する。
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記第一所定時間を決定する。
【0047】ここにおいて、前記4通りの稼動状態検出
方法は、それぞれ単独で適用してもよいが、適宜組み合
せて前記第一所定時間を決定してもよい。たとえば、前
記缶内圧力が高いときと、前記燃焼量が少ないときとが
重複したときは、前記第一所定時間をさらに長くする。
一方、前記燃焼量が多いときと、前記電気伝導度が高い
ときとが重複したときは、前記第一所定時間をさらに短
くする。
方法は、それぞれ単独で適用してもよいが、適宜組み合
せて前記第一所定時間を決定してもよい。たとえば、前
記缶内圧力が高いときと、前記燃焼量が少ないときとが
重複したときは、前記第一所定時間をさらに長くする。
一方、前記燃焼量が多いときと、前記電気伝導度が高い
ときとが重複したときは、前記第一所定時間をさらに短
くする。
【0048】つぎに、ステップS1−4へ移行する。こ
こで、前記水位検出端5が水位を検出したか否かを判定
する。水位を検出しないと、前記ステップS1−4で水
位を検出するまで待つ。水位を検出すると、前記第一制
御器7内に設けた前記タイマがカウントを開始する。そ
して、ステップS1−5へ移行する。
こで、前記水位検出端5が水位を検出したか否かを判定
する。水位を検出しないと、前記ステップS1−4で水
位を検出するまで待つ。水位を検出すると、前記第一制
御器7内に設けた前記タイマがカウントを開始する。そ
して、ステップS1−5へ移行する。
【0049】前記ステップS1−5において、前記第一
制御器7は、前記タイマのカウントが前記第一所定時間
が経過したか否かを判定する。時間が経過しないと、前
記ステップS1−5で時間が経過するまで待つ。時間が
経過すると、ステップS1−6へ移行し、前記給水ポン
プ3を停止し、ステップS1−7へ移行し終了する。
制御器7は、前記タイマのカウントが前記第一所定時間
が経過したか否かを判定する。時間が経過しないと、前
記ステップS1−5で時間が経過するまで待つ。時間が
経過すると、ステップS1−6へ移行し、前記給水ポン
プ3を停止し、ステップS1−7へ移行し終了する。
【0050】一方、前記ステップS1−1で水位を検出
していれば、前記ステップS1−6へ移行し、前記給水
ポンプ3は停止の状態のままとする。
していれば、前記ステップS1−6へ移行し、前記給水
ポンプ3は停止の状態のままとする。
【0051】つぎに、前記給水量を供給するに際し、第
一実施例における第二の給水量制御方法(すなわち、第
一実施例における第二の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を第二所定時間後に停止するようにし、前記給
水ポンプ3の吐出流量を制御する流量調節手段,たとえ
ば流量調節弁を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じて可
変とし、前記給水量を制御する。この第二の給水量制御
方法は、前記第一の給水量制御方法の変形例である。こ
こにおいて、構成については図1に基づいて説明し、前
記第一の給水量制御方法と同一の部材には同一の符号を
付し、その詳細な説明は省略する。図1において、この
第二の給水量制御方法は、前記給水ライン10に前記流
量調節弁(図示省略)を配置した構成としている。すな
わち、この流量調節弁の開度を前記蒸気ボイラ1の稼動
状態に応じて調節できる構成としている。
一実施例における第二の給水量制御方法(すなわち、第
一実施例における第二の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を第二所定時間後に停止するようにし、前記給
水ポンプ3の吐出流量を制御する流量調節手段,たとえ
ば流量調節弁を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じて可
変とし、前記給水量を制御する。この第二の給水量制御
方法は、前記第一の給水量制御方法の変形例である。こ
こにおいて、構成については図1に基づいて説明し、前
記第一の給水量制御方法と同一の部材には同一の符号を
付し、その詳細な説明は省略する。図1において、この
第二の給水量制御方法は、前記給水ライン10に前記流
量調節弁(図示省略)を配置した構成としている。すな
わち、この流量調節弁の開度を前記蒸気ボイラ1の稼動
状態に応じて調節できる構成としている。
【0052】この給水制御方法を図3に基づいて説明す
る。図3は、この第一実施例における前記第二の給水量
制御方法を説明する概略的フローチャートである。図3
において、ステップS2−0からステップS2−2まで
は、前記第一の給水量制御方法と同じであるので説明を
省略する。そして、ステップS2−3において、前記給
水ポンプ3の運転時間(以下、「第二所定時間」と云
う)を決定し、この第二所定時間の間の前記流量調節弁
の開度を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じて決定す
る。ここにおいて、前記開度を決定するための前記稼動
状態検出方法の4通りの具体例をつぎに説明する。
る。図3は、この第一実施例における前記第二の給水量
制御方法を説明する概略的フローチャートである。図3
において、ステップS2−0からステップS2−2まで
は、前記第一の給水量制御方法と同じであるので説明を
省略する。そして、ステップS2−3において、前記給
水ポンプ3の運転時間(以下、「第二所定時間」と云
う)を決定し、この第二所定時間の間の前記流量調節弁
の開度を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じて決定す
る。ここにおいて、前記開度を決定するための前記稼動
状態検出方法の4通りの具体例をつぎに説明する。
【0053】まず、第一の稼動状態検出方法は、前記缶
内圧力センサ13により検出した前記蒸気ボイラ1の缶
内圧力に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記缶内圧力が高いときは前記開度を大きくし、また前記
缶内圧力が低いときは前記開度を小さくするように制御
する。
内圧力センサ13により検出した前記蒸気ボイラ1の缶
内圧力に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記缶内圧力が高いときは前記開度を大きくし、また前記
缶内圧力が低いときは前記開度を小さくするように制御
する。
【0054】つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記
燃料流量計14により検出した前記蒸気ボイラ1の燃焼
量に基づいて制御する方法である。この方法は、前記燃
焼量が少ないときは前記開度を大きくし、また前記燃焼
量が多いときは前記開度を小さくするように制御する。
燃料流量計14により検出した前記蒸気ボイラ1の燃焼
量に基づいて制御する方法である。この方法は、前記燃
焼量が少ないときは前記開度を大きくし、また前記燃焼
量が多いときは前記開度を小さくするように制御する。
【0055】つぎに、第三の稼動状態検出方法は、前記
温度センサ15により検出した前記蒸気ボイラ1への給
水温度に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記給水温度が低いときは前記開度を大きく、また前記給
水温度が高いときは前記開度を小さくするように制御す
る。
温度センサ15により検出した前記蒸気ボイラ1への給
水温度に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記給水温度が低いときは前記開度を大きく、また前記給
水温度が高いときは前記開度を小さくするように制御す
る。
【0056】さらに、第四の稼動状態検出方法は、前記
電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気伝
導度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
電気伝導度が低いときは前記開度を大きくし、また前記
電気伝導度が高いときは前記開度を小さくするように制
御する。
