JP2003125558A - ブラシ及びそのブラシを備えたモータ - Google Patents

ブラシ及びそのブラシを備えたモータ

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JP2003125558A
JP2003125558A JP2001317145A JP2001317145A JP2003125558A JP 2003125558 A JP2003125558 A JP 2003125558A JP 2001317145 A JP2001317145 A JP 2001317145A JP 2001317145 A JP2001317145 A JP 2001317145A JP 2003125558 A JP2003125558 A JP 2003125558A
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brush
commutator
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sliding
corners
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Terumitsu Takahashi
輝充 高橋
Toshiaki Yamada
敏昭 山田
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシの摺動性を向上させることが可能なブラ
シを提供すること。 【解決手段】ブラシ10の四隅51〜54がコンミテー
タ3に最も突出形成されている。また、ブラシ10の摺
動面20には、ブラシ10の四隅51,52から対角の
四隅53,54に向かう2つの対角線が、稜線61,6
2として形成される。換言すれば、ブラシ10の摺動面
20を構成する傾斜面34,35及び一対の傾斜面2
3,24がコンミテータ3に対して傾斜している。その
結果、初期段階では、摺動面20の四隅51〜54とセ
グメント12とが摺動し、ブラシ10の摩耗に伴って徐
々にセグメント12とブラシ10の摺動面20とが摺動
する部分が、2つの稜線61,62に沿って拡大され
る。つまり、ブラシ10の摩耗に伴って徐々に摺動面2
0の全面とセグメント12とが摺動することになる。従
って、ブラシ10の摺動性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流機に使用され
るブラシとそのブラシを備えたモータとに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ブラシ装置は、一般的に直方体形状に形
成されたブラシと、そのブラシを一定のクリアランスを
保った状態で収容するブラシホルダと、ブラシをコンミ
テータに摺動させるコイルスプリングとから構成されて
いる。外部電源からの電力をブラシ及びコンミテータを
介してアーマチャに供給している。
【0003】ところで、ブラシとブラシホルダとの間に
は、ブラシとコンミテータとの摺動に伴って熱が発生
し、ブラシが膨張するために、一定のクリアランスを有
している。このため、ブラシとコンミテータとの摺動に
伴ってブラシが振動し、その振動によりブラシがブラシ
ホルダ内の側壁に衝突して騒音が発生する。
【0004】この問題を解決する対策としては、ブラシ
とブラシホルダとの間のクリアランスを小さくすること
も考えられるが、熱によるブラシの膨張等があるため、
クリアランスを小さくすることはできない。また、ブラ
シをブラシホルダの片側の側壁に当接するように、ブラ
シの後部を片側の側壁方向に傾斜させる発明も提案され
ているが、他方の側壁にクリアランスが生じ、ブラシの
振動がし易くなる。さらに、コイルスプリングでは、側
壁への側圧を大きくすることができず、仮に大きくでき
たとしても、ブラシのコンミテータへの当接力が小さく
なってしまうため、この問題を解決することはできな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ブラシの摺
動を初期から安定させるために、図5に示すように回転
軸の軸方向の両端でコンミテータと摺動させるブラシが
ある。すなわち、図5(b)に示すように、ブラシ10
0には、コンミテータ111の回転軸112の軸方向に
おいて中央にV字形状の凹部101が形成されている。
また、同図(a),(c)に示すように、ブラシ100
には、コンミテータ111の回転方向においてコンミテ
ータ111の曲率とほぼ同一の曲率に形成されるととも
に、コンミテータ111と摺動する円弧面102が形成
されている。
【0006】このように構成されたブラシ100におい
て、同図(a)に示すように、コンミテータ111が例
