JP2003118719A - 収納トレイ - Google Patents

収納トレイ

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JP2003118719A JP2001315591A JP2001315591A JP2003118719A JP 2003118719 A JP2003118719 A JP 2003118719A JP 2001315591 A JP2001315591 A JP 2001315591A JP 2001315591 A JP2001315591 A JP 2001315591A JP 2003118719 A JP2003118719 A JP 2003118719A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小物等の物品を載置するための収納トレイに
おいて、例えば自動車内で使用するときに収納トレイ自
体が振動や制動時に移動することを防止するとともに、
載置される物品が移動することも防止して、物品を安全
に載置できるようにする。 【解決手段】 芯材21と、芯材21の上表面と下表面
のそれぞれに合成樹脂発泡体25を備えてなる物品移動
防止部材22とトレイ移動防止部材23を配設し、また
は芯材の上表面と下表面のそれぞれに物品移動防止加工
とトレイ移動防止加工を施したシート部材20を備えて
形成して、車内用トレイ10自体と物品載置部11に載
置される物品が移動しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車内に
おいて使用され、小物等の物品を載置する物品載置部を
有する収納トレイであって、特に載置した物品の移動及
びトレイ自体の移動を防止する移動防止手段を備えるも
のに関する。
【0001】
【従来の技術】一般に、自動車等の車内には車検証や小
物を収納するためのグローブボックスが設けられてい
る。しかし、このグローブボックスは通常助手席側のダ
ッシュボード下に設けられていることから、例えばライ
ターや煙草、財布、携帯電話といった常時携行する物品
を収納しようとすると、運転席側からは離れているため
に乗車中や乗降の際に取り出しや収納が行いにくく不便
であった。このため、上記のような小物を運転席からで
も手の届きやすい場所に置いておけるようにするため
に、ダッシュボード上に載置される収納トレイが提供さ
れている。この収納トレイとしては、走行中の振動や制
動時、旋回時にかかる遠心力でダッシュボード上を移動
しないように、両面に粘着性を有するテープ材で固定す
るもののほか、トレイを固定することなく移動を防止で
きるように載置面との接触面に滑りを防止する部材が配
設されたものが挙げられる。
【0002】しかし、これらのトレイは、そのトレイ自
体の移動は防止されているものの、載置された物品がト
レイ内を移動し、時にはトレイから飛び出して、物品を
破損させてしまうことがあった。また、テープ材で固定
するものは位置変更のとき等にテープ材を剥がすと粘着
剤がダッシュボード上に残って痕になってしまったり、
従来の滑り防止部材を底面に取り付けたものでは、滑り
止め効果が次第に低下してしまうなどの問題もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
問題を解決するために、トレイ内での物品の移動を防止
するとともにトレイ自体に固定手段を設けることなく移
動を防止し且つその効果を半永久的に維持可能な滑り防
止部材を配設した収納トレイを提供することを課題とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明が採った手段は、上面に物
品載置部11の形成されたシート部材20を備えた収納
トレイ10において、シート部材20は、保形性を有す
る芯材21と、芯材21の上表面側に配設され且つ物品
載置部11上に載置される物品の移動を防止する物品移
動防止部材22と、芯材21の下表面側に配設され且つ
シート部材20自体の移動を防止するトレイ移動防止部
材23とを備えていることを特徴とする収納トレイ10
である。
【0005】このように、芯材21を備え且つ物品移動
防止部材22とトレイ移動防止部材23とを配設したシ
