JP2003126357A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003126357A
JP2003126357A JP2001325728A JP2001325728A JP2003126357A JP 2003126357 A JP2003126357 A JP 2003126357A JP 2001325728 A JP2001325728 A JP 2001325728A JP 2001325728 A JP2001325728 A JP 2001325728A JP 2003126357 A JP2003126357 A JP 2003126357A
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渉 吉崎
Katsu Obayashi
克 大林
Yoshiaki Sakamaki
良明 坂巻
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 当選役を取りこぼした場合でも、遊技者に救
済の機会を与えることができる遊技機を提供すること。 【解決手段】 前記当選抽選手段100の抽選結果が当選
であり、前記停止入力手段50の入力により入賞させられ
なかった場合に、前記表示変化手段40による表示を再変
化させる再変化手段130を設け、該再変化手段130は、前
記表示窓の表示を入賞の態様に停止表示可能に形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機、さらに
詳しくは、抽選結果が内部当たりとなった場合に、表示
変化手段の表示(例えば回転リールに表示された図柄)
を、停止入力手段(例えばストップスイッチ)の入力に
より予め定められた態様に表示させることで入賞となる
遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、、例え
ばストップスイッチの操作により、回転リールを停止さ
せて所定の図柄を揃えると入賞となるスロットマシンな
どの遊技機や、ゲームがスタートするとランプが順番に
点滅し、ストップスイッチを押したときに所定の場所の
ランプが点灯した場合に入賞となる遊技機などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、小さい子供などはストップスイッチ等を
上手く操作できないので、内部当たり状態であるにもか
かわらず当選役となるように表示を停止させることがで
きない、いわゆる当選役の取りこぼしとなり、入賞に結
びつけるのが難しいという問題点があった。
【0004】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、当選役
を取りこぼした場合でも、遊技者に救済の機会を与える
ことができる遊技機を提供しようとするものである。
【0005】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項2記載の発明は、取りこぼした
当選役に応じて救済の機会を与えることができる遊技機
を提供しようとするものである。
【0006】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又2記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、当選役を
取りこぼしたときに、救済の態様に変化をもたせ、遊技
に意外性を付与することができる遊技機を提供しようと
するものである。
【0007】(請求項4又は5)請求項4又は5記載の
発明は、上記した請求項1、2又は3のいずれか1項に
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項4又は5記載の発明は、当選役を取りこぼし
た場合の救済方法として、当選役の再抽選を行うことが
できる遊技機を提供しようとするものである。
【0008】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1、2、3、4又は5のいずれか1項に記載
の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、
請求項6記載の発明は、当選役を取りこぼした場合の入
賞は補助的なものとすることができる遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、符号は、
発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の
技術的範囲を限定するものではない。
【0010】(請求項1) (特徴点)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。すなわち、請求項1記載の発明は、遊技機の正面側
から視認可能な表示窓を有するとともに、当選役に係る
抽選を行うための当選抽選手段100と、当選抽選手段100
の抽選結果に基づいて、前記表示窓の表示を移動表示又
は停止表示可能に形成された表示変化手段40と、該表示
変化手段40の表示を移動表示させるための開始入力手段
と、表示変化手段40の表示を停止表示させるための停止
入力手段50と、前記表示窓に停止表示された表示が、予
め定められた態様となることにより入賞として扱い、遊
技者に何らかの利益を付与するための入賞手段150とを
有し、前記当選抽選手段100の抽選結果が当選であり、
前記停止入力手段50の入力により入賞させられなかった
場合に、前記表示変化手段40による表示を再変化させる
再変化手段130を設け、該再変化手段130は、前記表示窓
の表示を入賞の態様に停止表示可能に形成したことを特
徴とする。
【0011】本発明は、抽選結果が内部当たりとなった
場合に、表示変化手段40の表示を、停止入力手段50の入
力により予め定められた態様に表示させることで入賞と
なる遊技機、例えばスロットマシンなどに適している。
また、盤面に複数のランプが例えば円形に設置してあ
り、ゲームがスタートするとそのランプが順番に点滅し
て円周を回るように表示され、ストップスイッチを押し
たときに所定の場所のランプが点灯した場合に入賞とな
