JP2003124660A - 電子機器の冷却装置 - Google Patents

電子機器の冷却装置

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JP2003124660A
JP2003124660A JP2001314999A JP2001314999A JP2003124660A JP 2003124660 A JP2003124660 A JP 2003124660A JP 2001314999 A JP2001314999 A JP 2001314999A JP 2001314999 A JP2001314999 A JP 2001314999A JP 2003124660 A JP2003124660 A JP 2003124660A
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JP
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heating element
plate
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frame
heat
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JP2001314999A
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Hideo Ukishima
秀雄 浮島
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PFU Ltd
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも2つの発熱素子を有する冷却構造
において、互いの熱が影響し合うことなく好適に冷却す
ることを目的としている。 【解決手段】 本発明の電子機器の冷却装置は、少なく
とも第1と第2の2つの発熱素子12,13がそれぞれ
実装される下部プリント板10と上部プリント板11を
上下に装着する。下部プリント板10の上面側に実装さ
れる第1の発熱素子12の上面側に、熱伝導性の良好な
フレーム14の一部を配置して、該第1の発熱素子12
からの放熱をフレーム14を介して行う。片面実装構成
の非実装面をフレーム14の一部の上に配置する。この
上部プリント板11の上面の実装面側に第2の発熱素子
13を実装すると共に、該第2の発熱素子13の上面側
に熱伝導性の良好なプレート15を配置して、該第2の
発熱素子13からの放熱をプレート15を介して行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子機器内部
に実装されたCPUユニット或いはカード状電子部品等
の発熱素子を好適に冷却することのできる電子機器の冷
却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にCPUユニット或いはカード状電
子部品等の実装基板への実装は、実装基板上に固定され
たソケットにカード状電子部品をプラグイン接続して行
われており、その冷却は、金属材料により形成される放
熱体からの放熱により行われている。
【0003】図4は、従来技術に基づいた電子機器の冷
却装置を例示している。図示の電子機器において、2つ
の大きな発熱素子12,13がある。第1の発熱素子1
2は、例えばCPUユニットであり、コネクタ20に接
続された下部PT板10の上面側に載置される。第2の
発熱素子13は、例えば、VGA(ビデオ・グラフィッ
ク・アダプタ)であり、上部PT板11の下面側に載置
される。従来、このように、発熱素子からの放熱は、下
部PT板10の上面側と上部PT板11の下面側にそれ
ぞれ発熱素子12,13を取り付けて、フレーム14を
2つの発熱素子12,13によって上下から挟むように
構成し、このフレーム14によって、上下の発熱素子1
2,13からの熱を共通に放熱することにより行なって
いた。図示したフレーム14内の矢印は放熱の流れを示
している。なお、下部PT板の下面側及び上部PT板の
上面側には、さらに電子素子を取付けることが可能とな
っている。
【0004】しかし、このような放熱構造は、上下2つ
の発熱素子12,13からの熱が1つのフレーム14内
で互いに影響しあい、十分な放熱効果を挙げることがで
きないという問題があった。
【0005】また、この種電子機器は、用途によっては
高さを抑えて薄型化が求められるが、図4に示した構成
は、薄型化を図るには不利な構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の問題
に対処してなされたもので、CPUユニット或いはカー
ド状電子部品等の少なくとも2つの発熱素子を有する冷
却構造において、機器高さを抑えて薄型化を図りつつ、
さらには放熱のためのフィン及びファンを取り付けるス
ペースが確保できない場合であっても、2つの発熱素子
からの熱が互いに影響し合うことなく好適に冷却するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器の冷却
