JP2003119116A - 毛髪処理方法及び毛髪処理キット - Google Patents
毛髪処理方法及び毛髪処理キットInfo
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Abstract
髪の損傷を抑え、乾燥後の指通りや毛髪のつやが良好
で、毛髪に良好な明度感あるいは鮮やかな色調を付与す
ることができる毛髪処理方法及び毛髪処理キットを提供
する。 【解決手段】 少なくともアルカリ剤を含有する第1剤
と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを使用時に混
合調製して用いる毛髪脱色剤、又は前記第1剤に更に染
料を含有する酸化染毛剤により脱色又は染毛処理を行
い、次いで、後処理剤で処理する毛髪処理方法であっ
て、前記毛髪脱色剤又は酸化染毛剤の使用時のアルカリ
度が、0.1N酸標準液の消費量で規定されるアルカリ
度で3.0〜20.0ml/gであり、前記後処理剤は
少なくともカチオン性化合物及び水を含有し、pH2.
5〜7.0であると共に、前記毛髪脱色剤又は酸化染毛
剤により脱色又は染毛処理を行った直後に、前記後処理
剤を毛髪に塗布し、洗い流さず乾燥させる。
Description
毛剤を用いて脱色又は染毛処理した後の毛髪処理方法及
び毛髪処理キットに関するものである。
ては、カチオン界面活性剤等を含有する処理剤を毛髪に
適用する方法等が知られている。(例えば、特許文献1
及び2参照。)
理方法では染毛後の毛髪に処理剤を塗布した後、洗い流
すものであったため、染毛後の毛髪の損傷を抑えるとい
う点では、充分満足できるものではなかった。
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、毛髪脱色剤又は酸化染毛剤による処理後の
毛髪の損傷を抑え、乾燥後の指通りや毛髪のつやが良好
で、毛髪を鮮やかな色調にすることができる毛髪処理方
法及び毛髪処理キットを提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明の毛髪処理方法は、少なく
ともアルカリ剤を含有する第1剤と、少なくとも酸化剤
を含有する第2剤とを使用時に混合調製して用いる毛髪
脱色剤、又は前記第1剤に更に染料を含有する酸化染毛
剤により脱色又は染毛処理を行い、次いで、後処理剤で
処理する毛髪処理方法であって、前記毛髪脱色剤又は酸
化染毛剤の使用時のアルカリ度が、0.1N酸標準液の
消費量で規定されるアルカリ度で3.0〜20.0ml
/gであり、前記後処理剤は少なくともカチオン性化合
物及び水を含有し、pH2.5〜7.0であると共に、
前記毛髪脱色剤又は酸化染毛剤により脱色又は染毛処理
を行った直後に、前記後処理剤を毛髪に塗布し、洗い流
さず乾燥させるものである。
請求項1に記載の発明において、前記後処理剤が二種以
上のカチオン性化合物を含有するものである。
は、少なくともアルカリ剤を含有する第1剤と、少なく
とも酸化剤を含有する第2剤とを使用時に混合調製して
用いる毛髪脱色剤、又は前記第1剤に更に染料を含有す
る酸化染毛剤、並びに後処理剤とから構成される毛髪処
理キットであって、前記毛髪脱色剤又は酸化染毛剤の使
用時のアルカリ度が、0.1N酸標準液の消費量で規定
されるアルカリ度で3.0〜20.0ml/gであり、
前記後処理剤は少なくともカチオン性化合物及び水を含
有し、pH2.5〜7.0であると共に、脱色又は染毛
処理を行った直後に用いて洗い流さない後処理剤である
ものである。
は、請求項3に記載の発明において、前記後処理剤が二
種以上のカチオン性化合物を含有するものである。
態について詳細に説明する。毛髪脱色剤である場合に
は、第1剤にアルカリ剤が含有される。一方、酸化染毛
剤は毛髪脱色剤の第1剤に、更に染料が含有される。
せるために配合される。アルカリ剤の具体例としては、
アンモニア、モノエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミ
ン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノール
アミン、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、
2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸アンモニウ
ム、炭酸ナトリウム、アルギニン、グアニジン等が挙げ
られる。これらのアルカリ剤は、一種を単独で又は二種
以上を混合して用いられる。
外の成分を任意成分として含む構成であってもよい。ア
