JP2003127683A - 車両の駆動装置 - Google Patents

車両の駆動装置

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JP2003127683A JP2001324050A JP2001324050A JP2003127683A JP 2003127683 A JP2003127683 A JP 2003127683A JP 2001324050 A JP2001324050 A JP 2001324050A JP 2001324050 A JP2001324050 A JP 2001324050A JP 2003127683 A JP2003127683 A JP 2003127683A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な駆動力を確保し、かつ軸方向及び径方
向の外形寸法が抑制されて車載性に優れた車両の駆動装
置を提供する。 【解決手段】 ハウジング10内に収容された電動機構
20の出力軸24内にベベル式の差動機構30を収容
し、出力軸24の外側にプラネタリギヤユニット41か
らなる減速機構40を配置し、インターナルギヤ43を
ハウジング10に固定する一方、サンギヤ42を出力軸
24の端部にスプライン嵌合し、キャリヤプレート48
をデフケース31の軸方向延在部31Bにスプライン嵌
合し、かつサンギヤ42とキャリヤプレート48との間
にスラストワッシャ53を介在し、スナップリング51
によりサンギヤ42の軸方向内方への移動を規制し、ス
ナップリング52によりプラネタリキャリヤ46の軸方
向外方への移動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機構を駆動源
として駆動輪を駆動する電気自動車或いは電動機構と内
燃機関とのハイブリッド車等の車両の駆動装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電気自動車或いは電動機構と内燃
機関とのハイブリッド車等の車両の駆動装置としては、
例えば特開平10−75506号公報に開示され、かつ
図7に示すように電動機構110の出力が減速機構11
1により一定比で減速されて差動機構112に伝達され
る。更に、差動機構112によって差動分配されて各々
のドライブシャフト113を介して左右の駆動輪114
に伝達される。電動機構110の出力は、通常制御にお
いては運転席のアクセルペダル115の操作量に応じて
制御される。即ち、アクセルペダル115の操作量が制
御部116によって検出され、制御部116はこの操作
量に応じた電力を電動機構110に供給して電動機構1
10の出力を制御する。旋回走行時には、差動機構11
2によって左右の駆動輪114間の回転数差が吸収され
て円滑な旋回走行が可能になる。
【0003】しかし、電動機構110に対して減速機構
111、差動機構112が軸方向に直列配置されて、駆
動装置の軸方向の寸法が大きくなる。このためドライブ
シャフト113が短くなり、ドライブシャフト113の
作動角が増大して操縦安定性に影響を与えたり、シャシ
フレーム等との干渉やサスペンション装置の配置スペー
スが制限されて車両に種々の影響を与える要因となるこ
とが懸念される。
【0004】この対策として、例えば特開平7−156
673号公報に開示され、かつ図8に示す駆動装置が提
案されている。この駆動装置は、ハウジング121に円
筒状のステータ123を配置し、ハウジング121にベ
アリング124を介在して回転自在に軸支された中空状
の出力軸125の外周にロータ126を設けて電動機構
122を構成する。一方、出力軸125内にベアリング
127を介してデフケース131、一対のピニオンギヤ
132、左右のアウトプットシャフト128に各々連結
された一対のサイドギヤ133、及びピニオンギヤ13
2をデフケース131に回転自在に支持するピニオンシ
ャフト134等によって構成されるベベルギヤ式の差動
機構130及び、アウトプットシャフト128を囲むよ
うに円筒状に形成されたハウジング121のサンギヤ支
持部121aにスプライン嵌合されたサンギヤ136、
出力軸125の内周に設けられたインターナルギヤ13
7、デフケース131に固定されたプラネタリキャリヤ
138に回転自在に軸支されてサンギヤ136及びイン
ターナルギヤ137に噛合するピニオン139を有する
プラネタリギヤユッニトによって構成された減速機構1
35を配置する。
【0005】電動機構122を作動させると、ロータ1
26に取り付けられた出力軸125が回転駆動される。
出力軸125の回転が減速機構135のインターナルギ
ヤ137に伝達され、プラネタリギヤユニットの歯車諸
元に従って減速された回転がプラネタリキャリヤ138
から差動機構130のデフケース131を回転駆動す
る。このときの減速比は、減速比をRe、サンギヤ13
6の歯数をS、インターナルギヤ137の歯数をIとす
ると次式 Re=(S+I)/I のようになる。
【0006】この減速機構135によって減速された出
力が差動機構130のデフケース131に出力され、差
動機構130によって左右の各アウトプットシャフト1
28に差動配分し、各アウトプットシャフト128から
ドライブシャフトを介して左右の駆動輪に伝達される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平7−156
673号公報に開示される駆動装置によると、中空状に
形成された電動機構122の出力軸125内に差動機構
130及び減速機構135が内蔵されることから、駆動
装置の軸方向Aの短縮が得られ、車両への搭載時にドラ
イブシャフトの作動角の減少が可能になり、操縦安定性
への影響や、シャシフレーム等との干渉やサスペンショ