装置は、少なくとも第1と第2の2つの発熱素子がそれ
ぞれ実装される下部プリント板と上部プリント板を上下
に装着する。下部プリント板の上面側に実装される第1
の発熱素子の上面側に、熱伝導性の良好な材料により形
成されるフレームの一部を配置して、該第1の発熱素子
からの放熱をフレームを介して行うよう構成している。
この下部プリント板は、両面実装構成にすることができ
る。上部プリント板は上面側のみに実装する片面実装構
成にして、該上部プリント板の非実装面をフレームの一
部の上に配置している。この上部プリント板の上面の実
装面側に第2の発熱素子を実装すると共に、該第2の発
熱素子の上面側に熱伝導性の良好な材料により形成され
るプレートを配置して、該第2の発熱素子からの放熱を
該プレートを介して行うよう構成している。
【0008】また、第1の発熱素子として、第2の発熱
素子よりも放熱量が大きい素子を配置することが望まし
く、例えば、第1の発熱素子がCPUユニットであり、
かつ、第2の発熱素子がビデオ・グラフィック・アダプ
タである。
【0009】また、第1の発熱素子の上面側とフレーム
との間、及び第2の発熱素子の上面側とプレートとの間
にはそれぞれ、放熱シートを配置することができる。フ
レームの上面には放熱フィンを備え、かつ、プレートに
設けた風穴を通して、ファンを用いて強制冷却すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、本発明を適用することの
できる電子機器の断面図を示している。図においてコネ
クタ20に挿入された下部PT板(プリント板)10の
上面には、CPUユニットなどの第1の発熱素子12を
含む電子素子(発熱素子12以外の図示を省略)が実装
される。この第1の発熱素子12の上面には、放熱シー
ト24を介してフレーム14の一部が、そしてさらにそ
の上に上部PT板11が、ネジなどの適宜の手段でフレ
ーム14に固定される。上部PT板11を片面実装構成
にして、非実装面をフレーム14の上に、電気的ショー
ト防止のための絶縁シートを介するのみで、事実上直接
載置することにより、本電子機器全体の高さを抑えるこ
とが可能となる。放熱シート24,25としては、弾性
を有するそれ自体周知の伝熱ゴムを使用することができ
る。なお、この下部PT板10は両面実装構成にして、
その下面側にも電子素子(図示を省略)を実装すること
ができる。
【0011】上部PT板11と下部PT板10は、電気
的にはスタッキングコネクタ21を介して接続される。
この上部PT板11には、その上面のみに、VGA(ビ
デオ・グラフィック・アダプタ)などの第2の発熱素子
13を含む電子素子(発熱素子13以外の図示を省略)
が実装可能となっている。この第2の発熱素子13の上
面には、放熱シート25を介してプレート15が、例え
ばネジによって上部PT板11と共にフレーム14に固
定される。
【0012】これら発熱素子12,13は、上述したC
PUユニット、VGA、或いは、演算装置とその周辺回
路をケース内に収納して形成されるカードプロセッサ
(カード状電子部品)である。これらは、PT板上に固
定されたソケットにプラグインすることにより実装され
る。
【0013】下部PT板10に取り付けられた第1の発
熱素子12からの放熱は、放熱シート24を介して、ア
ルミニウム等の熱伝導性の良好な材料により形成される
フレーム14に流れ込み、自然冷却している。フレーム
14は、上述したように、下部PT板10及び上部PT
板11を固定すると共に、放熱効率を向上させる目的の
ために、空気との接触面積を大きくして自然冷却に適し
た形状としている。また、このフレーム14の上面に放
熱フィンを取り付けることも可能である。図示の構成に
おいて、フレーム14に流れ込む熱は、下部PT板10
に取り付けられた第1の発熱素子12によるもののみで
ある。
【0014】図2は、上部PT板11及びプレート15
を取り除いた状態で、図1に示す電子機器を示す斜視図
である。この図2には、フレーム14が、下部PT板1
0を覆うようにその上に位置する面を有すると共に、そ
こから放熱のために本電子機器の最上位(図1の左側上
部に示すフレーム)まで伸びていることが示されてい
る。また、図2の手前側において、下部PT板の上側に
フレームは存在せず、そこに、下部スタッキングコネク
タが配置されていることが示されている。この下部スタ
ッキングコネクタは、上部PT板が配置された際には、
上部スタッキングコネクタと接続される。
【0015】上部PT板に取り付けられた第2の発熱素
子13からの放熱は、図1に示すように、放熱シート2
5を介して、例えばアルミニウムによって構成すること
のできるプレート15に流れ込み、自然冷却される。な
お、フレーム14による冷却能力の方が、プレート15
による冷却能力よりも大きいので、第1の発熱素子とし
て、前述したCPUユニットのように発熱量の大きいも
のを配置することがのぞましい。
【0016】このように、第1の発熱素子12からの放
熱経路であるフレーム14と、第2の発熱素子からの放