電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気伝
導度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
電気伝導度が低いときは前記開度を大きくし、また前記
電気伝導度が高いときは前記開度を小さくするように制
御する。
【0057】このように前記ステップS2−3におい
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記開度を決定する。ここにおいて、前記4通り
の稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用してもよい
が、適宜組み合せて前記開度を決定してもよい。
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記開度を決定する。ここにおいて、前記4通り
の稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用してもよい
が、適宜組み合せて前記開度を決定してもよい。
【0058】つぎに、ステップS2−4へ移行する。こ
こで、前記水位検出端5が水位を検出したか否かを判定
する。水位を検出しないと、前記ステップS2−4で水
位を検出するまで待つ。水位を検出すると、前記第一制
御器7内に設けた前記タイマがカウントを開始する。そ
して、ステップS2−5へ移行する。
こで、前記水位検出端5が水位を検出したか否かを判定
する。水位を検出しないと、前記ステップS2−4で水
位を検出するまで待つ。水位を検出すると、前記第一制
御器7内に設けた前記タイマがカウントを開始する。そ
して、ステップS2−5へ移行する。
【0059】前記ステップS2−5において、前記第一
制御器7は、前記タイマのカウントが前記第二所定時間
が経過したか否かを判定する。時間が経過しないと、前
記ステップS2−5で時間が経過するまで待つ。時間が
経過すると、ステップS2−6へ移行し、前記給水ポン
プ3を停止し、ステップS2−7へ移行し終了する。
制御器7は、前記タイマのカウントが前記第二所定時間
が経過したか否かを判定する。時間が経過しないと、前
記ステップS2−5で時間が経過するまで待つ。時間が
経過すると、ステップS2−6へ移行し、前記給水ポン
プ3を停止し、ステップS2−7へ移行し終了する。
【0060】一方、前記ステップS2−1で水位を検出
していれば、前記ステップS2−6へ移行し、前記給水
ポンプ3は停止の状態のままとする。
していれば、前記ステップS2−6へ移行し、前記給水
ポンプ3は停止の状態のままとする。
【0061】つぎに、前記給水量を供給するに際し、第
一実施例における第三の給水量制御方法(すなわち、第
一実施例における第三の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を前記第二所定時間後に停止するようにし、前
記給水ポンプ3の回転数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態
に応じて可変とし、前記給水量を制御する。この第三の
給水量制御方法は、前記第二の給水量制御方法のさらな
る変形例である。ここにおいて、構成については、前記
第二の給水量制御方法と同様、図1に基づいて説明し、
前記第一の給水量制御方法と同一の部材には同一の符号
を付し、その詳細な説明は省略する。図1において、こ
の第三の給水量制御方法は、前記給水ポンプ3に回転数
制御手段,たとえばインバータ(図示省略)を備えた構
成としている。すなわち、このインバータにより前記給
水ポンプ3の回転数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応
じて制御する構成としている。
一実施例における第三の給水量制御方法(すなわち、第
一実施例における第三の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を前記第二所定時間後に停止するようにし、前
記給水ポンプ3の回転数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態
に応じて可変とし、前記給水量を制御する。この第三の
給水量制御方法は、前記第二の給水量制御方法のさらな
る変形例である。ここにおいて、構成については、前記
第二の給水量制御方法と同様、図1に基づいて説明し、
前記第一の給水量制御方法と同一の部材には同一の符号
を付し、その詳細な説明は省略する。図1において、こ
の第三の給水量制御方法は、前記給水ポンプ3に回転数
制御手段,たとえばインバータ(図示省略)を備えた構
成としている。すなわち、このインバータにより前記給
水ポンプ3の回転数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応
じて制御する構成としている。
【0062】この給水制御方法を説明する。この給水制
御方法は、図3で示した前記第二の給水量制御方法を説
明する概略的フローチャートにおけるステップS2−3
において、前記「流量調節弁の開度」が前記給水ポンプ
3の「回転数」に変更されたものである。すなわち、図
3を援用して説明すると、図3において、ステップS2
−0からステップS2−2までは、前記第二の給水量制
御方法と同じであるので説明を省略する。
御方法は、図3で示した前記第二の給水量制御方法を説
明する概略的フローチャートにおけるステップS2−3
において、前記「流量調節弁の開度」が前記給水ポンプ
3の「回転数」に変更されたものである。すなわち、図
3を援用して説明すると、図3において、ステップS2
−0からステップS2−2までは、前記第二の給水量制
御方法と同じであるので説明を省略する。
【0063】そして、ステップS2−3において、前記
給水ポンプ3の前記第二所定時間を決定し、この第二所
定時間の間の前記給水ポンプ3の回転数を前記蒸気ボイ
ラ1の稼動状態に応じて決定する。ここにおいて、前記
回転数を決定するための前記稼動状態検出方法の4通り
の具体例をつぎに説明する。
給水ポンプ3の前記第二所定時間を決定し、この第二所
定時間の間の前記給水ポンプ3の回転数を前記蒸気ボイ
ラ1の稼動状態に応じて決定する。ここにおいて、前記
回転数を決定するための前記稼動状態検出方法の4通り
の具体例をつぎに説明する。
【0064】まず、第一の稼動状態検出方法は、前記缶
内圧力センサ13により検出した前記蒸気ボイラ1の缶
内圧力に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記缶内圧力が高いときは前記回転数を多くし、また前記
缶内圧力が低いときは前記回転数を少なくするように制
御する。
内圧力センサ13により検出した前記蒸気ボイラ1の缶
内圧力に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記缶内圧力が高いときは前記回転数を多くし、また前記
缶内圧力が低いときは前記回転数を少なくするように制
御する。
【0065】つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記
燃料流量計14により検出した前記蒸気ボイラ1の燃焼
量に基づいて制御する方法である。この方法は、前記燃
焼量が少ないときは前記回転数を多くし、また前記燃焼
量が多いときは前記回転数を少なくするように制御す
る。
燃料流量計14により検出した前記蒸気ボイラ1の燃焼
量に基づいて制御する方法である。この方法は、前記燃
焼量が少ないときは前記回転数を多くし、また前記燃焼
量が多いときは前記回転数を少なくするように制御す
る。
【0066】つぎに、第三の稼動状態検出方法は、前記
温度センサ15により検出した前記蒸気ボイラ1への給
水温度に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記給水温度が低いときは前記回転数を多くし、また前記
給水温度が高いときは前記回転数を少なくするように制
御する。
温度センサ15により検出した前記蒸気ボイラ1への給
水温度に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記給水温度が低いときは前記回転数を多くし、また前記
給水温度が高いときは前記回転数を少なくするように制
