JP2003128918A - シリコーンゴム組成物及びこれを用いた電線・ケーブル - Google Patents
シリコーンゴム組成物及びこれを用いた電線・ケーブルInfo
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- JP2003128918A JP2003128918A JP2001321523A JP2001321523A JP2003128918A JP 2003128918 A JP2003128918 A JP 2003128918A JP 2001321523 A JP2001321523 A JP 2001321523A JP 2001321523 A JP2001321523 A JP 2001321523A JP 2003128918 A JP2003128918 A JP 2003128918A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、特定の耐熱向上剤を少量添加する
だけで、耐熱性に優れたシリコーンゴム組成物を提供す
るものである。 【解決手段】 かゝる本発明は、シリコーンゴム100
重量部にフェノール基とキレート基とを有する耐熱向上
剤を0.05〜1.0重量部添加し、又はこれにさらに
金属酸化物を1.0重量部の範囲内で添加してなるシリ
コーンゴム組成物であって、これにより、180℃程度
の高温下でも十分に使用できる組成物が得られる。
だけで、耐熱性に優れたシリコーンゴム組成物を提供す
るものである。 【解決手段】 かゝる本発明は、シリコーンゴム100
重量部にフェノール基とキレート基とを有する耐熱向上
剤を0.05〜1.0重量部添加し、又はこれにさらに
金属酸化物を1.0重量部の範囲内で添加してなるシリ
コーンゴム組成物であって、これにより、180℃程度
の高温下でも十分に使用できる組成物が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性の向上を図
ったシリコーンゴム組成物及びこれを用いた電線・ケー
ブルに関するものである。
ったシリコーンゴム組成物及びこれを用いた電線・ケー
ブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】180℃を越える高温下で電力を送電し
たり、電気信号を伝送する電線・ケーブル(なお、これ
らの接続部などを保護するための熱収縮チューブなども
含む、以下単に電線・ケーブルと記す)にあっては、有
機過酸化物などの架橋剤を添加したシリコーンゴムがよ
く使用されている。
たり、電気信号を伝送する電線・ケーブル(なお、これ
らの接続部などを保護するための熱収縮チューブなども
含む、以下単に電線・ケーブルと記す)にあっては、有
機過酸化物などの架橋剤を添加したシリコーンゴムがよ
く使用されている。
【0003】このような高温下で使用されるシリコーン
ゴムには、樹脂の酸化劣化を防止するため、通常耐熱向
上剤として酸化チタンなどの金属酸化物を添加してい
る。
ゴムには、樹脂の酸化劣化を防止するため、通常耐熱向
上剤として酸化チタンなどの金属酸化物を添加してい
る。
【0004】例えば、今回提案のシリコーンゴム組成物
を600Vの電線・ケーブルに絶縁体として使用した場
合、高温に対する耐性を知るため、JIS−C−332
3−600Vけい素ゴム絶縁電線の規格から、220±
3℃の試験温度で96時間所定のオーブン(加熱装置)
で加熱することが行われている。そして、この規格から
すると、加熱後、加熱前と比較して、引張り強度の残率
が70%以上、伸びの残率が60%以上であることが求
められる。この条件を満足するためには、上記酸化チタ
ンなどの金属酸化物では、シリコーンゴム100重量部
に対して、1重量部以上という添加量が必要であった。
を600Vの電線・ケーブルに絶縁体として使用した場
合、高温に対する耐性を知るため、JIS−C−332
3−600Vけい素ゴム絶縁電線の規格から、220±
3℃の試験温度で96時間所定のオーブン(加熱装置)
で加熱することが行われている。そして、この規格から
すると、加熱後、加熱前と比較して、引張り強度の残率
が70%以上、伸びの残率が60%以上であることが求
められる。この条件を満足するためには、上記酸化チタ
ンなどの金属酸化物では、シリコーンゴム100重量部
に対して、1重量部以上という添加量が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、酸化チタン
などの金属酸化物を1重量部以上も添加量する場合、コ
スト上昇を招く一方、増量分だけの効果が得られないと
いう問題点があった。
などの金属酸化物を1重量部以上も添加量する場合、コ
スト上昇を招く一方、増量分だけの効果が得られないと
いう問題点があった。