ルカリ剤以外の成分の具体例としては、カチオン性界面
活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イ
オン性界面活性剤、カチオン性高分子、アニオン性高分
子、両性高分子、非イオン性高分子、油脂類、高級アル
コール、ロウ類、脂肪酸エステル、炭化水素類、高級脂
肪酸、シリコーン誘導体、保湿剤、ポリペプタイド、溶
剤、緩衝剤、防腐剤、キレート剤、酸化防止剤、安定
剤、噴射剤の他、植物抽出物、生薬抽出物、ビタミン
類、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤、また、「医薬部
外品原料規格」(1991年6月発行、薬事日報社)に
収載されるもの等が挙げられる。
具体例としては、過酸化水素、過炭酸塩、過ホウ酸塩、
過硫酸塩、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化
マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過
酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加物、リン
酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付
加物、過酸化尿素、過酸化メラミン等が挙げられる。こ
れらの中でも過酸化水素が好ましい。なお、第2剤に含
まれる酸化剤は一種類のみであっても二種類以上であっ
てもよい。第2剤に含まれる酸化剤の量は、0.1〜1
5重量%となる量が好ましく、さらに好ましくは2.0
〜9.0重量%、最も好ましくは3.0〜6.0重量%
である。この含有量が0.1重量%未満では、メラニン
を充分に脱色することができない。一方、15.0重量
%を超えて配合すると、毛髪に損傷等の不具合が発生す
るおそれがある。
成分を任意成分として含む構成であってもよい。酸化剤
以外の成分の具体例としては、上記毛髪脱色剤の第1剤
の説明の中でアルカリ剤以外の成分として列挙したもの
が挙げられる。
1剤に更に染料が含有される。染料の具体例としては、
主要中間体とカプラーからなる酸化染料、及び直接染料
等が挙げられる。主要中間体としては、p−フェニレン
ジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、N−フェニル
−p−フェニレンジアミン、4,4'−ジアミノジフェ
ニルアミン、p−アミノフェノール、o−アミノフェノ
ール、p−メチルアミノフェノール、N,N−ビス(2
−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン、2−
ヒドロキシエチル−p−フェニレンジアミン、o−クロ
ル−p−フェニレンジアミン、4−アミノ−m−クレゾ
ール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソ
ール、2,4−ジアミノフェノール及びそれらの塩から
選ばれる1種又は2種以上が用いられる。カップラーと
しては、レゾルシン、カテコール、ピロガロール、フロ
ログルシン、没食子酸、ハイドロキノン、5−アミノ−
o−クレゾール、m−アミノフェノール、5−(2−ヒ
ドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、m−
フェニレンジアミン、2,4−ジアミノフェノキシエタ
ノール、トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトー
ル、2,6−ジアミノピリジン、ジフェニルアミン、2
−メチルレゾルシン、N,N−ジエチル−m−アミノフ
ェノール、フェニルメチルピラゾロン、3,3'−イミ
ノジフェノール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、タ
ンニン酸及びそれらの塩から選ばれる1種又は2種以上
が用いられる。
は、使用時のアルカリ度が、0.1N酸標準液の消費量
で規定されるアルカリ度で3.0〜20.0ml/gの
範囲となるように設定するのが好ましく、更に好ましく
は3.5〜19.0ml/g、最も好ましくは4.0〜
17.0ml/gである。3.0ml/g未満であると
本発明の効果が充分に得られず、20.0ml/gを超
えると毛髪の損傷が大きくなる恐れがある。ここで、
0.1N酸標準液の消費量で規定されるアルカリ度と
は、本実施形態の毛髪脱色剤又は酸化染毛剤の1重量%
水溶液を、0.1N塩酸標準溶液で滴定してpHを7.