御する。
【0067】さらに、第四の稼動状態検出方法は、前記
電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気伝
導度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
電気伝導度が低いときは前記回転数を多くし、また前記
電気伝導度が高いときは前記回転数を少なくするように
制御する。
電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気伝
導度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
電気伝導度が低いときは前記回転数を多くし、また前記
電気伝導度が高いときは前記回転数を少なくするように
制御する。
【0068】このように前記ステップS2−3におい
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記回転数を決定する。ここにおいて、前記4通
りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用してもよ
いが、適宜組み合せて前記回転数を決定してもよい。
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記回転数を決定する。ここにおいて、前記4通
りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用してもよ
いが、適宜組み合せて前記回転数を決定してもよい。
【0069】つぎに、ステップS2−4へ移行する。こ
こで、前記ステップS2−4からステップS2−7まで
は、前記第二の給水量制御方法と同じであるので説明を
省略する。
こで、前記ステップS2−4からステップS2−7まで
は、前記第二の給水量制御方法と同じであるので説明を
省略する。
【0070】つぎに、前記給水量を供給するに際し、第
一実施例における第四の給水量制御方法(すなわち、第
一実施例における第四の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を複数台設置し、前記給水ポンプ3を前記第二
所定時間後に停止するようにし、前記各給水ポンプ3の
作動台数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じて可変と
し、前記給水量を制御する。この第四の給水量制御方法
は、前記第二の給水量制御方法のさらなる変形例であ
る。ここにおいて、構成については、前記第二の給水量
制御方法と同様、図1に基づいて説明し、前記第一の給
水量制御方法と同一の部材には同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。図1において、この第四の給水
量制御方法は、前記給水ポンプ3を複数台設置(図示省
略)した構成としている。すなわち、前記各給水ポンプ
3の作動台数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じて制
御する構成としている。
一実施例における第四の給水量制御方法(すなわち、第
一実施例における第四の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を複数台設置し、前記給水ポンプ3を前記第二
所定時間後に停止するようにし、前記各給水ポンプ3の
作動台数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じて可変と
し、前記給水量を制御する。この第四の給水量制御方法
は、前記第二の給水量制御方法のさらなる変形例であ
る。ここにおいて、構成については、前記第二の給水量
制御方法と同様、図1に基づいて説明し、前記第一の給
水量制御方法と同一の部材には同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略する。図1において、この第四の給水
量制御方法は、前記給水ポンプ3を複数台設置(図示省
略)した構成としている。すなわち、前記各給水ポンプ
3の作動台数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じて制
御する構成としている。
【0071】この給水制御方法を説明する。この給水制
御方法は、図3で示した前記第二の給水量制御方法を説
明する概略的フローチャートにおけるステップS2−3
において、前記「流量調節弁の開度」が前記給水ポンプ
3の「作動台数」に変更されたものである。すなわち、
図3を援用して説明すると、図3において、ステップS
2−0からステップS2−2までは、前記第二の給水量
制御方法と同じであるので説明を省略する。そして、ス
テップS2−3において、前記給水ポンプ3の前記第二
所定時間を決定し、この第二所定時間の間の前記給水ポ
ンプ3の作動台数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じ
て決定する。ここにおいて、前記作動台数を決定するた
めの前記稼動状態検出方法の4通りの具体例をつぎに説
明する。
御方法は、図3で示した前記第二の給水量制御方法を説
明する概略的フローチャートにおけるステップS2−3
において、前記「流量調節弁の開度」が前記給水ポンプ
3の「作動台数」に変更されたものである。すなわち、
図3を援用して説明すると、図3において、ステップS
2−0からステップS2−2までは、前記第二の給水量
制御方法と同じであるので説明を省略する。そして、ス
テップS2−3において、前記給水ポンプ3の前記第二
所定時間を決定し、この第二所定時間の間の前記給水ポ
ンプ3の作動台数を前記蒸気ボイラ1の稼動状態に応じ
て決定する。ここにおいて、前記作動台数を決定するた
めの前記稼動状態検出方法の4通りの具体例をつぎに説
明する。
【0072】まず、第一の稼動状態検出方法は、前記缶
内圧力センサ13により検出した前記蒸気ボイラ1の缶
内圧力に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記缶内圧力が高いときは前記作動台数を多くし、また前
記缶内圧力が低いときは前記作動台数を少なくするよう
に制御する。
内圧力センサ13により検出した前記蒸気ボイラ1の缶
内圧力に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記缶内圧力が高いときは前記作動台数を多くし、また前
記缶内圧力が低いときは前記作動台数を少なくするよう
に制御する。
【0073】つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記
燃料流量計14により検出した前記蒸気ボイラ1の燃焼
量に基づいて制御する方法である。この方法は、前記燃
焼量が少ないときは前記作動台数を多くし、また前記燃
焼量が多いときは前記作動台数を少なくするように制御
する。
燃料流量計14により検出した前記蒸気ボイラ1の燃焼
量に基づいて制御する方法である。この方法は、前記燃
焼量が少ないときは前記作動台数を多くし、また前記燃
焼量が多いときは前記作動台数を少なくするように制御
する。
【0074】つぎに、第三の稼動状態検出方法は、前記
温度センサ15により検出した前記蒸気ボイラ1への給
水温度に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記給水温度が低いときは前記作動台数を多くし、また前
記給水温度が高いときは前記作動台数を少なくするよう
に制御する。
温度センサ15により検出した前記蒸気ボイラ1への給
水温度に基づいて制御する方法である。この方法は、前
記給水温度が低いときは前記作動台数を多くし、また前
記給水温度が高いときは前記作動台数を少なくするよう
に制御する。
【0075】さらに、第四の稼動状態検出方法は、前記
電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気伝
導度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
電気伝導度が低いときは前記作動台数を多くし、また前
記電気伝導度が高いときは前記作動台数を少なくするよ
