JP2003120120A - 蓋開放助勢装置 - Google Patents

蓋開放助勢装置

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Publication number
JP2003120120A
JP2003120120A JP2001246419A JP2001246419A JP2003120120A JP 2003120120 A JP2003120120 A JP 2003120120A JP 2001246419 A JP2001246419 A JP 2001246419A JP 2001246419 A JP2001246419 A JP 2001246419A JP 2003120120 A JP2003120120 A JP 2003120120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixed
lid
arm
coil spring
torsion coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP2001246419A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihide Tsuno
好秀 津野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takigen Manufacturing Co Ltd filed Critical Takigen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2001246419A priority Critical patent/JP2003120120A/ja
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品コストが節減できるとともに、蓋の重量
に対応した大きさの助勢力を簡単な操作によって段階的
に選択して付与できる蓋開放助勢装置を提供する。 【解決手段】 蓋2の蝶番軸3より下方の固定枠体1に
左右一対の軸受ブラケット5を固着し、軸受ブラケット
5に嵌めた駆動軸6に駆動アーム7を固着し、駆動軸6
に嵌めたトーションコイルバネ8の一方端部9を軸受ブ
ラケット5に固定し、トーションコイルバネ8の他方端
部10を駆動アーム7に固定し、従動アーム11を固定
枢軸12で蓋2に枢着し、駆動アーム7または従動アー
ム11の先端部にその長さ方向に間隔を置いて複数個の
受孔13を形成し、これら受孔13に選択的に抜差しさ
れる可動枢軸14によって駆動アーム7の先端部と従動
アーム11の先端部を互いに連結する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、共同溝の出入り
口部の蓋や融雪溝の蓋などに使用される蓋開放助勢装置
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 これらの蓋は車両の通過衝撃などによ
って開かないように一定以上の重量に設計されているた
め、作業員が共同溝に出入りするときや融雪溝の掃除な
どのために蓋を開放操作するときには、場合によっては
二人掛りで大きな力をかけて引き上げなければならず、
担当作業員の労力負担が大きかった。また、蓋を閉鎖す
るときには、急激に大きなか下降力が作用するため、作
業員が固定枠体と蓋の間に足先や手先を挟み込んで負傷
することもあった。 【0003】そのため油圧ダンパーをリンク機構を介し
て蓋と固定枠体の間に装備することによって、蓋開放時
の助勢と蓋閉鎖時の速度緩和を行なうことが提案されて
いるが、油圧ダンパー方式では油圧ダンパーが高価であ
るため全体の部品コストが高くなるだけでなく、蓋の重
量に応じての助勢力の調整には一定の制約があった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 したがって本発明の
目的は、部品コストの節減が可能であるとともに、蓋の
重量に対応して簡単な操作によって助勢力を段階的に選
択調整することができる蓋開放助勢装置を提供すること
である。 【0005】 【課題を解決するための手段】 以下、添付図面中の参
照符号を用いて説明すると、本発明の蓋開放助勢装置で
は、固定枠体1に対して蓋2を一側端部において蝶番軸
3により枢着し、蝶番軸3より下側において固定枠体1
に左右一対の軸受ブラケット5を固着し、軸受ブラケッ
ト5に嵌挿した駆動軸6に駆動アーム7の基端部を固着
し、駆動軸6に嵌めたトーションコイルバネ8の一方端
部9を軸受ブラケット5に固定し、トーションコイルバ
ネ8の他方端部10を駆動アーム7に固定し、従動アー
ム11の基端部を固定枢軸12で蓋2に枢着し、駆動ア
ーム7または従動アーム11の先端部にその長さ方向に
間隔を置いて複数個の受孔13を形成し、これら受孔1
3に選択的に抜差しされる可動枢軸14によって駆動ア
ーム7の先端部と従動アーム11の先端部を互いに連結
し、蓋2が閉鎖位置に回転したときトーションコイルバ
ネ8を巻き締めるように配置する。 【0006】 【発明の作用】 巻き締められたトーションコイルバネ
8のバネ反力による助勢力が蓋2の重量よりも小さく設
定されているため、閉鎖状態では図2、図3及び図4に
示したように水平に倒伏した位置に安定している。所要
の作業のために作業員が固定枠体1に対する蓋2のロッ
クを解除し、蓋重量と助勢力の差分以上の力をかけて蓋
2を引き上げると、図2において蓋2は蝶番軸3を中心
として反時計回り方向に回転し、この起立回転に連動し
て駆動アーム7は駆動軸6を中心として反時計回り方向
に回転し、駆動アーム7は従動アーム11を介して蓋2
を押し上げる。蓋2の閉鎖回転時に巻き締められたトー
ションコイルバネ8のバネ反力は、蓋2の押し上げ方向
に駆動する力として解放される。この蓋2の押し上げ回
転に際して、従動アーム11は固定枢軸12を中心とし
て時計回り方向に回転し、先端部の可動枢軸14が蓋2
の背面に接近するように移動する。 【0007】図2の使用形態では、可動枢軸14は3個
ある受孔13のうちの真中のものに挿入されているの
で、駆動軸6と可動枢軸14を結ぶ線分と、駆動枢軸6
と固定枢軸12を結ぶ線分とがなす開き角度は、蓋開放
時においては94度に設定されている。図3の使用形態
では、可動枢軸14は3個ある受孔13のうちの固定枢
