JP2003124045A - 電流センサ - Google Patents

電流センサ

Info

Publication number
JP2003124045A
JP2003124045A JP2001322127A JP2001322127A JP2003124045A JP 2003124045 A JP2003124045 A JP 2003124045A JP 2001322127 A JP2001322127 A JP 2001322127A JP 2001322127 A JP2001322127 A JP 2001322127A JP 2003124045 A JP2003124045 A JP 2003124045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric wire
current sensor
rubber bush
hole
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001322127A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Sugimori
康弘 杉森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2001322127A priority Critical patent/JP2003124045A/ja
Publication of JP2003124045A publication Critical patent/JP2003124045A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Transformers For Measuring Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定対象の電線の種類や径の違い等に柔軟に
対応することができ、電線と貫通部との間に余計なあそ
びができないようにする。 【解決手段】 ケース22の貫通部25に測定対象の電
線Waを挿通させることで、該電線Waを流れる電流を
測定可能な電流センサ20において、ケース22の貫通
部25に、測定対象の電線Waに対応した電線貫通孔4
1を有するゴムブッシュ40を嵌合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケースの貫通部に
測定対象の電線を挿通させることで、該電線を流れる電
流を測定可能な電流センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の電流センサは、特開平6−28
9059号公報や実開平7−36071号公報等におい
て広く知られている。図10,図11は、それらの公報
に記載のものに類似する従来の電流センサの例を示して
いる。
【0003】図10は電流センサ1の使用時の状態を示
す斜視図、図11は電流センサ1の構成図である。この
電流センサ1のケース2は、ケース本体3と、該ケース
本体3に振動溶着あるいは超音波溶着されたカバー4と
からなる。ケース2は、測定対象である電線(この例で
はブスバー)Wbを挿通させるための貫通部5を有して
いる。
【0004】ケース2の内部には、図11(c)に示す
ように、電線Wbを通すための貫通部5を囲むように環
状の空間6が形成されており、その空間6にコア7が収
容されている。コア7は、貫通部5を取り囲むような環
状のもので、一箇所に磁気ギャップを有しており、その
磁気ギャップにホール素子(磁気感応素子)8が配され
ている。ホール素子8は、ケース2内に収容固定された
回路基板9に実装されており、回路基板9には、ホール
素子8と共に、該ホール素子8に所定電流を流す電源回
路や、ホール素子8の出力信号を処理して電線Wbを流
れる電流を検出する処理回路等が実装されている。10
は回路基板9と外部回路との接続用コネクタ、11はコ
ネクタ端子であり、コネクタ端子11はケース本体3に
予め埋め込まれている。
【0005】この電流センサ1を得るには、ケース本体
3の内部に、コア7を収容すると共に、ホール素子8等
を実装した回路基板9を収容し、回路基板9とコネクタ
端子11を接続した後、ケース本体3の開口にカバー4
を被せて、振動溶着や超音波溶着によりケース本体3と
カバー4を気密に一体化する。これにより電流センサ1
を得ることができる。なお、符号12で示す部分が、ケ
ース本体3とカバー4の溶着箇所である。
【0006】この電流センサ1を使用する場合は、電線
Wbをケース2の貫通部5に挿通させてセットし、ホー
ル素子8に所定の電流を流す。そうすると、電線Wbを
流れる電流に基づいて発生する磁束がコア7の磁気ギャ
ップを通過することになるので、その磁束に応じてホー
ル素子8に信号電圧が生じ、その信号電圧に基づいて処
理回路により電線Wbを流れる電流値が検出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この電流セ
ンサ1には電線を通すための貫通部5がケース2に設け
られているが、電線の種類や径の違いによっては、貫通
部5と電線との間に大きな遊びができてしまい、振動や
がたつきの原因となったり、場合によってはそれが原因