る遊技機などにも応用できる。
【0012】ここで、「遊技機の正面側から視認可能な
表示窓」とは、上記した例によれば、スロットマシンの
図柄表示窓14や、ランプが設置される盤面を見ることが
できる窓などのことである。前記表示変化手段40は、表
示窓の表示を移動表示又は停止表示するためのものであ
り、例えば、複数の図柄を表示した回転リール41,42,
43や、液晶画面、CRT、LED、ドットマトリック
ス、点滅可能なランプなどとすることができる。そし
て、この表示変化手段40は、表示変化制御手段110の制
御により、表示窓の表示を移動表示又は停止表示させる
ことができるものである。なお、「移動表示」には、例
えば回転リールの図柄が回転表示される場合のように、
まさに表示が移動する場合と、ランプ等を順次点滅する
ことにより、あたかも光が移動しているかのように見せ
る擬似的な移動も含まれる。
【0013】前記開始入力手段は、表示変化手段40の表
示を移動表示させるためのものである。すなわち、その
入力により、停止表示されている表示窓の表示を移動さ
せるためのものである。具体的には、例えばスタートス
イッチ30のような操作手段とすることができ、あるいは
メダル等の投入を感知するためのセンサーととすること
もできる。
【0014】前記停止入力手段50は、表示変化手段40の
表示を停止表示をさせるためのものである。すなわち、
その入力により、移動表示されている表示窓の表示を停
止させるためのものである。具体的には、例えばストッ
プスイッチ51,52,53とすることができる。前記入賞手
段150は、前記表示窓に停止表示された表示が、予め定
められた態様となることにより入賞として扱い、遊技者
に何らかの利益を付与するためのものである。ここで、
「表示が、予め定められた態様となる」とは、例えば、
スロットマシンを例にすれば、回転リールの所定図柄が
有効な入賞ライン上に揃うことである。また、「遊技者
に何らかの利益を付与する」とは、例えば、メダル等の
対価が払い出されたり、景品が払い出されたりすること
の他、得点が加算されたり、遊技者に有利な遊技が開始
されることも含むものである。
【0015】前記再変化手段130は、当選抽選手段100の
抽選結果が当選であり、前記停止入力手段50の入力によ
り入賞させられなかった場合に、前記表示変化手段40に
よる表示を再変化させるためのものである。ここで、
「再変化させる」とは、一旦停止表示された表示を、前
記開始入力手段の入力なしに移動表示させること、又は
一旦停止表示された表示を、前記開始入力手段の入力な
しに移動表示させ、かつ移動表示されている表示を、前
記停止入力手段50の入力なしに停止表示させることの双
方を含む。
【0016】また、上記再変化は、一回に限られず、複
数回行われるものとすることができる。さらに、再変化
手段130は、前記表示窓の表示を入賞の態様に停止表示
させることができるものである。 (作用)本発明によれば、当選抽選手段100の抽選結果
が当選であり、前記停止入力手段50の入力により入賞さ
せられなかった場合には、再変化手段130が作動し、表
示変化手段40による表示を再変化させる。再変化は、常
に行われるようにしてもよいし、所定の確率で行われる
ようにしてもよい。
【0017】なお、再変化手段130は、表示変化手段40
の表示を自動的に移動表示させると共に、自動的に入賞
の形態に停止表示させ、入賞として扱うことができる。
この場合の入賞の態様は、取りこぼした場合の当選役の
入賞態様であってもよいし、取りこぼした当選役の代替
として与えられる別の入賞態様であってもよい。また、
再変化手段130は、表示変化手段40の表示を自動的に移
動表示させるが、停止表示させるのは停止入力手段50の
入力によるものとすることができる。すなわち、停止入
力手段50の再入力、例えば操作スイッチの押し直しの機
会を与えることにより、取りこぼした当選役について入
賞のチャンスを与えることができる。
【0018】さらに、再変化手段130は、表示変化手段4
0の表示を自動的に移動表示させるが、停止表示させる
契機は停止入力手段50の入力によるものとし、結果とし
て入賞の態様に停止表示されるように構成してもよい。
すなわち、移動表示の停止は自動的ではないが、どのよ
うに入力しても、例えばスロットマシンでいう目押しを
しなくても、自動的に入賞の態様に停止表示させるもの
である。
【0019】なお、再変化手段130の作動により、表示
変化手段40の表示が常に入賞の態様に停止表示されるこ
ととしてもよいし、所定の確率で入賞の態様に停止表示
されることとしてもよい。このように、当選抽選手段10
0の抽選結果が当選であり、前記停止入力手段50の入力
により入賞させられなかった場合であっても、表示変化
手段40が再変化して入賞と扱われることが可能なことか
ら、遊技者は当該再変化による入賞により、対価の払い
出し等何らかの利益を得ることができる。
【0020】(請求項2) (特徴点)請求項2記載の発明は、上記した請求項1記
載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわ
ち、請求項2記載の発明は、前記再変化手段130は、当
選抽選手段100の抽選結果が当選であり、前記停止入力
手段50の入力により入賞させられなかった場合の当選役
に応じ、再変化の態様を決定することを特徴とする。
【0021】ここで、「当選抽選手段100の抽選結果が
当選であり、前記停止入力手段50の入力により入賞させ
られなかった場合の当選役」とは、いわゆる取りこぼし
た当選役のことである。また、「再変化の態様」とは、
再変化の有無、回数、内容等のことである。再変化の有
無とは再変化をさせるか否か、再変化の回数とは再変化
を複数回行う場合には何回再変化させるか、のことであ
る。また、再変化の内容とは、再変化により如何なる状
態で表示変化手段40の表示が停止表示されるか(例え
ば、取りこぼした当選役の入賞態様で停止表示されるの
か、取りこぼした当選役以外の入賞態様で停止表示され
るのか、ハズレの態様で停止表示されるのか)などのこ
とである。
【0022】(作用)本発明によれば、取りこぼした当
選役の種類に応じて、再変化の態様を変化させることが
できる。すなわち、再変化手段130は、当選役の種類に