【0006】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たもので、耐熱向上剤としてフェノール基とキレート基
とを有する耐熱向上剤を用いることにより、少量の添加
量でも優れた耐熱性を呈する、シリコーンゴム組成物を
得ることであり、また、このシリコーンゴム組成物を、
絶縁体として導体上に被覆することにより、耐熱に優れ
た電線・ケーブルを得ることである。
たもので、耐熱向上剤としてフェノール基とキレート基
とを有する耐熱向上剤を用いることにより、少量の添加
量でも優れた耐熱性を呈する、シリコーンゴム組成物を
得ることであり、また、このシリコーンゴム組成物を、
絶縁体として導体上に被覆することにより、耐熱に優れ
た電線・ケーブルを得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、シリコーンゴム100重量部にフェノール基とキレ
ート基とを有する耐熱向上剤0.05〜1.0重量部を
添加してなることを特徴とするシリコーンゴム組成物に
ある。
は、シリコーンゴム100重量部にフェノール基とキレ
ート基とを有する耐熱向上剤0.05〜1.0重量部を
添加してなることを特徴とするシリコーンゴム組成物に
ある。
【0008】請求項2記載の本発明は、前記耐熱向上剤
のフェノール基がヒンダートフェノール構造で、かつキ
レート基がヒドラジット構造であることを特徴とする請
求項1記載のシリコーンゴム組成物にある。
のフェノール基がヒンダートフェノール構造で、かつキ
レート基がヒドラジット構造であることを特徴とする請
求項1記載のシリコーンゴム組成物にある。
【0009】請求項3記載の本発明は、シリコーンゴム
100重量部とフェノール基とキレート基とを有する耐
熱向上剤0.05〜1.0重量部を添加すると共に、金
属酸化物を1.0重量部の範囲内で添加してなることを
特徴とするシリコーンゴム組成物にある。
100重量部とフェノール基とキレート基とを有する耐
熱向上剤0.05〜1.0重量部を添加すると共に、金
属酸化物を1.0重量部の範囲内で添加してなることを
特徴とするシリコーンゴム組成物にある。
【0010】請求項4記載の本発明は、前記請求項1〜
3から選ばれる一つに架橋剤を添加することを特徴とす
るシリコーンゴム組成物にある。
3から選ばれる一つに架橋剤を添加することを特徴とす
るシリコーンゴム組成物にある。
【0011】請求項5記載の本発明は、前記請求項1、
2、3又は4記載のシリコーンゴム組成物を、絶縁体と
して導体上に被覆したことを特徴とする電線・ケーブル
にある。
2、3又は4記載のシリコーンゴム組成物を、絶縁体と
して導体上に被覆したことを特徴とする電線・ケーブル
にある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のシリコーンゴムは、特に
限定されないが、電線・ケーブル用の場合、その特性の
向上が期待できる、シリコーンエラストマーの使用が好
ましい。もちろん、安価な汎用押出グレードのものも使
用可能である。
限定されないが、電線・ケーブル用の場合、その特性の
向上が期待できる、シリコーンエラストマーの使用が好
ましい。もちろん、安価な汎用押出グレードのものも使
用可能である。
【0013】本発明のフェノール基とキレート基とを有
する耐熱向上剤(以下単に耐熱向上剤Aと略記する)と
しては、特に限定されないが、フェノール基がヒンダー
トフェノール構造で、かつキレート基がヒドラジット構
造のものの使用が望ましい。例えば、この具体的な物質
としては、例えば2’,3−ビス[[3−[3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピ
オニル]]プロピオノヒドラジドを挙げることができ
る。
する耐熱向上剤(以下単に耐熱向上剤Aと略記する)と
しては、特に限定されないが、フェノール基がヒンダー
トフェノール構造で、かつキレート基がヒドラジット構
造のものの使用が望ましい。例えば、この具体的な物質
としては、例えば2’,3−ビス[[3−[3,5−ジ
−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピ
オニル]]プロピオノヒドラジドを挙げることができ
る。
【0014】この耐熱向上剤Aの汎用型の化学構造式
は、以下の如くである。
は、以下の如くである。
【化1】
【0015】上記耐熱向上剤Aの添加量としては、シリ
コーンゴム100重量部に対して0.05〜1.0重量
部とする。つまり、0.05重量部未満では所望の耐熱
向上効果が得られず、また、1.0重量部を越えると、
コスト上昇を招き、また、増量の割りにはその増量に見
合った効果が得られないからである。なお、好ましくは
0.1〜0.5重量部がよい。
コーンゴム100重量部に対して0.05〜1.0重量
部とする。つまり、0.05重量部未満では所望の耐熱
向上効果が得られず、また、1.0重量部を越えると、
