JP2003129016A - 接着テープ、特に配向熱可塑性フィルムをベースとし、片面に接着剤を被覆した支持体を持つ包装用テープ - Google Patents

接着テープ、特に配向熱可塑性フィルムをベースとし、片面に接着剤を被覆した支持体を持つ包装用テープ

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JP2003129016A
JP2003129016A JP2002237362A JP2002237362A JP2003129016A JP 2003129016 A JP2003129016 A JP 2003129016A JP 2002237362 A JP2002237362 A JP 2002237362A JP 2002237362 A JP2002237362 A JP 2002237362A JP 2003129016 A JP2003129016 A JP 2003129016A
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adhesive tape
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Dieter Wenninger
デイーター・ベニンガー
Wolfgang David
ボルフガング・ダビト
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】カートン封止性が良好で,紙,特にリサイクル
ペーパーに対する粘着力,凝集性,包装確実性が良好
で,かつ巻き出し性が容易で,開封補助具なしでテープ
の除去が容易である包装用接着テープを提供する。 【解決手段】配向熱可塑性フィルムをベースとし、片面
が接着剤による被覆のある支持体を有する接着テープで
あって、この支持体の被覆面がこのテープの幅に比較し
て狭く、このテープの長手方向に延びる少なくとも一つ
のストリップを保持し、上記ストリップの接着力が少な
くとも区分で完全に低下しているか、あるいは減少して
いる接着テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接着テープ、特に
配向熱可塑性フィルムをベースとし、片面が接着剤によ
る被覆のある支持体を有する包装用接着テープであっ
て、この支持体の被覆面がこのテープの幅に比較して狭
く、このテープの長手方向に延びている少なくとも一つ
のストリップを保持している包装用接着テープに関す
る。
【0002】
【従来の技術】全面被覆の接着テープ、特に包装用テー
プが当該技術の現状である。例えば、「感圧性接着剤技
術ハンドブック(Handbook of press
uresensitive technolog
y)」,第2版,DonatasSatas編,Van
Nostrand Reinhold,New Yo
rk,1989年,661ないし674頁で概観が述べ
られている。
【0003】包装用接着テープで封止したカートンを指
で簡単に引き裂いて開封することにより迅速に開封し、
テープを完全に除去することは現実的でないので、標準
の包装用接着テープについて存在する問題は、カッタ
ー、ナイフ、はさみ、指爪または他の尖ったツールによ
り封止されたカートンを開封しなければならないことで
ある。これらの補助的な手段は、パッケージの内容物へ
の傷及び/または破損のリスクをかかえている。
【0004】包装用接着テープを使っているカートンを
開封するのを簡単化するために、多数の解決法が提案さ
れ、一部が実施されてきた。
【0005】DE 198 36 221 A1は、封
止されたカートンを簡単に開封することを達成したが、
ここで追加的に必要なことは予め決められた破るための
くぼみを付けた特別なカートンを製造することであっ
た。カートン封止の過程でこれらの予め決められたカー
トンを破るための点を接着テープにより重ね付けする場
合には、後から取っ手タブとしてこれらを簡単に取り除
くことができ、そして接着テープにより簡単に除去する
ことができる。
【0006】本発明は、少なくとも一つの開口を特徴と
し、好ましくは段ボール紙でできているパッケージ用の
ブランクであって、予め決められた分離のための少なく
とも一つの片がブランク中に形成されていて、開口を閉
じた場合、上記片がこの開口の側に配置されているブラ
ンクを包含する。また、好ましくは接着ストリップによ
り封止されているか、あるいは封止され得る段ボール紙
のパッケージであって、上記ストリップの少なくとも一
つの末端がパッケージの分離片に固く付着されている、
あるいは付着可能であるパッケージも記述されている。
【0007】それゆえ、接着ストリップにより封止され
ている場合パッケージを開封するためには、なすべきこ
とはパッケージから分離片を取り除くことだけである。
この接着ストリップは上記分離片にしっかりと付着して
いるので、接着ストリップ/分離片上で充分な把握力を
得ることができ、そこでこの接着性ストリップを更なる
困難なしに剥離し、取り除くことができる。
【0008】カートンブランク製造の文脈においては、
US6,089,447 A1は、このカートンを包装
用テープにより封止した後に取っ手タブとして機能する
特別なボール紙タブをカートンに接合することを提案し
ている。
【0009】JP 11 321 817 Alは、接
着封止テープの末端の取り付け時に、特別な吸引手段が
カートンを開封する場合に取っ手タブとして機能するよ
