JP2003123277A - ディスク状記録媒体の記録再生装置 - Google Patents

ディスク状記録媒体の記録再生装置

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JP2003123277A
JP2003123277A JP2001320411A JP2001320411A JP2003123277A JP 2003123277 A JP2003123277 A JP 2003123277A JP 2001320411 A JP2001320411 A JP 2001320411A JP 2001320411 A JP2001320411 A JP 2001320411A JP 2003123277 A JP2003123277 A JP 2003123277A
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Takao Maruyama
高穂 丸山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録動作中に発生する送り機構からのノイズ
を従来よりも更に低減することができるディスク状記録
媒体の記録再生装置を提供する。 【解決手段】 記録動作中における光ピックアップ37
のアクセス速度を、そのアクセス距離に関係なく一定の
アクセス時間となるように送りモータ40の駆動を制御
するアクセス速度駆動制御手段を設ける。これにより、
アクセス距離が短いほどアクセス速度を遅くすることが
できるので、送り機構から生じるノイズを大幅に抑制す
ることができる。また、記録動作中におけるアクセス速
度の最大値は、再生動作中におけるアクセス速度の1/
3とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスク等
のディスク状記録媒体に対する情報の記録、再生が可能
なディスク状記録媒体の記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスクを使用したいわゆ
るミニディスク(MD)と称される記録可能なディスク
カートリッジが広く普及している。このディスクカート
リッジには、ディスク状記録媒体としての光磁気ディス
クが回転可能に収納されており、この光磁気ディスクに
楽音信号等のデジタルデータが記録されている。特に、
MDは携帯性に優れるために、車内や屋外での使用頻度
が比較的高いという特徴がある。このMDの優れた携帯
性は、いわゆるコンパクトディスク(CD)と称される
光ディスクと同等の音質を実現しつつもディスク径がC
Dの約半分の64mmであるということと、記録/再生
中における振動の影響を受けにくい、すなわち音飛びに
強いという特性を有していることに依る。
【0003】ディスク径の小さなMDに対してCDと同
じ情報量(信号量)を記録することは物理的に不可能で
あるので、MDは、公知のように、音質への影響を最小
限に抑えながらデータ量を約1/5に圧縮する高能率符
号化技術(ATRAC;Adaptive Transform Acoustic
Coding)を採用している。つまり、記録時には入力信号
を1/5に圧縮して光磁気ディスクへ書き込み、再生時
には光磁気ディスクから読み取ったデータを5倍に伸長
して出力するようにしている。これによって、CDと同
等の音質を実現している。
【0004】このような圧縮技術を用いた場合、例えば
再生時を例に挙げると、光磁気ディスクからのデータの
読み出しレートと、再生時に必要なデータの転送レート
との間に差が生じることになるが、MDでは、このデー
タの転送レート差を利用して、いわゆる音飛び防止対策
を行っている。つまり、MDは所定時間分のデータを蓄
積できるバッファメモリを有しており、光磁気ディスク
から読み出した所定時間分のデータをバッファメモリへ
蓄積した後、その蓄積したデータを順次再生し、データ
蓄積量が所定以下になったら再び光磁気ディスクからデ
ータを読み出してバッファメモリへ蓄積するというよう
に、間欠的なデータの読み出しを行っている。これによ
り、振動でトラックジャンプが生じたとしても、蓄積し
たデータを再生している間に光ピックアップを元の位置
へ復帰させれば、音が途切れることは防止される。
【0005】また、光磁気ディスクへの情報の記録も、
バッファメモリを利用して間欠的に行われる。すなわ
ち、入力された信号をATRACで圧縮した後一旦バッ
ファメモリに蓄積し、蓄積したデータを順次読み出して
光磁気ディスク上へ記録する。量子化ビット数が16ビ
ットの場合、44.1kHzのサンプリングでA/D変
換するとデータ量は1.4Mbpsとなるが、ATRA
Cで圧縮するために、実際にディスクに記録する情報は
約300kbpsである。光磁気ディスクはこの記録す
べき情報量の4倍以上の速度で回転し、バッファメモリ
にデータが蓄積される毎に光磁気ディスクに対してデー
タを記録している。このようなデータの間欠記録は、デ
ータの読み出しの場合と同様、クラスタ単位で行われ
る。音飛び対策はデータ記録時にも対応されており、振
動によって光ピックアップ(磁気ヘッド)が記録トラッ
クを外れたら直ぐに記録を中止し、光ピックアップを元
の位置へ復帰させた後、再度そのクラスタの頭から記録
する。
【0006】さて、MDのフォーマット上の特徴のひと
つとして、光磁気ディスク上の不連続なトラックに一組
のデータを記録することができることが挙げられる。例
えば図10に示すように、1枚の光磁気ディスクに74
分の音データを記録できるとする。今、この光磁気ディ
スクにトラック番号T1,T2,T3,T4の4曲の楽
音信号が記録されており、各トラック番号の曲の間に数
分ずつの未記録トラック(フリーエリア)Ta,Tb,
Tcがあるとする。この状態で、例えば再生時間が10
分の曲の音データを、この光磁気ディスクにトラック番
号T5として新たに記録するとき、各未記録部Ta〜T
cの合計で10分間の音楽の録音ができる状態であると
すると、MDでは、図10に示すように、このTa〜T
cの箇所に3分割してトラック番号T5の楽音信号を記
録することが可能である。
【0007】記録時は、各未記録トラックTa,Tb,
Tc間を光ピックアップ(及び磁気ヘッド)が移動しな
がら行われるが、バッファメモリには、光ピックアップ
がこれら不連続トラック間の移動(アクセス動作)を開
始してからデータの書き込みが終了するまでの時間に相
当するデータ量を最小限蓄積できるだけの空き容量が必
要である。一方、記録したトラック番号T5の曲を再生
するときは、記録位置Ta,Tb,Tcのアドレスで示
されるトラック間を光ピックアップがアクセス動作する
ことによって行われるが、各トラックTa,Tb,Tc
間のアクセスに要する時間のデータ量を最小限バッファ
メモリに記憶させておくことによって、再生出力の途切
れを防止している。このように、上述したデータの間欠
読み出し及び間欠記録が、音飛び対策と、不連続トラッ
ク上へのデータの記録及び再生を可能としている。
【0008】ここで、光ピックアップ及び磁気ヘッドを
光磁気ディスクの径方向へ移動させる送り機構として
は、一般に、送りモータと、送りモータからの駆動力が
伝達される複数のギヤと、光ピックアップを径方向へ送
る送りネジ等から構成されている。送りモータによって
複数のギヤが回転し、最終段のギヤの回転が送りネジに
伝達されて、光ピックアップと磁気ヘッドが光磁気ディ
スクの径方向へ送られるようになっている。従来より、
この送り機構による光ピックアップの不連続トラック間
のアクセス速度は、記録動作中および再生動作中ともに
同じ速度とされていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに光磁気ディスク上の複数の離散した未記録トラック
にデータを記録するにあたり、光ピックアップの未記録
トラックへのアクセス動作が行われると、送り機構の送
りモータ等が回転することによってノイズ(メカノイ
ズ)が発生し、この発生したノイズが記録するデータに
混入してデータとともに記録され易いという問題があ
る。特に、携帯用の録音装置としてマイクを内蔵させた
場合、あるいは外部マイクを装置と近接した位置に配置
した場合には、記録再生装置内で発生するノイズとして
の音をマイクが拾い易く、送り機構からのノイズが目立
つという不都合があった。
【0010】このような問題を解決するために、特開平
8−124279号公報には、光磁気ディスクへの記録
動作中における光ピックアップの不連続トラック間の移
動速度を、光磁気ディスクの再生動作中における光ピッ
クアップの不連続トラック間の移動速度よりも遅くなる
ように送りモータを制御することによって、記録時の装
置側で発生するノイズ等が光磁気ディスクに記録するデ
ータに与える悪影響を低減するようにしたディスク状記
録媒体の記録再生装置が記載されている。更に詳しく
は、上記特開平8−124279号公報に記載の記録再
生装置は、光磁気ディスクへの記録動作中における光ピ
ックアップのアクセス速度が、光磁気ディスクの再生動
作中における光ピックアップのアクセス速度の1/3と
なるように、光ピックアップを光磁気ディスクの径方向
へ移動させる送り装置の送りモータの回転駆動を制御す
るようにしている。
【0011】しかしながら、上記のように設定された送
り速度は、ノイズ混入防止の見地からは必ずしも十分小
さなノイズレベルに抑制できているとは言えず、更なる
ノイズの低減策が望まれているのが現状である。
【0012】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、記録
