JP2003124194A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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    • H01L21/3205Deposition of non-insulating-, e.g. conductive- or resistive-, layers on insulating layers; After-treatment of these layers
    • H01L21/321After treatment
    • H01L21/3213Physical or chemical etching of the layers, e.g. to produce a patterned layer from a pre-deposited extensive layer
    • H01L21/32133Physical or chemical etching of the layers, e.g. to produce a patterned layer from a pre-deposited extensive layer by chemical means only
    • H01L21/32135Physical or chemical etching of the layers, e.g. to produce a patterned layer from a pre-deposited extensive layer by chemical means only by vapour etching only
    • H01L21/32136Physical or chemical etching of the layers, e.g. to produce a patterned layer from a pre-deposited extensive layer by chemical means only by vapour etching only using plasmas

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置の製造方法に関し、エッチングレ
ートの変動を防止して再現性の良好なエッチングを行
う。 【解決手段】 プラズマエッチングの開始から終了まで
の間に、エッチングレートの変動に影響を与える特定金
属の露出段階が無いか、エッチングマスクから露出する
位置に特定金属が位置しないか、半導体基板のエッチン
グ対象面以外の面に特定金属が位置するか、或いは、露
出する特定金属の膜厚が、他のエッチング対象物の膜厚
よりも薄い場合のいずれかのエッチング工程の開始前の
前処理として、特定金属4をプラズマエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に関するものであり、例えば、配線層等の下地となる
バリアメタル等を選択的にエッチングする際のエッチン
グレートの変動を防止するための前処理工程に特徴のあ
る半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体デバイスでの高集積化の進
展に伴いパターンの高精度化の要求が高まっており、こ
の様な要請に応えるために更なる高精度で安定したドラ
イエッチング技術が求められている。
【0003】ここで、図7及び図8を参照して、従来の
配線層形成工程を説明するが、ここでは、ICPエッチ
ング装置を用いたTiWバリアメタル層のエッチング工
程として説明する。 図7(a)参照 まず、半絶縁性GaAs基板上にi型AlGaAsバッ
ファ層を介して、i型InGaAs電子走行層(いずれ
も、図示を省略)、n型AlGaAs電子供給層61、
n型GaAsキャップ層62を順次エピタキシャル成長
させたのち、AuGe層64及びAu層65からなるソ
ース・ドレイン電極63を形成し、次いで、ゲートリセ
ス領域を形成したのちPt層67及びAu層68からな
るT型ゲート電極66を形成し、次いで、全面に層間絶
縁膜としてポリイミド層69を設ける。
【0004】次いで、ICPエッチングによって、ポリ
イミド層69を選択的にエッチングしてソース・ドレイ
ン電極63に達するコンタクトホール70を形成したの
ち、スパッタリング法によってバリアメタルとなるTi
W層71及びメッキ種となるAuシード層72を順次成
膜する。次いで、レジストパターン73をメッキフレー
ムとして用いて電解メッキを行うことによって、Au配
線層74を選択的に形成する。
【0005】図7(b)参照 次いで、イオンミリング装置を用いて、Au配線層74
を設けなかった領域に露出するAuシード層72をAr
イオンミリングによって除去する。
【0006】図8(c)参照 次いで、ICPエッチング装置を用い、ICPエッチン
グ装置をクリーニングしたのち、エッチング対象となる
TiW層89を設けたダミーウェハ88を用いてランニ
ングを行う。
【0007】このICPエッチング装置は、プレーナコ
イル83を支持する石英板82及び観察用ポートを構成
する石英窓84を備えたエッチング反応室81を備えて
おり、このエッチング反応室81の内部には試料を載置
する電極を兼ねるステージ85が収容されている。この
エッチング反応室81は接地されるとともに、プレーナ
コイル83には励起用RF電源87からプラズマ励起用
の高周波電力が印加され、一方、ステージ85にはバイ
アス用RF電源86からバイアス電力が印加される。
【0008】このランニング工程においては、エッチン
グ工程におけるエッチング対象と同じTiW層89を設
けたダミーウェハ88を用い、エッチング反応室81内
にSF6 ガスを導入し、励起用RF電力87によりプラ
ズマ化してTiW層89のエッチングを行う。
