JP2003127104A - 切断装置用定規 - Google Patents

切断装置用定規

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JP2003127104A
JP2003127104A JP2001324110A JP2001324110A JP2003127104A JP 2003127104 A JP2003127104 A JP 2003127104A JP 2001324110 A JP2001324110 A JP 2001324110A JP 2001324110 A JP2001324110 A JP 2001324110A JP 2003127104 A JP2003127104 A JP 2003127104A
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Masayuki Inoguchi
正幸 猪口
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 切断予定線L1,L2に沿って木材を簡
単に切断することができる鋸用定規を提供する。 【解決手段】 鋸用定規(1)は、切断される木材
(3)の上面に当接する支持台(4)と、この支持台
(4)上に支持されている電動モータ(6)と、この電
動モータ(6)により回転駆動される鋸歯(7)とを具
備する電動鋸(2)を案内する。そして、鋸用定規
(1)は、前記電動鋸(2)の支持台(4)の側面を案
内するとともに、切断される木材(3)の上面に当接す
る案内板(11)と、この案内板(11)の一端部に設
けられて、切断される木材(3)の側面に当接するとと
もに、切断位置を指示する切断位置指示装置(12)と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電動鋸などの切断
装置を案内する鋸用定規などの切断装置用定規に関す
る。 【0002】 【従来の技術】図16は従来の鋸用定規の斜視図であ
る。図17は前記図16に示す鋸用定規と電動鋸とを用
いて木材を切断する場合の平面図である。図16、図1
7において、従来の鋸用定規01は、切断される木材0
2の上面に当接する案内板01aと、この案内板01a
の端部から略直角に延在する側面当接部01bとを具備
している。この鋸用定規01で木材02を切断する際に
は、鋸用定規01の案内板01aを、切断される木材0
2の上面に載置するとともに、鋸用定規01の側面当接
部01bを、切断される木材02の側面に当接する。そ
して、電動鋸03を案内板01aに沿って移動させ、木
材02を切断している。すると、切断箇所の端部の角が
略直角になり、木材02を略長方形に切断することがで
きる。また、案内板01aと側面当接部01bとのなす
角度βを変更することができる鋸用定規もある。この様
な鋸用定規では、角度βを所定の角度に設定してから、
使用する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】図18は木材の切断予
定ラインと電動鋸の歯との位置関係を示す図で、図18
Aは正しい位置関係を示す図、図18Bは誤った位置関
係を示す図である。図16、図17において、従来例で
は、電動鋸03の鋸歯03aを、木材02の切断予定線
Lに合わせて切断する。しかしながら、鋸歯03aは厚
みがあるので、図18Aのように鋸歯03aの中心を切
断予定線Lに合わせると、実際の切断線は、切断予定線
Lよりもズレることになる。そこで図18Bに示すよう
に、鋸歯13aの端を切断予定線Lに合わせる必要があ
るが、慣れないと上手く切断することが困難である。な
お、切断予定線Lは、実際に木材02に罫書きされてい
る場合もあるが、切断予定線Lの端部のみに印などが付
けられ、切断予定線Lの全体は作業者の頭の中で想定さ
れている場合もある。 【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、次の記載内
容を技術的課題とする。 (1)切断予定線に沿って木材を簡単に切断することが
できる鋸用定規を提供すること。 【0005】 【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決し
た本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施
例の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符
号をカッコで囲んだものを付記する。なお、本発明を後
述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明
の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例
に限定するためではない。 (本発明)前記課題を解決するために、本発明の切断装
置用定規(1)は、切断される板材(3)の上面に当接
する支持台(4)と、この支持台(4)上に支持されて
いる駆動装置(6)と、この駆動装置(6)により駆動
される切断具(7)とを具備する切断装置(2)を案内
する。そして、切断装置用定規(1)は、前記切断装置
(2)の支持台(4)の側面を案内するとともに、切断
される板材(3)の上面に当接する案内板(11)と、
この案内板(11)の一端部に設けられて、切断される
板材(3)の側面に当接するとともに、切断位置を指示
する切断位置指示装置(12)とを備えている。 【0006】(本発明の作用)前記構成を備えた本発明
の切断装置用定規(1)では、切断装置用定規(1)
は、その案内板(11)が切断される板材(3)の上面