動作中に発生する送り機構からのノイズを従来よりも更
に低減することができるディスク状記録媒体の記録再生
装置を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
当たり、本発明のディスク状記録媒体の記録再生装置
は、記録動作中における記録再生手段の記録媒体上の不
連続トラック間のアクセス速度を、そのアクセス距離に
関係なく、アクセス時間が一定となるように移動手段を
制御するアクセス速度制御手段を有し、これによって、
記録動作中における記録再生手段のアクセス速度を再生
動作中における記録再生手段のアクセス速度よりも遅く
する。
【0014】したがって、記録動作時、不連続トラック
間の距離が短ければ短いほど記録再生手段のアクセス速
度を落とすことが可能となり、これにより移動手段から
発生するノイズを従来よりも低減して、高音質の記録動
作を実現することができる。
【0015】また、以上の課題を解決するに当たり、本
発明のディスク状記録媒体の記録再生装置は、記録再生
手段をディスク状記録媒体の径方向へ移動させる移動手
段が多相モータを駆動源として有するとともに、当該移
動手段の動作を制御する制御手段が、上記モータの各相
毎に検出される逆起電力に基づいて上記モータの駆動を
制御する第1駆動制御モードと、上記モータに対する通
電相の切替タイミングを調整して上記モータの駆動を制
御する第2駆動制御モードとを切り替える切替手段を含
む。
【0016】上記第1駆動制御モードは、モータを滑ら
かに回転駆動させるために一般に用いられるモータの制
御手法であり、本発明では、例えば再生動作中における
記録再生手段のアクセス動作の際に設定される駆動制御
モードである。一方、上記第2駆動制御モードは、モー
タを任意の低速度で回転駆動させるために用いられ、本
発明では、記録動作中における記録再生手段のアクセス
動作の際に設定される駆動制御モードである。これによ
り、記録動作中における記録再生手段のアクセス動作を
再生動作中における記録再生手段のアクセス動作よりも
低速で行わせることが可能となるので、記録動作中にお
ける移動手段からのノイズの発生を従来よりも低減し、
高音質の記録動作を実現することができる。
【0017】更に、以上の課題を解決するに当たり、本
発明のディスク状記録媒体の記録再生装置は、記録媒体
から読み取られた情報を記憶するとともに、記録媒体へ
記録すべき情報を記憶する記憶手段の空き容量に応じ
て、記録再生手段の記録媒体上の不連続トラック間のア
クセス速度を可変とするように移動手段を制御するアク
セス速度制御手段を有する。
【0018】例えば記録動作中においては、記憶手段の
空き容量が大きければ大きいほど記憶手段の記録容量が
入力データで満たされる時間を長くすることが可能とな
り、その結果、記録再生手段のアクセス時間を長く設定
することが可能となる。したがって、記憶手段の空き容
量に応じて記録動作中における記録再生手段の記録媒体
の径方向への移動速度を可変とすることにより、記録再
生手段のアクセス速度を大幅に低減することを可能と
し、これにより移動手段から発生するノイズを従来より
も低減して、高音質の記録動作を実現することができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施の形態では、光磁気
ディスクをディスク状記録媒体として備えたミニディス
ク(以下、ディスクカートリッジという。)の記録再生
装置を例に挙げて説明する。
【0020】先ず、図1を参照して、本実施の形態にお
けるディスクカートリッジの構成について説明する。デ
ィスクカートリッジ10は、例えばポリカーボネート等
の合成樹脂製の上ハーフ11と下ハーフ12とを互いに
組み合わせてなるカートリッジ本体13と、このカート
リッジ本体13内に回転可能に収納されたディスク状記
録媒体としての光磁気ディスク14とから構成される。
【0021】上ハーフ11及び下ハーフ12のそれぞれ
の外周囲には、互いに突き合わされてカートリッジ本体
13の外周壁を構成する周壁15,15が立設されてお
り、また、上ハーフ11及び下ハーフ12の相対向する
内面には、互いに突き合わされることによって光磁気デ
ィスク14の収容空間を画成する円弧状壁16と、互い
に突き合わされた状態で超音波溶着等で一体化されるこ
とによってカートリッジ本体13の厚さ基準を構成する
複数の嵌合突起17等がそれぞれ設けられている(な
お、図1において、円弧状壁16及び嵌合突起17は下
ハーフ12側のみ示している)。
【0022】下ハーフ12の略中央部には円形の開口1
8が形成されている。この開口18には、ディスクカー
トリッジ10を記録再生装置へ装填した際に、カートリ
ッジ本体13内で光磁気ディスク14を回転駆動するタ
ーンテーブル33a(図3参照)が進入する。光磁気デ
ィスク14は、上記ターンテーブルと、光磁気ディスク
14のセンタ孔を閉塞する金属板19との間で磁気的に
クランプされるようになっている。
【0023】また、カートリッジ本体13の一側周面1
3Cにおける上ハーフ11及び下ハーフ12には、光磁
気ディスク14の内外周部を部分的に外部へ露出させる
矩形状の開口20,20がそれぞれ設けられている。記
録再生装置へ装填されない非使用時においては、これら
の開口20,20は金属製のシャッタ21によって覆わ
れ、光磁気ディスク14への異物の付着が防止される。
シャッタ21は、当該側周面13C側に沿って前後方向
へスライド可能とされ、使用時には、記録再生装置の内
部で開口20,20を開放するようになっている。シャ
ッタ21の閉止位置はシャッタロック部材22によりロ
ックされ、不用意にシャッタ21が開放されないように
している。更に、光磁気ディスク14に記録された情報
の誤消去等を防止するための誤記録防止部材23がカー
トリッジ本体13にスライド自在に設けられている。誤
記録防止部材23は、誤記録検出用孔24を閉塞する記
録可能位置と、誤記録検出用孔24を開放する記録不可
能位置の何れかの位置に位置するようになっている。
【0024】一方、光磁気ディスク14は、ディスク基
板と、記録膜と、保護膜とを備えている。ディスク基板
は、ポリカーボネート、PMMA等の合成樹脂の光透過
性を有する材料により形成される。ディスク基板にはア
ドレスデータに基づいて光磁気ディスクの径方向に蛇行
(wobble)したプリグルーブ(pregroove) が渦巻き状に予
め形成されている。記録膜は、TbFeCo等の光磁気
記録材料がディスク基板のプリグルーブが形成された面
側に蒸着、スパッタリング等の方法により薄膜状に形成
されている。保護膜は記録膜を保護するために、紫外線
硬化型樹脂を用いて記録膜上に設けられている。なお、
光磁気ディスク14は更に、記録膜の酸化を防止する例
えば窒化シリコンからなる誘電体膜や、記録膜と保護膜
との間に介在される反射膜を含んでいる。
【0025】光磁気ディスク14は、データ記録領域
と、目録情報が記録された目録領域とを有する。データ
記録領域にはプリグルーブに沿ってデータが連続的にも
しくは不連続(離散的)に記録される。光磁気ディスク
14のデータ記録領域へのデータの記録及び記録されて
いるデータの読み取りは、1クラスタを単位として間欠
的に行われる。
【0026】ここで、1クラスタはデータの記録単位を
意味し、データが実際に記録される32セクタと4つの
リンキングセクタとにより構成されている。4つのリン
キングセクタのうち先頭の3つのセクタは隣接するクラ
スタ間でデータに施されているCIRCのインタリーブ
の干渉を防止するためのものである。これらに続く残り
1つのセクタはサブデータ用である。1セクタは更に複
数のサウンドグループによって構成されており、11サ
ウンドグループで対となる2セクタを構成する。本例で
は、1セクタは2352バイトで、このうちデータ用と
しては2332バイトである。1サウンドグループは4
24バイトである。また、1個のサウンドグループは右
チャンネル用と左チャンネル用のオーディオ信号の51
2サンプル分、再生時間にして11.61m秒に相当す
る。
【0027】目録領域には、データ領域に記録されたデ
ータもしくはプログラム(program)に関するタイトル情
報、各データもしくはプログラムのスタートアドレスと
エンドアドレス等のアドレス情報、及び各小記録領域と
してのパーツPの接続関係を示す情報(以下、TOC(T
able Of Contents) データともいう。)が記録されてい
る。この目録領域は、ディスクカートリッジ10を記録
再生装置に装填した後に、光磁気ディスク14上のデー
タ記録領域へのデータの記録、又はデータの再生動作に
先立って後述する光ピックアップによって読み取られ、
目録領域を読み取ったデータが後述するシステムコント
ローラ内の記録領域、又は後述するバッファメモリ内に
設けられた専用の記録領域に記憶される。
【0028】目録領域に記録されているスタートアドレ
ス及びエンドアドレスは各々24ビットのデータで構成
されており、上位14ビットのデータで、クラスタ番
号、つづく6ビットでセクタ番号、下位4ビットでサウ
ンドグループ番号を示している。これに対応して光磁気
ディスクに形成されているプリグルーブは、クラスタ、
セクタの各アドレスを含むアドレスデータに基づいて変
調された信号に基づいて、ディスクの径方向に蛇行して
いる。このプリグルーブを読み取った信号を復調するこ
とによって記録もしくは再生動作時に記録位置もしくは
再生位置の確認及び管理が後述するシステムコントロー
ラによって行われる。
【0029】図2及び図3は、本実施の形態におけるデ
ィスクカートリッジ10の記録再生装置の構成を示して