【0009】図8(d)参照 次いで、ダミーウェハ88を取り出したのち、Auシー
ド層72の露出部を除去した半導体ウェハをステージ8
5上に装着し、エッチング反応室81内にSF 6 ガスを
導入して励起用RF電力87によりプラズマ化し、発生
したプラズマを用いて露出するTiW層71を選択的に
エッチングしてAu配線層74を電気的に互いに分離さ
せる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様なエッ
チング装置でTiWバリアメタルのエッチング回数を重
ねると、エッチング回数の初期に急激にエッチングレー
トが変化し、安定なエッチングが困難になるという問題
があるので、この事情を図9を参照して説明する。
【0011】図9(a)参照 図9(a)は、図8(b)に示したTiWバリアメタル
のエッチング工程を繰り返した場合のエッチングレート
のエッチング回数依存性を示した図であり、初期におい
てエッチングレートが急減に変化し、その後安定領域に
入ることが観測された。なお、この図は、エッチングを
1回につき1分行った場合の結果を示したものであり、
エッチング回数が10回目で、初期のエッチングレート
の約1/2程度となっている。
【0012】図9(b)参照 図9(b)は、比較のためにAu層の露出の伴わないT
iW層のみのエッチング工程を繰り返した場合のエッチ
ングレートのエッチング回数依存性を示した図であり、
エッチングレートの変動は殆どみられない。
【0013】この図9(a)と図9(b)の比較から、
TiW層71のエッチング工程において、Au配線層7
4及びAuシード層72が露出していることが原因であ
ると考えられる。即ち、TiW層71のエッチング工程
において、Au配線層74及びAuシード層72が露出
しており、この露出しているAuの一部がエッチング反
応室81内に飛散することがエッチングレートの低下の
原因と考えられる。また、この様なエッチングレートの
変動は、露出する金属が、Pt、Cu、Alの場合に
も、Auと同様の傾向が見られる。
【0014】また、上記の配線層の形成工程は、選択メ
ッキ法を用いているが、全体をスパッタリング法等で成
膜したのち、レジストパターンをマスクとしたエッチン
グにより配線パターンを形成する場合にも同様なエッチ
ングレートの変動が発生する。
【0015】この場合には、レジストパターンの直下に
あるAu配線層の側端部が、エッチング部において露出
しているため、この露出側端部からAuがエッチング反
応室に飛散し、エッチングレートの急激な変動を引き起
こすものと考えられる。
【0016】また、この様なエッチングレートの急激な
変動は、バリアメタルのエッチング工程に限られず、図
7(a)に示したポリイミド層等の層間絶縁膜に対する
コンタクトホールの形成工程においても見られるので、
この事情を図10を参照して説明する。
【0017】図10(a)参照 図10(a)は、図7(a)に示した様なコンタクトホ
ールの形成工程を繰り返した場合のエッチングレートの
エッチング回数依存性を示した図であり、この場合も初
期においてエッチングレートが急減に変化し、その後安
定領域に入ることが観測された。なお、この図は、エッ
チングを1回につき1分行った場合の結果を示したもの
であり、エッチング回数が10回目で、エッチングレー
トが初期のエッチングレートの約1/2程度となってい
る。
【0018】図10(b)参照 図10(b)は、比較のためにソース・ドレイン電極の
表面のAu層等が露出しないポリイミド層のエッチング
工程を繰り返した場合のエッチングレートのエッチング
回数依存性を示した図であり、エッチングレートの変動
は殆どみられない。
【0019】この図10(a)と図10(b)の比較か
ら、エッチングレートの急激な変動は、初期のエッチン
グ工程におけるソース・ドレイン電極63を構成するA
u層65の露出が原因であると考えられる。即ち、コン
タクトホール70の形成工程において、Au層65が露
出し、この露出時にAuの一部がエッチング反応室81
内に飛散することがエッチングレートの低下の原因と考
えられる。また、この場合も、エッチングレートの変動
は、露出する金属が、Pt、Cu、Alの場合にも、A
uと同様の傾向が見られる。
【0020】したがって、本発明は、エッチングレート
の変動を防止して再現性の良好なエッチングを行うこと
を目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】ここで図1を参照して本
発明における課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)上述の課題を解決するために、本発明において
は、プラズマエッチングの開始から終了までの間に、エ
ッチングレートの変動に影響を与える特定金属の露出段
階が無いか、エッチングマスクから露出する位置に特定
金属が位置しないか、半導体基板のエッチング対象面以
外の面に特定金属が位置するか、或いは、エッチングマ
スクの有無にかかわらず、露出する特定金属の膜厚が、
他のエッチング対象物の膜厚よりも薄い場合のいずれか
のエッチング工程を有する半導体装置の製造方法におい
て、エッチングの開始前の前処理として、特定金属4を
プラズマエッチングすることを特徴とする。
【0022】この様に、前処理として、特定金属4をプ
ラズマ5を用いてプラズマエッチングすることによっ
て、特定金属4をエッチング反応室2内に飛散させるこ
とができ、それによって、エッチング工程における特定
金属の露出による飛散の影響を緩和してエッチングレー
トを安定化することができるので、再現性の高いエッチ
ングが可能になる。なお、本発明におけるプラズマエッ
チングとは、Arガスをプラズマ化して行うArイオン
ミリングも含むものである。
【0023】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、前処理が、ダミー基板3上に設けた特定金属4をプ
