JP2003119661A - 電子透かしコード内在布帛着色物 - Google Patents

電子透かしコード内在布帛着色物

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JP2003119661A
JP2003119661A JP2001316154A JP2001316154A JP2003119661A JP 2003119661 A JP2003119661 A JP 2003119661A JP 2001316154 A JP2001316154 A JP 2001316154A JP 2001316154 A JP2001316154 A JP 2001316154A JP 2003119661 A JP2003119661 A JP 2003119661A
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colored
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Yoshimi Itsupitsu
義巳 一筆
Takeshi Sakura
武司 佐倉
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Upepo and Maji Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】極めて簡便に、検知可能である暗号化認識体を
布帛や衣服上に形成し、装飾用の色彩や画像の鮮明さや
色相などを損なうことなく、偽造防止、所有権、起源、
信憑性、受注に関するなどの書誌的事項の記録等を確定
さすこと等に供し得る布帛製品を提供する。 【解決手段】 色彩・画像が着色された布帛着色物に、
不可視デジタル記号である例えば網点集合体であるデジ
タルプリントによって形成した電子透かしコードを内在
せしめ、その電子透かしコードで標識し識別可能とし
た、例えば標識用タグであるような繊維製品である電子
透かしコード内在布帛着色物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定色彩・画像が
着色された布帛着色物であって、該布帛着色物に、少な
くとも不可視デジタル情報である電子透かしコードを内
在させることによって、標識された電子透かしコード内
在布帛着に関し、詳しくはファッション材、雑貨品、標
識タグ等繊維製品に染料やインクなどで布帛上に色彩・
画像等が着色形成された布帛着色物の、所有権、起源、
信憑性、複製禁止、受注に関するなどの書誌的事項の記
録等を確定するための布帛上へ電子透かしコードを形成
し内在せしめた布帛着色物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット上で商品の売買や
オークション等の取引が盛んに行われ、それらの中で画
像が取り扱われること多くなり、その画像の著作権、著
作人格権、肖像権等に係わる問題も多くなっている。前
記課題を解消せんとする努力において、画像等の上また
は中に可視または不可視の識別マーク等を付してその所
有権、起源、信憑性、複製禁止、受注に関するなどの書
誌的事項の記録等を確定さすことが多く提案されてい
る。そのことで、その画像等を不正に使用したり濫用し
たりする他者を牽制し、抑制する効果が付与される。可
視マークの場合には、肉眼で見ることができ隠しようの
ない証左を示し得て、他者にその証左を明示することが
でき強力な効果を有している。しかし、かかる可視マー
クはそれを消し去ることおよび偽造することもまた容易
とし得る課題を有しており、近年はかかる可視マークに
替わって、不可視マークが多用され種々の手法が提案さ
れ、また開発努力がなされている。かかる、不可視マー
クの多くの提案において、近年発達したデジタル情報を
用いたものが主流であり、例えば、特開平10−191
017号公報における、輝度の差異を利用したもの、特
定ドットパターンの画像等への重畳したもの、ドットパ
ターンやドットデジタル情報を画像上に特定の方式や規
則で存在せしめ、その特定の方式や規則によってのみ読
み取り可能とするもの、その特定の方式や規則を種々変
更せしめて特殊な暗号化し不可視化して画像上または中
に記録してなすもの、また画像等を不正に使用したり、
複製せんとする際の機器の特定が容易になされる工夫等
が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来知られている、か
かる画像等の上または中に可視または不可視の識別マー
ク等を付してその所有権、起源、信憑性、複製禁止、受
