JP2003125440A - 無線通信制御装置、無線チャネル割り当て方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
無線通信制御装置、無線チャネル割り当て方法、プログラムおよび記録媒体Info
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Abstract
度を変化させる移動局に対して、可能な限り高速通信可
能な無線チャネルを割り当てる。 【解決手段】 移動局は、上りチャネルおよび下りチャ
ネル間の周波数間隔に応じてデータ通信速度が変化す
る。この移動局への無線チャネル割り当てを制御する制
御局は、上りチャネルおよび下りチャネルの周波数間隔
を把握する。制御局は、移動局へ無線チャネル割り当て
を行う際に、複数の無線チャネルの中から移動局が高速
通信することの可能な無線チャネルを選択し、その無線
チャネルを移動局に優先的に割り当てる。その結果、移
動局が高速通信可能な無線チャネルに割り当てられる可
能性が高まる。
Description
び下りチャネル間の周波数差に応じて通信速度が変化す
る移動局に対して、無線チャネルを割り当てるための無
線通信制御装置および無線チャネル割り当て方法に関す
る。
ess:時分割多重接続)方式によって通信を行う移動局
の中には、データの送信および受信を同時に行うことが
可能な高速通信モードと、データの送信および受信のタ
イミングをずらして通信する低速通信モードとの二つの
通信モードを切り替える移動局が存在する。この種の移
動局は、割り当てられた無線チャネルにおける上りチャ
ネルと下りチャネルの周波数間隔に基づいて、通信モー
ドを切り替える。
動局が上りチャネルを用いて送信した電波を移動局自体
が誤って受信する、いわゆる回り込みを防ぐため、移動
局内部に上りチャネルと下りチャネルとの周波数を弁別
する装置を必要とする。ところが、あまりに厳密に周波
数弁別を行おうとすると装置が大きくなり、その結果と
して移動局が大型化してしまう。そこで、移動局は、上
りチャネルの周波数と下りチャネルの周波数とが所定の
間隔以上離れている場合にデータの送受信を同時に行
い、所定の間隔に満たない場合にはデータの送信と受信
とのタイミングをずらす動作をとることで、機器の小型
化を維持している。そのため、割り当てられた無線チャ
ネルにおいて、上りチャネルと下りチャネルとの周波数
間隔が広い場合、移動局は高速通信モードで通信を行う
ことができるが、周波数間隔が狭い場合には、移動局は
低速通信モードで通信を行わざるを得ない。
ャネルは、移動局が基地局に対してデータ通信の開始を
要求した際に、制御局によって決定される。このとき、
通信モード切り替え可能な移動局に対して、高速通信モ
ードで通信可能な無線チャネルが割り当てられれば、移
動局は効率よくデータ通信を行うことができる。
おいては、移動局への無線チャネルの割り当ては、各無
線チャネルを時分割によって共有する移動局の数が平均
化されるように制御されていた。そのため、例えば、移
動局が高速通信モードを用いて通信できる無線チャネル
が空いていたとしても、低速通信モードを用いて通信し
なければならない無線チャネルを割り当てられることが
あった。そうなると、移動局はその通信能力を十分発揮
して通信することができなかった。
し、高速通信することが可能な無線チャネルを可能な限
り割り当てることのできる、無線通信制御装置、無線チ
ャネル割り当て方法、プログラムおよび記録媒体を提供
する。
め、本発明は、移動局と基地局との無線通信に用いられ
る無線チャネルを決定する無線通信制御装置において、
割り当てられた無線チャネルに応じてデータ伝送能力が
変化する移動局に対して無線チャネルを割り当てる際、
割り当て可能な各無線チャネルのスループットを算出
し、算出したスループットに基づいて前記無線チャネル
を前記移動局に割り当てることを特徴とする無線通信制
御装置を提供する。
線通信に用いられる無線チャネルを決定する無線通信制
御装置において、割り当てられた無線チャネルに応じて
データ伝送能力が変化する移動局に対して無線チャネル
を割り当てる際、割り当て可能な各無線チャネルのスル
ープットを算出し、スループットが最も高い前記無線チ
ャネルを前記移動局に割り当てることを特徴とする無線
通信制御装置を提供する。
は最もスループットの高い無線チャネルを確立すること
ができるようになり、そのデータ伝送能力を不必要に低
下させる必要がなくなる。
の際に参照する数値としては複数のものが考えられる
が、特に、前記無線チャネルのスループットは前記各無