0とするときの0.1N塩酸標準溶液の消費量から次の
式により求められる。 アルカリ度=0.1N塩酸標準溶液の消費量[ml]/
毛髪脱色剤(又は酸化染毛剤)の量[g]
状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、泡状
等、特に限定されない。
及び水を含有する。カチオン性化合物は、脱色又は染色
後の毛髪の損傷を抑制するために配合される。カチオン
性化合物は、その化合物の水溶液がカチオン性を示す化
合物を表す。カチオン性化合物の具体例としては、カチ
オン性界面活性剤、カチオン性誘導体、アミノ変性シリ
コーン等が挙げられる。
ウム塩に代表され、塩化アルキルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム、塩化セチル
トリメチルアンモニウム、塩化ステアリルトリメチルア
ンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩
化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ジセチルジメ
チルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニ
ウム、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化ミリ
スチルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ステアリル
ジメチルベンジルアンモニウム、臭化ラウリルトリメチ
ルアンモニウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、
臭化ステアリルトリメチルアンモニウム、メチル硫酸ベ
ヘニルトリメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂
肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等が挙
げられる。これらの中でも、塩化セチルトリメチルアン
モニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩
化ベヘニルトリメチルアンモニウム、臭化ステアリルト
リメチルアンモニウム及びメチル硫酸ベヘニルトリメチ
ルアンモニウムが好ましい。
ルロース誘導体、酸中和型の第三級アミドアミン、カチ
オン化グアーガム、カチオン性デンプン、第四級化ポリ
ビニルピロリドン誘導体、ジアリル第四級アンモニウム
塩重合物誘導体等が挙げられる。カチオン化セルロース
誘導体の具体例としては、塩化O−[2−ヒドロキシ−
3−(トリメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエ
チルセルロース、塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(ラ
ウリルジメチルアンモニオ)プロピル]ヒドロキシエチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースジメチルジ
アリルアンモニウムクロリド等が挙げられ、市販品とし
ては、ライオン(株)のレオガードG及び同GP、ユニ
オンカーバイド社のポリマーJR−125、JR−40
0、JR−30M、LR−400、LR−30M、ナシ
ョナルスターチアンドケミカル社のセルコートH−10
0、L−200等が挙げられる。ジアリル第四級アンモ
ニウム塩重合物誘導体の具体例としては、ポリ塩化ジメ
チルメチレンピペリジニウム(カルゴン社のマーコート
100等)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アク
リルアミド共重合体(カルゴン社のマーコート550
等)等が挙げられる。第四級化ポリビニルピロリドン誘
導体の市販品としては、アイエスピー・ジャパン(株)
のガフコート734、755、755N等が挙げられ
る。これらの中でも、カチオン化セルロース誘導体が好
ましい。
ロピルメチルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体
(アミノプロピルジメチコン)、アミノエチルアミノプ
ロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体(アモ
ジメチコン)、アミノエチルアミノプロピルメチルシロ
キサン・ジメチルシロキサン共重合体(トリメチルシリ
ルアモジメチコン)等が挙げられる。
てもよいし、二種以上を組み合わせて配合してもよい。
これらのカチオン性化合物の中でも、第四級アンモニウ
ム塩を含有することが好ましく、少なくとも第四級アン
モニウム塩を含む二種以上を組み合わせて配合すること
がより好ましい。この場合、第四級アンモニウム塩の含
有量は、0.1〜2.0重量%であることが好ましく、
より好ましくは0.2〜1.5重量%である。
水性乳化液にするために配合される。水の含有量は好ま
しくは50〜99重量%である。
するために、シリコーン類が配合されることが好まし
い。シリコーン類としては、上記のアミノ変性シリコー
ン以外のものが挙げられ、例えば、揮発性直鎖状シリコ
ーン、メチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフ
ェニルポリシロキサン、環状シリコーン、ヒドロキシ末
端メチルポリシロキサン(ジメチコノール)、ポリエー
テル変性シリコーン、ベタイン変性シリコーン、アルキ
ル変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン等が挙げ
られる。これらのシリコーン類は単独で配合してもよい
し、二種以上を組み合わせて配合してもよい。これらの
中でも、環状シリコーン及び揮発性直鎖状シリコーンか
ら選ばれる一種以上が含有されることが好ましく、少な
くとも環状シリコーンが含有されることが好ましい。環
状シリコーンの具体例としては、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、
テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン等が挙げられ
る。揮発性直鎖状シリコーンの具体例としては、オクタ
メチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン等
が挙げられる。
10重量%水溶液のpHが2.5〜7.0の範囲になる
ように調整される。好ましくはpH3.0〜6.8、よ
り好ましくはpH3.5〜6.5、最も好ましくはpH
4.0〜6.2である。pH2.5未満およびpH7.