ラズマエッチングする工程であることを特徴とする。
【0024】この様に、前処理として特定金属4を設け
たダミー基板3を用いることにより、従来のランニング
工程と同じ工程で特定金属4を飛散させることができ、
製造工程を増やすことなくエッチングレートの安定化が
可能になる。
【0025】(3)また、本発明は、プラズマエッチン
グの開始から終了までの間に、エッチングレートの変動
に影響を与える特定金属の露出段階が無いか、エッチン
グマスクから露出する位置に特定金属が位置しないか、
半導体基板のエッチング対象面以外の面に特定金属が位
置するか、或いは、エッチングマスクの有無にかかわら
ず、露出する特定金属の膜厚が、他のエッチング対象物
の膜厚よりも薄い場合のいずれかのエッチング工程を有
する半導体装置の製造方法において、エッチングの開始
前の前処理として、特定金属を含有するガスをエッチン
グ反応室2に導入する工程を含む処理を行うことを特徴
とする。
【0026】この様に、エッチング反応室2内への特定
金属の飛散は、特定金属を含有するガスを用いて行って
も良く、それによって、特別のダミーウェハを用意する
必要はなくなる。
【0027】(4)また、本発明は、上記(3)におい
て、前処理において、特定金属を含有するガスをエッチ
ング反応室2に導入したのち、プラズマ5を発生させる
ことを特徴とする。
【0028】この様に、特定金属を含有するガスをプラ
ズマ化することによって、エッチング反応室2内への特
定金属の飛散を簡単に行うことができる。
【0029】(5)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、露出対象となる特定金属
と、前処理における特定金属とが、同じ金属であること
を特徴とする。
【0030】(6)また、本発明は、上記(1)乃至
(4)のいずれかにおいて、露出対象となる特定金属
と、前処理における特定金属とが、異なった金属である
ことを特徴とする。
【0031】この様に、前処理する特定金属は、露出対
象となる特定金属と同じであっても、異なっても同様な
エッチングレートの安定化の効果が得られる。
【0032】(7)また、本発明は、上記(5)または
(6)において、特定金属が、Au、Pt、Cu、或い
は、Alのいずれかであることを特徴とする。
【0033】特定金属としては、エッチングレートの急
激な変動が見られる金属全てを対象とするものであり、
今後、新たなエッチング方法において同様の現象が見ら
れた場合に適用されるものであるが、現在のところ、少
なくとも、Au、Pt、Cu、及び、Alのプラズマエ
ッチング工程において見られる現象である。
【0034】(8)また、本発明は、上記(1)乃至
(7)のいずれかにおいて、前処理を、エッチング装置
1のクリーニング工程と、エッチング工程との間に行う
ことを特徴とする。
【0035】この様に、同じロットを処理する場合に
は、エッチング工程に先立つクリーニング工程とエッチ
ング工程との間に前処理を行うことが効果的である。
【0036】(9)また、本発明は、上記(1)乃至
(7)のいずれかにおいて、前処理を、複数回のエッチ
ング工程との間に行うことを特徴とする。
【0037】また、特定金属の露出段階を含まないロッ
ト或いは特定金属を含まないロットを、特定金属の露出
段階を含むロットとを連続的に処理する場合、特定金属
の露出段階を含まないロット或いは特定金属を含まない
ロットのエッチング工程と、特定金属の露出段階を含む
ロットのエッチング工程との間で前処理を行えば良い。
【0038】(10)また、本発明は、上記(1)乃至
(9)のいずれかにおいて、プラズマエッチング工程
が、高密度プラズマエッチング工程であることを特徴と
する。
【0039】(11)また、本発明は、上記(10)に
おいて、高密度プラズマエッチングが、誘導結合型プラ
ズマエッチング、電子サイクロトロン共鳴エッチング、
マグネトロン反応性イオンエッチング、或いは、VHF
エッチングのいずれかであることを特徴とする。
【0040】この様なエッチングレートの急激な変動
は、誘導結合型プラズマエッチング(ICPエッチン
グ)、電子サイクロトロン共鳴エッチング(ECRエッ
チング)、マグネトロン反応性イオンエッチング(MR
IE)、或いは、VHF帯或いはUHF帯を用いたVH
Fエッチング等の高密度プラズマエッチングにおいて顕
著になるので、本発明の方法が有効となる。
【0041】(12)また、本発明は、上記(1)乃至
(11)のいずれかにおいて、前処理後に、プラズマエ
ッチング工程を複数回行うことを特徴とする。
【0042】前処理によって、エッチングレートは比較
的長い間安定になるので、前処理後に複数回のプラズマ
エッチングを行っても再現性の良いエッチングが可能と
なる。
【0043】(13)また、本発明は、上記(1)乃至
(12)のいずれかにおいて、エッチング工程における
エッチング対象が、特定金属との他の材料とからなり、
特定金属のエッチング除去される膜厚が、他の材料の膜
厚よりも薄いことを特徴とする。
【0044】一般に、エッチング工程に先立つランニン
グ工程は、エッチング工程において最もエッチング量の
多い材料をエッチングする工程となるので、特定金属の
厚さが厚い場合には、ランニング工程において特定金属
をエッチングすることになるので、本発明の構成は、特
定金属のエッチング除去される膜厚が、他の材料の膜厚
よりも薄い場合に有効となる。
【0045】(14)また、本発明は、上記(1)また
は(3)において、エッチング開始から終了の間に、エ
ッチング工程の前にパターニングされた特定金属が露出
する工程が含まれていることを特徴とする。
【0046】(15)また、本発明は、上記(14)に
おいて、パターニングされた特定金属の膜厚が、エッチ
ング工程において除去される層の膜厚よりも厚いことを
