JP2003118709A - 充填包装装置 - Google Patents
充填包装装置Info
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Abstract
速で行うことができる充填包装装置を提供する。 【解決手段】 走行するフィルム10を袋状に成形しつ
つその成形途中の袋体の内部に内容物を充填し、充填後
の袋体をシールして袋詰め製品を製造する充填処理部3
0を備えた充填包装装置1において、充填処理部30よ
りもフィルム10の走行方向上流側には、フィルム10
を予備加熱する予備加熱部16と、殺菌剤を気化させた
後に凝縮させて生成したミストを、予備加熱されたフィ
ルム10と接触させるミスト供給部18と、そのミスト
と接触したフィルム10を乾燥させる乾燥処理部26と
を設ける。
Description
たれ、ソース等の内容物をフィルムからなる袋体内に無
菌充填するための充填包装装置に関する。
をフィルム製の袋に充填する装置として、袋の素材のフ
ィルムを走行させつつこれを略半分に折り、合わせ面を
シールして袋体を形成し、この袋体をシールしながら内
容物を袋体内に充填する方式の充填包装装置が実用化さ
れている。この種の充填包装装置は、生産性の向上を図
るために高速作業化が図られており、その充填速度は、
フィルムの走行速度にして10m/min〜20m/m
in以上にまで達している。一方、充填される内容物
は、高温短時間殺菌がされた後、80°C程度の高温で
袋体内に充填されている。この内容物の熱により袋体自
身も殺菌され、ホットパック充填が実現される。
化したり、充填後の冷却用に大規模な設備が必要となる
等の不都合があり、内容物を常温で無菌充填するニーズ
がある。塩分の少ない低酸性、低塩分の内容物について
は高温充填しても日持ちがしない場合があり、この面か
らも無菌充填に対するニーズがあった。
おいてフィルムを殺菌する方法としては、フィルムを過
酸化水素槽に浸漬し、その後フィルムから過酸化水素液
滴を除去するとともにこのフィルムを乾燥ドラムに巻き
付けて乾燥させ、殺菌処理を行うもの(例えば特開平6
−99949号公報、特開平6−99950号公報)、
また、過酸化水素ガスをフィルム面に導入して過酸化水
素をフィルム面に凝結させ、その後過酸化水素を乾燥さ
せることで殺菌処理を行うもの(例えば特公昭61−9
163号公報)などがあった。
た従来のフィルム殺菌方法では、フィルム殺菌作業に数
十秒単位の時間を要している。このため、高速充填を実
現しようとすれば、フィルムの浸漬、乾燥作業を行うゾ
ーンが巨大化し、充填包装装置の大規模化を招く。
くても無菌充填を高速で行うことができる充填包装装置
を提供することにある。
する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面
の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発
明が図示の形態に限定されるものではない。
状に成形しつつその成形途中の袋体の内部に内容物を充
填し、充填後の袋体をシールして袋詰め製品を製造する
充填処理部(30)を備えた充填包装装置(1)におい
て、前記充填処理部よりも前記フィルムの走行方向上流
側には、前記フィルムを予備加熱する予備加熱部(1
6)と、殺菌剤を気化させた後に凝縮させて生成したミ
ストを、予備加熱された前記フィルムと接触させるミス
ト供給部(18)と、前記ミストと接触した前記フィル
ムを乾燥させる乾燥処理部(26)と、が設けられるこ
とにより、上述した課題を解決する。
た殺菌剤の滴を一旦気化した後に凝集させて生成される
ので、殺菌成分の濃度が高く、効率よく殺菌を行える。
従って、高速走行しているフィルムとミストとを短時間
接触させただけでも十分な殺菌が行える。ミストの導入
後、フィルムを乾燥処理することにより殺菌効果がさら
に向上する。ミストとの接触に先立ってフィルムを予備