いる。図2に示すように、記録再生装置30の装置本体
45には、ディスクカートリッジ10の挿入部31が設
けられている。挿入部31より装填されたディスクカー
トリッジ10は、図3に示すホルダ32内に挿入され、
ホルダ32の下降動作によって光磁気ディスク14がタ
ーンテーブル33a上に載置されるようになっている。
記録再生装置30は、マイクロホン34を内蔵している
とともに、装置本体45には外部マイクロホンが接続さ
れるマイクジャック35が設けられている。すなわち本
実施の形態の記録再生装置30は、当該装置に接続され
る機器からのオーディオ信号以外に、このマイクロホン
34が拾った音声信号と、マイクジャック35に接続さ
れた図示しない外部マイクロホンが拾った音声信号を記
録することができるようになっている。
【0030】次に、図3を参照して装置本体45の内部
構成について説明する。
【0031】シャーシ36には、ディスクカートリッジ
10が挿入されるとともに、挿入されたディスクカート
リッジ10を保持するホルダ32が昇降自在に設けられ
ている。ホルダ32の下側には、スピンドルモータ3
3,ターンテーブル33a、光ピックアップ37が配さ
れている。ホルダ32の下面側には、光ピックアップ3
7を光磁気ディスク14の径方向にガイドする一対のガ
イド部材38,39が互いに平行となるように配されて
いるとともに、後述する送りモータ40(図4)からの
駆動力より光ピックアップ37をガイド部材38,39
に沿って移動させるための送り機構が、本発明に係る移
動手段として構成されている。
【0032】ホルダ32の上側には、磁気ヘッド41が
光ピックアップ37と対向するように配されている。磁
気ヘッド41は、アーム42の先端側に取り付けられ、
光ピックアップ37とアーム42とが断面コ字状になる
ように構成されている。なお、光ピックアップ37と磁
気ヘッド41は、本発明に係る記録再生手段を構成して
いる。
【0033】光ピックアップ37は、対物レンズ37a
を有する。また、光ピックアップ37はレーザ光源や、
レーザ光源から出射された光ビームと光磁気ディスク1
4からの戻り光ビームとを分離するビームスプリッタ等
を含む光学系と、ビームスプリッタによって分離された
戻り光ビームを受光する光検出器等を有する。対物レン
ズ37aは、光ピックアップ37の光源より出射された
光ビームを光磁気ディスク14のディスクカートリッジ
10の下ハーフ12側の開口部20(図1)及び光磁気
ディスク14のディスク基板を介して記録膜上に集束さ
せる。
【0034】また、光ピックアップ37は対物レンズ3
7aをフォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動
する図示しないアクチュエータを含む。このアクチュエ
ータには、フォーカシングサーボ信号及びトラッキング
サーボ信号が供給されるようになっている。その結果、
対物レンズ37aは、フォーカシングエラー信号とトラ
ッキングエラー信号がそれぞれゼロとなるようにフォー
カシング方向及びトラッキング方向に駆動されて、フォ
ーカシングサーボ及びトラッキングサーボが行われる。
【0035】磁気ヘッド41は、ディスクカートリッジ
10の上ハーフ11側の開口部20(図1)を介して光
磁気ディスク14の保護膜側と対峙する。磁気ヘッド4
1は後述するヘッド駆動回路から供給される駆動信号に
基づいて記録データに対応した垂直磁界を発生する。発
生された垂直磁界は光磁気ディスク14の保護膜側より
記録膜に印加される。磁気ヘッド41は、光ピックアッ
プ37が光磁気ディスク14の径方向への移動に連動し
て光磁気ディスク14の径方向に移動する。
【0036】図4は、記録再生装置30の各部の制御系
を示すブロック図であり、本発明に係る制御手段の構成
に相当する。以下、図4を参照して各部の詳細について
説明する。
【0037】A/D(Analog to Digital) 変換器52
は、入力端子53から供給される入力信号、例えば装置
本体45(図2)に接続された外部機器からのアナログ
オーディオ信号、又は、マイクジャック35(図2)に
接続された外部マイクロホンからのアナログの出力信号
もしくは装置本体45に内蔵されたマイクロホン34か
らのアナログの出力信号としてのアナログオーディオ信
号を、例えばサンプリング周波数44.1KHz、量子
化ビット数16ビットでデジタル信号化する。なお、図
4では簡単のために入力端子53から入力されるアナロ
グオーディオ信号は1チャンネルとしてあるが、実際に
はL,Rの2チャンネルのステレオ信号である。以下、
同様に取り扱うものとする。
【0038】D/A(Digital to Analog) 変換器54
は、A/D変換器52とは逆の処理を後述する圧縮伸長
器55から出力されるデジタルオーディオ信号に施し
て、アナログオーディオ信号として出力端子56に供給
する。
【0039】圧縮伸長器55には、A/D変換器52か
ら出力されるデジタルオーディオ信号が供給される。圧
縮伸長器55では、高能率符号化技術(ATRAC)に
よって、供給されたデジタルオーディオ信号が約1/5
にデータ圧縮される。この場合、圧縮伸長器55で用い
られる圧縮技術としては、例えば変形DCT(Modified
Discreat Cosine Transform)が用いられる。
【0040】圧縮伸長器55から出力されたデジタルデ
ータは、メモリコントローラ57を介してバッファメモ
リ58に一旦蓄えられる。バッファメモリ58として
は、例えば記憶容量が16MビットのDRAM(Dynamic
Random Access Memory)が用いられる。メモリコントロ
ーラ57は、バッファメモリ58のデータの書き込み及
び読み出し制御を行う。すなわち、光磁気ディスク14
への記録動作時には、メモリコントローラ57によって
圧縮伸長器55から出力されるデジタルデータが0.3
Mビット/秒の転送速度でバッファメモリ58に書き込
まれ、バッファメモリ58に記憶されたデータは1.4
Mビット/秒の転送速度で読み出される。一方、光磁気
ディスク12の再生動作時には、後述するエンコーダ/
デコーダ59から出力されるデジタルデータが1.4M
ビット/秒の転送速度でバッファメモリ58に書き込ま
れ、バッファメモリ58に記憶されたデータは0.3M
ビット/秒の転送速度で読み出される。以上、メモリコ
ントローラ57、バッファメモリ58により本発明に係
る記憶手段が構成される。
【0041】上述のように、メモリコントローラ57の
正常な記録動作時には、圧縮伸長器55から出力される
圧縮されたデジタルデータをバッファメモリ58へのデ
ータの書き込み速度の約5倍の転送速度でバッファメモ
リ58より順次読み出す。バッファメモリ58から読み
出されたデジタルデータは、エンコーダ/デコーダ59
に供給される。
【0042】しかし、光磁気ディスク12への記録動作
中に、振動等の外乱に起因して光磁気ディスク14上の
記録位置が他の位置もしくは他のトラックに飛んでしま
うトラックジャンプ(track jump)が生じたことが検出
され、その検出信号がシステムコントローラ50に供給
された場合には、メモリコントローラ57はエンコーダ
/デコーダ59へのデジタルデータの転送を停止し、圧
縮伸長器55からの圧縮されたデジタルデータをバッフ
ァメモリ58に蓄積させる。その後、光ピックアップ3
7から光磁気ディスク14に照射される光ビームの照射
位置すなわち記録位置が修正された後、バッファメモリ
58からエンコーダ/デコーダ59にデジタルデータの
転送を再開するように、メモリコントローラ57はバッ
ファメモリ58へのデータの書き込み及び読み出しを制
御する。記録位置の修正は、光磁気ディスク14のアド
レスデータをもとに行われる。
【0043】トラックジャンプが生じたか否かの検出
は、例えば記録再生装置に振動計を設け、振動計によっ
て検出された振動がトラックジャンプを生じるようなも
のであるか否かをシステムコントローラ50によって判
別することによって行うことができる。また、光磁気デ
ィスク14には前述したようにプリグルーブにアドレス
データが記録されているので、このアドレスデータから
出力されるデコードしたアドレスデータの連続性をシス
テムコントローラ50により監視することによってトラ
ックジャンプを検出することもできる。更には、振動計
の検出信号とデコードしたアドレスデータの連続性を検
出した信号とのOR(論理和)をとってトラックジャン
プを検出するようにしてもよい。
【0044】トラックジャンプが検出されたときには、
光ピックアップ37から光磁気ディスク14に照射され
ている光ビームの出力レベルを記録できないレベルまで
下げるか、あるいは出力レベルをゼロとするように光ピ
ックアップ37がシステムコントローラ50によって制
御される。上述したような場合、バッファメモリ58の
記憶容量としては、トラックジャンプが生じてから記録
位置が正しい位置に修正されるまでの期間に相当するデ
ジタルデータを記録できるだけの記憶容量が最低限必要
となる。本実施の形態では、バッファメモリ58として
は前述のように16MビットのDRAMが用いられ、こ
の記憶容量は前述した条件を十分に満足する。
【0045】メモリコントローラ57は記録動作中、正
常な記録動作が行われている間は、できるだけバッファ
メモリ58に記憶されているデータが少なくなるように
バッファメモリ58のデータの書き込み及びデータの読
み出し動作の制御を行う。すなわち、バッファメモリ5
8のデータ量が予め定められた所定量以上になったら、
所定量データ、本実施の形態では最低4クラスタ分のデ
ータをバッファメモリ58から読み出して、常にバッフ