うに意図されている接着テープの紐を形成するような自
動包装機を組み立てることを提案している。
【0010】更なる解決法がSoco Systems
A/S(Denmark)により提供されている。こ
の場合には、自動カートン封止機へのアドオンとして、
後で簡単に開封することを確実に行えるように包装操作
時に接着テープの末端に紙タブを付着する特別なキット
を付け加えることが必要である。
【0011】標準のカートンに対しては、US5,67
2,402 Alはカートンを封止する場合に突き出る
剥離型接着ストリップを使用する。これらのストリップ
の突き出た末端を強く引くことによって、このストリッ
プは大きく延伸され、接着力が低下するために取り外す
ことが簡単となる。このカートン封止ユニットはロール
からの接着テープの処理のみが可能であるので、これら
のストリップは自動カートン封止には不適である。
【0012】接着包装テープと引き裂きストリップから
構成される系は、引き裂きストリップの結果としてカー
トン上のテープを引き裂いて開封することが簡単である
という利点を有するが、カートン側上の残った紐の除去
は不要とはならず、手数がかかる。
【0013】US 6,159,328 Alは、例え
ば、包装用接着テープと引き裂きストリップをカートン
に塗布することが可能である特別なディスペンサーを記
述している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】これらのバリエーショ
ンすべてに共通なのは、標準のボール紙包装形状品ある
いは装置を利用することができず、それゆえ、これらの
使用が限定されているという難点であり、あるいはボー
ル紙包装を弱めることにより、パッケージが実質的に弱
くなり、それにより包装確実性を低下させるという難点
である。
【0015】それゆえ、カートン封止の後に、カッタ
ー、ナイフ、はさみまたは指爪または他の尖ったツール
の助けなしにカートンから迅速に、簡単に取り除くこと
ができる配向熱可塑性フィルムベースの包装用接着テー
プであって、上記テープが標準のボール紙包装形状品及
び標準の塗布機と互換性があり、従来技術の既知の難点
が低減した範囲でのみ存在する包装用接着テープを作り
出すことが本発明の目的である。
【0016】この目的は、このクレームで特定されてい
る接着テープにより達成される。本発明の接着テープの
開発は、従属クレームの主題である。更に、本発明は、
この接着テープの有利な使用に対する可能性を包含す
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、従って、配向
熱可塑性フィルムをベースとし、片面が接着剤による被
覆のある支持体を有する接着テープであって、この支持
体の被覆面がこのテープの幅に比較して狭く、このテー
プの長手方向に延びる少なくとも一つのストリップを保
持し、上記ストリップの接着力が少なくとも区分で完全
に低下しているか、あるいは減少している接着テープを
記述している。
【0018】
【発明の実施の形態】このストリップの接着力の減少ま
たは完全な低下は、この接着剤を刷り込むことにより行
なわれる。
【0019】特に、取っ手タブを形成する目的で接着剤
の表面を完全に中性化(neutralizatio
n)することは、接着剤の表面を例えば、薄いプラスチ
ックフィルム、金属箔または紙により被覆することによ
り行なわれてもよい。中性化は、好ましくはこの明細書
では本発明の開示内容の中にはっきりと入れられている
DE 44 31 914 Alにより実現される。
【0020】あるいは、非粘着性のワニスまたは非粘着
性の粉末材料を用いて、中性化対象の感圧性接着剤の領
域を被覆あるいは刷り込むことができる。
【0021】ストリップの領域で接着テープの接着力が
このテープの他の面積の接着力に比較して低くなるよう
に、中性化を行うことができる。慎重に部分的に刷り込
むか、あるいは被覆することにより、中性化を達成する
ことができる。
【0022】この場合には、接着剤により部分的に刷り
込まれるか、あるいは被覆されている取っ手タブ領域が
使用されるキャリヤにより設けられて、取っ手タブの領
域がこのカートンの表面にそれほど強く結合しないよう
にする。
【0023】更に、この接着剤をドットで形成するよう
にスクリーン印刷により塗布することが可能であり(D
E 42 37 252 C2)、長手及び横断方向で
連結する線のグラビア印刷(DE 43 08 649
C2)により、ハーフトーン印刷により、あるいはフ
レキソ印刷により、接着剤のドットがサイズ及び/また
は分布において可変(EP 0 353 972 B
1)となる。
【0024】この接着剤をストリップ上に存在させるこ
とができ、スクリーン印刷によるドーム形状が好まし
く、あるいは、この接着剤を格子、縞、ジグザグ線など
の別なパターンで、また、例えば、グラビア印刷によっ
て塗布してもよい。加えて、接着剤を例えば、スプレー
法により塗布して、多少不規則な外観を形成してもよ
い。
【0025】一つの好ましい態様においては、この接着
剤を多幾何学的なドーム形状で支持体に塗布したことも
ある。
【0026】このドームは異なる形状を有してもよい。
平坦化された半球が好ましい。更なる可能性は、例え
ば、英数字シンボルの組み合わせまたは格子、縞、積み
重なったドーム、及びジグザグ線などのパターンの形状
の印刷された像の支持体材料上の異なる形状とパターン
の印刷された塗布物である。
【0027】例として、このストリップ上の接着剤には
