JP2003126117A - 外科治療装置 - Google Patents

外科治療装置

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JP2003126117A
JP2003126117A JP2001322606A JP2001322606A JP2003126117A JP 2003126117 A JP2003126117 A JP 2003126117A JP 2001322606 A JP2001322606 A JP 2001322606A JP 2001322606 A JP2001322606 A JP 2001322606A JP 2003126117 A JP2003126117 A JP 2003126117A
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JP
Japan
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water injection
surgical treatment
motor
pump
control unit
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Application number
JP2001322606A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Takashi
哲也 高志
Haruo Ogawa
治夫 小川
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J Morita Manufaturing Corp
Original Assignee
J Morita Manufaturing Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ローラポンプ型の注水ポンプを用いながら、微
量注水を良好に実現可能な外科治療装置を提供する。 【解決手段】外科治療モータ1のモータ制御回路と、注
水液タンク2、注水ポンプ3を有した注水制御手段とを
備え、外科治療モータ1を着脱可能とした外科治療モー
タ/注水制御ユニット5と、注水液タンク2に注水チュ
ーブ2aを介して接続され、外科治療モータ1に着脱可
能とされた注水ノズル4と、外科治療モータ/注水制御
ユニット5を足で制御可能とするためのフートコントロ
ーラ6とを備えた外科治療装置10であって、外科治療
モータ/注水制御ユニット5は、予め準備された複数の
モータ速度制御モードと、複数の注水モードとを選択的
にかつ独立して制御実行可能とされ、注水モードには、
注水ポンプ3を間欠的に作動させる間欠注水モードを含
んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外科治療モータを
備え、注水を行いながら外科治療を行うことができる外
科治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医科や歯科の外科治療において、外科治
療モータを備え注水を行いながら外科治療を行うことが
できる外科治療装置が存在する。
【0003】例えば、特開平2001−149384号
公報に記載された外科治療モータは、歯科用として構成
されたものであるが、外科治療モータのモータ制御回路
と、注水液タンク、注水ポンプを有した注水制御手段と
を備え、前記外科治療モータを着脱可能とした外科治療
モータ/注水制御ユニットと、前記注水液タンクに注水
チューブを介して接続され、前記外科治療モータに着脱
可能とされた注水ノズルと、前記外科治療モータ/注水
制御ユニットを足で制御可能とするためのフートコント
ローラとを備え、フートコントローラで、外科治療モー
タの回転数を制御しながら、注水ノズルから、治療部位
に向けて注水を行いながら、外科治療をすることができ
るものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の外科治療装
置に備えられた注水ポンプは、いわゆるローラポンプと
呼ばれ、一般の生理食塩水パックを利用して注水液パッ
クとし、それからの注水チューブをそのまま利用するも
ので、複数個の注水ローラを備えた円盤を回転させて、
この注水ローラで可撓性のある注水チューブの外径を順
次扱(しご)いて注水チューブ内の液体を送給するの
で、注水する液体に注水ポンプの部品が直接接触せず、
侵襲の問題もなく便利なものであった。
【0005】しかしながら、この装置では、外科治療に
必要な微量の注水を良好に制御することができず、必要
な場合には、助手が手動滴下により注水するようなこと