コスト上昇を招き、また、増量の割りにはその増量に見
合った効果が得られないからである。なお、好ましくは
0.1〜0.5重量部がよい。
【0016】本発明では、耐熱向上剤Aの単独添加でも
所望の耐熱向上効果が得られるものの、比較的少量の金
属酸化物(酸化チタンや酸化鉄など)と併用すること
で、より良好な耐熱向上効果が得られる。この金属酸化
物の添加量としては、シリコーンゴム100重量部に対
して1.0重量部の範囲内とする。1.0重量部を越え
ると、上述したように、スト上昇を招く一方、その増量
分だけの効果が得られないという問題があるからであ
る。
所望の耐熱向上効果が得られるものの、比較的少量の金
属酸化物(酸化チタンや酸化鉄など)と併用すること
で、より良好な耐熱向上効果が得られる。この金属酸化
物の添加量としては、シリコーンゴム100重量部に対
して1.0重量部の範囲内とする。1.0重量部を越え
ると、上述したように、スト上昇を招く一方、その増量
分だけの効果が得られないという問題があるからであ
る。
【0017】また、本発明では、シリコーンゴムの高温
下での熱変形を抑えるため、好ましくは架橋剤を添加し
て架橋させるとよい。架橋剤としては、有機過酸化物、
例えばDCPを挙げることができる。そして、その添加
量としては、シリコーンゴム100重量部に対して0.
1〜3重量部程度が好ましい。
下での熱変形を抑えるため、好ましくは架橋剤を添加し
て架橋させるとよい。架橋剤としては、有機過酸化物、
例えばDCPを挙げることができる。そして、その添加
量としては、シリコーンゴム100重量部に対して0.
1〜3重量部程度が好ましい。
【0018】さらに、本発明では、必要により適宜量の
二酸化珪素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの
無機物を添加することができる。
二酸化珪素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの
無機物を添加することができる。
【0019】このようにして得られた本発明のシリコー
ンゴム組成物は、上述のように、220±3℃の温度で
96時間所定の加熱しても、加熱後、加熱前と比較し
て、引張り強度の残率が70%以上、伸びの残率が60
%以上の性能を維持することができる。このため、18
0℃程度を越える高温下での使用にも、十分対応するこ
とができる、優れた組成物が得られる。
ンゴム組成物は、上述のように、220±3℃の温度で
96時間所定の加熱しても、加熱後、加熱前と比較し
て、引張り強度の残率が70%以上、伸びの残率が60
%以上の性能を維持することができる。このため、18
0℃程度を越える高温下での使用にも、十分対応するこ
とができる、優れた組成物が得られる。
【0020】したがって、また、このシリコーンゴム組
成物を、絶縁体として、導体上に被覆して、本発明に係
る電線・ケーブルを製造すれば、当然180℃程度を越
える高温下での使用に十分耐え得る、電線・ケーブルが
得られる。
成物を、絶縁体として、導体上に被覆して、本発明に係
る電線・ケーブルを製造すれば、当然180℃程度を越
える高温下での使用に十分耐え得る、電線・ケーブルが
得られる。
【0021】〈実施例〉表1〜表2に示すように、本発
明の要件を満たすシリコーンゴム組成物(実施例1〜
7)と、本発明の要件を欠くシリコーンゴム組成物(比
較例1〜10)を、サンプルシート(試料)として製造
した。具体的には、各配合材料のものを、室温でロール
混練した後、160℃の熱プレスを用いて、厚さ2mm
のシートを製造した。そして、これらのシートにより、
JISK6251に定めるダンベル状3号形を用い、J
ISK6257に定める方法により、これらの各サンプ
ルの熱老化試験を行った。なお、この熱老化試験は、2
20±3℃×96時間の規格に定められた熱風循環式オ
ーブンを使用して行った。そして、加熱の前後におけ
る、引張り強度(T.S)の残率、及び伸び(El)の
残率を求めた。これらの値も、同表1〜表2に併記し
た。
明の要件を満たすシリコーンゴム組成物(実施例1〜
7)と、本発明の要件を欠くシリコーンゴム組成物(比
較例1〜10)を、サンプルシート(試料)として製造
した。具体的には、各配合材料のものを、室温でロール
混練した後、160℃の熱プレスを用いて、厚さ2mm
のシートを製造した。そして、これらのシートにより、
JISK6251に定めるダンベル状3号形を用い、J
ISK6257に定める方法により、これらの各サンプ
ルの熱老化試験を行った。なお、この熱老化試験は、2
20±3℃×96時間の規格に定められた熱風循環式オ
ーブンを使用して行った。そして、加熱の前後におけ
る、引張り強度(T.S)の残率、及び伸び(El)の
残率を求めた。これらの値も、同表1〜表2に併記し
た。
【0022】なお、同表1〜表2において、耐熱向上剤