ン装置の配置スペース等の制限がある程度緩和される。
【0008】しかし、減速機構135のサンギヤ136
が、アウトプットシャフト128を囲むように円筒状に
形成されたハウジング121のサンギヤ支持部121a
にスプライン嵌合することからアウトプットシャフト1
28及びサンギヤ支持部121aの径寸法の制約を受け
て小径化が制限されて歯数の減少化が制約される。一方
インターナルギヤ137が出力軸125の内径によって
制約されて大径化が制約されて歯数が制限される。この
結果、減速機構135による十分な減速比を確保するこ
とが困難である。
【0009】このため、車両諸元より要求される駆動力
を確保するためには、出力の大きな電動機構122が必
要になり、電動機構122の大型化が余儀なくされる。
電動機構122の大型化に伴ってハウジング121の外
形寸法が増大して径方向Bの配置スペースが増大して駆
動装置の車載性に影響を及ぼすことが懸念される。ま
た、電動機構122の大型化に伴ってインバータ等の制
御素子のコストが増大して製造コストの増加を招くおそ
れがある。
【0010】一方、減速比を確保するためにインターナ
ルギヤ137の歯数を増加させるには、大きなインター
ナルギヤ137が必要になり、インターナルギヤ137
を収容する出力軸125が大径になる。出力軸125の
大径化に伴ってロータ126が大径になり、ハウジング
121の外形寸法が増大して径方向Bの配置スペースが
増大して車載性に影響を及ぼすことが懸念される。
【0011】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、十分な駆動力を確保し、かつ軸方向及び径方向
の外形寸法が抑制されたコンパクトで車載性に優れた車
両の駆動装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の車両の駆動装置の発明は、ハウジング内に
収容された電動機構と、該電動機構の出力を減速する減
速機構と、該減速された出力を差動分配する差動機構
と、該差動分配された出力を左右の駆動輪に各々伝達す
る一対のアウトプットシャフトとが同軸上に配置された
車両の駆動装置において、上記電動機構は、上記ハウジ
ングの内周に固定されたステータと、該ステータ内に配
置されたロータ内に配設される円筒状で一方の内周端部
にスプライン溝が形成された出力軸とを備え、上記差動
機構は、上記出力軸の内周に外周が回転自在に支持され
た中空状で両端に上記各々のアウトプットシャフトを各
々軸支する円筒状の軸方向延在部が各々形成され、かつ
一方の軸方向延在部の外周端部にスプライン溝が形成さ
れたデフケースと、該デフケース内に収容されてピニオ
ンシャフトを介してデフケースに回転自在に支持された
一対のピニオンギヤと、上記各アウトプットシャフトの
内方端に結合されて上記両ピニオンギヤに噛合する一対
のサイドギヤを備え、上記減速機構は、外周に上記出力
軸に形成された上記スプライン溝にスプライン嵌合する
フランジ及び該フランジから上記一方の軸方向延在部の
外周に沿って上記出力軸の軸方向外側に突出して延在す
る円筒部が一体形成されたサンギヤと、上記ハウジング
に回転止めされたインターナルギヤと、上記サンギヤ及
びインターナルギヤに噛合するピニオンを回転自在に支
持するピニオンシャフト及び上記軸方向延在部のスプラ
イン溝にスプライン嵌合するキャリヤプレートが一体的
形成されたプラネタリキャリヤとを備え、上記出力軸と
同軸上でかつ出力軸の軸方向外側に配置されたプラネタ
リギヤユニットであり、上記サンギヤの円筒部外方端面
とキャリヤプレートの内方端面との間に介在されたスラ
ストワッシャと、上記出力軸に形成されたリング溝に係
止して上記フランジの内方端面に当接してサンギヤの軸
方向内方への移動を規制するスナップリングと、上記軸
方向延在部の外周に形成されたリング溝に係止して上記
プラネタリプレートの外方端面に当接してプラネタリキ
ャリヤの軸方向外方への移動を規制するスナップリング
とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項1の発明によると、電動機構の出力
軸内に差動機構が収容されて駆動装置の軸方向の短縮が
得られ、かつプラネタリギヤユニットによって構成され
る減速機構を出力軸の軸方向外側に配置することによっ
て駆動装置の軸方向の増大が極力抑制できると共に、大
径のインターナルギヤの使用が可能になり、かつ出力軸
からサンギヤに入力してプラネタリキャリヤから差動機
構に出力することによって、プラネタリギヤユニットの
歯車諸元に従う大きな減速比が確保できる。この結果、
電動機構のロータを高速で回転駆動することが可能にな
り、電動機構による出力トルクの向上が得られる。換言
すると、電動機構の小型化が可能になり、駆動装置の径
方向の縮小が得られて車載性が向上すると共に、軽量化
が得られる。
【0014】更に、電動機構の出力軸と減速機構のサン
ギヤがスプライン嵌合可能に各々別個に構成することに
よって出力軸及びサンギヤを一体に形成する場合に比べ
て形状の簡素化が得れ、その加工が容易になると共に、
サンギヤの熱処理が容易になり生産性の向上が得られ
る。また、サンギヤの円筒部外方端面とキャリヤプレー
トの内方端面との間にスラストワッシャを介在し、かつ
出力軸の内周に形成されたリング溝に係止したスナップ
リングをフランジの内方端面に当接してサンギヤの軸方
向内方への移動を規制し、軸方向延在部の外周に形成さ
れたリング溝に係止したスナップリングをキャリヤプレ
ートの外方端面に当接してプラネタリキャリヤの軸方向
外方への移動を規制することによって、サンギヤ及びプ
ラネタリキャリヤの軸方向の移動が規制されて所期の位
置にサンギヤ及びプラネタリキャリヤが保持され、プラ