0を超えると皮膚への刺激の原因となる恐れがあり、ま
た毛髪の収斂及び膨潤を引き起こすため乾燥しづらくな
ったり、塗布しにくくなるなど本発明の効果が充分得ら
れない。
塩から選ばれる少なくとも一種を用いることが好まし
い。有機酸としては、例えばクエン酸、酢酸、グリコー
ル酸、ギ酸、レブリン酸、シュウ酸、乳酸、酒石酸、コ
ハク酸、リンゴ酸、L−グルタミン酸、L−アスパラギ
ン酸、ピロリドンカルボン酸等が挙げられ、無機酸とし
ては、例えば塩酸、リン酸等が挙げられる。また、前記
のアルカリ剤を含有して緩衝能を持たせることもでき
る。
カリ剤が含まれているため、脱色又は染毛後の毛髪には
残留アルカリが含まれている。この残留アルカリが含ま
れている状態の毛髪に、カチオン性化合物を含有する後
処理剤を塗布しても、カチオン性化合物が残留アルカリ
の影響で毛髪に充分定着しないおそれがある。後処理剤
が更に上記の酸を含有することにより、毛髪中の残留ア
ルカリを中和し、カチオン性化合物の毛髪への定着性を
より向上させることができる。
ン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性
剤、非イオン性高分子、アニオン性高分子、両性高分
子、油性成分、溶剤、粘度調整剤、保湿剤、帯電防止
剤、毛髪柔軟剤、酸化防止剤、防腐剤、金属封鎖剤、賦
形剤、色素、香料等を配合することも可能である。
ルド型粘度計による粘度で1000〜200000ミリ
パスカル秒(mPa・s)の範囲であることが好まし
く、より好ましくは1500〜100000mPa・
s、更に好ましくは2000〜50000mPa・sで
ある。1000mPa・s未満であると、脱色又は染毛
処理を行った毛髪の吸水性が高いため吸い込みされやす
く、均一に塗布しづらくなる。また200000mPa
・sを超えると脱色又は染毛処理を行った毛髪表面の摩
擦が高まるため毛髪への塗布がしにくくなる。
は酸化染毛剤の重量(a)と、後処理剤の重量(b)と
の比((a)/(b))が、6〜120の範囲になるこ
とが好ましく、より好ましくは8〜100、更に好まし
くは10〜60である。毛髪脱色剤又は酸化染毛剤の重
量は、塗布する毛髪量に比例するため、(a)/(b)
の比を適切な範囲にすることで、後処理剤の効果を高め
ることができる。重量比が6未満の場合は、毛髪量に対
して後処理剤量が多すぎるため、乾燥しづらくなった
り、重い感触を与えることとなり、また120を超える
と毛髪量に対して後処理剤量が少なすぎるため、本発明
の効果を充分に発揮することができない。
ず前記の毛髪脱色剤あるいは酸化染毛剤の第1剤と第2
剤とを重量比で1:5〜2:1の割合で混合し、毛髪に
塗布して脱色あるいは染毛処理を行った後、シャンプー
で洗い流し、必要に応じてリンス、コンディショナー等
を用いる。そして、タオルドライ後の湿った状態の毛髪
に前記後処理剤を塗布し、洗い流さずに、ドライヤーや
自然乾燥等によりそのまま乾燥させる。
色剤又は酸化染毛剤に含まれるアルカリ剤の影響で膨潤
した状態であり、後処理剤に含有されるカチオン性化合
物を毛髪内部にまでしっかり浸透させて定着させるため
には、毛髪が湿った状態で塗布する必要がある。一度毛
髪を乾燥させた場合は、毛髪の膨潤度が低下するため本
発明の効果が充分得られない。また、塗布後に洗い流さ
ないのは、毛髪中の残留アルカリを中和するためと、後
処理剤に含有されるカチオン性化合物を毛髪内に充分定
着させるためにある程度の時間が必要となるためであ
る。具体的には後処理剤塗布後、少なくとも3時間は毛
髪を洗わないことが好ましく、より好ましくは少なくと
も6時間、更に好ましくは少なくとも12時間である。
下にまとめて記載する。 ・実施形態で説明した毛髪脱色剤及び酸化染毛剤は、使
用時のアルカリ度が、0.1N酸標準液の消費量で規定
されるアルカリ度で3.0〜20.0ml/gであり、
後処理剤にはカチオン性化合物及び水が含有されてい
る。そして、前記毛髪脱色剤又は前記酸化染毛剤を用い
て脱色又は染毛処理を行った直後、前記後処理剤を塗布
して、洗い流さず乾燥させる、このため、脱色又は染毛
後の毛髪の損傷を抑え、乾燥後の指通りや毛髪のつやが
良好で、毛髪に良好な明度感あるいは鮮やかな色調を付