Aは2’,3−ビス[[3−[3,5−ジ−tert−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオニル]]プ
ロピオノヒドラジドである。また、比較例で用いた他の
耐熱向上剤である、1,3,5−トリス(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)1,3,
5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−ト
リオンは、耐熱向上剤Bと表示した。さらに、テトラキ
ス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル[1,1−
ビフェニル]−4,4’−ジイソビスホスフォナイト
は、耐熱向上剤Cと表示した。また、配合材料の数値
は、重量部である。
Aは2’,3−ビス[[3−[3,5−ジ−tert−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオニル]]プ
ロピオノヒドラジドである。また、比較例で用いた他の
耐熱向上剤である、1,3,5−トリス(3,5−ジ−
tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)1,3,
5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−ト
リオンは、耐熱向上剤Bと表示した。さらに、テトラキ
ス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル[1,1−
ビフェニル]−4,4’−ジイソビスホスフォナイト
は、耐熱向上剤Cと表示した。また、配合材料の数値
は、重量部である。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】上記表1から、本発明の条件を満たすシリ
コーンゴム組成物(実施例1〜7)では、T.S.残率
(70%以上)及びEl.残率(60%以上)のいずれ
もが、良好であることが分かった。また、耐熱向上剤A
に対して金属酸化物である二酸化チタンを添加しても
(実施例5〜7)、良好な結果が得られることが分かっ
た。これに対して、表2から、本発明の要件を欠くシリ
コーンゴム組成物(比較例1〜10)では、添加量が多
い場合(比較例4及び比較例10)以外は、T.S.残
率が不十分であったり、El.残率が不十分であること
が分かった。
コーンゴム組成物(実施例1〜7)では、T.S.残率
(70%以上)及びEl.残率(60%以上)のいずれ
もが、良好であることが分かった。また、耐熱向上剤A
に対して金属酸化物である二酸化チタンを添加しても
(実施例5〜7)、良好な結果が得られることが分かっ
た。これに対して、表2から、本発明の要件を欠くシリ
コーンゴム組成物(比較例1〜10)では、添加量が多
い場合(比較例4及び比較例10)以外は、T.S.残
率が不十分であったり、El.残率が不十分であること
が分かった。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るシリコーンゴム組成物によると、フェノール基と
キレート基とを有する耐熱向上剤を用いることにより、
少量の添加量であっても、180℃程度を越える高温下
での使用にも十分耐え得る、優れた組成物が得られる。
また、フェノール基とキレート基とを有する耐熱向上剤
に少量の二酸化チタンなどの金属酸化物を添加すれば、
より優れた耐熱性の組成物が得られる。もらろん、この
少量添加により、コストダウンも可能となる。
に係るシリコーンゴム組成物によると、フェノール基と
キレート基とを有する耐熱向上剤を用いることにより、
少量の添加量であっても、180℃程度を越える高温下
での使用にも十分耐え得る、優れた組成物が得られる。
また、フェノール基とキレート基とを有する耐熱向上剤
に少量の二酸化チタンなどの金属酸化物を添加すれば、
より優れた耐熱性の組成物が得られる。もらろん、この
少量添加により、コストダウンも可能となる。
【0027】また、このシリコーンゴム組成物を、絶縁
体として、導体上に被覆して、本発明に係る電線・ケー
ブルを製造すれば、180℃程度を越える高温下での使
用に十分耐え得る、電線・ケーブルが得られる。
体として、導体上に被覆して、本発明に係る電線・ケー
ブルを製造すれば、180℃程度を越える高温下での使
用に十分耐え得る、電線・ケーブルが得られる。
Claims (5)
- 【請求項1】 シリコーンゴム100重量部にフェノー
ル基とキレート基とを有する耐熱向上剤0.05〜1.
0重量部を添加してなることを特徴とするシリコーンゴ
ム組成物。 - 【請求項2】 前記耐熱向上剤のフェノール基がヒンダ
ートフェノール構造で、かつキレート基がヒドラジット
構造であることを特徴とする請求項1記載のシリコーン