加熱することにより、ミストを接触させた当初から高い
殺菌効果を発揮させることができ、短時間で効率よく殺
菌を行える。これらの結果として、フィルムを高速で走
行させながらその殺菌と内容物の充填とを連続して行う
ことが可能となる。なお、本発明のミスト供給部は、フ
ィルムとの接触前に殺菌剤を十分に凝縮させるものの
他、フィルムとの接触とほぼ同時的に殺菌剤を凝縮させ
るものも含む。
されたエアの導入によって陽圧状態に保持可能な無菌領
域(4)と、その無菌領域と隔壁(24)を介して区分
されかつ前記フィルムが通過可能な開口(25)を介し
て前記無菌領域と通じているフィルム殺菌領域(3)と
が設けられ、前記充填処理部及び前記乾燥処理部が前記
無菌領域に配置され、前記予備加熱部及び前記ミスト供
給部が前記フィルム殺菌領域に配置されてもよい。
域を滅菌処理した後、そこに無菌化されたエアを導入し
て無菌領域を陽圧に維持すれば、その無菌領域からの排
気の少なくとも一部がフィルム殺菌領域に流れ、そのフ
ィルム殺菌領域から無菌領域へのミストの混入が防がれ
る。フィルム殺菌領域には殺菌前のフィルムが供給され
る一方で、殺菌剤のミストが供給されている。従って、
フィルム殺菌領域は、無菌領域と比較すれば殺菌状態が
劣るが、装置外と比較すれば十分に清浄な状態に保たれ
る。この結果、フィルム殺菌領域が無菌領域の殺菌状態
を維持するためのいわばバッファ領域となり、その無菌
領域にて行われる充填包装作業の信頼性は極めて高いも
のとなる。乾燥処理部が無菌領域に配置されているの
で、フィルム殺菌領域から無菌領域へは、未乾燥でミス
トが付着した状態のフィルムが導入される。従って、無
菌領域に導入されるフィルムの滅菌状態は極めて高く、
菌がフィルムに載って無菌領域へ導入されるおそれもな
い。
給部にて供給されたミストを吸引して装置外へ排出する
排気部(22)が設けられてもよい。これにより、フィ
ルムと接触した後のミストを漸次装置外へ排出すること
ができる。従って、フィルム殺菌領域にいつまでもミス
トが残留することがない。
であり、前記フィルム殺菌領域とは前記フィルムが通過
可能な開口(14)を介して通じているフィルム供給領
域(2)を具備し、前記フィルム殺菌領域からエアを吸
引する手段(22)が前記フィルム殺菌領域に設けられ
てもよい。
りも陰圧化されるので、フィルム供給領域から開口を介
してフィルム殺菌領域へエアが流れる。このため、フィ
ルム殺菌領域からフィルム供給領域へ殺菌剤のミストが
漏れ出るおそれがなく、フィルム供給領域における作業
環境を良好に保つことができる。
て温風を吹き付けるためのノズル(27)が設けられ、
前記無菌領域に導入される無菌化されたエアが加熱され
て前記ノズルに供給されてもよい。この場合には、無菌
領域の無菌状態を維持するために供給される無菌エアを
利用してフィルムを乾燥させることができる。
られたフィルムに対して常温以下の冷風を吹き付けるノ
ズル(28)が設けられ、そのノズルには前記無菌領域
に導入される無菌化されたエアが供給されてもよい。こ
の場合には、常温以下の冷風を吹き付けることにより、
温風によるフィルムの乾燥を補完することができる。温
風によって加熱されたフィルムを冷却してその物性(例
えばすべり性やカール性)の変化を抑えることができ
る。
向が下向きに設定され、その充填処理部の上方へフィル
ムを引き上げる経路に沿って前記予備加熱部、前記ミス
ト供給部及び乾燥処理部が配置されてもよい。充填処理
部においては、成形途中の袋体に流体を充填する関係か
ら、フィルムを上から下へ走行させることが必要不可欠
であり、そのためにはフィルムを充填処理部の上方へと
引き上げる必要が生じる。そのフィルムを引き上げる経
路の途中に予備加熱部等を配置すれば、各部の設置スペ
ースが水平方向に拡大せず、装置の設置スペースを削減
することができる。
加熱部には、走行中のフィルムと接触してこれを加熱す
る熱板ヒータ(17)が設けられてもよい。熱板をフィ