特徴とする。
【0047】(16)また、本発明は、上記(14)に
おいて、パターニングされた特定金属が、エッチング工
程においてエッチングマスクの側壁から露出しているこ
とを特徴とする。
【0048】(17)また、本発明は、上記(14)に
おいて、パターニングされた特定金属を、エッチング工
程においてエッチングマスクとして用いることを特徴と
する。
【0049】(18)また、本発明は、上記(14)に
おいて、パターニングされた特定金属が、配線パターン
或いは電極パターンのいずれかであることを特徴とす
る。
【0050】(19)また、本発明は、上記(14)に
おいて、パターニングされた特定金属が、位置合わせマ
ーク或いは識別マークのいずれかであることを特徴とす
る。
【0051】(20)また、本発明は、上記(14)に
おいて、パターニングされた特定金属が、半導体基板上
のチップ領域の外側に配置されていることを特徴とす
る。
【0052】上記(14)の構成のように、露出する特
定金属は、エッチング工程の前にパターニングされた特
定金属でも同様な影響があり、例えば、エッチング工程
においてエッチングマスクの側壁から露出している特定
金属、エッチングマスクとして用いる特定金属、配線パ
ターン或いは電極パターン、位置合わせマーク或いは識
別マークでも良く、この特定金属は、半導体基板上のチ
ップ領域の外側に配置されていても良い。
【0053】また、この様な場合、この特定金属を対象
としてランニング工程は行わないのが普通であるので、
上記(15)の構成のように、パターニングされた特定
金属の膜厚が、エッチング工程において除去される層の
膜厚よりも厚い場合にも本発明の前処理工程は効果的で
ある。
【0054】(21)また、本発明は、上記(20)に
おいて、パターニングされた特定金属が、半導体基板上
の周辺部に配置されていることを特徴とする。
【0055】(22)また、本発明は、上記(20)に
おいて、パターニングされた特定金属が、半導体基板上
のスクライブライン上に配置されていることを特徴とす
る。
【0056】また、パターニングされた特定金属が、半
導体基板上のチップ領域の外側に配置されている場合、
半導体基板上の周辺部に配置されたものでも良いし、或
いは、半導体基板上のスクライブライン上に配置された
ものでも良い。
【0057】(23)また、本発明は、上記(1)また
は(3)において、半導体基板のエッチング対象面以外
の面に位置する特定金属が、半導体基板の側面に配置さ
れていることを特徴とする。
【0058】(24)また、本発明は、上記(1)また
は(3)において、半導体基板のエッチング対象面以外
の面に位置する特定金属が、半導体基板のエッチングさ
れる面と反対側の面に配置されていることを特徴とす
る。
【0059】この様に、特定金属が、半導体基板の側面
或いは裏面等の半導体基板のエッチング対象面以外の面
に位置する場合にも、本発明の前処理工程は効果的であ
る。
【0060】(25)また、本発明は、上記(23)ま
たは(24)において、前処理においてエッチングする
特定金属のエッチング前の膜厚が、エッチング工程にお
いて除去される層よりも厚いことを特徴とする。
【0061】この様に、特定金属が、半導体基板の側面
或いは裏面等の半導体基板のエッチング対象面以外の面
に位置する場合には、特定金属のエッチング前の膜厚
が、エッチング工程において除去される層よりも厚くて
も、この特定金属を対象としたランニング工程は行われ
ないので、本発明の前処理工程は適用されるものであ
る。
【0062】
【発明の実施の形態】ここで、図2及び図3を参照し
て、本発明の第1の実施の形態の製造工程を説明する。 図2(a)参照 まず、半絶縁性GaAs基板上に厚さが、例えば、20
0nmのi型AlGaAsバッファ層を介して、厚さ
が、例えば、25nmのi型InGaAs電子走行層
(いずれも、図示を省略)、厚さが、例えば、25nm
で、不純物濃度が2×1018cm-3のn型AlGaAs
電子供給層11、及び、厚さが、例えば、50nmで、
不純物濃度が2×1018cm-3のn型GaAsキャップ
層12を順次エピタキシャル成長させたのち、厚さが、
例えば、30nmAuGe層14及び厚さが、例えば、
300nmAu層15からなるソース・ドレイン電極2
3を形成し、次いで、ゲートリセス領域を形成したの
ち、厚さが、例えば、10nmのPt層17及び厚さ
が、例えば、400nmAu層18からなるT型ゲート
電極16を形成し、次いで、全面に層間絶縁膜としてポ
リイミド層19を設ける。
【0063】次いで、ICPエッチングによって、ポリ
イミド層19を選択的にエッチングしてソース・ドレイ
ン電極13に達するコンタクトホール20を形成したの
ち、スパッタリング法によって、厚さが、例えば、10
0nmのバリアメタルとなるTiW層21及び、厚さ
が、例えば、100nmのメッキ種となるAuシード層
22を順次成膜する。次いで、レジストパターン23を
メッキフレームとして用いて電解メッキを行うことによ
って、厚さが、例えば、1μmのAu配線層24を選択
的に形成する。
【0064】図2(b)参照 次いで、イオンミリング装置を用いて、加速電圧400
V、1.0Paの圧力化でArイオンミリングを施すこ
とによって、Au配線層24を設けなかった領域に露出
するAuシード層22を除去する。
【0065】図3(c)参照 次いで、ICPエッチング装置を用い、ICPエッチン
グ装置をクリーニングしたのち、Au層39を設けたダ
ミーウェハ38を用いてランニングを行う。
【0066】このICPエッチング装置は、図8(c)
に示したICPエッチング装置と全く同じであり、プレ
ーナコイル33を支持する石英板32及び観察用ポート
を構成する石英窓34を備えたエッチング反応室31を
備えており、このエッチング反応室31の内部には試料
を載置する電極を兼ねるステージ35が収容されてい