えばX方向に回転すると、コンミテータ111と摺動す
るブラシ100の両端面、すなわち円弧面102が、セ
グメント113と摺動する。しかし、円弧面102が、
コンミテータ111の回転方向においてコンミテータ1
11の曲率とほぼ同一の曲率に形成されている。このた
め、コンミテータ111と円弧面102とが全面で摺動
することとなる。その結果、円弧面102における摺動
性が悪い。特に、ブラシ100の加工時における誤差等
により初期段階での摺動性が悪かった。従って、ブラシ
100の摺動性に起因して、ブラシ100に振動が発生
し、さらにこの振動に伴って騒音が発生していた。
【0007】本発明は、このような問題点に着目してな
されたものであって、その目的は、ブラシの摺動性を向
上させることが可能なブラシとそのブラシを備えたブラ
シ装置とを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、回転軸と一体回転す
るコンミテータのセグメントと摺動する略直方体形状の
ブラシにおいて、前記セグメントと摺動する前記ブラシ
の摺動面における初期段階の摺動部分は、四隅であっ
て、前記コンミテータの回転方向における前記摺動部分
の両端部は、前記コンミテータに対して傾斜しているこ
とを特徴としている。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のブラシにおいて、前記コンミテータの回転軸方向に
おける前記摺動部分の両端部は、前記コンミテータの曲
率よりも若干小さい曲率に形成され、前記コンミテータ
の回転方向における前記摺動部分の両端部は、凹状に形
成されていることを特徴としている。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のブラシにおいて、前記摺動面は、前
記コンミテータに対して傾斜する傾斜面を備え、前記傾
斜面は、前記コンミテータのセグメントの分離方向に対
して傾斜する前記四隅を対角に結ぶ稜線を構成している
ことを特徴としている。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1〜請
求項3のいずれか1項に記載のブラシと、前記ブラシを
収容するブラシホルダと、前記ブラシホルダに収容され
た前記ブラシを前記コンミテータに付勢するコイルスプ
リングとからなるブラシ装置を備えたことを特徴として
いる。
【0012】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
略直方体形状のブラシにおいて、セグメントと摺動する
ブラシの摺動面における初期段階の摺動部分は、四隅で
ある。また、コンミテータの回転方向における摺動部分
の両端部は、コンミテータに対して傾斜している。この
ため、初期段階では、摺動面の四隅とセグメントとが摺
動し、ブラシの摩耗に伴って徐々にセグメントとブラシ
の摺動面とが摺動する。従って、ブラシの摺動性を向上
させることができる。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、コンミテ
ータの回転軸方向における摺動部分の両端部は、コンミ
テータの曲率よりも若干小さい曲率に形成されている。
また、コンミテータの回転方向における摺動部分の両端
部は、凹状に形成されている。このため、初期段階で
は、摺動面の四隅とセグメントとが摺動し、ブラシの摩
耗に伴って徐々にセグメントとブラシの摺動面とが摺動
する。従って、ブラシの摺動性を向上させることができ
る。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、摺動面
は、コンミテータに対して傾斜する傾斜面を備え、その
傾斜面が四隅を対角に結ぶ稜線を構成している。このた
め、初期段階では、摺動面の四隅とセグメントとが摺動
し、ブラシの摩耗に伴って徐々にセグメントとブラシの
摺動面とが摺動する部分が、2つの稜線に沿って拡大さ
れる。つまり、ブラシの摩耗に伴って徐々に摺動面の全
面とセグメントとが摺動することになる。また、稜線は
コンミテータのセグメントの分離方向に対して傾斜して
いるので、ブラシは、モータの回転作動時において、コ
ンミテータのセグメントに徐々に摺動することとなり、
振動が抑制され、その振動が抑制された状態でブラシが
摩耗することから良好な摺動面が形成される。従って、
ブラシの摺動性を向上させることができる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれか1項に記載のブラシを収容するブ
ラシホルダと、そのブラシホルダに収容されたブラシを
コンミテータに付勢するコイルスプリングとからブラシ
装置が構成されている。その結果、ブラシの摺動性を向
