JP2003125556A - 整流子及びその製造方法 - Google Patents

整流子及びその製造方法

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JP2003125556A JP2001315157A JP2001315157A JP2003125556A JP 2003125556 A JP2003125556 A JP 2003125556A JP 2001315157 A JP2001315157 A JP 2001315157A JP 2001315157 A JP2001315157 A JP 2001315157A JP 2003125556 A JP2003125556 A JP 2003125556A
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insulated
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Shinya Ashimura
伸哉 芦村
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    • H01R43/06Manufacture of commutators
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    • H01R39/00Rotary current collectors, distributors or interrupters
    • H01R39/02Details for dynamo electric machines
    • H01R39/04Commutators
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整流子片と端子片との電気的接続を一層確実
で安定性が高いものにすることができ、又、より簡単な
工程で且つ低コストで製造し供給することができる整流
子を提供する。 【解決手段】 絶縁性支持体の略外周に沿って巻線接続
用端子を有する端子片の複数が互いに絶縁して固設さ
れ、前記端子片に各々対応する整流子片の複数が互いに
絶縁して固設され、例えば端子片に穿設されている貫通
孔と整流子片に形成されている孔が対応し、前記端子片
の貫通孔と前記整流子片の孔に接続体が係合して設けら
れている整流子。前記接続体は導電性粉末を成形して設
けると好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として燃料ポン
プ等に使用するモータに組み込まれる整流子及びその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、整流子の整流子片と端子片との間
に於ける導通性の向上を図る公知技術として、特開20
01−95206号の扁平型整流子がある。前記扁平型
整流子は、金属セグメントの内周面と整流子セグメント
の外周面との間に嵌合隙間を形成し、嵌合隙間にバネ性
金属板を嵌合することにより、良好な電気的接続を実現
するものである。
【0003】また、他の公知技術として、特開2001
−95207号の扁平型整流子がある。前記扁平型整流
子は、整流子セグメントの内周面を絶縁性支持体の略中
央に突設した軸支部の側面に接合材で固着し、整流子セ
グメントの底部を絶縁性支持体の上部に接合材で固着
し、整流子セグメントの外周面を金属セグメントの内周
面に導電性接合材で固着して、良好な電気的接続を得る
ものである。
【0004】また、他の公知技術として、特開2001
−119900号の扁平型整流子がある。前記扁平型整
流子は、相互に絶縁されたバネ性金属板を金属片と整流
子片に当接して設け、好適には前記バネ性金属板を絶縁
性支持体に埋設し、整流片と金属片の電気的接続を向上
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開2001−9
5206号、特開2001−95207号、特開200
1−119900号の扁平型整流子は、いずれも整流子
片と金属片のある程度良好な電気的接続を実現しうるも
のの、特開2001−95206号や特開2001−1
19900号の扁平型整流子は、バネ性金属板の金属片