ァメモリ58内に所定量以上の記憶可能エリアを確保し
ている。これは、後述するように、光ピックアップ37
(及び磁気ヘッド41)が光磁気ディスク14上のフリ
ーエリア(未記録トラック)間を光磁気ディスク14の
径方向に沿って移動するのに要する時間を考慮して設定
される。
【0046】このようにしてバッファメモリ58から読
み出されたデジタルデータは、エンコーダ/デコーダ5
9に供給される。エンコーダ/デコーダ59では、供給
されたデジタルデータにエラー検出訂正用の符号化処理
を施すとともに、記録に適した変調処理を施す。本実施
の形態では、EFM(8−14変調)処理を施す。エラ
ー検出訂正用の符号は、本実施の形態ではいわゆるコン
パクトディスク(CD)のCIRC(Cross Interleave
Reed-Solomon Code)に対してインターリーブを変更した
ものを用いている。
【0047】エンコーダ/デコーダ59から出力された
記録データはヘッド駆動回路60に供給される。ヘッド
駆動回路60では記録データに基づいて磁気ヘッド41
の駆動信号を生成し、生成した駆動信号を磁気ヘッド4
1に供給する。
【0048】RFアンプ61は、光ピックアップ37の
光検出器からの出力信号が供給される。RFアンプ61
は光ピックアップ37の光検出器からの出力信号に基づ
いて、光磁気ディスク14の読み取り信号としてのRF
信号を生成する。本実施の形態の場合、記録媒体として
光磁気ディスク14を用いているので、光磁気ディスク
14の記録膜で反射された光ビームのカー回転角の違い
に基づいたRF信号が生成される。このRF信号は、エ
ンコーダ/デコーダ59に供給されるとともに、スピン
ドルサーボ信号を生成するためにサーボ制御回路51に
供給される。
【0049】更に、RFアンプ61は光検出器からの出
力信号から、いわゆる非点収差法に基づいてフォーカシ
ングエラー信号を生成するとともに、いわゆるスポット
法に基づいてトラッキングエラー信号を生成する。RF
アンプ61は、プッシュプル法により光検出器からの出
力信号に基づいて蛇行したプリグルーブを検出した信号
(プッシュプル信号)を生成し、アドレスデコーダ62
に供給する。RFアンプ61によって生成されたフォー
カシングエラー信号とトラッキングエラー信号はサーボ
制御回路51に供給される。
【0050】アドレスデコーダ62には、RFアンプ6
1によって生成されたプッシュプル信号が供給される。
アドレスデコーダ62は供給されるプッシュプル信号を
EFM復調することによってアドレスデータを出力す
る。アドレスデコーダ62から出力されたアドレスデー
タは、エンコーダ/デコーダ59に供給されてデコード
処理が施される。デコードされたアドレス情報はシステ
ムコントローラ50によって記録もしくは再生時の記録
位置もしくは再生位置の確認及び位置制御に用いられ
る。アドレスデコーダ62によってデコードされたアド
レスデータ中より抽出された同期信号が、スピンドルサ
ーボ信号を生成するためにサーボ制御回路51に供給さ
れる。
【0051】さて、送りモータ40は、サーボ制御回路
51から供給される送り信号に基づいて図示しない送り
機構に駆動力を供給し、光ピックアップ37を光磁気デ
ィスク14の径方向に送る。送り機構は、例えば送りモ
ータ40からの駆動力が伝達される複数のギヤと光ピッ
クアップ37を径方向に送るネジとから構成されてい
る。送りモータ40によって複数のギヤが回転し、最終
段のギヤの回転が送りネジに伝達されて光ピックアップ
37と磁気ヘッド41が光磁気ディスク14の径方向に
送られる。
【0052】サーボ制御回路51には、RFアンプ61
からフォーカシングエラー信号、トラッキングエラー信
号及び、RF信号もしくはアドレスデータより抽出され
た同期信号が供給される。サーボ制御回路51はこれら
の信号に基づいてフォーカシングサーボ信号、トラッキ
ングサーボ信号及びスピンドルサーボ信号を生成する。
フォーカシングサーボ信号及びトラッキングサーボ信号
は光ピックアップ37のアクチュエータに供給されて、
上述したようにフォーカシングサーボ及びトラッキング
サーボが行われる。スピンドルサーボ信号はRF信号、
もしくはアドレスデータより抽出された同期信号のいず
れか一方の信号に基づいて生成される。スピンドルサー
ボ信号は駆動回路63を介してスピンドルモータ33に
供給され、スピンドルモータ33が光磁気ディスク14
を線速度一定(CLV)となるように回転制御される。
【0053】更に、サーボ制御回路51は、送り信号お
よびアクセス信号を生成する。送り信号はトラッキング
エラー信号の低域周波数成分に基づいて生成される。送
り信号は、モータドライバ63を介して送りモータ40
に供給され、送りモータ40は供給された送り信号に基
づいて図示しない送り機構に駆動力を供給し、光ピック
アップ37(及び磁気ヘッド41、以下同じ。)の光ビ
ームが光磁気ディスク14の記録トラックを走査するの
に合わせて、光ピックアップ37及び磁気ヘッド41を
光磁気ディスク14の径方向に送る。アクセス信号は、
所定の不連続トラック間を所定の順番でアクセスさせる
ための信号で、送りモータ40に供給される。送りモー
タ40にアクセス信号が供給されると、アクセス指令に
対応する距離だけ光ピックアップ37を光磁気ディスク
14の径方向に移動させる。なお、以下の説明では、送
りモータ40の動作は上記アクセス信号に基づくものの
みについて説明する。
【0054】システムコントローラ50は、マイクロコ
ンピュータからなり、本発明に係る制御手段の中枢を占
めている。このシステムコントローラ50には入力部6
4及び表示部65が接続されている。システムコントロ
ーラ50は、入力部64からの入力信号に基づいて記録
または再生動作の開始、停止、アクセス動作等を行わせ
るための各種制御信号を生成するとともに、サーボ制御
回路51、エンコーダ/デコーダ59、メモリコントロ
ーラ57等の記録再生装置各部および記録再生装置の動
作を制御する。光ピックアップ37から出射される光ビ
ームの出力レベルは、システムコントローラ50から供
給される制御信号によって制御される。記録動作時の光
ピックアップ37から出射される光ビームの出力レベル
は、記録に十分な出力レベルであるとともに、前述した
ようにトラックジャンプが発生したことがシステムコン
トローラ50で認識された場合には記録が不可能な出力
レベル、例えば再生動作時の出力レベルまで出力レベル
が直ちに下げられる。
【0055】入力部64は、装置本体45の前面パネル
に設けられており(図2参照)、装置の電源をオン/オ
フするための電源キー、再生動作を開始させるための再
生キー、記録動作を開始させるための記録キー、記録及
び再生動作を停止させるためのストップキー、アクセス
等を行わせるためのキー等の複数の操作キーを含む。
【0056】表示部65は、装置本体45の前面パネル
に設けられ(図2参照)、液晶ディスプレイや蛍光表示
管等の表示素子が用いられる。表示部65には、光磁気
ディスク14の目録領域に記録されたデータに基づいて
システムコントローラ50で生成された表示制御信号が
供給される。この表示制御信号に基づいて表示部65に
は光磁気ディスク14の総再生時間、再生中のデータも
しくはプログラムの再生経過時間、再生中のデータもし
くはプログラムの残り時間、記録可能な残量時間等の時
間情報や、再生中のもしくは記録中のトラックナンバー
等が表示される。また、光磁気ディスク14にディスク
自身のタイトルや各データもしくはプログラムのタイト
ル情報、データもしくはプログラムの記録日時に関する
データが記録されている場合には、これらのデータが選
択的に表示部65に表示される。
【0057】続いて、サーボ制御回路51の詳細につい
て図5を参照して説明する。システムコントローラ50
とサーボ制御回路51は、本発明に係るアクセス速度制
御手段に対応する。サーボ制御回路51は、PWM生成
回路71、制御タイミング生成回路72、ダイレクトP
WM駆動論理合成回路73、逆起電力検出回路74およ
び逆起パルスカウンタ75から構成されている。本実施
の形態では、送りモータ40は、DCブラシレスモータ
が用いられている。図では、コイルUL,VL及びWL
を有する三相モータを示し、その回転子や固定子等の図
示は省略している。
【0058】PWM生成回路71は、システムコントロ
ーラ50からアクセス信号Saを受けて図6(d)に示す
ようなPWM信号を生成する。PWMのデューティー比
は、モータドライバ63に印加される電圧(電池端電
圧)と設定電圧との比から決定される。一方、制御タイ
ミング生成回路72は本発明に係る制御タイミング生成
手段として構成され、送りモータ40の各相(コイルU
L,VL,WL)へ供給するためのタイミング信号CO
N_U,CON_V及びCON_Wを生成する。生成さ
れたPWM信号及びタイミング信号CON_U,CON
_V及びCON_Wは、ダイレクトPWM駆動論理合成
回路73へ供給され、図6(e),(f)及び(g)に示すよ
うな駆動信号UO,VO及びWOを生成する。生成され
た駆動信号UO,VO及びWOはモータドライバ63へ
供給され、このモータドライバ63から送りモータ40
の各コイルUL,VL,WLへモータ駆動電流が120
度通電方式で供給される。
【0059】逆起電力検出回路74は本発明に係る逆起
電力検出手段として構成され、送りモータ40の駆動時
にコイルUL,VL,WLに発生する逆起電力を検出す
るための回路であり、図6(h),(i)及び(j)に示すよ
うな検出信号MON_U,MON_V及びMON_Wを
生成し、生成した検出信号を制御タイミング生成回路7