全面の被膜、例えば剥離被膜を使用してもよい。
【0028】本発明の概念は、配向熱可塑性フィルムを
ベースとし、片面が接着剤による被覆のある支持体であ
って、この支持体の被覆面がこのテープの幅に比較して
狭く、このテープの長手方向に延びていて、そして少な
くとも区分で接着剤による被覆のない少なくとも一つの
ストリップを保持する支持体を有する、接着テープを更
に包含する。
【0029】この接着剤を被覆するために、例えば、使
用されるワイヤドクターの直後に、プラスチックステン
シルを用いて接着剤を引き剥がし、その長手方向で、接
着剤のない領域と接着剤を含む領域を有する接着剤パッ
クを生成することが可能である。
【0030】本発明の一つの有利な態様においては、一
つのストリップは接着テープの縁に位置し、本発明の接
着テープにより封止されているカートンを開封したいと
思っている者ならば、誰にでも認識、使用することが容
易である、はっきりと突き出した取っ手タブを形成する 従って、破線に近い区分のみで交互を行い、個別のダッ
シュ間の距離が自由に選択可能である場合も本発明に記
載のものであるが、接着力の低下した、あるいは接着剤
のないストリップをこの全長にわたって交互させること
ができる。
【0031】本発明により使用することができるフィル
ムは、ポリオレフィンベースの一軸及び二軸配向フィル
ム:配向ポリエチレンまたはエチレン及び/またはポリ
プロピレンユニットを含有する配向コポリマーをベース
とするフィルム、及びまた、適切である場合には、PV
Cフィルム、PETフィルム、ビニルポリマーベースの
フィルム、ポリアミド、ポリエステル、ポリアセター
ル、及びポリカーボネートを含む。
【0032】配向ポリオレフィン、例えば、一軸及び二
軸配向フィルムをベースとするフィルムは、包装用接着
テープ、紐用テープ、及び他の種類の接着テープに大量
に使用される。また、配向ポリエチレンまたはエチレン
及び/またはポリプロピレンユニットを含有する配向コ
ポリマーをベースとするフィルムが本発明に記載の支持
体フィルムとして使用されてもよい。
【0033】一軸配向ポリプロピレンは、その極めて高
い引張り強さと長手方向での低い伸びで知られていて、
例えば紐用テープを製造するのに使用される。ボール紙
パッケージ及び他の物品を束ね、パレット化する目的で
本発明の接着テープを製造するためには、ポリプロピレ
ンベースの一軸配向フィルムが好ましい。一軸配向ポリ
プロピレンベースのフィルムの厚さは、好ましくは25
と200μmの間、特に40と130μmの間である。
【0034】一軸配向ポリプロピレンのフィルムは、本
発明の接着テープを製造するのに特に好適である。原理
的には多プライの一軸配向フィルムを製造することもで
きるが、一軸配向フィルムは主として単一プライであ
る。選ばれるプライ数を更に大きくしてもよいが、大多
数の既知のフィルムは1−、2−、及び3−プライであ
る。
【0035】確実なカートン封止の目的で本発明の接着
テープを製造するためには、1:4と1:9の間の、好
ましくは1:4.8と1:6の間の長手方向(マシン方
向;MD)での延伸比、及び1:4と1:9の間の、好
ましくは1:4.8と1:8.5の間の横断方向(交差
方向;CD)での延伸比のポリプロピレンベースの二軸
配向フィルムが好ましい。
【0036】ASTM D 882により10%伸びに
おいて測定されるマシン方向で得られる弾性モジュラス
は、慣用的には1000と4000N/mm2の間、好
ましくは1500と3000N/mm2の間である。
【0037】ポリプロピレンをベースとする二軸配向フ
ィルムの厚さは、特に15と100μmの間、好ましく
は20と50μmの間である。
【0038】ポリプロピレンをベースとする二軸配向フ
ィルムは、ブローフィルム押出しにより、あるいは慣用
のフラットフィルムユニットにより製造されてもよい。
二軸配向フィルムは1層及び複数層で製造される。多層
フィルムの場合には、異なる厚さと組成が既知である
が、また、異なる層の厚さと組成は同一でもよい。
【0039】使用の過程で層剥離は不利であるので、本
発明の接着テープに特に好ましいのは、層間に充分に強
固な接合を有するポリプロピレンベースの単層の二軸あ
るいは一軸配向フィルムと多層の二軸あるいは一軸フィ
ルムである。
【0040】包装用接着テープを製造するのに非可塑化
PVCベースのフィルムが使用される。最高60°Cの
熱安定性が適切でないために、可塑化PVCは包装用接
着テープの製造に向かない傾向があるが、適切な場合に
は同じように使用されてもよい。
【0041】特に確実なカートン封止を確保することを
意図する本発明の接着テープに対しては、非可塑化PV
Cベースのフィルムを使用することが好ましい。このフ
ィルムの厚さは、好ましくは30と100μmの間、特
に35と50μmの間である。
【0042】例えば、ポリエチレンテレフタレートをベ
ースとしたポリエステルベースのフィルムが同じように
知られていて、本発明の接着テープを製造するのに使用
されてもよい。PETベースのフィルムの厚さは、20
と100μmの間、特に30と50μmの間である。
【0043】ポリエステルは、ベースの構築ブロックが
エステル結合(−CO−O−)により一緒に保持されて
いるポリマーである。化学構造によれば、ホモポリエス
テルとして既知のものを次の2つのグループに区分して
もよい。 ・ヒドロキシカルボン酸タイプ(ASポリエステル)及
び ・ジヒドロキシジカルボン酸タイプ(AA−BB−ポリ
