JP2003123849A - 光充電式二次電池 - Google Patents

光充電式二次電池

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Haruo Watanabe
春夫 渡辺
Shinichiro Yamada
心一郎 山田
Tomiichi Watanabe
富一 渡辺
Hiroshi Miyazawa
弘 宮沢
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 光電変換素子を有する引き出されたシート
状体を例えば壁や窓ガラス等に固着でき、それでもっ
て、安定的に充電ができ、充電時の光電素子の外力によ
る損傷あるいは劣化を防止でき、素子全体としての発電
効率の低下及び充電性能の低下を防止することができる
光充電式二次電池を提供する。 【解決手段】円筒形状の巻き芯部と、上記巻き芯部に対
して捲回されて引き出し自在に配設された可とう性を有
する光電変換素子を有するシート状体と、充放電可能な
蓄電池と、この蓄電池の充放電を制御する制御回路部と
を備え、上記巻き芯部に上記光電変換素子を捲回した状
態で、全体が円筒略形状を呈し、上記巻き芯部には、そ
の両端部に位置してそれぞれ略円形平板状に形成された
上部フランジと下部フランジとが一体に設けられ、引き
出された光電変換素子を上記巻き芯部に巻き取るよう構
成された光充電式二次電池において、上記シート状体
に、他部材に固定できる手段が設けられていることを特
徴とする光充電式二次電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換素子によ
って蓄電池を充電する構成とされた光充電式二次電池に
関する。
【0002】
【従来の技術】光電変換素子は、太陽電池とも言われて
おり、太陽光等の光エネルギーを電気エネルギーに変換
する素子である。この光電変換素子は、光エネルギーか
ら電気エネルギーを取り出す際に、従来から利用されて
きた化石燃料等と異なり、二酸化炭素等の排出物を出さ
ない。また、光電変換素子は、ほぼ無尽蔵といわれてい
る太陽光等の光エネルギーから電気エネルギーを取り出
すことができるために、半永久的に発電を行うことがで
きる。そのため、光電変換素子は、地球環境問題に鑑み
て、その利用用途や利用規模が今後も益々拡大してゆく
ものと考えられている。
【0003】しかしながら、光電変換素子は、太陽光等
の光エネルギーに時間的な変動が大きい場合が多く、こ
の光エネルギーを変換して発電した電気エネルギーにも
時間的な変動が大きくなってしまうために、電気機器の
直接の電源とすることには適さない場合が多い。また、
光電変換素子は、太陽光等の光エネルギーが空間的に希
薄な状態で存在していることから、利用に適した所定量
の電力を得るためには大きな受光面積を必要とする。し
たがって、光電変換素子は、電気器の補助的な電流とし
て、又は変換した電気エネルギーを一度蓄電池に充電
し、この蓄電池から放電させて利用するといった用途で
用いられている。
【0004】一方、電気機器は、近年の各種加工技術の
進展により、小型化が進んでおり、携帯型の機器とされ
ることが多い。そのため、電気機器は、その電源とし
て、通常、携帯に便利で手軽に利用することができる乾
電池が用いられている。そこで、上述したような光電変
換素子の利点と、乾電池の利便性とをくみあわせた光充
電式二次電池が、例えば特開昭63−314780号広
報(電池)や特開平2−73675号広報(円筒形充電
式太陽電池)等に記載されているように、提案されてい
る。このような従来の光充電式二次電池は、発電部とし
ての光電変換素子と、充放電部としての蓄電池とを円筒
形規格電池型に組み合わせて使用することによって、通
常用いられている電気機器を、光エネルギーによって生
産した電力により駆動させることを実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光充填式二次電池は、一方向から照射される太陽光等の
光エネルギーを、蓄電池の外表面積のすべてを有効に活
用して光電変換素子に受光させることが困難なばかり
か、その構造上、蓄電池の外表面積を超えて光電変換素
子の受光面積を備えることができない。そのため、従来
の光充電式二次電池は、蓄電池を充電する際の充電時間
が実用に耐えないほど長く、さらには光電変換素子が蓄
電池を充電するために必要な電力すら発電できないこと
があるといった問題があった。
【0006】そこで、本発明の発明者らは、鋭意検討を
行った結果、可とう性を有する光電変換素子と蓄電池と
を組み合わせた構成とすることによって、太陽光等の光
エネルギーを通常用いられている電気機器の電源として
利用することを可能とした光充電式二次電池を発明した
(特願平10−351505号、特開2000−156
516号)。この発明により、本発明者らは、実用的な