上させることが可能なブラシ装置を提供することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を自動車用エアコン
ユニットにおけるブロアモータに具体化した実施の形態
について図面を用いて説明する。図1は本実施形態のブ
ロアモータ1の平面図であり、図2はブラシ装置2及び
コンミテータ3を軸方向(図1におけるY方向)から見
た側面図である。また、図3は、図1におけるブラシ装
置2及びコンミテータ3を拡大した平面図である。
【0017】図1に示すように、直流モータよりなるブ
ロアモータ1の収納ケース4には、コンミテータ3を装
着したロータ5の回転軸6が軸受け7を介して回転可能
に支持され、収納ケース4の内周面には、ロータ5を回
転させるための磁界を発生する複数個のマグネット8が
固着されている。そして、コンミテータ3の外周面と摺
動するブラシ10を具備したブラシ装置2が設けられ、
ブロアモータ1を駆動するための電流がブラシ装置2か
らコンミテータ3に供給される。つまり、マグネット8
による磁界内に配置されているロータ5に電流を流すこ
とによって、ロータ5に回転力が発生し、この回転力に
よってブロアモータ1が回転駆動する。
【0018】図2に示すように、コンミテータ3は、合
成樹脂製(絶縁材料)のスリーブ11と軸方向に分離さ
れた複数の金属製(導電材料)のセグメント12から構
成されている。
【0019】図2及び図3に示すように、ブラシ装置2
は、ブラシ10とブラシホルダ13とコイルスプリング
14から構成されている。ブラシホルダ13は、略四角
筒状の筒体15と底板(金属板)16とからなり、コン
ミテータ3側の端面が開口した有底箱形状に形成されて
いる。
【0020】ブラシ10は、ブラシホルダ13内に摺動
可能に収容され、ブラシホルダ13の底板16により保
持されているコイルスプリング14によりコンミテータ
3側に付勢されている。詳しくは、ブラシ10の後端面
がコイルスプリング14にて押圧されることで、ブラシ
10はコンミテータ3側に付勢されている。そして、コ
イルスプリング14の付勢により、ブラシ10の摺動面
20が、ブラシホルダ13の開口端から突出し、コンミ
テータ3に押圧接触した状態で保持されている。
【0021】ここで、ブラシ10の形状について図4を
用いて詳細に説明する。図4(a)はブラシ10の摺動
面から見た正面図であり、図4(b)はブラシ10を上
側から見た図であり、図4(c)はブラシ10の平面図
である。図4(a)〜(c)に示すように、ブラシ10
は略直方体形状に形成されている。
【0022】同図(b)に示すように、ブラシ10の摺
動面20において、回転軸6の軸方向の両端部には、コ
ンミテータ3の曲率よりも若干小さい曲率で円弧端部2
1が形成されている。このため、回転軸6の軸方向の中
央部には、円弧端部21によって円弧凹部22が形成さ
れている。
【0023】同図(c)に示すように、ブラシ10の摺
動面20において、コンミテータ3の円周方向の両端部
には、傾斜面23,24が凹状となるV字形状に形成さ
れている。このため、コンミテータ3の円周方向の中央
部には、傾斜面23,24のV字形状によってV字凹部
25が形成されている。
【0024】同図(a)に示すように、ブラシ10の摺
動面20には、上下端部31,32から中心33に向か
って下方(紙面裏側)に傾斜する傾斜面34,35が形
成されている。また、左右端部41,42から中心33
に向かって上方(紙面表側)に傾斜する一対の傾斜面2
3,24が形成されている。このため、ブラシ10の摺
動面20には、ブラシ10の四隅51,52から対角の
四隅53,54に向かう2つの対角線が、稜線61,6
2として形成される。従って、稜線61,62は、コン
ミテータ3のセグメント12の分離方向(軸方向)に対
して傾斜している。また、左端部41の中央から中心3
3を通って右端部42の中央には、V字形状の傾斜面2
3,24で構成されたV字凹部25が形成されている。
なお、同図(b)に示すように、ブラシ10の中心33
は、円弧端部21と同一の高さに形成されている。その
結果、ブラシ10においては、同図(b),(c)に示
すように、ブラシ10の四隅がコンミテータ3側に最も
突出形成される。
【0025】このように構成されたブラシ10がコンミ
テータ3に摺接した状態で、図4(b)に示すように、
コンミテータ3が例えばX方向に回転した場合には、ブ
ラシ10における摺動面20の四隅51〜54が、コン
ミテータ3のセグメント12と摺動する。そして、この
摺動に伴って、ブラシ10が摩耗すると、セグメント1
2とブラシ10の摺動面20とが摺動する部分が、2つ
の稜線61,62に沿って拡大される。すなわち、初期
段階では、摺動面20の四隅51〜54とセグメント1
