JP2003126448A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003126448A
JP2003126448A JP2001323722A JP2001323722A JP2003126448A JP 2003126448 A JP2003126448 A JP 2003126448A JP 2001323722 A JP2001323722 A JP 2001323722A JP 2001323722 A JP2001323722 A JP 2001323722A JP 2003126448 A JP2003126448 A JP 2003126448A
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game
timing
seconds
game ball
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Application number
JP2001323722A
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English (en)
Inventor
Koshiro Uehata
高史郎 植畑
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定の条件のときにだけ遊技球を効率的に始動
口に入れることができる遊技機を提供する。 【解決手段】役物開閉抽選結果表示器16を用いて、電
動チューリップ役物が変位され、始動口に遊技球が入り
やすくなるタイミングを遊技者に報知する。役物開閉抽
選結果表示器16の変動が終了する3.2秒前に、上側
のランプ161を点灯させることにより、タイミング報
知を行う。役物開閉抽選結果表示器16の変動が終了し
た0.3秒後に、4.0秒間だけ電動チューリップ役物
を開く。 【効果】タイミング報知が開始された瞬間に遊技球を発
射させることにより、容易に遊技球を始動口に入れるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機などの
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、始動口に遊技球が入るのに応答し
て大当たり抽選が行われ、この大当たり抽選の抽選結果
が大当たりであれば、遊技者が多数個の賞球(遊技球)
を獲得可能な大当たり遊技を実行できるパチンコ機が知
られている。始動口への遊技球の入球に対しては、例え
ば所定個数の賞球が遊技者に付与される。一般的に、パ
チンコ機には、大当たり抽選の抽選結果を遊技者に報知
するための大当たり抽選結果表示器が備えられている。
大当たり抽選結果表示器は、例えば3つの図柄の組み合
わせを表示できるようになっており、表示された図柄の
組み合わせにより大当たり抽選の抽選結果を遊技者に報
知することができるようになっている。
【0003】始動口に遊技球が入ると、大当たり抽選結
果表示器の図柄が変動を開始し、所定の時間が経過した
後停止される。大当たり抽選の抽選結果が大当たりの場
合、大当たり抽選結果表示器には、例えば同一図柄の組
み合わせ(大当たり図柄)が表示される。一方、大当た
り抽選の抽選結果がはずれの場合、少なくとも1つの図
柄が他の図柄とは異なるような組み合わせ(はずれ図
柄)が、大当たり抽選結果表示器に表示される。遊技者
は、大当たり抽選結果表示器に表示される図柄の組み合
わせを見れば、大当たり抽選の抽選結果が大当たりであ
るかはずれであるかを認識できる。
【0004】この種のパチンコ機の中には、大当たり図
柄のうち特定の図柄の組み合わせが大当たり抽選結果表
示器に表示されて大当たりとなった場合、例えば次に大
当たりとなるまで、大当たり抽選の抽選結果が大当たり
になる確率を予め定める高確率に変更する、いわゆる確
率変動モードを備えたものがある。確率変動モードによ
り、比較的短時間で再び大当たりになるかもしれないと
いう期待感を遊技者に与えることができる。
【0005】始動口には、例えば1対の拡開/窄閉可能
な羽根を有する電動チューリップ役物が関連して設けら
れているものがある。遊技盤には、例えば遊技球が通過
可能な通過ゲートが配設されており、この通過ゲートを
遊技球が通過することに応答して、電動チューリップ役
物を開くか否かを決定するための役物開閉抽選が実行さ
れる。この役物開閉抽選の抽選結果が当選の場合には、
電動チューリップ役物が所定時間だけ開かれて、始動口
に遊技球が入りやすくなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常、確率変動モード
中は、役物開閉抽選が行われる頻度が高められ、電動チ
ューリップ役物が開かれる頻度が高められる。したがっ
て、遊技者は、始動口に遊技球が入ることにより付与さ
れる賞球を得るために、遊技球を発射し続けることとな
る。その結果、一般的には、発射した遊技球の個数(投
入球数)と、始動口に遊技球が入ることにより払い出さ
れる賞球の個数(払出球数)とがほぼ同数となり、持ち
球が減ることはない。
【0007】しかしながら、電動チューリップ役物が閉
じているときは、始動口に遊技球が入りにくいため、面
白みに欠けるという問題があった。本発明は、かかる背
景のもとでなされたもので、所定の条件のときにだけ遊
技球を効率的に始動口に入れることができる遊技機を提
供することを目的とする。本発明の他の目的は、確率変
動モード中の遊技の面白さを増大させることができる遊
技機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技盤
(5、105)上に遊技球を発射することにより遊技を
行う遊技機であって、上記遊技盤に配置され、遊技球が
通過可能な有効領域(14)と、上記有効領域に関連し
て設けられ、上記有効領域に遊技球を通過しやすくする
変位手段(15)と、上記変位手段が変位されるタイミ
ングを遊技者に報知するためのタイミング報知手段(1
6、116)とを含むことを特徴とする遊技機である。
【0009】なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態
における対応構成要素等を表す。以下、この項において
同じ。遊技盤には、例えば遊技球が入球可能な始動口
(有効領域)が設けられている。始動口には、例えば1
対の拡開/窄閉可能な羽根を有する電動チューリップ役
物(規制手段)が関連して設けられている。遊技盤に