をしていた。
【0006】本発明は、この問題を解決しようとするも
ので、ローラポンプ型の注水ポンプを用いながら、微量
注水を良好に実現可能な外科治療装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の外科治
療装置は、外科治療モータの回転を制御するモータ制御
回路と、注水ポンプを有した注水制御手段とを備え、前
記外科治療モータを着脱可能とした外科治療モータ/注
水制御ユニットと、前記注水ポンプに注水チューブを介
して接続され、前記外科治療モータに着脱可能とされた
注水ノズルと、前記外科治療モータ/注水制御ユニット
を足で制御可能とするためのフートコントローラとを備
えた外科治療装置であって、前記外科治療モータ/注水
制御ユニットは、予め準備された複数のモータ速度制御
モードと、複数の注水モードとを選択的にかつ独立して
制御実行可能とされ、前記注水モードには、前記注水ポ
ンプを間欠的に作動させる間欠注水モードを含んでいる
ことを特徴とする。
【0008】この外科治療装置は、間欠注水モードを備
え、このモードでは、一定時間について見れば、注水ポ
ンプの注水可能な最低量より少ない量を注水できるの
で、耳鼻科などのように、微量の注水が必要な精密な施
術に使用すれば好適である。また、間欠サイクルを制御
することで、種々の注水タイミングを実現することがで
きる。こうして、従来は、このような耳鼻科治療におけ
る微量注水を手操作で行っていたものが自動化できる。
【0009】なお、この間欠注水モードは、ローラポン
プと組み合わせることで、特に相乗効果を発揮するもの
であるが、微量注水が困難ないずれのタイプのポンプに
ついても、適用可能なものである。
【0010】また、外科治療モータのモータ速度制御モ
ードと注水モードとを選択的にかつ独立して制御実行可
能なので、治療目的に対応したモータ速度制御と、注水
制御とを行うことができる。
【0011】請求項2に記載の外科治療装置は、請求項
1に記載の外科治療装置において、前記注水モードに
は、前記注水ノズルからの注水量を異なる複数の値に設
定することが可能な連続注水モードに加えて、前記間欠
注水モードを含んでいることを特徴とする。
【0012】この外科治療装置は、間欠注水モードと通
常の連続注水モードを組み合わせることで、外科治療の
凡ゆる面での注水が可能となる。
【0013】請求項3に記載の外科治療装置は、請求項
1または2のいずれかに記載の外科治療装置において、
前記注水ポンプは、注水ローラを備えたローラポンプで
構成されており、前記外科治療モータ/注水制御ユニッ
トは、先端に注水ノズルを設けた注水チューブを接続付
加した注水液パックを着脱可能に取付け可能とされ、か
つ弾性変形可能な前記注水チューブの一部を前記ローラ
ポンプの注水ローラに挟み、この注水ローラの回転によ
り送水する構造にしていることを特徴とする。
【0014】この外科治療装置は、注水ポンプをいわゆ
るローラポンプに限定したものであり、これにより、市
販されている生理食塩水パックや、点滴チューブを利用
して、簡易な注水液タンク、注水チューブが構成出来る
ので、注水チューブは使い捨てすればメンテナンスは不
要となり、安価でかつ衛生的である。
【0015】請求項4に記載の外科治療装置は、請求項
1から3のいずれかに記載の外科治療装置において、前
記フートコントローラは、注水モードのみを選択的に実
行する注水制御用フットペダルを備えていることを特徴
とする。
【0016】この外科治療装置は、外科治療モータ/注
水制御ユニットに設けた注水モード選択スイッチを操作
し、実行すべき注水モードを選択して、注水制御用フッ
トペダルを足操作すれば、注水のみが実行されるので、
外科治療モータを動作させずに、注水のみをさせたい場
合にも対応可能である。
【0017】請求項5に記載の外科治療装置は、請求項
1から4のいずれかに記載の外科治療装置において、前
記外科治療モータ/注水制御ユニットは、連続注水モー
ドの終了時あるいは間欠注水モードの実行時における注
水停止時には、前記注水ポンプを逆駆動させて、液だれ
を防止する制御動作を実行するようにしていることを特
徴とする。
【0018】この外科治療装置は、注水ノズルからの注
水を停止させたときに生じる液だれ現象を防止するた
め、注水の停止時において、注水ポンプを逆転させて、
注水チューブに残った液を積極的に逆流させ、これによ
って、完全な間欠注水が可能となる。
【0019】請求項6に記載の外科治療装置は、請求項
1から5のいずれかに記載の外科治療装置において、前
記外科治療モータ/注水制御ユニットは、前記外科治療
モータを通常の施術に使用する方向に回転させる正転駆
動と、それとは逆方向に回転させる逆転駆動とが可能と