る。この場合のエッチング反応室31の内容積は、例え
ば、約50リットルであり、また、電極を兼ねるステー
ジ35の面積は80cm2 である。
【0067】このエッチング反応室31は接地されると
ともに、プレーナコイル33には励起用RF電源37か
らプラズマ励起用の高周波電力が印加され、一方、ステ
ージ35にはバイアス用RF電源36からバイアス電力
が印加される。
【0068】このランニング工程において、励起用RF
電源37から例えば、400Wの高周波電力を印加する
とともに、バイアス用RF電源36から50Wのバイア
ス電力を印加し、エッチング反応室31内にSF6 ガス
を導入して、例えば、2.0Paの圧力下でプラズマを
発生させ、一枚当たり60秒のプラズマエッチングを1
0枚行う。
【0069】図3(d)参照 次いで、ダミーウェハ38を取り出したのち、Auシー
ド層22の露出部を除去した半導体ウェハをステージ3
5上に装着し、エッチング反応室31内に再びSF6
スを導入して励起用RF電力37によりプラズマ化し、
発生したプラズマを用いて露出するTiW層21を選択
的にエッチングしてAu配線層24を電気的に互いに分
離させる。
【0070】この本発明の第1の実施の形態において
は、この様なバリアメタルとなるTiW層21のエッチ
ング工程を3000枚程度行っても、エッチングの再現
性に影響を与える程度のエッチングレートの急激な変動
を見られなかった。
【0071】次に、図4を参照して、本発明の第2に実
施の形態の製造工程を説明する。まず、上記第1の実施
の形態と同様に、図2(a)及び図2(b)の工程を経
ることによって、Au配線層24を選択メッキによって
形成したのち、Auシード層22の露出部を除去する。
【0072】図4(a)参照 図3(c)に示したものと同様のICPエッチング装置
のエッチング反応室31内に、O2 +N2 ガスからなる
クリーニングガスにTMAu(トリメチル金)を添加し
たガスを導入し、励起用RF電源37から例えば、40
0Wの高周波電力を印加するとともに、バイアス用RF
電源36から50Wのバイアス電力を印加し、例えば、
2.0Paの圧力下で10分間放電してプラズマを発生
させる。なお、この場合のガス流量比は、例えば、
2 :N2 :TMAu=50:50:3である。
【0073】図4(b)参照 以降は、図3(d)の場合と全く同様に、同じ半導体ウ
ェハを用いて、同じ条件でTiW層21の露出部を除去
して、Au配線層24を電気的に互いに分離させる。
【0074】この本発明の第2の実施の形態において
も、この様なTiW層21のエッチング工程を3000
枚程度行っても、エッチングの再現性に影響を与える程
度のエッチングレートの急激な変動を見られなかった。
【0075】以上においては、半導体チップ領域におけ
るエッチングの場合の問題を解決するための手段を説明
してきたが、Au等のエッチングレートに対する影響は
半導体チップ領域以外の領域に存在するAu等も同様の
影響を与えるので、ここで、図5及び図6を参照して、
本発明の第3の実施の形態を説明する。
【0076】図5(a)参照 図5(a)は、本発明の第3の実施の形態におけるエッ
チング対象となる半導体ウェハの概略的平面図であり、
GaAsウェハ51の中央寄りの領域にはチップ52が
配置され、GaAsウェハ51の周辺部にはAu配線層
等を電解メッキによって形成するための給電パッド53
が配置されている。
【0077】図5(b)参照 図5(a)は給電パッド53の概略的要部断面図であ
り、GaAsウェハ51の最表面に設けらえたn型Ga
Asキャップ層54の表面にSiO2 膜等の層間絶縁膜
55を介してAu給電パッド56が設けられており、そ
の上を上層の層間絶縁膜となる、例えば、ポリイミド層
57が覆っている。
【0078】図5(c)参照 図5(c)はチップ52の抵抗形成領域の概略的要部断
面図であり、GaAsウェハ51の最表面に設けらえた
n型GaAsキャップ層54の表面にSiO2膜等の層
間絶縁膜55を介してWSi抵抗層58が設けられてお
り、その上を上層の層間絶縁膜となる、例えば、ポリイ
ミド層57が覆っている。
【0079】図6(a)参照 この様なGaAsウェハ51に設けたWSi抵抗層58
に対するコンタクトホールを形成する場合、コンタクト
ホールの形成工程において給電パッド53におけるポリ
イミド層57も除去されてAu給電パッド56が露出
し、オーバエッチングの際にこのAu給電パッド56の
表面が多少エッチングされてエッチング反応室31内に
飛散し、エッチングレートを変動させることになる。
【0080】そこで、上記の第1の実施の形態と全く同
様にAu層39を設けたダミーウェハ38を用いて、S
6 ガスを導入して、発生したプラズマ40を用いてラ
ンニング処理を行う。この場合も、エッチング反応室3
1内にSF6 ガスを導入して、例えば、2.0Paの圧
力下でプラズマを発生させ、一枚当たり60秒のプラズ
マエッチングを10枚行う。
【0081】図6(b)参照 次いで、ダミーウェハ38を取り出したのち、レジスト
パターン59を設けたGaAsウェハ51をステージ3
5上に装着し、エッチング反応室31内に再びSF6
スを導入して励起用RF電力37によりプラズマ化し、
発生したプラズマを用いて露出するWSi抵抗層58を
選択的にエッチングしてコンタクトホール60を形成す
る。
【0082】この第3の実施の形態においても、WSi
抵抗層58のエッチング前に、Au層をエッチングする
ランニングを行っているので、WSi抵抗層58のエッ
チングを多数回繰り返しても再現性の高いエッチングが
可能になる。
【0083】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は各実施の形態に記載された構成・条件に
限られるものではなく、各種の変更が可能である。例え
ば、上記の各実施の形態においては、エッチングマスク