に当接し且つ前記案内板(11)の一端部に設けられた
切断位置指示装置(12)は切断される板材(3)の側
面に当接した状態で配置される。前記切断位置指示装置
(12)の指示位置が板材(3)の切断予定線に一致す
る状態で、切断される板材(3)の上面に切断装置
(2)の支持台(4)を当接させ且つ支持台(4)の側
面を案内板(11)に当接させる。その状態で、切断装
置(2)の支持台(4)の側面を案内板(11)に案内
させながら、板材(3)を切断すると、板材(3)は切
断予定線(L1 ,L2) に沿って正確に切断される。 【0007】 【発明の実施の形態】(実施の形態1)本発明の切断装
置用定規(1)の実施の形態1は、前記本発明におい
て、前記切断位置指示装置(12)が切断位置指示部材
(16)を具備しており、この切断位置指示部材(1
6)の先端の前記案内板(11)からの突出量を、前記
電動鋸(2)の支持台(4)の側面を前記案内板(1
1)に当接した状態での前記案内板(11)と前記鋸歯
(7)の案内板(11)側の端部との距離(H1)に略
等しくして、切断位置指示部材(16)の先端で切断位
置を指示することを特徴とする。 【0008】(実施の形態1の作用)切断位置指示装置
(12)の切断位置指示部を切断予定線(L1)に一致
させ、電動鋸(2)を案内板(11)に沿って移動させ
ると、電動鋸(2)の鋸歯(7)により切断予定線(L
1)に沿って木材(3)を切断することができる。特
に、切断位置指示装置(12)の切断位置指示部材(1
6)の先端の前記案内板(11)からの突出量を、案内
板(11)と鋸歯(7)の案内板(11)側の端部との
距離(H1)に略等しくしているので、この切断位置指
示部材(16)の先端で切断位置を指示することができ
る。 【0009】(実施の形態2)本発明の切断装置用定規
(1)の実施の形態2は、前記本発明において、前記切
断位置指示装置(12)が、前記案内板(11)の一端
部に設けられているとともに、切断される木材(3)の
側面に当接するガイド部材(14)と、このガイド部材
(14)にガイドされるとともに切断位置を指示する切
断位置指示部材(16)とを具備していることを特徴と
する。 (実施の形態2の作用)前記構成を備えた切断装置用定
規(1)の実施の形態2では、電動鋸(2)の大きさに
対応して、切断位置指示部材(16)をガイド部材(1
4)に対してスライドさせて切断位置指示部の位置を変
更することができる。 【0010】(実施の形態3)本発明の切断装置用定規
(1)の実施の形態3は、前記実施の形態2において、
前記ガイド部材(14)が前記案内板(11)に揺動可
能に取り付けられており、このガイド部材(14)の揺
動角度(β1)を固定する揺動角度固定手段(43)が
設けられ、前記案内板(11)またはガイド部材(1
4)の少なくとも一方には、切断される木材(3)の側
面と切断線とのなす角度である対側面角度(β0)の角
度指示目盛り(44)が設けられ、前記ガイド部材(1
4)または切断位置指示部材(16)には、前記対側面
角度(β0)に対応して切断位置指示部材(16)の突
出量を指示する対側面角度用突出量指示目盛り(46)
が設けられていることを特徴とする。 【0011】(実施の形態3の作用)前記構成を備えた
実施の形態3の切断装置用定規(1)では、対側面角度
(β0)の角度指示目盛り(44)に基づいて、ガイド
部材(14)を案内板(11)に対して揺動させて、案
内板(11)とガイド部材(14)とのなす角度を所望
の角度にする。そして、対側面角度用突出量指示目盛り
(46)に基づいて、切断位置指示部材(16)をガイ
ド部材(14)に対してスライドさせて、切断位置指示
部材(16)の突出量を対側面角度(β0)に対応した
突出量とすることができる。この様にしてセッティング
された鋸用定規(1)により、電動鋸(2)を案内する
と、木材(3)をその側面に対して所望の角度(β0)
で切断することができる。 【0012】(実施の形態4)本発明の切断装置用定規
(1)の実施の形態4は、前記実施の形態2または3に
おいて、前記電動鋸(2)の鋸歯(7)は前記支持台
(4)に対して傾動可能に設けられており、前記ガイド
部材(14)または切断位置指示部材(16)の少なく
とも一方には、切断される木材(3)の上面と切断面
(51)とのなす角度である対上面角度(α)に対応し
て、切断位置指示部材(16)の突出量を指示する対上
面角度用突出量指示目盛り(61)が設けられている。 【0013】(実施の形態4の作用)前記構成を備えた
切断装置用定規(1)の実施の形態4では、電動鋸
(2)の鋸歯(7)を支持台(4)に対して所望の角度
で傾斜させるとともに、対上面角度用突出量指示目盛り
(61)に基づいて、切断位置指示部材(16)をスラ
イドさせて、切断位置指示部材(16)の突出量を鋸歯
(7)の支持台(4)に対する角度に対応した突出量と
することができる。この様にしてセッティングされた鋸
用定規(1)により、電動鋸(2)を案内すると、木材
(3)をその上面に対して所望の角度(α)の切断面
(51)で切断することができる。 【0014】(実施の形態5)本発明の切断装置用定規
(1)の実施の形態5は、前記切断位置指示装置(1
2)が、スライド可能で、かつ、位置決め可能な切断位
置指示部材(16)を具備している。 【0015】(実施の形態5の作用)前記構成を備えた
切断装置用定規(1)の実施の形態5では、前記電動鋸
(2)の支持台(4)の側面を前記案内板(11)に当
接した状態で、切断位置指示部材(16)をスライドさ
せて、電動鋸(2)の鋸歯(7)につきあて、前記案内
板(11)と前記鋸歯(7)の案内板(11)側の端部
との距離(H1)を採寸し、この状態に、切断位置指示
部材(16)を案内板(11)に対して位置決めできる