ネタリギヤが安定した状態で円滑に作動できる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1の車両
の駆動装置において、上記スラストワッシャに代えて、
スラストベアリングが上記サンギヤの円筒部外方端面と
キャリヤプレートの内方端面との間に介在されたことを
特徴とする。
【0016】請求項2の発明によると、サンギヤの外端
面とキャリヤプレートの内端面との間に摺動抵抗の小さ
いスラストベアリングを介在することによって、サンギ
ヤの円筒部とキャリヤプレートとの間に発生する抵抗が
より低減され、減速機能の作動がより円滑に行われる。
【0017】請求項3に記載の車両の駆動装置の発明
は、ハウジング内に収容された電動機構と、該電動機構
の出力を減速する減速機構と、該減速された出力を差動
分配する差動機構と、該差動分配された出力を左右の駆
動輪に各々伝達する一対のアウトプットシャフトとが同
軸上に配置された車両の駆動装置において、上記電動機
構は、上記ハウジングの内周に固定されたステータと、
該ステータ内に配置されたロータ内に配設される円筒状
で一方の内周端部にスプライン溝が形成された出力軸と
を備え、上記差動機構は、上記出力軸の内周に外周が回
転自在に支持された中空状で両端に上記各々のアウトプ
ットシャフトを各々軸支する円筒状の軸方向延在部が各
々形成され、かつ一方の軸方向延在部の外周端部にスプ
ライン溝が形成されたデフケースと、該デフケース内に
収容されてピニオンシャフトを介してデフケースに回転
自在に支持された一対のピニオンギヤと、上記各アウト
プットシャフトの内方端に結合されて上記両ピニオンギ
ヤに噛合する一対のサイドギヤを備え、上記減速機構
は、外周に上記出力軸に形成された上記スプライン溝に
スプライン嵌合するフランジ及び該フランジから上記一
方の軸方向延在部の外周に沿って上記出力軸の軸方向外
側に突出して延在する円筒部が一体形成されたサンギヤ
と、上記ハウジングに回転止めされたインターナルギヤ
と、上記サンギヤ及びインターナルギヤに噛合するピニ
オンを回転自在に支持するピニオンシャフト及び上記軸
方向延在部のスプライン溝にスプライン嵌合するキャリ
ヤプレートが一体的形成されたプラネタリキャリヤとを
備え、上記出力軸と同軸上でかつ出力軸の軸方向外側に
配置されたプラネタリギヤユニットであり、上記出力軸
に形成された一対のリング溝に各々係止して上記フラン
ジの内方端面及び外方端面に各々当接してサンギヤの軸
方向移動を規制する一対のスナップリングと、上記軸方
向延在部の外周に形成されたリング溝に係止して上記プ
ラネタリプレートの外方端面に当接してプラネタリキャ
リヤの軸方向外方への移動を規制するスナップリングと
を備えたことを特徴とする。
【0018】請求項3に記載の発明によると、請求項1
に記載の発明に加え、出力軸の内周に形成された一対の
リング溝に係止する各々のスナップリングによってフラ
ンジを挟持してサンギヤの軸方向の移動が確実に規制で
きる結果、請求項1または2に記載されたサンギヤの円
筒部の外端面とキャリヤプラートの内端面との間に介装
したスラストワッシャ或いはスラストベアリングの廃止
が可能になり、構造の簡素化が得られると共に、プラネ
タリギヤユニットの摺動抵抗が低減されて、電動機構へ
の負荷の低減が得られ、駆動装置の作動効率が向上す
る。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項3の車両
の駆動装置において、上記出力軸一対のリング溝に各々
係止して上記フランジの内方端面及び外方端面に各々に
当接してサンギヤの軸方向移動を規制する一対のスナッ
プリングに代えて、出力軸内周に形成されたリング溝及
びサンギヤのフランジ外周に形成されたリング溝に共に
係止してサンギヤの軸方向移動を規制するスナップリン
グを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項4の発明によると、出力軸の端部内
周のリング溝及びサンギヤに形成されるリング溝に掛け
渡される単一スナップリングによってサンギヤの軸方向
の移動が確実に規制できる結果、請求項1または2に記
載されたサンギヤの円筒部の外端面とキャリヤプレート
の内端面との間に介在したスラストワッシャ或いはスラ
ストベアリングの廃止が可能になり、構造の簡素化が得
られると共に、プラネタリギヤユニットの摺動抵抗が低
減されて、電動機構への負荷の低減が得られ、駆動装置
の作動効率が向上する。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの車両の駆動装置において、上記サンギヤの円
筒部内周面と軸方向延在部外周面との間にブッシュが介
装されたことを特徴とする。
【0022】請求項5の発明によると、サンギヤの円筒
部とデフケースの軸方向延在部の外周面との間にブッシ
ュを介在させることによって、確実にサンギヤの求心が
達成でき、出力軸からサンギヤへの円滑な伝動が得ら
れ、出力軸からの出力をプラネタリギヤによって円滑に
減速してデフケースに伝達することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明による車両の駆動装置の実
施の形態を図を参照して説明する。
【0024】(第1実施の形態)図1は、本実施の形態
による駆動装置1の概要を示す断面図であり、図2は図
1の要部拡大図である。
【0025】駆動装置1は、中空状のハウジング10
と、ハウジング10内に収容された電動機構20と、電
動機構20内に同軸上でかつ同軸方向位置で配置された
差動機構30と、差動機構30に隣接して同軸上に配置
されて電動機構20からの出力を減速して差動機構30
に伝達する減速機構40と、同軸上に配置されて軸方向
に延在するアウトプットシャフト61及び62を有して
いる。