や整流子片への接触が不十分になる場合があり、また、
特開2001−95207号の扁平型整流子は、接合材
の製造工程が多くなると共に、金属片と整流子片との間
の半田等の電気的接合材が溶融することにより、整流子
片と金属片との電気的接続が不十分になる場合がある。
そのため、整流子片と金属片との電気的接続を一層確実
で安定性が高いものにすることができ、更にはより簡単
な工程で且つ低コストで製造し供給することができる整
流子が求められている。
【0006】本発明は上記課題に鑑み提案するものであ
って、整流子片と端子片との電気的接続を一層確実で安
定性が高いものにすることができ、又、より簡単な工程
で且つ低コストで製造し供給することができる整流子及
びその製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の整流子は、絶縁
性支持体の略外周に沿って巻線接続用端子を有する端子
片の複数が互いに絶縁して固設され、該端子片に各々対
応する整流子片の複数が互いに絶縁して固設され、対応
する該端子片と該整流子片に接続体が係合して設けられ
ていることを特徴とする。例えば対応する端子片と整流
子片にそれぞれ接続体が係合され埋設される。
【0008】さらに、本発明の整流子は、前記端子片に
穿設されている貫通孔と前記整流子片に形成されている
孔が対応し、該端子片の貫通孔と該整流子片の孔に接続
体が係合して設けられていることを特徴とする。前記端
子片の貫通孔と前記整流子片の孔は端子片と整流子片の
接触面で或いは接触部分を含む領域で対応させると好適
である。
【0009】さらに、本発明の整流子は、前記接続体が
求心方向に係合して設けられていることを特徴とする。
例えば端子片の外周面から軸方向に向けて接続体が埋設
される整流子である。接続体を求心方向に設けることに
より、より簡単な工程で製造することができ、導通性と
固着強度を向上することができる。
【0010】さらに、本発明の整流子は、前記接続体が
導電性粉末の圧粉成形体であることを特徴とする。導電
性粉末を成形することにより、簡単な工程で接続体を設
けることができると共に、端子片の貫通孔と整流子片の
孔に隙間無く高い固結力で接続体を設けることができ、
端子片と整流子片との間の良好な電気的接続を得ること
ができる。特に導電性粉末として仮焼した導電性粉末を
用いると、高い強度で固結し、接続体がより高いアンカ
ー機能を発揮でき、絶縁性支持体と整流子片と端子片と
を互いに安定して定置し、三者の機械的な固着強度を向
上できて好適である。例えば電解銅粉等の電解粉など仮
焼粉は、幾つかの粒子同士が結合して小集団を形成して
おり、仮焼粉を加圧成形した圧粉成形体は、その小集団
の粒子同士が互いに結合して大集団を形成するので、圧
粉成形体の強度が飛躍的に高められる。
【0011】さらに、本発明の整流子は、前記導電性粉
末が、Cu、Ag、Au、Ni、Sn、AgメッキCu
の1種若しくはこれらの1種の金属を主成分とする複合
粉であることを特徴とする。これらの粉末を用いること
により、より高い導通性と固結力を得ることができる。
【0012】また、本発明の整流子の製造方法は、絶縁
性支持体の略外周に沿って巻線接続用端子を有する端子
片の複数が互いに絶縁して固設され、該端子片に各々対
応する整流子片の複数が互いに絶縁して固設され、該端
子片に穿設されている貫通孔と該整流子片に形成されて
いる孔が対応し、該端子片の貫通孔と該整流子片の孔に
接続体が係合して設けられている整流子の製造方法であ
って、複数の巻線接続用端子を有する環状の端子体に環
状の整流子体を接触して配置し、絶縁性樹脂によってイ
ンサート成形することにより、該端子体と該整流子体を
成形した絶縁性支持体に固設する工程と、該端子体と該
整流子体の所定の複数箇所に該端子体を貫通して孔を穿
設し、該端子体の貫通孔と該整流子体の孔に接続体を係
合して設けると共に、該端子体と該整流子体にスリット
を形成して分割し、相互に絶縁された複数の端子片と相
互に絶縁された複数の整流子片とする工程を有すること
を特徴とする。前記製造方法により、例えば予め形成し
た端子体の貫通孔と整流子体の孔を位置合わせする必要
等が無くなり、より簡単な工程で製造することができ
る。
【0013】さらに、本発明の整流子の製造方法は、前
記端子体の貫通孔と前記整流子体の孔に導電性粉末を設
け、該導電性粉末を押圧して成形することにより前記接