様にする。そして、電動鋸(2)で木材(3)を切断す
る際には、前もって、切断位置指示部材(16)を採寸
時の状態に位置決めしながら、案内板(11)の木材
(3)に対する位置を決定する。案内板(11)の位置
が決定されると、切断位置指示部材(16)を、切断の
妨げにならないように、スライドさせて引っ込める。つ
いで、案内板(11)に沿って電動鋸(2)を移動して
木材(3)を切断する。 【0016】(実施例)次に、図面により本発明の実施
の形態の具体例(実施例)を説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1における鋸用定規
の平面図である。図2は図1の鋸用定規の斜視図であ
る。図3は鋸用定規の要部拡大平面図である。図4は鋸
用定規の切断位置指示装置の説明図で、図4Aが図3の
IVA-IVA線断面図、図4Bが図3の IVB-IVB線
断面図である。 【0017】図1および図2において、切断装置用定規
としての鋸用定規1に案内される切断装置である電動鋸
2は、切断される木材3の上面に当接する支持台4と、
この支持台4上に支持されている駆動装置としての電動
モータ6と、この電動モータ6により回転駆動される切
断具である丸鋸の鋸歯7と、電動モータ6に設けられて
いるハンドル8とを具備している。 【0018】また、鋸用定規1は、電動鋸2の支持台4
の側面を案内するとともに切断される木材3の上面に当
接する案内板11と、この案内板11の一端部に設けら
れて、切断される木材3の側面に当接するとともに切断
位置を指示する切断位置指示装置12とを備えている。
案内板11は略長方形であり、少なくとも電動鋸2の支
持台4の側面が当たる鋸案内面11aは、平面図示で直
線状に形成されている。また、切断位置指示装置12
は、案内板11の一端部にビス13で固定して設けられ
ているとともに切断される木材3の側面に当接するガイ
ド部材14と、このガイド部材14にガイドされるとと
もに切断位置を指示する切断位置指示部材16とを具備
している。 【0019】図3および図4において、ガイド部材14
は上面にスリット21が設けられるとともに一端面が開
放した細長い箱状をしており、下板23、一対の側板2
4、端板26および上板27を具備しており、この上板
27にスリット21が形成されている。また、ガイド部
材14の一側面である木材当接面14aは、木材3の側
面に当接するとともに、案内板11の一側面である鋸案
内面11aに対して略直角に配設されている。この木材
当接面14aは、平面図示で直線状に形成されている。 【0020】このガイド部材14に断面矩形の棒状の切
断位置指示部材16がスライド可能に挿入されている。
この切断位置指示部材16の先端部には、木材3配置側
に略直方体の突出部31が突出して設けられている。そ
して、切断位置指示部材16の先端(すなわち、突出部
31の一端面)が、切断位置指示部となっている。ま
た、切断位置指示部材16には、ガイド部材14の上板
27の上方からスリット21を通って、スライド位置固
定手段としての蝶ネジ32が螺合している。この蝶ネジ
32を締めつけると、蝶ネジ32と切断位置指示部材1
6とで、ガイド部材14の上板27を押圧し、切断位置
指示部材16の移動を防止することができる。 【0021】(実施例1の作用)この様に構成されてい
る鋸用定規1を用いて、電動鋸2で木材3を切断する際
には、まず始めに、切断位置指示部材16の突出量を調
整する。すなわち、蝶ネジ32を緩めて、鋸案内面11
aからの切断位置指示部材16の先端の突出量を、電動
鋸2の支持台4の側面が鋸用定規1の鋸案内面11aに
当接した状態における鋸案内面11aから鋸歯7の案内
板11側の端部までの間隔H1に略一致させる。そし
て、一致後、蝶ネジ32を締めて、切断位置指示部材1
6の突出量を固定する。同じ電動鋸2を使用する際に
は、この調整は最初に一度行えば、後は行う必要がな
い。ただし、形式や大きさなどの異なる電動鋸2を使用
する際には、前述の案内板11から鋸歯7の端部までの
間隔H1が異なることがある。そして、間隔H1が異な
る場合には、その電動鋸2に合わせて、調整を行う必要
がある。 【0022】この様にして切断位置指示部材16の突出
量の調整が終了すると、鋸用定規1を切断される木材3
にセッティングする。すなわち、鋸用定規1の案内板1
1を木材3の上面に当接するとともに、ガイド部材14
の木材当接面14aを木材3の側面に当接する。そし
て、鋸用定規1を木材3に対して移動させて、切断位置
指示部材16の先端を切断予定線L1に一致させる。つ
いで、電動鋸2の支持台4の側面を鋸案内面11aに当
接させてスライドさせ、鋸歯7で木材3を切断する。鋸
歯7は厚みがあるので、木材3の切断線も太くなる。し
かし、案内板11からの切断位置指示部材16の先端の
突出量が、案内板11から鋸歯7の案内板11側の端部
までの間隔H1に略一致しているので、木材3の切断線
の案内板11側の端面が、切断予定線L1に略一致する
ことになり、所望の切断予定線L1で切断することがで
きる。 【0023】(実施例2)図5は本発明の実施例2の鋸
用定規の説明図で、図5Aが木材切断時における平面
図、図5Bが対側面角度用突出量指示目盛りの変形例で
ある。図6は実施例2の鋸用定規の平面図である。な
お、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成
要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳
細な説明は省略する。 【0024】前記実施例1では、切断位置指示装置12
は案内板11に固定されており、鋸案内面11aが木材
当接面14aに直角に固定されている。しかしながら、