となって露出しているのがAu配線層であるため、Au
層を設けたダミーウェハを用いて前処理を行っている
が、この様なエッチングレートの急激な変化は、露出す
る金属が、Pt、Cu、或いは、Alの場合にも同様に
見られるので、その場合には、Pt層、Cu層、或い
は、Al層を設けたダミーウェハを前処理すれば良い。
【0084】また、この様な露出するAu層等の影響
は、エッチングマスクとして作用する場合だけではな
く、配線層をスパッタリング法等で全面に成膜したの
ち、レジストパターンをマスクとしてエッチングにより
配線層を形成する場合にも同様である。
【0085】即ち、レジストパターンをマスクとしてA
u配線層をミーリングで除去したのち、TiWバリアメ
タルをプラズマエッチングで除去することになるが、こ
のTiWバリアメタルのエッチング工程において、開口
部において露出するAu配線層の端部がエッチングレー
トの変動に影響を与えるために、この様な場合にも本発
明の前処理は効果的となる。
【0086】また、Auの影響は、コンタクトホールの
底部に露出するAu電極或いはAu配線層の場合も同様
であるので、Auが露出する層間絶縁膜のエッチング工
程に対しても、本発明の前処理は有効である。
【0087】また、上記の第3の実施の形態に示したW
Si抵抗層等のパターニング工程において、表面に薄い
Au保護層を設けており、この様なAu保護層も一緒に
エッチングする場合には、ランニング工程においては主
たるエッチング対象であるWSi層をエッチングするこ
とになるので、前処理としてAu層をエッチングするこ
とによって、エッチングレートの変動を防止することが
できる。
【0088】また、上記の第3の実施の形態において
は、チップ領域外に存在するAu層の影響を抑制するた
めに、Auをエッチングする前処理を行っているが、こ
の様なチップ領域外に存在するAu層は給電パッドに限
られるものではなく、本来、ランニングの対象にならな
い位置に存在するAu層等の影響を抑制するためにも、
本発明の前処理は有効である。
【0089】例えば、チップ領域に設ける位置合わせマ
ーク或いは識別マークとしてAu等の金属を用いた場
合、或いは、段差のあるスクライブラインに意図しない
Au層が付着している場合、さらには、ウェハの側面或
いは裏面に意図しないAu層が付着している場合にも、
本発明の前処理は有効である。
【0090】さらに、前処理するダミーウェハに設ける
金属は、エッチング工程において露出する金属と同じ金
属である必要はなく、Au、Pt、Cu、或いは、Al
の内のいずれか一つの金属を用いて前処理した場合に
も、露出する金属がAu、Pt、Cu、或いは、Alの
内のいずれであっても、エッチングレートの急激な変動
を抑制することができる。
【0091】また、上記の各実施の形態においては、I
CPエッチング工程として説明しているが、ICPエッ
チング工程に限られるものではなく、ICPエッチング
工程と同様に高密度プラズマエッチング工程である、E
CRエッチング工程、MRIEエッチング工程、或い
は、VHFエッチング工程等にも適用されるものであ
る。
【0092】また、上記の各実施の形態においては、同
じロットのエッチング工程を前提としているため、クリ
ーニング工程とエッチング工程との間に前処理を行って
いるが、互いに異なったロットをエッチングする場合に
は、複数のエッチング工程の間に前処理を行っても良い
ものである。
【0093】例えば、Au、Pt、Cu、或いは、Al
の露出段階を含まないロット或いはAu、Pt、Cu、
或いは、Alを含まないロットを、Au、Pt、Cu、
或いは、Alの露出段階を含むロットとを連続的に処理
する場合、Au、Pt、Cu、或いは、Alの露出段階
を含まないロット或いはAu、Pt、Cu、或いは、A
lを含まないロットのエッチング工程と、Au、Pt、
Cu、或いは、Alの露出段階を含むロットのエッチン
グ工程との間で前処理を行えば良い。
【0094】また、上記第2の実施の形態においては、
TMAuを用いているが、TMAl等の他の金属を構成
要素とする有機金属をバブリングして、エッチング反応
室内に導入しても良いものである。
【0095】また、上記の第3の実施の形態において
は、エッチング対象をポリイミド層としているが、この
様な現象はポリイミドに限られるものではなく、エッチ
ングレートの急激な変動が起こるエッチング工程に適用
できるものであり、それに伴ってエッチングガスも適宜
変更されるものである。
【0096】また、上記の各実施の形態においては、エ
ッチング工程をバリアメタルの除去工程或いはコンタク
トホールの形成工程として説明しているが、バリアメタ
ルの除去工程或いはコンタクトホールの形成工程に限ら
れるものではなく、エッチングの初期段階でAu、P
t、Cu、或いは、Alが露出することがなく、エッチ
ングの終了までにAu、Pt、Cu、或いは、Alが露
出する工程を有するエッチング工程全般に適用されるも
のである。
【0097】また、上記各実施の形態においては、エッ
チング対象となる半導体ウェハをHEMT(高電子移動
度トランジスタ)を形成したIII-V族化合物半導体装置
として説明しているが、他のデバイスを形成したIII-V
族化合物半導体装置にも適用されるものであり、さらに
は、シリコン半導体装置にも適用されるものである。
【0098】さらには、本発明は、半導体装置の製造工
程に限られるものではなく、誘電体デバイス等の他の電
子デバイスのエッチング工程或いは実装回路基板にも適
用されるものである。
【0099】
【発明の効果】本発明によれば、特定金属が露出するエ
ッチング工程に先立って、特定金属をエッチング反応室
内に導入するための前処理を行っているので、特定金属
の飛散に起因するエッチングレートの急激な変動を抑制
することができ、再現性の良好な微細加工が可能にな
り、ひいては、半導体装置をはじめとする電子デバイス
