JP2003124412A - 半導体モジュールの製造方法 - Google Patents

半導体モジュールの製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛フリー半田を使用しても、リード線とサー
モモジュールの接続部が破壊されることなく製造でき
る。 【解決手段】 放熱側絶縁基板2と吸熱側絶縁基板3で
熱電素子1を挟持し第1半田材料で接合する第1工程
と、放熱側絶縁基板3にリード線12を第2半田材料で
接続する第2工程と、放熱側絶縁基板3をパッケージ6
に第3半田材料で接合する第3工程と、吸熱側基板2に
半導体素子10のチップキャリア9を第4半田材料で接
合する第4工程と、リード線12をパッケージ6に設け
られた端子4に第2半田材料より80℃以上低い融点の
第5半田材料で接合する第5工程が設けられ、各半田材
料は鉛フリーであり、第5工程を第1〜5工程の最終工
程で行うことを特徴とする半導体モジュールの製造方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体モジュールの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子は、自らの発熱により温度が
高くなると動作が不安定になり、最悪の場合は劣化する
恐れがある。例えば、レーザーダイオード(以下、LD
と称する。)は、温度の上昇により発振出力・効率の低
下や閾値電流の増加が生じ、同じ出力を維持するため
に、より大きな電流が必要となり、さらに温度の上昇を
助長し劣化を促進する問題があった。また、温度上昇に
より発信波長やスペクトル分布が変化するなどの問題点
もあった。LDは光通信の光源として不可欠なものであ
る。光通信は同軸ケーブルに比べて大容量で高速な通信
が可能であり、通信時代の現代に重要な役割を果たして
おり、その安定な動作を保証することが求められてい
た。
【0003】そのために、従来技術として、「熱電半導
体とその応用」(発行所:日刊工業新聞社、発行日:昭
和63年12月20日、64〜65頁)には、LDを熱
電半導体で冷却しているLDモジュールが開示されてい
る。
【0004】図8は従来のLDモジュールの断面説明図
である。サーモモジュール40は、熱電素子41を放熱
側絶縁基板42と吸熱側絶縁基板43で挟持し、熱電素
子41と放熱側絶縁基板42および熱電素子41と吸熱
側絶縁基板43を半田層45で接合して形成されてい
る。放熱側絶縁基板42、吸熱側絶縁基板43には図示
しない電極が設けられ、熱電素子41は、良く知られて
いるようにP型半導体素子とN型半導体素子が交互に電
気的に接続されるように構成されている。放熱側絶縁基
板42には一対のリード線52の一端が半田部48によ
り接続されている。サーモモジュール40の放熱側絶縁
基板42は、パッケージ46に半田層47により接合さ
れている。サーモモジュール40の吸熱側絶縁基板43
には、チップキャリア49が半田層51により接合され
ている。リード線52の他端は、パッケージ46に設け
られた端子44に半田部53により接続されている。
【0005】チップキャリア49上にはLD50が設け
られ、LD50のレーザー光60放射側にボールレンズ
ホルダ54で保持されたボールレンズ55が設けられて
いる。パッケージ46のレーザー光60放射側の端面側
には光ファイバホルダ56で保持された光ファイバ57
が設けられ、光ファイバ57の光入射側の端部付近にロ
ッドレンズ58が設けられている。
【0006】LD50は、図示しないリード線を介して
LD50用の端子に接続されており、それを介して電流
が供給されると、LD50からレーザー光60が放出さ
れる。レーザー光60はボールレンズ55、ロッドレン
ズ58を介して光ファイバ57に入射される。これによ
り光通信に利用される。端子44、リード線52を介し
て外部からサーモモジュール40に電流が流れると、吸
熱側絶縁基板43から放熱側絶縁基板42に熱が移動
し、チップキャリア49が冷却される。図示しない制御
部によりサーモモジュール40に通電する電流を制御す
ることによりチップキャリア49の温度を一定に制御す
る。これによりLD50の温度も一定となり、安定動作
が保証される。
【0007】従来技術では、半田層45および半田部4
8の半田材料としてSn/Sb=95/5(重量比)
(融点約235℃)を使用し、半田層47および半田部