ルムに接触させて予備加熱を行う場合には、熱源からフ
ィルムに至る間の熱損失が減少して熱効率が高まるとと
もに、フィルムの予備加熱温度を容易かつ高精度に制御
することができる。また、熱板の温度をフィルムの目標
加熱温度に対して極端に高温に設定する必要がなくなる
ので、フィルムが仮に停止してフィルムの同一箇所が熱
板と長時間接触するような状況が発生しても、フィルム
が過剰に加熱されてフィルムが溶融したりその機械適性
の劣化が生じるおそれがない。なお、熱板ヒータの熱板
はフィルムと所定長さに亘って接触するものであればよ
く、その形状は平板状に限定されることなく、湾曲した
ものでもよい。
填包装装置の概略を示す図である。図1において、充填
包装装置1は、原反供給領域2と、フィルム殺菌領域3
と、無菌領域4と、製品排出領域5とに区分されてい
る。原反供給領域2は装置1の下部に配置され、フィル
ム殺菌領域3はその領域2の上方に配置される。無菌領
域4は装置1の上部を占め、その一部は装置1の下部に
向かって延びている。そして、製品排出領域5は装置1
の下部に原反供給領域2と隣り合わせて配置されてい
る。
ィルム10をロール状に巻回してなるフィルムロール1
1が装備される。フィルムロール11から引き出された
フィルム10はローラ12…12によって順次案内され
つつフィルム殺菌領域3に引き込まれる。原反供給領域
2とフィルム殺菌領域3とは隔壁13によって区分され
る。隔壁13には、フィルム10を通すための開口14
と、その開口14を開閉するシャッタ15とが設けられ
る。
10はほぼ鉛直上向きに走行して予備加熱部16、ミス
ト供給部18及び排気部22を順に通過する。図2
(a)にも示すように、予備加熱部16には、フィルム
10のいずれか一方の面に接触してこれを加熱する熱板
ヒータ17が設けられている。なお、図2(a)におい
ては、便宜上、フィルム10を図の右側から左側に走行
するものとして描いている。
てこれに直接熱を伝達する手段としての熱板17aと、
その熱板17aを加熱する電気的な発熱源17bとを有
している。熱板17aは、熱伝導率の高い素材、一例と
してアルミニウムにより形成されている。熱板17a
は、フィルム10に対してその幅方向(図2(a)の紙
面と直交する方向)の全長に亘って接触する。熱板17
aの表面の粗さは、フィルム10の表面を傷つけない程
度のものでよく、特段の研磨加工等を必要としない。但
し、フィルム10の走行方向に関する熱板17aの両端
部には適度なアール(丸み)を付けることが望ましい。
表面温度が35°C以上になるように、好ましくは60
°C程度まで加熱されるように設定される。フィルム1
0の表面温度が低い場合には、過酸化水素のミストを接
触させても十分な殺菌効果が得られないおそれがあり、
その一方、フィルム10の表面温度が高いと、フィルム
10が軟化して熱板17aに対するすべり性が低下する
等、フィルム10の機械適性が劣化するおそれがある。
なお、ここでいう機械適性とは、フィルムが本発明に係
る充填包装装置に好適に使用できるか否かに関する適性
を意味し、機械適性の劣化は、そのフィルムが充填包装
装置の使用に適さない状態となることを意味する。
さは、フィルム10を十分に予備加熱できるだけの長さ
に設定され、一例として、フィルム10の走行速度が2
0m/minであれば200mm以上であることが好ま
しい。
と直接接触させて予備加熱した場合には、予備加熱する
ための熱源からフィルム10に至るまでの熱損失を抑え
て熱効率を高めることができ、加熱温度の管理も容易と
なる。また、熱板17aの温度をフィルム10の目標加
熱温度に対して極端に高く設定する必要がないので、フ
ィルム10が何らかの原因で停止してフィルム10の同
一箇所が熱板17aと長時間接触する状況となっても、
フィルム10が過剰に熱せられて溶融したり、フィルム
10の機械適性が変化するおそれがない。
表面温度を適切に制御することが可能である限り、フィ