充電性能を備えるとともに、通常用いられている電気機
器の電源としての利用が容易である光充電式二次電池を
実現している。
【0007】ところで、上述したような光充電式二次電
池は、光で蓄電池を充電する際に、可とう性を有する光
電変換素子を薄いシート状体となし、これを繰り返し、
引き延ばし、太陽光の受光面積を大きくして使用する。
光充電式二次電池を屋外で使用する場合が多いこのと
き、光電変換素子を有する薄いシート状体を、特定の方
向に固定できない場合、安定的に充電ができない。光電
変換素子を有するシート状体の方向が風などの外力の影
響で動きやすく不安定でないほうが好ましい。又、光電
変換素子が固定できない場合、充電時の光電変換素子が
風などの外力によりこれが壁などとぶつかると光電変換
素子が損傷あるいは劣化するおそれがあるのみならず、
素子全体としての発電効率が低下、延いては充電性能が
低下することが課題であった。
【0008】そこで、本発明は、上記課題を解決するこ
とにより、光電変換素子が形成された可とう性を有する
光電変換シートと、蓄電池とを組み合わせ、充電効率を
高め、劣化の少ない充電性能を備えた光充電式二次電池
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、光電変換素子
を有するシート状体に、他部材に固定できる手段を設け
ることによって、上記の課題を解決するものである。さ
らに詳しくは、本発明に係る光充電式二次電池は、円筒
形状の巻き芯部と、上記巻き芯部に対して捲回されて引
き出し自在に配設された可とう性を有する光電変換素子
を有するシート状体と充放電可能な蓄電池と、この蓄電
池の充放電を制御する制御回路部とを備え、上記巻き芯
部に上記光電変換素子を捲回した状態で、全体円筒略形
状を呈する光充電式二次電池において、上記巻き芯部に
は、その両端部に位置してそれぞれ略円形平板状に形成
された上部フランジと下部フランジとが一体に設けら
れ、上記巻き芯部に巻き取る構成において、上記シート
状体に、他部材に固定できる手段を持たせた光充電式二
次電池である。
【0010】さらには、上記巻き芯部に上記光電変換素
子を捲回した状態で、所定の円筒電池規格形状となるも
のであり、上記蓄電池は、放電電圧が0.6−1.9V
であるものであり、上記蓄電池は、上記巻き芯部に対し
て着脱自在であるものであり、上記蓄電池は、所定の円
筒電池規格の形状を有するものであり、上記他部材に固
定できる手段は、上記シート状体の巻き出し部に設けた
ものであり、上記他部材に固定できる手段は、上記シー
ト状体の巻き出し部と、上記シート状体の巻き終わり部
に設けたものであり、上記他部材に固定できる手段は、
上記シート状体に付与した粘着性である光充電式二次電
池である。
【0011】すなわち本発明は(1) 円筒形状の巻き
芯部と、上記巻き芯部に対して捲回されて引き出し自在
に配設された可とう性を有する光電変換素子を有するシ
ート状体と、充放電可能な蓄電池と、この蓄電池の充放
電を制御する制御回路部とを備え、上記巻き芯部に上記
光電変換素子を捲回した状態で、全体が円筒略形状を呈
し、上記巻き芯部には、その両端部に位置してそれぞれ
略円形平板状に形成された上部フランジと下部フランジ
とが一体に設けられ、引き出された光電変換素子を上記
巻き芯部に巻き取るよう構成された光充電式二次電池に
おいて、上記シート状体に、他部材に固定できる手段が
設けられていることを特徴とする光充電式二次電池、
(2) 上記巻き芯部に上記光電変換素子を捲回した状
態で、所定の円筒電池規格形状となることを特徴とする
前記(1)記載の光充電式二次電池、(3) 上記蓄電
池が、放電電圧が0.6−1.9Vであることを特徴と
する前記(1)記載の光充電式二次電池、(4) 上記
蓄電池が、上記巻き芯部に対して着脱自在であることを
特徴とする前記(1)記載の光充電式二次電池、(5)
上記蓄電池が、所定の円筒電池規格の形状を有するこ
とを特徴とする前記(4)記載の光充電式二次電池、
(6) 上記他部材に固定できる手段が、上記シート状
体の巻き出し部に設けられていることを特徴とする前記
(1)記載の光充電式二次電池、(7) 上記他部材に
固定できる手段が、上記シート状体の巻き出し部と、上
記シート状体の巻き終わり部に設けられていることを特
徴とする前記(1)記載の光充電式二次電池、(8)
上記他部材に固定できる手段が、上記シート状体に担持
され、他部材に対して粘着性であることを特徴とする前
記(1)記載の光充電式二次電池、(9) 前記(1)
〜(8)のいずれかに記載された光充電式二次電池を搭
載した電子又は電気機器、に関する。
【0012】以上のように構成された光充電式二次電池
は、蓄電池を充電する際に、可とう性を有する光電変換
素子を繰り返し、引き延ばし、受光面積を大きくして使
用する。このとき、光電変換素子は、特定の方向に固定