与することができる。・後処理剤に二種以上のカチオン
性化合物を配合することにより、乾燥後の指通りをより
良好にすることができる。
態を更に具体的に説明する。表1に示す組成A〜Dの二
剤式毛髪脱色剤及びE〜Hの二剤式酸化染毛剤の第1剤
及び第2剤を調製し、毛髪脱色剤A〜Dは第1剤と第2
剤とを重量比1:2で混合し、酸化染毛剤E〜Hは第1
剤と第2剤とを重量比1:1で混合し、各混合物の1重
量%水溶液をpH7.0まで滴定したときの0.1N酸
標準液の消費量を測定し、アルカリ度を算出した。ま
た、表2に示す組成の後処理剤を調製し、10重量%水
溶液のpH、及びブルックフィールド型粘度計による粘
度(単位:mPa・s)を測定した。なお、表1及び表
2における数値は特に断らない限り重量%を表す。
脱色剤+後処理剤)表1の毛髪脱色剤A〜Dの第1剤と
第2剤とを重量比1:2で混合し、その混合物を毛髪に
塗布し、室温(25℃)にて20分間放置して脱色処理
を行った。脱色後の毛髪をシャンプーして洗い流し、タ
オルドライの後、表2に示す組成の後処理剤を塗布し、
下記(1)の項目に示す塗布感を評価した。各例で使用
した毛髪脱色剤及び後処理剤の組み合わせは表3に示す
通りである。また、毛髪脱色剤の使用重量(a)と後処
理剤の使用重量(b)から、毛髪脱色剤と後処理剤の重
量比((a)/(b))を算出した。実施例1〜15及
び比較例1〜5については、後処理剤を塗布した後、そ
のまま乾燥させた。また、実施例1の組み合わせを用い
て、脱色後にシャンプーしてから12時間経過後に後処
理剤を塗布したものを比較例6とした。比較例7につい
ては、後処理剤を塗布した後、洗い流してから乾燥させ
た。その後、下記の評価方法により、(2)乾燥のし易
さ、(3)乾燥後の指通り、(4)乾燥後のつや感、及
び(5)毛髪の明度感を評価した。結果を表3に示す。
基準は、塗布感に優れる(◎)、塗布感が良好(○)、
塗布感がやや不良(△)及び塗布感が不良(×)の4段
階とした。 (2)乾燥のし易さ 後処理剤を塗布した後、毛髪を乾燥する際の、乾燥のし
易さを評価した。評価基準は、乾きが早く非常に乾燥し
易い(◎)、乾燥し易い(○)、やや乾燥しにくい
(△)及び乾燥しにくい(×)の4段階とした。 (3)乾燥後の指通り 乾燥後の毛髪に触れて指通りについて評価した。評価基
準は、非常に良い(◎)、良い(○)、やや不良(△)
及び不良(×)の4段階とした。 (4)乾燥後のつや感 乾燥後の毛髪の外観を観察してつやを評価した。評価基
準は、非常につやがある(◎)、つやがある(○)、や
やつやがない(△)及びつやがない(×)の4段階とし
た。 (5)毛髪の明度感 乾燥後の毛髪の外観を観察して毛髪の明度感を評価し
た。評価基準は、非常に明るく感じられる(◎)、明る
く感じられる(○)、やや明るさに欠ける(△)及び明
るさに欠ける(×)の4段階とした。
いずれも塗布感、乾燥のし易さ、乾燥後の指通り、つや
感及び毛髪の色調が良好な結果であった。これに対し、
比較例1では、毛髪脱色剤のアルカリ度が3.0ml/
g未満であるため、つや感が得られにくく、毛髪の明度
感に欠けるものであった。比較例2では、毛髪脱色剤の
アルカリ度が20.0ml/gを超えているため、毛髪
がかなり損傷し、後処理剤の塗布がしづらく、指通りの
良さも得られなかった。
2.5未満あるいは7を超えているため、塗布感及び乾
燥のし易さが不充分であった。比較例5では、カチオン
性化合物が含まれていないため、塗布感、乾燥のし易
さ、指通り、つや感及び毛髪の色調のいずれも不充分で
あった。比較例6では、脱色処理を行った直後に後処理
剤を塗布しなかったため、塗布感、指通り、つや感及び
毛髪の明度感が不充分であった。比較例7では、後処理
剤の塗布後洗い流したため、指通り、つや感が充分得ら
れず、乾燥しづらくぬれた感じになり毛髪の明度感が充
分得られなかった。
酸化染毛剤+後処理剤)表1の酸化染毛剤E〜Hの第1
剤と第2剤とを重量比1:1で混合し、その混合物を毛
髪に塗布し、室温(25℃)にて20分間放置して染毛
処理を行った。染毛後の毛髪をシャンプーして洗い流
し、タオルドライの後、表2に示す組成の後処理剤を塗
布し、上記の(1)塗布感を評価した。各例で使用した
酸化染毛剤と後処理剤の組み合わせは表4に示す通りで
