JP2003122278A

JP2003122278A - 広告配信選択サービス方法および情報配信システム

Info

Publication number: JP2003122278A
Application number: JP2001311265A
Authority: JP
Inventors: Noriaki Saito; 典明斉藤; Daisuke Hamuro; 大介羽室; Eri Sano; 恵理佐野; Motoyuki Sugano; 元之菅野; Tetsuaki Kamata; 哲彰鎌田; Daizo Kuroyanagi; 大造黒柳
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 2001-10-09
Filing date: 2001-10-09
Publication date: 2003-04-25

Abstract

(57)【要約】【課題】利用者がコンピュータネットワーク上の情報
を利用する際に，広告の有無を選択可能とすることによ
り，コンピュータネットワーク上の情報利用の利便性を
向上させる。【解決手段】利用者端末１０の広告有無選択手段１２
は，広告選択画面３０によって指示された広告有無選択
情報をコンテンツ配信サーバ２０へ送信する。コンテン
ツ配信サーバ２０では，利用者端末１０へ情報を配信す
るときに，広告付加判定手段２１によって広告を付加す
るかしないかを判定し，広告を付加する場合には広告付
きコンテンツ配信手段２２によって広告あり画面４０を
配信し，広告を付加しない場合には広告なしコンテンツ
配信手段２３によって広告なし画面４２を配信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は，インターネット等
のコンピュータネットワーク上の広告配信の技術に関
し，詳しくはコンピュータネットワークを介して配信さ
れるコンテンツを見る際に，付加されてくる広告を見る
か見ないかを，通信による利用者の設定により選択可能
とした広告配信選択サービス方法および情報配信システ
ムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来，インターネットにおける広告配信
の一つにＷｅｂページにおけるバナー広告がある。

【０００３】コンテンツ提供者は，コンテンツを表示す
るためのＷｅｂページの一部にバナー広告の挿入位置を
指定し，広告配信者は，コンテンツ提供者の指定した位
置にバナー広告を配信する。バナー広告の配信数に応じ
て，広告配信者はコンテンツ提供者に代金を支払う仕組
みになっている。

【０００４】図６は，従来のネットワーク構成の一例を
示したものである。図７は，図６のシステムにおける信
号シーケンスの一例を示している。以下，図６および図
７に従って，従来の広告配信方法について説明する。

【０００５】インターネット等のコンピュータネットワ
ーク１７０の利用者は，利用者端末１１０から電話回線
などを用いてアクセスポイント１５０へ接続する（図７
の(a) ）。アクセスポイント（ＩＳＰ：Internet Servi
ce Provider を含む）１５０では，あらかじめ登録され
ているユーザの認証を行う。アクセスポイント１５０で
の認証後，利用者はコンピュータネットワーク１７０上
の様々な情報の参照が可能となる。その中の一つとし
て，Ｗｅｂページを参照するためにコンテンツ配信サー
バ１２０へアクセスする（図７の(b) ）。これにより，
コンテンツ配信サーバ１２０からＨＴＭＬで記述された
Ｗｅｂページが利用者端末１１０へ送信される（図７の
(c) ）。

【０００６】コンテンツ配信サーバ１２０から配信され
るＷｅｂページには，画像などのコンテンツや広告配信
サーバ１６０へのハイパーリンクが埋め込まれており，
コンテンツ配信サーバ１２０から配信されたＷｅｂペー
ジを利用者端末１１０で表示すると，自動的に広告配信
サーバ１６０からの広告の配信を受け，コンテンツ配信
サーバ１２０から配信されたＷｅｂページ上に広告を表
示する（図７の(d) 〜(g) ）。後日，広告配信サーバ１
６０の所有者は，広告の配信履歴に基づいて代金をコン
テンツ配信サーバ１２０の所有者に支払う（図７の(h)
）。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】従来，インターネット
利用における広告配信は，コンテンツ提供者と広告配信
者の契約関係で決定されていた。そのため，利用者は不
要な広告の配信を受けることによりコンテンツの鑑賞が
妨げられる場合があるという問題があった。

【０００８】本発明は上記問題点の解決を図り，利用者
が情報配信の対価としての利用料金を安くするために広
告の配信を受けることと，不快さを避けるために広告の
配信を拒否することを利用者自らが選択可能とすること
により，コンピュータネットワーク上の情報利用の利便
性を向上させることを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明は，例えばインタ
ーネット等のコンピュータネットワークに接続される利
用者端末と，コンピュータネットワーク上で広告を配信
する広告配信サーバと，コンピュータネットワーク上の
様々な情報流通サービスを提供する情報配信サーバから
構成されるネットワークにおいて，コンピュータネット
ワークの利用者が情報流通サービスの利用中に広告の配
信を受けることによって利用料金が割り引かれること
と，広告の配信を拒絶することによって利用料金が割り
引かれないことを選択することが可能な広告配信選択サ
ービスを実現する。