注に関するなどの書誌的事項の記録等を確定さす処方に
おいて、その処方の殆どは紙やフイルム、鉄やアルミや
プラスチック等の板材のように極めて平面性に優れた材
料に付与されており、本発明における主材料である布帛
における表面平面性は、デジタル信号の付与時における
ドット(網点)の大きさに比べて大きく、該デジタル信号
の設定通りの付与が困難である等極めて不具合なもので
ある。従来のかかるデジタル信号による標別記号付与
は、信号発生時おいては特に問題とならないが、その信
号を布帛等に摘要した場合には、その表面平面性によっ
て正確なデジタル信号が付与されず信号としての信頼性
読み取り不正確等に多くの課題を有することになる。
【0004】また、従来のかかるデジタル信号による識
別記号付与は上記したように洗濯することに対する記号
の脱落等はまったく考慮されておらず、本発明における
ように布帛製品に摘要した場合には、そのデジタル信号
によ付与識別記号は洗濯により消失し、繰り返しての識
別認識が不可能になる場合がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる従来の技
術の抱える課題を解決した、表面平面性によって正確な
デジタル信号が付与されず識別記号としての信頼性に欠
ける課題、洗濯により消失し、繰り返しての識別認識が
不可能になる課題等を解決したものであり、すなわち本
発明は、少なくとも所定色彩・画像が着色された布帛着
色物であって、該布帛着色物が、布帛上に所定色彩・画
像を着色するための着色材以上の対洗濯性を有した材料
によって形成された、不可視デジタル記号である電子透
かしコードを内在せしめ標識されたことを特徴とする電
子透かしコード内在布帛着色物であり、また布帛上への
所定色彩・画像の着色が網点集合体であるデジタルプリ
ントによって形成された前記の電子透かしコード内在布
帛着色物であり、また電子透かしコード内在布帛着色物
が標識用タグである前記の電子透かしコード内在布帛着
色物であり、また電子透かしコードが、布帛上の所定色
彩・画像の着色に使用されている着色体の色相および/
または彩度と検知可能な値以上に異なる色相および/ま
たは彩度の値を有する着色体で形成されたものである前
記の電子透かしコード内在布帛着色物であり、また電子
透かしコードが、布帛上の所定色彩・画像の着色された
特定部位においてなされている前記の電子透かしコード
内在布帛着色物であり、さらにまた電子透かしコード
が、布帛上の所定色彩・画像の着色に使用されている着
色体と反射波長ピークの異なる材料によって形成された
ものである前記の電子透かしコード内在布帛着色物であ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明において、使用される布帛
とは、特に限定されるものではなく、例えば、不織布、
織物、編物等があり、その材質としても限定されるもの
でなく、例えば、木綿(コットン)100%及び他繊維
との混紡品、混織品、混編品や、ポリエステル繊維10
0%及び他繊維との混紡品、混織品、混編品(ダブルニ
ット等)、羊毛、絹、ナイロン、等の公知の繊維の10
0%及び他繊維との混紡品、混織品、混編品が挙げられ
る。布帛製品に着色する場合には、これら製品の中で、
袖部、襟部、胴部、左脚部、右脚部、ポケット部、ポケ
ット蓋部等の複数部位から構成される布帛製品(衣服)
の、該複数部位の少なくとも一部位にのみ、着色しても
よくまた全部位に着色してもよいものである。これらの
布帛製品の、袖部、襟部、胴部、左脚部、右脚部、ポケ
ット部、ポケット蓋部等の複数部位から構成される衣服
の、該複数部位の少なくとも一部位が例えばインクジェ
ット方式で着色する部位に使用する布帛については、ポ
リエステル繊維100%及び他繊維との混紡品、混織
品、混編品と木綿(コットン)100%及び他繊維との
混紡品、混織品、混編品とが好ましく,より好ましくは
ポリエステル繊維100%及び他繊維との混紡品、混織
品、混編品である。前記の布帛は、着色の後に起毛処理
や薬剤処理などの表面処理を行い、着色を行った領域を
着色をしない領域と同じ風合いになるように加工等をな
す等の、着色後の後処理や、インクジェット方式で着色
する前に、インクジェットインクの不必要な布帛上での
広がりを防ぐための滲み防止処理等の前処理等や施して
もよいものである。
【0007】本発明における電子透かしコード内在布帛
着色物としては、前記したように布帛からの衣服でもよ
いし、布帛そのものでもよく、これら布帛製品の形態は
限定されるものではない。これら布帛製品の形態の中で
特に標識として使用されるタグがより好ましい形態であ
る。
【0008】本発明における所定色彩・画像の布帛上へ