53の半田材料としてSn/Pb=63/37(重量
比)(融点約183℃)を使用し、半田層51の半田材
料としてSn/Bi=42/58(重量比)(融点約1
38℃)を使用していた。また製造工程としては、熱電
素子41と放熱側絶縁基板42および吸熱側絶縁基板4
3の接合をし、放熱側絶縁基板42にリード線52を接
続してサーモモジュール40を製造していた。そこ後、
サーモモジュール40をパッケージ46に接合し、リー
ド線52を端子44を接続し、最後にLD50が設けら
れた状態のチップキャリア49をサーモモジュール40
に接合していた。
【0008】熱電素子41と放熱側絶縁基板42および
吸熱側絶縁基板43の接合は、放熱側絶縁基板42およ
び吸熱側絶縁基板43の外側からヒータで加熱し半田層
45の半田材料を溶融して行っていた。放熱側絶縁基板
42へのリード線52の接続は半田ゴテで半田部48の
半田材料を溶融して行っていた。サーモモジュール40
とパッケージ46の接合は、パッケージ46の下面から
ホットプレートで加熱して半田層47を溶融しサーモモ
ジュール40をスクラブして行っていた。この場合、半
田層45、半田部48も加熱されるが、半田層45、半
田部48の融点が半田層47の融点より約50℃高いの
で、半田層45、半田部48が溶融することはない。
【0009】リード線52の端子44への接続は、パッ
ケージ46の下面からホットプレートで加熱して端子4
4を加熱しながら半田ゴテで半田部53の半田材料を溶
融して行っていた。この場合は、ホットプレートの温度
は半田層47が溶融しない温度に設定されている。ホッ
トプレートだけの加熱では半田部53の半田材料は溶融
しないが、半田ゴテの加熱により溶融する。
【0010】チップキャリア49とサーモモジュール4
0の接合は、パッケージ46の下面からホットプレート
で加熱して半田層51を溶融しチップキャリア49をス
クラブして行っている。この場合、半田層51はホット
プレートから最も遠方にあり、半田層45、半田部4
8、半田層47の温度が半田層51の温度より高くな
る。しかし、半田層45、半田部48の融点は半田層5
1の融点より100℃近く高く、半田層47の融点は半
田層51の融点より約50℃高いので、半田層45、半
田部48、半田層47が溶融することはない。このよう
に、従来技術では半田材料の融点差を利用して製造され
ていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術は、半田層47および半田部53の半田材料としてS
n−Pb系半田が使用されており、環境問題から鉛フリ
ー化が要望され、問題となっていた。Sn−Pb系半田
の代用としてSn−Ag系半田(融点約221℃)、S
n−Zn系半田(融点約199℃)の使用が検討されて
いるが、いずれもSn−Pb系半田と比較すると融点が
高く、半田部48との融点差が小さいため、リード線5
2と端子44の接続の際に、半田部48が軟化したり溶
融したりしてリード線52とサーモモジュール40の接
続部が破壊されてしまう問題点があった。
【0012】本発明は上記課題を解決したもので、鉛フ
リー半田を使用しても、リード線とサーモモジュールの
接続部が破壊されることなく製造できる半導体モジュー
ルの製造方法を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、本発明の請求項1において講じた技術的手段
(以下、第1の技術的手段と称する。)は、放熱側絶縁
基板と吸熱側絶縁基板で熱電素子を挟持し鉛フリーの第
1半田材料で接合する第1工程と、前記放熱側絶縁基板
にリード線を鉛フリーの第2半田材料で接続する第2工
程ロッドレンズ18と、前記放熱側絶縁基板をパッケー
ジに鉛フリーの第3半田材料で接合する第3工程と、前
記吸熱側基板に半導体素子のチップキャリアを鉛フリー
の第4半田材料で接合する第4工程と、前記リード線を
前記パッケージに設けられた端子に第2半田材料より8
0℃以上低い融点の鉛フリーの第5半田材料で接合する
第5工程が設けられ、該第5工程を前記第1〜5工程の
最終工程で行うことを特徴とする半導体モジュールの製
造方法である。
【0014】上記第1の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0015】すなわち、第5半田材料は第2半田材料よ