することで、安定的に充電ができ、充電時の光電変換素
子が風などの外力により損傷あるいは劣化が防止でき、
素子全体としての発電効率が低下、延いては、充電性能
の低下を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下
では、本発明を適用した光充電式二次電池として、図1
および図2に示すような光充電式二次電池1について説
明することとする。本発明に係る光充電式二次電池1
は、円筒状の巻き芯部2と、この巻き芯部2に対して捲
回された引き延ばし自在に配設された可とう性を有する
光電変換シート3と、巻き芯部2の内部に設けられた蓄
電池4と、制御回路部5とを備える。光充電式二次電池
1は、図1及び図2に示すように、光電変換シート3を
巻き芯部2に捲回した状態で、全体円筒形状を呈する。
また、光充電式二次電池1は、図1に示すように、光電
変換シート3を巻き芯部2から引き延ばした状態で、光
電変換シート3に受光させて蓄電池4を充電する。
【0014】巻き芯部2は、例えばABS樹脂等の樹脂材
料によって円筒形状に形成されている。巻き芯部2は、
光電変換シート3が捲回される幅よりも僅かに長く形成
されている。したがって、光充電式二次電池1は、巻き
芯部2が光電変換シート3を全幅に亘って巻き取ること
ができる。また、巻き芯部2には、その両端部にそれぞ
れ上部フランジ6と下部フランジ7とが設けられてい
る。
【0015】上部フランジ6及び下部フランジ7は、巻
き芯部2と同様な材料によって略円形平板状に形成され
ており、接着剤等の固定手段により、巻き芯部2の両端
部にそれぞれ固定されている。なお、上部フランジ6及
び下部フランジ7は、巻き芯部2と一体に形成されてい
てもよい。
【0016】上部フランジ6及び下部フランジ7は、そ
の径が、巻き芯部2に捲回された状態での光電変換シー
ト3の径と略同一、若しくはやや大となるように形成さ
れている。これにより、上部フランジ6及び下部フラン
ジ7は、光電変換シート3の側縁部を保護することがで
きるとともに、引き延ばされた光電変換シート3を巻き
芯部2に巻き取る際のガイドとなり、位置ずれせずに光
電変換シート3を巻き芯部2に捲回させることができ
る。
【0017】巻き芯部2、上部フランジ6及び下部フラ
ンジ7は、電気絶縁性を示す材料によって形成されるこ
とが望ましい。これにより、光充電式二次電池1は、内
部の配線等がこれら各部を介して短絡したり、これら各
部が例えば電気機器の電池収納部の端子等に接触するこ
とによって電気的に短絡したりといったことを防止する
ことができる。
【0018】また、巻き芯部2、上部フランジ6及び下
部フランジ7は、断熱特性の優れた材料によって形成さ
れることが望ましい。これにより、光充電式二次電池1
は、例えば自動車のダッシュボードに放置される等して
高温に晒された場合に、内部に収納した蓄電池4の温度
が上昇して破損してしまうことを防止することができ
る。巻き芯部2、上部フランジ6及び下部フランジ7
は、同様の理由から、例えば白色等のように、光や熱を
吸収しにくい色に着色されていることが望ましい。
【0019】さらに、本発明に係る光充電式二次電池
は、図3及図4に示すように、外周壁51を備えて構成
される。光充電式二次電池1は、図3及図4に示すよう
に、上部フランジ6及び下部フランジ7と略同径の略円
筒形状を呈する外周壁51を備えて構成される。光充電
式二次電池1は、図5に示すように、上部フランジ6及
び下部フランジ7にそれぞれ、外周壁51の側縁部が回
動自在に嵌合する溝部6a 及び溝部7a が設けられてい
る。したがって、光充電式二次電池1に於いては、外周
壁51が捲き芯部2、上部フランジ6及び下部フランジ
7に対して自在に回動する。
【0020】また、外周壁51には、図6に示すよう
に、スリット51a が穿孔されている。スリット51a
は、光電変換シート3を引き出すに十分な幅と厚みとを
有して外周壁51に穿孔されている。さらに、光充電式
二次電池1においては、図6に示すように、光電変換シ
ート3の最外周部に係止部3a が形成されていてもよ
い。この係止部3a は、光電変換シート3が巻き芯部2
に捲回された際に、スリット51a に接合するに十分な
厚みを有して形成されている。係止部3a は、光電変換
シート3が外周壁51の内部に完全に巻き込まれてしま
うことを防止する機能を有するとともに、光電変換シー
ト3を引き出す際の取っ手としての機能を有している。
【0021】光充電式二次電池1は、図4に示すよう
に、蓄電池4を充電する際に係止部3a が引き出される
ことにより、光電変換シート3が巻き芯部2から引き出
される。また、光充電式二次電池1は、外周壁51を巻
き芯部2に対して回転させることにより、光電変換シー
ト3を巻き芯部2に巻き取ることができる。
【0022】したがって、光充電式二次電池1は、スリ
ット51a を有する外周壁51が回動自在に備えられて