線チャネルの使用率に基づいて算出されることが好まし
い。同様に、前記無線チャネルのスループットは前記各
無線チャネルを用いて通信を行っている移動局の数に基
づいて算出されることが好ましい。
通信に用いられる無線チャネルを決定する無線通信制御
装置の無線チャネル割り当て方法において、無線チャネ
ルのスループットに応じてデータ伝送能力が変化する移
動局に対して割り当て可能な各無線チャネルのスループ
ットを算出するステップと、前記スループットを算出す
るステップにおける算出結果に基づいて前記移動局に無
線チャネルを割り当てるステップとを備えることを特徴
とする無線チャネル割り当て方法を提供する。
線通信に用いられる無線チャネルを決定する無線通信制
御装置の無線チャネル割り当て方法において、無線チャ
ネルのスループットに応じてデータ伝送能力が変化する
移動局に対して割り当て可能な各無線チャネルのスルー
プットを算出するステップと、前記スループットを算出
するステップにおける算出結果に基づいて前記スループ
ットの最も高い無線チャネルを判定するステップと、前
記移動局に前記スループットの最も高い無線チャネルを
割り当てるステップとを備えることを特徴とする無線チ
ャネル割り当て方法を提供する。
て、移動局は最もスループットの高い無線チャネルを確
立することができるようになり、そのデータ伝送能力を
不必要に低下させる必要がなくなる。
チャネルのスループットに応じてデータ伝送能力が変化
する移動局に対して割り当て可能な各無線チャネルのス
ループットを算出する機能と、前記スループットを算出
する機能による算出結果に基づいて前記移動局に無線チ
ャネルを割り当てる機能とを実現させるためのプログラ
ムを提供する。
ネルのスループットに応じてデータ伝送能力が変化する
移動局に対して割り当て可能な各無線チャネルのスルー
プットを算出する機能と、前記スループットを算出する
機能による算出結果に基づいてスループットの最も高い
無線チャネルを判定する機能と、前記移動局に前記スル
ープットの最も高い無線チャネルを割り当てる機能とを
実現させるためのプログラムを提供する。
スループットの高い無線チャネルを確立することができ
るようになり、そのデータ伝送能力を不必要に低下させ
る必要がなくなる。
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供す
る。かかる記録媒体によって、上記のプログラムのバッ
クアップや配布が用意になる。
を参照しつつ説明する。 <1.実施形態の構成>図1は、PDC(Personal Dig
ital Celler)方式を採用する移動体通信システム1の
全体構成を示す概念図である。図1に示すように、移動
体通信システム1は、移動局10と、基地局11と、制
御局12と、を備えている。基地局11は、所定レベル
の電波を出力しており、この電波の到達範囲に相当する
無線ゾーン110を形成している。図1においては、移
動局10が無線ゾーン110内に在圏している様子を例
示している。なお、図示は省略するが、無線ゾーン11
0内部には、複数の移動局10が在圏しているものとす
る。
基地局11とは、TDMA(Time Division Multiple A
ccess)方式によって無線通信を行う。基地局11は複
数の無線チャネルを利用可能であり、このうちの1つの
無線チャネルを各移動局10に割り当てる。この無線チ
ャネルは、双方向型の通信チャネルを意味しており、移
動局10から基地局11へのデータ送信に用いられる上
りチャネルと移動局10が基地局11からのデータを受
信するために用いられる下りチャネルとの組となってい
る。
ルにおいて、上りチャネルと下りチャネルとの周波数間
隔が大きい場合、上りチャネルおよび下りチャネルのス
ロットを同じタイミングで使用し、データの送信と受信
とを同時に行う高速通信モードで通信する。また、上り
チャネルと下りチャネルとの周波数間隔が狭い場合に
は、移動局10は、データの送信と受信とを別々のタイ
ミングで行う低速通信モードで通信する。
通信状態を示す概念図である。上述のように、高速通信
モードでは移動局10はデータの送受信を同時に行うこ
とができるため、上りチャネルおよび下りチャネルを同
時に用いて通信することが可能である。図2においては
1フレームが3スロットに分割されており、下りチャネ
ルとしては3スロット全てを利用し、上りチャネルとし
ては3スロットのうちの1スロットを利用した通信を例
示している。
の移動局10の通信状態を示す概念図である。上述のよ
うに、低速通信モードでは、移動局10はデータの送受