2へ供給する。逆起パルスカウンタ75は、逆起電力検
出回路74からの出力に基づいて逆起パルス信号の発生
回数をカウントし、そのカウント値をシステムコントロ
ーラ50へ供給するように構成されている。
【0060】システムコントローラ50は、上述した機
能に加えて、送りモータ40の駆動制御モードを切り替
える切替手段としての機能を有している。図7に示すよ
うにシステムコントローラ50は、光ピックアップ37
に対してアクセス動作が必要となると(ステップS1
0)、現在のトラック位置から目標とするトラック位置
までの距離に基づいて送りモータ40への通電相の切替
回数Nを設定し(ステップS20)、設定した通電相の
切替回数Nに基づいた光ピックアップ37のアクセス動
作制御を行う。このとき、光磁気ディスク14に記録さ
れた情報を読み出す再生動作時と、光磁気ディスク14
に対して情報を書き込む記録動作時とで、光ピックアッ
プ37の送りアクセス速度を変更するようにしている。
【0061】本実施の形態では、情報の再生動作中か記
録動作中かの判別を、バッファメモリ58に圧縮伸長器
55からの音データを取り込み中か否かで決定するよう
にしている(ステップS30)。すなわち、バッファメ
モリ58に圧縮伸長器55からの音データを取り込んで
いるときには記録動作中であると判断し、バッファメモ
リ58に圧縮伸長器55からの音データを取り込んでい
ないときには再生動作中であると判断する。
【0062】ここで、再生動作中であると判断された場
合には、送りモータ40の駆動設定電圧eが最大値(E
max)に設定され、これにより光ピックアップ37が
最大の移動速度(Vmax)で駆動される(ステップS
41)。この場合、送りモータ40のコイルUL,V
L,WLにて発生する逆起電力の検出信号MON_U,
MON_V,MON_Wの発生間隔を観測し、図6に示
したようにその検出信号の発生間隔の1/2に相の切替
タイミングを設定する通常の駆動制御モードで送りモー
タ40を駆動することによって、光ピックアップ37を
アクセス動作させる(ステップS51,S60)。通電
相の切替タイミングは、上記検出信号が入力される制御
タイミング生成回路72によって制御される。このとき
の送りモータ40の駆動制御モードを、本明細書におい
ては第1駆動制御モードと定義する。なお言うまでもな
く、Vmaxは、光ピックアップ37が最長移動距離進
む間にバッファメモリ58に蓄積された音データが空に
ならない程度の速度とされる。
【0063】一方、記録動作中であると判断された場合
には、光ピックアップ37のアクセス速度が、上述した
再生動作中における光ピックアップ37のアクセス速度
よりも遅く設定される。すなわち本実施の形態では、
(Vmax/3)×(N/Nmax)の演算式で算出さ
れる駆動速度vで送りモータ40が駆動制御され、この
ときの駆動電圧eは、算出された速度v時に最も効率が
よくなる値が設定される(ステップS42)。Vmax
は、上述した再生動作中における光ピックアップ37の
アクセス速度であり、Nmaxは光ピックアップ37の
最長移動距離、つまり光磁気ディスク14上のレコーダ
ブルエリアにおける最内周トラックと最外周トラックと
の間の距離に相当する移動長を得るのに必要な送りモー
タ40の通電相の切替回数である。
【0064】したがって、記録動作中において上記最長
移動距離に対する光ピックアップ37のアクセス速度
は、再生動作中における光ピックアップ37のアクセス
速度の1/3となり、また、記録動作中における光ピッ
クアップ37のアクセス距離に反比例して光ピックアッ
プ37のアクセス速度が遅くなるようになっている。つ
まり本実施の形態では、記録動作時、光ピックアップ3
7のアクセス距離に関係なく、現在のトラック位置から
目標とするトラック位置までのアクセス時間が一定とな
るように送りモータ40の駆動を制御している。一定と
されるアクセス時間は、記録動作中における光ピックア
ップ37のアクセス時間を可能な限り長くとることによ
ってアクセス速度を低くしノイズの発生を低減するとい
う観点から、上記最長移動距離をVmax/3の移動速
度で移動する際の所要時間とされる。本実施の形態で
は、当該所要時間を基準アクセス時間と定義する。
【0065】ここで、再生動作時に比べて記録動作時に
光ピックアップ37のアクセス速度を低くすることがで
きるのは、再生動作中と記録動作中とでは、バッファメ
モリ58の余裕度が異なるためである。再生動作中にお
いては、バッファメモリ58に少なくとも1クラスタ分
の音データが残っていれば再生出力動作が続行されるた
めに、光ピックアップは、遅くとも約2秒以内に目標と
するトラック位置へアクセス動作する必要がある。しか
し、記録動作中においては、光磁気ディスク14に対す
る書き込み動作の際に最低4クラスタ分の音データを一
度に書き込むようにしているので、次の4クラスタ分
(約8秒分)の音データがバッファメモリ58に蓄えら
れるまでに、単純に考えても光ピックアップ37は再生
時の4倍近くの待ち時間が存在することになる。
【0066】したがって、例えば図9に示すように光磁
気ディスク14上の最内周トラック位置にあるフリーエ
リアFA1と最外周トラック位置にあるフリーエリアF
A2との間の最長移動距離を移動する場合、光ピックア
ップ37は、再生時よりも約4倍の余裕度をもって目標
とするトラック位置へアクセスすることが可能となる。
そこで本実施の形態では、上記のような記録動作時にお
けるバッファメモリ58の優位性を利用して、記録動作
中における光ピックアップ37のアクセス動作を再生動
作時よりも時間をかけて行うようにしている。
【0067】また、記録動作中における光ピックアップ
37の最大移動速度を、再生動作中における光ピックア
ップ37の最大移動速度Vmaxの1/3としたのは、
これを超える速度で光ピックアップ37を移動させたと
きに発生するノイズ(メカノイズ)が大きく、音響的に
悪影響をもたらす可能性が高いという実験結果からであ
る。
【0068】さて、この記録動作中における送りモータ
40の駆動制御方法としては、上述した再生動作時の第
1駆動制御モードとは異なる第2駆動制御モードが選択
される(ステップS52)。この第2駆動制御モード
は、送りモータ40の各コイルUL,VL,WLに対す
る通電相の切替タイミングを調整することによって、送
りモータ40の回転駆動を制御する制御モードである。
第2駆動制御モードにおける通電相の切り替えは、図8
に示すように、逆起電力の検出タイミングに関係なく一
定の時間間隔で行われる。
【0069】すなわち、記録動作以外において設定され
る送りモータ40の第1駆動制御モードでは、逆起電力
の発生間隔を観測し、その間隔が電気角60°の場合に
は逆起電力の発生タイミングから30°遅延させて相切
替が行われるが(図6参照)、記録動作時に設定される
送りモータ40の第2駆動制御モードでは、逆起電力の
発生間隔に関係なく、原則として常に一定の切替時間で
通電相の切替が行われる。これにより、通電相の切替時
間(間隔)が長いほど、送りモータ40は低速で駆動さ
れることになる。
【0070】なお、この第2駆動制御モードでは、逆起
電力の検出は行われるが、第1駆動制御モードのように
逆起電力の発生タイミングを基準とする通電相の切替制
御は行われない。第2駆動制御モードでは、逆起電力検
出信号MON_U,MON_V,MON_Wは専ら、送
りモータ40の回転の有無を検出するためだけに用いら
れる。
【0071】第2駆動制御モードにおいては、タイミン
グ信号CON_U,CON_V及びCON_Wを生成す
る制御タイミング生成回路72は、システムコントロー
ラ50から供給される制御信号Svによって拘束され
る。制御信号Svは、図7に示したフローに基づいて算
出された光ピックアップ37のアクセス速度v(ステッ
プS42)に対応する通電相切替タイミングを指示する
信号であり、制御タイミング生成回路72は、逆起電力
検出信号MON_U,MON_V,MON_Wに関係な
く、制御信号Svに基づいた通電相切替タイミングを生
成する。
【0072】この第2駆動制御モードで駆動される送り
モータ40によって、光ピックアップ37は、記録動作
中、基準アクセス時間かけて光磁気ディスク14上のト
ラック間をアクセス動作する(ステップS60)。シス
テムコントローラ50には、エンコーダ/デコーダ59
及びメモリコントローラ57から光ピックアップ37の
アドレスデータ、TOC データ、バッファメモリ58
の空き容量メモリデータが供給される。アクセス距離は
アドレスデータ及びTOCデータに基づいて算出され、
空き容量メモリデータは、基準アクセス時間以上の音デ
ータに相当する情報量をバッファメモリ58へ蓄積でき
るだけの空き容量があるかどうかの確認に用いられる。
【0073】ここで、本実施の形態のバッファメモリ5
8には、約28クラスタ分の音データを蓄積できる記憶
容量を備えている。そして、再生動作中においてはバッ
ファメモリ58が残り約4.5クラスタ分になったら光
磁気ディスク14上のデータを読みに行くように構成さ
れ、一方、記録動作中においてはバッファメモリ58の
空き容量が約9クラスタ分になったところで蓄積したデ
ータを光磁気ディスク14上の所定のトラックへ書き込
みに行くように構成されている。また、記録動作中にお
ける光ピックアップ37のアクセス速度は、再生動作中
における光ピックアップ37のアクセス速度(Vma
x)の1/8以上1/3以下の範囲に設定される。以
上、システムコントローラ50、サーボ制御回路51、
モータドライバ63等により、本発明に係るアクセス速
度制御手段が構成される。
【0074】次に、以上のように構成される本実施の形