いることによって、光電変換シート3の引き出し及び巻
き取りが容易となる。また、光充電式二次電池1は外周
壁51を備えることによって、電気機器に収納された際
に、光電変換シート3が巻きほぐれてしまうといったこ
とがない。さらに、光充電式二次電池1は、外周壁51
を備えることによって、光電変換シート3を保護し、光
電変換シート3が外環境の塵埃や衝撃等によって損傷し
てしまうことを防止するとともに、蓄電池4が直射日光
等によって加熱してしまうことを防止することができ
る。外周壁51は、蓄電池4の加熱防止効果をさらに向
上するためには、例えば白色等のように光や熱を吸収し
にくい色に着色されていることが望ましい。
【0023】上部フランジ6と下部フランジ7とには、
それぞれ正極端子8と負極端子9とが設けられている。
正極端子8と負極端子9とは、誘電性材料によって形成
されており、それぞれ図示しない結線手段により、制御
回路部5の所定の端子と電気的に接続されている。
【0024】光電変換シート3は、図7及び図8に示す
ように、可とう性を有して略矩形シート状に形成された
シート状基板10と、このシート状基板10上に配置さ
れた複数の光電変換素子11とによって構成されてい
る。シート状基板10は、例えばポリエステル等の絶縁
性を有する材料によって形成され、可とう性を有するよ
うにシート状に形成されている。
【0025】各光電変換素子11は、シート状基板10
上に、第1の電極層12と、光電変換層13と、第2の
電極層14とがそれぞれ薄膜状に順次積層して形成され
てなる。光電変換素子11を構成する各層は、例えば、
スパッタ法や蒸着法に代表される各種PVD法、又はプラ
ズマCVD法やMOCVD法に代表される各種CVD法によってシ
ート状基板10上に薄膜状に形成されている。光電変換
素子11は、各層が薄膜状に形成されていることによっ
て、シート上基板10と同様に十分な可とう性を有して
いる。
【0026】さらに、上記光電変換シート3には可とう
性を有する高分子積層シートを有することができる。こ
の高分子積層シートは、上記光電変換素子の受光部上を
覆うもので、この部分は少なくとも光透過性を有する。
この高分子積層シートは、上記光電変換シートの全面を
覆うことが好ましく、さらには、上記光電変換シートの
端部より張り出し、上記光電変換シートの端部を保護す
るように形成することが好ましい。又、上記高分子積層
シートは、上記光電変換シートの受光面側に設けること
が、好ましいが、上記光電変換シートの受光面の裏側に
設けることも、さらに、好ましい。これにより、可とう
性を有する光電変換素子を繰り返し、引き延ばし、受光
面積を大きくして使用するとき、光電変換素子の繰り返
しの屈曲による、上記光電変換素子の損傷あるいは劣化
を低減できる。さらに、上記光電変換素子の繰り返しの
引き延ばしに伴う、表面の繰り返しの摺動に対し、上記
光電変換素子が、損傷あるいは劣化することを防止で
き、素子全体としての発電効率の低下、延いては充電性
能の低下を防止できる。又、上記光電変換素子が長期に
捲回状態にあると、上記光電変換シートは塑性変形(云
ゆる、巻き癖が付く)し、上記光電変換素子の有効な受
光を妨げることになるが、上記高分子積層シートの存在
により、上記塑性変形を低減でき、有効な受光を得るこ
とができる。上記高分子積層シートを、前記のように光
電変換シートの表裏に用いる場合は、表裏同一のシート
材料で構成することもできるし、適宜異種のシート材料
で構成することもできる。材質としては、少なくとも光
電変換素子の受光部上を覆うものは、光透過性の材料で
ある。又、摩擦による耐磨耗性、光に対する耐候性を有
することが望ましい。このような材料としては、ハロゲ
ン化オレフィン、特に、フッ素化オレフィンの重合体、
あるいは、これとオレフィンの共重合体が例示される。
さらに、これらシートを光電変換シートに固着させるた
めに、接着層を設けることができる。この接着層の材料
としては、エチレンと酢酸ビニルの共重合体が例示され
る。
【0027】上記光電変換シート3においては、各光電
変換素子11が互いに電気的に直列に接続されており、
短手方向の両端部に位置する光電変換素子11の電極層
にそれぞれ正極端子12aと負極端子14aとが形成され
ている。正極端子12aと負極端子14aとは、それぞれ
制御回路部5の所定の端子と電気的に接続されている。
【0028】また、光電変換素子11は、シート状基板
10とは反対側、すなわち外方に臨む側の主面11aか
ら太陽光等の光が入射される構成とされている。第1の
電極層12及び第2の電極層14は、誘電性材料によっ
て形成されており、光電変換層13に対して一対の電極
としての機能を果たしている。光電変換層13は、例え
ば、a-Si のpin 接合構造に代表される非結晶半導体薄
膜を備えて形成されて、太陽光等の光が入射されること