ある。また、酸化染毛剤の使用重量(a’)と後処理剤
の使用重量(b)から、毛髪脱色剤と後処理剤の重量比
((a’)/(b))を算出した。実施例16〜30及
び比較例8〜12については、後処理剤を塗布した後、
そのまま乾燥させた。また、実施例16の組み合わせを
用いて染毛後にシャンプーしてから12時間経過後に後
処理剤を塗布したものを比較例13とした。比較例14
については、後処理剤を塗布した後、洗い流してから乾
燥させた。その後、上記の(2)〜(4)の項目につい
ての評価を行い、次いで下記の評価の方法により、
(6)毛髪の色調の鮮やかさを評価した。結果を表4に
示す。
評価基準は、非常に鮮やか(◎)、鮮やか(○)、やや
鮮やかさに欠ける(△)及び鮮やかさに欠ける(×)の
4段階とした。
はいずれも塗布感、乾燥のし易さ、乾燥後の毛髪の指通
り、つや感及び毛髪の色調の鮮やかさが良好な結果であ
った。これに対し、比較例8では、酸化染毛剤のアルカ
リ度が3.0ml/g未満であるため、つや感が得られ
にくく、毛髪の色調も鮮やかさに欠けるものであった。
比較例9では、酸化染毛剤のアルカリ度が20.0ml
/gを超えているため、毛髪がかなり損傷し、後処理剤
の塗布がしづらく、指通りの良さも得られなかった。
が2.5未満あるいは7を超えているため、塗布感及び
乾燥のし易さが不充分であった。比較例12では、カチ
オン性化合物が含まれていないため、塗布感、乾燥のし
易さ、指通り、つや感及び毛髪の色調の鮮やかさいずれ
も不充分であった。比較例13では、染毛処理を行った
直後に後処理剤を塗布しなかったため、塗布感、指通
り、つや感及び毛髪の色調の鮮やかさが不充分であっ
た。比較例14では、後処理剤の塗布後、洗い流したた
め、指通り、つや感が充分得られず、乾燥しづらくぬれ
た感じになり毛髪の色調の鮮やかさが不充分であった。
変更して実施することも可能である。 ・毛髪脱色剤又は酸化染毛剤は、第1剤がアルカリ剤お
よび過硫酸塩を含有する粉末状の形態であってもよい。 ・毛髪脱色剤及び酸化染毛剤は、更に毛髪保護剤、染料
等を含有する第3、第4の剤を加えて使用するものであ
ってもよい。
ついて以下に記載する。 (1)前記毛髪脱色剤又は前記酸化染毛剤と、前記後処
理剤との重量比が3〜40である請求項1又は請求項2
に記載の毛髪処理方法。このように構成した場合、毛髪
により良好な明度感あるいはより鮮やかな色調を付与す
ることができる。 (2)前記後処理剤の粘度が、ブルックフィールド型粘
度計による粘度で1000〜200000mPa・sで
ある請求項1、請求項2及び上記(1)のいずれか一項
に記載の毛髪処理方法。このように構成した場合、後処
理剤の塗布感を向上させることができる。 (3)前記後処理剤が更にシリコーン類を含有する請求
項1、請求項2、上記(1)及び(2)のいずれか一項
に記載の毛髪処理方法。このように構成した場合、乾燥
後の指通りを良好にすることができる。 (4)前記シリコーン類が環状シリコーン及び揮発性直
鎖状シリコーンから選ばれる少なくとも一種である上記
(3)に記載の毛髪処理方法。このように構成した場
合、後処理剤の塗布後に乾燥し易くすることができる。 (5)前記後処理剤が更に有機酸、無機酸及びこれらの
塩から選ばれる少なくとも一種を含有する請求項1、請
求項2及び上記(1)から(4)のいずれか一項に記載
の毛髪処理方法。このように構成した場合、乾燥後の指
通りを良好にし、毛髪により良好な明度感あるいはより
鮮やかな色調を付与することができる。
と、前記後処理剤との重量比が3〜40である請求項3
又は請求項4に記載の毛髪処理キット。このように構成
した場合、毛髪により良好な明度感あるいはより鮮やか
な色調を付与することができる。 (7)前記後処理剤の粘度が、ブルックフィールド型粘
度計による粘度で1000〜200000mPa・sで
ある請求項3,請求項4及び上記(6)のいずれか一項
に記載の毛髪処理キット。このように構成した場合、後
処理剤の塗布感を向上させることができる。 (8)前記後処理剤が更にシリコーン類を含有する請求
項3、請求項4、上記(6)及び(7)のいずれか一項
に記載の毛髪処理キット。このように構成した場合、乾
燥後の指通りを良好にすることができる。 (9)前記シリコーン類が環状シリコーン及び揮発性直