ルム10に対して温風を吹き付ける手段、また、ヒータ
側に微細な穴を多数あけ、この穴から気体を吹き出す手
段等を採用して、ヒータとフィルム10とを一定距離だ
け離した状態で予備加熱するようにしてもよい。
タ17のフィルム走行方向下流側に設けられたミスト供
給部18に導かれる。ミスト供給部18では、フィルム
10を両面側から挟むように配置された一対のノズル2
0,20から殺菌剤としての過酸化水素水のミストがフ
ィルム10の両面と接触するように供給される。
1を介してミスト発生装置19と接続される。また、ノ
ズル20の先端には幅方向に沿ってスリット状の開口2
0aが形成され、その開口20aの長さはフィルム10
の幅よりも大きく設定されている。
は、殺菌剤としての過酸化水素(H2O2)の水溶液を
滴状にして供給する殺菌剤供給部40と、この殺菌剤供
給部40から供給された過酸化水素の水溶液をその沸点
以上に加熱して気化させる気化部41とを備える。殺菌
剤供給部40には二流体スプレー41aが設けられる。
二流体スプレー41aには殺菌剤供給口41b及び圧縮
エア供給口41cが設けられ、それら供給口41b、4
1cは図示しない過酸化水素供給源又は噴霧用圧縮エア
供給源にそれぞれ接続されている。
化水素の水溶液と圧縮エアとが二流体スプレー41aの
内部で混ざり合うことにより、そのスプレー41aとエ
クステンションパイプ41eを介して接続されたノズル
41dから気化部41の気化管43内に過酸化水素の水
溶液がスプレーされる。気化管43は例えばアスベスト
リボンからなる外筒43aと、気化管43の内壁を形成
するサニタリパイプからなる内筒43bと、外筒43a
及び内筒43bとの間に設けられた加熱手段としてのヒ
ータ43cとを有している。気化管43の下端の吐出口
43dに上述した導管21が接続される。
化水素はヒータ43cの熱で気化される。気化された過
酸化水素は、導管21及びノズル20を経てフィルム1
0の表面近傍に導かれるまでの間の温度降下により凝集
する。これにより、二流体スプレー41aにて生成され
る過酸化水素の滴よりも微細な過酸化水素のミストが生
成される。図2(a)に示したように、ノズル20は、
その先端開口20a(図3参照)からのミストの噴出方
向がフィルム10に対してほぼ直交するように配置され
ている。
熱板ヒータ17にて加熱されたフィルム10の温度が低
下しない程度の距離に設定することが望ましい。例え
ば、フィルム10の走行速度が20m/minであれ
ば、熱板ヒータ17の熱板17aの終端部から100m
m以内の距離にノズル20を設けることが好ましい。ノ
ズル20とフィルム10の表面との間隔は、過酸化水素
のミストによる殺菌効果が十分得られるような距離に設
定し、一例として、10mm〜20mmの範囲に設定す
ることが好ましい。
は、フィルム10の走行速度、殺菌効果及び残留過酸化
水素量に応じて設定される。一例として、フィルム10
の走行速度が27.5m/minである場合、35重量
%過酸化水素溶液に換算して5g/min〜10g/m
inの範囲に設定することが好ましい。すなわち、過酸
化水素を35重量%含んだ過酸化水素溶液を5g/mi
n〜10g/minの範囲でフィルム10の表面に供給
したときと同等の過酸化水素がフィルム10の表面に付
着するように過酸化水素の量を設定することが好まし
い。生成されるミスト中に含まれる過酸化水素の濃度は
35重量%以上が望ましい。殺菌剤は過酸化水素に限ら
ず、殺菌作用を有する各種の薬液を使用できる。
く気化する温度に設定する。一例として200°C〜2
20°Cの範囲が好ましい。ノズル20の先端開口20
aにおける温度は、過酸化水素がこのノズル20で結露
しない温度に設定することが望ましく、一例として12
0°C〜160°Cの範囲が好適に使用される。120
°Cに満たないと、過酸化水素がノズル20の開口20
aの付近で結露し、過酸化水素の滴がフィルム10表面