【0026】ハウジング10は、ハウジング本体11
と、ハウジングカバー12と、減速機構カバー13によ
って中空状に形成されている。
【0027】ハウジング本体11は、円筒部11A及び
円筒部11Aの一端に外周が一体に連続形成された隔壁
部11Bを有し、隔壁部11Bの中央部に軸孔11aが
開口している。また、隔壁部11Bの外周近傍には電動
機構20のロータ23の磁極位置を検出してベクトル制
御することによって高効率の運転をするために、出力軸
24に埋め込まれた磁石の位置を検出する位置センサ2
8が取り付けられているが、この位置センサ28は本発
明と直接的な関係がないので説明は省略する。
【0028】ハウジングカバー12は、ハウジング本体
11の円筒部11Aに形成される開口端に外周がボルト
(図示せず)によって結合されて隔壁部11Bと対向し
て電動機構収容部10Aを形成すると共に、中央部に軸
孔12aが穿設され、かつ内部周縁近傍にステータ取付
部12Aが形成されている。
【0029】減速機カバー13は、外周がボルト14に
よってハウジング本体11の隔壁部11B側に外周に結
合された円筒部13A及び円筒部13Aに外周が一体形
成された側壁部13Bを有して軸方向Aに膨出形成さ
れ、隔壁部11Bと側壁部13Bの間に減速機構収容部
10Bを形成すると共に、側壁部13Bの中央部に軸孔
13aが穿設され、更にプラネタリギヤユニット41の
インターナルギヤ(リングギヤ)43の外周がスプライ
ン嵌合するスプライン溝13bが同心状に形成されてい
る。
【0030】電動機構20は、ハウジング本体11の円
筒部11Aの内周に沿って配置されてハウジングカバー
12のステータ取付部12Aにボルト21によって固定
されたステータ22と、ステータ22内に配置された円
筒状のロータ23と、ロータ23の内周に結合された円
筒状の出力軸24を有した同期モータとして形成されて
いる。出力軸24は、一端に小径部が形成され、該部が
比較的小径のベアリング25を介在して隔壁部11Bの
軸孔11aに回転自在に支持されると共に、後述する差
動機構30のデフケース31の外周両端にベアリング2
8及び29を介して回転自在に保持されている。また、
出力軸24の一方の内周端部には減速機構40のサンギ
ヤ42のフランジ42Aの外周に形成されたスプライン
42aがスプライン嵌合するスプライン溝24a及びス
ナップリング51を係止するリング溝24bが形成され
ている。
【0031】差動機構30は、ベベルギヤ式であって、
出力軸24の各端部内周にベアリング28、29を介在
して各外周端が回転自在に支持された中空状で軸方向に
延在する上記デフケース31と、デフケース31内に収
容された一対のピニオンギヤ32、33及び一対のサイ
ドギヤ34、35を有し、ピニオンギヤ32、33はピ
ニオンシャフト36によりデフケース31に回転自在に
支持されている。
【0032】サイドギヤ34は、デフケース31の軸方
向延在部31Aに回転自在に軸支されたアウトプットシ
ャフト61の内方端61aにスプライン嵌合し、かつピ
ニオンギヤ32及び33に噛合している。一方、サイド
ギヤ35は、同様にデフケース31の軸方向延在部31
Bに回転自在に軸支されたアウトプットシャフト62の
内方端62aにスプライン嵌合すると共にピニオンギヤ
32及び33に噛合するように配置されている。
【0033】更にデフケース31の一方の軸方向延在部
31Bの外周には、キャリヤプレート48に形成された
スプライン48aがスプライン嵌合するスプライン溝3
1a及びスナップリング52を係止するリング溝31c
が形成されている。また、他方の軸方向延在部31Aは
ベアリング37を介してハウジングカバー12の軸孔1
2aに回転自在に支持されている。
【0034】この構成により、デフケース31と出力軸
24の各々の端部が互いにベアリング28、29を介在
して互いに回転自在に保持され、出力軸24の一方端が
ベアリング25を介してハウジング本体11の隔壁部1
1Bに回転自在に支持され、かつ出力軸24の他方端側
に位置するデフケース31の軸方向延在部31Aがベア
リング37を介してハウジングカバー12の軸孔12a
に回転自在に支持されて、出力軸24とデフケース31
が同軸上でハウジング10に互いに回転自在に支持され
る。
【0035】減速機構40は、サンギヤ42、インター
ナルギヤ43、サンギヤ42及びインターナルギヤ43
に噛合する複数のピニオン44、ピニオン44をニード
ルベアリング45を介在して回転自在に支持するプラネ
タリキャリヤ46を備えたプラネタリギヤユニット41
によって構成されている。
【0036】サンギヤ42は、外周が出力軸24の端部
内周に形成されたスプライン溝24aにスプライン嵌合
するスプライン42aが形成された円板状のフランジ4
2A及びフランジ42Aから円筒状でデフケース31の
軸方向延在部31Bの外周に沿って軸方向外側に突出す
る円筒部42Bが一体に形成され、円筒部42Bの外周
にピニオン44と噛み合う歯部が形成されている。
【0037】インターナルギヤ43は、減速機構カバー
13に形成されたスプライン溝13bにスプライン嵌合
して回り止めされ、かつスナップリング(図示せず)等
によって抜け止めされて減速機構カバー13に固定され
ている。
【0038】サンギヤ42及びインターナルギヤ43に
噛合する複数のピニオン44をニードルベアリング45
を介在して回転自在に支持するプラネタリキャリヤ46
は、ピニオン44をニードルベアリング45を介して回
転自在に軸支するピニオンシャフト47と、軸方向延在
部33Bの外周に形成されたスプライン溝31aにスプ
ライン嵌合するスプライン48aが内周に形成されたキ
ャリヤプレート48を有している。ピニオンシャフト4
7には一端がその軸端面に開口して軸方向に延在し、か
つニードルベアリング45が摺接する外周面に他端が開