熱経路であるプレート15を、接触しないように完全に
分離したために、互いの熱が影響することが無く、良好
に冷却することが可能となる。
【0017】また、プレートには、図1に示すように、
風穴をつけて、ファン等で強制的に冷却することによ
り、さらに、放熱効果を向上できる。図3は、図2に示
す電子機器に上部PT板11及びプレート15を取り付
けた完成状態で外観を示す斜視図である。図3には、プ
レートに段差部を設けて、そこに風穴が備えられている
ことが示されている。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、CPUユニット或いは
カード状電子部品等の少なくとも2つの発熱素子を有す
る冷却構造において、第1の発熱素子からの放熱をフレ
ームを介して行うよう構成する一方、第2の発熱素子か
らの放熱をプレートを介して行うよう構成したことによ
り、互いの熱が影響し合うことなく好適に冷却すること
が可能となる。
【0019】また、本発明によれば、上部プリント板を
片面実装構成にして、その非実装面をフレームの上に配
置したことにより、全体高さを抑えることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用することのできる電子機器の断面
図を示している。
【図2】上部PT板及びプレートを取り除いた状態で、
図1に示す電子機器を示す斜視図である。
【図3】図2に示す電子機器に上部PT板及びプレート
を取り付けた状態で示す斜視図である。
【図4】従来技術に基づいた電子機器の冷却装置を例示
している。
【符号の説明】
10 下部PT板 11 上部PT板 12 第1の発熱素子 13 第2の発熱素子 14 フレーム 15 プレート 20 コネクタ 21 スタッキングコネクタ 24 放熱シート 25 放熱シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1と第2の2つの発熱素子
    がそれぞれ実装される下部プリント板と上部プリント板
    を上下に装着した電子機器の冷却装置において、 前記下部プリント板の上面側に実装される前記第1の発
    熱素子の上面側に、熱伝導性の良好な材料により形成さ
    れるフレームの一部を配置して、該第1の発熱素子から
    の放熱をフレームを介して行うよう構成し、 前記上部プリント板は上面側のみに実装する片面実装構
    成にして、該上部プリント板の非実装面を前記フレーム
    の一部の上に配置し、 該上部プリント板の上面の実装面側に前記第2の発熱素
    子を実装すると共に、該第2の発熱素子の上面側に熱伝
    導性の良好な材料により形成されるプレートを配置し
    て、該第2の発熱素子からの放熱を該プレートを介して
    行うよう構成した、 ことを特徴とする電子機器の冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記下部プリント板が両面実装構成であ
    る請求項1に記載の電子機器の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の発熱素子が、前記第2の発熱
    素子よりも放熱量が大きい請求項1に記載の電子機器の
    冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の発熱素子がCPUユニットで
    あり、かつ、前記第2の発熱素子がビデオ・グラフィッ
    ク・アダプタである請求項1に記載の電子機器の冷却装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の発熱素子の上面側と前記フレ
    ームの一部との間、及び前記第2の発熱素子の上面側と
    前記プレートとの間にはそれぞれ、放熱シートが配置さ
    れる請求項1に記載の電子機器の冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記フレームの上面に放熱フィンを備
    え、かつ、前記プレートに設けた風穴を通して、ファン
    を用いて強制冷却する請求項1に記載の電子機器の冷却
    装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006269575A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Meidensha Corp 電子機器ユニットの冷却構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006269575A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Meidensha Corp 電子機器ユニットの冷却構造
JP4635670B2 (ja) * 2005-03-23 2011-02-23 株式会社明電舎 電子機器ユニットの冷却構造

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