に落下するおそれがある。一方、ノズル20の温度が1
60°Cを越えると過酸化水素が凝縮せず、十分な殺菌
効果が得られないおそれがある。二流体スプレー41a
の圧縮エア供給口41cに供給されるエア圧は、0.5
×105Pa〜4.0×105Paの範囲が好ましく、
さらには0.5×105Pa〜1.0×105Paの範
囲がより好ましい。
22には、フィルム10を挟むようにして一対の排気ダ
クト23,23が設けられる。各排気ダクト23は不図
示の排気ブロワーと接続される。各排気ダクト23のフ
ィルム10と対向する面には、フィルム10の幅方向の
全長に亘って延びるスリット状の開口23a(図2
(a))が設けられている。排気ダクト23はノズル2
0に対してフィルム10の走行方向に関する下流側に隣
接して配置されている。フィルム10の走行中には、排
気ダクト23の開口23aからエアが吸引されて装置1
の外部へ排気される。このような排気ダクト23によれ
ば、フィルム10に接触したミストを排出して、フィル
ム殺菌領域3における余分なミストの残留を防止するこ
とができる。また、フィルム10の表面近傍に漂ってい
るミストをフィルム10の表面近傍から強制的に排気す
ることにより、フィルム10への過酸化水素の過剰な浸
透を抑え、フィルム10への過酸化水素の残留濃度を低
下できる利点が生じる。
ルム殺菌領域3と無菌領域4とは隔壁24で区分されて
いる。排気部22を通過したフィルム10はその隔壁2
4に形成されたスリット25を介して無菌領域4の乾燥
処理部26に導かれる。乾燥処理部26には、フィルム
10を挟むように配置された一対の温風ノズル27,2
7と、それらの温風ノズル27よりもフィルム10の走
行方向下流側にてフィルム10を挟むように設けられた
冷風ノズル28,28とを備えている。温風ノズル27
及び冷風ノズル28は、フィルム10と対向する先端部
にフィルム10とほぼ等しい幅のスリット状の開口27
a、28a(図2(a))を有している。
付着している殺菌剤を気化させるための温風がフィルム
10に向かって噴出する。温風を吹き付けることにより
フィルム10は加熱され、殺菌剤ミストによる殺菌効果
が高まる。
する。なお、ここにいう冷風とは、温風との対比におい
て低温のエアを意味し、常温又はそれよりも幾らか低い
温度のいずれも冷風の概念に含まれる。冷風ノズル28
からのエアの吹き付けによりフィルム10の乾燥が補完
されるとともに、温風ノズル27からの温風によって加
熱されたフィルム10が冷却されて、そのすべり性やカ
ール性等の物性の低下が防止される。温風ノズル27及
び冷風ノズル28は、それらの先端からの温風又は冷風
の噴出方向がフィルム10に対してほぼ直交するように
配置されている。
ける過酸化水素のミストによる殺菌効果を十分発揮でき
る程度の距離に設けられる。一例として、フィルム10
の走行速度が20m/minであればミスト供給部18
のノズル20から150mm以上離れた距離に温風ノズ
ル27を設けることが好ましい。すなわち、ノズル20
とノズル27との間の距離が、過酸化水素のミストによ
るフィルム10表面の殺菌効果を十分発揮させるための
所定時間となる。
は、温風による加熱効果及びミスト排出効果が十分に得
られるように設定され、一例として、フィルム10の走
行速度が20m/minであればフィルム10の片面に
つき0.2m3/min程度であることが好ましい。ま
た、フィルム10に吹き付ける温風の温度は40°C〜
60°Cの範囲であることが好ましい。40°Cに満た
ないとフィルム10の乾燥を十分に行うことができない
おそれがあり、60°Cを越えるとフィルム10の軟化
に伴うすべり性の低下等が生じて機械適性が劣化するお
それがある。
したフィルム10は、その後、ローラ29…29により
適宜案内されつつ無菌領域4内の充填処理部30に導か
れる。充填処理部30に導かれたフィルム10は、ロー
ラ31によりその走行方向が下方向に変更される。その