でセンサの破損やセンサのズレによる検出精度の悪化を
招いたりするおそれがあった。また、それを防止するた
めに、貫通部の形状や大きさを違えた多数のバリエーシ
ョンの電流センサを用意することも考えられるが、そう
するとコストアップになるという問題があった。
【0008】本発明は、上記事情を考慮し、測定対象の
電線の種類や径の違い等に柔軟に対応することができ、
電線と貫通部との間に余計なあそびができないようにし
て、結果的にバリエーションの減少によるコストダウン
を図れるようにした電流センサを提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ケー
スの貫通部に測定対象の電線を挿通させることで、該電
線を流れる電流を測定可能な電流センサにおいて、前記
ケースの貫通部に、測定対象の電線に対応した電線貫通
孔を有するゴムブッシュを嵌合したことを特徴とする。
【0010】この発明では、ケースの貫通部にゴムブッ
シュを嵌合し、そのゴムブッシュの電線貫通孔に測定対
象の電線を挿通させるようにしたので、電線の形状や径
の大きさの違いに応じて電線貫通孔の形状や大きさを異
ならせたゴムブッシュをケースに取り付けるだけで、電
線と貫通部との間に生じる余計な遊びを確実に無くすこ
とができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の電流セ
ンサであって、前記ゴムブッシュの電線貫通孔を取り囲
む周壁に、前記電線上の付属物を通過させるための切欠
を設けたことを特徴とする。
【0012】この発明では、ゴムブッシュの電線貫通孔
を取り囲む周壁に、電線上の付属物を通過させる切欠を
設けているから、請求項1の発明の作用に加えて、例え
ば、先端に端子金具を取り付けたまま、電線をゴムブッ
シュの電線貫通孔に通すことができるようになり、組み
付け作業性が向上するという作用が得られる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2記載の電流セ
ンサであって、前記切欠として、前記ゴムブッシュの電
線貫通孔を取り囲む周壁に、該周壁の内周面から外周面
に至るスリットを設けたことを特徴とする。
【0014】この発明では、前記切欠として、ゴムブッ
シュの周壁の内周面から外周面に至るスリットを設けて
いるので、請求項2の発明の作用に加えて、当該電流セ
ンサを電線に固定するために電線係止バンドをゴムブッ
シュの外周に巻き付けて絞り込んでいった場合に、ゴム
ブッシュを容易に縮径させることができ、電線係止バン
ドで確実に電線を締め付けることができて、センサの固
定がしっかりとできるようになる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の電流センサであって、ゴムブッシュの電線貫
通孔を取り囲む周壁に、該周壁の一部を切り欠くこと
で、電線貫通孔内に挿通した電線を外部に露出させる開
口を設け、この開口を通して電線係止バンドを直接電線
に対して圧接可能としたことを特徴とする。
【0016】この発明では、ゴムブッシュの電線貫通孔
を取り囲む周壁に電線を外部に露出させる開口を設け、
この開口を通して電線係止バンドで直接電線を係止でき
るようにしたので、請求項1〜3のいずれかの発明の作
用に加えて、より確実にセンサの取り付け強度を高める
ことができるという作用が得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】<第1実施形態>図1は本発明の第1実施
形態の電流センサ20の使用状態を示す斜視図、図2は
同電流センサ20の構成図で、(a)は正面図、(b)
は側面図、(c)は(a)図のIIc−IIc矢視断面
図である。
【0019】この電流センサ20のハウジングを構成す
る樹脂製のケース22は、略円環容器形のケース本体2
3と、該ケース本体23の上面開口を塞ぐ略円環板状の
カバー24とからなる。カバー24は、ケース本体23
の内周壁23aと外周壁23bの上端縁に、振動溶着あ
るいは超音波溶着等の手段で固着されている。図2
(c)中の符号35で示す部分が溶着箇所である。
【0020】ケース22は、測定対象であるケーブル
(電線)Waを挿通させるための貫通部25を有してい
る。貫通部25は、挿通させるケーブルWaに対して大
きめに設定されており、カバー24の中心孔24aと、
ケース本体23の内周壁23aと、ケース本体23の底
壁23cの裏面側に突設されて前記内周壁23aの延長
上に位置する円筒壁23dによって形成されている。底
壁23cの裏面側に突設された円筒壁23bの先端に
は、後述するゴムブッシュ40を係止するための外周側
に膨らんだ環状の係合凸部23eが設けられている。
【0021】ケース本体23の内部には、ケーブルWa
を通すための貫通部25を囲むように環状の収容空間2
6が形成されており、その収容空間26にコア27が収
容されている。コア27は、貫通部25を取り囲むよう
な環状をなし、一箇所に磁気ギャップを有しており、そ
の磁気ギャップにホール素子(磁気感応素子)28が配
されている。
【0022】ホール素子28は、ケース本体23内に収
容固定された回路基板29に実装されており、回路基板
29には、ホール素子28と共に、ホール素子28に所