の着色は、色彩が布帛上に、単一色として前面着色され
たものでもよく、異なる色彩が布帛上に、複数色として
前面着色されたものでもよく、それら単一または複数色
が、布帛上に所定位置のみ部分的に着色されたものでも
よく、写真や絵画などがデジタル化され布帛上に再現さ
れた所謂デジタルプリントしたものでもよい。その布帛
上への所定色彩・画像の着色は、浸染、捺染、糸染、転
写捺染やインクジェット方式染色法等公知の着色技術を
使用できる。好ましくは、電子透かしコードがデジタル
記号として布帛上に形成される場合を含む本発明の趣旨
からして、インクジェット方式等のデジタル信号をもっ
て着色しデジタル記号化する方法(以下、デジタルプリ
ントという)が挙げられる。デジタルプリントの中でよ
り好ましいインクジェット方式で着色するということ
は、サーマルインクジェット方式、ピエゾインクジェッ
ト方式、二極偏向方式、マルチ偏向方式等種々のインク
ジェット方式の一に限定されることなくそれらのうちか
ら、適宜選択し採用したインクジェット方式で着色する
ことであり、またこれらのインクジェット方式で特定の
柄を、直接衣服構成部位や布帛に該インクジェット方式
で着色(プリント)してもよく(ダイレクトインクジェ
ットプリント方式)、またインクジェット方式で得た図
柄紙を以って転写し着色する方式(インクジェット転写
方式)で布帛や衣服構成部位の所定面上に着色してもよ
いものである。
【0009】本発明における、不可視コードは、布帛上
の色彩・画像に対して別に形成された記号(暗号)であ
って、厳密な意味での不可視をいうのではなく、それ自
体が人にとって画像として認識されないものであり、色
彩としても厳密には布帛上にミクロな形で存在していて
も画像や色彩に埋没した存在であればよい記号(暗号)
であり、そのミクロな形(例えば網点の一)が、布帛上
の所定色彩・画像にとって人が肉眼で見たときに色彩・
画像として認識し難いもの(暗号)であればよいもので
ある。例えばバーコードのように装飾目的の布帛や衣服
上の色彩・画像としての意味がないものであっても人の
肉眼には画像として認識されるものは本発明における不
可視コードとはいわないものであり、反対に虫眼鏡で観
察すれば網点の一として認識されても、布帛上の色彩・
画像全体から見てそれを乱すものでもなく単なる隠し網
点であるようなものは不可視コードに含まれるものであ
り、まったく肉眼に見えないもので信号として検知でき
るものは当然にこの不可視コードに含まれるものであ
る。本発明における、不可視コードは、上記したもので
あればよいが、好ましくは、デジタルプリントによって
形成された不可視コードである。
【0010】本発明における不可視コードに使用される
材料としては、前記した不可視コードに該当するもので
あれば、特に限定されないが、好ましい例としては、布
帛や衣服上に形成される色彩・画像に使用した着色体
(染料、顔料等)と色相および/または彩度が異なりそ
の異なりの差が、例えば光学的に検知可能な着色体があ
り、これら着色体の内反射波長ピークの異なるものがあ
り、それらの中には蛍光体染料や顔料、紫外線励起染料
や顔料があり、さらに、赤外線や近赤外線吸収体の反射
体、磁性粉体、導電性粉体などが挙げられる。これら
の、不可視コード形成材料を、例えば必要に応じて、バ
インダーやビヒクル等と水や溶剤等の液体媒体に溶解ま
たは分散せしめ、着色体媒体となしこの着色体媒体を、
布帛や衣服に不可視コードとして塗布などの手段で形成
する。この不可視コードの形成は、手段として特に限定
されないが、好ましくはインクジェット方式等のデジタ
ルプリントで形成する方法である。
【0011】前記の、好ましい材料に挙げた例でなくと
も、本発明の趣旨に沿う不可視コードが形成し得るもの
であれば本発明に使用可能であり、例えば、布帛や衣服
上に色彩や画像を形成するに使用した着色体(染料、顔
料等)と同一の材料を使用して、その形成時に、暗号化
し、装飾用に形成されている色彩や画像に潜像として形
成してもよいものである。本発明においては、前記した
色彩・画像が着色された布帛着色物における着色が、色
彩・画像の着色と不可視コードの形成が共にデジタルプ
リントで形成されたもの、色彩・画像の着色と不可視コ
ードの形成の少なくとも一方がデジタルプリントで形成
されたものが好ましい。これらの不可視コードの形成材
は、少なくとも布帛上に形成された装飾用の色彩や画像
に使用されている着色材と同等以上の耐洗濯性、耐磨耗
性、耐日光堅牢度性が必要である。本発明におけるこれ
らの不可視コードは、布帛や衣服のいずれの位置に形成
されたものであってもよいが、該不可視コードの検知や
読み取りのためには布帛や衣服の特定部位に限定して形
成したほうが好ましい。