後、フィルム10はフォーマー32にてその走行方向に
沿った両側縁を互いに重ね合わせるように折り込まれ
る。折り込まれたフィルム10は一対の縦シール用ロー
ラ33(図1では手前側のみ図示されている)の間を通
過する。その際に、縦シール用ローラ33によりフィル
ム10の両側縁の重複部分が加熱溶着され、それにより
フィルム10が筒状に形成される。その後、フィルム1
0は、2組の横シール用ローラ34、35により走行方
向に関して一定の間隔で加熱溶着されて横方向(幅方
向)にシールされる。フィルム10の一箇所に横方向の
シールが行われると、そのシール部分の上方に形成され
ているフィルム10の筒状体の内部には供給管36から
各種の内容物が所定量だけ充填される。その内容物が充
填された領域よりもさらに上側にてフィルム10が再び
横方向にシールされることにより、内容物が充填された
一つの袋体が形成される。充填処理部30ではこうした
処理がフィルム10の走行に連動して繰り返されること
により、各種の液体が充填された袋体がフィルム10の
走行方向に連なった状態で製造される。
宜に形成され、さらに、横方向シール部にミシン目が入
れられるか、又は横方向シール部がカットされて袋体が
相互に分離される。こうして製造された袋詰め製品が製
品排出領域5に排出される。なお、上記の充填処理部3
0には公知の種々の構成を適用することができる。無菌
領域4と製品排出領域5との間には、無菌領域4を閉じ
ることができるようにシャッタ39が設けられることが
望ましい。
4及びフィルム殺菌領域3には、充填作業が行われる前
に滅菌処理が施される。その滅菌処理時には、原反供給
領域2とフィルム殺菌領域3との間のシャッタ15と、
無菌領域4と製品排出領域5との間のシャッタ39はい
ずれも閉じられる。これにより、装置1の内部が密閉さ
れる。充填作業が行われるときはシャッタ15,39が
必要最小限だけ開かれるとともに、無菌領域4には無菌
エア供給装置37から配管37aを介して陽圧の無菌エ
アが常時供給される。これにより、無菌領域4が陽圧に
保持されてその滅菌状態が維持される。無菌エア供給装
置37には、例えば外部から取り込んだエアをHEPA
フィルタで濾過して供給する周知の装置を使用すること
ができる。なお、乾燥処理部26は無菌領域4に設けら
れているので、それらのノズル27,28から吹き出す
エアも当然に無菌化されている必要がある。そこで、無
菌エア供給装置37から供給されるエアをヒータ38に
て加熱して温風ノズル27に導く一方で、冷風ノズル2
8には無菌エア供給装置37から供給されるエアを加熱
せずにそのまま導くことが望ましい。
ルム10をフィルム殺菌領域3から無菌領域4へと導く
必要から、フィルム殺菌領域3と無菌領域4とを完全に
遮断することはできず、両領域3,4はフィルム10を
通すためのスリット25を介して互いに連通する。従っ
て、陽圧に維持された無菌領域4内のエアの一部は、そ
のスリット25を介してフィルム殺菌領域3に排出され
る。フィルム殺菌領域3には、殺菌前のフィルム10が
導入される一方で、ミスト供給部18において殺菌剤の
ミストが絶えず供給されている。そのため、フィルム殺
菌領域3は、無菌領域4と比較すればその殺菌性は十分
ではないが、原反供給領域2と比較すれば十分に清浄に
保たれた領域となる。従って、無菌領域4からみて、フ
ィルム殺菌領域3は、無菌領域4の滅菌状態を維持する
ためのいわばバッファ領域として機能する。その結果、
無菌領域4にて行われる無菌充填包装の信頼性が高ま
る。
ト23から逐次エアが外部へ向かって吸引されている。
従って、フィルム殺菌領域3の圧力は原反供給領域2の
圧力と比較して低下し、フィルム殺菌領域3が相対的に
陰圧化される。そのため、原反供給領域2から隔壁13
の開口14を経てフィルム殺菌領域3へエアが吸い込ま
れる。この結果、フィルム殺菌領域3に漂っている殺菌
剤のミストが原反供給領域2へ漏れ出すおそれがなくな