応じた再変化の態様を記憶しておき、取りこぼしの場合
には当該取りこぼした当選役を認識すると共に、それに
対応する再変化の態様を決定し、実行させる。
【0023】なお、再変化の態様は、取りこぼした当選
役の種類に応じ予め定められているものとしてもよい
し、取りこぼした当選役の種類に応じ抽選により決定す
るようにしてもよい。 (請求項3) (特徴点)請求項3記載の発明は、上記した請求項1又
は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴と
する。
【0024】すなわち、請求項3記載の発明は、前記再
変化手段130は、再変化の態様を抽選結果に基づいて決
定することを特徴とする。本発明は、再変化の決定方法
を規定したものである。すなわち、本発明は、再変化の
有無、回数、内容に関する抽選を行い、その結果に基づ
いて再変化を行わせるように形成したものである。
【0025】(作用)本発明によれば、取りこぼした当
選役の種類に関係なく再変化の態様を抽選により決定す
ることもでき、取りこぼした当選役の種類に応じ抽選に
より決定することもできる。 (請求項4) (特徴点)請求項4記載の発明は、上記した請求項1、
2又は3記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。
【0026】すなわち、請求項4記載の発明は、前記再
変化手段130は、前記表示変化手段40が表示を再変化さ
せる場合には、取りこぼした当選役に応じ、再度の当選
の抽選を行うことができることを特徴とする。本発明
は、再変化による表示変化手段40の停止表示は、当該取
りこぼした当選役以外の入賞態様とすることができるよ
うに形成したものである。
【0027】ここで、「再度の当選の抽選」は、当選抽
選手段100に再度抽選を行わせるものであってもよい
し、当選抽選手段100とは別個に、例えば当選再抽選手
段143を設けてもよい。 (作用)本発明によれば、取りこぼしの場合には、再変
化手段130が当選の再抽選を行い、その抽選結果に基づ
いて再変化を行わせる。このとき、再抽選の抽選結果と
して、当選抽選手段100の行う抽選結果とは異なる抽選
結果(例えば入賞による対価払い出し量や得点数の異な
る当選役)を設けるように形成してもよい。
【0028】(請求項5) (特徴点)請求項5記載の発明は、上記した請求項4記
載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわ
ち、請求項5記載の発明は、前記再度の当選の抽選は、
抽選結果として「ハズレ」を有していることを特徴とす
る。
【0029】(作用)本発明によれば、再変化を行わせ
ると決定した場合であっても、再度の当選の抽選にはず
れれば再変化により入賞とさせることができない。従っ
て、常に再変化による恩恵を受けられるとは限らないも
のとなる。 (請求項6) (特徴点)請求項6記載の発明は、上記した請求項1、
2、3、4又は5記載の発明の特徴点に加え、次の点を
特徴とする。
【0030】すなわち、請求項6記載の発明は、前記再
変化手段130の作動による入賞により与えられる利益
が、再変化手段130の作動によらない入賞により与えら
れる利益以上となる場合には、再変化手段130の作動を
中止可能に形成したことを特徴とする。本発明は、当選
時に停止入力手段50の入力により入賞した場合よりも、
再変化手段130の作動により入賞した場合の方が、払い
出し対価や得点等が大きくならないように形成したもの
である。
【0031】本発明は、再変化を複数回行わせる場合に
意義がある。 (作用)再変化を行わせる回数が一回の場合には、前記
再変化手段130は、取りこぼした当選役に対応する入賞
時の利益(払い出し対価量や得点等)を記憶すると共
に、これから行う再変化により入賞となった場合に与え
られる利益をチェックし、両者の差がゼロ以上になる場
合には、再変化を行わせない。
【0032】一方、再変化を複数回行わせる場合には、
前記再変化手段130は、取りこぼした当選役に対応する
入賞時の利益を記憶すると共に、再変化の結果の入賞に
より与えられた利益、及びこれから行う再変化により入
賞となった場合に与えられる利益をカウントし、両者の
差がゼロ以上になる場合には、以後の再変化を行わせな
い。
【0033】本発明によれば、たとえ再変化の決定をし
た場合でも再変化が行われない場合もあり、決定した所
定回数の再変化が終了しない場合でも再変化を中止する
ことができる。本発明は、再変化を、「取りこぼしの場
合の補填」として位置づけるのに役立つものである。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を、遊
技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明す
る。 (図面の説明)図1乃至図3は、本発明の実施の形態を
示すものである。
【0035】図1はスロットマシンの入力、制御及び出
力のブロック図、図2はスロットマシンの外観正面図、
図3はスロットマシンの動作の概略のフローをそれぞれ
示すものである。 (スロットマシン10)スロットマシン10は、図2に示す
ように、四角箱状の筐体を有し、この筐体には遊技者側
に向かって臨み、三個の回転リール41,42,43(41,4
2,43)を見ることができる表示部としての図柄表示窓1
4が形成されている。そして、この図柄表示窓14の下方
は、スロットマシン10を作動させるための操作部18とな
っている。また、操作部18の正面右側上部にはメダル投
入口11が設けられており、スロットマシン10の下部に
は、メダルを払い出すためのメダル排出口12と、払い出
されたメダルを貯留しておくためのメダル受け13が形成
されている。
【0036】さらに、前記図柄表示窓14の右下方には、
クレジット表示部71が、図柄表示窓14の上方には、演出
表示部72が、それぞれ設けられている。クレジット表示
部71は、払い出しメダルをスロットマシン内部に貯留さ
れているメダルの数を表示するためのものである。演出
表示部72は、スピーカや表示ランプ等であって、遊技者
に入賞等を報知させるためのものである。
【0037】前記回転リール41,42,43は、特に図示し
ないが、枠体に固定或いは支持されたモータの出力軸に