【００１０】また，利用者が，配信される広告の種類を
パラメータ設定によって選別可能な選択的広告配信選択
サービスを実現する。

【００１１】具体的には本発明は，コンピュータネット
ワーク接続の際に接続サービスと料金を管理するサーバ
とコンテンツを配信するサーバを通信可能にすることに
よって，コンテンツの配信の際に，コンテンツまたは接
続サービスの代金を安価にするために広告配信を許容す
るか，広告相当の代金を自らが支払うことによって広告
配信を拒絶するかを選択できる手段を持つことを特徴と
する。

【００１２】以上のように本発明では，コンピュータネ
ットワーク利用中に配信される広告を広告相当の代金を
負担することにより広告の配信を受けないことを選択す
る仕組みを導入し，利用者自らが広告配信と料金の支払
いのバランスを選択することにより，コンピュータネッ
トワーク上の情報利用の利便性を向上させることが可能
となる。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下，本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。

【００１４】図１は，本発明の概要を説明するための図
である。利用者端末１０は，Ｗｅｂブラウザ１１によっ
てインターネット等のコンピュータネットワークを介し
てコンテンツ配信サーバ２０にアクセスし，Ｗｅｂペー
ジや画像その他のコンテンツの配信を受ける装置であ
る。コンテンツ配信サーバ２０は，コンピュータネット
ワーク上でコンテンツの配信などの様々な情報流通サー
ビスを提供する装置である。

【００１５】本発明では，利用者端末１０からコンテン
ツ配信サーバ２０へのアクセスにより，コンテンツ配信
サーバ２０から図１（Ｂ）に示すような広告選択画面３
０が利用者端末１０へ送られる。広告選択画面３０に
は，「広告あり」のボタン３１，「広告なし」のボタン
３２があり，利用者端末１０の広告有無選択手段１２
は，これらのボタンのいずれかが押下されると，利用者
端末１０からコンテンツ配信サーバ２０へ，「広告あ
り」または「広告なし」を示す広告有無選択情報を送信
する。

【００１６】コンテンツ配信サーバ２０では，以後，利
用者端末１０へコンテンツを配信するときに，広告付加
判定手段２１によって広告有無選択情報が「広告あり」
であるか「広告なし」であるかを判定し，「広告あり」
であれば広告付きコンテンツ配信手段２２によって，広
告付きのコンテンツを利用者端末１０へ送信する。「広
告なし」であれば，広告なしコンテンツ配信手段２３に
よって，広告なしのコンテンツを送信する。

【００１７】これにより，利用者端末１０には，「広告
あり」を選択した場合に，図１（Ｂ）に示す広告４１が
組み込まれたコンテンツの広告あり画面４０が表示さ
れ，「広告なし」を選択した場合には，コンテンツのみ
の広告なし画面４２が表示される。広告あり画面４０に
おける広告４１は，コンテンツ配信サーバ２０から直接
送信するようにしてもよいし，広告を配信するサーバへ
のリンク情報によって，他のサーバから送信するように
してもよい。

【００１８】広告有無選択情報は，各コンテンツごとに
利用者端末１０からコンテンツ配信サーバ２０へ送信
し，コンテンツの単位で広告有無を選択できるようにし
てもよいし，またコンテンツ配信サーバ２０ごとのサー
バの単位で広告有無を選択できるようしてもよい。

【００１９】事前に広告有無選択情報をコンテンツ配信
サーバ２０に登録できるようにし，次に広告有無選択情
報を変更するまで一度登録した広告有無選択情報を有効
にするような実施の場合には，利用者端末１０を利用す
る利用者の識別子（ユーザＩＤ）をコンテンツ配信サー
バ２０側で管理し，そのユーザＩＤと広告有無選択情報
の組の情報をコンテンツ配信サーバ２０が保存しておく
必要がある。

【００２０】また，広告選択画面３０において，例えば
金融，通信，旅行，…というように，広告対象のジャン
ルごとに広告有無の選択を可能とし，コンテンツ配信サ
ーバ２０では，ジャンルごとに設定された広告有無選択
情報のパラメータをもとに，配信する広告の種類を選別
するような実施も可能である。