定電流を流す電源回路やホール素子28の出力信号を処
理してケーブルWaを流れる電流を検出する処理回路等
が実装されている。
【0023】ケース本体23のカバー24を取り付けた
側と反対側の面には、外部回路からのリード線を接続す
るためのコネクタ30が設けられており、このコネクタ
30のハウジング内に、回路基板29に接続されたコネ
クタ端子31が設けられている。
【0024】そして、このように構成された電流センサ
20の本体部分20Aの貫通部25に対して、肉厚円筒
形状のゴムブッシュ40が嵌合されている。ゴムブッシ
ュ40は、中心に測定対象の電線Waを挿通させるため
の電線貫通孔41を有するもので、周壁42の外周面
を、貫通部25を形成するカバー24の中心孔24aの
孔縁、ケース本体23の内周壁23a及び円筒壁23d
の内周面に密着させた状態で貫通部25に嵌合されてお
り、周壁42の外周の長さ方向の一端に連設した係合部
43を、円筒壁23dの先端に設けた係合凸部23eに
嵌め込むことで、位置決め固定されている。
【0025】ここで、本実施形態におけるゴムブッシュ
40の電線貫通孔41は、測定対象のケーブルWaの外
径に対応した大きさの円形孔として形成されているが、
挿通させる電線の断面形状や大きさに応じて電線貫通孔
41の形状や大きさを変更する。例えば、挿通させる電
線がブスバーの場合、ブスバーの断面形状に対応した矩
形孔とするのが望ましい。
【0026】この電流センサ20を得るには、ケース本
体23の内部に、コア27を収容すると共に、ホール素
子28等を実装した回路基板29を収容し、回路基板2
9と予めケース本体23に埋設してある端子31を接続
した後、ケース本体23の開口面にカバー24を被せ
て、振動溶着や超音波溶着によりケース本体23とカバ
ー24を気密に一体化する。これにより、電流センサ2
0の本体部分20Aを完成させておいて、後から別に成
形してあるゴムブッシュ40をケース22の貫通部25
に嵌め込むことで、完成品とすることができる。
【0027】この電流センサ20を使用する場合は、図
1に示すように、測定対象のケーブル(電線)Waをゴ
ムブッシュ40の電線貫通孔41に挿通させてセット
し、ホール素子28に所定の電流を流す。そうすると、
ケーブルWaを流れる電流に基づいて発生する磁束がコ
ア27の磁気ギャップを通過することになるので、その
磁束に応じてホール素子28に信号電圧が生じ、その信
号電圧に基づいて処理回路によってケーブルWaを流れ
る電流値が検出される。
【0028】このように、本実施形態の電流センサ20
によれば、ケース22の貫通部25にゴムブッシュ40
を嵌合し、そのゴムブッシュ40の電線貫通孔41に対
して測定対象の電線(図示例ではケーブルWa)を挿通
させるようにしているので、電線Waの形状や径の大き
さの違いに応じて電線貫通孔41の形状や大きさの異な
るゴムブッシュ40をケース22に取り付けるだけで、
電線Waと貫通部25との間に生じる余計な遊びを確実
に無くすことができ、センサの取り付け状態における振
動やがたつきを防止することができる。従って、電線の
種類や大きさに影響されることなく、センサの位置ズレ
を無くすことができ、安定した精度の出力を得ることが
できる。
【0029】また、必要に応じてゴムブッシュ40を変
更するだけで多種類の電線に柔軟に対応することができ
ることから、電流センサ20の本体部分20Aのバリエ
ーションを減少させることができて、コストダウンを図
ることができる。
【0030】<第2実施形態>図3は本発明の第2実施
形態の電流センサ50の使用状態を示す斜視図、図4は
同電流センサ50の正面図である。
【0031】ケーブルWaには一般的に、先端に圧着端
子48等の付属物が付いていることが多い。そのような
先端に圧接端子48の付いたケーブルWaを、図1に示
した第1実施形態の電流センサ20に挿通させようとし
た場合、圧着端子48が付いた状態のままではケーブル
Waを挿通させることができず、そのため、ケーブルW
aを電流センサ20に通してから、圧接端子48をケー
ブルWaに取り付けるという工程順に変更しなくてはな
らない。そうすると作業性が悪い。
【0032】そこで、本実施形態の電流センサ50で
は、ゴムブッシュ40Bの電線貫通孔41を取り囲む周
壁42に、圧接端子48を通過させるための矩形孔部
(切欠)41aを円形孔部に連続して設けている。つま
り、電線貫通孔41の形状を、圧接端子48を通すこと
ができ、しかもケーブルWaを通した後で、ケーブルW
aとの間に遊びができないような形状にしたゴムブッシ
ュ40Bを、電流センサの本体部分20Aの貫通部25
に嵌合している。なお、本体部分20Aの構成について
は、第1実施形態と全く同じであるから説明は省略す
る。
【0033】このようなゴムブッシュ40Bを用いるこ
とで、先端に圧接端子48が付いたままケーブルWaを
ゴムブッシュ40Bの電線貫通孔41に通すことができ
るようになるため、組み付け作業性が向上する。
【0034】<第3実施形態>図5は本発明の第3実施
形態の電流センサ60の使用状態を示す斜視図、図4は
同電流センサ60の正面図、図7は同電流センサ60に
用いるゴムブッシュ40Cの構成図である。
【0035】図3の第2実施形態の電流センサ50で
は、先端に圧接端子48の付いたままのケーブルWaを