口する油孔47aが形成されると共に、油孔47aが開
口するピニオンシャフト47の軸端面を間隙をもって覆
う潤滑カバー49が配設されている。
【0039】このように構成されたプラネタリギヤユニ
ット41は、サンギヤ42のフランジ42Aの外周に形
成されたスプライン42aが出力軸24の内周端部に形
成されたスプライン溝24aにスプライン嵌合すること
によって自己求心し、その状態でリング溝24bに係合
してフランジ42Aの内方端面に当接するスナップリン
グ51によって軸方向内方への移動が規制されて保持さ
れる。
【0040】サンギヤ42の円筒部42Bの外方端面と
キャリヤプレート48の内方端面との間にスラストワッ
シャ53を介装してプラネタリキャリヤ46のキャリヤ
プレート48に形成されたスプライン48aが軸方向延
在部31Bに形成されたスプライン溝31aに嵌合して
プラネタリキャリヤ46とデフケース31が伝動可能に
結合される。更に、軸方向延在部31Bに形成されたリ
ング溝31cに係合してキャリヤプラート48の外方端
面に当接するスナップリング52によってプラネタリキ
ャリヤ46の軸方向外方への移動を規制する。
【0041】これら出力軸24のリング溝24bに係合
したスナップリング51及び軸方向延在部31Bのリン
グ溝31cに係合したスナップリング52によって、ス
ラストワッシャ53を介して隣接したサンギヤ42及び
プラネタリキャリヤ46の軸方向Aの移動が規制され所
期の位置にサンギヤ42及びプラネタリキャリヤ46が
保持される。
【0042】よって、ハウジング10内に収容された電
動機構20と、電動機構20の出力を減速するプラネタ
リギヤユニット41からなる減速機構40と、減速機構
40によって減速された出力を差動分配するベベルギヤ
式の差動機構30と、差動機構30によって差動分配さ
れた出力を左右の駆動輪に各々伝達する一対のアウトプ
ットシャフト61及び62が同軸上に配置され、かつ電
動機構20と差動機構30が同軸方向位置でかつ隔壁部
11Bを隔てて減速機構40が配置される。
【0043】そして、出力軸24の回転が減速機構40
のサンギヤ42に伝達され、プラネタリギヤユニット4
1の歯車諸元に従って減速されてプラネタリキャリヤ4
6に出力され、プラネタリキャリヤ46にスプライン嵌
合されたデフケース31を回転する。このときの減速比
は、減速比をRe、サンギヤ42の歯数をS、インター
ナルギヤ43の歯数をIとすると次式 Re=(S+I)/S のようになる。
【0044】ここで、インターナルギヤ43の外径は出
力軸24に影響されることなく大径に形成でき、インタ
ーナルギヤ43の歯数を増大させることができ、しかも
プラネタリギヤユニット41のインターナルギヤ43を
減速機構カバー13を介してハウジング10に固定し、
出力軸24の回転をサンギヤ42に入力し、プラネタリ
キャリヤ46からデフケース31に出力することと相俟
って極めて大きな減速比を確保することができる。
【0045】アウトプットシャフト61及び62は、デ
フケース31内に突出する各々の内方端61a、62a
がサイドギヤ34、35にスプライン嵌合すると共に、
外方端61b、62bが各々ジョイントを介して左右の
駆動輪に動力伝達するドライブシャフトに連結されてい
る。
【0046】次に、このように構成された駆動装置1の
作用について説明する。
【0047】電動機構20を作動させると、ロータ23
が取り付けられた出力軸24が回転駆動される。出力軸
24の回転が出力軸24にスプライン嵌合された減速機
構40のサンギヤ42に伝達され、プラネタリギヤユニ
ット41の歯車諸元に従って減速されてプラネタリキャ
リヤ46に出力され、プラネタリキャリヤ46のキャリ
ヤプレート48がスプライン嵌合されたデフケース31
が回転駆動されて差動機構30に伝達され、更に、差動
機構30によりアウトプットシャフト61及び62に分
配伝達される。
【0048】これにより、電動機構20の作動で減速機
構40によって減速されて、差動機構30、アウトプッ
トシャフト61、62によってジョイント及びドライブ
シャフトを介して左右の駆動輪が回転駆動される。ま
た、この差動機構30によって、旋回走行時における左
右の駆動輪間の回転数差が吸収されて円滑な旋回走行が
できる。
【0049】従って、このように構成された駆動装置1
によると、電動機構20内に差動機構30が内蔵され、
かつ同軸方向位置に配置されて駆動装置1の軸方向Aの
短縮が得られる。更に、電動機構20と差動機構30と
の間に減速機構40を介在させ、しかもこの減速機構4
0が電動機構20の出力軸24の端部外側に隔壁部11
Bを隔てて配置されることから、減速比を決定するイン
ターナルギヤ43が出力軸24の径に制限されることな
く大径に形成することができる一方、サンギヤ42の円
筒部42Bの内周にスプライン等がなくサンギヤ42の
小径化が可能になる。このインターナルギヤ43の大径
に伴ってインターナルギヤ43の歯数を増加することが
でき、かつサンギヤ42の小径に伴ってサンギヤ42の
歯数の削減が有効的に行え、大きな減速比を確保でき
る。
【0050】更に、プラネタリギヤユニット41のイン
ターナルギヤ43を固定し、入力軸24によりサンギヤ
42を回転してプラネタリキャリヤ46によってスプラ
イン嵌合されたデフケース31を回転駆動することか
ら、仮にプラネタリギヤユニット41のインターナルギ
ヤ43を回転駆動してプラネタリキャリヤ46によって
デフケース31を回転駆動する場合に比べ大きな減速比
が得られることと相俟って極めて大きな減速比を確保す
ることができる。この結果、電動機構20を高速で回転
駆動することが可能になり電動機構20の出力トルクの
増大が効率的に達成できる。換言すると、電動機構20
の出力トルクの増大が得られることから出力が比較的小