うに制御する。
電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気伝
導度に基づいて制御する方法である。この方法は、前記
電気伝導度が低いときは前記作動台数を多くし、また前
記電気伝導度が高いときは前記作動台数を少なくするよ
うに制御する。
【0076】このように前記ステップS2−3におい
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記作動台数を決定する。ここにおいて、前記4
通りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用しても
よいが、適宜組み合せて前記作動台数を決定してもよ
い。
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記作動台数を決定する。ここにおいて、前記4
通りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用しても
よいが、適宜組み合せて前記作動台数を決定してもよ
い。
【0077】つぎに、ステップS2−4へ移行する。こ
こで、前記ステップS2−4からステップS2−7まで
は、前記第二の給水量制御と同じであるので説明を省略
する。
こで、前記ステップS2−4からステップS2−7まで
は、前記第二の給水量制御と同じであるので説明を省略
する。
【0078】つぎに、第二実施例について図4に基づい
て詳細に説明する。この第二実施例は、前記第一実施例
の変形例であり、前記第一実施例と同一の部材には同一
の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4は、こ
の発明の第二実施例を説明するに好適な第二蒸気ボイラ
20の概略的説明図である。
て詳細に説明する。この第二実施例は、前記第一実施例
の変形例であり、前記第一実施例と同一の部材には同一
の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4は、こ
の発明の第二実施例を説明するに好適な第二蒸気ボイラ
20の概略的説明図である。
【0079】図4において、この第二蒸気ボイラ20
は、前記第一実施例の前記水位検出端5にさらに別の水
位制御手段21を備え、前記両者5,21を併用して前
記給水ポンプ3を制御する構成としている。すなわち、
前記第二蒸気ボイラ20は、前記給水ポンプ3と、前記
水位制御手段21と、前記水位検出端5と、前記バーナ
6と、前記稼動状態検出手段(符号省略)および第二制
御器22とを備えている。
は、前記第一実施例の前記水位検出端5にさらに別の水
位制御手段21を備え、前記両者5,21を併用して前
記給水ポンプ3を制御する構成としている。すなわち、
前記第二蒸気ボイラ20は、前記給水ポンプ3と、前記
水位制御手段21と、前記水位検出端5と、前記バーナ
6と、前記稼動状態検出手段(符号省略)および第二制
御器22とを備えている。
【0080】この第二実施例における前記水位制御手段
21は、前記上部管寄8と第一配管23を介して接続さ
れており、また前記下部管寄9と第二配管24を介し
て、それぞれ接続されている水位制御筒25を備えてい
る。そして、前記水位制御筒25は、この水位制御筒2
5内に複数の電極棒(図示省略)を備えている。
21は、前記上部管寄8と第一配管23を介して接続さ
れており、また前記下部管寄9と第二配管24を介し
て、それぞれ接続されている水位制御筒25を備えてい
る。そして、前記水位制御筒25は、この水位制御筒2
5内に複数の電極棒(図示省略)を備えている。
【0081】また、この第二実施例における前記第二制
御器22は、予め設定された第二プログラムにより前記
第二蒸気ボイラ20を制御するように構成されている。
前記第二制御器22は、前記給水ポンプ3と前記第一回
線17を介して接続されており、また前記水位制御手段
21と第三回線26を介して接続されており、さらに前
記水位検出端5と前記第二回線18を介して接続されて
いる。そして、前記第二制御器22は、前記バーナ6,
前記各センサ13,14,15,16と各回線(図示省
略)を介してそれぞれ接続されている。さらに、前記第
二制御器22は、前記給水ポンプ3を作動させる時間を
決定するコンピューター(図示省略)やタイマ(図示省
略)を内蔵している。また、前記第二プログラムは、前
記コンピューターに組み込まれている。
御器22は、予め設定された第二プログラムにより前記
第二蒸気ボイラ20を制御するように構成されている。
前記第二制御器22は、前記給水ポンプ3と前記第一回
線17を介して接続されており、また前記水位制御手段
21と第三回線26を介して接続されており、さらに前
記水位検出端5と前記第二回線18を介して接続されて
いる。そして、前記第二制御器22は、前記バーナ6,
前記各センサ13,14,15,16と各回線(図示省
略)を介してそれぞれ接続されている。さらに、前記第
二制御器22は、前記給水ポンプ3を作動させる時間を
決定するコンピューター(図示省略)やタイマ(図示省
略)を内蔵している。また、前記第二プログラムは、前
記コンピューターに組み込まれている。
【0082】このような構成の前記第二蒸気ボイラ20
の給水制御方法,すなわち第二実施例における第一の給
水量制御方法(この第二実施例における第一の給水量決
定方法)について説明する。この第二実施例において
は、前記第二プログラムにより、前記水位制御手段21
および前記水位検出端5の水位検出状態に応じて前記給
水ポンプ3の作動と停止を制御する。この給水制御方法
を図5に基づいて説明する。図5は、この第二実施例に
おける第一の給水量制御方法を説明する概略的フローチ
ャートである。
の給水制御方法,すなわち第二実施例における第一の給
水量制御方法(この第二実施例における第一の給水量決
定方法)について説明する。この第二実施例において
は、前記第二プログラムにより、前記水位制御手段21
および前記水位検出端5の水位検出状態に応じて前記給
水ポンプ3の作動と停止を制御する。この給水制御方法
を図5に基づいて説明する。図5は、この第二実施例に
おける第一の給水量制御方法を説明する概略的フローチ
ャートである。
【0083】まず、ステップS3−0から開始する。そ
して、ステップS3−1において、まず前記水位制御手
段21による前記給水ポンプ3の作動と停止の制御を行
う。つぎに、ステップS3−2へ移行する。
して、ステップS3−1において、まず前記水位制御手
段21による前記給水ポンプ3の作動と停止の制御を行
う。つぎに、ステップS3−2へ移行する。
【0084】前記ステップS3−2において、前記水位
制御手段21による前記給水ポンプ3の作動が停止して
いるか否かを判定する。具体的には、前記水位制御手段
21内の上限検出電極棒(図示省略)が水位を検出して
いる,すなわち前記水位制御筒25内の水位が上限水位
に達しており、前記給水ポンプ3への停止指令信号が出
力されているか否かを判定する。そして、前記水位制御
筒25内の水位が上限水位に達しており、前記給水ポン
プ3が停止しているとき、ステップS3−3へ移行す
る。ここにおいて、前記給水ポンプ3が作動していると
きは、前記ステップS3−1へ戻る。
制御手段21による前記給水ポンプ3の作動が停止して
いるか否かを判定する。具体的には、前記水位制御手段
21内の上限検出電極棒(図示省略)が水位を検出して
いる,すなわち前記水位制御筒25内の水位が上限水位
に達しており、前記給水ポンプ3への停止指令信号が出
力されているか否かを判定する。そして、前記水位制御
筒25内の水位が上限水位に達しており、前記給水ポン
プ3が停止しているとき、ステップS3−3へ移行す
る。ここにおいて、前記給水ポンプ3が作動していると
きは、前記ステップS3−1へ戻る。
【0085】前記ステップS3−3において、前記水位
検出端5が前記水管4内において、水位を検出している
か否かを判定する。この水位を検出していなければ、ス
テップS3−4へ移行する。前記ステップS3−3にお
いて、前記水位検出端5が水位を検出しなくなると、前
記第一実施例における図2のフローチャートと同様の制
御を行う。ここにおいて、前記ステップS3−3以降ス
テップS3−9までは、図2のフローチャートと同じ制
御であるので、簡略して説明する。すなわち、前記ステ