通すために、ゴムブッシュ40Bの電線貫通孔41の周
壁42に矩形孔部41aを設けた場合を示したが、本実
施形態の電流センサ60では、同じ機能を果たすため
に、図5,図6に示すように、ゴムブッシュ40Cにス
リット41bを設けている。
【0036】即ち、圧接端子48を通過させるための切
欠として、ゴムブッシュ40Cの電線貫通孔41を取り
囲む周壁42に、該周壁42の内周面42aから外周面
42bに至るスリット41bを設けているのである。そ
の他の構成は、第2実施形態と同様である。
【0037】このようにスリット41bの付いたゴムブ
ッシュ40Cを用いたことにより、先端に圧接端子48
が付いたままケーブルWaをゴムブッシュ40Cの電線
貫通孔41に通すことができるようになるため、組み付
け作業性が向上する。
【0038】また、この電流センサ60をケーブルWa
に取り付ける場合、一番簡単な方法としては、電線係止
バンド(図示略)をゴムブッシュ40Cの外周に巻き付
けて締め込む方法をとることができるが、ゴムブッシュ
40Cにスリット41bを形成したことにより、電線係
止バンドを絞り込んでいった際に、ゴムブッシュ40C
を容易に縮径させることができるようになる。従って、
電線締め付けバンドで確実にケーブルWaを締め付ける
ことができ、電流センサ60の固定を確実なものとする
ことができる。
【0039】<第4実施形態>図8は本発明の第4実施
形態の電流センサ70の使用状態を示す斜視図、図9は
同電流センサ70の構成図で、(a)は正面図、(b)
は側面図、(c)は(a)図のIXc−IXc矢視断面
図である。
【0040】本実施形態の電流センサ70は、図3、図
4に示した第2実施形態の電流センサ60のゴムブッシ
ュ40Bに更に切欠による開口44を追加したゴムブッ
シュ40Dを用いたものである。
【0041】ここで用いるゴムブッシュ40Dは、電線
貫通孔41を取り囲む周壁42に、該周壁42の一部を
切り欠くことで、電線貫通孔41内に挿通したケーブル
Waを外部に露出させる開口44を設け、この開口44
を通して電線係止バンド90を直接ケーブルWaに対し
て圧接可能としたものである。
【0042】このようなゴムブッシュ40Dの電線貫通
孔41にケーブルWaを挿通させると、ゴムブッシュ4
0Dの開口44から、ケーブルWaの外周の約半分が露
出する。従って、開口44を有する部分に電線係止バン
ド90を巻き付けて締め込むことにより、電線係止バン
ド90で直接ケーブルWaを係止できるようになり、よ
り確実に電流センサ70の取り付け強度を高めることが
できる。しかも、開口44の存在により、電線係止バン
ド90の取り付け位置が簡単に決まるので、作業性が向
上する。
【0043】なお、上記実施形態にて用いられているゴ
ムブッシュ40,40B,40C,40Dの材質として
は、主としてゴムを考えているが、ゴムに類似した性質
を有する材料、例えば軟質樹脂も含まれる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ケースの貫通部にゴムブッシュを嵌合し、その
ゴムブッシュの電線貫通孔に測定対象の電線を挿通させ
るようにしたので、電線に対応した電線貫通孔を有する
ゴムブッシュをケースに取り付けるだけで、電線と貫通
部との間に生じる遊びを無くすことができ、取り付け状
態における振動やがたつきを防止することができる。従
って、測定対象電線がケーブルの場合であっても、ブス
バーの場合であっても、位置ズレすることなく、安定し
た精度の出力を得ることができる。また、ゴムブッシュ
を変更するだけで多種類の電線に柔軟に対応することが
できるので、センサ本体のバリエーションを減少させる
ことができ、コストダウンが図れる。
【0045】請求項2の発明によれば、ゴムブッシュに
電線上の付属物を通過させる切欠を設けているから、請
求項1の発明の効果に加えて、例えば、先端に端子金具
を取り付けたまま電線をゴムブッシュに通すことができ
るようになり、組み付け作業性が向上するという効果が
得られる。
【0046】請求項3の発明によれば、前記切欠とし
て、ゴムブッシュの周壁の内周面から外周面に至るスリ
ットを設けているので、請求項2の発明の効果に加え
て、当該電流センサを電線に固定するために電線係止バ
ンドをゴムブッシュの外周に巻き付けて絞り込んでいっ
た場合に、電線係止バンドで確実に電線を締め付けるこ
とができ、センサの固定を確実なものとすることができ
る。
【0047】請求項4の発明によれば、ゴムブッシュの
電線貫通孔を取り囲む周壁に電線を外部に露出させる開
口を設け、この開口を通して電線係止バンドで直接電線
を係止できるようにしたので、請求項1〜3のいずれか
の発明の効果に加えて、より確実にセンサの取り付け強
度を高めることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の電流センサの使用状態
を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の電流センサの構成図
で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(a)
図のIIc−IIc矢視断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の電流センサの使用状態