は、例えば遊技球が通過可能な通過ゲートが配設されて
おり、この通過ゲートを遊技球が通過することに応答し
て、電動チューリップ役物を開くか否かを決定するため
の役物開閉抽選が実行される。この役物開閉抽選の抽選
結果が当選の場合には、電動チューリップ役物が所定時
間だけ開かれて、始動口に遊技球が入りやすくなる。
【0010】始動口に遊技球が入ると、遊技者が多数個
の賞球を獲得可能な大当たり遊技を実行するか否かを決
定するための大当たり抽選が実行されるとともに、所定
個数(例えば5個)の賞球が遊技者に付与される。本発
明の構成によれば、遊技者は、タイミング報知手段の報
知内容に応じたタイミングで遊技球を発射させることに
より、電動チューリップ役物が開かれるタイミングに合
わせて、発射した遊技球を始動口に到達させることがで
きる。これにより、遊技球を効率的に始動口に入れるこ
とができる。
【0011】請求項2記載の発明のように、上記タイミ
ング報知手段(16)は、発光手段(161、162)
を含み、当該発光手段の発光状態を変化させることによ
り、上記変位手段が変位されるタイミングを遊技者に報
知するものであってもよい。また、請求項3記載の発明
のように、上記タイミング報知手段(116)は、上記
変位手段が変位されるまでの残り時間を報知するもので
あれば、電動チューリップ役物(規制手段)が開かれる
タイミングが分かりやすい。
【0012】請求項4記載の発明は、上記タイミング報
知手段(16、116)によりタイミングの報知が開始
されたときに遊技球を発射させることにより、上記変位
手段が変位されるタイミングに合わせて、遊技球を上記
有効領域に到達させることができるようになっているこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機
である。この構成によれば、遊技者は、タイミング報知
手段により報知が行われるか否かに注目し、報知が開始
されたときに遊技球を発射させるだけで、容易に遊技球
を始動口に入れることができる。したがって、より効率
的に遊技球を始動口に入れることができる。
【0013】請求項5記載の発明は、遊技者に有利な大
当たり遊技を行うか否かを決定するための大当たり抽選
の抽選結果が大当たりになる確率を、所定期間だけ予め
定める高確率に変更する確率変動モードを有する遊技機
であって、上記タイミング報知手段(16、116)
は、上記確率変動モード中に報知を行うものであること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機で
ある。この構成によれば、確率変動モード中に、従来の
ように遊技球を発射しつづけることなく効率的に遊技球
を始動口に入れることができ、持ち球を増加させること
ができるので、確率変動モード中の遊技の面白さを増大
させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の一実施形態に係るパチンコ機の正面図である。この
パチンコ機は、その外形を区画するベース枠2と、ベー
ス枠2に開閉自在に取り付けられた正面扉3とを有して
いる。正面扉3には、ほぼ円形の開口4が形成されてい
る。ベース枠2には、開口4に対向する位置に例えばガ
ラス板などの透明板(図示せず)が取り付けられてお
り、この透明板を介して、その奥側に設けられた遊技盤
5を視認できるようになっている。
【0015】開口4の下方には、遊技に使用する遊技球
(パチンコ玉)を貯留しておくための球皿6が設けられ
ている。球皿6の前面は、手前に張り出すように湾曲し
たカバー7で覆われている。カバー7の右下隅には、凹
部8が形成されており、この凹部8内には、遊技の際に
操作されるハンドル9が配設されている。ハンドル9
は、ほぼ円柱状のグリップ10と、このグリップ10の
中心軸線まわりに回動自在に設けられた回転操作部材1
1とを有している。球皿6内に遊技球が貯留された状態
で、回転操作部材11が回転操作されると、機内に設け
られた発射装置(図示せず)が作動し、球皿6内の遊技
球が発射装置に取り込まれて、発射装置から遊技盤5の
盤面に向けて発射される。
【0016】ハンドル9には、押込み操作可能な発射停
止レバー(図示せず)が突出して設けられている。この
発射停止レバーを押込み操作することにより、回転操作
部材11の回転操作に関わらず、遊技球が発射されなく
なるようになっている。遊技者は、この発射停止レバー
を押込み操作することにより遊技球の発射を停止させて
おいて、所定のタイミングで押込み操作を解除すること
により、いわゆる止め打ちを行うことができる。
【0017】図2は、遊技盤5の構成を示す正面図であ
る。遊技盤5の周縁には、発射装置から発射された遊技
球を遊技盤5の左側上部に導くための略円弧状のガイド
レール12が配置されている。遊技盤5には、多数本の
障害釘(図示せず)が配設されており、ガイドレール1
2に沿って遊技盤5の左側上部から上方に放たれた遊技
球は、遊技盤5の盤面に沿って多数本の障害釘の間を通
って下方へと落下していく。
【0018】遊技盤5のほぼ中央には、大当たり抽選結
果表示器13が配置されている。大当たり抽選結果表示
器13は、左右に設けられた2つの回転ドラム13L、
13Rと、これら2つの回転ドラム13L、13Rの間
に配設された1つのドット表示器13Cとを含む。各回
転ドラム13L、13Rは円筒状であって、その軸線回
りに回転可能に保持されている。各回転ドラム13L、
13Rの外周面には、例えば「R」、「A」、「Y」、
「3」、「5」、「7」の6つの図柄が描かれている
(図2では、図柄を省略している)。各回転ドラム13
L、13Rを停止させることにより、それぞれ上記6つ
の図柄のうちの1つの図柄を表示することができるよう
になっている。
【0019】ドット表示器13Cは、その表面が上下方
向に半円筒面状に凸湾曲しており、その外周面には多数
個のLED素子が格子状に配設されている。ドット表示
器13Cは、多数個のLED素子のうち所定のものを点
灯させることにより、例えば「R」、「A」、「Y」、
「3」、「5」、「7」の6つの図柄を上下方向にスク
ロール表示可能である。ドット表示器13Cのスクロー
ル表示を停止させることにより、上記6つの図柄のうち
の1つの図柄を表示することができるようになってい
る。
【0020】2つの回転ドラム13L、13Rおよびド
ット表示器13Cにより、大当たり抽選結果表示器13
には3つの図柄の組み合わせを表示できるようになって
いる。大当たり抽選結果表示器13の下方には、遊技球
が入球可能な始動口14が配置されている。始動口14