ップS3−3以降の制御は、前記ステップS3−4で前
記給水ポンプ3を作動させ、さらに給水する。そして、
ステップS3−5において、前記第一実施例における第
一の給水量制御方法と同様、前記第二蒸気ボイラ20の
稼動状態に応じて前記第一所定時間を決定する。
検出端5が前記水管4内において、水位を検出している
か否かを判定する。この水位を検出していなければ、ス
テップS3−4へ移行する。前記ステップS3−3にお
いて、前記水位検出端5が水位を検出しなくなると、前
記第一実施例における図2のフローチャートと同様の制
御を行う。ここにおいて、前記ステップS3−3以降ス
テップS3−9までは、図2のフローチャートと同じ制
御であるので、簡略して説明する。すなわち、前記ステ
ップS3−3以降の制御は、前記ステップS3−4で前
記給水ポンプ3を作動させ、さらに給水する。そして、
ステップS3−5において、前記第一実施例における第
一の給水量制御方法と同様、前記第二蒸気ボイラ20の
稼動状態に応じて前記第一所定時間を決定する。
【0086】このステップS3−5において、前記第二
蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて、前記第二蒸気ボイ
ラ20へ供給する給水量を制御する,すなわち前記給水
量を決定するための第一所定時間を決定する。ここにお
いて、前記第一所定時間を決定するための前記稼動状態
検出方法の4通りの具体例は、前記第一実施例と同じで
あるので説明を簡略して説明する。
蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて、前記第二蒸気ボイ
ラ20へ供給する給水量を制御する,すなわち前記給水
量を決定するための第一所定時間を決定する。ここにお
いて、前記第一所定時間を決定するための前記稼動状態
検出方法の4通りの具体例は、前記第一実施例と同じで
あるので説明を簡略して説明する。
【0087】まず、第一の稼動状態検出方法は、前記缶
内圧力センサ13により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の缶内圧力に基づいて前記第一所定時間を決定する方
法である。つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記燃
料流量計14により検出した前記第二蒸気ボイラ20の
燃焼量に基づいて前記第一所定時間を決定する方法であ
る。つぎに、第三の稼動状態検出方法は、前記温度セン
サ15により検出した前記第二蒸気ボイラ20への給水
温度に基づいて前記第一所定時間を決定する方法であ
る。さらに、第四の稼動状態検出方法は、前記電気伝導
度センサ16により検出した前記缶水の電気伝導度に基
づいて前記第一所定時間を決定する方法である。
内圧力センサ13により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の缶内圧力に基づいて前記第一所定時間を決定する方
法である。つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記燃
料流量計14により検出した前記第二蒸気ボイラ20の
燃焼量に基づいて前記第一所定時間を決定する方法であ
る。つぎに、第三の稼動状態検出方法は、前記温度セン
サ15により検出した前記第二蒸気ボイラ20への給水
温度に基づいて前記第一所定時間を決定する方法であ
る。さらに、第四の稼動状態検出方法は、前記電気伝導
度センサ16により検出した前記缶水の電気伝導度に基
づいて前記第一所定時間を決定する方法である。
【0088】このように前記ステップS3−5におい
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記第一所定時間を決定する。ここにおいて、前
記4通りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用し
てもよいが、適宜組み合せて前記第一所定時間を決定し
てもよい。
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記第一所定時間を決定する。ここにおいて、前
記4通りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用し
てもよいが、適宜組み合せて前記第一所定時間を決定し
てもよい。
【0089】つぎに、ステップS3−6へ移行する。こ
こで、前記水位検出端5が水位を検出したか否かを判定
する。水位を検出しないと、前記ステップS3−6で水
位を検出するまで待つ。水位を検出すると、前記第二制
御器22内に設けた前記タイマがカウントを開始する。
そして、ステップS3−7へ移行する。
こで、前記水位検出端5が水位を検出したか否かを判定
する。水位を検出しないと、前記ステップS3−6で水
位を検出するまで待つ。水位を検出すると、前記第二制
御器22内に設けた前記タイマがカウントを開始する。
そして、ステップS3−7へ移行する。
【0090】前記ステップS3−7において、前記第二
制御器22は、前記タイマのカウントが前記第一所定時
間が経過したか否かを判定する。時間が経過しないと、
前記ステップS3−7で時間が経過するまで待つ。時間
が経過すると、ステップS3−8へ移行し、前記給水ポ
ンプ3を停止し、ステップS3−9へ移行し終了する。
制御器22は、前記タイマのカウントが前記第一所定時
間が経過したか否かを判定する。時間が経過しないと、
前記ステップS3−7で時間が経過するまで待つ。時間
が経過すると、ステップS3−8へ移行し、前記給水ポ
ンプ3を停止し、ステップS3−9へ移行し終了する。
【0091】一方、前記ステップS3−3で水位を検出
していれば、前記ステップS3−8へ移行し、前記給水
ポンプ3は停止の状態のままとする。
していれば、前記ステップS3−8へ移行し、前記給水
ポンプ3は停止の状態のままとする。
【0092】つぎに、前記給水量を供給するに際し、こ
の第二実施例における第二の給水量制御方法(すなわ
ち、この第二実施例における第二の給水量決定方法)
は、前記第一実施例における第二の給水量制御方法と同
様、前記給水ポンプ3を第二所定時間後に停止するよう
にし、前記給水ポンプ3の吐出流量を制御する流量調節
手段,たとえば流量調節弁(図示省略)を前記第二蒸気
ボイラ20の稼動状態に応じて可変とし、前記給水量を
制御する。
の第二実施例における第二の給水量制御方法(すなわ
ち、この第二実施例における第二の給水量決定方法)
は、前記第一実施例における第二の給水量制御方法と同
様、前記給水ポンプ3を第二所定時間後に停止するよう
にし、前記給水ポンプ3の吐出流量を制御する流量調節
手段,たとえば流量調節弁(図示省略)を前記第二蒸気
ボイラ20の稼動状態に応じて可変とし、前記給水量を
制御する。
【0093】この給水制御方法を図6に基づいて説明す
る。図6は、この第二実施例における前記第二の給水量
制御方法を説明する概略的フローチャートである。図6
において、ステップS4−0からステップS4−4まで
は、前記第二実施例における第一の給水量制御方法と同
じであるので説明を省略する。そして、ステップS4−
5において、前記「第一所定時間を決定する」の代わり
に前記給水ポンプ3の運転時間(以下、「第二所定時
間」と云う)を決定し、この第二所定時間の間の前記
「流量調節弁の開度」を前記第二蒸気ボイラ20の稼動
状態に応じて決定する。すなわち、前記第一実施例にお
ける図3のフローチャートの前記ステップS2−3以降
ステップS2−7と同じ制御を行う。ここにおいて、前
記開度を決定するための前記稼動状態検出方法の4通り
の具体例は、前記第一実施例と同じであるので説明を簡
略して説明する。
る。図6は、この第二実施例における前記第二の給水量
制御方法を説明する概略的フローチャートである。図6
において、ステップS4−0からステップS4−4まで
は、前記第二実施例における第一の給水量制御方法と同
じであるので説明を省略する。そして、ステップS4−
5において、前記「第一所定時間を決定する」の代わり
に前記給水ポンプ3の運転時間(以下、「第二所定時
間」と云う)を決定し、この第二所定時間の間の前記
「流量調節弁の開度」を前記第二蒸気ボイラ20の稼動
状態に応じて決定する。すなわち、前記第一実施例にお