エステル)。
【0044】前者は例えば、ω−ヒドロキシカルボン酸
1の重縮合により、あるいは例えば環状エステル(ラク
トン)2の開環重合により
【0045】
【化1】
【0046】一つの単一モノマーのみから製造される。
【0047】それと対照的に、後者は、ジオール3とジ
カルボン酸4などの2つの相補的なモノマーの重縮合
【0048】
【化2】
【0049】により合成される。
【0050】分岐及び架橋したポリエステルは、3価あ
るいは高級多価アルコールの多官能性カルボン酸との重
縮合で得られる。また、このポリエステルは、概ねポリ
カーボネート(炭酸のポリエステル)を含むとも考えら
れる。
【0051】AB−タイプポリエステル(I)は、ポリ
グリコール酸(ポリグリコリド,R=CH2)、ポリ乳
酸(ポリラクチド,R=CH−CH3)、ポリヒドロキ
シ酪酸[ポリ(3−ヒドロキシ酪酸),R=CH(CH
3)−CH2]、ポリ(ε−カプロラクトン),[R=
(CH2)5]、及びポリヒドロキシ安息香酸(R=C6
4)を含む。
【0052】純粋に脂肪族のAA−BB−タイプポリエ
ステル(II)は、なかんずく、ポリエステルポリウレ
タンの製造に対して末端ヒドロキシル基を持つ生成物
(ポリジオールとして)として使用される、脂肪族のジ
オールとジカルボン酸の重縮合物である[例えば、ポリ
テトラメチレンアジペート;R1=R2=(CH24]。
【0053】量の点で工業的に最も重要なのは、脂肪族
ジオールと芳香族ジカルボン酸のAA−BB−タイプポ
リエステル、特に最も重要な代表例としてポリアルキレ
ンテレフタレート[R2=C64、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)ではR1=(CH2)2、ポリブチレ
ンテレフタレート(PBT)ではR1=(CH24及び
ポリ(l、4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレー
ト)(PCDT)ではR 1=CH2−C610−CH2]で
ある。他の芳香族ジカルボン酸(イソフタル酸例えば)
を使用することによっても及び/またはこの重縮合にジ
オール混合物を使用することにより、これらのタイプの
ポリエステルの性質を広範に変え、異なる分野の用途に
適合させることが可能である。
【0054】純粋に芳香族のポリエステルは、ポリ(4
−ヒドロキシ安息香酸)(式I,R=C64)、ビスフ
ェノールとフタル酸(式II,R1=C64−C(C
32−C64,R2=C64)の重縮合物、あるいは
ビスフェノールとホスゲンの重縮合物を含むポリアリレ
ートである。
【0055】好適な支持体層の一つの例は、不織のメタ
ロセンポリエチレンである。
【0056】不織のメタロセンポリエチレンは、好まし
くは次の性質を有する。 ・40から200g/m2までの、特に60から120
g/m2までの坪量、及び/または ・0.1から0.6mmまでの、特に0.2から0.5
mmまでの厚さ、及び/または ・400から700%までの長さ方向の最終引張り応力
伸び、及び/または ・250から550%までの交差方向の最終引張り応力
伸び。
【0057】本発明の接着テープは、天然ゴム、PU、
アクリレートまたはスチレン−イソプレン−スチレンブ
ロックコポリマーをベースとする自己接着性組成物を含
んでなってもよい。
【0058】天然ゴム、アクリレートまたはスチレン−
イソプレン−スチレンをベースとする接着剤を包装用テ
ープに使用することは知られていて、また、例えば、
「感圧性接着剤技術ハンドブック」,第2版,Dona
tas Satas編,VanNostrand Re
inhold,New York,1989」にも記述
されている。
【0059】自己接着性組成物としては、特にPU、ア
クリレートまたはゴムをベースとする市販の感圧性接着
剤が使用される。
【0060】特に有利であることが判明した接着剤は、
このような接着剤の溶液を濃縮して、ホットメルトとし
て処理することができる系を生成することにより得られ
る、少なくとも20の、特に30以上のK値を有する、
アクリレートホットメルトをベースとしたものである。
【0061】濃縮は適切に設備されたタンクあるいは押
出機中で行なわれてもよく、特に同時に揮発分を除去す
る場合には、揮発分除去形押出機が好ましい。
【0062】この種類の接着剤は、DE 43 13
008 A1で特定され、その内容がこの明細書で参照
され、この開示と発明の一部となされている。中間的な
段階においては、このように製造されたアクリレート組
成物から溶媒が全部除去される。
【0063】加えて、更なる揮発性成分が除去される。
メルトから被覆した後、これらの組成物は少部分の揮発
性成分しか有しない。従って、上記の特許でクレームさ
れたモノマー/配合物のすべてを採用することが可能で
ある。この特許で記述されている組成物の更なる利点
は、これらが高いK値とそれに相応した高い分子量を有
することに見られる。熟練者ならば、高分子量の系を更
に大きな効率で架橋することができることを承知してい
る。従って、揮発性成分の部分が対応して低減される。
【0064】この組成物の溶液は、5から80重量%ま
での、特に30から70重量%の溶媒を含有してもよ
い。
【0065】市販の慣用溶媒、特に低沸点の炭化水素、
ケトン、アルコール及び/またはエステルを使用するこ
とが好ましい。
【0066】1つまたは特に、2つあるいはそれ以上の
揮発分除去形ユニットを有する単軸スクリュー、2軸ス