固定された回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付
されるテープ状のリールテープとを備えている。そし
て、リールテープの外周面には、複数個(例えば21
個)の図柄が表示されており、図2に示すように、3個
の回転リール41,42,43は並べて設けられ、各回転リー
ルの図柄が例えば3個ずつ、図柄表示窓14から見ること
ができるように配置される。
【0038】前記操作部18には、図2に示すように、メ
ダル投入感知手段15、ベットスイッチ16、精算スイッチ
17、スタートスイッチ30及び停止入力手段50が設けられ
ている。メダル投入感知手段15は、メダル投入口11の下
方に内蔵されたスイッチであって、投入された遊技メダ
ルを検知するためのものである。
【0039】ベットスイッチ16は、回転リール41の下方
に位置するスイッチであって、貯留メダル数を減じてメ
ダル投入に代えるためのものである。精算スイッチ17
は、回転リールの斜め下方に位置するスイッチであっ
て、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
スタートスイッチ30は、回転リール41の斜め下方に位置
するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベット
スイッチ16の操作を条件に、回転リール41,42,43の回
転を開始させるためのものである。
【0040】停止入力手段50は、回転リール41,42,43
の回転を停止させるためのものである。具体的には、停
止入力手段50は、図2に示すように、各回転リール41,
42,43に対応した三個のストップスイッチ51,52,53か
ら構成され、各回転リール41,42,43の下方に1個ずつ
配置されている。そして、各回転リールに対応したスト
ップスイッチの操作により、当該対応した回転リールの
モータが停止するように設定されているものである。
【0041】スロットマシン10の内部には、特に図示し
ていないが、スロットマシン10の全体の動作を制御する
ための制御装置20(図1参照)及び対価払い出し手段60
が内蔵されている。対価払い出し手段60は、遊技の結果
に基づいて、遊技者にメダルを払い出すためのものであ
る。
【0042】次に、制御装置20について詳述する。 (制御装置20)制御装置20は、図示しないが、CPUを
中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えてい
る。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを
読み込むことで、スロットマシン10の作動を制御する。
【0043】具体的には、制御装置20は、図1に示すよ
うに、遊技制御手段80、演出制御手段90、当選抽選手段
100、回転リール回転停止制御手段120、回転リール再回
転手段140として機能するものである。以下、これらに
ついて詳述する。なお、制御装置20としては、上記以外
の手段を有していてもよい。 (遊技制御手段80)遊技制御手段80は、スロットマシン
10の遊技を制御するためのものである。そして、遊技と
しては、通常遊技と、通常遊技よりも多くの利益を遊技
者に付与する特別遊技とが設けられている。
【0044】ここで、通常遊技の概要は、以下の通りで
ある。まず、メダル投入口11から最高3枚までのメダル
を投入すると、メダル投入感知手段15がこれを検出して
遊技開始が可能となる。また、クレジットが蓄積されて
いる場合には、メダル投入の代わりにベットスイッチ16
を押すことにより、メダルが投入されたものとみなされ
る。ベットスイッチ16は、1枚等入用、2枚等入用、3
枚等入用と別々に設けてもよいし、一回押すと1枚投
入、二回押すと2枚投入・・されたものとして扱われる
ように形成してもよい。
【0045】なお、メダルの投入枚数に応じて入賞ライ
ンの数が異なるものとなる。入賞ラインとは、図2にお
いてL1乃至L3で示した線であり、当該ライン上にメ
ダルの払い出しに係る図柄の組み合わせ(以下当選図柄
という)が揃うことにより入賞となるためのラインであ
る。例えばメダル一枚投入ならL1のみ、2枚投入なら
L1及びL2、3枚投入ならL1乃至L3が、入賞する
ために有効なラインとなる。従って、メダルの投入枚数
が多いほど、入賞となる確率が高くなる。
【0046】次に、スタートスイッチ30を操作すると、
回転リール41,42,43が回転を開始する。そして、スト
ップスイッチ51,52,53を押すことにより、対応する各
回転リール41,42,43の回転が停止する。そして、すべ
ての回転リール41,42,43が停止した状態で、有効な入
賞ライン上に所定の当選図柄が揃うと入賞となり、対価
払い出し手段60が作動して、メダル排出口12から所定枚
数のメダルが払い出される。
【0047】なお、当選図柄が入賞ライン上に揃うかど
うかは、後述する当選抽選手段100の抽選結果に基づ
く。すなわち、抽選結果がハズレの場合には、如何なる
場合でも当選図柄が入賞ライン上に揃うことはない。ま
た、抽選結果が所定の当選役に当選している場合であっ
ても、ストップスイッチ51,52,53を押すタイミングに
よっては、当選図柄を所定位置に停止させられない場合
もある。これについては後述する。
【0048】さらに、本実施の形態においては、抽選結
果が所定の当選役に当選しているにもかかわらず当選図
柄を所定位置に停止させられなかった時には、所定条件
の下で、回転リール41,42,43が再回転し、獲得できな
かったメダルの補填をすることができるように形成され
ている。これについても後述する。一方、特別遊技は、
特別の入賞又は抽選結果に基づいて開始される遊技であ
り、遊技の概要は通常遊技と同様である。ただ、特別遊
技に突入すると、当選となる確率などが通常遊技とは異
なるものとなり、大きな利益、例えばメダルの払い出し
量が増える等の利益を付与するものである。
【0049】特別遊技としては、具体的には、以下のよ
うな遊技がある。 (1)レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム) 当選図柄のうち、特定の図柄であってRBゲームを開始