図5にあるように、木材3を、その側面に対して角度β
0(以下、「対側面角度β0」と呼ぶ)の切断予定線L
2で切断したい場合がある。そこで、この実施例2で
は、切断位置指示装置12のガイド部材14が案内板1
1に対して揺動可能に取り付けられており、鋸案内面1
1aと木材当接面14aとのなす角度β1が変更可能と
なっている。 【0025】図5Aにおいて、各長さを以下のように置
く。 H1・・・鋸案内面11aと切断予定線L2との間隔、 H1′・・・揺動軸としてのピン41と切断予定線L2と
の間隔、 H2・・・切断位置支持部材16の突出量、 H2′・・・木材当接面14aの延在方向におけるピン4
1から切断位置支持部材16の先端までの距離、 u・・・ピン41と鋸案内面11aとの距離、 v・・・ピン41とガイド部材14の先端との距離、 w・・・ピン41と木材当接面14aとの距離、 x・・・木材当接面14aの延在方向からにおけるピン4
1から切断予定線L2までの距離。 すると図5Aから以下の関係がわかる。 H1′=H1+u ・・・(1) H2′=H2+v ・・・(2) ここで、距離xと間隔H1′との関係は、 H1′=x sinβ0 ・・・(3) 上記式(3)を書き換えて、 x=(H1′/sinβ0) ・・・(3′) で表される。また、距離xと距離H2′および距離wと
の関係は、 x=H2′+(w/tanβ0) ・・・(4) で表される。上記式(3′)および式(4)からxを消
去して以下の式(5)が得られる。 H2′=(H1′/sinβ0) −(w/tanβ0) ・・・(5) したがって、上記式(1)、(2)、(5)から以下の
H1とH2との関係式(6)が求まる。 H2=(H1/sinβ0)+(u/sinβ0)−(w/tanβ0)−v ・・・(6) 上記式(6)において、距離u,v,wそれぞれの値は
対側面角度β0の変化に対して不変である。したがっ
て、使用する電動鋸2の大きさが予め設定されている
(すなわち、間隔H1が設定されている)際には、対側
面角度β0が決定されると、突出量H2は一義的に決定
される。ところで、電動鋸2の大きさ、すなわち間隔H
1は、電動鋸2のメーカやモデルにより異なることがあ
るが、間隔H1が異なる場合には、前記突出量H2を異
なる値に設定する必要がある。この間隔H1が異なる場
合に対する対応は後述する。 【0026】図5および図6において、切断予定線L2
を木材3の側面に対して角度β0で切断するために、鋸
用定規1は下記の様な構成となっている。ガイド部材1
4は案内板11に揺動軸であるピン41で揺動可能に取
り付けられている。そして、案内板11には円弧状のガ
イド孔42が設けられ、fこのガイド孔42を貫通して
揺動角度固定手段である揺動用蝶ネジ43がガイド部材
14に螺合している。この揺動用蝶ネジ43を締めつけ
ることにより、案内板11の鋸案内面11aに対するガ
イド部材14の木材当接面14aの揺動角度β1を対側
面角度β0に固定することができる。 【0027】また、案内板11には、鋸案内面11aの
配置側とは反対側に、角度β1を指示する対側面角度用
角度指示目盛り44が表示されている。そして、ガイド
部材14を案内板11に対して揺動させて、この対側面
角度用角度指示目盛り44の所望の角度表示をガイド部
材14の木材当接面14aに一致させると、角度β1が
所望の対側面角度β0となる。 【0028】さらに、ガイド部材14の上板27には、
対側面角度β0に対応した対側面角度用突出量H2を指
示する対側面角度用突出量指示目盛り46が表示されて
いる。そして、切断位置指示部材16に表示されている
指示ポイント47を、対側面角度用突出量指示目盛り4
6の所望の対側面角度β0に一致させる。すると、切断
位置指示部材16の突出量が、対側面角度β0に対応し
た対側面角度用突出量H2となる。 【0029】(実施例2の作用)この様に構成されてい
る鋸用定規1を用いて、電動鋸2により、木材3の側面
に対して角度β0で木材3を切断する際には、まず始め
に、案内板11の鋸案内面11aとガイド部材14の木
材当接面14aとのなす角度β1および、切断位置指示
部材16の突出量H2を調整する。すなわち、揺動用蝶
ネジ43を緩めて、鋸案内面11aと木材当接面14a
とのなす角度β1を、木材3の側面と切断予定線L2と
のなす角度β0に略一致させる。そして、一致後、揺動
用蝶ネジ43を締めて、鋸案内面11aと木材当接面1
4aとのなす角度β1を固定する。また、蝶ネジ32を
緩めて、切断位置指示部材16をスライドさせて、指示
ポイント47を対側面角度用突出量指示目盛り46の角
度β0の目盛りに略一致させる。すると、切断位置指示
部材16の突出量が、角度β0に対応した対側面角度用
突出量H2となる。そして、一致後、蝶ネジ32を締め
て、切断位置指示部材16の突出量を固定する。 【0030】この様にして、鋸案内面11aと木材当接
面14aとの角度β1、および、切断位置指示部材16
の突出量の調整が終了すると、鋸用定規1を切断される
木材3にセッティングする。すなわち、鋸用定規1を木
材3に対して移動させて、切断位置指示部材16の先端
を切断予定線L2に一致させる。ついで、電動鋸2の支
持台4の側面を鋸案内面11aに当接させてスライドさ
せ、鋸歯7で木材3を切断する。この様にして、実施例
2の鋸用定規1で所望の切断予定線L2で切断すること
ができる。 【0031】ところで、前述のように、電動鋸2の大き
さ、すなわちこの大きさによって決定される間隔H1
は、電動鋸2のメーカやモデルにより異なることがある
ので、切断位置指示部材16の突出量H2を示す目盛り
である対側面角度用突出量指示目盛り46をシールなど
にして変更可能にすることも可能である。また、図5B
に図示するように、対側面角度用突出量指示目盛り46