ゴム組成物。 - 【請求項3】 シリコーンゴム100重量部にフェノー
ル基とキレート基とを有する耐熱向上剤0.05〜1.
0重量部を添加すると共に、金属酸化物を1.0重量部
の範囲内で添加してなることを特徴とするシリコーンゴ
ム組成物。 - 【請求項4】 前記請求項1〜3から選ばれる一つに架
橋剤を添加することを特徴とするシリコーンゴム組成
物。 - 【請求項5】 前記請求項1、2、3又は4記載のシリ
コーンゴム組成物を、絶縁体として導体上に被覆したこ
とを特徴とする電線・ケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001321523A JP2003128918A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | シリコーンゴム組成物及びこれを用いた電線・ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001321523A JP2003128918A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | シリコーンゴム組成物及びこれを用いた電線・ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003128918A true JP2003128918A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19138725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001321523A Pending JP2003128918A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | シリコーンゴム組成物及びこれを用いた電線・ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003128918A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004315715A (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 塩素含有水に耐性を有する着色樹脂組成物及び水道用パイプ |
JP2008163122A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Dow Corning Toray Co Ltd | 付加硬化型シリコーンゴム組成物およびその成形体 |
JP2009073956A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
CN110845851A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-02-28 | 新安天玉有机硅有限公司 | 一种电力电缆附件用液体导电胶及其制备方法 |
-
2001
- 2001-10-19 JP JP2001321523A patent/JP2003128918A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004315715A (ja) * | 2003-04-18 | 2004-11-11 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 塩素含有水に耐性を有する着色樹脂組成物及び水道用パイプ |
JP2008163122A (ja) * | 2006-12-27 | 2008-07-17 | Dow Corning Toray Co Ltd | 付加硬化型シリコーンゴム組成物およびその成形体 |
JP2009073956A (ja) * | 2007-09-21 | 2009-04-09 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
JP4716043B2 (ja) * | 2007-09-21 | 2011-07-06 | 信越化学工業株式会社 | 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物 |
CN110845851A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-02-28 | 新安天玉有机硅有限公司 | 一种电力电缆附件用液体导电胶及其制备方法 |
CN110845851B (zh) * | 2019-11-22 | 2022-02-11 | 新安天玉有机硅有限公司 | 一种电力电缆附件用液体导电胶及其制备方法 |
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