ける図3のフローチャートの前記ステップS2−3以降
ステップS2−7と同じ制御を行う。ここにおいて、前
記開度を決定するための前記稼動状態検出方法の4通り
の具体例は、前記第一実施例と同じであるので説明を簡
略して説明する。
【0094】まず、第一の稼動状態検出方法は、前記缶
内圧力センサ13により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の缶内圧力に基づいて前記流量調節弁の開度を決定す
る方法である。つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前
記燃料流量計14により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の燃焼量に基づいて前記流量調節弁の開度を決定する
方法である。つぎに、第三の稼動状態検出方法は、前記
温度センサ15により検出した前記第二蒸気ボイラ20
への給水温度に基づいて前記流量調節弁の開度を決定す
る方法である。さらに、第四の稼動状態検出方法は、前
記電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気
伝導度に基づいて前記流量調節弁の開度を決定する方法
である。
内圧力センサ13により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の缶内圧力に基づいて前記流量調節弁の開度を決定す
る方法である。つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前
記燃料流量計14により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の燃焼量に基づいて前記流量調節弁の開度を決定する
方法である。つぎに、第三の稼動状態検出方法は、前記
温度センサ15により検出した前記第二蒸気ボイラ20
への給水温度に基づいて前記流量調節弁の開度を決定す
る方法である。さらに、第四の稼動状態検出方法は、前
記電気伝導度センサ16により検出した前記缶水の電気
伝導度に基づいて前記流量調節弁の開度を決定する方法
である。
【0095】このように前記ステップS4−5におい
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記開度を決定する。ここにおいて、前記4通り
の稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用してもよい
が、適宜組み合せて前記開度を決定してもよい。
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記開度を決定する。ここにおいて、前記4通り
の稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用してもよい
が、適宜組み合せて前記開度を決定してもよい。
【0096】つぎに、ステップS4−6へ移行し、前記
水位検出端5が水位を検出したか否かを判定する。水位
を検出しないと、前記ステップS4−6で水位を検出す
るまで待つ。水位を検出すると、前記第二制御器22内
に設けた前記タイマがカウントを開始する。そして、ス
テップS4−7へ移行する。
水位検出端5が水位を検出したか否かを判定する。水位
を検出しないと、前記ステップS4−6で水位を検出す
るまで待つ。水位を検出すると、前記第二制御器22内
に設けた前記タイマがカウントを開始する。そして、ス
テップS4−7へ移行する。
【0097】前記ステップS4−7において、前記第二
制御器22は、前記タイマのカウントが前記第二所定時
間が経過したか否かを判定する。時間が経過しないと、
前記ステップS4−7で時間が経過するまで待つ。時間
が経過すると、ステップS4−8へ移行し、前記給水ポ
ンプ3を停止し、ステップS4−9へ移行し終了する。
制御器22は、前記タイマのカウントが前記第二所定時
間が経過したか否かを判定する。時間が経過しないと、
前記ステップS4−7で時間が経過するまで待つ。時間
が経過すると、ステップS4−8へ移行し、前記給水ポ
ンプ3を停止し、ステップS4−9へ移行し終了する。
【0098】一方、前記ステップS4−3で水位を検出
していれば、前記ステップS4−8へ移行し、前記給水
ポンプ3は停止の状態のままとする。
していれば、前記ステップS4−8へ移行し、前記給水
ポンプ3は停止の状態のままとする。
【0099】つぎに、前記給水量を供給するに際し、第
二実施例における第三の給水量制御方法(すなわち、第
二実施例における第三の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を前記第二所定時間後に停止するようにし、前
記給水ポンプ3の回転数を前記第二蒸気ボイラ20の稼
動状態に応じて可変とし、前記給水量を制御する。この
第三の給水量制御方法は、前記第二実施例における第二
の給水量制御方法のさらなる変形例である。ここにおい
て、構成については、前記第二実施例における第二の給
水量制御方法と同様、図4に基づいて説明し、前記第二
実施例における第一の給水量制御方法と同一の部材には
同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4に
おいて、この第二実施例における第三の給水量制御方法
は、前記給水ポンプ3に回転数制御手段,たとえばイン
バータ(図示省略)を備えた構成としている。すなわ
ち、このインバータにより前記給水ポンプ3の回転数を
前記第二蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて制御する構
成としている。
二実施例における第三の給水量制御方法(すなわち、第
二実施例における第三の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を前記第二所定時間後に停止するようにし、前
記給水ポンプ3の回転数を前記第二蒸気ボイラ20の稼
動状態に応じて可変とし、前記給水量を制御する。この
第三の給水量制御方法は、前記第二実施例における第二
の給水量制御方法のさらなる変形例である。ここにおい
て、構成については、前記第二実施例における第二の給
水量制御方法と同様、図4に基づいて説明し、前記第二
実施例における第一の給水量制御方法と同一の部材には
同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4に
おいて、この第二実施例における第三の給水量制御方法
は、前記給水ポンプ3に回転数制御手段,たとえばイン
バータ(図示省略)を備えた構成としている。すなわ
ち、このインバータにより前記給水ポンプ3の回転数を
前記第二蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて制御する構
成としている。
【0100】この給水制御方法は、図6におけるステッ
プS4−5において、前記「流量調節弁の開度」が前記
給水ポンプ3の「回転数」に変更されたものである。す
なわち、図6を援用して説明すると、図6において、ス
テップS4−0からステップS4−4までは、前記第二
実施例における第二の給水量制御方法と同じであるので
説明を省略する。
プS4−5において、前記「流量調節弁の開度」が前記
給水ポンプ3の「回転数」に変更されたものである。す
なわち、図6を援用して説明すると、図6において、ス
テップS4−0からステップS4−4までは、前記第二
実施例における第二の給水量制御方法と同じであるので
説明を省略する。
【0101】そして、ステップS4−5において、前記
給水ポンプ3の前記第二所定時間を決定し、この第二所
定時間の間の前記給水ポンプ3の回転数を前記第二蒸気
ボイラ20の稼動状態に応じて決定する。ここにおい
て、前記回転数を決定するための前記稼動状態検出方法
の4通りの具体例は、前記第二実施例における第二の給
水量制御方法と同じであるので説明を簡略して説明す
る。
給水ポンプ3の前記第二所定時間を決定し、この第二所
定時間の間の前記給水ポンプ3の回転数を前記第二蒸気
ボイラ20の稼動状態に応じて決定する。ここにおい
て、前記回転数を決定するための前記稼動状態検出方法
の4通りの具体例は、前記第二実施例における第二の給