の高集積化及び信頼性の向上に寄与するところが大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の途中までの製造工
程の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の図2以降の製造工
程の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の製造工程の説明図
である。
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるエッチング
対象となる半導体ウェハの概略的構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の製造工程の説明図
である。
【図7】従来の配線層形成工程の途中までの説明図であ
る。
【図8】従来の配線層形成工程の図7以降の説明図であ
る。
【図9】従来のTiW層のエッチング工程における問題
点の説明図である。
【図10】従来のポリイミド層のエッチング工程におけ
る問題点の説明図である。
【符号の説明】
1 エッチング装置 2 エッチング反応室 3 ダミー基板 4 特定金属 5 プラズマ 11 n型AlGaAs電子供給層 12 n型GaAsキャップ層 13 ソース・ドレイン電極 14 AuGe層 15 Au層 16 T型ゲート電極 17 Pt層 18 Au層 19 ポリイミド層 20 コンタクトホール 21 TiW層 22 Auシード層 23 レジストパターン 24 Au配線層 31 エッチング反応室 32 石英板 33 プレーナコイル 34 石英窓 35 ステージ 36 バイアス用RF電源 37 励起用RF電源 38 ダミーウェハ 39 Au層 40 プラズマ 41 TMAuガス 51 GaAsウェハ 52 チップ 53 給電パッド 54 n型GaAsキャップ層 55 層間絶縁膜 56 Au給電パッド層 57 ポリイミド層 58 WSi抵抗層 59 レジストパターン 60 コンタクトホール 61 n型AlGaAs電子供給層 62 n型GaAsキャップ層 63 ソース・ドレイン電極 64 AuGe層 65 Au層 66 T型ゲート電極 67 Pt層 68 Au層 69 ポリイミド層 70 コンタクトホール 71 TiW層 72 Auシード層 73 レジストパターン 74 Au配線層 81 エッチング反応室 82 石英板 83 プレーナコイル 84 石英窓 85 ステージ 86 バイアス用RF電源 87 励起用RF電源 88 ダミーウェハ 89 TiW層 90 プラズマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA01 DA18 DB12 DB17 EA21 EB01 EB02 5F033 GG02 HH07 HH08 HH11 HH13 HH23 HH28 JJ01 JJ13 JJ23 KK13 KK14 MM05 MM13 MM18 NN06 NN07 PP15 PP27 PP33 QQ08 QQ09 QQ11 QQ12 QQ14 QQ15 QQ27 QQ37 RR22 XX00 XX03 5F102 FA00 GB01 GC01 GD01 GJ05 GK06 GL04 GM06 GN05 GQ01 GR04 GS01 GS04 GT03 GV05 HC01 HC15

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマエッチングの開始から終了まで
    の間に、エッチングレートの変動に影響を与える特定金
    属の露出段階が無いか、エッチングマスクから露出する
    位置に特定金属が位置しないか、半導体基板のエッチン
    グ対象面以外の面に特定金属が位置するか、或いは、エ
    ッチングマスクの有無にかかわらず、露出する特定金属
    の膜厚が、他のエッチング対象物の膜厚よりも薄い場合
    のいずれかのエッチング工程を有する半導体装置の製造
    方法において、エッチングの開始前の前処理として、前
    記特定金属をプラズマエッチングすることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記前処理が、ダミー基板上に設けた上
    記特定金属をプラズマエッチングする工程であることを
    特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 プラズマエッチングの開始から終了まで
    の間に、エッチングレートの変動に影響を与える特定金
    属の露出段階が無いか、エッチングマスクから露出する
    位置に特定金属が位置しないか、半導体基板のエッチン
    グ対象面以外の面に特定金属が位置するか、或いは、エ
    ッチングマスクの有無にかかわらず、露出する特定金属
    の膜厚が、他のエッチング対象物の膜厚よりも薄い場合
    のいずれかのエッチング工程を有する半導体装置の製造
    方法において、エッチングの開始前の前処理として、前
    記特定金属を含有するガスをエッチング反応室に導入す
    る工程を含む処理を行うことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 上記前処理において、上記特定金属を含
    有するガスをエッチング反応室に導入したのち、プラズ
    マを発生させることを特徴とする請求項3記載の半導体
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 上記露出対象となる特定金属と、上記前
    処理における特定金属とが、同じ金属であることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装