には、電動チューリップ役物15が関連して設けられて
いる。通常時には、電動チューリップ役物15の羽根1
51、152が互いに近接して窄められ、羽根151、
152の先端が始動口14との間に所定の隙間をあけて
近接した状態になっていて、始動口14に遊技球が入り
にくくなっている。
【0021】遊技盤5左部のガイドレール12近傍に
は、例えばほぼ上下方向に並べて配置された2つのラン
プ161、162により構成された役物開閉抽選結果表
示器16が配置されている。2つのランプ161、16
2のうち上側のランプ161は、例えば赤色に点灯可能
であり、下側のランプ162は、例えば緑色に点灯可能
である。大当たり抽選結果表示器13の左側に配置され
た通過ゲート17を遊技球が通過すると、例えば上下の
ランプ161、162が0.1秒毎に交互に点灯する高
速変動(0.8秒間)と、下側のランプ162だけが
0.8秒間点灯する一時停止とが交互に行われることに
より、役物開閉抽選結果表示器16の表示が変動され
る。この役物開閉抽選結果表示器16の変動時間は、通
常モードでは例えば30秒である。
【0022】通過ゲート17を遊技球が通過すると、電
動チューリップ役物15を開くか否かを決定するための
役物開閉抽選が行われ、その抽選結果が役物開閉抽選結
果表示器16に表示される。具体的には、役物開閉抽選
の抽選結果が当選の場合は、役物開閉抽選結果表示器1
6が所定時間変動した後、最終的に上側のランプ161
が点灯する(当選表示)。そして、電動チューリップ役
物15の羽根151、152が所定時間だけ両側に大き
く開かれて、始動口14が遊技球を受け入れやすくな
る。電動チューリップ役物15の開放時間は、通常モー
ドでは例えば0.3秒である。また、役物開閉抽選の抽
選結果が当選となる確率は、例えば97%である。
【0023】一方、役物開閉抽選の抽選結果が非当選の
場合は、役物開閉抽選結果表示器16の表示が所定時間
変動した後、最終的に下側のランプ162が点灯する
(非当選表示)。このとき、電動チューリップ役物15
は開かれない。始動口14に遊技球が入ると、図示しな
い賞球払出装置から予め定める個数(例えば5個)の賞
球(遊技球)が球皿6に払い出されると共に、遊技者が
多数個の賞球を獲得可能な大当たり遊技を実行できるか
否かを決定するための大当たり抽選が行われる。
【0024】大当たり抽選の抽選結果は、大当たり抽選
結果表示器13に表示される。2つの回転ドラム13
L、13Rおよびドット表示器13Cの図柄は、始動口
14に遊技球が入るのに応答して一斉に変動を開始し、
所定時間が経過した後、所定の順序に従って停止されて
いく。大当たり抽選の抽選結果は、2つの回転ドラム1
3L、13Rおよびドット表示器13Cの図柄が停止し
たときに表示されている図柄の組み合わせによって表示
される。
【0025】本実施形態では、大当たり抽選結果表示器
13に同一図柄の組み合わせ(大当たり図柄)が停止し
た場合に大当たりとなり、大当たり遊技が実行される。
特に、図柄の組み合わせが、例えば「333」、「55
5」、「777」のいずれかで大当たりとなった場合に
は、大当たり遊技終了後に大当たり抽選の抽選結果が大
当たりになる確率(大当たり確率)を予め定める高確率
に変更する、いわゆる確率変動モードに突入する。具体
的には、確率変動モードに突入すると、通常モードでは
1/317であった大当たり確率が、例えば1/66の
確率になる。確率変動モードは、大当たり抽選結果表示
器13に「RRR」、「AAA」、「YYY」のいずれ
かの組み合わせが停止された時点で終了する。
【0026】確率変動モード中は、役物開閉抽選結果表
示器16の変動時間が短縮され、例えば4.0秒、5.
6秒、7.2秒、8.8秒、10.4秒の5つのパター
ンのうちのいずれかに決定される。また、確率変動モー
ド中は、電動チューリップ役物15の開放時間が、例え
ば4.0秒に延長される。このとき、電動チューリップ
役物15が開いている間に始動口14に遊技球が10個
入った場合には、4.0秒経過する前であっても電動チ
ューリップ役物15が閉じられるようになっている。
【0027】始動口14の下方には、例えば左右に長い
長方形状に形成され、複数個の遊技球が同時に入球可能
な大入賞口18が配置されている。この大入賞口18に
関連して、大入賞口18に遊技球を案内する開状態およ
び大入賞口18に遊技球が入るのを阻止する閉状態に開
閉可能な開閉板19が設けられている。すなわち、開閉
板19は、遊技盤5の盤面に沿った状態で大入賞口18
を閉塞して、大入賞口18に遊技球が入るのを阻止する
ことができ、また、この状態から、大入賞口18の下端
縁に沿って配置された回動軸(図示せず)を中心に手前
側に倒伏することにより、大入賞口18を開放して、大
入賞口18上に落下してくる遊技球を大入賞口18内に
導き入れることができる。
【0028】大当たり遊技では、所定時間または所定個
数の遊技球が大入賞口18に入るまで開閉板19を開状
態にするといった動作を1ラウンドとし、この1ラウン
ド中に大入賞口18に入った遊技球のうち少なくとも1
個が大入賞口18内の特別領域(いわゆるVゾーン)を
通過していれば、次のラウンドを実行するといったよう
にして、開閉板19による大入賞口18の開放動作が所
定の最大継続ラウンド数だけ行われる。大入賞口18へ
の遊技球の入球に対しては、賞球払出装置から予め定め
る個数の賞球が球皿6に払い出されるようになってい
る。大当たり遊技では、容易に遊技球が大入賞口18に
入るので、遊技者は多数個の賞球を獲得することができ
る。
【0029】大当たり抽選結果表示器13の左右両側に
は、遊技球の流れに影響を与えるための風車20が2つ
ずつ(計4つ)配置されている。また、遊技盤5の下部
には、遊技球の入球に対して賞球が付与されるだけの一
般入賞口21が、左右両側に2つずつ(計4つ)配置さ
れている。始動口14、大入賞口18および一般入賞口
21のいずれにも入らなかった遊技球(アウト球)は、
遊技盤5の最下部に形成されたアウト球回収口22から
機内に回収される。
【0030】本実施形態の特徴は、確率変動モード中、
特に、大当たり抽選結果表示器13に「777」の図柄
の組み合わせが停止されて確率変動モードに突入した場
合、または、遊技店の開店時にパチンコ機の電源をオン
してから最初に「333」、「555」、「777」の
いずれかの図柄の組み合わせが大当たり抽選結果表示器
13に停止されて確率変動モードに突入した場合に、電
動チューリップ役物15が開かれるタイミングを役物開
閉抽選結果表示器16により遊技者に報知(タイミング