信を同時に行うことができないため、高速通信モードに
比較して、通信速度が低下する。図3では、上りチャネ
ルおよび下りチャネルともに3スロットのうちの1スロ
ットを利用した通信を例示している。このように、割り
当てられる無線チャネルの周波数間隔の如何によって、
移動局10の通信速度は大きく変化する。
当てる処理を行う装置が、基地局11に接続された制御
局12である。制御局12は、各無線チャネルの周波数
間隔を考慮してチャネルのスループットを算出し、その
算出結果に基づいて、移動局10と基地局11との通信
に用いられる無線チャネルを選択する。そして、制御局
12は、選択された無線チャネルを移動局10に割り当
てる。なお、図1においては、制御局12は基地局11
とは別体の装置として示したが、基地局11内に設置さ
れても良いし、図示せぬ交換局内に設置されていても良
い。
ロック図である。図4に示すように、制御局12は、C
PU120と、ROM121と、RAM122と、外部
インターフェイス123と、監視制御部124とを備え
ている。
る各種制御プログラムに従い、制御局12に備わる各部
を制御する。ROM121には、制御局12内部の各種
制御に用いられる制御プログラムの他、無線チャネルの
スループット算出手順を記録したプログラムが記憶され
ている。RAM122は、CPU120の一時的な作業
領域として用いられる。外部インターフェイス123
は、制御局12と基地局11との間や、制御局12と図
示せぬ交換局との間で授受される各種信号の変換を行う
インターフェイスである。
る上りチャネルと下りチャネルとの周波数間隔を識別可
能であり、かつ、どの無線チャネルにどれだけの移動局
10が割り当てられているかを把握している。また、監
視制御部124は、移動局10が無線チャネル割り当て
を要求していることを検知すると、CPU120に、無
線チャネルのスループットを算出するよう指令する割込
み信号を出力する。
トリガとして、CPU120は、移動局10に割り当て
可能な各無線チャネルのスループット算出動作を行う。
そして、この算出結果に基づいて、CPU120は、最
もスループットの高い無線チャネルを移動局10に割り
当てる。
り、CPU120が、移動局10に割り当て可能な無線
チャネルのスループットを算出する原理について説明す
る。説明の前提として、移動局10は無線チャネルAに
おける上りチャネルと下りチャネルとの周波数間隔を識
別可能であり、その結果、移動局10は無線チャネルA
を確立すると高速通信可能であるとする。そして、無線
チャネルAを確立することによる移動局10のデータ伝
送能力をtaと表す。同様に、移動局10は無線チャネ
ルBにおける上りチャネルと下りチャネルとの周波数間
隔を識別不能であり、その結果、移動局10は無線チャ
ネルBを確立すると低速通信せざるを得ないものとす
る。そして、無線チャネルBを確立することによる移動
局10のデータ伝送能力をtbと表す。このとき、ta>
tbという関係が成り立つ。
ため、複数の移動局10が無線チャネルAを同時に確立
することが可能である。このとき、無線チャネルAを確
立できる移動局10の最大数をNとし、ある時点xにお
いて無線チャネルAを同時に確立している移動局10の
数をaとする。すると、時点xにおける無線チャネルA
のスループットTaは、次式(1)で表すことができ
る。
立できる無線チャネルBの最大数をNとする。そして、
時点xにおいて無線チャネルBを同時に確立している移
動局10の数をbとする。すると、時点xにおける無線
チャネルBのスループットT bは、次式(2)で表すこ
とができる。
て、高速通信モードと低速通信モードとの切り替え点
は、Ta=Tbという条件が成立する点である。時点xに
おける無線チャネルAの使用率をρa(=a/N)と
し、無線チャネルBの使用率をρb(=b/N)とする
と、通信モードの切り替え点はta(1−ρa)=t
b(1−ρb)と表すことができ、これを変形して次式
(3)が導かれる。
信を行う移動局10の数が(ta−tb)N/ta台に達
するまで、制御局12は、移動局10に無線チャネルA
を割り当てるようにすればよいことがわかる。この場
合、移動局10は、必ず高速通信モードによって通信を
行うことができる。
移動局の数が(ta−tb)N/ta台を超えた場合に
は、制御局12は、その超過以降における無線チャネル
Aおよび無線チャネルBとの比がta:tbとなるよう
に、移動局10に無線チャネルを割り当てるようにす
る。そうすることで、各無線チャネルのスループットに
あわせて移動局10に無線チャネルを割り当てることが