続体を設けることを特徴とする。導電性粉末を押圧して
成形することにより、簡単な工程で接続体を設けること
ができると共に、端子片の貫通孔と整流子片の孔に隙間
無く高い固結力で接続体を設けることができ、端子片と
整流子片との間の良好な電気的接続を得ることが可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の整流子及びそ
の製造方法を図に於ける具体的な実施例に基づき説明す
る。図1乃至図4は第1実施例の整流子に関するもので
あり、図1は整流子の平面図、図2は巻線接続用端子を
屈曲する前の整流子を示す正面図、図3は整流子のA−
A線縦断面図、図4は接続体を形成する前の整流子の部
分縦断面図である。
【0015】第1実施例の整流子1は、ブラシ摺接面が
回転子の軸方向に対して垂直である扁平型整流子であ
り、図1乃至図3に示すように、絶縁性支持体2の略外
周に沿って、スリット5を介して相互に絶縁された複数
の金属製の端子片3が固着され、各端子片3は回転子の
巻線にヒュージングで結線される巻線接続用端子31を
有し、更にスリット5を介して相互に絶縁されたカーボ
ンを主成分とする複数の整流子片4が、それぞれ対応す
る各端子片3に対して密接して設けられていると共に、
絶縁性支持体2に固着され一体化されている。各整流子
片4のブラシ摺接面41は回転子の軸方向に対して垂直
であって、ブラシ摺接面41がブラシ100と摺動し、
巻線接続用端子31に接続される巻線から前記巻線を巻
回した回転子に電流を供給し、回転子が回転する構成で
ある。
【0016】絶縁性支持体2は絶縁性を有する樹脂の成
形で形成された略独楽形で、中心には回転子軸の軸孔2
1が形成され、軸孔21にモータの回転子軸が挿入して
取り付けられる。端子片3はそれぞれ外方にフック状に
屈曲された巻線接続用端子31が形成された略扇形であ
り、その略上部内側には上方へ向かって外側に傾斜する
傾斜面32が形成され、傾斜面32で整流子片4と密接
しており、絶縁性樹脂でのインサート成形により、内周
面33等の絶縁性支持体2との接触面で形状結合により
固着されている。各端子片3には、略中央上部に外周面
34から内周面33の一部及び傾斜面32の一部に貫通
して求心方向へ貫通孔35が穿設されている。又、端子
片3の内側には、巻線接続用端子31の両側或いは片側
の位置にアンカー36が屈曲して設けられ、アンカー3
6が絶縁性支持体2に埋設されて端子片3と絶縁性支持
体2の固着が強化されている。
【0017】整流子片4は上面がブラシ摺接面41であ
る略扇形であり、その略外周下部には上方へ向かって外
側に傾斜する傾斜面42が形成され、傾斜面42で端子
片3の傾斜面32と密接しており、絶縁性樹脂でのイン
サート成形により、絶縁性支持体2との接触面で形状結
合により固着されている。整流子片4の傾斜面42に
は、端子片3の貫通孔35と対応する位置に、貫通して
いない孔43が求心方向へ形成されている。尚、整流子
片4の主成分であるカーボンは、グラファイト或いは無
定形炭素或いはその両者の混合材等とし、カーボン繊維
材を混入してもよく、カーボン以外の整流子片4とする
ことも可能である。
【0018】端子片3の貫通孔35と整流子片4の孔4
3は対応する位置に配置されて、略同径の貫通孔35と
孔43は少なくとも一部が接続され、前記貫通孔35及
び孔43内に接続体6が係合して設けられている。前記
接続体6は、Cu、Ag、Au、Ni、Sn、Agメッ
キCuの1種若しくはこれらの1種の金属を主成分とす
る複合粉等の導電性粉末或いは電解粉末が押圧して成形
されたものであり、導電性粉末或いは接続体6は貫通孔
35及び孔43に隙間無く入り込み、成形後の接続体6
は高い強度で固結し、貫通孔35及び孔43に係合す
る。そして、接続体6を介して端子片3と整流子片4と
の確実且つ安定した通電性が得られる構成である。
【0019】第1実施例の整流子1を製造する際には、
先ず、複数の巻線接続用端子31を有する環状の端子体
に環状の整流子体を接触して配置する。前記配置では、
端子体の傾斜面32に整流子体の傾斜面42を密接させ
て配置する。そして、必要に応じて端子体36のアンカ
ー36を内側に屈曲し、所定の型を用い絶縁性樹脂によ
ってインサート成形することにより、絶縁性支持体2を
形成して、端子体と整流子体を形状結合で絶縁性支持体