によって起電力が生ずる構成とされ、いわゆる光電変換
効果を有する膜構成で形成されている。
【0029】光電変換層13は、例えばペリレン等のp
型有機半導体と、例えば銅フタロシアニン等のn型有機
半導体とにより形成されるpn接合構造であってもよ
い。なお、光電変換層13は、上述した薄膜構造に限定
されるものではなく、十分な可とう性を有して光電変換
効果を有する膜構成で形成されていればよい。
【0030】なお、第1の電極層12は、例えば、Ag,
Al,Cr,Ni,Cu 等の金属材料によって形成されて、光
電変換層13に受光させる光に対する反射率が高くなる
ように形成されていることが望ましい。これにより、光
電変換層13を透過した光を反射して再び光電変換層1
3に入射させ、光電変換層13の光電変換効率を向上さ
せることができる。また、第2の電極層14は、例え
ば、SnO 或いはIn 等の金属酸化物を主成
分とする材料によって形成された、いわゆる透明電極と
して形成されていることが望ましい。これにより、光電
変換層13に受光させる光を効率よく透過して、光電変
換層13の光電変換効率を向上させることができる。
【0031】なお、図7及び図8においては、特定の光
電変換素子11の第1の電極層12及び第2の電極層1
4が、それぞれ、この光電変換素子11と隣接する別の
光電変換素子11の第2の電極層14及び第1の電極層
12とされて、複数の光電変換素子11が各々の電極層
を共有する構成とされた例を示す。これにより、光電変
換シート3においては、隣接する光電変換素子11同士
が電気的に直列接続された構成とされている。
【0032】この場合には、例えば、第1の電極層12
及び第2の電極層14を、上述したようにSnO
いはIn 等の金属酸化物を主成分とする材料に
よって形成し、第1の電極層12とシート状基板10と
の間に、例えば金属材料等によって形成された光反射層
(図示せず)を備えて形成してもよい。これにより、各
光電変換素子11は、第2の電極層14を介して十分な
量の光を受光することができるとともに、光反射層によ
って光電変換効率を向上させることができる。
【0033】また、この場合には、各光電変換素子11
同士が、その長手方向の長さと略同等の長さの電極によ
って(線)で接続されていることとなる。したがって、
例えば、各光電変換素子11同士が、例えばリード線等
によって(点)で接続された場合と比較して、断線等の
結線不良が生じてしまう虞を低減することができる。
【0034】また、光電変換シート3においては、その
長手方向に対して並行に各光電変換素子11が配置され
ている。すなわち、各光電変換素子11の一対の電極層
は、光電変換シート3の長手方向と並行になるように配
設されている。これにより、光充電式二次電池は、蓄電
池を充電するために光電変換シート3を引き延ばした際
に、この光電変換素子の一部に光が十分に照射されない
場合であっても、光電変換シート全体での発電効率が低
下してしまうことを防止することができる。
【0035】さらに、光電変換シート3は、巻き芯部2
に対して捲回されて引き延ばし自在に配設されており、
最内周側となる一側が巻き芯部2に接続固定されてい
る。光電変換シート3は、上述した正極端子12a 及び
負極端子14a が、この最内周側の一側に設けられてい
る。図9及び図10で示すように、光電変換シート3の
光電変換素子部11の端部が、引き延ばし状態で、外周
壁51のスリット51aより十分に外部に存在できるよ
うに、巻き芯部2に接続固定されている上記光電変換シ
ート3の最内周側となる一側から、上記光電変換シート
3の光電変換素子部11の内周側の端部までの上記光電
変換シート3に光電変換素子部11を有せず、正極端子
12a と負極端子14a を有するシート部31を介在さ
せる。これにより、充電操作において、引き出し不十分
による光電変換素子部11の上記外周壁51の光の遮蔽
を防止できる。さらに、曲率の高い内周から光電変換素
子部11を、より曲率の低い外周側へ移動させることが
でき、光電変換素子部11の屈曲による疲労劣化を低下
できる。また、上記光電変換素子を有しないシート部3
1は、可とう性において、光電変換素子を有するものに
対し高くでき、上記光電変換シート3の巻き芯部2への
接続固定の耐久性を向上することができる。この場合、
上記光電変換素子を有しないシート部31は、上記光電
変換シート3と一体で形成させることもできるが、必要
に応じて、同一あるいは別の素材のシートをつなげて形
成することができる。
【0036】また、光電変換シート3は、巻き芯部2に
対して捲回した状態で、その受光面が内側となるように
配設されることができる。これにより、光充電式二次電
池1は、光電変換シート3が巻き芯部2に捲回されて放
電使用される際に、光電変換シート3の受光面が外方に
露出する事がなく、受光面が傷つく等して破損してしま
うことを防止することができる。