2とが摺動し、ブラシ10の摩耗に伴って徐々に摺動面
20の全面とセグメント12とが摺動することになる。
また、稜線61,62は、コンミテータ3のセグメント
12の分離方向(軸方向)に対して傾斜しているので、
ブラシ10は、ブロアモータ1の回転作動時において、
コンミテータ3のセグメント12に徐々に摺動すること
となり、振動が抑制され、その振動が抑制された状態で
ブラシ10が摩耗することから良好な摺動面が形成され
る。従って、ブラシ10の摺動性を向上させることがで
きる。
【0026】また、ブラシ10の摩耗に伴って徐々に摺
動面20の全面とセグメント12とが摺動する構成であ
る。このため、ブラシ10に加工時の誤差等があったと
しても、ブラシ10の摩耗によって加工時の誤差等が徐
々に取り除かれることなる。その結果、加工時の誤差等
に基づくブラシ10の振動を抑制するとができる。従っ
て、ブラシ10がブラシホルダ13内の側壁に衝突して
騒音が発生することをも抑制することができる。
【0027】以上、詳述したように本実施形態によれ
ば、次のような作用、効果を得ることができる。 (1)ブラシ10の四隅51〜54がコンミテータ3に
最も突出形成されている。そして、この四隅51〜54
の間は、円弧端部21又は傾斜面23,24でV字形状
の端部に形成されている。このため、初期段階では、摺
動面20の四隅51〜54とセグメント12とが摺動
し、ブラシ10の摩耗に伴って徐々にセグメント12と
ブラシ10の摺動面20とが摺動する。従って、ブラシ
10の摺動性を向上させることができる。
【0028】(2)また、ブラシ10の摺動面20に
は、ブラシ10の四隅51,52から対角の四隅53,
54に向かう2つの対角線が、稜線61,62として形
成される。換言すれば、ブラシ10の摺動面20を構成
する傾斜面34,35及び一対の傾斜面23,24がコ
ンミテータ3に対して傾斜している。その結果、初期段
階では、摺動面20の四隅51〜54とセグメント12
とが摺動し、ブラシ10の摩耗に伴って徐々にセグメン
ト12とブラシ10の摺動面20とが摺動する部分が、
2つの稜線61,62に沿って拡大される。つまり、ブ
ラシ10の摩耗に伴って徐々に摺動面20の全面とセグ
メント12とが摺動することになる。また、稜線61,
62は、コンミテータ3のセグメント12の分離方向
(軸方向)に対して傾斜しているので、ブラシ10は、
ブロアモータ1の回転作動時において、コンミテータ3
のセグメント12に徐々に摺動することとなり、振動が
抑制され、その振動が抑制された状態でブラシ10が摩
耗することから良好な摺動面が形成される。従って、ブ
ラシ10の摺動性を向上させることができる。
【0029】(3)加えて、ブラシ10の摩耗に伴って
徐々に摺動面20の全面とセグメント12とが摺動する
構成である。このため、ブラシ10に加工時の誤差等が
あったとしても、ブラシ10の摩耗によって加工時の誤
差等が徐々に取り除かれることなる。その結果、加工時
の誤差等に基づくブラシ10の振動を抑制するとができ
る。従って、ブラシ10がブラシホルダ13内の側壁に
衝突して騒音が発生することをも抑制することができ
る。
【0030】(4)ブラシ10の摺動面20において、
コンミテータ3の円周方向の両端部には、傾斜面23,
24が凹状となるV字形状に形成されている。このた
め、コンミテータ3の円周方向の中央部には、傾斜面2
3,24のV字形状によってV字凹部25が形成されて
いる。一方、ブラシ10の摺動面20において、回転軸
6の軸方向の両端部には、コンミテータ3の曲率よりも
若干小さい曲率で円弧端部21が形成されている。この
ため、回転軸6の軸方向の中央部には、円弧端部21に
よって円弧凹部22が形成されている。つまり、ブラシ
10の四隅51〜54がコンミテータ3に最も突出形成
されている。その結果、コンミテータ3が回転しても、
初期段階でセグメント12とコンミテータ3の円周方向
の全端部とが摺動することはない。また、初期段階でセ
グメント12と円弧端部21の全円弧とが摺動すること
もない。従って、初期段階におけるブラシ10の摺動性
を向上させることができる。
【0031】(5)ブラシ10の摺動面20を構成する
傾斜面34,35及び一対の傾斜面23,24がコンミ
テータ3に対して傾斜している。換言すれば、コンミテ
ータ3に摺動する摺動方向或いはコンミテータ3から分
離する分離方向とは、異なるように傾斜面34,35及
び一対の傾斜面23,24が形成されている。このた
め、初期段階においてはセグメント12とブラシ10の
摺動面20とが、全面で摺動することはない。従って、
初期段階におけるブラシ10の摺動性を向上させること
ができる。