なっており、施術中あるいは駆動開始時において、逆転
駆動になったときには、逆転報知音を鳴動させる逆転報
知手段を更に備えていることを特徴とする。
【0020】この外科治療装置は、逆転報知手段を備
え、通常の施術時、正転駆動時は報知音なしとし、逆転
駆動すると報知音を出力するので、逆転状態を明確に認
識できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照しつつ、本発
明の実施の形態について説明する。
【0022】図1は、本発明の外科治療装置の一例の外
観斜視図、図2は、図1に示した外科治療装置のブロッ
ク図である。
【0023】この外科治療装置10は、外科治療モータ
1、この外科治療モータ1に注水するための注水液タン
ク2と注水ポンプ3、外科治療モータ1に着脱可能とさ
れた注水ノズル4、外科治療モータ1と注水ポンプ3を
制御するための外科治療モータ/注水制御ユニット5、
この外科治療モータ/注水制御ユニット5を足で制御可
能とするためのフートコントローラ6、注水ポンプ3を
有した注水制御手段7、外科治療モータ/注水制御ユニ
ット5に内蔵された逆転報知手段8を備えている。
【0024】外科治療モータ1は、マイクロモータを内
蔵し、術者が片手に保持して、先端に外科用治療工具1
1を着脱可能に装着して、外科治療を行うことができ
る。
【0025】また、その先端基部1bの内部には、マイ
クロモータの回転数を増減速するギヤ列が内蔵され、こ
の先端基部1bを本体に対して交換可能とすることで、
マイクロモータの回転数より早い回転や、遅い回転を実
現することができるようになっている。
【0026】注水液タンク2は、一般に市販されている
生理食塩水パックをそのまま利用することを基本とし、
この生理食塩水パックに用いる給水チューブをそのまま
注水チューブ2aとし、このチューブ2aには注水を開
閉調整する注水量制御手動調整バルブ2bが付属してお
り、また、先端部分には継手2dを介して、より小径の
注水チューブ2cが接続されている。
【0027】このように注水液タンク2は、一般の生理
食塩水パックをそのまま利用するので、この装置に別個
にタンクを設ける必要な少ないが、必要に応じて、専用
のタンクを設けるようにしてもよい。
【0028】注水ポンプ3は、ローラポンプ型であっ
て、注水液タンク2から延出された注水チューブ2aの
一部をローラポンプの注水ローラに挟み、この注水ロー
ラの回転により、この注水チューブ2a内の液を輸送す
るものであるが、詳細は図4を用いて説明する。
【0029】注水ノズル4は、外科治療モータ1の先端
側外周に嵌め込まれる装着リング4aの外周に固定さ
れ、その先端が、外科治療モータ1に装着された工具先
端位置方向に向かうように構成されている。この注水ノ
ズル4には、注水液タンク2から延出された注水チュー
ブ2aの先端部分の注水チューブ2cが接続されてい
る。
【0030】外科治療モータ/注水制御ユニット5は、
既に説明したものに加え、外科治療モータ1の回転を制
御する行うモータ制御回路5a、注水ポンプ3の回転制
御を行って注水ノズル4からの注水を制御する注水制御
回路5b、外科治療モータ1の駆動制御や注水ノズル4
の注水制御の状態などを表示する表示画面5c、種々の
操作入力のための操作パネル5d、外科治療モータ1を
着脱可能に接続するための接続口5e、フートコントロ
ーラ6を着脱可能に接続するための接続口5fを備えて
いる。
【0031】外科治療モータ/注水制御ユニット5は、
更に、ユニット5のオン・オフをするためのスイッチ5
g、注水液タンク2をぶら下げるための釣下フック5h
を備えている。
【0032】フートコントローラ6は、外科治療モータ
/注水制御ユニット5に接続され、外科治療モータ1の
回転駆動のオン・オフ、回転数の連続的増減などを行う
主フットペダル6a、外科治療モータ1の回転駆動とは
独立して、注水のみを選択的に実行する注水制御用フッ
トペダル6b、外科治療モータ1の回転正逆切替をする
ための回転切替スイッチ6c、注水のオン・オフを切り
替える注水切替スイッチ6d、注水オン時に点灯する注
水ランプ6e、外科治療モータ1の正転駆動時に点灯す
る正転表示ランプ6fを備えている。
【0033】上述の注水制御回路5b、注水ポンプ3な
どを纏めて注水制御手段7という。
【0034】逆転報知手段8は、モータ制御回路5aと
接続されており、このモータ制御回路5aからの信号に
より、外科治療モータ/注水制御ユニット5の施術中あ
るいは駆動開始時において、逆転駆動になったときに
は、逆転報知音を鳴動させるので、外科治療モータ1に
装着された工具の回転を見ただけでは判別しにくい、逆
転駆動の状態が明確に把握できるので便利が良い。
【0035】このような構成で、この外科治療装置10