クリューあるいは多軸スクリュー押出機を使用すること
が更に好ましい。アクリレートホットメルト:例えば、
ベンゾインアクリレートまたはベンゾインメタアクリレ
ート、アクリルあるいはメタクリルエステルベースの接
着剤の中にベンゾイン誘導体を共重合により組み入れた
こともある。この種類のベンゾイン誘導体は、EP 0
578 151 Alに述べられている。
【0067】しかしながら、加えて、また、アクリレー
トホットメルトをベースとする接着剤を化学架橋したこ
ともある。
【0068】一つの特に好ましい態様においては、1か
ら25個までの炭素原子を有する(メタ)アクリル酸及
びこれらのエステル、マレイン酸、フマル酸及び/また
はイタコン酸及び/またはこれらのエステル、置換(メ
タ)アクリルアミド、マレイン無水物、及び、ビニルエ
ステル、特に酢酸ビニル、ビニルアルコール及び/また
はビニルエーテルなどの他のビニル化合物のコポリマー
が自己接着性組成物として使用される。残存溶媒含量は
1重量%以下でなければならない。
【0069】特に好適と判明している接着剤は、BAS
FによりacResin UVまたはAcronal
R、特にAcronal DS 3458の表示の下に
取り扱われている、低分子量の感圧性アクリルホットメ
ルト接着剤である。この低K接着剤は、最終の、放射線
化学的に開始された架橋プロセスの結果として用途指向
的な性質を獲得している。
【0070】また、天然ゴムの群または合成ゴムの群か
ら選ばれるか、あるいは天然ゴム及び/または合成ゴム
の任意の所望のブレンドからなる接着剤であって、この
天然ゴムが例えば、必要とされる純度レベルと粘度レベ
ルに依って、クレープ、RSS、ADS、TSRまたは
CVタイプなどのすべての入手可能なグレードから基本
的には選択可能なものであり、そしてこの合成ゴムがラ
ンダム共重合されたスチレン−ブタジエンゴム(SB
R)、ブタジエンゴム(BR)、合成ポリイソプレン
(IR)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴ
ム(XIIR)、アクリルゴム(ACM)、エチレン−
酢酸ビニル(EVA)コポリマー及びポリウレタン及び
/またはこれらのブレンドの群から選択可能なものであ
る接着剤を使用することも可能である。
【0071】更には、これらの加工性を改善するため
に、このゴムは、好ましくは全エラストマー部分基準で
10から50重量%までの重量部分で熱可塑性エラスト
マーと混和されてもよい。代表的なものとして、この点
で主として、特に相溶性スチレン−イソプレン−スチレ
ン(SIS)とスチレン−ブタジエン−スチレン(SB
S)のグレードを挙げてもよい。
【0072】粘着性付与樹脂として、既知であり、文献
に記述されているすべての粘着性付与樹脂を例外なしに
使用することが可能である。代表的なものとして、ロジ
ン、これらの不均化誘導体、ハロゲン化誘導体、重合誘
導体、エステル化誘導体及びこれらの塩、脂肪族及び芳
香族炭化水素樹脂、テルペン樹脂、及びテルペン−フェ
ノール樹脂を挙げてもよい。得られる接着剤を性質を所
望される性質に従って調節するために、これらの樹脂及
び他の樹脂のいかなる所望の組み合わせを使用してもよ
い。「感圧性接着剤技術ハンドブック」,Donata
s Satas編,(van Nostrand,19
89)」で当該技術の現状の解説を明快に参照してい
る。
【0073】「炭化水素樹脂」という用語は、無色ない
し濃渇色であり、概ね<2000の分子量を有する熱可
塑性ポリマーに対する集合的な名称である。これらは、
由来によって3つの主なグループ:石油樹脂、コールタ
ール樹脂、及びテルペン樹脂に区分されてもよい。最も
重要なコールタール樹脂はクマロンインデン樹脂であ
る。炭化水素樹脂は、この原料から単離することができ
る不飽和化合物を重合することにより得られる。
【0074】また、この炭化水素樹脂に含まれるのは、
スチレンなどのモノマーの重合により及び/または対応
した低分子量物との重縮合(あるホルムアルデヒド樹
脂)により得られるポリマーである。炭化水素樹脂は、
<0°C(20°Cで炭化水素樹脂の液体)から>20
0°Cまでの広範な限界内で変動する軟化点範囲と約
0.9から1.2g/cm3までの密度の製品である。
【0075】これらは、エーテル、エステル、ケトン及
び塩素化炭化水素などの有機溶媒に可溶であり、アルコ
ールと水に不溶である。
【0076】ロジンとは、針葉樹の粗樹脂から回収され
る天然樹脂の意味である。3つのタイプのロジンが区分
される:テルペン油の蒸留残渣としてのバルサム樹脂;
針葉樹の根茎からの抽出物としての根茎樹脂;及びトー
ル油の蒸留残渣のトール樹脂。量の点で最も意義の大き
いのはバルサム樹脂である。
【0077】ロジンは、赤色から褐色の範囲の色を持つ
脆い、透明な製品である。これは水に不溶であるが、
(塩素化)脂肪族及び芳香族炭化水素、エステル、エー
テル、及びケトンなどの多くの有機溶媒、及び植物油と
鉱物油にもに可溶である。ロジンの軟化点はほぼ70か
ら80°Cまでの範囲にある。
【0078】ロジンは、約90%の樹脂酸と10%の中
性物質(脂肪酸エステル、テルペンアルコール、及び炭
化水素)の混合物である。主なロジン酸は、経験式C20
302の不飽和カルボン酸、アビエチン酸、ネオアビ
エチン酸、レボピマル酸、ピマル酸、イソピマル酸、及
びパルストリン酸、並びに水素化及び脱水素アビエチン
酸である。
【0079】これらの酸の比率は、ロジンの由来に依り