ート部材20から収納トレイ10を形成することによ
り、形状を保持しつつ薄型に形成することができるとと
もに、収納トレイ10自体の移動を防止しながら物品載
置部11に載置される物品の移動をも防止することがで
きるので、物品が落下するなどして傷が付いたり破損し
たりすることなく、安全に載置することができる。
【0006】また、請求項2に記載した発明が採った手
段は、物品移動防止部材22及びトレイ移動防止部材2
3は、メッシュ生地24の繊維上に合成樹脂発泡体25
が付着して形成されていることを特徴とする請求項1に
記載の収納トレイ10である。
【0007】メッシュ生地24を用いることで柔軟性を
備えることができるようになるので、例えば、芯材21
が曲面を有して形成されても、その曲面に沿って密着さ
せることができるようになる。そして、物品移動防止部
材22とトレイ移動防止部材23に合成樹脂発泡体25
を備えることで強力な滑り防止効果が得られるととも
に、滑り防止効果が低下してきた場合には水洗するだけ
回復させることができるので、滑り防止効果を半永久的
に維持できるようになる。また、合成樹脂発泡体25と
メッシュ生地24の双方がクッションの役割をして、物
品載置部11に載置した物品の荷重がかかると、その物
品と物品載置部又は収納トレイ底面とその載置面とがよ
り密着して、効果的に滑りを防止することができる。
【0008】また、請求項3に記載した発明が採った手
段は、シート部材20は、合成樹脂液の塗布後に加熱発
泡された合成樹脂発泡体25を付着してなるメッシュ生
地24が芯材21の両面に配設されている状態で折曲げ
成型してなるものであり、山折り側の面に位置するメッ
シュ生地24がトレイ移動防止部材23を構成する一
方、谷折り側の面に位置するメッシュ生地24が物品移
動防止部材22を構成することを特徴とする請求項1に
記載の収納トレイ10である。
【0009】これは、上記のように加工されてシート部
材20の両面に配設されるメッシュ生地24、24が、
シート部材20の折曲げ面に応じてそれぞれ物品移動防
止部材22又はトレイ移動防止部材23とを構成するも
のである。また、谷折り側の面のメッシュ生地24を物
品移動防止部材22とすることにより物品が滑ることを
防止できるだけでなく、縁部によってトレイの外に飛び
出すことを防止することができる。
【0010】また、請求項4に記載した発明が採った手
段は、物品移動防止部材22及びトレイ移動防止部材2
3は、合成樹脂液をメッシュ生地に塗布した後、芯材2
1の両面に対してメッシュ生地24を接着させる前に合
成樹脂液を加熱発泡させてなるものであることを特徴と
する請求項1又は3に記載の収納トレイ10である。
【0011】すなわち、芯材21に接着する前に予めメ
ッシュ生地24に合成樹脂液を塗布すると、合成樹脂液
はメッシュ生地24上にのみ塗布されることとなるの
で、加熱発泡したときには、芯材21に接着してから塗
布したときよりも合成樹脂発泡体25が大きな凹凸を有
して形成されることとなる。このように凹凸を大きく形
成することによって滑り防止効果をより一層高めること
ができる。
【0012】また、請求項5に記載した発明が採った手
段は、上面に物品載置部11の形成されたシート部材2
0を備えた収納トレイ10において、シート部材20
は、芯材21を備えており、芯材21の上表面側には物
品載置部11上に載置される物品の移動を防止する物品
移動防止加工が施される一方、下表面側には車内ようト
レイ10自体の移動を防止するトレイ移動防止加工が施
されていることを特徴とする収納トレイ10である。
【0013】このように、別部材を用いず、芯材21に
直接加工を施せば収納トレイ10の作製に要する部材点
数が減ることとなるので、製造コストを安価に押さえる
ことができるようになる。
【0014】また、請求項6に記載した発明が採った手
段は、芯材21が、合成樹脂発泡体25から形成されて
いることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
の収納トレイ10である。
【0015】合成樹脂発泡体25を芯材21とすること
により、シート部材20の成型加工が行いやすくなると
ともに、収納トレイ10全体に強度を持たせながらも軽
く仕上げることができる。これにより、収納トレイ10