によれば、注水液タンク2からの液を注水ノズル4から
注水させながら、外科治療モータ1をフートコントロー
ラ6の主フートペダル6aで回転制御して、外科治療を
行うことができる。
【0036】また、フートコントローラ6は、床面に設
置され足操作可能なへダル6a、6b、スイッチ6c、
6dを備え、外科治療モータ/注水制御ユニット5は、
台上に置かれ、指操作の可能な各種のスイッチを備えた
操作パネル5dを備え、双方での制御操作が可能であ
る。
【0037】図3は、図1に示した外科治療モータ/注
水制御ユニットの前面図、図4は、図1に示した外科治
療モータ/注水制御ユニットの後面図である。これよ
り、既に説明した部分については、同じ符号を付して重
複説明を省略する。
【0038】この図3、4については、表示画面5cと
操作パネル5dとに注目し、その詳細を説明する中で、
本発明の特徴を説明する。
【0039】操作パネル5dは、注水量の増減に対応し
た複数の注水モードを選択する注水モード選択スイッチ
5da、注水のオン・オフを切り替える注水スイッチ5
db、先端基部1bのギヤ比に合わせて外科治療モータ
1に装着された切削工具11の回転数が正確に表示され
るように設定するためのギア比選択スイッチ5dc、外
科治療モータ1の回転数を増減する回転数増減スイッチ
5de、外科治療モータ1の回転方向の正(P)逆
(R)を切り替える正逆スイッチ5df、外科治療モー
タ1を回転させるモータの速度を予め設定された複数の
モータ速度制御モード(H、M、L)に切り替えるモー
タ速度制御モードスイッチ5dg、2か所の接続口5e
に接続したいずれの外科治療モータ1を駆動させるかの
切替を行うモータ切替スイッチ5dhを備えている。
【0040】この操作パネル5dに対応して、表示画面
5cには、外科治療モータ1の回転数表示部5ca、い
ずれの外科治療モータ1が使用されているかを示すモー
タ選択表示部5cb、外科治療モータ1のモータ速度制
御モード(H、M、L)を示すモータ速度制御モード表
示部5cc、外科治療モータ1の回転方向を示す正逆表
示部5cd、注水の有無、注水モードをタンク内に描か
れた横棒の有無と数により表示する注水モード表示部5
ceが設けられている。
【0041】図4に示した注水ポンプ3は、複数の注水
ローラ3a、このローラ3aを同心円の円周上に配置し
た円盤3b、この円盤3bに配置されたローラ3aの回
転外周に対応した円弧面を有し、円盤3bに対して半径
方向にスライドするガイド板3cを備えている。円盤3
bは、直流モータ(不図示)により駆動され、この直流
モータは、供給電圧の大小により回転数が変化するもの
である。
【0042】このような構成で、本発明の外科治療装置
10では、注水モード選択スイッチ5daで、5段階の
注水モードを選択することができるが、その具体例を以
下に示す。
【0043】 <注水モードの例> 供給電圧 注水量 オフ時の逆回転時間 モード5(レベル5) 12V 56 cc/min 12V で 0.5 秒 モード4(レベル4) 9.5V 44 cc/min 9.5V で 0.5 秒 モード3(レベル3) 7V 32 cc/min 7V で 0.5 秒 モード2(レベル2) 4.5V 16 cc/min 4.5V で 0.5 秒 モード1(レベル1) 4.5V 8 cc/min 4.5V で 0.5 秒 この5つのモードのうち、本発明では、モード2〜5は
注水を連続しておこなう連続注水モードであるが、モー
ド1において、目的の注水量8cc/minを達成する
ために注水ポンプ3を間欠的に作動させる間欠注水モー
ドとしている。
【0044】このようにすると、注水制御回路5b、注
水ポンプ3などを含めた注水制御手段7の構成を変更す
ることなく、注水ポンプ3の回転オン、オフ制御をする
だけで、通常の連続運転では、最低注水量が16cc/
minしかできないポンプ3を用いて、より少ない注水
量であって、目的とする注水量を達成することができ、
耳鼻科などのように、微量の注水が必要な精密な施術に
使用すれば好適である。
【0045】この間欠注水モードの具体的な運転サイク
ルは、例えば、以下の通りである。
【0046】 <間欠運転サイクルの例> 1) 1.5秒 円盤正回転 2) 0.5秒 円盤逆回転 3) 1.0秒 円盤停止 4) 1.0秒 円盤正回転 5) 0.5秒 円盤逆回転 6) 0.5秒 円盤停止 > 1)に戻って繰り返し この間欠サイクルを制御することで、種々の注水タイミ
ングを実現することができる。こうして、従来は、この
ような耳鼻科治療における微量注水を手操作で行ってい
たものが自動化できる。また、このような間欠注水モー
ドは、微量注水を達成するためだけでなく、モータの回
転数制御だけでは達成できない微妙な注水量の調整、例