として、電動鋸2のタイプ毎に〔たとえば、タイプa
(間隔H1が150mm)、タイプb(間隔H1が12
0mm)、タイプc(間隔H1が100mm)に対応し
て〕平行な線を引くとともに、この平行な線に交差する
ように、各角度β0毎の線を引くことも可能である。 【0032】(実施例3)図7は本発明の実施例3の鋸
用定規を使用して木材を切断する場合の電動鋸の側面か
ら見た図である。図8は前記図7において鋸歯を傾動さ
せた状態を示す図である。図9は実施例3の鋸用定規の
平面図である。図10は鋸歯を傾動させた場合における
鋸用定規の平面図である。なお、この実施例3の説明に
おいて、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素に
は同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。 【0033】前記実施例1では、電動鋸2の鋸歯7は、
略水平な回転軸を中心として回転しており、鋸歯7は支
持台4の下面に対して略垂直となっている。しかしなが
ら、図8にあるように、木材3を、その上面に対して角
度α(以下、「対上面角度α」と呼ぶ)の切断面51で
切断したい場合がある。そのため、電動鋸2は電動モー
タ6および鋸歯7が傾動軸52を中心として傾動可能と
なっている。そして、電動鋸2の支持台4には、傾動用
ガイド板53が立設しており、この傾動用ガイド板53
には傾動用ガイド孔54が形成されている。一方、図9
および図10において、電動モータ6側にはケースに一
体にネジ棒取付板56が設けられ、このネジ棒取付板5
6にネジ棒57が固定されている。このネジ棒57は傾
動用ガイド孔54を貫通して突出しており、その先端部
に、傾動角度固定手段である傾動用蝶ナット58が螺合
している。この傾動用蝶ナット58を締めつけることに
より、電動モータ6および鋸歯7の傾動角度を固定する
ことができる。 【0034】図8にあるように、電動鋸2の傾動軸52
は支持台4の下面よりも上方に位置している。したがっ
て、電動モータ6および鋸歯7の傾動により切断予定線
が、図7および図9に図示するような鋸歯7が垂直な場
合(すなわち、角度α=90°)の切断予定線L6と、
図8および図10に図示するような鋸歯7が傾動してい
る場合(たとえば、角度α=45°)の切断予定線L7
とでズレdが生じる。支持台4の下面からの傾動軸52
までの距離をhとして、電動鋸2の大きさが予め設定さ
れている時(すなわち前記距離hが予め設定されている
時)、鋸歯7が傾動することによるズレdは、傾動の角
度αが決定されると、d=h/ tanαで、一義的に決ま
る。ところで、電動鋸2の大きさ、すなわち、この大き
さによって決定される距離hは、電動鋸2のメーカやモ
デルにより異なることがあるが、この様な場合には、ズ
レdを変更する必要がある。この距離hが異なる場合に
対する対応は後述する。 【0035】そして、実施例3では、角度αに応じて切
断位置指示部材16の突出量を簡単に変更できる様に構
成されている。すなわち、ガイド部材14の上板27に
は、角度αに対応した対上面角度用突出量を指示する対
上面角度用突出量指示目盛り61が表示されている。そ
して、切断位置指示部材16に表示されている指示ポイ
ント62を、対上面角度用突出量指示目盛り61の所望
の角度αに一致させる。すると、切断位置指示部材16
の突出量が、角度αに対応した対上面角度用突出量とな
る。 【0036】(実施例3の作用)この様に構成されてい
る鋸用定規1を用いて、電動鋸2により、木材3の上面
に対して角度αの切断面で木材3を切断する際には、ま
ず始めに、鋸歯7の支持台4下面に対する傾動角度およ
び、切断位置指示部材16の突出量を調整する。すなわ
ち、傾動用蝶ナット58を緩めて、鋸歯7と支持台4下
面とのなす角度を、対上面角度αに一致させる。そし
て、一致後、傾動用蝶ナット58を締めて、鋸歯7と支
持台4下面とのなす角度を固定する。また、蝶ネジ32
を緩めて、切断位置指示部材16をスライドさせて、指
示ポイント62を対上面角度用突出量指示目盛り61の
角度αの目盛りに略一致させる。すると、切断位置指示
部材16の突出量が、対上面角度αに対応した対上面角
度用突出量となる。そして、一致後、蝶ネジ32を締め
て、切断位置指示部材16の突出量を固定する。 【0037】この様にして、鋸歯7と支持台4の下面と
の角度、および、切断位置指示部材16の突出量の調整
が終了すると、鋸用定規1を切断される木材3にセッテ
ィングする。すなわち、鋸用定規1を木材3に対して移
動させて、切断位置指示部材16の先端を切断予定線L
7に一致させる。ついで、電動鋸2の支持台4の側面を
鋸案内面11aに当接させてスライドさせ、鋸歯7で木
材3を切断する。この様にして、実施例3の鋸用定規1
により、木材3の上面とのなす角度がαの切断面51で
切断することができる。 【0038】ところで、前述のように、電動鋸2の大き
さ、すなわちこの大きさによって決定される距離hは、
電動鋸2のメーカやモデルにより異なることがあるの
で、切断位置指示部材16の対上面角度用突出量指示目
盛り61をシールなどにして変更可能にすることも可能
である。また、後述する図14Bに図示するように、対
上面角度用突出量指示目盛り61として、電動鋸2のタ
イプ毎に〔たとえば、タイプa(距離hが20mm)、
タイプb(距離hが15mm)、タイプc(距離hが1
0mm)に対応して〕平行な線を引くとともに、この平
行な線に交差するように、各角度α毎の線を引くことも
可能である。 【0039】(実施例4)図11は本発明の実施例4の
鋸用定規の平面図である。図12は図11の鋸用定規の
説明図で、図12Aが図11のXIIA−XIIA断面図、