変動する。
【0080】可塑剤として、接着剤技術で既知のいかな
る可塑化物質も使用可能である。これらは、なかんず
く、パラフィン及びナフテン油、オリゴブタジエン、オ
リゴイソプレン、液体ニトリルゴム、液体テルペン樹
脂、植物及び動物油脂、フタル酸エステル、及び官能基
化アクリル酸エステルなどの(官能化)オリゴマーを含
む。
【0081】熱的に誘導された化学架橋の目的には、加
速されたイオウ系またはイオウ供与体系、イソシアネー
ト系、反応性メラミン樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、及
び(場合によっては、ハロゲン化された)フェノール−
ホルムアルデヒド樹脂及び/または対応する活性化剤と
一緒の反応性フェノール樹脂またはジイソシアネート架
橋系、エポキシ化ポリエステル樹脂及びアクリル樹脂、
及びこれらの組み合わせなどのいかなる既知の熱活性化
型の化学架橋剤も使用可能である。
【0082】この架橋剤は、好ましくは50°C以上の
温度で、特に100°Cから160°Cまでの温度で活
性化され、110°Cから140°Cまでの温度が極め
て特に好ましい。
【0083】あるいは、この架橋剤をIR照射または高
エネルギーの交番場により熱的に励起してもよい。
【0084】この接着テープの一つの好ましい態様にお
いては、特に配向ポリオレフィンベースのフィルムの表
面をコロナあるいは火焔処理などこれらの広く知られた
プロセスにより処理することができるので、ポリオレフ
ィンベースの好ましい熱可塑性フィルム上の接着剤の接
着は、コロナ処理により、あるいは特に火焔前処理によ
り改善される。
【0085】火焔前処理による表面処理が好ましい。表
面処理プロセスの概観は、例えば、論文「接着接合用の
プラスチックの表面前処理(Surface pret
reatment of plastics for
adhesive bonding)」/A.Krus
e,C.Kruger,A.Baalmann及びO.
D.Hennemann;J.Adhesion Sc
i.Technol.,9巻,12号,1611ないし
1621頁(1995)」に含まれている。
【0086】この火焔処理装置は、そのコア部の冷却型
バーナーユニットとウエブを案内する冷却型処理ロール
を含んでなる。火焔処理の過程でのバーナー温度が30
°Cと40°Cの間に保持される一方で、処理ロールの
冷却によって、10°Cと15°Cの間の温度が確保さ
れる。
【0087】フィルムウエブは、規定された条件下でバ
ーナーと処理ロールの間に案内され、そして処理され
る。上述のポリオレフィンフィルムの火焔処理は、燃料
ガス/空気混合物により最適化組成で行なわれる。
【0088】燃料ガス部分は、プロパンまたはブタンま
たは例えば標準の市販天然ガスの形の炭化水素混合物な
どのガス状炭化水素を含んでなる。この燃料ガス/空気
混合物の正確な組成に依って、750°Cと900°C
の間の火焔温度が得られる。このバーナーユニットとこ
の処理ロールの間の距離を2mmと7.5mmの間で調
節してもよい。ウエブ速度を30m/分から数100m
/分までの限界内に設定することができる。
【0089】上限は、入手し得る処理装置、すなわちイ
ンライン支持体処理の場合にはコーティング区分を含む
全処理装置、またはオフライン支持体の前処理の場合に
は火焔処理装置の能力の結果生じる。
【0090】この下限はこのフィルム材料の熱感度によ
り支配される。混合物組成、バーナー距離、及びウエブ
速度の決められた設定において20m3/時から50m3
/時までの限界内で、混合物の容積流れによりエネルギ
ー投入を変動させることができる。加えて、調節可能な
バーナー境界により、有効な火焔幅を異なるフィルム幅
に合わせて調整することができる。
【0091】最適化パラメーター下で火焔処理された支
持体材料は、前処理後の1日以内に自己接着性組成物に
より被覆される。適切にコロナ前処理された比較材料に
ついては類似の手順を追随する。
【0092】この接着テープの一つの好ましい態様にお
いては、熱可塑性フィルムへの接着剤の接着は、熱可塑
性フィルムと接着剤層の間にプライマー層を塗布するこ
とにより改善される。
【0093】本発明の接着テープの製造のもう一つの好
ましい態様においては、この熱可塑性フィルムには市販
の慣用の剥離被膜が被覆されている。市販の剥離被膜
は、剥離成分として例えばポリビニルステアリルカーバ
メートから構成されている。
【0094】本発明の接着テープは、多数の接着テープ
用途に好適である。
【0095】用途の一つの重要な分野は包装の分野であ
る。この接着テープは、カートン封止テープ、汎用包装
用接着テープ、紐用テープ、及びプラスチックのパック
とプラスチックのパウチを封止するための接着テープと
して好適である。
【0096】この接着テープは、パレットを固定するた
めに好適である。更なる用途はパイプ、木材板などの緩
んでしまう物品と輸送用物品の梱包である。例えば、輸
送中の冷蔵庫と他の電気及び電子用品を固定するのに、
本発明の接着テープを使用してもよい。更なる用途はラ
ベル保護、例えば、建設分野における表面保護、及び包
装用の引き裂き−開封ストリップである。オフィス分野
内の用途も可能である。
【0097】この包装用接着テープは、特に66、10
0、及び1000mの走行長を有する。選ばれる慣用の
ロール幅は、18、24、36、48、50、及び72
mmである。
【0098】好ましい色は褐色、白色、及び透明であ