えば、5cc/minから10cc/min程度の調整
にも適用可能である。
【0047】なお、この間欠注水モードは、ローラポン
プと組み合わせることで、特に相乗効果を発揮するもの
であるが、微量注水が困難ないずれのタイプのポンプに
ついても、適用可能なものである。例えば、渦巻きポン
プ、斜流ポンプ、軸流ポンプ、往復動ポンプ、ロータリ
ーポンプ、ジェットポンプ、摩擦ポンプ、エアーリフト
ポンプ、ベローズポンプ、モーノポンプ(登録商標)な
どに適用可能である。
【0048】また、この装置では、モータ制御回路5a
と注水制御回路5bが独立して設けられ、それぞれに対
応した回転数増減スイッチ5de、正逆スイッチ5d
f、モータ速度制御モードスイッチ5dg、注水モード
選択スイッチ5daが設置されているので、外科治療モ
ータ1のモータ速度制御モードと注水モードとを選択的
にかつ独立して制御実行可能なので、治療目的に対応し
たモータ速度制御と、注水制御とを行うことができる。
【0049】更に、この装置では、間欠注水モード(モ
ード1)と通常の連続注水モード(モード2から5)を
組み合わせることで、外科治療の凡ゆる面での注水が可
能となる。
【0050】上記に説明した注水ポンプ3は、注水ロー
ラ3aを備えたローラポンプで構成されており、外科治
療モータ/注水制御ユニット5には、先端に注水ノズル
4を設けた注水チューブ2aを接続付加した注水液パッ
ク2を着脱可能に取付け可能とされ、かつ注水チューブ
2aの一部をローラポンプ3の注水ローラ3aとガイド
板3cとの間に挟み、この注水ローラ3aの回転扱き
(しごき)により送水する構成としているので、市販さ
れている生理食塩水パックや、点滴チューブを利用し
て、簡易な注水液タンク2、注水チューブ2aが構成出
来、注水チューブ2aなどは使い捨てすればメンテナン
スは不要となり、安価でかつ衛生的である。また、この
装置では、注水モード選択スイッチ5daを操作し、実
行すべき注水モードを選択して、注水制御用フットペダ
ル6bを足操作すれば、注水のみが実行されるので、外
科治療モータを動作させずに、注水のみをさせたい場合
にも対応可能である。
【0051】また、この装置では、上記に示したよう
に、連続注水モード(モード2〜5)の終了時あるいは
間欠注水モード(モード1)の実行時における注水停止
時には、注水ポンプを逆駆動させて、液だれを防止する
制御動作を実行するようにしているので、注水チューブ
に残った液を積極的に逆流させ、これによって、注水ノ
ズルからの注水を停止させたときに生じる液だれ現象を
防止し、また、完全な間欠注水が可能となる。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の外科治療装置によれ
ば、間欠注水モードを備え、このモードでは、一定時間
について見れば、注水ポンプの注水可能な最低量より少
ない量を注水できるので、耳鼻科などのように、微量の
注水が必要な精密な施術に使用すれば好適である。ま
た、間欠サイクルを制御することで、種々の注水タイミ
ングを実現することができる。また、外科治療モータの
モータ速度制御モードと注水モードとを選択的にかつ独
立して制御実行可能なので、治療目的に対応したモータ
速度制御と、注水制御とを行うことができる。
【0053】請求項2に記載の外科治療装置によれば、
請求項1の効果に加え、間欠注水モードと通常の連続注
水モードを組み合わせることで、外科治療の凡ゆる面で
の注水が可能となる。
【0054】請求項3に記載の外科治療装置によれば、
請求項1または2のいずれかの効果に加え、注水ポンプ
をいわゆるローラポンプに限定したものであり、これに
より、市販されている生理食塩水パックや、点滴チュー
ブを利用して、簡易な注水液タンク、注水チューブが構
成出来るので、注水チューブは使い捨てすればメンテナ
ンスは不要となり、安価でかつ衛生的である。
【0055】請求項4に記載の外科治療装置によれば、
請求項1から3のいずれかの効果に加え、外科治療モー
タ/注水制御ユニットに設けた注水モード選択スイッチ
を操作し、実行すべき注水モードを選択して、注水制御
用フットペダルを足操作すれば、注水のみが実行される
ので、外科治療モータを動作させずに、注水のみをさせ
たい場合にも対応可能である。
【0056】請求項5に記載の外科治療装置によれば、
請求項1から4のいずれかの効果に加え、液だれを防止
する制御動作を実行するようにしているので、注水の停
止時において、注水ポンプを逆転させて、注水チューブ
に残った液を積極的に逆流させ、これによって、完全な
間欠注水が可能となる。
【0057】請求項6に記載の外科治療装置によれば、
請求項1から5のいずれかの効果に加え、逆転報知手段
を備え、通常の施術時、正転駆動時は報知音なしとし、