の形状の選択幅が広がることとなるとともに、軽量とす
ることで車体の旋回時や制動時における遠心力の影響を
受けにくくなり、その結果として収納トレイ10の移動
を抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る収納トレイは、上面
側に物品を載置するための物品載置部が形成されている
収納トレイであって、保形性を有する芯材と、その芯材
の上下表面にはそれぞれ物品移動防止部材とトレイ移動
防止部材が配設されたシート部材を備えて、トレイ自体
の移動と物品載置部に載置される物品の移動の両方を防
止するものである。
【0017】収納トレイは、物品載置部を備えるために
少なくとも上面側が開口して形成されている必要がある
が、その他形状については特に限定されるものではな
く、例えば円形や四角形のように、様々な形状で形成す
ることができる。
【0018】物品載置部は、シート部材を成形すること
で形成されるものである。例えば、シート部材の縁部を
全周にわたって上方側に折曲げて壁面を形成し、その壁
面の内側部分を物品載置部とすることが考えられる。
【0019】シート部材は芯材と、その芯材の上表面に
配設される物品移動防止部材と下表面に配設されるトレ
イ移動防止部材とを備えて形成される。芯材は、トレイ
としての形状を保持できる程度の強度を有するものであ
れば、特に限定されるものではないが、軽量であり且つ
成型性に優れた合成樹脂発泡体から作製することが特に
好ましい。ここで用いられる合成樹脂発泡体の材質とし
ては、例えば、ポリエチレン発泡体、塩化ビニル発泡
体、ポリプロピレン発泡体等が挙げられる。
【0020】物品移動防止部材とトレイ移動防止部材と
は、物品またはトレイの載置面と接触してそれらが滑る
ことを防止する目的で配設されるものである。従って、
物品移動防止部材とトレイ移動防止部材は同様に形成さ
れるものを用いることができる。物品移動防止部材とト
レイ移動防止部材としては上記目的を達成できるもので
あれば、特には限定されるものではないが、メッシュ生
地に合成樹脂発泡体を付着させてなるものを用いること
が特に好ましい。メッシュ生地としては、例えば樹脂繊
維を織成したものや薄手の樹脂シートを網目に形成した
もの等が挙げられる。合成樹脂発泡体としては、例え
ば、塩化ビニルやエチレン酢酸ビニルコポリマー(EV
A)等のように一般に滑り防止機能を有するものとして
知られているものを用いることができる。これら合成樹
脂発泡体は滑り防止効果が低下した場合でも、水洗を行
うことでそれを回復させて半永久的に滑り防止効果を維
持することができる点において優れている。
【0021】上記芯材に、物品移動防止部材及びトレイ
移動防止部材を配設するには、加熱プレスにより圧着し
て行うことが好ましい。芯材と両移動防止部材をより密
着させることができるからである。また、加熱プレスを
シート部材を成型する型材を用いて行うことにより芯材
と両移動防止部材との圧着と成型を1つの工程で行うこ
とができるようになる。
【0022】また、芯材に物品移動防止部材とトレイ移
動防止部材を配設することの他に、芯材に直接物品移動
防止加工とトレイ移動防止加工を施してもよい。移動防
止加工としては、例えば、先に説明した合成樹脂発泡体
を芯材に直接付着させることが考えられる。
【0023】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明
する。 (実施例1)図1には、本実施例に係る収納トレイ10
が示されており、図2にはその断面図が示されている。
この収納トレイ10は四角形に裁断されたシート部材2
0より形成されており、縁部12が上方側に折曲げられ
て、その上面が物品を載置する物品載置部11となって
いる。
【0024】シート部材20は芯材21と、芯材21の
上表面を被覆する物品移動防止部材22と、下表面を被
覆するトレイ移動防止部材23とからなる三層構造を採
っている。芯材21はポリエチレンを加熱発泡させて形
成されたポリエチレン発泡体からなる。
【0025】物品移動防止部材22とトレイ移動防止部
材23は同様に構成されている(以下、実施例1におい
て単に「移動防止部材」というときは、便宜上物品移動
防止部材とトレイ移動防止部材の両者をいうものとす