態の記録再生装置30の作用について説明する。先ず、
再生動作について説明する。
【0075】ディスクカートリッジ10が記録再生装置
へ装填されると、スピンドルモータ33の立ち上げ動
作、フォーカシングサーボ、トラッキングサーボの引込
み動作に続いて、光磁気ディスク14内の内周方向に光
ピックアップ37を送って光磁気ディスク14の目録領
域が読み取られる。このとき、光ピックアップ37から
光磁気ディスク14に照射されている光ビームの出力レ
ベルはデータの記録が行えない(記録膜の温度をキュリ
ー温度まで加熱することができない)ような出力レベル
に設定されている。光ピックアップ37によって読み出
された目録領域に記録されているデータは、システムコ
ントローラ50内の記録領域又はバッファメモリ58内
の専用記憶領域内に記憶される。次に、光ピックアップ
37を光磁気ディスク14のデータ記録領域に送って、
データ記録領域に記録されたデータを読み出す。
【0076】データ記録領域のどの部分に記録されたデ
ータをどのような順序で読み出すかは、入力部64から
入力された入力信号に基づいてシステムコントローラ5
0によって制御される。光ピックアップ37の光検出器
からの出力信号はRFアンプ61に供給されて、上述し
たようにフォーカシングエラー信号、トラッキングエラ
ー信号等の信号が生成されるとともに、RF信号が生成
される。フォーカシングエラー信号、トラッキングエラ
ー信号、RF信号、もしくはアドレスデータより抽出さ
れた同期信号のいずれか一方の信号がサーボ制御回路5
1に供給されて、サーボ制御回路51でフォーカシング
サーボ信号、トラッキングサーボ信号、スピンドルサー
ボ信号、送り信号の各信号が生成される。
【0077】フォーカシングサーボ信号とトラッキング
サーボ信号を光ピックアップ51のアクチュエータに供
給することによってフォーカシングサーボ、トラッキン
グサーボが行われる。スピンドルサーボ信号がスピンド
ルモータ33に供給されることによってスピンドルサー
ボが行われる。RF信号は、EFMとCIRCエンコー
ダ/デコーダ59に供給されてEFM復調及びエラー訂
正処理が施される。アドレスデコーダ62によってデコ
ードされたアドレスデータがエンコーダ/デコーダ59
を介してシステムコントローラ50に供給される。供給
されたアドレス情報に基づいてシステムコントローラ5
0は光ピックアップ37の光磁気ディスク14の径方向
の再生位置制御を行う。システムコントローラ50は再
生されたアドレス情報を用いて光ピックアップ37が走
査している光磁気ディスク14の記録トラック上の再生
位置を管理する。光磁気ディスク14からのデータの読
み取りは1クラスタを単位として間欠的に行われる。
【0078】エンコーダ/デコーダ59から出力された
デジタルデータはメモリコントローラ57を介してバッ
ファメモリ58に一旦蓄えられる。メモリコントローラ
57は再生動作中に振動等の原因で再生位置が移動して
しまうトラックジャンプが生じなければ、1.4Mビッ
ト/秒の転送速度でデジタルデータをバッファメモリ5
8に書き込むとともに、バッファメモリ58に書き込ま
れたデジタルデータを0.3Mビット/秒の転送速度で
読み出す。メモリコントローラ57はバッファメモリ5
8に蓄えられているデータが所定量以下にならないよう
にバッファメモリ58へのデジタルデータの書き込み制
御を行う。バッファメモリ58内のデータ量が所定量以
上のときには、光磁気ディスク14からのデータの読み
取りは中止された状態、いわゆるポーズ状態となる。
【0079】再生動作中にトラックジャンプが発生した
ことをシステムコントローラ50が判別した場合には、
メモリコントローラ57はエンコーダ/デコーダ59か
ら出力されるデジタルデータのバッファメモリ58への
書き込み停止、バッファメモリ58から圧縮伸長器55
へのデジタルデータの転送のみ行うようにバッファメモ
リ58を制御する。その後、光ピックアップ37から光
磁気ディスク14に照射される光ビームの位置、すなわ
ち再生位置がトラックジャンプ発生前の位置へのアクセ
スが終了した後に、エンコーダ/デコーダ59から出力
されるデジタルデータのバッファメモリ58への書き込
み動作が再開される。再生位置の修正動作が終了するま
での期間は、バッファメモリ58に蓄えられたデジタル
データが読み出されてデコード処理が施される。圧縮伸
長器55より出力されるデジタルオーディオ信号はD/
A変換器54に供給されてアナログオーディオ信号に変
換され、出力端子56より外部の増幅回路等の外部回路
に出力される。
【0080】この再生動作において、メモリコントロー
ラ57は正常な再生動作中はバッファメモリ58内に再
生位置の修正動作に最小限必要な時間に対応するデータ
量以上のデータが蓄積されるようにバッファメモリ58
の書き込み制御を行う。メモリコントローラ57はバッ
ファメモリ58内のデータ量が所定量以下になった場合
にはシステムコントローラ50からサーボ制御回路51
へアクセス信号Saを発生させて光ピックアップ37よ
り光磁気ディスク14から間欠的なデータの読み取りを
行い、エンコーダ/デコーダ59からのデジタルデータ
をバッファメモリ58に書き込む。
【0081】本実施の形態では、バッファメモリ58に
溜めている音データが残り4.5クラスタ分(約9秒分
のアナログ信号)になったら光磁気ディスク14上のデ
ータを読みに行くが、このとき光ピックアップ37は、
第1駆動制御モードで駆動される送りモータ40により
最高速Vmaxの移動速度で目標とするトラックへ移動
される(ステップS41,S51,S60)。したがっ
て、9秒以内に光ピックアップ37が目標とするトラッ
クへ移動する限り、出力端子56から再生信号としての
アナログ信号が途切れることはない。
【0082】光磁気ディスク14に記録された全てのデ
ータの再生動作が終了した後、もしくは入力部64のス
トップキーが操作された場合に再生動作を停止して、デ
ィスクカートリッジ10が記録再生装置30の挿入部3
1より排出される。
【0083】次に、記録再生装置30の記録動作につい
て説明する。
【0084】入力部64の記録キーが操作されると、シ
ステムコントローラ50は制御信号を発して記録再生装
置30の各部の動作を立ち上げる。フォーカシングサー
ボ、トラッキングサーボ等の各動作が立ち上がった後、
入力端子53から入力された入力信号(アナログオーデ
ィオ信号)はA/D変換器52に供給されて、量子化ビ
ット数16ビットのデジタル信号(デジタルオーディオ
信号)に変換される。デジタルオーディオ信号は、圧縮
伸長器55に供給されて、約1/5のデータ量に圧縮さ
れた後、メモリコントローラ57を介してバッファメモ
リ58に一旦蓄えられる。バッファメモリ58に一旦蓄
えられたデジタルデータは、メモリコントローラ57に
よって読み出されてエンコーダ/デコーダ59に供給さ
れる。エンコーダ/デコーダ59に供給されたデジタル
データは、EFM処理、エラー検出訂正符号化処理が施
されて記録データに変換される。
【0085】記録データはヘッド駆動回路60を介して
磁気ヘッド41に供給される。磁気ヘッド41は、記録
データに基づく駆動信号により変調された垂直磁界を光
磁気ディスク14に印加する。同時に、光磁気ディスク
14のディスク基板側より光ピックアップ37から記録
に必要な出力レベルを有する光ビームが照射される。そ
の結果、光磁気ディスク14の記録膜は、光ピックアッ
プ37から照射されている光ビームによってキュリー温
度以上に加熱されると同時に、磁気ヘッド41から変調
された垂直磁界が供給されている状態となる。その後、
光ビームと光磁気ディスク14との相対的な移動により
記録膜の温度がキュリー温度よりも降下する。このとき
磁気ヘッド41によって光磁気ディスク14に印加され
ている垂直磁界の方向に従って、記録膜の磁化方向が変
化、決定され、データが光磁気ディスク14上に記録さ
れる。このようにして、元のアナログオーディオ信号の
約2秒分(1クラスタ)のデータが約0.5秒で光磁気
ディスク14に記録される。光磁気ディスク14へのデ
ータの記録はクラスタ単位で間欠的に行われるが、一度
の記録動作では最低4クラスタ分のデータを連続して光
磁気ディスク14へ書き込む。
【0086】ここで本実施の形態では、バッファメモリ
58に圧縮伸長器55から音データを取り込んでいる記
録動作時、光ピックアップ37を光磁気ディスク14の
径方向にアクセス動作させる送りモータ40は、第2駆
動制御モードによって駆動制御される(ステップS3
0,S52,S60)。このときの光ピックアップ37
のアクセス速度vは、最大でも再生動作中における光ピ
ックアップ37のアクセス速度(Vmax)の1/3と
され、しかも、どのトラック位置に対してもアクセス時
間が一定となるように光ピックアップ37のアクセス距
離に応じてアクセス速度が調整される(ステップS4
2)。その結果、光ピックアップ37のアクセス距離が
短ければ短いほど、光ピックアップ37のアクセス速度
vは低いものとなる。
【0087】送りモータ40の駆動制御方法として第2
駆動制御モードが設定されると、システムコントローラ
50は、アドレスデータ及びTOCデータに基づいてア
クセス距離を導出し、この距離をアクセス動作させるの
に必要な送りモータ40の通電相の切替回数Nを決定す
る(ステップS20)。また、システムコントローラ5
0は、決定した通電相の切替回数Nに基づいてアクセス
速度vを演算し(ステップS42)、サーボ制御回路5
1の制御タイミング生成回路72に対し通電相の切替タ
イミングを指定する制御信号Svを供給する。通電相切