2に固着する。絶縁性支持体2に端子体と整流子体を固
着した状態では、傾斜面32と傾斜面42の密接状態が
維持される。
【0020】その後、巻線接続用端子31の上方位置か
ら端子体を貫通して孔を求心方向へ穿設することによ
り、端子体の外周面34から傾斜面32及び内周面33
へ貫通孔35を形成し、整流子体の傾斜面42から貫通
しない孔43を形成し、絶縁性支持体2の貫通孔35と
孔43との間に孔を形成する。これにより、空洞状態で
貫通孔35と孔43は連接し、本例では貫通孔35と孔
43の略下部の間には、絶縁性支持体2にこれらと略同
径の孔が部分的に形成され、貫通孔35と前記絶縁性支
持体2の部分的な孔と孔43で空洞が形成される。
【0021】その後、端子体の貫通孔35及び整流子体
の孔43の空洞内に、或いは貫通孔35及び前記絶縁性
支持体2の孔及び孔43の空洞内に導電性粉末を充填
し、前記導電性粉末を前記空洞内に打ち込む等で押圧し
て接続体6を成形する。接続体6は、前記空洞の貫通孔
35の全て或いは貫通孔35の途中まで導電性粉末を装
填して突き固め、固結することにより形成し、形成され
た接続体6は貫通孔35及び孔43に、或いは貫通孔3
5及び前記絶縁性支持体2の孔及び孔43に係合して設
けられる。従って、絶縁性支持体2に固着された端子片
3と整流子片4は接続体6で係合される。そして、端子
体と整流子体にスリット5を形成して分割して、相互に
絶縁された複数の端子片3と相互に絶縁された複数の整
流子片4とし(図2参照)、巻線接続用端子31をフッ
ク状に屈曲して第1実施例の整流子1が完成する(図
1、図3参照)。
【0022】尚、本発明による扁平型整流子の整流子1
は上記例に限定されず、例えば図5に示す整流子1でも
よい。図5の整流子1の基本的な構成は、第1実施例と
同様であるが、整流子片4の内側下部に形成された凸部
が絶縁性支持体2と係合し、固着強度が高められている
と共に、端子片3の外周面34から内周面33へ求心方
向の貫通孔35が形成され、端子片3の内周面33と整
流子片4の外周面が密接し、整流子片4の外周面の貫通
孔35と対応する位置に求心方向の孔43が形成され、
連接する貫通孔35及び孔43の空洞に導電性粉末を装
填押圧して成形した接続体6が係合して設けられている
ものである。
【0023】また、本発明による整流子は扁平型整流子
に限定されず、ブラシ摺接面41が回転子の軸方向に平
行である円筒型整流子など適宜であり、例えば図6に示
す円筒型の整流子1でもよい。図6の整流子1は、略円
筒形の絶縁性支持体2の下部外周に、複数の端子片3が
相互に絶縁して固着され、その上部から略中央にかけて
の外周に、複数の整流子片4が相互に絶縁して固着され
ている。端子片3の略上部は上方へ突出し、端子片3の
外周面34から内周面33へ求心方向の貫通孔35が形
成され、前記突出部分で端子片3の内周面33と整流子
片4の外周面が密接し、整流子片4の外周面の貫通孔3
5と対応する位置に求心方向の孔43が形成され、連接
する貫通孔35及び孔43の空洞に導電性粉末を装填押
圧して成形した接続体6が係合して設けられているもの
である。
【0024】また、端子片3と整流子片4との接触面に
は導電性接着剤を塗布するなど各種導電性接着材を設け
てもよい。また、本発明の整流子は、例えば複数の巻線
接続用端子を有し複数の貫通孔35が穿設されている環
状の端子体に、形成されている複数の孔43をそれぞれ
貫通孔35に対応させて環状の整流子体を接触して配置
し、絶縁性樹脂によってインサート成形することによ
り、前記端子体と前記整流子体を成形した絶縁性支持体
に固設する工程と、前記端子体の貫通孔と前記整流子体
の孔に接続体を係合して設けると共に、前記端子体と整
流子体にスリット5を形成して分割し、相互に絶縁され
た複数の端子片3と相互に絶縁された複数の整流子片4
とする工程等によっても製造することが可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明の整流子及びその製造方法は上記
構成であるから、整流子の整流子片と端子片との電気的
接続を一層確実で安定性が高いものにすることができ、
又、より簡単な工程で且つ低コストで製造し供給するこ
とができる。また、接続体が端子片の貫通孔を貫通して
整流子片の孔に係合して設けられるので、接続体がアン
カー機能を発揮し、絶縁性支持体と整流子片と端子片と