る。144または150mmの幅のロール上に印刷を行
ない、次に、このロールを上述の幅に切断する。
【0099】下記の説明の意図は、実施例を参照しなが
ら本発明を例示することであるが、不必要に本発明を限
定することを望むものでない。
【0100】実施例で特定されているパラメーターを次
の方法により測定した。水含量 接着剤の水含量を既知のカールフィッシャー法により求
めた。既知量の接着剤を加熱し、カールフィッシャー試
薬を用いた滴定により追い出された水を求める。塗布速度 塗布速度を求めるために、既知の表面積の円形試料を被
覆フィルムから切り出し、秤量する。次に、アセトンを
用いてこの接着剤を除去し、接着剤のなくなったフィル
ムを再秤量する。g/m2での塗布速度をこの差から計
算する。鋼上での接合強度 鋼上での接合強度をDIN EN 1939に従い、ま
たAFERA 4001にならって測定する。せん断強度測定 凝集をPSTC 7(保持力)のせん断強度測定により
求める。記述されたすべての値を20×13mm2の接
合面積について10Nの荷重下に室温で測定した。この
測定方法によれば、良好な凝集は>500分の保持時間
に相当する。封止確実性 この接着テープを用いて、20kgの豆を充填した、長
さ=425mm、幅=325mm、及び高さ=165m
mの寸法のクラフトライナーカートン タイプ24N
515(Nestler Wellpappe)などの
標準のカートンを市販の自動カートン封止機(Siat
/イタリー)で、あるいは市販の手動包装用接着テープ
ディスペンサー(tesa AG)を用いて、接着剤の
一つの上部ストリップと一つの底部ストリップにより封
止し、そして、室温または40°Cで30日間貯蔵す
る。接着テープ封止がいずれもこの時間で分離していな
ければ、封止の確実性は満足である。紙に対する粘着性 試験対象の接着テープをこのカートンの表面に接合し、
手で160°の角度で引き剥がす。次に、裂けて飛び出
したファイバーの接着テープ上の面積を%で見積もる。
この面積が>40%であるならば、この接着テープは良
好な粘着性を有するとする。開封性 このカートンの接着剤のない領域を把むことにより、カ
ッターまた他の尖った物品などの追加の開口手段なしで
このカートンを容易に、また迅速に開封することができ
るかどうかを見ることにより、封止の確実性の項により
封止されたカートンの開封性を引続き評価する。
【0101】
【実施例】実施例1 次の透明な二軸配向ポリプロピレンフィルム、Radi
l T 28(Radici,イタリア)を使用する。 厚さ:28μm 坪量:25g/m2 引張り強さ,MD*:167N/mm2 引張り強さ,CD**:277N/mm2 破断伸び,MD:135% 破断伸び,CD:57% *MD=マシン方向、すなわち長さ方向 **CD=交差方向、すなわち交差した方向 接着剤により被覆されたフィルム表面の表面張力は39
mN/mである。
【0102】使用した接着剤は、Primal PS8
3D(固体含量:53重量%;アンモニア含量:<0.
2重量%;pH:9.1ないし9.8)の名称を持つ水
性アクリル分散液(Rohm and Haas)であ
る。
【0103】ワイヤードクターブレードを用いて、接着
剤をフィルムに塗布する。ドクターブレードと被覆速度
を調節して、被覆フィルムを乾燥した後測定して、約2
4g/m2の塗布速度となるようにする。乾燥後測定し
た場合に判明する接着剤が0.03から0.13重量%
までの水含量を有するように被覆速度と乾燥機を設定す
る。実施例2 接着力のない領域を持つ包装用接着テープを得るため
に、150mm幅の接着テープのロールを実施例1に従
って製造した。接着テープを印刷するために、印刷ロー
ルが接着剤上に直接に印刷するように、150mm幅の
接着テープロールを印刷機にかけた。輸送軸または転向
軸に接着剤が移行することを避けるために、テープの接
着剤面を直接に案内するすべての軸に市販の接着防止性
シリコーン接着テープのtesa 4563(tesa
AG)を設ける。
【0104】印刷ローラーの印刷プレートを形成し、そ
れ以降、50mm幅の最終ロールにスリットする結果と
して、50mm幅の接着テープロールが接着剤面上で1
cmの粘着剤のない領域を獲得するように、シリーズ1
5VAA(MichaelHuber GmbH,ドイ
ツ)の黒色印刷インクで接着剤面を印刷する。実施例3 接着力のない領域の付いた包装用接着テープを得るため
に、50mm幅の接着テープのロールを実施例1におけ
るように製造した。しかしながら、接着剤の塗布の過程
において、ドクターブレードの直後にプラスチックステ
ンシルを使用して、接着剤を取り去り、パッケージに対
して長さ方向で接着剤のない領域と接着剤を含む領域の
付いた接着テープのパッケージを製造し、スリット後、
ロールの片面に10mmの接着剤のない領域を有する5
0mm接着テープを製造することが可能であるロールと
した。実施例4 接着力のない領域付きの包装用接着テープを得るため
に、50mm幅の接着テープのロールを実施例1におけ
るように製造した。しかしながら、接着剤の塗布の過程
において、ドクターブレードの直後にプラスチックステ
ンシルを使用して、接着剤を取り去って、パッケージに
対して長さ方向で接着剤のない領域と接着剤を含む領域
付きの接着テープのパッケージを製造し、スリット後、
ロールの片面に10mmの接着剤のない領域を有する5
0mm接着テープを製造することが可能であるロールと
した。
【0105】
【表1】