り80℃以上低い融点であり、かつリード線と端子の接
続を第1〜5工程の最後に行っているので、放熱側絶縁
基板とリード線の接続部にかかる熱が押さえられ、放熱
側絶縁基板とリード線の接続部が破壊されることなく製
造できる。
【0016】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技
術的手段と称する。)は、前記第1半田材料および前記
第2半田材料の融点が230℃以上であり、前記第3半
田材料の融点が190〜225℃であり、前記第4半田
材料および前記第5半田材料の融点が150℃以下であ
ることを特徴とする請求項1記載の半導体モジュールの
製造方法である。
【0017】上記第2の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0018】すなわち、第5半田材料の融点が第3半田
材料より40℃以上低く、かつ第2半田材料の融点が8
0℃以上低いので、放熱側絶縁基板とリード線の接続部
にかかる熱がより押さえられ、放熱側絶縁基板とリード
線の接続部が破壊されることなくより確実に製造でき
る。
【0019】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技
術的手段と称する。)は、前記第1半田材料および前記
第2半田材料がSn−Sb系半田、前記第3半田材料が
Sn−Zn系半田であり、Sn−Ag系半田の少なくと
も一方であり、前記第4半田材料および前記第5半田材
料がSn−Bi系半田であることを特徴とする請求項1
〜2のいずれかに記載の半導体モジュールの製造方法で
ある。
【0020】上記第3の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0021】すなわち、Sn−Sb系半田の融点が23
0℃以上であり、Sn−Zn系半田の融点が190〜2
25℃であり、Sn−Bi系半田の融点が150℃以下
であるので、放熱側絶縁基板とリード線の接続部が破壊
されることなく鉛フリーの半導体モジュールが製造でき
る。
【0022】上記技術的課題を解決するために、本発明
の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技
術的手段と称する。)は、前記第5半田材料の成分がS
n/Bi=42/58(重量比)であることを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載の半導体モジュールの
製造方法である。
【0023】上記第4の技術的手段による効果は、以下
のようである。
【0024】すなわち、Sn/Bi=42/58の融点
が約138℃と低いため、放熱側絶縁基板とリード線の
接続部が破壊されることなく鉛フリーの半導体モジュー
ルが製造できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例のLD
モジュールの断面説明図である。その構造は従来技術と
ほぼ同じである。LDモジュールは、サーモモジュール
100、LDチップセット200、パッケージ6などか
ら構成されている。
【0026】サーモモジュール100は、熱電素子1を
放熱側絶縁基板2と吸熱側絶縁基板3で挟持し、熱電素
子1と放熱側絶縁基板2および熱電素子1と吸熱側絶縁
基板3を半田層5で接合して形成されている。放熱側絶
縁基板2、吸熱側絶縁基板3には図示しない電極が設け
られ、熱電素子1は、良く知られているようにP型半導
体素子とN型半導体素子が交互に電気的に接続されるよ
うに構成されている。放熱側絶縁基板2には一対のリー
ド線12の一端が半田部8により接続されている。
【0027】LDチップセット200は、チップキャリ
ア9上にはLD10が設けられ、LD10のレーザー光
20放射側にボールレンズ15を保持するボールレンズ
ホルダ14が設けられている。パッケージ6は、サーモ
モジュール100とLDチップセット200を内包する
ケースで、光ファイバ17を保持する光ファイバホルダ
16がレーザー光20放射側の端面側に設けられ、光フ
ァイバ17の光入射側の端部付近にロッドレンズ18が
設けられている。パッケージ6の一側面にはリード線1
2を接続する端子4が設けられている。また図示しない
LD10のリード線を接続する端子も同じ側面に設けら
れている。これらの端子は、パッケージ6の外部の電気