でき、移動体通信システム1の通信効率を維持できる。
また、低速通信モードで通信しなければならない無線チ
ャネルを移動局10に割り当てることを最小限に抑える
ことができる。
ネルを割り当てるということを別様に表現したのが、次
式(4)である。
が(ta−tb)N/ta台を超えた場合には、この式
(4)に示される関係を満たすように、移動局10に無
線チャネルを割り当てればよい。
るスループット算出手順を記録したプログラムとは、上
述の原理に従った演算を行うためのプログラムである。
CPU120は、このプログラムに従った演算を行い、
その結果に基づいて、移動局10に割り当てる無線チャ
ネルを決定している。
の制御局12が、移動局10に無線チャネルを割り当て
る動作を具体的に説明する。ここでは、無線チャネルA
における上りチャネルと下りチャネルとの周波数間隔
は、移動局10が弁別可能な程度、すなわち高速通信モ
ードで通信可能な間隔であるとする。その結果、無線チ
ャネルAを利用した場合の移動局10の伝送能力は2
8.8k/bpsとなっているとする。また、無線チャ
ネルBにおける上りチャネルと下りチャネルとの周波数
間隔は、移動局10が弁別不可能な程度、すなわち低速
通信モードで通信せざるを得ない間隔であるとする。そ
の結果、無線チャネルBを利用した場合の移動局10の
伝送能力は9.6k/bpsとなっているとする。そし
て、無線チャネルAおよび無線チャネルBはともに、時
分割多重によって同時に300台までの移動局10によ
って利用可能であるとする。
無線チャネルを確立する際の、制御局12の動作を示す
フローチャートである。まず、移動局10からのデータ
通信開始を要求する信号を検知すると(ステップS10
0)、制御局12の監視制御部124は、移動局10の
認証処理を行う(ステップS101)。この認証が成立
すると(ステップS101においてYes)、制御局1
2は処理をステップS102に移し、移動局10に割り
当てるべき無線チャネルを決定する動作に入る。
通信中の移動局10の数aが、上記の変数δ以下である
場合に(ステップS102においてYes)、無線チャ
ネルAを、移動局10に割り当てる(ステップS10
3)。この結果、移動局10と基地局11との間に無線
チャネルAが確立されると、移動局10は無線チャネル
Aの上りチャネルと下りチャネルとを同時に用いてデー
タ送受信を行い、高速に通信することができる。
る状態を示す概念図である。無線チャネルAを同時に利
用可能な移動局10の総数は300台であり、無線チャ
ネルBについても同様であるため、δ=(ta−tb)N
/ta≒200(台)となる。したがって、図6に示す
ように、無線チャネルAを同時に利用している移動局1
0の総数が200台未満である場合には、制御局12
は、基地局11との間で無線チャネルAを確立する移動
局10が200台に達するまで、新たにデータ通信を要
求してくる移動局10に対して、無線チャネルAを割り
当てる。
ャネルAを確立する移動局10が200台に達してしま
ったとする。図7は、a=δとなった状態を示す概念図
である。この状態からさらに移動局10に無線チャネル
Aを割り当てることも可能であるが、そうすると、無線
チャネルBが空いているにも関わらず、無線チャネルA
を利用する移動局10の数が多過ぎる状態になってしま
い、移動体通信システム1全体の通信効率が低下する。
そのため、移動局10に、無線チャネルAに加えて、無
線チャネルBを割り当てるようにする。
ったことを検知した制御局12は(ステップS102に
おいてNo)、処理をステップS104に移し、新たに
無線チャネル割り当てを要求する移動局10に対して、
無線チャネルBを割り当てるべきか否かを判別する(ス
テップS104)。ここで、無線チャネルBの伝送能力
は、無線チャネルBの伝送能力の1/3である。そこ
で、制御局12は、移動局10との間に新たに無線チャ
ネルを確立する場合、無線チャネルAと無線チャネルB
との比が3:1になるように、基地局11を制御する。
10の数aが、a>δとなった状態を示す概念図であ
る。ここで、無線チャネルAを確立する移動局10の数
aと、無線チャネルBを確立する移動局10の数bとの
比を3:1とするために、制御局12は、基地局11と
の間で無線チャネルBを確立する移動局10の数bが3
(a−δ)未満である間(ステップS104においてY
es)、新たに無線チャネルの確立を要求する移動局1
0に対して、無線チャネルBを割り当てる(ステップS
105)。
動局10の数が増えつづけ、無線チャネルBを確立する
移動局10の数bが3(a−δ)以上になると、(ステ