報知)するようになっている点にある。したがって、遊
技者は、役物開閉抽選結果表示器16の表示態様に応じ
たタイミングで遊技球を発射させる(止め打ちを行う)
ことにより、電動チューリップ役物15が開かれるタイ
ミングに合わせて、発射した遊技球を始動口14に到達
させることができる。これにより、遊技球を効率的に始
動口14に入れることができる。
【0031】特に、確率変動モード中、従来のように遊
技球を発射しつづけることなく効率的に遊技球を始動口
14に入れることができ、持ち球を増加させることがで
きるので、確率変動モード中の遊技の面白さを増大させ
ることができる。図3は、このパチンコ機の電気的構成
を示すブロック図である。このパチンコ機の制御回路
は、メイン基板30および表示サブ基板40を有する。
メイン基板30は、このパチンコ機における遊技の基本
となる動作を制御するためのものであり、制御の中枢と
なるCPU31や、制御時に必要なデータが書き込まれ
るRAM32、プログラムソフトが記憶されたROM3
3を含むマイクロコンピュータで構成されている。この
メイン基板30には、始動口14、大入賞口18および
一般入賞口21への遊技球の入球や、通過ゲート17へ
の遊技球の通過を検出するための各種センサ(図示せ
ず)の出力信号が与えられている。
【0032】メイン基板30のCPU31は、始動口1
4に遊技球が入るのに応答して、大当たり抽選や、大当
たり抽選結果表示器13に停止させる図柄の組み合わせ
(停止図柄)を決定するための停止図柄決定抽選などの
抽選を行い、それらの抽選結果に応じたコマンド(大当
たり抽選結果表示器用表示コマンド)を表示サブ基板4
0に与える。また、メイン基板30のCPU31は、通
過ゲート17を遊技球が通過するのに応答して、役物開
閉抽選や、役物開閉抽選結果表示器16の変動時間
(4.0秒、5.6秒、7.2秒、8.8秒、10.4
秒のうちのいずれか)を決定するための変動時間決定抽
選などの抽選を行い、それらの抽選結果に応じたコマン
ド(役物開閉抽選結果表示器用表示コマンド)を表示サ
ブ基板40に与える。
【0033】表示サブ基板40は、大当たり抽選結果表
示器13、役物開閉抽選結果表示器16などを制御する
ためのものであり、CPU41、RAM42およびRO
M43を含むマイクロコンピュータで構成されている。
表示サブ基板40は、メイン基板30から送られてくる
コマンドに基づいて大当たり抽選結果表示器13および
役物開閉抽選結果表示器16を制御する。表示サブ基板
40のRAM42には、パチンコ機の電源をオンしてか
らの確率変動モードに突入した回数をカウントするため
の確変カウンタ44の他、役物開閉抽選結果表示器16
によるタイミング報知を実行する場合に「1」がセット
され、実行しない場合に「0」がセットされるタイミン
グ報知フラグ45が備えられている。
【0034】また、表示サブ基板40のROM43に
は、役物開閉抽選結果表示器16の複数種類の変動パタ
ーンが記憶された変動テーブル46が備えられている。
具体的には、確率変動モードでない通常モード中の役物
開閉抽選結果表示器16の変動時間(30秒)に対応す
る非確率変動用変動パターンと、確率変動モード中の役
物開閉抽選結果表示器16の変動時間(4.0秒、5.
6秒、7.2秒、8.8秒、10.4秒)にそれぞれ対
応する5つの変動パターンであって、タイミング報知を
実行する場合のタイミング報知実行用変動パターン、お
よびタイミング報知を実行しない場合のタイミング報知
非実行用変動パターンとの計11種類の変動パターン
が、変動テーブル46に記憶されている。
【0035】図4は、始動口14に遊技球が入った場合
のメイン基板30による制御内容の流れを示すフローチ
ャートである。図4を参照して、メイン基板30は、始
動口14に遊技球が入るか否かを常に監視しており(ス
テップS1)、始動口14に遊技球が入ると(ステップ
S1でYES)、大当たり抽選および停止図柄決定抽選
を実行する(ステップS2、S3)。その後、メイン基
板30は、大当たり抽選の抽選結果のデータや、停止図
柄決定抽選により決定された大当たり抽選結果表示器1
3に表示すべき停止図柄のデータを担持する大当たり抽
選結果表示器用表示コマンドを表示サブ基板40へ送信
する(ステップS4)。
【0036】その後、大当たり抽選結果表示器用表示コ
マンドを受信した表示サブ基板40により、大当たり抽
選結果表示器13の表示制御が行われる(ステップS
5)。大当たり抽選の抽選結果が大当たりの場合には
(ステップS6でYES)、大当たり抽選結果表示器1
3には大当たり図柄が表示され、メイン基板30は大当
たり遊技を実行する(ステップS7)。一方、大当たり
抽選の抽選結果がはずれの場合には(ステップS6でN
O)、大当たり抽選結果表示器13にはずれ図柄が表示
されて、処理が終了する。
【0037】図5は、メイン基板30から表示サブ基板
40へ大当たり抽選結果表示器用表示コマンドが送信さ
れた場合の表示サブ基板40による制御内容の流れを示
すフローチャートである。図4のステップS4でメイン
基板30から表示サブ基板40へ大当たり抽選結果表示
器用表示コマンドが送信され、その表示コマンドを表示
サブ基板40が受信すると(ステップT1でYES)、
表示サブ基板40は、大当たり抽選結果表示器用表示コ
マンドに含まれる大当たり抽選の抽選結果のデータか
ら、大当たり抽選の抽選結果が大当たりであるか否かを
判定する(ステップT2)。
【0038】大当たり抽選の抽選結果がはずれの場合
(ステップT2でNO)、表示サブ基板40は、大当た
り抽選結果表示器13にはずれ図柄を表示させる(ステ
ップT4)。一方、大当たり抽選の抽選結果が大当たり
の場合(ステップT2でYES)、表示サブ基板40
は、大当たり抽選結果表示器13に大当たり図柄を表示
させた後(ステップT3)、以下のような制御を行う。
まず、表示サブ基板40は、大当たり抽選結果表示器用
表示コマンドに含まれる大当たり抽選結果表示器13に
表示すべき停止図柄のデータに基づいて、停止図柄が
「333」、「555」、「777」のいずれかである
か否かを判定する(ステップT5)。
【0039】停止図柄が「333」、「555」、「7
77」のいずれでもない場合は(ステップT5でN
O)、表示サブ基板40は、タイミング報知フラグ45
に「0」をセットする(ステップT10)。停止図柄が
「333」、「555」、「777」のいずれかである
場合は(ステップT5でYES)、確率変動モードに突
入することが決定し、表示サブ基板40は、確変カウン
タ44を+1する(ステップT6)。