る)。これら移動防止部材は、芯材に配設される前に予
め作製されるものである。図3には移動防止部材の断面
が示されており、図4にはその表面を拡大した図が示さ
れている。移動防止部材は、表面に塩化ビニル発泡体2
5を固定したメッシュ生地24からなる。塩化ビニル発
泡体25は、液状の塩化ビニルをメッシュ生地24上に
塗布した後に、メッシュ生地24を加熱処理して発泡さ
れるものである。このようにして作製される移動防止部
材は優れた滑り防止効果を発揮するとともに、滑り防止
効果が低下してきたときでも水洗することによって簡単
にその効果を回復させることができるのである。
【0026】そして、上記のように作製された物品移動
防止部材22とトレイ移動防止部材23が、それぞれ芯
材21の上表面と下表面に配置されて、加熱プレスする
ことによって芯材21と接着される。こうして三層構造
を有するシート部材20が作製されるのである。そし
て、このシート部材20を型材を用いて成型する。
【0027】このようにして形成される収納トレイ10
は、収納トレイ10自体の移動を防止することは勿論、
物品載置部11に載置される物品が移動することも防止
して、振動等により物品が飛び出したり落下したりする
ことから保護することを可能としている。
【0028】尚、物品移動防止部材及びトレイ移動防止
部材は、上記のように芯材に配設する前に予め作製する
ことの他に、芯材にまずメッシュ生地を配設しておき、
その後塩化ビニル等の合成樹脂液をメッシュ生地上に塗
布して加熱発泡させて作製することもできる。
【0029】(実施例2)図5には本実施例に係る収納
トレイ10が示されている。本実施例に係る収納トレイ
10は全体形状は実施例1と同様に形成されているが、
芯材21に直接物品移動防止加工とトレイ移動防止加工
を施している点で相違している。
【0030】芯材は実施例1と同じく、ポリエチレン発
泡体からなる。そして、この芯材21の両表面に塩化ビ
ニル発泡体25が直接付着されている。これは芯材21
を型材を用いて加熱プレスして成形する前に両表面に塩
化ビニルを予め付着しておき、その後加熱プレスするこ
とによって発泡させて加工される。
【0031】このようにして芯材21に直接移動防止加
工することで成型と部材点数を少なくすることができる
ので、製造コストを安く抑えることが可能となる。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載された収納トレイによれ
ば、シート部材に保形性を有する芯材を備えたことによ
り、例えば自動車のダッシュボード等の上に安定して載
置することができる。また、芯材の上表面側に物品移動
防止部材を備え、下表面側にトレイ移動防止部材を備え
たことで、載置された物品が物品載置部内で移動したり
飛び出したりすることを防止し、さらにはトレイ自体が
移動することをも防止しているので、制動時や旋回時に
かかる遠心力等によって物品又はトレイ自体が落下する
などして損傷してしまうことから保護することができ
る。
【0033】請求項2に記載された収納トレイによれ
ば、請求項1に記載された発明の効果に加えて、物品移
動防止部材とトレイ移動防止部材とが、メッシュ生地上
に合成樹脂発泡体が付着して形成されたことにより、滑
り止め効果が低下してきたときには水で洗浄することで
再び回復することができるので、本来の滑り止め効果を
維持することができる。ゴム等の素材に比べて柔軟性を
備えることができるので、芯材との密着性を高めること
ができる。
【0034】請求項3に記載された収納トレイによれ
ば、請求項1に記載された収納トレイの効果に加えて、
合成樹脂液の塗布後これを加熱発泡させたメッシュ生地
を物品移動防止部材及びトレイ移動防止部材とすること
で優れた滑り防止効果が得られるとともに、これらを同
一の部材から形成するたもめ、いずれの面でも物品移動
防止部材又はトレイ移動防止部材とすることができるの
で、成型等の加工をシート部材の表裏を気にすることな
く行うことができる。また、シート部材を折曲げ成型
し、その谷折り側の面に配設されるメッシュ生地から物
品移動防止部材を構成することにより、物品がトレイ内
で移動することを防止できるとももに、縁部によって物
品が飛び出すことを防止することができる。
【0035】請求項4に記載した発明によれば、請求項