【0012】不可視コードの検知や読み取りは、該コー
ドが布帛であるが故の表面凹凸に形成されているため、
特にデジタル信号の場合は布帛上に形成する前の信号
と、形成され見地する時の記号が必ずしも同一信号・記
号となり難く補正や訂正処理を施さないで検知すること
が困難な場合が多いが、検知時に読み取られた(検知さ
れた)記号を補正や訂正処理を施して元の信号に戻すこ
とで可能となる。この記号の補正や訂正の処理のための
ソフト等は特に限定されず、使用した不可視コード材料
や不可視コードの方式によって適宜選択使用すればよ
い。この布帛であるが故の暗号化信号・記号の疎化によ
る課題は、逆に不可視コード(暗号化記号)などの目障
りな支障の解消に役立つ効果がある。本発明における、
少なくとも所定色彩・画像が着色された布帛着色物であ
って、該布帛着色物が不可視デジタル情報である電子透
かしコードを内在せしめ、その電子透かしコードで標識
されていることを特徴とする電子透かしコード内在布帛
着色物の形態としては、特に限定されないが、衣服や雑
貨品に識別材として付されブランド表示や品質表示など
に供される標識タグが好ましい例として挙げられる。
【0013】実施例を下記するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。 *実施例1 M寸法ティーシャツの襟部位、左袖部位、右袖部位、胴
部位、ポケット部位を、ポリエステル100%使用糸と木
綿100%使用糸を用いて表ポリエステル100%使用糸、裏
木綿100%使用糸となるように混編してダブルニット布
帛とし、この白色無地の布帛を用いてそれぞれ縫製し、
縫合しM寸法ティーシャツとなした。「一面の芝生が生
え揃う上に白い入道雲の浮かぶ青空が広がる景色」の写
真を、スキャナーで取り込み、該取り込み画像に、芝生
部分の平均CMY値の値にM値のみを特定値加増した値
の信号をもって、一走査線上の平均10画素に一となる
ように記号「U@M」を付加し、その信号をもって、イ
ンクジェットプリントで特定のポリエステル分散染料を
使用して、転写紙にプリントし、この転写紙をもって、
温度、圧力をかけて転写し、用意したM寸法ティーシャ
ツに「一面の芝生が生え揃う上に白い入道雲の浮かぶ青
空が広がる景色」画像と、暗号化した記号「U@M」を
形成した。暗号化した記号「U@M」は、殆ど色彩とし
て、画像として顕在化せず肉眼では認識し難く、色彩・
画像としての「一面の芝生が生え揃う上に白い入道雲の
浮かぶ青空が広がる景色」が極めて精細に再現されてい
た。この暗号化された記号「U@M」は、光学的検知手
段で検知したが、信号はプリント前の設定した信号とは
異なり、設定時信号の逆処理だけでは認知がし難いもの
であったが、補正処理を施すことで記号「U@M」を正
確に再生することができた。このデジタルプリントされ
たM寸法ティーシャツを5回家庭による洗濯処理を行い
耐洗濯性をテストしたが、色彩・画像としての「一面の
芝生が生え揃う上に白い入道雲の浮かぶ青空が広がる景
色」の装飾性および潜像としての暗号記号の読み取り性
も変化がなかった。この潜在「U@M」は第三者の偽造
の防止等に対し有効である。
【0014】*実施例2 ポリエステル100%使用糸で標識用織物に織り上げた布
帛を用い、この白色無地の布帛を浸染方式で濃い茶色に
なるように染色した。この染色済み布帛に濃緑色刺繍に
より、文字「U@M」を多数の3cm×8cmの長方形
毎にその中央部に1cm×3cm大きさで形成し、この
長方形の中央部に形成された文字「U@M」の下3mm
位置に該記号に沿うようにして暗号化記号をデジタルプ
リント(インクジェットプリント)で緑色になるように
形成した。その暗号化デジタル信号は「200112U
M」であり、検知できるように実施例1と同様にして処
理したものであり、形成は実施例1と異なり、ダイレク
トインクジェットプリント方式で行った。得られた多数
の同一刺繍と暗号がプリントされた3cm×8cmの長
方形を裁断し端部の「まつり」処理をして、衣服用の標
識タグを製作した。暗号化した記号「200112U
M」は、殆ど色彩として、画像として顕在化せず肉眼で
は認識し難く、標識としての濃緑色刺繍と地色の茶色の
みが認識されるものであった。この暗号化された記号
「200112UM」は、光学的検知手段で検知した
が、信号はプリント前の設定した信号とは異なり、設定
時信号の逆処理だけでは認知がし難いものであったが、
補正処理を施すことで記号「200112UM」を正確
に再生することができた。
【0015】*実施例3 ポリエステル100%使用糸で標識用織物に織り上げた布
帛を用い、この白色無地の布帛に、記号「U@M」を濃