【0037】しかし、上記光電変換シート3が、その受
光面を内側にして巻き芯部2に捲回されるように配設さ
れるとしたが、このような構成に限定されるものではな
く、本実施の形態におけるように、上記破損の懸念の少
ない場合は、光電変換シート3が、その受光面を外側に
して巻き芯部2に捲回されるように配設できる。
【0038】図11は、光電変換素子を担持し、他部材
に固定できる手段を設定した光電変換シートを引き出し
た状態を示す。図12は、光電変換素子を担持し、他部
材に固定できる手段を設定した光電変換シートを引き出
し、窓ガラス等の他部材に固定した状態を示す。本発明
の上記光電変換シートに、他部材に固定できる手段32
は、図11乃至12に示した。上記他部材に固定できる
手段32は、上記光電変換シートの巻き出し部に設ける
ことができる。さらに好ましくは、上記他部材に固定で
きる手段32は、上記光電変換シートの巻き出し部と、
上記光電変換シートの巻き終わり部に設けることができ
る。上記他部材に固定できる手段32は、上記光電変換
シートに粘着性を付与したものであることができる。図
12に示すように、日光の取りやすいガラス窓の内、あ
るいは、外、あるいは、外壁などに固定できるように、
前記光電変換シート3を上下に広げ、光充電をしやすく
することができる。すなわち、前記光電変換シート3
を、ガラスに密着させて、外光方向に向けることがで
き、風などのがいらんにより、前記光電変換シート3の
向きが変わり難くすることができる。上記他部材に固定
できる手段32は、粘着剤を利用したものでよく、この
粘着剤が透明である場合は、光電変換素子部11の上
に、形成することができる。又、上記光電変換素子部1
1外の上記光電変換シート3上に形成することができ
る。上記粘着剤としては、天然、あるいは合成ゴムを可
塑化したもの、あるいは、アクリル系の共重合体などが
使用できる。
【0039】蓄電池4は、巻き芯部2の内部空間に収納
されており、充放電が可能な二次電池である。蓄電池4
は、具体的には例えば、ニッケル−水素二次電池、ニッ
ケル−カドミウム二次電池、ニッケル−亜鉛二次電池、
亜鉛−酸化銀二次電池、鉄−ニッケル二次電池等であ
る。 蓄電池4は、ニッケル−水素二次電池であること
が望ましい。これにより、蓄電池4は、体積当たりのエ
ネルギー密度を向上させることができるとともに、鉛や
カドミウムといった重金属を使用せず、環境適合性に優
れたものとなる。
【0040】蓄電池4は、所定の電池規格形状を有する
規格乾電池であってもよい。蓄電池4は、具体的には、
IEC やJIS 等により定められた、いわゆる単3型と呼ば
れるR6型電池、単4型と呼ばれるR03型電池、単5
型と呼ばれるR1型電池、あるいはボタン型と呼ばれる
R44型電池、R1220型電池等であってもよい。こ
れにより、光充電式二次電池1においては、開発・製造
コストを抑えることができる。
【0041】ただし、蓄電池4は、蓄電容量の観点から
みた場合には、規格蓄電池を使用せずに、巻き芯部2の
内部空間に直接電解液等の蓄電池構成物を封入すること
も望ましい。これにより、蓄電池4は、規格蓄電池の外
装部に相当する空間にまで蓄電池構成物を封入すること
ができ、蓄電容量を増大させることができる。
【0042】また、蓄電池4は、巻き芯部2に対して着
脱自在であるように構成してもよい。具体的には、例え
ば下部フランジ7の一部を開閉自在として、この開閉部
から巻き芯部2に対して蓄電池4を挿脱するように構成
してもよい。あるいは、例えば、光電変換シート3を引
き延ばした状態で外方へと露出する巻き芯部2の一部を
開閉自在として、この開閉部から巻き芯部2に対して蓄
電池4を着脱するように構成してもよい。
【0043】これにより、光充電式二次電池1において
は、蓄電池4が充放電を繰り返して寿命が尽きた場合で
も、この蓄電池4のみを交換することができる。したが
って、光充電式二次電池1は、蓄電池4に比べて長い寿
命を有する他の各部を、寿命が尽きた蓄電池4とともに
廃棄する必要がなくなり、資源の有効活用の観点から望
ましいものとなる。
【0044】また、これにより、光充電式二次電池1
は、蓄電池4を充電するための充電器として利用するこ
とができる。すなわち、光充電式二次電池1によって蓄
電池4を充電し、充電が完了した蓄電池4を光充電式二
次電池1から取り出して、この蓄電池4を電子機器の電
源として利用することもできる。
【0045】さらに、蓄電池4は、上述したように規格
蓄電池を利用すると共に、巻き芯部2に対して着脱自在
としてもよい。このように、蓄電池4として規格蓄電池
を着脱自在に使用することで、光充電式二次電池1は、
蓄電池4を交換する際に、この交換作業を簡便且つ容易
に行えるようになる。また、この場合にも、上述したよ
うに、蓄電池4を充電するための充電器として光充電式
二次電池1を使用してもよい。これにより、規格蓄電池