【0040】このとき、停止図柄が「777」である場
合は(ステップT7でYES)、表示サブ基板40は、
タイミング報知フラグ45に「1」をセットする(ステ
ップT8)。一方、停止図柄が「777」でなく、「3
33」または「555」である場合は(ステップT7で
NO)、確変カウンタ44のカウント数が「1」である
か否か、すなわちパチンコ機の電源がオンされて最初の
確率変動モードであるか否かを判定する(ステップT
9)。表示サブ基板40は、確変カウンタ44のカウン
ト数が「1」の場合には(ステップT9でYES)、タ
イミング報知フラグ45に「1」をセットし(ステップ
T8)、確変カウンタ44のカウント数が「1」でない
場合には(ステップT9でNO)、タイミング報知フラ
グ45に「0」をセットする(ステップT10)。
【0041】図6は、確率変動モード中に通過ゲート1
7を遊技球が通過した場合のメイン基板30および表示
サブ基板40による制御内容の流れを示すフローチャー
トである。図6を参照して、メイン基板30は、遊技球
が通過ゲート17を通過するか否かを常に監視しており
(ステップE1)、遊技球が通過ゲート17を通過する
と(ステップE1でYES)、役物開閉抽選および変動
時間決定抽選を実行する(ステップE2、E3)。その
後、メイン基板30は、役物開閉抽選の抽選結果のデー
タや、変動時間決定抽選により決定された役物開閉抽選
結果表示器16の変動時間のデータなどを担持する役物
開閉抽選結果表示器用表示コマンドを表示サブ基板40
へ送信する(ステップE4)。
【0042】役物開閉抽選に当選した場合、すなわち電
動チューリップ役物15の開放動作を行うと決定された
場合には(ステップE5でYES)、表示サブ基板40
は、タイミング報知フラグ45をチェックし(ステップ
E6)、タイミング報知フラグ45に「1」がセットさ
れているか否かを判定する(ステップE7)。タイミン
グ報知フラグ45に「1」がセットされている場合(ス
テップE7でYES)、表示サブ基板40は、ROM4
3の変動テーブル46を参照して、タイミング報知実行
用変動パターンの中から変動時間決定抽選により決定さ
れた役物開閉抽選結果表示器16の変動時間に対応する
変動パターンを取得する(ステップE8)。
【0043】そして、表示サブ基板40は、取得した変
動パターンに基づいて、タイミング報知を行うように役
物開閉抽選結果表示器16を変動動作させ(ステップE
9)、最終的に上側のランプ161を点灯させることに
より当選表示を行い(ステップE10)、例えばその
0.3秒後に電動チューリップ役物15を開く(ステッ
プE16)。一方、タイミング報知フラグ45に「1」
がセットされていない場合、すなわち「0」がセットさ
れている場合(ステップE7でNO)、表示サブ基板4
0は、ROM43の変動テーブル46を参照して、タイ
ミング報知非実行用変動パターンの中から変動時間決定
抽選により決定された役物開閉抽選結果表示器16の変
動時間に対応する変動パターンを取得する(ステップE
11)。
【0044】そして、表示サブ基板40は、取得した変
動パターンに基づいて、タイミング報知を行わないよう
に役物開閉抽選結果表示器16を変動動作させ(ステッ
プE12)、最終的に上側のランプ161を点灯させる
ことにより当選表示を行い(ステップE10)、例えば
その0.3秒後に電動チューリップ役物15を開く(ス
テップE16)。役物開閉抽選に当選しなかった場合、
すなわち電動チューリップ役物15の開放動作を行わな
いと決定された場合には(ステップE5でNO)、表示
サブ基板40は、ROM43の変動テーブル46を参照
して、タイミング報知非実行用変動パターンの中から変
動時間決定抽選により決定された役物開閉抽選結果表示
器16の変動時間に対応する変動パターンを取得する
(ステップE13)。
【0045】そして、表示サブ基板40は、取得した変
動パターンに基づいて、タイミング報知を行わないよう
に役物開閉抽選結果表示器16を変動動作させ(ステッ
プE14)、最終的に下側のランプ162を点灯させる
ことにより非当選表示を行う(ステップE15)。この
とき、電動チューリップ役物15の開放動作は行われな
い。図7は、役物開閉抽選結果表示器16の変動パター
ンを示す図であって、0.1秒毎の表示態様を示したタ
イムチャートである。図7(a)、(b)は、役物開閉
抽選の抽選結果が当選の場合であって、それぞれタイミ
ング報知を実行しない場合および実行する場合を示して
いる。図7(c)は、役物開閉抽選の抽選結果が非当選
の場合を示している。図7では、変動パターンの一例と
して、変動時間が7.2秒の場合の変動パターンを示し
ており、点灯しているランプ161、162は、塗り潰
して示している(以下同様)。
【0046】役物開閉抽選結果表示器16は、遊技球が
通過ゲート17を通過したことに応答して変動を開始す
る。まず、図7(a)〜(c)のいずれの場合にも、上
下のランプ161、162が0.1秒毎に交互に点灯す
る高速変動(0.8秒間)と、下側のランプ162だけ
が0.8秒間点灯する一時停止とが交互に行われる。図
7(a)の場合は、高速変動と一時停止(下側のランプ
162が点灯)とが交互に(例えば高速変動が5回、一
時停止が4回)行われて、7.2秒経過した後、すなわ
ち5回目の高速変動が終了した後、上側のランプ161
だけが1.0秒間点灯する(完全停止)ことにより、当
選表示が行われる。この場合、役物開閉抽選結果表示器
16の変動が完全停止してから0.3秒後に、電動チュ
ーリップ役物15が開かれる。このときの電動チューリ
ップ役物15の開放時間は4.0秒である。
【0047】図7(b)の場合は、高速変動と一時停止
(下側のランプ162が点灯)とが交互に(例えば高速
変動が3回、一時停止が2回)行われた後、すなわち3
回目の高速変動が終了した後、次の一時停止から下側の
ランプ162ではなく上側のランプ161が点灯する。
この3回目の高速変動が終了した時点は、役物開閉抽選
結果表示器16の変動が終了する3.2秒前であって、
このランプ161、162の点灯の切り替えによりタイ
ミング報知が行われるようになっている。
【0048】タイミング報知中は、高速変動と一時停止
(上側のランプ161が点灯)とが交互に(例えば高速
変動が2回、一時停止が2回)行われて、3.2秒経過
した後、上側のランプだけが1.0秒間点灯する(完全
停止)ことにより、当選表示が行われる。この場合、役
物開閉抽選結果表示器16の変動が完全停止してから
0.3秒後に、電動チューリップ役物15が開かれる。
このときの電動チューリップ役物15の開放時間は4.