図12Bが図11の要部の一部切り欠き平面図である。
図13は図11の鋸用定規の採寸時の平面図である。な
お、この実施例4の説明において、前記実施例1の構成
要素に対応する構成要素には同一符号を付して、その詳
細な説明は省略する。 【0040】図11乃至図13において、前記実施例1
の鋸用定規で設けられていた蝶ネジ32が設けられてい
ない。そして、実施例4では、ガイド部材14の端板2
6と切断位置指示部材16との間に付勢手段としてのコ
イルバネ66が張り渡されている。また、切断位置指示
部材16の上面には、操作ボタン68が突出して設けら
れ、この操作ボタン68はスリット21内に嵌まってい
る。さらに、図12Aで図示されるように、ガイド部材
14の外側には、スライダー71が摺動可能に設けられ
ている。このスライダー71には、位置決め用のロック
レバー72が、シーソー軸ピン73を軸として揺動自在
に設けられている。このロックレバー72はシーソー式
で、図12Bの実線で図示するロック位置と、図12B
の二点鎖線で図示するリリース位置との間を揺動するこ
とができ、ロック位置ではスライダー71の移動がロッ
クレバー72により阻止される。一方、リリース位置で
は、スライダー71の移動が許容される。 【0041】(実施例4の作用)この様に構成されてい
る鋸用定規1を用いて、電動鋸2により、木材3を切断
する際には、まず始めに、鋸案内面11aから鋸歯7の
案内板11側の端部までの間隔H1を採寸する。この採
寸は、下記の工程からなる。第1工程、図13に図示す
るように、鋸歯7が木材3の先端から外側(図13にお
いて右側)へはみ出した状態で、木材3上に電動鋸2を
載せる。第2工程、鋸用定規1の鋸案内面11aを電動
鋸2の支持台4に当接するとともに、ガイド部材14の
木材当接面14aを木材3の側面に当接する。第3工
程、スライダー71のロックレバー72をリリース位置
にし、スライダー71をスライドできる様にする。そし
て、操作ボタン68でスライダー71を押しながら、鋸
用定規1側(図13において右側)に移動させ、突出部
31を鋸歯7の側面に当接させ、図13に図示する状態
にする。第4工程、突出部31が鋸歯7の側面に当接す
ると、ロックレバー72をロック位置にし、スライダー
71を固定して位置決めする。ついで、操作ボタン68
から手を外す。すると、切断位置指示部材16はコイル
バネ66の付勢力により、図13において左側に移動
し、引っ込んだ状態となる。 【0042】この様にして、採寸が終了すると、操作ボ
タン68がスライダー71に当接した状態で、実施例1
と同様にして、切断位置指示部材16の先端を木材3の
切断予定線L1に一致させる。その後、操作ボタン68
から手を外すと、切断位置指示部材16はコイルバネ6
6の付勢力により、引っ込んだ状態となる。ついで、電
動鋸2の支持台4の側面を鋸案内面11aに当接させて
スライドさせ、鋸歯7で木材3を切断する。 【0043】この様にして、木材3の切断時には、コイ
ルバネ66の付勢力により、切断位置指示部材16は引
っ込んだ状態となるので、切断位置指示部材16が切断
の妨げになることを極力防止することができる。 【0044】(実施例5)図14は本発明の実施例5の
鋸用定規の説明図で、図14Aが平面図、図14Bが図
14Aの要部拡大図である。図15は図14Aの断面図
で、図15Aが図14AのXVA−XVAの断面図、図
15Bが図14AのXVB−XVB断面図である。な
お、この実施例5の説明において、前記実施例1および
実施例3の構成要素に対応する構成要素には同一符号を
付して、その詳細な説明は省略する。 【0045】前記実施例1の鋸用定規では、切断位置指
示部材16の突出量を最初に調整すると、同じ電動鋸2
を使用する際には、木材3の上面に対する切断面の角度
αを変更しない限り、切断位置指示部材16の突出量を
再度調整する必要はない。しかしながら、前記実施例3
のように木材3の上面に対する切断面の角度αを変更す
る際には、蝶ネジ32を緩めて、鋸案内面11aからの
切断位置指示部材16の先端の突出量H1を、前述の対
上面角度用突出量に略一致させ、その後、蝶ネジ32を
締めて、切断位置指示部材16の突出量を固定する必要
がある。したがって、異なる電動鋸2を使用し、角度α
を変化させる場合には、電動鋸2の大きさの違いおよび
角度αの変化それぞれに対応して切断位置指示部材16
の突出量を調整しなければならず面倒である。 【0046】そこで、実施例5では、図14および図1
5に図示するように、前記各実施例における切断位置指
示部材16を第1切断位置指示部材17および、第2切
断位置指示部材18で構成する。図15において、前記
第1切断位置指示部材17は、下面側の下側第1切断位
置指示部材17aと上面側の上側第1切断位置指示部材
17bとによって構成されている。前記下側第1切断位
置指示部材17aは切断位置側の端部が開放されてお
り、前記第2切断位置指示部材18をスライド移動可能
に支持するための凹部が切断位置側の一部に形成されて
いる。前記上側第1切断位置指示部材17bには、前記
下側第1切断位置指示部材17aの凹部に対応して切断
位置側の一部にスリットが形成されている。 【0047】図15Aにおいて、前記第1切断位置指示
部材17の切断位置に対して反対側の部分はガイド部材
14に対してスライド移動可能に支持されており、蝶ネ
ジ32でガイド部材14に対して固定され位置決めされ
る。図15Bにおいて、前記第2切断位置指示部材18
には前記支持部材被覆部材17bの上方から前記スリッ
トを通って前記第2切断位置指示部材18を前記第1切
断位置指示部材17に位置決め固定するための傾動時位
置決め蝶ネジ76が設けられている。前記第1切断位置
支持部材17の上面のスリットの外側に対上面角度用突