鎖状シリコーンから選ばれる少なくとも一種である上記
(8)に記載の毛髪処理キット。このように構成した場
合、後処理剤の塗布後に乾燥し易くすることができる。 (10)前記後処理剤が更に有機酸、無機酸及びこれら
の塩から選ばれる少なくとも一種を含有する請求項3、
請求項4及び上記(6)から(9)のいずれか一項に記
載の毛髪処理キット。このように構成した場合、乾燥後
の指通りを良好にし、毛髪により良好な明度感あるいは
より鮮やかな色調を付与することができる。
め、次のような効果を奏する。請求項1及び請求項3に
記載の発明の毛髪処理方法及び毛髪処理キットによれ
ば、毛髪脱色剤又は酸化染毛剤による処理後の毛髪の損
傷を抑え、乾燥後の指通りや毛髪のつやが良好で、毛髪
に良好な明度感あるいは鮮やかな色調を付与することが
できる。
処理方法及び毛髪処理キットによれば、請求項1に記載
の発明の効果に加えて、乾燥後の毛髪の指通りをより良
好にすることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくともアルカリ剤を含有する第1剤
と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを使用時に混
合調製して用いる毛髪脱色剤、又は前記第1剤に更に染
料を含有する酸化染毛剤により脱色又は染毛処理を行
い、次いで、後処理剤で処理する毛髪処理方法であっ
て、 前記毛髪脱色剤又は酸化染毛剤の使用時のアルカリ度
が、0.1N酸標準液の消費量で規定されるアルカリ度
で3.0〜20.0ml/gであり、 前記後処理剤は少なくともカチオン性化合物及び水を含
有し、pH2.5〜7.0であると共に、 前記毛髪脱色剤又は酸化染毛剤により脱色又は染毛処理
を行った直後に、前記後処理剤を毛髪に塗布し、洗い流
さず乾燥させることを特徴とする毛髪処理方法。 - 【請求項2】 前記後処理剤が二種以上のカチオン性化
合物を含有することを特徴とする請求項1に記載の毛髪
処理方法。 - 【請求項3】 少なくともアルカリ剤を含有する第1剤
と、少なくとも酸化剤を含有する第2剤とを使用時に混
合調製して用いる毛髪脱色剤、又は前記第1剤に更に染
料を含有する酸化染毛剤、並びに後処理剤とから構成さ
れる毛髪処理キットであって、 前記毛髪脱色剤又は酸化染毛剤の使用時のアルカリ度
が、0.1N酸標準液の消費量で規定されるアルカリ度
で3.0〜20.0ml/gであり、 前記後処理剤は少なくともカチオン性化合物及び水を含
有し、pH2.5〜7.0であると共に、脱色又は染毛
処理を行った直後に用いて洗い流さない後処理剤である
ことを特徴とする毛髪処理キット。 - 【請求項4】 前記後処理剤が二種以上のカチオン性化
合物を含有することを特徴とする請求項3に記載の毛髪
処理キット。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005089307A (ja) * | 2003-09-12 | 2005-04-07 | Hoyu Co Ltd | 毛髪化粧料組成物 |
JP2006206585A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-08-10 | Kao Corp | 毛髪の彩度を高める方法 |
US7494514B2 (en) | 2003-12-11 | 2009-02-24 | Revlon Consumer Products Corporation | Method and compositions for coloring hair |
JP2013129629A (ja) * | 2011-12-21 | 2013-07-04 | Nakano Seiyaku Kk | 染毛用後処理剤および毛髪処理方法 |
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-
2002
- 2002-12-13 JP JP2002362662A patent/JP3942173B2/ja not_active Expired - Lifetime
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