軸12に最も近い方のものに挿入されているので、駆動
軸6と可動枢軸14を結ぶ線分と、駆動枢軸6と固定枢
軸12を結ぶ線分とがなす開き角度は、蓋開放時におい
ては102度に設定されている。図4の使用形態では、
可動枢軸14は3個ある受孔13のうちの固定枢軸12
から最も遠い方のものに挿入されているので、駆動軸6
と可動枢軸14を結ぶ線分と、駆動枢軸6と固定枢軸1
2を結ぶ線分とがなす開き角度は、蓋開放時においては
85度に設定されている。 【0008】上記した各開き角度は蓋閉鎖回転時におけ
るトーションコイルバネ9の巻き締め角度を意味してい
るから、図3の使用形態において、最も大きなバネ反力
が得られることになり、これは重量用設定となる。図4
の使用形態において、最も小さなバネ反力が得られるこ
とになり、これは軽量用設定となる。図2の使用形態に
おいて、前記両者の中間のバネ反力が得られることにな
り、これは中量用設定となる。 【0009】 【発明の実施の形態】 図示の実施例では、左右一対の
L字型軸受ブラケット5は蝶番軸3より下側において固
定枠体1の垂直壁部4にボルト・ナット16によって締
付け固着されている。軸受ブラケット5の軸受孔17
は、垂直壁部4に対して直角な主体板部5aに形成され
ている。軸受孔17は蝶番軸3より斜め下方に突出した
位置にある。駆動アーム7は二枚合わせの板部材によっ
て構成され、蓋2が閉鎖位置にあるとき軸受ブラケット
5の斜め下方に突出する。駆動アーム7の基端部にはス
ペーサ盤18が溶接されており、駆動アーム7は駆動軸
6に溶接されている。 【0010】トーションコイルバネ8の一方端部9は、
その軸線方向に長い直線部に形成されており、右側の軸
受ブラケット5の主体板部5aには、該端部9を挿入す
る透孔19が形成されている。トーションコイルバネ8
の他方端部10も軸線方向に長い直線部に形成されてお
り、駆動アーム7の基端部に形成した透孔20に挿入さ
れている。固定枢軸12はボルト型であり、L字型の一
対の軸受板15に形成された透孔21に挿入され、固定
枢軸12の末端部には袋ナット22が嵌められている。
軸受板15はボルト・ナット23によって蓋2の下面側
に固定されている。固定枢軸12は、蓋2が閉鎖位置に
あるとき駆動軸6の斜め上方となる位置にある。 【0011】従動アーム11は二枚合わせの板部材によ
って構成されており、その途中でオフセット状に屈曲形
成され、駆動アーム7の先端部分を挟み込むようになっ
ている。可動枢軸14はボルト型に形成されており、末
端部に袋ナット24が嵌められている。可動枢軸14が
挿入されるバネ反力調整用の受孔13は、駆動アーム7
の屈曲した先端部に3個形成されている。なお、バネ反
力の設定調整に使用される受孔13は、従動アーム11
の先端部に形成することもでき、いずれに形成してもそ
の個数も3個に限定されない。駆動アーム7に受孔13
を設けた場合に従動アーム11に形成される可動枢軸1
4の挿通用孔、また、従動アーム11に前記受孔13を
設けた場合に駆動アーム7に形成される可動枢軸14の
挿通用孔は、1個でなく複数個にすることもでき、これ
によってバネ反力の調整範囲を拡大したり調整段階数を
増やすことができる。 【0012】 【発明の効果】 以上のように本発明の蓋開放助勢装置
では、助勢力の発生手段としてトーションコイルバネを
用いているため、油圧ダンパーを使用する従来例と比較
して部品コストの節減が可能である。また、駆動アーム
7または従動アーム11の先端部にその長さ方向に間隔
を置いて複数個の受孔13を形成し、これら受孔13に
抜差しされる可動枢軸14によって駆動アーム7の先端
部と従動アーム11の先端部を互いに連結したので、設
定変更用受孔13に対して可動枢軸14を選択的に抜差
しするという簡単な操作によって、蓋の重量に対応した
大きさの助勢力を段階的に選択して付与することができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施例に係る蓋開放助勢装置の一
部を省略した正面図であり、蓋は閉鎖位置にある。 【図2】 図1の蓋開放助勢装置を中量用設定したとき
の左側面図である。 【図3】 図1の蓋開放助勢装置を重量用設定したとき
の左側面図である。 【図4】 図1の蓋開放助勢装置を軽量用設定したとき
の左側面図である。 【符号の説明】 1 固定枠体 2 蓋 3 蝶番軸 4 固定枠体の垂直壁部 5 軸受ブラケット 6 駆動軸 7 駆動アーム 8 トーションコイルバネ 9 トーションコイルバネの端部 10 トーションコイルバネの端部 11 従動アーム 12 固定枢軸 13 設定変更用受孔 14 可動枢軸

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 固定枠体1に対して蓋2を一側端部にお
    いて蝶番軸3により枢着し、蝶番軸3より下側において
    固定枠体1に左右一対の軸受ブラケット5を固着し、軸
    受ブラケット5に嵌挿した駆動軸6に駆動アーム7の基
    端部を固着し、駆動軸6に嵌めたトーションコイルバネ
    8の一方端部9を軸受ブラケット5に固定し、トーショ
    ンコイルバネ8の他方端部10を駆動アーム7に固定
    し、従動アーム11の基端部を固定枢軸12で蓋2に枢
    着し、駆動アーム7または従動アーム11の先端部にそ
    の長さ方向に間隔を置いて複数個の受孔13を形成し、
    これら受孔13に選択的に抜差しされる可動枢軸14に
    よって駆動アーム7の先端部と従動アーム11の先端部
    を互いに連結し、蓋2が閉鎖位置に回転したときトーシ
    ョンコイルバネ8を巻き締めるようにした蓋開放助勢装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011132733A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Tetsuya Kogyo Kk 扉の開放力軽減装置
JP2016056644A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 東北岡島工業株式会社 開閉蓋
KR102186687B1 (ko) * 2020-07-23 2020-12-04 조영재 수문 시스템

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