出量指示目盛り61が設けられ、前記スリットから視認
できる前記第2切断位置指示部材18の上面に指示ポイ
ント62が設けられている。 【0048】(実施例5の作用)この様に構成されてい
る鋸用定規1の切断位置指示部材16のセッティング
は、まず始めに、鋸歯7の木材に対する切断面の角度α
を90°に固定して、第2切断位置指示部材18をスラ
イドさせて、この第2切断位置指示部材18の位置を、
対上面角度用突出量指示目盛り61の角度90°の目盛
りに合わせ、傾動時位置決め蝶ネジ76で位置決めす
る。そして、第1切断位置指示部材17をスライドさせ
て、切断位置指示部材16の先端(すなわち、第2切断
位置指示部材18の先端)の突出量を電動鋸2の支持台
4の側面が鋸用定規1の鋸案内面11aに当接した状態
における鋸案内面11aから鋸歯7の案内板11側の端
部までの間隔H1に略一致させ、そして、一致後、蝶ネ
ジ32を締めて、切断位置指示部材16の突出量を固定
する。 【0049】そして、木材3の上面に対する切断面の角
度αを90°に維持している場合には、以降設定を変更
する必要はない。しかしながら、木材3の上面に対する
切断面の角度αを変更する際には、傾動時位置決め蝶ネ
ジ76を緩めて、第2切断位置指示部材18をスライド
させ、対上面角度用突出量指示目盛り61の指示角度が
所定の角度となるようにして、傾動時位置決め蝶ネジ7
6で第2切断位置指示部材18を固定する。その後、木
材3の上面に対する切断面の角度αを変更する度に、対
上面角度用突出量指示目盛り61を見ながら、第2切断
位置指示部材18の位置をに調整して、前記鋸案内面1
1aと第2切断一部材18との間の間隔を前記対上面角
度用突出量に一致させる。 【0050】この様に実施例5では、前記実施例1また
は実施例3の切断位置指示部材16を、前記第1切断位
置指示部材17および第2切断位置指示部材18で構成
することによって、電動鋸2の大きさが異なる場合はガ
イド部材14に対する第1切断位置指示部材17のスラ
イド移動により突出量を調整し、角度αが変化する場合
は第1切断位置指示部材17に対する第2切断位置指示
部材18のスライド移動によって突出量を調整すること
が可能となった。前記実施例3では、多くの異なる電動
鋸を使う場合には対上面角度用突出量指示目盛61(図
9、図10参照)を作成し直したりして個別に突出量を
調整してなくてはならなかったが、前記構成を備えた実
施例5の切断位置指示部材16を用いることによりこの
様な場合に対する対応が容易になった。 【0051】この様に、前記実施例1または実施例3の
切断位置指示部材16を、前記第1切断位置指示部材1
7および第2切断位置指示部材18で構成することは、
実施例2の鋸用定規1にも採用することが可能である。
この場合には、木材3の上面に対する切断面の角度αの
変更、および、木材3の側面に対する切断予定線の角度
β0の変更の両者に簡単に対応することができる。 【0052】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
例を下記に例示する。 (1)実施例1において、使用する電動鋸2の大きさを
特定することにより、ガイド部材14を用いないで、切
断位置指示部材16を直接案内板11に固定することも
可能である。 (2)前記実施例においては、突出量指示目盛り46,
61はガイド部材14に、また、指示ポイント47,6
2は切断位置指示部材16に設けられているが、突出量
指示目盛り46,61を切断位置指示部材16に設け、
指示ポイント47,62はガイド部材14に設けること
も可能である。 【0053】(3)実施例2においては、対側面角度用
角度指示目盛り44は案内板11に設けられているが、
対側面角度用角度指示目盛り44をガイド部材14に設
けることも可能である。なお、この場合には、ガイド部
材14の対側面角度用角度指示目盛り44を案内板11
の一側面に合わせることにより、案内板11とガイド部
材14とのなす角度を所望の値とすることができる。 (4)実施例2と実施例3とを組み合わせることも可能
である。 (5)実施例においては、切断位置指示部材16の先端
が、切断位置を指示する指示部となっており、この切断
位置指示部材16の先端を切断予定線に一致させている
が、切断位置を指示する指示部を切断位置指示部材16
の先端以外の箇所とすることも可能である。 【0054】(6)切断されるものは、木材以外のもの
でも可能である。たとえば、アクリル板、壁板、アルミ
板などの板材でも可能である。 (7)切断装置の駆動装置は、電動モータ以外でも可能
である。すなわち、動力源は電気以外でも可能である。 (8)電動モータで駆動される切断具は、鋸歯以外のも
のでも可能である。たとえば、ジグソーなどでも可能で
ある。 【0055】 【発明の効果】本願の切断装置用定規によれば、切断位
置指示装置が設けられているので、切断位置指示装置の
切断位置指示部を切断予定線に合わせることにより、板
材を切断予定線に沿って簡単に切断することができる。
特に、切断位置指示装置の切断位置指示部材の先端の案
内板からの突出量を、案内板と切断具の案内板側の端部
との距離に略等しくしているので、この切断位置指示部
材の先端で切断位置を指示することができる。また、採
寸することで正確に指示することができる。したがっ
て、切断位置指示部材の先端を切断予定線に合わせて板
材を切断すると、板材を切断予定線に沿って簡単に切断
することができる。この様に、切断位置指示部材の先端
を切断位置指示部としているので、構造が簡単となると
ともに、切断位置指示部を切断時に格納できるようにし
ているので、切断位置指示部が切断作業の邪魔になるこ
とを防止することができる。 【0056】切断位置指示装置が、切断される板材の側