線に連結できるようになっている。
【0028】サーモモジュール100の放熱側絶縁基板
2は、パッケージ6の底面に半田層7により接合されて
いる。サーモモジュール100の吸熱側絶縁基板3に
は、LDチップセット200のチップキャリア9が半田
層11により接合されている。リード線12の他端は、
パッケージ6に設けられた端子4に半田部13により接
続されている。
【0029】LD10は、図示しないリード線を介して
LD10用の端子に接続されており、それを介して電流
が供給されると、LD10からレーザー光20が放出さ
れる。レーザー光20はボールレンズ15、ロッドレン
ズ18を介して光ファイバ17に入射される。これによ
り光通信に利用される。端子4、リード線12を介して
外部からサーモモジュール100に電流が流れると、吸
熱側絶縁基板3から放熱側絶縁基板2に熱が移動し、チ
ップキャリア9が冷却される。図示しない制御部により
サーモモジュール100に通電する電流を制御すること
によりチップキャリア9の温度を一定に制御する。これ
によりLD10の温度も一定となり、安定動作が保証さ
れる。
【0030】次にLDモジュールの製造方法について、
図2〜7に基づいて説明する。図2は熱電素子と放熱側
絶縁基板および熱電素子と吸熱側絶縁基板を接合する方
法を説明する説明図、図3は放熱側絶縁基板にリード線
を接続する方法を説明する説明図、図4はサーモモジュ
ールをパッケージに接合する方法を説明する説明図、図
5はLDチップセットをサーモモジュールに接合する方
法を説明する説明図、図6はリード線を端子に接続する
方法を説明する説明図、図7はパッケージを完成させた
状態の説明図である。
【0031】放熱側絶縁基板2、吸熱側絶縁基板3のそ
れぞれに、電極位置に合わせて第1半田材料をスクリー
ン印刷で塗布する。第1半田材料には、Sn/Sb=9
5/5(重量比)(固相線232℃、液相線240℃、
融点約235℃)を使用している。熱電素子1を第1半
田材料の位置すなわち電極の位置の所定位置に合わせて
放熱側絶縁基板2と吸熱側絶縁基板3の間に挟持し、放
熱側絶縁基板2と吸熱側絶縁基板3の外部からヒータ2
1、22で加熱しながら所定時間挟持する。ヒータ2
1、22の温度プロファイルはピークで280℃に設定
されており、第1半田材料が溶融する。ヒータ21、2
2が冷却すると、第1半田材料が固化し半田層5が形成
され、熱電素子1と放熱側絶縁基板2および熱電素子1
と吸熱側絶縁基板3が接合される。(第1工程、図2) 次に、第2半田材料を使用してリード線12を半田ゴテ
23により接続する。第2半田材料には第1半田材料と
同じSn/Sb=95/5(重量比)を使用している。
半田ゴテ23の温度は約300℃に設定されている。リ
ード線12は、直径0.2〜0.3mm、長さ50mm
のSnメッキ軟銅線を使用している。第2半田材料が固
化すると半田部8が形成される。こうしてサーモモジュ
ール100が形成される。(第2工程、図3) この後、サーモモジュール100の放熱側絶縁基板2の
外表面(パッケージ6に接合する側)に第3半田材料を
塗布し、またサーモモジュール100の吸熱側絶縁基板
3の外表面(チップキャリア9に接合する側)に第4半
田材料を塗布する。
【0032】次に、上部の蓋部を取ったパッケージ6の
底面に第3半田材料を塗布する。このパッケージ6をホ
ットプレート24上に置いて加熱する。サーモモジュー
ル100の放熱側絶縁基板2側を下にしてパッケージ6
の底面に当接させる。ホットプレート24の加熱により
第3半田材料が溶融し、その状態で適当な治具を用いて
サーモモジュール100をスクラブし、その後、ホット
プレート24からパッケージ6をおろして冷却する。第
3半田材料は冷却されて半田層7を形成する。(第3工
程、図4)第3半田材料としては、表1に示す半田を使
用し、それぞれ実施例1〜4とした。
【0033】
【表1】 続いて、ホットプレート24上にパッケージ6を置い
て、サーモモジュール100の吸熱側絶縁基板3の上
に、LDチップセット200をチップキャリア9が吸熱
側絶縁基板3側になるように当接させる。チップキャリ
ア9の当接面には第4半田材料が予め塗布されている。
ホットプレート24の加熱により第4半田材料が溶融
し、その状態で適当な治具を用いてLDチップセット2
00をスクラブし、その後、ホットプレート24からパ
ッケージ6をおろして冷却する。第4半田材料は冷却さ