させるための図柄、すなわちRB図柄が有効な入賞ライ
ン上に揃うと、所定枚数のメダルの払い出しに加え、次
遊技よりRBゲームに突入する。
【0050】RBゲーム中は、通常遊技よりも当選図柄
が入賞ライン上に揃いやすくなるよう制御されるもので
あり、12ゲームを消化するか、8回入賞するかのいず
れかによりRBゲームは終了する。 (2)ビックボーナスゲーム(BBゲーム) 当選図柄のうち、特定の図柄であってBBゲームを開始
させるための図柄、すなわちBB図柄が有効な入賞ライ
ン上に揃うと、所定枚数のメダルの払い出しに加え、次
遊技よりBBゲームに突入する。
【0051】BBゲーム中は、通常遊技よりも当選図柄
が入賞ライン上に揃いやすくなるよう制御されるもので
あり、30ゲーム中に上記RBゲームが3回まで行われ
得るように制御される。BBゲームは、30ゲームを消
化するか、3回のRBゲーム終了により終了する。 (3)チャレンジタイム遊技(CTゲーム) 前記BBゲームの当選時、開始時あるいは終了時に抽選
が行われ、この抽選に当たると、BBゲーム終了後にC
Tゲームが開始される。
【0052】CTゲームは、一部の当選役について回転
リール41,42,43の停止制御を行わないように制御され
るものであり、いわゆる「目押し」の技量により多く入
賞させられるか否かが左右されるゲームである。CTゲ
ームは、所定回数のゲーム消化、又は所定枚数のメダル
増加、あるいは前記BBゲームの入賞により終了する。
【0053】なお、特別遊技としては、上記した(1)
乃至(3)に限られず、他の種類の特別遊技を設けても
よい。 (演出制御手段90)演出制御手段90は、遊技の進行に伴
うランプの点滅、画像等の表示、音声の発生などの演
出、あるいは遊技とは直接関係ないBGM等の演出を行
わせるためのものである。
【0054】具体的には、遊技制御手段80からの演出要
請信号、例えば当選や入賞の信号を受信して、あるいは
演出制御手段90単独で演出実行を決定し、ROMに記憶
された演出データを、ランプやスピーカ、液晶画面等の
演出表示部72に出力することにより、所定の演出を行わ
せるものである。 (当選抽選手段100)当選抽選手段100は、予め定めた抽
選確率に基づいて当選役に係わる抽選を行うものであ
る。そして、当選抽選手段100による抽選の結果、所定
の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この
当選フラグ成立中に、回転リール41,42,43の停止図柄
の組み合わせが予め定められた当選図柄と一致したこと
を条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊
技等の利益が付与されるように設定されている。
【0055】ここで、「当選フラグ」とは、抽選結果の
「当たり」を記憶しておくためのメモリ部分のことであ
る。当選抽選手段100は、図1に示すように、乱数発生
手段101、乱数抽出手段102、当たり判定手段103、及び
当たり判定テーブル104を有している。前記乱数発生手
段101は、当選抽選用の所定の領域内で発生させるもの
である。
【0056】前記乱数抽出手段102は、乱数発生手段101
が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタートスイ
ッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この抽出
した乱数を判定乱数という。ところで、乱数発生手段10
1としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を
発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を
高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することも
できる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒
間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが
考えられる。
【0057】このようにすると、「乱数発生手段」では
乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手
段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような
分布となる。このように、結果として乱数のような分布
を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生手
段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものとす
る。
【0058】当たり判定手段103は、乱数抽出手段102が
抽出した判定乱数を、当たり判定テーブル104と比較し
て、判定乱数に対応する当選を決定するものである。当
たり判定テーブル104は、乱数発生手段101がとる乱数の
全領域を、当選役及びハズレの領域に分けて規定したも
のである。なお、それぞれ構成の異なる複数の当たり判
定テーブル104を設けることもできる。
【0059】(回転リール回転停止制御手段120)回転
リール回転停止制御手段120は、表示変化制御手段110で
あって、回転リール41,42,43の回転及び停止を制御す
るためのものである。すなわち、スタートスイッチ30の
操作信号を受信して、あるいは、後述する回転リール再
回転手段140からの信号を受信して、回転リール41,4
2,43を回転させると共に、ストップスイッチ51,52,5
3の操作信号を受信して、あるいは回転リール再回転手
段140からの信号を受信して、回転リール41,42,43の
回転を停止させるものである。
【0060】さらに、ストップスイッチ51,52,53の操
作信号を受信して回転リール41,42,43を停止させる際
には、当選抽選手段100の抽選結果に基づいて、停止さ
せるべき図柄を所定位置に停止させ、停止させてはいけ
ない図柄を所定位置に停止させないための制御を行う。
すなわち、抽選の結果所定の当選役に当選し、当選フラ