を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態の電流センサの正面図で
ある。
【図5】本発明の第3実施形態の電流センサの使用状態
を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3実施形態の電流センサの正面図で
ある。
【図7】本発明の第3実施形態の電流センサに使用する
ゴムブッシュの構成図で、(a)は正面図、(b)は側
面図、(c)は後面図である。
【図8】本発明の第4実施形態の電流センサの使用状態
を示す斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態の電流センサの構成図
で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は(a)
図のIXc−IXc矢視断面図である。
【図10】従来の電流センサの使用状態を示す斜視図で
ある。
【図11】図10の電流センサの構成図で、(a)は正
面図、(b)は側面図、(c)は(a)図のXIc−X
Ic矢視断面図である。
【符号の説明】
20,50,60,70 電流センサ 22 ケース 25 貫通部 40,40B,40C,40D ゴムブッシュ 41 電線貫通孔 41a 矩形孔部(切欠) 41b スリット(切欠) 42 周壁 44 開口 48 圧接端子(付属物) 90 電線係止バンド Wa ケーブル(電線)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの貫通部に測定対象の電線を挿通
    させることで、該電線を流れる電流を測定可能な電流セ
    ンサにおいて、 前記ケースの貫通部に、測定対象の電線に対応した電線
    貫通孔を有するゴムブッシュを嵌合したことを特徴とす
    る電流センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電流センサであって、 前記ゴムブッシュの電線貫通孔を取り囲む周壁に、前記
    電線上の付属物を通過させるための切欠を設けたことを
    特徴とする電流センサ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電流センサであって、 前記切欠として、前記ゴムブッシュの電線貫通孔を取り
    囲む周壁に、該周壁の内周面から外周面に至るスリット
    を設けたことを特徴とする電流センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の電流セ
    ンサであって、 前記ゴムブッシュの電線貫通孔を取り囲む周壁に、該周
    壁の一部を切り欠くことで、前記電線貫通孔内に挿通し
    た電線を外部に露出させる開口を設け、この開口を通し
    て電線係止バンドを直接電線に対して圧接可能としたこ
    とを特徴とする電流センサ。
JP2001322127A 2001-10-19 2001-10-19 電流センサ Pending JP2003124045A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001322127A JP2003124045A (ja) 2001-10-19 2001-10-19 電流センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001322127A JP2003124045A (ja) 2001-10-19 2001-10-19 電流センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003124045A true JP2003124045A (ja) 2003-04-25

Family

ID=19139222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001322127A Pending JP2003124045A (ja) 2001-10-19 2001-10-19 電流センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003124045A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007049102A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Toshiba Corp ガス絶縁変流器
JP2008097881A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線ホルダ
JP2008541065A (ja) * 2005-05-12 2008-11-20 コーポレーション ヌヴォルト インク. 電流センサ
US7835156B2 (en) 2004-09-09 2010-11-16 Keihin Corporation Power drive unit
JP2011075367A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Yazaki Corp 電流センサの固定構造、プロテクタ、及び電流センサの固定方法