れて半田層11を形成する。(第4工程、図5)第4半
田材料としては、Sn/Bi=42/58(重量比)
(融点約138℃)を使用した。
【0034】次に、ホットプレート24上にパッケージ
6を置いて加熱しながら、リード線12を第5半田材料
を用いて半田ゴテ23で端子4に接続する。このときの
ホットプレート温度は120℃、半田ゴテ温度は180
℃に設定されている。第5半田材料しては、Sn/Bi
=42/58(融点約138℃)を使用した。その後、
ホットプレート24からパッケージ6をおろして冷却す
ると、第5半田材料が固化して半田部13が形成され
る。(第5工程、図6) この段階で、サーモモジュール100のリード線12接
続部(半田部8付近)を観察し、破壊されていないかど
うか目視で観察した。各実施例について10個のLDモ
ジュールを製造して観察した。そのうち、サーモモジュ
ール100のリード線12接続部が破壊されていた個数
をNG数として表1に示した。実施例1〜4のいずれに
おいてもNG数はゼロであった。
【0035】第5工程後、パッケージ6の蓋をするとL
Dモジュールが完成する。(図7)なお、LD10のリ
ード線は第4工程後の適当な時期に該当する端子に接続
される。
【0036】第5半田材料として、実施例のSn/Bi
=42/58の代わりに第3半田材料と同じ表2の材料
を使用して比較例1〜4とした。第5工程以外の製造方
法は実施例と同じである。比較例1〜4の第5工程にお
いては、ホットプレート24による予備加熱温度、半田
ゴテ温度として表2の条件を使用して製造した。比較例
1〜4についても、それぞれ10個製造し、サーモモジ
ュール100のリード線12接続部(半田部8付近)を
観察し、破壊されていないかどうか目視で観察した。そ
のうち、サーモモジュール100のリード線12接続部
が破壊されていた個数をNG数として表2に示した。す
べての比較例でNGが生じた。しかも第3半田材料の融
点が高いほどNGが多くなっている。これは、第5工程
における加熱温度を高くせざるをえないため、半田部8
が軟化し、リード線12から加わる応力などにより破壊
されたためと考えられる。
【0037】
【表2】 実施例では、第5半田材料は第2半田材料より80℃以
上低い融点であり、かつリード線12と端子4の接続を
第1〜4工程の最後に行っているので、半田部8にかか
る熱が押さえられ、サーモモジュール100のリード線
12接続部が破壊されなかったと考えられる。なお、第
3半田材料の融点は第1半田材料の融点より低いため、
第3工程で第1半田材料が溶融し、サーモモジュール1
00が壊れることはない。第4半田材料の融点は、第1
半田材料、第3半田材料より低いため第4工程で第1半
田材料、第3半田材料が溶融しサーモモジュール100
が壊れたり、パッケージ6から剥離することはない。こ
うして、鉛フリーのLDモジュールを製造可能にした。
【0038】実施例では、第1半田材料として融点23
5℃のSn/Sb=95/5(重量比)を使用したが、
融点が230℃以上あれば適用できる。たとえば、Au
/Sn=80/20(重量比)(融点280℃)などが
ある。第3半田材料として表1の材料に限定されず、融
点が190〜225℃の材料なら適用できる。たとえ
ば、Sn/Zn/Bi=89.5/7.5/3.0(重
量比)(固相線189℃、液相線199℃)、Sn/A
g/Cu/In=95.3/3.0/0.7/1.0
(重量比)(固相線215℃、液相線217℃)、Sn
/Ag/Cu/Sb=95.65/3.35/0.7/
0.3(重量比)(固相線218℃、液相線220℃)
などがある。また第4半田材料、第5半田材料としてS
n/Bi=42/58(融点約138℃)を使用した
が、第2半田材料より80℃以上低い融点の材料なら適
用できる。たとえばIn(融点156℃)、In/Sn
=50/50(重量比)(融点118℃)、In/Sn
=52/48(重量比)(融点118℃)、In/Ag
=97/3(重量比)(融点143℃)などがある。第
5半田材料としては望ましくは融点が150℃以下であ
るとよい。すなわち、第5半田材料と第3半田材料の融
点差が40℃以上あるとよい。
【0039】なお、実施例はLDモジュールで説明した
が、サーモモジュールで冷却する半導体素子を使用した
半導体モジュールなら適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明は、放熱側絶縁基