替時間は、上述したように光ピックアップ37の移動距
離に応じて調整され、光ピックアップ37の移動距離が
短いほど通電相切替時間は長く設定される。制御タイミ
ング生成回路72は、制御信号Svに基づいてタイミン
グ信号CON_U,CON_V,CON_Wを生成す
る。生成されたタイミング信号は、ダイレクトPWM駆
動論理合成回路73にてPWM信号と合成されてモータ
ドライバ63へ供給され、モータドライバ63によって
送りモータ40が回転駆動される。
【0088】送りモータ40に対する通電相の切替が行
われる毎に、回転子の磁束が通電されない相のコイルを
横切ることによって逆起電力が発生し、当該逆起電力が
逆起電力検出回路74によって検出される。システムコ
ントローラ50は、逆起電力検出回路74の出力信号に
基づいて送りモータ40の回転状態を監視し、逆起信号
が検出されている限り、設定した通電相切替時間によっ
て送りモータ40を駆動し続ける。
【0089】つまり、逆起信号が発生しているというこ
とは送りモータ40が回転しているということなので、
次の相切替えを行っても脱調することはなく、いかなる
タイミングで相切替えを行ってもモータは回転すること
が可能である。よって、相切替えの時間を理論上はいく
らでも長くすることができ、送りモータ40の超低速回
転が可能である。一方、送りモータ40から逆起信号が
検出されない場合には、送りモータ40が回転していな
いと判断するとともに送りモータ40を始動し直し、再
び設定した通電相切替時間で送りモータ40の回転を制
御する。また、システムコントローラ50は、逆起パル
スカウンタ75から供給される逆起パルス信号の累計値
を監視し、当該累計値と設定通電相切替回数とを比較し
ながら光ピックアップ37の移動量を調整する。
【0090】以上のように、本実施の形態によれば、記
録動作中における光ピックアップ37の移動速度を低速
制御するようにしているので、記録動作中の送りモータ
40及び送りモータ40を駆動源とする送り機構で発生
するノイズ(メカノイズ)を抑制することができるとと
もに、記録再生装置30に内蔵されたマイクロホン34
からの入力信号あるいは、マイクジャック35に接続さ
れた外部マイクロホンからの入力信号を光磁気ディスク
14に記録するときにおいても、記録動作に伴う送りモ
ータ40及び送り機構で発生するノイズを低減すること
ができ、ノイズの少ない信号を光磁気ディスク14上に
記録することができる。
【0091】また、この記録動作中における送りモータ
40の駆動制御方法として、再生動作中時における第1
駆動制御モードと異なる第2駆動制御モードに切替設定
するようにしているので、送りモータ40の超低速回転
駆動を実現することが可能となり、送りモータ40及び
送り機構からのノイズの発生をより一層低減して、高音
質の記録動作を実現することができる。
【0092】なお、記録動作中に、振動等に起因してト
ラックジャンプが発生したことがシステムコントローラ
50によって判別された場合には、光ピックアップ37
から出射されている光ビームの出力レベルが直ちに記録
できない出力レベルまで下げられると同時に磁気ヘッド
41への記録データの供給を停止、もしくはバッファメ
モリ58からのデジタルデータの読み出しを停止する。
入力端子53から入力された入力信号は、光ピックアッ
プ37から出射される光ビームがトラックジャンプ発生
前の位置に再びアクセスする動作が完了するまでの間、
バッファメモリ58に蓄えられる。光ビームのアクセス
が完了すると、光ピックアップ37から出射される光ビ
ームの出力レベルを記録に必要な出力レベルまで上げる
とともに、磁気ヘッド41への記録データの供給を再開
し、記録動作を開始する。
【0093】また、光磁気ディスク14のデータ記録領
域のどの部分から記録を開始するかについては、入力部
64によって入力されたデータ、もしくはシステムコン
トローラ50内の記憶領域またはバッファメモリ58内
の専用記憶領域内に記憶されている目録領域を読み取っ
たデータに基づいて、システムコントローラ50によっ
て設定、制御される。また、記録動作中は目録領域より
読み出されてシステムコントローラ50もしくはバッフ
ァメモリ58内に保持されているデータは随時、記録動
作に合わせて変更される。全ての入力信号に対応したデ
ータの記録動作が終了した時点、または入力部64のス
トップキーが操作されてディスクカートリッジ10が記
録再生装置30から排出される以前に、光ピックアップ
37及び磁気ヘッド41を目録領域にアクセスし、目録
領域に記録されているデータを更新し、更新動作が終了
した後にディスクカートリッジ10が記録再生装置30
の挿入部31より排出される。
【0094】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0095】例えば以上の実施の形態では、MD用の記
録再生装置を例に挙げて説明したが、これに限らず、C
D−RやCD−RWあるいはDVD等の光ディスク用記
録再生装置にも、本発明は適用可能である。
【0096】また、以上の実施の形態では、バッファメ
モリ58を16MビットのDRAMで構成し、再生動作
時にはバッファメモリ58に溜めている音データが残り
4.5クラスタ分になったら光磁気ディスク14に記録
されたデータを読みに行き、記録動作時にはバッファメ
モリ58の空き容量が約9クラスタ分になったところで
光磁気ディスク14上にデータを書き込みにいくように
設定したが、バッファメモリの容量は増減可能であると
ともに、光磁気ディスク14のトラックへアクセスする
タイミングは上記の場合に限らず、バッファメモリのも
つ記憶容量に応じて、適宜設定可能である。
【0097】他方、以上の実施の形態では、記録動作中
における光ピックアップ37のアクセス時間をそのアク
セス距離に関係なく一定となるようにアクセス速度を制
御するようにしたが、これに代えて、バッファメモリ5
8の空き容量に応じて光りピックアップ37のアクセス
時間を調整するようにしてもよい。
【0098】すなわち、上述のように、記録動作中にお
いてはバッファメモリ58の空き容量が約9クラスタ分
になったときろで光磁気ディスク14上の所定のフリー
エリアへデータを書き込みに行くが、このとき必ず4ク
ラスタ分連続して書き込むので、当該4クラスタ分のデ
ータを書き込み終わった時点でのバッファメモリ58の
空き容量は、書き込みに要する時間内に溜まるデータ量
(1クラスタ当たりの書き込みに要する時間(0.5
秒)×4クラスタ分=2秒(1クラスタ分))を考慮し
て、約13クラスタ分となる。そこで、当該13クラス
タ分の音データがバッファメモリ58へ蓄積されるまで
の間に光ピックアップ37を次なるフリーエリアへアク
セスさせれば、光ピックアップ37のアクセス速度を再
生時よりもはるかに遅くすることができる。また、一度
の書き込み動作で記録されるデータ量は4クラスタに限
らず、フリーエリアの大きさに応じて書き込み量が増大
するので、この場合のバッファメモリ58の空き容量は
13クラスタ分を超え、アクセス速度の更なる低下を図
ることができる。
【0099】なお、上記の例においても、上述した第2
駆動制御モードで送りモータ40を駆動制御すればよ
い。当該第2駆動制御モードによれば、光ピックアップ
37のアクセス速度を任意の低速度を実現することがで
きるからである。
【0100】また、上記のようにバッファメモリの空き
容量に応じて光ピックアップ37のアクセス速度を制御
する実施態様は、記録動作中に限らず、再生動作中にお
いても実施することができる。つまり、バッファメモリ
の空き容量が所定以下の場合には、光ピックアップのア
クセス速度の低速化が可能である。この場合、送りモー
タ40は第1駆動制御モードで駆動されるが、アクセス
速度の低速化は、PWM生成回路71によって生成され
るPWM信号のデューティー比を小さくすることによっ
て実効電圧を下げ、送りモータ40の回転速度を低減さ
せる従前の駆動方法を用いることができる。これによ
り、送りモータ40の消費電力の低減効果が得られる。
【0101】更に、以上の実施の形態においては、記録
動作中における光ピックアップ37のアクセス速度vを
算出するに当たり、メモリコントローラ57よりバッフ
ァメモリ58の空き容量データを取得し、算出したアク
セス速度vの実行によってバッファメモリ58が容量不
足とならないかどうかを確認するようにしているが、こ
のとき、算出したアクセス速度vの実行によってバッフ
ァメモリ58に更に十分な空き容量があることが確認さ
れた場合には、光ピックアップ37のアクセス時間を更
に延長するべく、送りモータ40の低速駆動化を図るよ
うにしてもよい。つまり、光ピックアップ37のアクセ
ス距離に関係なくそのアクセス時間を一定にする上記実
施の形態を基調としつつ、バッファメモリ58の空き容
量に余裕がある場合には、アクセス速度を更に遅くして
送り機構から発生するノイズを抑制することも可能であ
る。
【0102】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、以
下の効果を得ることができる。
【0103】すなわち請求項1に記載のディスク状記録
媒体の記録再生装置によれば、記録動作時、記録再生手
段のアクセス距離に関係なくそのアクセス時間が一定と
なるように移動手段の駆動を制御するアクセス速度制御
手段を有しているので、アクセス距離が短ければ短いほ
ど記録再生手段のアクセス速度を落とすことが可能とな
り、これにより移動手段から発生するノイズを低減し
て、高音質の記録動作を実現することができる。
【0104】請求項2および請求項3の発明によれば、