面に当接するガイド部材と、このガイド部材にガイドさ
れるとともに切断位置を指示する切断位置指示部材とを
具備しているので、切断装置の大きさに対応して、切断
位置指示部材をガイド部材に対してスライドさせて切断
位置指示部の位置を変更することができる。その結果、
一個の切断装置用定規で種々の大きさの切断装置に対応
することができる。 【0057】また、ガイド部材が案内板に揺動可能に取
り付けられ、このガイド部材の揺動角度を固定する揺動
角度固定手段が設けられ、案内板またはガイド部材の少
なくとも一方には、切断される板材の側面と切断線との
なす角度である対側面角度の角度指示目盛りが設けら
れ、ガイド部材または切断位置指示部材には、前記対側
面角度に対応して切断位置指示部材の突出量を指示する
対側面角度用突出量指示目盛りが設けられている場合に
は、対側面角度の角度指示目盛りに基づいて、ガイド部
材を案内板に対して揺動させて、案内板とガイド部材と
のなす角度を所望の角度にする。そして、対側面角度用
突出量指示目盛りに基づいて、切断位置指示部材をガイ
ド部材に対してスライドさせて、切断位置指示部材の突
出量を対側面角度に対応した突出量とすることができ
る。この様にしてセッティングされた切断装置用定規に
より、切断装置を案内すると、板材をその側面に対して
所望の角度で切断することができる。したがって、板材
を、側面に対して直角以外の角度で、かつ、切断予定線
に沿って簡単に切断することができる。 【0058】さらに、切断装置の切断具は支持台に対し
て傾動可能に設けられ、ガイド部材または切断位置指示
部材の少なくとも一方には、切断される板材の上面と切
断面とのなす角度である対上面角度に対応して、切断位
置指示部材の突出量を指示する対上面角度用突出量指示
目盛りが設けられている場合には、切断装置の切断具を
支持台に対して所望の角度で傾斜させるとともに、対上
面角度用突出量指示目盛りに基づいて、切断位置指示部
材をスライドさせて、切断位置指示部材の突出量を、切
断具の支持台に対する角度に対応した突出量とすること
ができる。この様にしてセッティングされた切断装置用
定規により、切断装置を案内すると、板材をその上面に
対して所望の角度の切断面で、かつ、切断予定線に沿っ
て簡単に切断することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 図1は本発明の実施例1における鋸用定規の
平面図である。 【図2】 図2は図1の鋸用定規の斜視図である。 【図3】 図3は鋸用定規の要部拡大平面図である。 【図4】 図4は鋸用定規の切断位置指示装置の説明図
で、図4Aが図3のIVA-IVA断面図、図4Bが図3
の IVB-IVB断面図である。 【図5】 図5は本発明の実施例2の鋸用定規の説明図
で、図5Aが木材切断時における平面図、図5Bが対側
面角度用突出量指示目盛りの変形例である。 【図6】 図6は実施例2の鋸用定規の平面図である。 【図7】 図7は本発明の実施例3の鋸用定規を使用し
て木材を切断する場合の電動鋸の側面から見た図であ
る。 【図8】 図8は前記図7において鋸歯を傾動させた状
態を示す図である。 【図9】 図9は実施例3の鋸用定規の平面図である。 【図10】 図10は鋸歯を傾動させた場合における鋸
用定規の平面図である。 【図11】 図11は本発明の実施例4の鋸用定規の平
面図である。 【図12】 図12は図11の鋸用定規の説明図で、図
12Aが図11のXIIA−XIIA断面図、図12B
が図11の要部の一部切欠き平面図である。 【図13】 図13は図11の鋸用定規の採寸時の平面
図である。 【図14】 図14は本発明の実施例5の鋸用定規の説
明図で、図14Aが平面図、図14Bは図14Aの要部
拡大図である。 【図15】 図15は図14Aの断面図で、図15Aが
図14AのXVA−XVA断面図、図15Bが図14A
のXVB−XVB断面図である。 【図16】 図16は従来の鋸用定規の斜視図である。 【図17】 図17は前記図16に示す鋸用定規と電動
鋸とを用いて木材を切断する場合の平面図である。 【図18】 図18は木材の切断予定ラインと電動鋸の
歯との位置関係を示す図で、図18Aは正しい位置関係
を示す図、図18Bは誤った位置関係を示す図である。 【符号の説明】 α…対上面角度、β0…対側面角度、1…鋸用定規、2
…電動鋸、3…木材、4…支持台、6…電動モータ、7
…鋸歯、11…案内板、12…切断位置指示装置、16
…切断位置指示部材、43…揺動用蝶ネジ(揺動角度固
定手段)、44…対側面角度用角度指示目盛り、46…
対側面角度用突出量指示目盛り、51…切断面、61…
対上面角度用突出量指示目盛り。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 切断される板材の上面に当接する支持台
    と、この支持台上に支持されている駆動装置と、この駆
    動装置により駆動される切断具とを具備する切断装置を
    案内する切断装置用定規であって、 前記切断装置の支持台の側面を案内するとともに、切断
    される板材の上面に当接する案内板と、 この案内板の一端部に設けられて、切断される板材の側
    面に当接するとともに、切断位置を指示する切断位置指
    示装置とを備えていることを特徴とする切断装置用定
    規。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200469727Y1 (ko) * 2012-02-21 2013-11-05 전규영 판재재단기의 조기대장치

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