紺色ポリエステル分散染料で、多数の3cm×8cmの
長方形毎にその中央部に1cm×3cm大きさでダイレ
クトデジタルプリント(ダイレクトインクジェット方
式)で形成し、この長方形の中央部に形成された記号
「U@M」の下3mm位置に該記号に沿うようにして暗
号化信号をデジタルプリント(ダイレクトインクジェッ
ト方式)で緑色になるように形成するようにしてプリン
トする。暗号化デジタル信号は「200112UM」の
記号であり、検知できるように実施例1と同様にして処
理したものであり、形成は実施例1と異なり、ダイレク
トインクジェットプリント方式で行った。得られた多数
の同一刺繍と暗号がプリントされた3cm×8cmの長
方形を裁断し端部の「まつり」処理をして、衣服用の標
識タグを製作した。暗号化した記号「200112U
M」は、殆ど色彩として、画像として顕在化せず肉眼で
は認識し難く、標識としての濃紺色刺繍と地色の白色の
みが認識されるものであった。暗号化された記号「20
0112UM」は、光学的検知手段で検知したが、この
記号から読み取れる信号はプリント前の設定した信号と
は異なり、設定時信号の逆処理だけでは認知がし難いも
のであったが、補正処理を施すことで信号「20011
2UM」を正確に再生することができた。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、極めて簡便に、不可視
コードであって検知可能である、認識体を布帛や衣服上
に形成された装飾用の色彩や画像の鮮明さや色相などを
損なうことなく、これらの布帛や衣服に付与し得ること
ができ、偽造防止、所有権、起源、信憑性、受注に関す
るなどの書誌的事項の記録等を確定さすこと等の多数の
用途に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B035 AA01 AA07 AA08 AA11 AA16 AA20 AD01 AD02 AD03 AD04 AD06 3B154 AA01 AA06 AA18 AB20 AB21 AB22 AB27 AB31 BA09 BB32 BB39 BB51 BD01 CA13 CA22 DA13 5B057 AA18 CA01 CB01 CB19 CE08 5C076 AA14 BA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも所定色彩・画像が着色された
    布帛着色物であって、該布帛着色物が不可視デジタル記
    号である電子透かしコードを内在せしめ、その電子透か
    しコードで標識されていることを特徴とする電子透かし
    コード内在布帛着色物。
  2. 【請求項2】 布帛上への所定色彩・画像の着色が網点
    集合体であるデジタルプリントによって形成された請求
    項1記載の電子透かしコード内在布帛着色物。
  3. 【請求項3】 電子透かしコード内在布帛着色物が標識
    用タグである請求項1および2記載の電子透かしコード
    内在布帛着色物。
  4. 【請求項4】 電子透かしコードが、布帛上の所定色彩
    ・画像の着色に使用されている着色体の色相および/ま
    たは彩度と、検知可能な値以上に異なる色相および/ま
    たは彩度の値を有する着色体材料で、かつ対洗濯性が布
    帛上の所定色彩・画像の着色に使用されている着色体以
    上である材料で形成されたものである請求項1、2およ
    び3記載の電子透かしコード内在布帛着色物。
  5. 【請求項5】 電子透かしコードが、布帛上の所定色彩
    ・画像の着色された特定部位においてなされている請求
    項1、2、3および4項記載の電子透かしコード内在布
    帛着色物
  6. 【請求項6】 電子透かしコードが、布帛上の所定色彩
    ・画像の着色に使用されている着色体と反射波長ピーク
    の異なる材料によって形成されたものである請求項1、
    2、3、4および5記載の電子透かしコード内在布帛着
    色物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017527452A (ja) * 2014-05-19 2017-09-21 アベリー・デニソン・リテイル・インフォメーション・サービシズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーAvery Dennison Retail Information Services, Llc スキャン可能なマークを有する合成イメージ熱転写物

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