ップS104においてNo)、制御局12は、新たにデ
ータ通信の開始を要求する移動局10に対して、無線チ
ャネルAを割り当てる。このように制御することで、無
線ゾーン110が輻輳してきた場合であってもデータ通
信の効率を維持すると共に、移動局10に可能な限り高
速通信可能な無線チャネルを割り当てることが可能とな
る。
うに、本実施形態の移動体通信システム1では、各無線
チャネルによって通信を行っている移動局10の数を平
均化するように無線チャネルを割り当てるのではなく、
各無線チャネルの上りチャネルおよび下りチャネルの周
波数間隔に基づくスループットを基準として移動局10
に無線チャネルを割り当てる。そのため、移動局10
は、高速通信モードによって通信することのできる可能
性が高まる。そして、移動局10の通信効率の向上に従
属して、移動体通信システム1の通信効率もまた向上す
る。
動局への無線チャネル割り当て方法は、上述の実施形態
に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲
内で種々の変更を加えることが可能である。
を利用する移動局の数に基づいてスループットを算出
し、その結果に基づいて、新たに無線チャネルの割り当
てを要求する移動局を、どの無線チャネルに割り当てる
かを決定する態様をとって説明を行った。しかし、無線
チャネルのスループット算出は、移動局の数に基づくも
のでなくても構わない。例えば、無線チャネルのスルー
プット算出は、無線チャネルの使用率に基づくものであ
っても構わない。以下に、無線チャネルCおよびDを例
にとって本変形例の原理を説明する。
M/1モデルに適合するものであると仮定すると、この
無線チャネルの正規化平均待ち時間は、次式(5)で表
される。
ける正規化平均スループットThは、次式(6)で表さ
れる。
とすると、無線チャネルCのスループットTcは、次式
(7)で表される。
をtdとすると、無線チャネルDのスループットTdは、
次式(8)によって表される。ただし、tc>tdとす
る。
て、高速通信モードと低速通信モードとの切り替えが行
われるのは、Tc=Tdという条件が成立する点である。
したがって、上記の式(7)および式(8)から、通信
モードの切り替え点はtc(1−ρc)=td(1−ρd)
と表すことができ、これを変形して、次式(9)が導か
れる。
cが(tc−td)/tcに達するまでは、制御部12は、
移動局10に無線チャネルCを割り当てるようにすれば
よいことがわかる。この場合、移動局10は、必ず高速
通信モードによって通信を行うことができる。
−tdで表される数値を超えている場合には、無線チャ
ネルCの伝送能力tcと無線チャネルDの伝送能力tdと
の比に基づき、tc:tdとなるように、移動局10に無
線チャネルを割り当てるようにする。そうすることで、
無線チャネルCの伝送能力および無線チャネルDの伝送
能力にあわせて移動局10に無線チャネルを割り当てる
ことができ、低速通信モードで通信しなければならない
無線チャネルを移動局10に割り当てることを最小限に
抑えることができる。
ネルを割り当てるということは、次式(10)に示され
る関係を満たすように、移動局10に無線チャネルを割
り当てるということである。
ネル割り当てを制御することも可能である。したがっ
て、制御局12のROM121に記憶されるプログラム
として、上述の原理に基づいて無線チャネルのスループ
ットを算出する手順を記述したものを記憶し、このプロ
グラムに記述された手順をCPU120に実行させても
よい。要は、制御局12が無線チャネルのスループット
を算出し、その算出結果に基づいて、移動局10に無線
チャネルを割り当てる態様であれば、どのような態様で
あっても構わない。
としてPDC方式を採用するものを例にとって説明を行
ったが、移動局は必ずしもPDC方式を採用するもので
ある必要はない。例えば、GSM(Global System for
Mobile communication)方式を採用するものであっても
構わないし、PHS(Personal Handyphone System)で
あってもよい。要は、基地局との間で無線チャネルを確
立する際、上りチャネルと下りチャネルに周波数差があ
り、その周波数差に応じて移動局の通信速度が変化する
システムであれば、どのようなものであっても本発明を
適用することが可能である。
信制御装置および無線チャネル割り当て方法では、移動
局への無線チャネルの割り当てを各無線チャネルのスル
ープットに基づいて行うため、移動局に可能な限り高速
通信することのできる無線チャネルを割り当てることが