形状を有する蓄電池4は、光充電式二次電池1から着脱
自在とされて、通常の規格電池を電源とする電気機器に
対して用いることが容易となる。
【0046】また、蓄電池4は、その放電電圧が0、6
−1、9Vであることが望ましい。これにより、光充電
式二次電池1は、通常の筒型規格電池を電源として用い
る電気機器に対して用いられた場合に、それら電気機器
の動作電圧に満たずに動作させることができなかった
り、許容電圧を超えてしまって機器を破損してしまった
りといったことを防止することができる。
【0047】制御回路部5は、図1乃至図2に示すよう
に、上部フランジ6に、図3乃至図4に示すように、巻
き芯部2の内部空間に配設されている。制御回路部5
は、光電変換シート3と蓄電池4との整流機能、光電変
換シート3による蓄電池4の過充電防止機能、蓄電池4
の過放電防止機能等からえらばれる機能を適宜備える。
制御回路部5は、具体的には、ダイオードやオペアンプ
等を用いた電気的な回路によって構成することができる
が、電気/電子分野で通常用いられているような整流回
路、過充電防止回路及び過放電防止回路によって構成す
ることができるため、その回路構成についての詳細な説
明を省略する。
【0048】また、制御回路部5は、少なくとも4つの
端子を備えており、これら端子にそれぞれ、光電変換シ
ート3の正極端子12a及び負極端子14aと、蓄電池
4の正極端子及び負極端子とが電気的に接続される。そ
して、制御回路部5は、蓄電池4の光電変換シート3に
よる充電と、蓄電池4からの放電とを効率よく行うこと
ができるように機能する。
【0049】光充電式二次電池1は、以上で説明したよ
うに構成され、光電変換シート3を巻き芯部2に捲回し
た状態で、図2に示すように、全体略円筒形状を呈す
る。この状態で、光充電式二次電池1は、電気機器の電
源として、これら電気機器に対して着脱して用いること
が容易となる。
【0050】また、光充電式二次電池1は、光電変換シ
ート3を巻き芯部2に捲回した状態で、所定の筒型電池
規格形状を有するように各部の寸法等を定められること
が望ましい。光充電式二次電池1は、具体的には例え
ば、IEC やJIS 等により定められた、いわゆる単1型と
呼ばれるR20型電池、単2型と呼ばれるR14型電
池、あるいは単3型と呼ばれるR6型電池等であっても
よい。
【0051】これにより、光充電式二次電池1は、通常
の筒型規格電池を収納して使用するように設計された電
気機器に対して用いることを容易とすることができる。
したがって、この場合に、光充電式二次電池1は、太陽
光の光エネルギーを電気エネルギーに変換して蓄え、通
常用いられているような筒型規格電池を使用する電気機
器の電源とすることができる。
【0052】また、光充電式二次電池1は、図3に示す
ように、光電変換シート3を巻き芯部2から引き延ばし
た状態で、蓄電池4を充電する。このとき、光充電式二
次電池1は、光電変換シート3の受光面積に全てを光の
照射方向に向けることができるために、この光電変換シ
ート3の発電力を向上させることができる。したがっ
て、光充電式二次電池1は、蓄電池4を充電する際の充
電時間を実用上十分に短くすることができる。
【0053】なお、本発明に係る光充電式二次電池は、
蓄電池4の形状・個数・収納位置等に限定されるもので
はない。蓄電池4は、例えば、光充電式二次電池1の内
部に複数設けられて、コイルスプリングや板バネ等の弾
性体によって位置ずれしないように支持固定されてもよ
い。
【0054】また、本発明に係る光充電式二次電池は、
上述したように、光電変換シート3の最内周側となる一
側が巻き芯部2に対して接続固定された構成に限定され
るものではなく、例えば、光電変換シート3を光充電式
二次電池1に対して着脱自在としてもよい。これによ
り、光充電式二次電池1は、光電変換シート3に物理的
あるいは電気的な破損が生じた場合等に、これを正常な
光電変換シート3に交換して使用することができる。す
なわち、本発明に係る光充電式二次電池は、光電変換シ
ート3が少なくとも充電時には蓄電池4と電気的に接続
されうる構成であればよい。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る光
充電式二次電池は、光電変換素子を有する引き出された
シート状体を特定の方向に例えば壁や窓ガラス等の他部
材に固定ができ、それでもって安定的に充電ができ、充
電時の光電変換素子の外力による損傷あるいは劣化を防
止でき、素子全体としての発電効率の低下、延いては充
電性能の低下を防止することができる。したがって、本
発明に係る光充電式二次電池によれば、太陽光等の光エ
ネルギーを電気機器の電源として利用することが実用的
となり、有害な排出物の発生による環境汚染を防止する
ことができるとともに、地球資源を有効に活用すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光電変換素子を担持している光電変換シートを