グが成立している場合には、当該当選役に係る図柄(以
下当選図柄という)が極力入賞ライン上に揃うようにい
わゆる引き込み制御を行うとともに、当該当選役以外の
入賞としないために他の当選図柄が入賞ライン上に揃わ
ないようにいわゆる蹴飛ばし制御を行う。一方、抽選結
果がハズレであり、当選フラグが成立していない場合に
は、いかなる当選図柄も入賞ライン上に揃わないように
蹴飛ばし制御を行う。
【0061】ここで、前記引き込み制御は、各ストップ
スイッチ51,52,53の押圧時に所定位置にある図柄を基
準として、最大引き込みコマ数(例えば5コマ)の範囲
内に当選図柄がある場合のみ、当該図柄を引き込んで停
止するものである。従って、その範囲内に当選図柄がな
い場合、換言すれば、当選図柄から引き込み可能な範囲
内でストップスイッチを押圧できなかった場合には、入
賞ライン上に当選図柄を停止させることができず、いわ
ゆる当選役の取りこぼしとなる。
【0062】ところで、本発明においては、回転リール
回転停止制御手段120は、回転リール再回転手段140から
の信号によっても作動するものである。この場合には、
前述した引き込み又は蹴飛ばしといった制御は行われ
ず、所定の図柄を所定位置(例えばセンターライン)に
自動的に停止させるような制御を行うものである。 (回転リール再回転手段140)回転リール再回転手段140
は、再変化手段130であって、回転リール41,42,43を
全停止後に再回転させかつ自動停止(以下再変化とい
う)させるためのものである。すなわち、回転リール再
回転手段140は、当選抽選手段100の抽選結果が所定の当
選役に当選したにもかかわらず入賞させられなかった場
合に作動を開始し、所定条件に基づき、回転リール回転
停止制御手段120に回転リール41,42,43の回転開始指
令及び回転停止指令を送信するものである。
【0063】ここで、回転リール41,42,43の再回転と
は、各回転リール41,42,43をすべて同時に回転開始さ
せることをいうものとする。また、回転リール再回転手
段140が作動するいわゆる取りこぼしの対象となる当選
役として、例えばBB当選などのようにフラグ成立の権
利が次遊技以降に持ち越される特別当選は除かれる。と
いうのは、特別当選の場合には、たとえフラグ成立時の
遊技で入賞させられなくても、次遊技以降でいずれは入
賞させることができるので、救済の必要がないからであ
る。なお、例えばリプレイ、すなわちメダル投入なしで
次遊技を行うことができる役についても、取りこぼしの
対象としないようにしてもよい。
【0064】そして、回転リール再回転手段140は、図
1に示すように、(1)取りこぼし認定手段141、(2)回転
抽選手段142、(3)当選再抽選手段143、(4)取りこぼし枚
数補正手段144及び(5)決定出力手段145を有している。 (1)取りこぼし認定手段141 取りこぼし認定手段141は、当選時に入賞させられなか
った事実及び取りこぼした当選役の認定をするためのも
のである。すなわち、当選フラグ成立時に当該当選役を
記憶し、当該遊技において、後述する入賞手段150が作
動しなかったことを認識するものである。このさい、前
述したように、BBフラグ成立の場合やその他特定の当
選フラグ成立の場合には、取りこぼし認定をしないよう
に形成すれば、かかる当選の場合には回転リール再回転
手段140を作動させないようにすることができる。
【0065】そして、この取りこぼし認定手段141が取
りこぼし認定をすることにより、回転抽選手段142以下
の手段が作動可能となる。 (2)回転抽選手段142 回転抽選手段142は、回転リール41,42,43を再回転さ
せ自動停止させる回数(以下再変化回数という)nを抽
選により決定するためのものである。具体的には、0〜
3中から一の数字を抽選により決定し、それを再変化回
数とする。なお、n=0の場合には、回転リール41,4
2,43の再回転は行わない。つまり、取りこぼしに対す
る救済措置は無しである。
【0066】回転抽選手段142は、抽選により決定した
n値のデータを、後述する決定出力手段145に送出す
る。 (3)当選再抽選手段143 当選再抽選手段143は、前記再変化を行わせる際に、取
りこぼした役に応じて、所定のタイミングで、当選役の
再抽選を行なうためのものである。
【0067】具体的には、特に図示しないが、当選再抽
選手段143は、取りこぼした当選役に応じ再抽選するた
めの再抽選テーブル及び再抽選判定手段を有しており、
前記取りこぼし認定手段141から取りこぼし図柄データ
を受信すると、当該図柄に応じた再抽選テーブルを選択
するとともに、その再抽選テーブルを用いて当たり判定
を行うものである。
【0068】ここで、再抽選テーブルの構成は、当選抽
選手段100の当たり判定テーブル104と同様のものとして
もよいが、当たり判定テーブル104の構成とは異なる構
成とすることができる。また、一の再抽選テーブルに対
応する取りこぼし役が二以上あってもよい。例えば、小
役A取りこぼしの場合には再抽選テーブル1を、小役B
又は小役C取りこぼしの場合には再抽選テーブル2を選
択する、というように予め定めておく。そして、例えば
再抽選テーブル1を小役B、C、Dの当選領域のみから
構成すれば、小役Aを取りこぼした場合には、その代わ
りに必ず小役B、C、Dのうちいずれかが当選するよう
に形成することができる。さらに、この例において、前
記再抽選テーブル1にハズレの領域を設ければ、小役A
を取りこぼした場合に必ず救済されるとは限らないもの
となる。
【0069】そして、抽選の方法は、前記当選抽選手段
100の場合と同様であり、乱数発生手段101の発生した乱
数を乱数抽出手段102に抽出させ、再抽選判定手段が当
該データを再抽選テーブルと比較して、当たり判定を行
う。乱数発生手段101及び乱数抽出手段102は、当選抽選
手段100と共用することができる。なお、再抽選は、再
変化回数が2以上の場合には、各再変化ごとに行われる
ようにすることができる。この場合には、例えば回転リ
ール41,42,43の再回転開始時あるいは回転停止時に、
次の再変化についての抽選を行うようにすればよい。
【0070】当選再抽選手段143は、取りこぼした当選
役に応じて決定した当たり判定データを、後述する決定