さい電動機構20の使用が可能になり、その結果、駆動
装置1の径方向Bの縮小が可能になりコンパクトで配置
スペースの大幅な減少が可能になり、かつ軽量化が得ら
れて車載性が向上する。
【0051】また、出力軸24とサンギヤ42を各々に
独立して形成することによって、出力軸24及びサンギ
ヤ42を一体に形成する場合に比べ、形状の簡素化が得
られてその加工が容易になると共に、サンギヤ42の最
適な熱処理が容易になり生産性の向上が得られ、かつ製
造コストの低減が期待できる。
【0052】また、ハウジング10内を隔壁部11Bに
よって電動機構収容部10Aと減速機構収容部10Bに
区画して、各々電動機構20及び減速機構40を各々配
置することから、電動機構20及び減速機構40のオイ
ル潤滑を互いに干渉することなく各々最適化が容易に確
保できる。特に減速機構収容部10Bに貯留された潤滑
油によってプラネタリギヤユニット41のインターナル
ギヤ43と各ピニオン44の噛合部の潤滑が十分に確保
できると共に、サンギヤ42やピニオン44の遠心力等
によって飛散した潤滑油が潤滑カバー49によって受け
止められてピニオンシャフト47の軸端部に開口する油
孔47aに誘導され、油孔47aを経てピニオンシャフ
ト47とニードルベアリング45との摺接面に供給さ
れ、ピニオンシャフト47の外周面及びピニオン44の
内周面間に介在するニードルベアリング45を潤滑して
プラネタリギヤユニット41の各摺動部の発熱が抑制さ
せ、かつプラネタリギヤユニット41の損傷等を回避し
て耐久性が向上する。
【0053】(第2実施の形態)図3は、本実施の形態
による駆動装置の概要を示す図2に対応する断面図であ
る。図1及び図2と対応する部分に同一符号を付するこ
とで該部の詳細な説明を省略する。
【0054】本実施の形態は、上記第1実施の形態にお
けるサンギヤ42の円筒部42Bの内周面にブッシュ5
4を圧入して、サンギヤ42の円筒部42Bとデフケー
ス31の軸方向延在部31Bの外周面との間にブッシュ
54を介在したものである。
【0055】サンギヤ42の円筒部42Bの内周に圧入
したブッシュ54と軸方向延在部31Bによって、第1
実施の形態に対してより確実にサンギヤ42の求心が達
成でき、出力軸24からサンギヤ42への円滑な伝動が
得られ、出力軸24からの出力をプラネタリギヤ41に
よって円滑に減速してデフケース31に伝達することが
できる。また、出力軸24のスプライン溝24aとサン
ギヤ42のスプライン42aとの要求嵌合精度の緩和が
可能になり、出力軸24及びサンギヤ42の要求加工精
度が緩和され、製造コストの低減が期待できる。
【0056】(第3実施の形態)図4は、本実施の形態
による駆動装置の概要を示す図3に対応する断面図であ
る。図3と対応する部分に同一符号を付することで該部
の詳細な説明を省略する。
【0057】本実施の形態は、上記第2実施の形態にお
けるサンギヤ42の円筒部42Bの外端面とキャリヤプ
レート48の内端面との間に介装されるスラストワッシ
ャ53に代えてスラストベアリング55を介在させたも
のである。
【0058】サンギヤ42の円筒部42Bの外端面とキ
ャリヤプレート48の内端面との間に摺動抵抗の小さい
スラストベアリング55を介在することによって、サン
ギヤ42の円筒部42Bとキャリヤプレート48との間
に発生する抵抗がより低減され、減速機構40の作動が
より円滑に行われ、円滑な減速装置1の作動が確保でき
ると共に、ラネタリギヤユニット41の耐久性が向上す
る。また、円滑な減速機構40の作動により電動機構2
0への負荷が軽減させる。
【0059】なお、上記本実施の形態では、サンギヤ4
2の円筒部42Bの内周に圧入したブッシュ54と軸方
向延在部31Bによって、サンギヤ42を求心したが、
第1実施の形態と同様に、サンギヤ42のフランジ42
Aの外周に形成されたスプライン42aが出力軸24の
内周端部に形成されたスプライン溝24aにスプライン
嵌合することによって自己求心させることにより、ブッ
シュ54を省略して構造の簡素化を得ることもできる。
【0060】(第4実施の形態)図5は、本実施の形態
による駆動装置の概要を示す図3に対応する断面図であ
る。図3と対応する部分に同一符号を付することで該部
の詳細な説明を省略する。
【0061】本実施の形態は、上記第2実施の形態にお
ける出力軸24の端部内周のスプライン溝24aに、サ
ンギヤ42のフランジ42Aに厚み寸法に相応する寸法
離間して形成した一対のリング溝24d及び24eを形
成する。この各リング溝25d、24eに各々係止する
一対のスナップリング56及び57をサンギヤ42のフ
ランジ42Aの内方端面及び外方端面に当接させて挟持
することによってサンギヤ42の軸方向の移動を規制す
るものである。
【0062】本実施の形態によると、出力軸24の端部
内周のリング溝24d、24eに係止するスナップリン
グ56、57によってフランジ42Aが挟持されて軸方
向の移動が確実に規制できる結果、サンギヤ42の移動
を規制するために第1実施の形態、第2実施の形態、及
び第3実施の形態においてサンギヤ42の円筒部42B
の外端面とキャリヤプラート48の内端面との間に介在
した、スラストワッシャ53或いはスラストベアリング
55を廃止することができる。この結果、構造の簡素化
が得られると共に、プラネタリギヤユニット41の摺動
抵抗が低減されて、電動機構20への負荷の低減が得ら
れ、駆動装置1の作動効率の向上が期待できる。
【0063】なお、上記本実施の形態では、サンギヤ4
2の円筒部42Bの内周に圧入したブッシュ54と軸方
向延在部31Bによって、サンギヤ42を求心したが、
第1実施の形態と同様に、サンギヤ42のフランジ42
Aの外周に形成されたスプライン42aが出力軸24の
内周端部に形成されたスプライン溝24aにスプライン
嵌合することによって自己求心させることにより、ブッ