板と吸熱側絶縁基板で熱電素子を挟持し鉛フリーの第1
半田材料で接合する第1工程と、前記放熱側絶縁基板に
リード線を鉛フリーの第2半田材料で接続する第2工程
ロッドレンズ18と、前記放熱側絶縁基板をパッケージ
に鉛フリーの第3半田材料で接合する第3工程と、前記
吸熱側基板に半導体素子のチップキャリアを鉛フリーの
第4半田材料で接合する第4工程と、前記リード線を前
記パッケージに設けられた端子に第2半田材料より80
℃以上低い融点の鉛フリーの第5半田材料で接合する第
5工程が設けられ、該第5工程を前記第1〜5工程の最
終工程で行うことを特徴とする半導体モジュールの製造
方法であるので、鉛フリー半田を使用しても、リード線
とサーモモジュールの接続部が破壊されることなく製造
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のLDモジュールの断面説明
図。
【図2】熱電素子と放熱側絶縁基板および熱電素子と吸
熱側絶縁基板を接合する方法を説明する説明図。
【図3】放熱側絶縁基板にリード線を接続する方法を説
明する説明図。
【図4】サーモモジュールをパッケージに接合する方法
を説明する説明図。
【図5】LDチップセットをサーモモジュールに接合す
る方法を説明する説明図
【図6】リード線を端子に接続する方法を説明する説明
図。
【図7】パッケージを完成させた状態の説明図。
【図8】従来のLDモジュールの断面説明図。
【符号の説明】
1…熱電素子 2…放熱側絶縁基板 3…吸熱側絶縁基板 4…端子 5、7、11…半田層 6…パッケージ 8、13…半田部 9…チップキャリア 10…LD(半導体素子) 12…リード線 100…サーモモジュール
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 35/08 H01L 35/08 35/10 35/10 35/32 35/32 A 35/34 35/34 H01S 5/024 H01S 5/024 Fターム(参考) 5F036 AA01 BA33 BC31 5F073 AB27 AB28 EA28 FA06 FA25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱側絶縁基板と吸熱側絶縁基板で熱電
    素子を挟持し鉛フリーの第1半田材料で接合する第1工
    程と、前記放熱側絶縁基板にリード線を鉛フリーの第2
    半田材料で接続する第2工程と、前記放熱側絶縁基板を
    パッケージに鉛フリーの第3半田材料で接合する第3工
    程と、前記吸熱側基板に半導体素子のチップキャリアを
    鉛フリーの第4半田材料で接合する第4工程と、前記リ
    ード線を前記パッケージに設けられた端子に第2半田材
    料より80℃以上低い融点の鉛フリーの第5半田材料で
    接合する第5工程が設けられ、該第5工程を前記第1〜
    5工程の最終工程で行うことを特徴とする半導体モジュ
    ールの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1半田材料および前記第2半田材
    料の融点が230℃以上であり、前記第3半田材料の融
    点が190〜225℃であり、前記第4半田材料および
    前記第5半田材料の融点が150℃以下であることを特
    徴とする請求項1記載の半導体モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1半田材料および前記第2半田材
    料がSn−Sb系半田、前記第3半田材料がSn−Zn
    系半田であり、Sn−Ag系半田の少なくとも一方であ
    り、前記第4半田材料および前記第5半田材料がSn−
    Bi系半田であることを特徴とする請求項1〜2のいず
    れかに記載の半導体モジュールの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第5半田材料の成分がSn/Bi=
    42/58(重量比)であることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の半導体モジュールの製造方法。
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