0秒である。
【0049】遊技者は、タイミング報知が開始された瞬
間(一時停止時のランプの点灯が、下側のランプ162
から上側のランプ161に切り替わった瞬間)に遊技球
を発射させる(止め打ちを行う)ことにより、電動チュ
ーリップ役物15が開かれるタイミングに合わせて、発
射された遊技球を始動口14に到達させることができる
ようになっている。これにより、遊技者は、役物開閉抽
選結果表示器16によりタイミング報知が行われるか否
かに注目し、タイミング報知が行われた瞬間に遊技球を
発射させるだけで、容易に遊技球を始動口14に入れる
ことができる。
【0050】図7(c)の場合は、高速変動と一時停止
(下側のランプ162が点灯)とが交互に(例えば高速
変動が5回、一時停止が4回)行われて、7.2秒経過
した後、すなわち5回目の高速変動が終了した後、下側
のランプ162だけが1.0秒間点灯する(完全停止)
ことにより、非当選表示が行われる。この場合、電動チ
ューリップ役物15の開放動作は行われない。図7で
は、変動時間が7.2秒の場合の役物開閉抽選結果表示
器16による変動パターンを説明したが、その他の変動
時間(4.0秒、5.6秒、8.8秒、10.4秒)の
場合も同様に、変動終了の3.2秒前から、高速変動と
一時停止(上側のランプ161が点灯)とが交互に(例
えば高速変動が2回、一時停止が2回)行われることに
より、タイミング報知が行われる。
【0051】図8は、各変動時間における役物開閉抽選
結果表示器16による変動パターンのうち、タイミング
報知を実行する場合の変動パターンを説明するための図
である。図中に示す「▲」は、タイミング報知が開始さ
れる時点を示している。図8を参照して、変動時間が
4.0秒の場合は、高速変動が1回行われた後、最初の
一時停止から上側のランプ161が点灯する(図8
(a)参照)。変動時間が5.6秒の場合は、高速変動
と一時停止(下側のランプ162が点灯)とが交互に
(例えば高速変動が2回、一時停止が1回)行われた
後、すなわち2回目の高速変動が終了した後、次の一時
停止から上側のランプ161が点灯する(図8(b)参
照)。
【0052】変動時間が7.2秒の場合は、上述したよ
うに、高速変動と一時停止(下側のランプ162が点
灯)とが交互に(例えば高速変動が3回、一時停止が2
回)行われた後、すなわち3回目の高速変動が終了した
後、次の一時停止から上側のランプ161が点灯する
(図8(c)参照)。変動時間が8.8秒の場合は、高
速変動と一時停止(下側のランプ162が点灯)とが交
互に(例えば高速変動が4回、一時停止が3回)行われ
た後、すなわち4回目の高速変動が終了した後、次の一
時停止から上側のランプ161が点灯する(図8(d)
参照)。
【0053】変動時間が10.4秒の場合は、高速変動
と一時停止(下側のランプ162が点灯)とが交互に
(例えば高速変動が5回、一時停止が4回)行われた
後、すなわち5回目の高速変動が終了した後、次の一時
停止から上側のランプ161が点灯する(図8(e)参
照)。なお、各変動時間における役物開閉抽選結果表示
器16による変動パターンのうち、役物開閉抽選の抽選
結果が当選であって、タイミング報知を実行しない場
合、および役物開閉抽選の抽選結果が非当選の場合の変
動パターンは、図7(a)、(c)の場合と同様に、高
速変動と一時停止(下側のランプ162が点灯)とが交
互に所定回数だけ行われる。具体的には、変動時間が
4.0秒の場合は高速変動が3回、一時停止が2回、変
動時間が5.6秒の場合は高速変動が4回、一時停止が
3回、変動時間が8.8秒の場合は高速変動が6回、一
時停止が5回、変動時間が10.4秒の場合は高速変動
が7回、一時停止が6回だけ交互に行われた後、完全停
止する。
【0054】役物開閉抽選結果表示器16の変動パター
ンは、上述のような変動パターンに限らない。例えば、
タイミング報知中の一時停止は、上側のランプ161だ
けが点灯されるものに限らず、タイミング報知が行われ
ていることが遊技者に分かりやすいような変動パターン
であれば、上下のランプ161、162の両方が点灯さ
れるような構成であってもよいし、両方が消灯されるよ
うな構成であってもよい。また、タイミング報知中の2
回の一時停止のうち、一方では上下のランプ161、1
62の両方が点灯され、他方では両方が消灯されるよう
な構成であってもよい。
【0055】高速変動が行われないような変動パターン
であってもよい。例えば、タイミング報知の開始まで
は、下側のランプ162が点灯される一時停止と、上側
のランプ162が点灯される一時停止とが交互に行わ
れ、タイミング報知中は、上下のランプ161、162
の両方が点灯される一時停止と、上側のランプ161だ
けが点灯される一時停止とが交互に行われるような構成
であってもよい。タイミング報知の開始までは、高速変
動だけが継続して行われるような構成であってもよい。
この場合、タイミング報知中は、上下のランプ161、
162の両方が点灯される一時停止と、両方が消灯され
る一時停止とが交互に行われるような構成であってもよ
い。このとき、点灯時間および消灯時間を徐々に短くし
ていくような構成とすれば、電動チューリップ役物15
が開かれるタイミングが遊技者に分かりやすい。
【0056】図9は、本発明の他の実施形態に係るパチ
ンコ機の遊技盤105の構成を示す正面図である。本実
施形態に係る遊技盤105と第1実施形態に係る遊技盤
5との異なる点は、役物開閉抽選結果表示器116の構
成だけであって、その他の構成は同様であるので、図に
同一符号を付し、その説明を省略する。本実施形態に係
る役物開閉抽選結果表示器116は、例えば7セグメン
ト表示器により構成されており、大当たり抽選結果表示
器13の上方に配置されている。この役物開閉抽選結果
表示器116は、「1」、「2」の数字、および
「H」、「F」の文字を表示できるようになっている。
大当たり抽選結果表示器13の左側に配置された通過ゲ
ート17を遊技球が通過すると、例えば7つのセグメン
トがランダムに点灯する高速変動(0.8秒間)と、