シュ54を省略して構造の簡素化を得ることもできる。
【0064】(第5実施の形態)図6は、本実施の形態
による駆動装置の概要を示す図3に対応する断面図であ
る。図3と対応する部分に同一符号を付することで該部
の詳細な説明を省略する。
【0065】本実施の形態は、上記第2実施の形態にお
ける出力軸24の端部内周のスプライン溝24aにリン
グ溝24fを形成する一方、サンギヤ42のフランジ4
2Aのスプライン42aに対応するリング溝42fを形
成する。この各リング溝24f及び42fに掛け渡され
て係止するスナップリング58を嵌合させて出力軸24
に対するサンギヤ42の軸方向の移動を規制するもので
ある。
【0066】本実施の形態によると、出力軸24の端部
内周のリング溝24f及びサンギヤ42に形成されるリ
ング溝42fに掛け渡される単一スナップリング58に
よって軸方向の移動が確実に規制できる結果、サンギヤ
42の移動を規制するため第1実施の形態、第2実施の
形態、及び第3実施の形態においてサンギヤ42の円筒
部42Bの外端面とキャリヤプレート48の内端面との
間に介在したスラストワッシャ53或いはスラストベア
リング55を廃止することができる。この結果、構造の
簡素化が得られると共に、プラネタリギヤユニット41
の摺動抵抗が低減されて、電動機構20への負荷の低減
が得られ、駆動装置1の作動効率の向上が期待できる。
【0067】なお、上記本実施の形態では、サンギヤ4
2の円筒部42Bの内周に圧入したブッシュ54と軸方
向延在部31Bによって、サンギヤ42を求心したが、
第1実施の形態と同様に、サンギヤ42のフランジ42
Aの外周に形成されたスプライン42aが出力軸24の
内周端部に形成されたスプライン溝24aにスプライン
嵌合することによって自己求心させることにより、ブッ
シュ54を省略して構造の簡素化を得ることもできる。
【0068】
【発明の効果】以上説明した本発明による車両の駆動装
置によると、電動機構の出力軸内にベベル式の差動機構
が収容されて駆動装置の軸方向の短縮を図り、かつプラ
ネタリギヤユニットによって構成される減速機構を出力
軸外側に配置することによって大径のインターナルギヤ
の使用が可能になり、かつ出力軸からサンギヤに入力し
てプラネタリキャリヤから差動機構に出力することによ
って、プラネタリギヤユニットの歯車諸元に従う大きな
減速比が確保できる。この結果、電動機構のロータを高
速で回転駆動することが可能になり、電動機構による出
力トルクの向上が得られる。換言すると、電動機構の小
型化が可能になり、駆動装置の径方向の縮小が得られて
車載性が向上すると共に、軽量化が得られる。
【0069】更に、電動機構の出力軸と減速機構のサン
ギヤがスプライン嵌合可能に各々別個に構成することに
よって出力軸及びサンギヤを一体に形成する場合に比べ
形状の簡素化が得れ、その加工が容易になると共に、サ
ンギヤの熱処理が容易になり生産性の向上が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車両の駆動装置の第1実施の形態
の概要を示す断面図である。
【図2】同じく、図1の要部拡大図である。
【図3】本発明による車両の駆動装置の第2実施の形態
の概要を示す断面図である。
【図4】本発明による車両の駆動装置の第3実施の形態
の概要を示す断面図である。
【図5】本発明による車両の駆動装置の第4実施の形態
の概要を示す断面図である。
【図6】本発明による車両の駆動装置の第5実施の形態
の概要を示す断面図である。
【図7】従来の車両の駆動装置の概要説明図である。
【図8】同じく、従来の駆動装置の概要を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 駆動装置 10 ハウジング 20 電動機構 24 出力軸 24a スプライン溝 24b リング溝 24d、24e リング溝 24f リング溝 30 差動機構 31 デフケース 31A、31B 軸方向延在部 31a スプライン溝 32、33 ピニオンギヤ 34、35 サイドギヤ 36 ピニオンシャフト 40 減速機構 41 プラネタリギヤユニット 42 サンギヤ 42A フランジ 42B 円筒部 42a スプライン 42f リング溝 43 インターナルギヤ 44 ピニオン 46 プラネタリキャリヤ 47 ピニオンシャフト 48 キャリヤプレート 48a スプライン 51 スナップリング 52 スナップリング 53 スラストワッシャ 54 ブッシュ 55 スラストベアリング 56、57、58 スナップリング 61、62 アウトプットシャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 1/28 H02K 7/10 Z 5H607 48/00 B60K 9/00 D H02K 7/10 F16H 1/38 Fターム(参考) 3D039 AA03 AB27 3D042 AA06 AB01 CA01 CA04 3J027 FA19 FA20 FA36 FB02 HB11 3J101 AA01 AA12 AA14 AA27 AA32 AA42 AA53 AA62 FA41 GA11 5H115 PG04 PU01 SE04 SE08 UI32 5H607 AA00 BB09 BB14 CC01 CC03 DD04 DD19 EE33 EE34 EE36 GG08 HH01 HH09

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に収容された電動機構と、
    該電動機構の出力を減速する減速機構と、該減速された
    出力を差動分配する差動機構と、該差動分配された出力
    を左右の駆動輪に各々伝達する一対のアウトプットシャ