ノイズによる影響を抑制できる範囲で、上記一定とされ
るアクセス時間を可能な限り長くとることができる。
【0105】請求項4および請求項5の発明によれば、
記録動作中における光ピックアップのアクセス動作を任
意の低速度で実行させることができ、これにより記録動
作中におけるノイズの混入を抑制することができる。
【0106】また、請求項6に記載のディスク状記録媒
体の記録再生装置によれば、移動手段の駆動制御モード
として、第1駆動制御モードと、第1駆動制御モードよ
りも超低速駆動が可能な第2駆動制御モードを有してい
るので、再生動作時と記録動作時とで両駆動制御モード
を切り替えて実施することができ、例えば記録動作中に
第2駆動制御モードを選択することによって、移動手段
からのノイズの発生を低減することができる。
【0107】請求項7の発明によれば、記録動作中にお
ける記録再生手段のアクセス動作を再生動作中における
記録再生手段のアクセス動作よりもはるかに低速で行わ
せることが可能となり、記録動作中における移動手段か
らのノイズの発生を低減し、高音質の記録動作を実現す
ることができる。
【0108】更に、請求項8のディスク状記録媒体の記
録再生装置によれば、記憶手段の空き容量に応じて記録
再生手段のアクセス速度を可変とするので、記録再生手
段のアクセス速度を従来よりも大幅に低減することが可
能となり、これにより記録動作中にあっては移動手段か
ら発生するノイズを低減して高音質の記録動作を実現す
ることができる。また、再生動作中にあっては、移動手
段の消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるディスク状記録媒体
の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態によるディスク状記録媒体
とその記録再生装置との関係を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態によるディスク状記録媒体
の記録再生装置の要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態によるディスク状記録媒体
の記録再生装置の制御系の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図4における要部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図6】本発明の実施の形態の一作用図であり、再生動
作中の送りモータの駆動に関する各種信号を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態の一作用を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の実施の形態の一作用図であり、記録動
作中の送りモータの駆動に関する各種信号を示すタイミ
ングチャートである。
【図9】本発明の実施の形態の一作用を示す模式図であ
り、光ピックアップの最大アクセス距離を構成する不連
続トラックの配置例を示している。
【図10】ディスク状記録媒体としてミニディスクのフ
ォーマット上の一構造例を説明する模式図である。
【符号の説明】
10…ディスクカートリッジ、14…光磁気ディスク
(ディスク状記録媒体)、30…記録再生装置、34…
マイクロホン、35…マイクジャック、37…光ピック
アップ(記録再生手段)、40…送りモータ(移動手
段)、41…磁気ヘッド、50…システムコントローラ
(制御手段、切替手段)、51…サーボ制御回路(アク
セス速度制御手段、調整手段)、55…圧縮伸長器、5
7…メモリコントローラ、58…バッファメモリ(記憶
手段)、72…制御タイミング生成回路(制御タイミン
グ生成手段)、74…逆起電力検出回路(逆起電力検出
手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC06 CC06 DE03 DE12 DE17 DE23 DE29 DE38 FG19 GK03 GK08 5D075 AA03 CE14 CF07 5D088 PP02 PP07 TT04 TT05 UU10 5D117 AA02 CC06 EE07 GG06 5H560 AA04 BB04 BB07 DA13 EC04 HA04 RR07 TT02 XA12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体へ情報の記録を行う
    とともに、前記記録媒体に記録された情報を読み取るた
    めの記録再生手段と、 前記記録再生手段を前記記録媒体の径方向に移動させる
    移動手段と、 前記記録再生手段による記録再生動作を制御するととも
    に前記移動手段の動作を制御し、記録動作中における前
    記記録再生手段の前記記録媒体上の不連続トラック間の
    アクセス速度を、再生動作中における前記記録再生手段
    の前記記録媒体上の不連続トラック間のアクセス速度よ
    りも遅くなるように前記移動手段を制御する制御手段と
    を備えたディスク状記録媒体の記録再生装置であって、 前記制御手段が、前記記録動作中における前記記録再生
    手段のアクセス速度を、前記不連続トラック間の距離に
    関係なく、アクセス時間が一定となるように前記移動手
    段を制御するアクセス速度制御手段を含むことを特徴と
    するディスク状記録媒体の記録再生装置。
  2. 【請求項2】 前記一定とされるアクセス時間が、記録
    動作中における前記記録再生手段の、前記記録媒体の最
    内周トラック位置と最外周トラック位置との間のアクセ
    ス時間に相当することを特徴とする請求項1に記載のデ
    ィスク状記録媒体の記録再生装置。
  3. 【請求項3】 記録動作中における前記記録媒体の最内
    周トラック位置と最外周トラック位置との間をアクセス
    する前記記録再生手段のアクセス速度が、再生動作中に
    おける前記記録再生手段のアクセス速度の1/3以下と
    されることを特徴とする請求項2に記載のディスク状記
    録媒体の記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段が多相モータを駆動源とし
    て有するとともに、 前記アクセス速度制御手段が、前記記録再生手段のアク
    セス距離に応じて前記モータに対する通電相の切替タイ
    ミングを調整する調整手段を含むことを特徴とする請求
    項1に記載のディスク状記録媒体の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 前記調整手段が、前記モータの各相に発
    生する逆起電力を検出する逆起電力検出手段と、前記モ
    ータの通電相の切替タイミング信号を生成する制御タイ
    ミング生成手段とを含むことを特徴とする請求項4に記
    載のディスク状記録媒体の記録再生装置。
  6. 【請求項6】 ディスク状記録媒体へ情報の記録を行う
    とともに、前記記録媒体に記録された情報を読み取るた
    めの記録再生手段と、 前記記録媒体から読み取られた情報を記憶するととも
    に、前記記録媒体へ記録すべき情報を記憶する記憶手段
    と、 前記記録再生手段を前記記録媒体の径方向に移動させる
    移動手段と、 前記記録再生手段による記録再生動作を制御するととも
    に前記移動手段の動作を制御する制御手段とを備えたデ
    ィスク状記録媒体の記録再生装置であって、 前記移動手段が、多相モータを駆動源として有するとと
    もに、 前記制御手段が、前記モータの各相毎に検出される逆起
    電力に基づいて前記モータの駆動を制御する第1駆動制
    御モードと、前記モータに対する通電相の切替タイミン
    グを調整して前記モータの駆動を制御する第2駆動制御
    モードとを切り替える切替手段を含むことを特徴とする
    ディスク状記録媒体の記録再生装置。
  7. 【請求項7】 前記切替手段が、外部からの入力信号が
    前記記憶手段へ記録されているときに、前記第2駆動制
    御モードを選択することを特徴とする請求項6に記載の
    ディスク状記録媒体の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 ディスク状記録媒体へ情報の記録を行う
    とともに、前記記録媒体に記録された情報を読み取るた
    めの記録再生手段と、 前記記録媒体から読み取られた情報を記憶するととも
    に、前記記録媒体へ記録すべき情報を記憶する記憶手段
    と、 前記記録再生手段を前記記録媒体の径方向に移動させる
    移動手段と、 前記記録再生手段による記録再生動作を制御するととも
    に前記移動手段の動作を制御する制御手段とを備えたデ
    ィスク状記録媒体の記録再生装置であって、 前記制御手段が、前記記憶手段の空き容量に応じて、前
    記記録再生手段の前記記録媒体上の不連続トラック間の
    アクセス速度を可変とするように前記移動手段を制御す
    るアクセス速度制御手段を含むことを特徴とするディス
    ク状記録媒体の記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259404A (ja) * 2007-03-12 2008-10-23 Rohm Co Ltd 送りモータのロック検出装置

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