できる。
ク図である。
す概念図である。
す概念図である。
る。
ネルの周波数を選択する動作を示すフローチャートであ
る。
概念図である。
概念図である。
CPU、124…監視制御部。
Claims (11)
- 【請求項1】 移動局と基地局との無線通信に用いられ
る無線チャネルを決定する無線通信制御装置において、 割り当てられた無線チャネルに応じてデータ伝送能力が
変化する移動局に対して無線チャネルを割り当てる際、
割り当て可能な各無線チャネルのスループットを算出
し、算出したスループットに基づいて前記無線チャネル
を前記移動局に割り当てることを特徴とする無線通信制
御装置。 - 【請求項2】 移動局と基地局との無線通信に用いられ
る無線チャネルを決定する無線通信制御装置において、 割り当てられた無線チャネルに応じてデータ伝送能力が
変化する移動局に対して無線チャネルを割り当てる際、
割り当て可能な各無線チャネルのスループットを算出
し、スループットが最も高い前記無線チャネルを前記移
動局に割り当てることを特徴とする無線通信制御装置。 - 【請求項3】 前記無線チャネルのスループットは前記
各無線チャネルの使用率に基づいて算出されることを特
徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信制御
装置。 - 【請求項4】 前記無線チャネルのスループットは前記
各無線チャネルを用いて通信を行っている移動局の数に
基づいて算出されることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の無線通信制御装置。 - 【請求項5】 移動局と基地局との無線通信に用いられ
る無線チャネルを決定する無線通信制御装置の無線チャ
ネル割り当て方法において、 無線チャネルのスループットに応じてデータ伝送能力が
変化する移動局に対して割り当て可能な各無線チャネル
のスループットを算出するステップと、 前記スループットを算出するステップにおける算出結果
に基づいて前記移動局に無線チャネルを割り当てるステ
ップとを備えることを特徴とする無線チャネル割り当て
方法。 - 【請求項6】 移動局と基地局との無線通信に用いられ
る無線チャネルを決定する無線通信制御装置の無線チャ
ネル割り当て方法において、 無線チャネルのスループットに応じてデータ伝送能力が
変化する移動局に対して割り当て可能な各無線チャネル
のスループットを算出するステップと、 前記スループットを算出するステップにおける算出結果
に基づいて前記スループットの最も高い無線チャネルを
判定するステップと、 前記移動局に前記スループットの最も高い無線チャネル
を割り当てるステップとを備えることを特徴とする無線
チャネル割り当て方法。 - 【請求項7】 前記スループットを算出するステップは
前記各無線チャネルの使用率に基づいて行われることを
特徴とする請求項5または請求項6に記載の無線チャネ
ル割り当て方法。 - 【請求項8】 前記スループットを算出するステップは
前記各無線チャネルを用いて通信を行っている移動局の
数に基づいて行われることを特徴とする請求項5または
請求項6に記載の無線チャネル割り当て方法。 - 【請求項9】 コンピュータに、 無線チャネルのスループットに応じてデータ伝送能力が
変化する移動局に対して割り当て可能な各無線チャネル
のスループットを算出する機能と、 前記スループットを算出する機能による算出結果に基づ
いて前記移動局に無線チャネルを割り当てる機能とを実
現させるためのプログラム。 - 【請求項10】 コンピュータに、 無線チャネルのスループットに応じてデータ伝送能力が
変化する移動局に対して割り当て可能な各無線チャネル
のスループットを算出する機能と、 前記スループットを算出する機能による算出結果に基づ
いてスループットの最も高い無線チャネルを判定する機
能と、 前記移動局に前記スループットの最も高い無線チャネル
を割り当てる機能とを実現させるためのプログラム。 - 【請求項11】 請求項9または請求項10に記載のプ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001313216A JP3563722B2 (ja) | 2001-10-10 | 2001-10-10 | 無線通信制御装置、無線チャネル割り当て方法、プログラムおよび記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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