出力手段145に送出する。 (4)取りこぼし枚数補正手段144 取りこぼし枚数補正手段144は、取りこぼした当選役の
入賞により払い出されるべきメダル枚数と、再変化の当
選により払い出されるメダルの枚数を調整するためのも
のである。すなわち、再変化の当選により払い出される
メダルの枚数が、取りこぼした当選役の入賞により払い
出されるべきメダル枚数以上になる場合には、再変化回
数nが前記回転抽選手段142の抽選結果に達しない場合
でも、再変化を中止させるためのものである。
【0071】具体的には、まず取りこぼした当選役に係
る払い出しメダル数Pを記憶する。そして再変化の当選
により払い出されるメダル数kをカウントし、k値がP
以上でない場合にはメダルの払い出しを行わせると共
に、Pを、kを減算した値に補正する。そして、kが前
記P値以上になる場合には、後述する決定出力手段145
にその信号を送信するものである。
【0072】(5)決定出力手段145 決定出力手段145は、回転抽選手段142、当選再抽選手段
143及び取りこぼし枚数補正手段144からの諸信号を受信
して、当該信号を回転リール回転停止制御手段120に出
力するためのものである。すなわち、回転抽選手段142
から再変化回数nの決定信号を受信したときには、回転
リール回転停止制御手段120にn回の再変化実行指令を
送出する。また、当選再抽選手段143から取りこぼした
役に対応する当たり判定データを受信したときは、当該
データを回転リール回転停止制御手段120に送出する。
さらに、取りこぼし枚数補正手段144からの信号を受信
した場合には、再変化中止の決定を行い、当該決定信号
を回転リール回転停止制御手段120に送出する。
【0073】(入賞手段150)入賞手段150は、当選役に
係る抽選結果が当選の場合に、有効な入賞ライン上に当
選図柄が揃ったときに入賞として扱い、メダルの払い出
しあるいは特別遊技の開始を行わせるためのものであ
る。なお、「有効な入賞ライン上に当選図柄が揃ったと
き」には、ストップスイッチ操作51,52,53の操作によ
り図柄を揃えることができた場合、及び前記回転リール
再回転手段140の作動により所定の当選図柄が自動停止
した場合の双方を含む。
【0074】具体的には、特に図示しないが、回転リー
ル41,42,43の図柄の現在位置を認識することができる
図柄位置判定手段から、回転リール41,42,43が全停止
したときの停止図柄を特定し、当該停止図柄と当選に係
る入賞の図柄の並びとが一致していることを条件に、対
価払い出し手段60に所定枚数のメダル払い出し要請信号
を送出し、あるいは遊技制御手段80に特別遊技開始の要
請信号を送出するものである。
【0075】(スロットマシン10の動作)次に、上記構
成を備えたスロットマシンの動作の概略について、図3
に示したフローを用いて説明する。なお、図中nは回転
リール再回転手段140による再変化回数を、kは当選再
抽選手段143による当選役に係る払い出しメダル数を、
Pは、当選抽選手段100による当選役に係る払い出しメ
ダル数を、それぞれ表す。
【0076】先ず、メダル投入後スタートスイッチ30が
操作されることにより、遊技が開始される。そして、図
3に示すステップ100において、当選抽選手段100に
より抽選処理が行われる。そして、次のステップ101
に進む。ステップ101において、リール停止処理が行
われる。すなわち、抽選結果及び停止入力手段50の操作
タイミングに応じて、回転リール41,42,43の停止制御
を行う。そして、次のステップ102に進む。
【0077】ステップ102において、取りこぼしの有
無を判断する。すなわち、取りこぼし認定手段141が取
りこぼし認定を行ったか否かを判断する。そして、取り
こぼし有りの場合には、次のステップ103に進む。ス
テップ103において、取りこぼし認定手段141が取り
こぼし図柄のチェックを行う。このとき、取りこぼし枚
数補正手段144は、当該取りこぼした役に係る払い出し
メダル数Pを記憶する。そして、次のステップ104に
進む。
【0078】ステップ104において、回転抽選手段14
2が再変化回数の抽選を行い、再変化数nを決定する。
そして、次のステップ105に進む。ステップ105に
おいて、n=0かどうかを判断する。そして、n=0で
ない場合、次のステップ106に進む。ステップ106
において、当選再抽選手段143が、取りこぼした役の図
柄に応じた当選再抽選を行う。そして、次のステップ1
07に進む。
【0079】ステップ107において、当選再抽選の結
果当たりとなった役の払い出しメダル数k値を取得す
る。そして、次のステップ108に進む。ステップ10
8において、P≦kかどうかを判断する。すなわち、再
変化により払い出されるメダル枚数が、もとの当選によ
り払い出される枚数以上になるかどうかを判断する。そ
して、P≦kでない場合には、次のステップ109に進
む。
【0080】ステップ109において、回転リール41,
42,43を再回転させ、当選再抽選の抽選結果に従って自
動停止させる。このとき、再抽選結果が当たりの場合に
は、所定の当選図柄が所定の入賞ライン、例えばセンタ
ーラインに揃うように各回転リール41,42,43が停止す
る。そして、次のステップ110に進む。ステップ11
0において、P=P−kとする。すなわち、もとの当選
により払い出されるべきメダル枚数を、再変化によりk
枚のメダルが払い出された後の枚数となるよう補正す
る。そして、次のステップ111に進む。
【0081】ステップ111において、n=n−1とす
る。すなわち、再変化回数を一回減算する。そして、次
のステップ112に進む。ステップ112において、メ
ダルの払い出しを行う。ここでk枚のメダルが払い出さ
れる。そして、次のステップ113に進む。ステップ1
13において、n=0かどうかを判断する。すなわち、
決定された回数の再変化をすべて終了したかどうかを判
断する。n=0の場合には、遊技を終了する。一方、n
=0でない場合には、ステップ108に戻る。
【0082】前記ステップ102において、取りこぼし
がない場合、前記ステップ105においてn=0の場
合、及び前記ステップ108においてP≦kの場合に
は、ステップ112に進む。なお、当選再抽選をn値に
応じて毎回行う場合には、前記ステップ113において
n=0でない場合には、ステップ106まで戻る。