【0106】本発明の特徴と態様は次の通りである。
【0107】1.配向熱可塑性フィルムをベースとし、
片面が接着剤による被覆のある支持体を有する接着テー
プであって、この支持体の被覆面がこのテープの幅に比
較して狭く、このテープの長手方向に延びている少なく
とも一つのストリップを保持し、上記ストリップの接着
力が少なくとも区分で完全に低下しているか、あるいは
減少している接着テープ。
【0108】2.このストリップの接着力の減少または
完全な低下がこの接着剤を刷り込むことにより行なわれ
る上記1に記載の接着テープ。
【0109】3.配向熱可塑性フィルムをベースとし、
片面が接着剤による被覆のある支持体を有する接着テー
プであって、この支持体の被覆面がこのテープの幅に比
較して狭く、このテープの長手方向に延びている少なく
とも一つのストリップであって、少なくとも区分で接着
剤による被覆のないストリップを保持する接着テープ。
【0110】4.ストリップがこの接着テープの縁にあ
る上記1ないし3の少なくとも一つに記載の接着テー
プ。
【0111】5.この熱可塑性フィルムが二軸配向HD
PE、非可塑化PVCまたはPET、一軸配向ポリプロ
ピレンまたは二軸配向ポリプロピレンから構成されてい
る上記1ないし4の少なくとも一つに記載の接着テー
プ。
【0112】6.使用されるこの熱可塑性フィルムが2
5μmから200μmまでの厚さを有する上記1ないし
5の少なくとも一つに記載の接着テープ。
【0113】7.プライマー層がこの熱可塑性フィルム
とこの接着剤層の間に塗布される上記1ないし6の少な
くとも一つに記載の接着テープ。
【0114】8.天然ゴム、アクリレートまたはスチレ
ン−イソプレン−スチレンブロックコポリマーをベース
とする接着剤が使用される上記1ないし7の少なくとも
一つに記載の接着テープ。
【0115】9.カートン封止性が良好であり、紙、特
にリサイクルペーパーに対する粘着性が良好であり、凝
集性が充分であり、包装確実性が良好であり、そして巻
き出し性が容易である包装用接着テープとしての上記1
ないし8の少なくとも一つに記載の接着テープの使用。
【0116】10.カートン封止性が良好であり、紙、
特にリサイクルペーパーに対する粘着性が良好であり、
凝集性が充分であり、包装確実性が良好であり、巻き出
し性が容易であり、開封補助具の助けなしにこの包装用
接着テープの同時の除去が容易である包装用接着テープ
としての上記1ないし9の少なくとも一つに記載の接着
テープの使用。
【0117】11.ボール紙包装及び他の物品を束ね、
パレット化するするための紐用テープとしての上記1な
いし10の少なくとも一つに記載の接着テープの使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E085 BA22 BB33 BC07 BD08 BG10 BH03 4J004 AA04 AA05 AA10 AA14 AB01 AB03 CA03 CA06 CB01 CC02 CE01 CE02 CE03 DB02 FA06 FA08 4J040 CA001 CA011 CA091 DB051 DF001 DM011 EF001 JA09 JB01 JB09 MB03 NA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配向熱可塑性フィルムをベースとし、片
    面が接着剤による被覆のある支持体を有する接着テープ
    であって、該支持体の被覆面が該テープの幅に比較して
    狭く、該テープの長手方向に延びている少なくとも一つ
    のストリップを保持し、上記ストリップの接着力が少な
    くとも区分で完全に低下しているか、あるいは減少して
    いる接着テープ。
  2. 【請求項2】 配向熱可塑性フィルムをベースとし、片
    面が接着剤による被覆のある支持体を有する接着テープ
    であって、該支持体の被覆面が該テープの幅に比較して
    狭く、該テープの長手方向に延びている少なくとも一つ
    のストリップであって、少なくとも区分で接着剤による
    被覆のないストリップを保持する接着テープ。
  3. 【請求項3】 カートン封止性が良好であり、紙、特に
    リサイクルペーパーに対する粘着性が良好であり、凝集
    性が充分であり、包装確実性が良好であり、そして巻き
    出し性が容易である包装用接着テープとしての請求項1
    ないし2の少なくとも一つに記載の接着テープの使用。
  4. 【請求項4】 カートン封止性が良好であり、紙、特に
    リサイクルペーパーに対する粘着性が良好であり、凝集
    性が充分であり、包装確実性が良好であり、巻き出し性
    が容易であり、開封補助具の助けなしに該包装用接着テ
    ープの同時の除去が容易である包装用接着テープとして
    の請求項1ないし3の少なくとも一つに記載の接着テー
    プの使用。
  5. 【請求項5】 ボール紙包装及び他の物品を束ね、パレ
    ット化するするための紐用テープとしての請求項1ない
    し4の少なくとも一つに記載の接着テープの使用。
JP2002237362A 2001-08-24 2002-08-16 接着テープ、特に配向熱可塑性フィルムをベースとし、片面に接着剤を被覆した支持体を持つ包装用テープ Pending JP2003129016A (ja)

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