「H」の文字が0.8秒間表示される一時停止とが交互
に行われることにより、役物開閉抽選結果表示器116
の図柄が変動する。この役物開閉抽選結果表示器116
の変動時間は、通常モードでは例えば30秒である。
【0057】図10は、役物開閉抽選結果表示器116
の変動パターンを示す図であって、0.8秒毎の表示態
様を示したタイムチャートである。図10(a)、
(b)は、役物開閉抽選の抽選結果が当選の場合であっ
て、それぞれタイミング報知を実行しない場合および実
行する場合を示している。図10(c)は、役物開閉抽
選の抽選結果が非当選の場合を示している。図10で
は、変動パターンの一例として、変動時間が7.2秒の
場合の変動パターンを示しており、図中の「↓」は、役
物開閉抽選結果表示器116の図柄が変動していること
を示している。
【0058】役物開閉抽選結果表示器116は、遊技球
が通過ゲート17を通過したことに応答して変動を開始
する。まず、図10(a)〜(c)のいずれの場合に
も、7つのセグメントがランダムに点灯する高速変動
(0.8秒間)と、「H」の文字が0.8秒間表示され
る一時停止とが交互に行われる。図10(a)の場合
は、高速変動と一時停止(「H」の文字の表示)とが交
互に(例えば高速変動が5回、一時停止が4回)行われ
て、7.2秒経過した後、すなわち5回目の高速変動が
終了した後、「H」の文字が1.0秒間表示される(完
全停止)ことにより、当選表示が行われる。この場合、
役物開閉抽選結果表示器116の変動が完全停止してか
ら0.3秒後に、電動チューリップ役物15が開かれ
る。このときの電動チューリップ役物15の開放時間は
4.0秒である。
【0059】図10(b)の場合は、高速変動と一時停
止(「H」の文字の表示)とが交互に(例えば高速変動
が3回、一時停止が2回)行われた後、すなわち3回目
の高速変動が終了した後、次の一時停止において「H」
の文字ではなく「2」の数字が表示される。この「2」
の数字が表示された時点は、役物開閉抽選結果表示器1
16の変動が終了する3.2秒前であって、この表示の
切り替えによりタイミング報知が行われるようになって
いる。
【0060】タイミング報知中は、高速変動と一時停止
(数字の表示)とが交互に行われる。具体的には、
「2」の数字が表示され、高速変動が行われた後、
「1」の数字が表示され、再び高速変動が行われる。こ
の数字の表示は、電動チューリップ役物15が開かれる
までの大まかな残り時間を示しており、3.2秒経過し
た後、「H」の文字が1.0秒間表示される(完全停
止)ことにより、当選表示が行われる。この場合、役物
開閉抽選結果表示器116の変動が完全停止してから
0.3秒後に、電動チューリップ役物15が開かれる。
このときの電動チューリップ役物15の開放時間は4.
0秒である。
【0061】遊技者は、タイミング報知開始された瞬間
(役物開閉抽選結果表示器116の表示が「2」の数字
に切り替わった瞬間)に遊技球を発射させる(止め打ち
を行う)ことにより、電動チューリップ役物15が開か
れるタイミングに合わせて、発射された遊技球を始動口
14に到達させることができるようになっている。これ
により、遊技者は、役物開閉抽選結果表示器116によ
りタイミング報知が行われるか否かに注目し、タイミン
グ報知が行われた瞬間に遊技球を発射させるだけで、容
易に遊技球を始動口14に入れることができる。
【0062】特に、タイミング報知中は、電動チューリ
ップ役物15が開かれるまでの大まかな残り時間が役物
開閉抽選結果表示器116に表示されるので、電動チュ
ーリップ役物15が開かれるタイミングが分かりやす
い。図10(c)の場合は、高速変動と一時停止
(「H」の文字の表示)とが交互に(例えば高速変動が
5回、一時停止が4回)行われて、7.2秒経過した
後、すなわち5回目の高速変動が終了した後、「F」の
文字が1.0秒間表示される(完全停止)ことにより、
非当選表示が行われる。この場合、電動チューリップ役
物15の開放動作は行われない。
【0063】図10では、変動時間が7.2秒の場合の
役物開閉抽選結果表示器116による変動パターンを説
明したが、その他の変動時間(4.0秒、5.6秒、
8.8秒、10.4秒)の場合も同様に、変動終了の
3.2秒前から、高速変動と一時停止(「2」、「1」
の数字の表示)とが交互に(例えば高速変動が2回、一
時停止が2回)行われることにより、タイミング報知が
行われる。具体的には、変動時間が4.0秒の場合は、
高速変動が1回行われた後、「2」の数字が表示され
る。変動時間が5.6秒の場合は、高速変動と一時停止
(「H」の文字の表示)とが交互に(例えば高速変動が
2回、一時停止が1回)行われた後、すなわち2回目の
高速変動が終了した後、「2」の数字が表示される。変
動時間が8.8秒の場合は、高速変動と一時停止
(「H」の文字の表示)とが交互に(例えば高速変動が
4回、一時停止が3回)行われた後、すなわち4回目の
高速変動が終了した後、「2」の数字が表示される。変
動時間が10.4秒の場合は、高速変動と一時停止
(「H」の文字の表示)とが交互に(例えば高速変動が
5回、一時停止が4回)行われた後、すなわち5回目の
高速変動が終了した後、「2」の数字が表示される。
【0064】なお、各変動時間における役物開閉抽選結
果表示器116による変動パターンのうち、役物開閉抽
選の抽選結果が当選であって、タイミング報知を実行し
ない場合、および役物開閉抽選の抽選結果が非当選の場
合の変動パターンは、図10(a)、(c)の場合と同
様に、高速変動と一時停止(「H」の文字の表示)とが
交互に所定回数だけ行われる。具体的には、変動時間が
4.0秒の場合は高速変動が3回、一時停止が2回、変
動時間が5.6秒の場合は高速変動が4回、一時停止が
3回、変動時間が8.8秒の場合は高速変動が6回、一
時停止が5回、変動時間が10.4秒の場合は高速変動
が7回、一時停止が6回行われた後、完全停止する。
【0065】本発明は、以上の実施形態の内容に限定さ
れるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の