1又は3に記載した収納トレイの効果に加えて、物品移
動防止部材及びトレイ移動防止部材を、メッシュ生地に
合成樹脂液を塗布して加熱発泡させて作製することによ
り、メッシュ生地上に形成される合成樹脂発泡体に大き
な凹凸を持たせることができるので、滑り防止効果をよ
り一層高めることができる。
【0036】請求項5に記載された収納トレイによれ
ば、請求項「シート部材に芯材を備えて、その芯材の上
表面側に物品移動防止加工を施し、下表面側にトレイ移
動防止加工を施したことによって、載置された物品が物
品載置部内で移動したり飛び出したりすることを防止
し、さらにはトレイ自体が移動することをも防止してい
るので、制動時や旋回時にかかる遠心力等によって物品
又はトレイ自体が落下するなどして損傷してしまうこと
から保護することができる。また、別部材を用いず芯材
に直接加工を施すので、製造コストを安く抑えることも
可能となる。
【0037】請求項6に記載された収納トレイによれ
ば、請求項1から5に記載された収納トレイの効果に加
えて、芯材を合成樹脂発泡体から形成しているので、ト
レイ自体を軽量に仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る収納トレイの斜視図である。
【図2】 実施例1に係る収納トレイの図1におけるA
−A’断面図である。
【図3】 実施例1に係る収納トレイの物品移動防止部
材とトレイ移動防止部材の断面を模式的に表した図であ
る。
【図4】 実施例1に係る収納トレイの物品移動防止部
材とトレイ移動防止部材の拡大表面図である。
【図5】 実施例2に係る収納トレイの斜視図である。
【符号の説明】
10 収納トレイ 11 物品載置部 12 縁部 20 シート部材 21 芯材 22 物品移動防止部材 23 トレイ移動防止部材 24 メッシュ生地 25 塩化ビニル発泡体(合成樹脂発泡体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に物品載置部の形成されたシート部
    材を備えた収納トレイにおいて、 前記シート部材は、保形性を有する芯材と、該芯材の上
    表面側に配設され且つ前記物品載置部上に載置される物
    品の移動を防止する物品移動防止部材と、前記芯材の下
    表面側に配設され且つ前記シート部材自体の移動を防止
    するトレイ移動防止部材とを備えていることを特徴とす
    る収納トレイ。
  2. 【請求項2】 物品移動防止部材及びトレイ移動防止部
    材は、メッシュ生地の繊維上に合成樹脂発泡体が付着し
    て形成されていることを特徴とする請求項1に記載の収
    納トレイ。
  3. 【請求項3】 シート部材は、合成樹脂液の塗布後に加
    熱発泡された合成樹脂発泡体を付着したなるメッシュ生
    地が芯材の両面に配設されている状態で折曲げ成型して
    なるものであり、 山折り側の面に位置するメッシュ生地がトレイ移動防止
    部材を構成する一方、谷折り側の面に位置するメッシュ
    生地が物品移動防止部材を構成することを特徴とする請
    求項1に記載の収納トレイ。
  4. 【請求項4】 物品移動防止部材及びトレイ移動防止部
    材は、合成樹脂液をメッシュ生地に塗布した後、芯材の
    両面に対して該メッシュ生地を接着させる前に前記合成
    樹脂液を加熱発泡させてなるものであることを特徴とす
    る請求項1又は3に記載の収納トレイ。
  5. 【請求項5】 上面に物品載置部の形成されたシート部
    材を備えた収納トレイにおいて、 前記シート部材は、保形性を有する芯材を備えており、 該芯材の上表面側には前記物品載置部上に載置される物
    品の移動を防止する物品移動防止加工が施される一方、
    下表面側には前記収納トレイ自体の移動を防止するトレ
    イ移動防止加工が施されていることを特徴とする収納ト
    レイ。
  6. 【請求項6】 芯材が、合成樹脂発泡体から形成されて
    いることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の収納トレイ。
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