【0083】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0084】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
当選役を取りこぼした場合でも、遊技者に救済の機会を
与えることができる遊技機を提供することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0085】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
取りこぼした当選役に応じて救済の機会を与えることが
できる遊技機を提供することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。
【0086】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
当選役を取りこぼしたときに、救済の態様が変化し、遊
技に意外性を付与することができる遊技機を提供するこ
とができる (請求項4)請求項4記載の発明によれば、上記した請
求項1、2、3のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0087】すなわち、請求項4記載の発明によれば、
当選役を取りこぼした場合の救済方法として、当選役の
再抽選を行うことができる遊技機を提供することができ
る。 (請求項5)請求項5記載の発明によれば、上記した請
求項4記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0088】すなわち、請求項5記載の発明によれば、
当選役を取りこぼしても救済されない場合を作り出すこ
とができる。 (請求項6)請求項6記載の発明によれば、上記した請
求項1、2、3、4、5のいずれか1項に記載の発明の
効果に加え、次のような効果を奏する。
【0089】すなわち、請求項6記載の発明によれば、
当選役を取りこぼした場合の入賞は補助的なものとする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
を示す外観正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作の概略を示すフローである。
【符号の説明】
10 スロットマシン 11 メダル投入
口 12 メダル排出口 13 メダル受け 14 図柄表示窓 15 メダル投入
感知手段 16 ベットスイッチ 17 精算スイッ
チ 18 操作部 20 制御装置 30 スタートス
イッチ 40 表示変化手段 41,42,43 回
転リール 50 停止入力手段 51,52,53 ス
トップスイッチ 60 対価払い出し手段 71 クレジット表示部 72 演出表示部 80 遊技制御装置 90 演出制御装
置 100 当選抽選手段 101 乱数発生
手段 102 乱数抽出手段 103 当たり判
定手段 104 当たり判定テーブル 110 表示変化制御手段 120 回転リー
ル回転停止制御手段 130 再変化手段 140 回転リー
ル再回転手段 141 取りこぼし認定手段 142 回転抽選
手段 143 当選再抽選手段 144 取りこぼ
し枚数補正手段 145 決定出力手段 150 入賞手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂巻 良明 東京都豊島区東池袋2丁目23番2号 サミ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の正面側から視認可能な表示窓を
    有するとともに、 当選役に係る抽選を行うための当選抽選手段と、 当選抽選手段の抽選結果に基づいて、前記表示窓の表示
    を移動表示又は停止表示可能に形成された表示変化手段
    と、 該表示変化手段の表示を移動表示させるための開始入力
    手段と、 表示変化手段の表示を停止表示させるための停止入力手
    段と、 前記表示窓に停止表示された表示が、予め定められた態
    様となることにより入賞として扱い、遊技者に何らかの
    利益を付与するための入賞手段とを有し、 前記当選抽選手段の抽選結果が当選であり、前記停止入
    力手段の入力により入賞させられなかった場合に、前記
    表示変化手段による表示を再変化させる再変化手段を設
    け、 該再変化手段は、前記表示窓の表示を入賞の態様に停止
    表示可能に形成したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記再変化手段は、当選抽選手段の抽選
    結果が当選であり、前記停止入力手段の入力により入賞
    させられなかった場合の当選役に応じ、再変化の態様を
    決定することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記再変化手段は、再変化の態様を抽選
    結果に基づいて決定することを特徴とする請求項1又は
    2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記再変化手段は、 前記表示変化手段が表示を再変化させる場合には、当選
    抽選手段の抽選結果が当選であり、前記停止入力手段の
    入力により入賞させられなかった場合の当選役に応じ、
    再度の当選の抽選を行うことができることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記再度の当選の抽選は、抽選結果とし
    て「ハズレ」を有していることを特徴とする請求項4記
    載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記再変化手段の作動による入賞により
    与えられる利益が、再変化手段の作動によらない入賞に
    より与えられる利益以上となる場合には、再変化手段の
    作動を中止可能に形成したことを特徴とする請求項1、
    2、3、4又は5記載の遊技機。
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