変更が可能である。例えば、タイミング報知の時間は、
3.2秒間に限らない。発射された遊技球が始動口14
に到達するまでの時間は、遊技盤5、105上に配設さ
れた障害釘の本数などに応じて変化する。したがって、
発射された遊技球が始動口14に到達するまでの時間に
対応させて、タイミング報知の時間を設定すればよい。
【0066】図10において説明したような、電動チュ
ーリップ役物15が開かれるまでの残り時間を役物開閉
抽選結果表示器116に表示するような構成の場合、タ
イミング報知の開始と同時に遊技球を発射させれば始動
口14に入りやすいような構成に限らず、遊技者が役物
開閉抽選結果表示器116に表示された残り時間に注目
し、残り時間に応じたタイミングで遊技球を発射させる
ことにより、効率的に遊技球を始動口14に入れること
ができるような構成であってもよい。
【0067】タイミング報知は、大当たり抽選結果表示
器13に「777」の図柄の組み合わせが停止されて確
率変動モードに突入した場合、または、遊技店の開店時
にパチンコ機の電源をオンしてから最初に「333」、
「555」、「777」のいずれかの図柄の組み合わせ
が大当たり抽選結果表示器13に停止されて確率変動モ
ードに突入した場合に実行される構成に限らず、例えば
「777」の図柄の組み合わせが停止されて確率変動モ
ードに突入した場合にのみ実行されるような構成であっ
てもよい。また、確率変動モードに突入した場合は必ず
実行されるような構成であってもよいし、通常モード中
に実行されるような構成であってもよい。
【0068】役物開閉抽選結果表示器は、ランプや7セ
グメント表示器に限らず、液晶表示器やドット表示器な
どで構成されていてもよい。タイミング報知は、表示器
による表示に限らず、例えば音声により行うような構成
であってもよい。また、タイミング報知は、始動口14
に関連して設けられて電動チューリップ役物15が開か
れるタイミングを報知するものではなく、例えば一般入
賞口21に電動チューリップ役物が関連して設けられて
いて、この電動チューリップ役物が開かれるタイミング
を報知するようなものであってもよい。
【0069】以上の実施形態では、本発明の一実施形態
としてパチンコ機について説明したが、本発明はパチン
コ機に限らず、スマートボール機などの遊技機にも適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ機の正面図
である。
【図2】遊技盤の構成を示す正面図である。
【図3】このパチンコ機の電気的構成を示すブロック図
である。
【図4】始動口に遊技球が入った場合のメイン基板によ
る制御内容の流れを示すフローチャートである。
【図5】メイン基板から表示サブ基板へ大当たり抽選結
果表示器用表示コマンドが送信された場合の表示サブ基
板による制御内容の流れを示すフローチャートである。
【図6】確率変動モード中に通過ゲートを遊技球が通過
した場合のメイン基板および表示サブ基板による制御内
容の流れを示すフローチャートである。
【図7】役物開閉抽選結果表示器の変動パターンを示す
図である。
【図8】各変動時間における役物開閉抽選結果表示器に
よる変動パターンのうち、タイミング報知を実行する場
合の変動パターンを説明するための図である。
【図9】本発明の他の実施形態に係るパチンコ機の遊技
盤の構成を示す正面図である。
【図10】役物開閉抽選結果表示器の変動パターンを示
す図である。
【符号の説明】
5、105 遊技盤 14 始動口 15 電動チューリップ役物 16、116 役物開閉抽選結果表示器 161、162 ランプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技盤上に遊技球を発射することにより遊
    技を行う遊技機であって、 上記遊技盤に配置され、遊技球が通過可能な有効領域
    と、 上記有効領域に関連して設けられ、上記有効領域に遊技
    球を通過しやすくする変位手段と、 上記変位手段が変位されるタイミングを遊技者に報知す
    るためのタイミング報知手段とを含むことを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】上記タイミング報知手段は、発光手段を含
    み、当該発光手段の発光状態を変化させることにより、
    上記変位手段が変位されるタイミングを遊技者に報知す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】上記タイミング報知手段は、上記変位手段
    が変位されるまでの残り時間を報知するものであること
    を特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】上記タイミング報知手段によりタイミング
    の報知が開始されたときに遊技球を発射させることによ
    り、上記変位手段が変位されるタイミングに合わせて、
    遊技球を上記有効領域に到達させることができるように
    なっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の遊技機。
  5. 【請求項5】遊技者に有利な大当たり遊技を行うか否か
    を決定するための大当たり抽選の抽選結果が大当たりに
    なる確率を、所定期間だけ予め定める高確率に変更する
    確率変動モードを有する遊技機であって、 上記タイミング報知手段は、上記確率変動モード中に報
    知を行うものであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の遊技機。
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JP2007098050A (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Samii Kk 遊技機
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