【００２１】利用者端末１０が「広告なし」を選択した
場合には，コンテンツ配信サーバ２０からの情報提供を
有料にしたり，または「広告あり」の場合よりも高額に
したりすることなどによって，コンテンツ配信者は広告
料の低減を補うことができる。

【００２２】図２は，本発明のネットワーク構成の一実
施形態を示したものである。また，図３は，図２のシス
テムにおける信号シーケンスの一例を示したものであ
る。以下，図２および図３に従って，本システムの動作
例について説明する。

【００２３】図２において，コンピュータネットワーク
７０はインターネットである。アクセスポイント５０
は，インターネットへの接続を行うインターネットプロ
バイダの装置である。インターネットの利用者は，利用
者端末１０から電話回線などを用いてアクセスポイント
５０へ接続する（図３の(a) ）。

【００２４】アクセスポイント５０では，あらかじめ登
録されているユーザの認証を行い，インターネット接続
中の利用者の情報を料金サーバ８０に登録する（図３の
(b)）。

【００２５】広告付きＷｅｂページの参照では，コンテ
ンツ配信サーバ２０から配信されたコンテンツと広告配
信サーバ６０から配信された広告が合成されたＷｅｂペ
ージを参照する（図３(c) 〜(h) ）。後日，広告配信サ
ーバ６０の所有者は，広告の配信履歴に基づいて代金を
コンテンツ配信サーバ２０の所有者に支払う（図３の
(i) ）。

【００２６】利用者が，Ｗｅｂページの参照において広
告なしを選択すると（図３の(j) ），コンテンツ配信サ
ーバ２０は，配信先の利用者の端末のＩＰアドレスを指
定して，料金サーバ８０に対して認証を依頼する（図３
の(k) ）。認証結果が正しければ（図３の(l) ），コン
テンツ配信サーバ２０は，利用者端末１０に対して，広
告に相当する部分のハイパーリンクを削除したＷｅｂペ
ージとコンテンツを送信する（図３の(m) 〜(p) ）。

【００２７】利用者端末１０がアクセスポイント５０か
ら切断された場合には，料金サーバ８０の利用者情報の
登録を消去する（図３の(q) 〜(r) ）。後日，コンテン
ツ配信サーバ２０の所有者は，広告に相当する代金を料
金サーバ８０の所有者に請求する（図３の(s) ）。料金
サーバ８０の所有者は，コンテンツ配信サーバ２０の所
有者からの依頼に基づき，利用者から排除した広告に相
当する代金を請求する（図３の(t) ）。利用者から支払
われた代金は，料金サーバ８０の所有者を介して，コン
テンツ配信サーバ２０の所有者に支払われる（図３の
(u) 〜(v) ）。

【００２８】図４は，本システムにおける処理の流れの
一例を示したものである。インターネットの利用者は，
利用者端末１０から電話回線などを用いてアクセスポイ
ント５０へ接続する。アクセスポイント５０では，契約
時にあらかじめ登録されている利用者ＩＤ，パスワード
をもとに認証を行い，利用者端末１０へＩＰアドレスを
発行する。また，アクセスポイント５０の利用代金はク
レジットカードなどにより請求されるため，アクセスポ
イント５０では，利用者のＩＰアドレス，クレジットカ
ード番号が把握でき，接続中の利用者情報として，ユー
ザＩＤ，ＩＰアドレス，クレジットカード番号等の接続
時設定データ９０を料金サーバ８０へ転送する。

【００２９】コンピュータネットワーク７０に接続され
た利用者端末１０の利用者は，コンテンツ配信サーバ２
０の情報を参照する。参照にあたっては，コンテンツ配
信サーバ２０から配信される広告選択画面３０で，広告
ありと広告なしを選択でき，広告ありを選択した場合に
は，広告配信サーバ６０から配信される広告が付いたＷ
ｅｂページ（広告あり画面４０）を参照する。

【００３０】一方，広告なしを選択した場合には，コン
テンツ配信サーバ２０が利用者端末１０のＩＰアドレス
を用いて料金サーバ８０に照会を行い，照会結果がＯＫ
であれば，利用者に広告のないＷｅｂページ（広告なし
画面４２）を配信し，広告相当代金を料金サーバ８０に
請求する。このときのコンテンツ配信サーバ２０と料金
サーバ８０との通信内容９１は，チェック対象のＩＰア
ドレスと，チェックＯＫの場合における請求先ＩＰアド
レスと代金の情報である。