WO2012026256A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 電流検出装置
WO2012026510A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 電流検出装置及びその製造方法
JP2016058634A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 中国電力株式会社 変流器

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7835156B2 (en) 2004-09-09 2010-11-16 Keihin Corporation Power drive unit
JP2008541065A (ja) * 2005-05-12 2008-11-20 コーポレーション ヌヴォルト インク. 電流センサ
JP2007049102A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Toshiba Corp ガス絶縁変流器
JP4703316B2 (ja) * 2005-08-12 2011-06-15 株式会社東芝 ガス絶縁変流器
JP2008097881A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線ホルダ
JP2011075367A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Yazaki Corp 電流センサの固定構造、プロテクタ、及び電流センサの固定方法
WO2012026256A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 電流検出装置
WO2012026510A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 電流検出装置及びその製造方法
JP2012047563A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電流検出装置及びその製造方法
CN103080753A (zh) * 2010-08-26 2013-05-01 株式会社自动网络技术研究所 电流检测装置及其制造方法
US8917081B2 (en) 2010-08-26 2014-12-23 Autonetworks Technologies, Ltd Current detection device and method for producing same
JP2016058634A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 中国電力株式会社 変流器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7372258B2 (en) Rotation detection device
US8917085B2 (en) Current sensor
JP5403789B2 (ja) 電流検出装置の組付け構造
JP5403792B2 (ja) 電流検出装置の組付け構造
US6439058B1 (en) Semiconductor sensor
JP5058925B2 (ja) 電流センサ
US5629618A (en) Housing for a wheel speed sensor
JP2015141129A (ja) 車輪速センサおよび車輪速センサの製造方法
JP2003124045A (ja) 電流センサ
JP5047919B2 (ja) 電流センサ
JP3757145B2 (ja) 電流センサ
JP4753545B2 (ja) トルク検出装置及びこれの製造方法
US11131593B2 (en) Sensor device
JPH11153452A (ja) 回転検出装置
JP7008285B2 (ja) センサの製造方法
JP4514703B2 (ja) 回転検出センサ
JP2000097955A (ja) センサ装置
JP4681447B2 (ja) 回転検出センサ
JP2001033468A (ja) 回転検出装置
JP4514702B2 (ja) 回転検出センサ
JP2003066059A (ja) 車輪速センサ
JP7363548B2 (ja) センサ付きケーブル及びその製造方法
JP3208371B2 (ja) センサ装置
JP3208370B2 (ja) センサ装置
JP2000171476A (ja) 電磁ピックアップセンサおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20031209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060309

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060328

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070306