水量制御方法と同じであるので説明を簡略して説明す
る。
【0102】まず、第一の稼動状態検出方法は、前記缶
内圧力センサ13により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の缶内圧力に基づいて前記回転数を決定する方法であ
る。つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記燃料流量
計14により検出した前記第二蒸気ボイラ20の燃焼量
に基づいて前記回転数を決定する方法である。つぎに、
第三の稼動状態検出方法は、前記温度センサ15により
検出した前記第二蒸気ボイラ20への給水温度に基づい
て前記回転数を決定する方法である。さらに、第四の稼
動状態検出方法は、前記電気伝導度センサ16により検
出した前記缶水の電気伝導度に基づいて前記回転数を決
定する方法である。
内圧力センサ13により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の缶内圧力に基づいて前記回転数を決定する方法であ
る。つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記燃料流量
計14により検出した前記第二蒸気ボイラ20の燃焼量
に基づいて前記回転数を決定する方法である。つぎに、
第三の稼動状態検出方法は、前記温度センサ15により
検出した前記第二蒸気ボイラ20への給水温度に基づい
て前記回転数を決定する方法である。さらに、第四の稼
動状態検出方法は、前記電気伝導度センサ16により検
出した前記缶水の電気伝導度に基づいて前記回転数を決
定する方法である。
【0103】このように前記ステップS4−5におい
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記回転数を決定する。ここにおいて、前記4通
りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用してもよ
いが、適宜組み合せて前記回転数を決定してもよい。
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記回転数を決定する。ここにおいて、前記4通
りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用してもよ
いが、適宜組み合せて前記回転数を決定してもよい。
【0104】つぎに、ステップS4−6へ移行する。こ
こで、前記ステップS4−6からステップS4−9まで
は、前記第二実施例における第二の給水量制御方法と同
じであるので説明を省略する。
こで、前記ステップS4−6からステップS4−9まで
は、前記第二実施例における第二の給水量制御方法と同
じであるので説明を省略する。
【0105】つぎに、前記給水量を供給するに際し、第
二実施例における第四の給水量制御方法(すなわち、第
二実施例における第四の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を複数台設置し、前記給水ポンプ3を前記第二
所定時間後に停止するようにし、前記各給水ポンプ3の
作動台数を前記第二蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて
可変とし、前記給水量を制御する。この第二実施例にお
ける第四の給水量制御方法は、第二実施例における第二
の給水量制御方法のさらなる変形例である。ここにおい
て、構成については、前記第二実施例における第二の給
水量制御方法と同様、図4に基づいて説明し、前記第二
実施例における第一の給水量制御方法と同一の部材には
同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4に
おいて、この第二実施例における第四の給水量制御方法
は、前記給水ポンプ3を複数台設置(図示省略)した構
成としている。すなわち、前記各給水ポンプ3の作動台
数を前記第二蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて制御す
る構成としている。
二実施例における第四の給水量制御方法(すなわち、第
二実施例における第四の給水量決定方法)は、前記給水
ポンプ3を複数台設置し、前記給水ポンプ3を前記第二
所定時間後に停止するようにし、前記各給水ポンプ3の
作動台数を前記第二蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて
可変とし、前記給水量を制御する。この第二実施例にお
ける第四の給水量制御方法は、第二実施例における第二
の給水量制御方法のさらなる変形例である。ここにおい
て、構成については、前記第二実施例における第二の給
水量制御方法と同様、図4に基づいて説明し、前記第二
実施例における第一の給水量制御方法と同一の部材には
同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図4に
おいて、この第二実施例における第四の給水量制御方法
は、前記給水ポンプ3を複数台設置(図示省略)した構
成としている。すなわち、前記各給水ポンプ3の作動台
数を前記第二蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて制御す
る構成としている。
【0106】この給水制御方法を説明する。この給水制
御は、図6で示した前記第二実施例における第二の給水
量制御方法を説明する概略的フローチャートにおけるス
テップS4−5において、前記「流量調節弁の開度」が
前記給水ポンプ3の「作動台数」に変更されたものであ
る。すなわち、図6を援用して説明すると、図6におい
て、ステップS4−0からステップS4−4までは、前
記第二実施例における第二の給水量制御方法と同じであ
るので説明を省略する。そして、ステップS4−5にお
いて、前記給水ポンプ3の前記第二所定時間を決定し、
この第二所定時間の間の前記給水ポンプ3の作動台数を
前記第二蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて決定する。
ここにおいて、前記作動台数を決定するための前記稼動
状態検出方法の4通りの具体例は、前記第二実施例にお
ける第二の給水量制御方法と同じであるので説明を簡略
して説明する。
御は、図6で示した前記第二実施例における第二の給水
量制御方法を説明する概略的フローチャートにおけるス
テップS4−5において、前記「流量調節弁の開度」が
前記給水ポンプ3の「作動台数」に変更されたものであ
る。すなわち、図6を援用して説明すると、図6におい
て、ステップS4−0からステップS4−4までは、前
記第二実施例における第二の給水量制御方法と同じであ
るので説明を省略する。そして、ステップS4−5にお
いて、前記給水ポンプ3の前記第二所定時間を決定し、
この第二所定時間の間の前記給水ポンプ3の作動台数を
前記第二蒸気ボイラ20の稼動状態に応じて決定する。
ここにおいて、前記作動台数を決定するための前記稼動
状態検出方法の4通りの具体例は、前記第二実施例にお
ける第二の給水量制御方法と同じであるので説明を簡略
して説明する。
【0107】まず、第一の稼動状態検出方法は、前記缶
内圧力センサ13により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の缶内圧力に基づいて前記作動台数を決定する方法で
ある。つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記燃料流
量計14により検出した前記第二蒸気ボイラ20の燃焼
量に基づいて前記作動台数を決定する方法である。つぎ
に、第三の稼動状態検出方法は、前記温度センサ15に
より検出した前記第二蒸気ボイラ20への給水温度に基
づいて前記作動台数を決定する方法である。さらに、第
四の稼動状態検出方法は、前記電気伝導度センサ16に
より検出した前記缶水の電気伝導度に基づいて前記作動
台数を決定する方法である。
内圧力センサ13により検出した前記第二蒸気ボイラ2
0の缶内圧力に基づいて前記作動台数を決定する方法で
ある。つぎに、第二の稼動状態検出方法は、前記燃料流
量計14により検出した前記第二蒸気ボイラ20の燃焼
量に基づいて前記作動台数を決定する方法である。つぎ