逆転駆動すると報知音を出力するので、逆転状態を明確
に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外科治療装置の一例の外観斜視図
【図2】図1に示した外科治療装置のブロック図
【図3】図1に示した外科治療モータ/注水制御ユニッ
トの前面図
【図4】図1に示した外科治療モータ/注水制御ユニッ
トの後面図
【符号の説明】
1 外科治療モータ 2 注水液タンク 3 注水ポンプ(ローラポンプ) 3a 注水ローラ 4 注水ノズル 5 外科治療モータ/注水制御ユニット 5a モータ制御回路 6 フートコントローラ 6b 注水制御用フットペダル 7 注水制御手段 8 逆転報知手段 10 外科治療装置 11 外科治療工具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外科治療モータの回転を制御するモータ制
    御回路と、注水ポンプを有した注水制御手段とを備え、
    前記外科治療モータを着脱可能とした外科治療モータ/
    注水制御ユニットと、前記注水ポンプに注水チューブを
    介して接続され、前記外科治療モータに着脱可能とされ
    た注水ノズルと、前記外科治療モータ/注水制御ユニッ
    トを足で制御可能とするためのフートコントローラとを
    備えた外科治療装置であって、 前記外科治療モータ/注水制御ユニットは、予め準備さ
    れた複数のモータ速度制御モードと、複数の注水モード
    とを選択的にかつ独立して制御実行可能とされ、 前記注水モードには、前記注水ポンプを間欠的に作動さ
    せる間欠注水モードを含んでいることを特徴とする外科
    治療装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の外科治療装置において、 前記注水モードには、前記注水ノズルからの注水量を異
    なる複数の値に設定することが可能な連続注水モードに
    加えて、前記間欠注水モードを含んでいることを特徴と
    する外科治療装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2のいずれかに記載の外科
    治療装置において、 前記注水ポンプは、注水ローラを備えたローラポンプで
    構成されており、 前記外科治療モータ/注水制御ユニットは、先端に注水
    ノズルを設けた注水チューブを接続付加した注水液パッ
    クを着脱可能に取付け可能とされ、かつ弾性変形可能な
    前記注水チューブの一部を前記ローラポンプの注水ロー
    ラに挟み、この注水ローラの回転により送水する構造に
    していることを特徴とする外科治療装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の外科治
    療装置において、 前記フートコントローラは、注水モードのみを選択的に
    実行する注水制御用フットペダルを備えていることを特
    徴とする外科治療装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の外科治
    療装置において、 前記外科治療モータ/注水制御ユニットは、連続注水モ
    ードの終了時あるいは間欠注水モードの実行時における
    注水停止時には、前記注水ポンプを逆駆動させて、液だ
    れを防止する制御動作を実行するようにしていることを
    特徴とする外科治療装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載の外科治
    療装置において、 前記外科治療モータ/注水制御ユニットは、前記外科治
    療モータを通常の施術に使用する方向に回転させる正転
    駆動と、それとは逆方向に回転させる逆転駆動とが可能
    となっており、施術中あるいは駆動開始時において、逆
    転駆動になったときには、逆転報知音を鳴動させる逆転
    報知手段を更に備えていることを特徴とする外科治療装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011010666A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Olympus Medical Systems Corp 送水ポンプ装置
JP2018143631A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 株式会社モリタ製作所 根管形成器

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