が互いに安定して定置され、三者の機械的な固着強度が
向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の整流子を示す平面図。
【図2】巻線接続用端子を屈曲する前の第1実施例の整
流子を示す正面図。
【図3】第1実施例の整流子を示すA−A線縦断面図。
【図4】接続体を形成する前の第1実施例の整流子を示
す部分縦断面図。
【図5】第1実施例の整流子の変形例を示す部分縦断面
図。
【図6】本発明の第2実施例の整流子を示す部分縦断面
図。
【符号の説明】
1 整流子 2 絶縁性支持体 21 軸孔 3 端子片 31 巻線接続用端子 32 傾斜面 33 内周面 34 外周面 35 貫通孔 36 アンカー 4 整流子片 41 ブラシ摺接面 42 傾斜面 43 孔 5 スリット 6 接続体 100 ブラシ
フロントページの続き Fターム(参考) 5E063 EA04 EA07 XA01 5H613 AA01 AA03 BB04 BB07 BB08 BB09 BB12 BB15 GA04 GA05 GA06 GA07 GB01 GB02 GB05 GB09 GB12 GB17 KK02 KK03 KK05 KK07 KK10 PP05 PP07 PP08 5H615 AA01 BB04 PP26 SS03 SS12 SS19 SS44 TT01 TT03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性支持体の略外周に沿って巻線接続
    用端子を有する端子片の複数が互いに絶縁して固設さ
    れ、該端子片に各々対応する整流子片の複数が互いに絶
    縁して固設され、対応する該端子片と該整流子片に接続
    体が係合して設けられていることを特徴とする整流子。
  2. 【請求項2】 前記端子片に穿設されている貫通孔と前
    記整流子片に形成されている孔が対応し、該端子片の貫
    通孔と該整流子片の孔に接続体が係合して設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の整流子。
  3. 【請求項3】 前記接続体が求心方向に係合して設けら
    れていることを特徴とする請求項1又は2記載の整流
    子。
  4. 【請求項4】 前記接続体が導電性粉末の圧粉成形体で
    あることを特徴とする請求項1、2又は3記載の整流
    子。
  5. 【請求項5】 前記導電性粉末が仮焼されていることを
    特徴とする請求項4記載の整流子。
  6. 【請求項6】 前記導電性粉末が、Cu、Ag、Au、
    Ni、Sn、AgメッキCuの1種若しくはこれらの1
    種の金属を主成分とする複合粉であることを特徴とする
    請求項4記載の整流子。
  7. 【請求項7】 絶縁性支持体の略外周に沿って巻線接続
    用端子を有する端子片の複数が互いに絶縁して固設さ
    れ、該端子片に各々対応する整流子片の複数が互いに絶
    縁して固設され、該端子片に穿設されている貫通孔と該
    整流子片に形成されている孔が対応し、該端子片の貫通
    孔と該整流子片の孔に接続体が係合して設けられている
    整流子の製造方法であって、複数の巻線接続用端子を有
    する環状の端子体に環状の整流子体を接触して配置し、
    絶縁性樹脂によってインサート成形することにより、該
    端子体と該整流子体を成形した絶縁性支持体に固設する
    工程と、該端子体と該整流子体の所定の複数箇所に該端
    子体を貫通して孔を穿設し、該端子体の貫通孔と該整流
    子体の孔に接続体を係合して設けると共に、該端子体と
    該整流子体にスリットを形成して分割し、相互に絶縁さ
    れた複数の端子片と相互に絶縁された複数の整流子片と
    する工程を有することを特徴とする整流子の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記端子体の貫通孔と前記整流子体の孔
    に導電性粉末を設け、該導電性粉末を押圧して成形する
    ことにより前記接続体を設けることを特徴とする請求項
    7記載の整流子の製造方法。
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