に、第三の稼動状態検出方法は、前記温度センサ15に
より検出した前記第二蒸気ボイラ20への給水温度に基
づいて前記作動台数を決定する方法である。さらに、第
四の稼動状態検出方法は、前記電気伝導度センサ16に
より検出した前記缶水の電気伝導度に基づいて前記作動
台数を決定する方法である。
【0108】このように前記ステップS4−5におい
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記作動台数を決定する。ここにおいて、前記4
通りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用しても
よいが、適宜組み合せて前記作動台数を決定してもよ
い。
て、前記4通りの稼動状態検出方法のうちのいずれかに
より、前記作動台数を決定する。ここにおいて、前記4
通りの稼動状態検出方法は、それぞれ単独で適用しても
よいが、適宜組み合せて前記作動台数を決定してもよ
い。
【0109】つぎに、ステップS4−6へ移行する。こ
こで、前記ステップS4−6からステップS4−9まで
は、前記第二実施例における第二の給水量制御と同じで
あるので説明を省略する。
こで、前記ステップS4−6からステップS4−9まで
は、前記第二実施例における第二の給水量制御と同じで
あるので説明を省略する。
【0110】以上のように、前記2つの実施例により、
前記水位検出端5により、または前記水位制御手段21
と前記水位検出端5との併用により水位を制御するの
で、より確実に前記缶体2内の水位制御を行うことがで
きる。さらに、前記各蒸気ボイラ1,20の前記稼動状
態が変化しても、この稼動状態に応じた前記所定時間の
間、前記給水ポンプ3を作動させるので、適正な水位と
なるように給水することができ、前記各水管4の過熱を
防ぎ、長寿命化を図るとともに、良質の乾き度の蒸気を
供給できる。よって、前記各蒸気ボイラ1,20の稼動
状態が変化しても最適な給水制御を行うことができる。
前記水位検出端5により、または前記水位制御手段21
と前記水位検出端5との併用により水位を制御するの
で、より確実に前記缶体2内の水位制御を行うことがで
きる。さらに、前記各蒸気ボイラ1,20の前記稼動状
態が変化しても、この稼動状態に応じた前記所定時間の
間、前記給水ポンプ3を作動させるので、適正な水位と
なるように給水することができ、前記各水管4の過熱を
防ぎ、長寿命化を図るとともに、良質の乾き度の蒸気を
供給できる。よって、前記各蒸気ボイラ1,20の稼動
状態が変化しても最適な給水制御を行うことができる。
【0111】
【発明の効果】この発明によれば、蒸気ボイラの稼動状
態が変化しても最適な給水制御を行うことができる。
態が変化しても最適な給水制御を行うことができる。
【図1】第一実施例を説明するに好適な蒸気ボイラの概
略的説明図である。
略的説明図である。
【図2】第一実施例における第一の給水量制御方法を説
明する概略的フローチャートである。
明する概略的フローチャートである。
【図3】第一実施例における第二の給水量制御方法を説
明する概略的フローチャートである。
明する概略的フローチャートである。
【図4】第二実施例を説明するに好適な第二蒸気ボイラ
の概略的説明図である。
の概略的説明図である。
【図5】第二実施例における第一の給水量制御方法を説
明する概略的フローチャートである。
明する概略的フローチャートである。
【図6】第二実施例における第二の給水量制御方法を説
明する概略的フローチャートである。
明する概略的フローチャートである。
3 給水ポンプ
4 水管
5 水位検出端
Claims (3)
- 【請求項1】 水管4内に設けた水位検出端5により給
水ポンプ3の作動,停止を制御する蒸気ボイラの給水制
御方法において、前記水位検出端5が水位を検出したと
き、前記蒸気ボイラへ所定の給水量を供給するに際し、
前記給水量を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて制御す
ることを特徴とする蒸気ボイラの給水制御方法。 - 【請求項2】 前記水位検出時から所定時間経過後に前
記給水ポンプ3を停止することにより前記給水量を決定
し、前記所定時間を前記蒸気ボイラの稼動状態に応じて
制御することを特徴とする請求項1に記載の蒸気ボイラ
の給水制御方法。 - 【請求項3】 前記稼動状態が、前記蒸気ボイラの缶内
圧力,前記蒸気ボイラの燃焼量,前記蒸気ボイラへの給
水温度,前記蒸気ボイラの缶水の電気伝導度のうちの少
なくとも1つであることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の蒸気ボイラの給水制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001320038A JP2003130305A (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | 蒸気ボイラの給水制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001320038A JP2003130305A (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | 蒸気ボイラの給水制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003130305A true JP2003130305A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19137485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001320038A Pending JP2003130305A (ja) | 2001-10-18 | 2001-10-18 | 蒸気ボイラの給水制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003130305A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4502150B1 (ja) * | 2009-06-16 | 2010-07-14 | 三浦工業株式会社 | ボイラ |
JP2013204939A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Miura Co Ltd | ボイラシステム |
JP2014105880A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-09 | Miura Co Ltd | ボイラシステム |
JP2016102624A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 三浦工業株式会社 | ボイラシステム |
-
2001
- 2001-10-18 JP JP2001320038A patent/JP2003130305A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4502150B1 (ja) * | 2009-06-16 | 2010-07-14 | 三浦工業株式会社 | ボイラ |
WO2010146632A1 (ja) * | 2009-06-16 | 2010-12-23 | 三浦工業株式会社 | ボイラ |
JP2011002116A (ja) * | 2009-06-16 | 2011-01-06 | Miura Co Ltd | ボイラ |
JP2013204939A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Miura Co Ltd | ボイラシステム |
JP2014105880A (ja) * | 2012-11-22 | 2014-06-09 | Miura Co Ltd | ボイラシステム |
JP2016102624A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 三浦工業株式会社 | ボイラシステム |
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