    置の製造方法。
  6. 【請求項6】 上記露出対象となる特定金属と、上記前
    処理における特定金属とが、異なった金属であることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記特定金属が、Au、Pt、Cu、或
    いは、Alのいずれかであることを特徴とする請求項5
    または6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記前処理を、エッチング装置のクリー
    ニング工程と、上記エッチング工程との間に行うことを
    特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の半導
    体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記前処理を、複数回のエッチング工程
    の間に行うことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    1項に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 上記プラズマエッチング工程が、高密
    度プラズマエッチング工程であることを特徴とする請求
    項1乃至9のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 上記高密度プラズマエッチングが、誘
    導結合型プラズマエッチング、電子サイクロトロン共鳴
    エッチング、マグネトロン反応性イオンエッチング、或
    いは、VHFエッチングのいずれかであることを特徴と
    する請求項10記載の半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 上記前処理後に、上記プラズマエッチ
    ング工程を複数回行うことを特徴とする請求項1乃至1
    1のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 上記エッチング工程におけるエッチン
    グ対象が、上記特定金属との他の材料とからなり、前記
    特定金属のエッチング除去される膜厚が、前記他の材料
    の膜厚よりも薄いことを特徴とする請求項1乃至12の
    いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記エッチング開始から終了の間に、
    前記エッチング工程の前にパターニングされた上記特定
    金属が露出する工程が含まれていることを特徴とする請
    求項1または3に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 上記パターニングされた特定金属の膜
    厚が、上記エッチング工程において除去される層の膜厚
    よりも厚いことを特徴とする請求項14記載の半導体装
    置の製造方法。
  16. 【請求項16】 上記パターニングされた特定金属が、
    上記エッチング工程においてエッチングマスクの側壁か
    ら露出していることを特徴とする請求項14記載の半導
    体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 上記パターニングされた特定金属を、
    上記エッチング工程においてエッチングマスクとして用
    いることを特徴とする請求項14記載の半導体装置の製
    造方法。
  18. 【請求項18】 上記パターニングされた特定金属が、
    配線パターン或いは電極パターンのいずれかであること
    を特徴とする請求項14記載の半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 上記パターニングされた特定金属が、
    位置合わせマーク或いは識別マークのいずれかであるこ
    とを特徴とする請求項14記載の半導体装置の製造方
    法。
  20. 【請求項20】 上記パターニングされた特定金属が、
    半導体基板上のチップ領域の外側に配置されていること
    を特徴とする請求項14記載の半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 上記パターニングされた特定金属が、
    半導体基板上の周辺部に配置されていることを特徴とす
    る請求項20記載の半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 上記パターニングされた特定金属が、
    半導体基板上のスクライブライン上に配置されているこ
    とを特徴とする請求項20記載の半導体装置の製造方
    法。
  23. 【請求項23】 上記半導体基板のエッチング対象面以
    外の面に位置する特定金属が、半導体基板の側面に配置
    されていることを特徴とする請求項1または3に記載の
    半導体装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 上記半導体基板のエッチング対象面以
    外の面に位置する特定金属が、半導体基板のエッチング
    される面と反対側の面に配置されていることを特徴とす
    る請求項1または3に記載の半導体装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 上記前処理においてエッチングする特
    定金属のエッチング前の膜厚が、上記エッチング工程に
    おいて除去される層よりも厚いことを特徴とする請求項
    23または24に記載の半導体装置の製造方法。
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