【0032】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・回転軸6の軸方向の中央部に形成した円弧凹部22
を、一対の傾斜面から構成されたV字凹部に形成しても
良い。
【0033】・同様に、コンミテータ3の円周方向の中
央部に形成したV字凹部25を、U字凹部や円弧凹部に
形成しても良い。さらに、上記実施形態より把握される
技術的思想について、以下にそれらの効果と共に記載す
る。
【0034】〔1〕請求項1に記載のブラシにおいて、
前記四隅を結ぶ略直方体形状の端部は、コンミテータに
対して傾斜しているブラシ。このように構成すれば、ブ
ラシの四隅がコンミテータに最も突出形成される。この
ため、初期段階では、摺動面の四隅とセグメントとが摺
動し、ブラシの摩耗に伴って徐々にセグメントとブラシ
の摺動面とが摺動する。従って、ブラシの摺動性を向上
させることができる。
【0035】〔2〕請求項2または前記〔1〕に記載の
ブラシにおいて、コンミテータの回転方向における前記
摺動部分の両端部は、中央が凹状となるV字形状に形成
されているブラシ。このように構成すれば、ブラシの四
隅がコンミテータに最も突出形成される。このため、初
期段階では、摺動面の四隅とセグメントとが摺動し、ブ
ラシの摩耗に伴って徐々にセグメントとブラシの摺動面
とが摺動する。従って、ブラシの摺動性を向上させるこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1〜請求項3の
いずれか1項に記載の発明によれば、ブラシの摺動性を
向上させることができる。
【0037】請求項4に記載の発明によれば、ブラシの
摺動性を向上させることが可能なブラシ装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロアモータの平面図。
【図2】ブラシ装置を示す側面図。
【図3】ブラシ装置を示す平面図。
【図4】ブラシの形状を説明するための説明図。
【図5】従来におけるブラシの形状を説明するための説
明図。
【符号の説明】
1…ブロアモータ、2…ブラシ装置、3…コンミテー
タ、6…回転軸、10…ブラシ、12…セグメント、1
3…ブラシホルダ、14…コイルスプリング、20…摺
動面、22…円弧凹部、23,24…傾斜面、25…V
字凹部、31…上端部、32…下端部、34,35…傾
斜面、41…左端部、42…右端部、51〜54…四
隅、61,62…稜線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H613 AA01 AA02 AA03 BB04 BB15 BB27 GA10 GB01 GB09 GB12 QQ05 SS05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と一体回転するコンミテータのセ
    グメントと摺動する略直方体形状のブラシにおいて、 前記セグメントと摺動する前記ブラシの摺動面における
    初期段階の摺動部分は、四隅であって、 前記コンミテータの回転方向における前記摺動部分の両
    端部は、前記コンミテータに対して傾斜しているブラ
    シ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のブラシにおいて、 前記コンミテータの回転軸方向における前記摺動部分の
    両端部は、前記コンミテータの曲率よりも若干小さい曲
    率に形成され、 前記コンミテータの回転方向における前記摺動部分の両
    端部は、凹状に形成されているブラシ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のブラシ
    において、 前記摺動面は、前記コンミテータに対して傾斜する傾斜
    面を備え、 前記傾斜面は、前記コンミテータのセグメントの分離方
    向に対して傾斜する前記四隅を対角に結ぶ稜線を構成し
    ているブラシ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記
    載のブラシと、 前記ブラシを収容するブラシホルダと、 前記ブラシホルダに収容された前記ブラシを前記コンミ
    テータに付勢するコイルスプリングとからなるブラシ装
    置を備えたモータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244089A (ja) * 2006-03-08 2007-09-20 Denso Corp 直流電動機
JP2008131823A (ja) * 2006-11-24 2008-06-05 Denso Corp 直流電動機

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