    フトとが同軸上に配置された車両の駆動装置において、 上記電動機構は、 上記ハウジングの内周に固定されたステータと、 該ステータ内に配置されたロータ内に配設される円筒状
    で一方の内周端部にスプライン溝が形成された出力軸と
    を備え、 上記差動機構は、 上記出力軸の内周に外周が回転自在に支持された中空状
    で両端に上記各々のアウトプットシャフトを各々軸支す
    る円筒状の軸方向延在部が各々形成され、かつ一方の軸
    方向延在部の外周端部にスプライン溝が形成されたデフ
    ケースと、 該デフケース内に収容されてピニオンシャフトを介して
    デフケースに回転自在に支持された一対のピニオンギヤ
    と、 上記各アウトプットシャフトの内方端に結合されて上記
    両ピニオンギヤに噛合する一対のサイドギヤを備え、 上記減速機構は、 外周に上記出力軸に形成された上記スプライン溝にスプ
    ライン嵌合するフランジ及び該フランジから上記一方の
    軸方向延在部の外周に沿って上記出力軸の軸方向外側に
    突出して延在する円筒部が一体形成されたサンギヤと、 上記ハウジングに回転止めされたインターナルギヤと、 上記サンギヤ及びインターナルギヤに噛合するピニオン
    を回転自在に支持するピニオンシャフト及び上記軸方向
    延在部のスプライン溝にスプライン嵌合するキャリヤプ
    レートが一体的形成されたプラネタリキャリヤとを備
    え、上記出力軸と同軸上でかつ出力軸の軸方向外側に配
    置されたプラネタリギヤユニットであり、 上記サンギヤの円筒部外方端面とキャリヤプレートの内
    方端面との間に介在されたスラストワッシャと、 上記出力軸に形成されたリング溝に係止して上記フラン
    ジの内方端面に当接してサンギヤの軸方向内方への移動
    を規制するスナップリングと、 上記軸方向延在部の外周に形成されたリング溝に係止し
    て上記プラネタリプレートの外方端面に当接してプラネ
    タリキャリヤの軸方向外方への移動を規制するスナップ
    リングと、を備えたことを特徴とする車両の駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記スラストワッシャに代えて、スラス
    トベアリングが上記サンギヤの円筒部外方端面とキャリ
    ヤプレートの内方端面との間に介在されたことを特徴と
    する請求項1に記載の車両の駆動装置。
  3. 【請求項3】 ハウジング内に収容された電動機構と、
    該電動機構の出力を減速する減速機構と、該減速された
    出力を差動分配する差動機構と、該差動分配された出力
    を左右の駆動輪に各々伝達する一対のアウトプットシャ
    フトとが同軸上に配置された車両の駆動装置において、 上記電動機構は、 上記ハウジングの内周に固定されたステータと、 該ステータ内に配置されたロータ内に配設される円筒状
    で一方の内周端部にスプライン溝が形成された出力軸と
    を備え、 上記差動機構は、 上記出力軸の内周に外周が回転自在に支持された中空状
    で両端に上記各々のアウトプットシャフトを各々軸支す
    る円筒状の軸方向延在部が各々形成され、かつ一方の軸
    方向延在部の外周端部にスプライン溝が形成されたデフ
    ケースと、 該デフケース内に収容されてピニオンシャフトを介して
    デフケースに回転自在に支持された一対のピニオンギヤ
    と、 上記各アウトプットシャフトの内方端に結合されて上記
    両ピニオンギヤに噛合する一対のサイドギヤを備え、 上記減速機構は、 外周に上記出力軸に形成された上記スプライン溝にスプ
    ライン嵌合するフランジ及び該フランジから上記一方の
    軸方向延在部の外周に沿って上記出力軸の軸方向外側に
    突出して延在する円筒部が一体形成されたサンギヤと、 上記ハウジングに回転止めされたインターナルギヤと、 上記サンギヤ及びインターナルギヤに噛合するピニオン
    を回転自在に支持するピニオンシャフト及び上記軸方向
    延在部のスプライン溝にスプライン嵌合するキャリヤプ
    レートが一体的形成されたプラネタリキャリヤとを備
    え、上記出力軸と同軸上でかつ出力軸の軸方向外側に配
    置されたプラネタリギヤユニットであり、 上記出力軸に形成された一対のリング溝に各々係止して
    上記フランジの内方端面及び外方端面に各々当接してサ
    ンギヤの軸方向移動を規制する一対のスナップリング
    と、 上記軸方向延在部の外周に形成されたリング溝に係止し
    て上記プラネタリプレートの外方端面に当接してプラネ
    タリキャリヤの軸方向外方への移動を規制するスナップ
    リングと、を備えたことを特徴とする車両の駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記出力軸一対のリング溝に各々係止し
    て上記フランジの内方端面及び外方端面に各々に当接し
    てサンギヤの軸方向移動を規制する一対のスナップリン
    グに代えて、出力軸内周に形成されたリング溝及びサン
    ギヤのフランジ外周に形成されたリング溝に共に係止し
    てサンギヤの軸方向移動を規制するスナップリングを備
    えたことを特徴とする請求項3に記載の車両の駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 上記サンギヤの円筒部内周面と軸方向延
    在部外周面との間にブッシュが介装されたことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載の車両の駆動装置。
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