引き出された状態を示す光充電式二次電池の概略斜視図
である。
【図2】本発明の光充電式二次電池の縦断面図である。
【図3】本発明の光充電式二次電池の縦断面図である。
【図4】光電変換素子を担持している光電変換シートが
一部引き出された状態の光充電式二次電池の概略斜視図
である。
【図5】外周壁の側縁部が回動自在に嵌合するように溝
部が設けられている上部および下部フランジを有する光
充電式二次電池の縦断面図である。
【図6】図4の横断面図である。
【図7】巻き芯部から引き延ばされた状態の光電変換シ
ートの概略図である。
【図8】図7のA−A´断面図である。
【図9】光電変換素子を担持している光電変換シートが
一部引き出された状態の光充電式二次電池の斜視図であ
る。
【図10】図9の横断面図である。
【図11】光電変換素子を担持し、他部材に固定できる
手段を設定した光電変換シートを引き出した状態を示す
光充電式二次電池の正面図と右側面図である。
【図12】光電変換素子を担持し、他部材に固定できる
手段を設定した光電変換シートを引き出し、他部材に固
定した状態を示す光充電式二次電池の右側面図である。
【符号の説明】
1 光充電式二次電池 2 巻き芯部 3 光電変換シート 4 蓄電池 5 制御回路部 6 上部フランジ 6a 溝部 7 下部フランジ 7a 溝部 8 正極端子 9 負極端子 10 シート状基板 11 光電変換素子 11a 主面 12 電極層 12a 正極端子 13 光電変換層 14 電極層 14a 負極端子 31 シート部 32 他部材に固定できる手段 51 外周壁 51a スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 富一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 宮沢 弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5F051 GA05 JA17 JA20 5G003 AA06 BA01 DA04 FA01 5H030 AS20 BB07 DD04 DD05 DD12 DD14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形状の巻き芯部と、上記巻き芯部に
    対して捲回されて引き出し自在に配設された可とう性を
    有する光電変換素子を有するシート状体と、充放電可能
    な蓄電池と、この蓄電池の充放電を制御する制御回路部
    とを備え、上記巻き芯部に上記光電変換素子を捲回した
    状態で、全体が円筒略形状を呈し、上記巻き芯部には、
    その両端部に位置してそれぞれ略円形平板状に形成され
    た上部フランジと下部フランジとが一体に設けられ、引
    き出された光電変換素子を上記巻き芯部に巻き取るよう
    構成された光充電式二次電池において、上記シート状体
    に、他部材に固定できる手段が設けられていることを特
    徴とする光充電式二次電池。
  2. 【請求項2】 上記巻き芯部に上記光電変換素子を捲回
    した状態で、所定の円筒電池規格形状となることを特徴
    とする請求項1記載の光充電式二次電池。
  3. 【請求項3】 上記蓄電池が、放電電圧が0.6−1.
    9Vであることを特徴とする請求項1記載の光充電式二
    次電池。
  4. 【請求項4】 上記蓄電池が、上記巻き芯部に対して着
    脱自在であることを特徴とする請求項1記載の光充電式
    二次電池。
  5. 【請求項5】 上記蓄電池が、所定の円筒電池規格の形
    状を有することを特徴とする請求項4記載の光充電式二
    次電池。
  6. 【請求項6】 上記他部材に固定できる手段が、上記シ
    ート状体の巻き出し部に設けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の光充電式二次電池。
  7. 【請求項7】 上記他部材に固定できる手段が、上記シ
    ート状体の巻き出し部と、上記シート状体の巻き終わり
    部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の光
    充電式二次電池。
  8. 【請求項8】 上記他部材に固定できる手段が、上記シ
    ート状体に担持され、他部材に対して粘着性であること
    を特徴とする請求項1記載の光充電式二次電池。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載された光
    充電式二次電池を搭載した電子又は電気機器。
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