【００３１】図５は，広告の種類ごとに広告の有無を選
択できる広告選択画面の例を示す。図５に示す広告選択
画面３０の例では，「広告なし」を選択するボタン３
３，「全広告あり」を選択するボタン３４の他に，広告
の種類ごとに広告の有無を選択できる「一部広告あり」
を選択するボタン３５があり，ボタン３５が選択された
場合には，さらに金融，通信，旅行，車，住宅，…とい
った広告の種類ごとに，広告を選択できるようになって
いる。利用者端末１０から広告の種類ごとの広告有無選
択情報がコンテンツ配信サーバ２０に送信されると，コ
ンテンツ配信サーバ２０では，その選択情報に従って，
コンテンツに付加する広告を選別する。

【００３２】

【発明の効果】以上説明したように，本発明では，イン
ターネット等のコンピュータネットワーク利用中に配信
される広告を，利用者が広告相当の代金を負担すること
により広告の配信を受けないことを選択する仕組みを導
入し，利用者自らが広告配信と料金の支払いのバランス
を選択することにより，コンピュータネットワーク上の
情報利用の利便性を向上させることが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の概要を説明するための図である。

【図２】本発明のネットワーク構成の一実施形態を示す
図である。

【図３】図２のシステムにおける信号シーケンスの一例
を示す図である。

【図４】本システムにおける処理の流れの一例を示す図
である。

【図５】広告選択画面の例を示す図である。

【図６】従来のネットワーク構成の一例を示す図であ
る。

【図７】従来のシステムにおける信号シーケンスの一例
を示す図である。

【符号の説明】

１０利用者端末１１Ｗｅｂブラウザ１２広告有無選択手段２０コンテンツ配信サーバ２１広告付加判定手段２２広告付きコンテンツ配信手段２３広告なしコンテンツ配信手段３０広告選択画面３１広告ありボタン３２広告なしボタン４０広告あり画面４１広告４２広告なし画面５０アクセスポイント６０広告配信サーバ７０コンピュータネットワーク８０料金サーバ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者佐野恵理東京都千代田区大手町二丁目３番１号日本電信電話株式会社内 (72)発明者菅野元之東京都千代田区大手町二丁目３番１号日本電信電話株式会社内 (72)発明者鎌田哲彰東京都千代田区大手町二丁目３番１号日本電信電話株式会社内 (72)発明者黒柳大造東京都千代田区大手町二丁目３番１号日本電信電話株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】コンピュータネットワークに接続される
利用者端末と，コンピュータネットワーク上で様々な情
報流通サービスを提供する情報配信サーバとから構成さ
れるネットワークシステムにおける広告配信選択サービ
ス方法であって，前記情報配信サーバから前記利用者端
末に配信される情報に広告を付加してよいかどうかを選
択する広告有無選択情報を，前記利用者端末から前記情
報配信サーバへ送信する過程と，前記情報配信サーバか
ら前記利用者端末へ情報を配信するときに，前記広告有
無選択情報により広告を付加するかしないかを判定する
過程と，前記広告有無選択情報の判定結果により，広告
付き情報または広告なし情報を配信する過程とを有する
ことを特徴とする広告配信選択サービス方法。
【請求項２】請求項１記載の広告配信選択サービス方
法において，前記利用者端末から前記情報配信サーバへ
送信される広告有無選択情報は，広告の種類ごとに広告
付加の可否を指定する情報であり，前記情報配信サーバ
は，前記広告有無選択情報で指定された広告の種類に応
じて情報に付加する広告を選別することを特徴とする広
告配信選択サービス方法。
【請求項３】コンピュータネットワークに接続される
利用者端末と，コンピュータネットワーク上で様々な情
報流通サービスを提供する情報配信サーバとから構成さ
れる情報配信システムであって，前記利用者端末は，前
記情報配信サーバから前記利用者端末に配信される情報
に広告を付加してよいかどうかを選択する広告有無選択
情報を入力し，前記情報配信サーバへ送信する手段を備
え，前記情報配信サーバは，前記利用者端末へ情報を配
信するときに，前記広告有無選択情報により広告を付加
するかしないかを判定する手段と，前記広告有無選択情
報の判定結果により，広告付き情報または広告なし情報
を配信する手段とを備えることを特徴とする情報配信シ
ステム。
【請求項４】請求項３記載の情報配信システムにおい
て，前記利用者端末から前記情報配信サーバへ送信され
る広告有無選択情報は，広告の種類ごとに広告付加の可
否を指定する情報であることを特徴とする情報配信シス
テム。