る。従って、フィルムロール11の装着等のために原反
供給領域2にアクセスした作業者が殺菌剤のミストを浴
びるおそれがなく、原反供給領域2の作業環境は良好に
保たれる。原反供給領域2からフィルム殺菌領域3へエ
アが吸い込まれても、その領域3には殺菌剤のミストが
絶えず供給されているので、上述したようにフィルム殺
菌領域3は原反供給領域2よりも清浄に維持される。
殺菌領域3からエアを吸い出して当該領域3の圧力を低
下させる手段を設けてもよい。
法は、上述した一実施形態に限定されず、種々の変形が
可能である。例えばノズル20,27,28はスリット
状の開口を有するものに限定されず、多数の噴出孔をフ
ィルム10の幅方向に連ねたものでもよい。ノズル2
0,27,28はそれぞれ2対又はそれ以上設けてもよ
い。フィルム10の片面のみを殺菌するだけで足りる場
合には、フィルム10のいずれか一方の面側のノズル2
0,27,28を省略してもよい。冷風ノズル28は省
略してもよい。排気ダクト23も省略してもよい。フィ
ルム10の乾燥は温風を吹き付けるものに限定されず、
遠赤外線等の各種の乾燥手段を利用してよい。
部26のノズル27,28の向きは、それらからのミス
トやエアの噴出方向がフィルム10と直交する場合に限
らず、適宜変更してよい。例えば、図2(b)に示すよ
うに、ノズル20については、ミストの噴出方向が走行
中のフィルム10と直交する方向(法線NLの方向)に
対して走行方向上流側(図2(b)の右側)に所定の傾
斜角θだけ傾くように配置されてもよい。傾斜角θはフ
ィルム10の走行速度に応じて適宜変更してよいが、例
えば30°に設定される。
方向をフィルム10に対して走行方向上流側に斜めに傾
けた場合には、高速で走行するフィルム10にミストが
巻き込まれて下流側にミストが引き込まれるおそれが低
減される。また、高速で走行するフィルム10にまとわ
りついて移動する気流に逆らうようにミストが噴霧され
るので、フィルム10の近傍の気流とミストとがよく混
ざり合い、フィルム10とミストとが効率よく接触して
殺菌効率が高まる。
らのエアの吹き出し方向(図2(b)に矢印Bで示
す。)がフィルム10と直交する方向(法線NLの方
向)に対してフィルム10の走行方向下流側に所定の傾
斜角φで傾くように配置されてもよい。傾斜角φはフィ
ルム10の走行速度に応じて適宜変更してよいが、例え
ば30°に設定される。このようにノズル27を傾けた
場合には、乾燥用のエアがミスト供給部18側に流れて
フィルム10とミストとの接触を妨げるおそれを抑制
し、又は排除することができる。こうした図2(b)の
レイアウトは、排気ダクト23及び隔壁24を省略し、
同一領域に予備加熱部、ミスト供給部、乾燥処理部を並
べる場合に好適である。
菌領域3と無菌領域4とが狭い開口25を介して相互に
連通し、無菌領域4の陽圧エアは無菌領域4からフィル
ム殺菌領域3へ流れ、フィルム10はその逆方向に高速
で移動している。そのため、これらの領域3,4の境界
付近において、フィルム10の表面近傍ではエアが複雑
に流れている可能性がある。そこで、ミスト供給用のノ
ズル20、排気ダクト23、乾燥用のノズル27,28
の位置や向きについてはそれぞれ調整可能とし、実際の
装置の運転条件に照らして最適な位置及び向きに設定す
ることが望ましい。
ム10をシールする過程で内容物を充填する必要から、
充填処理部30におけるフィルム10の走行方向を下向
きに設定することが必要不可欠である。本実施形態で
は、このような事情を考慮して、フィルムロール11か
ら充填処理部30の上方までフィルム10を引き上げる
過程で予備加熱部16、ミスト供給部18、排気部22
及び乾燥処理部26を順次上下方向に連ねて配置した。
このようなレイアウトによれば、殺菌に必要な各部を水
平方向に並べる場合と比較して装置1の設置スペースの
節約を図ることができる。但し、本発明はそのような例
に限らず、殺菌に必要な各種の処理の少なくとも一部を
フィルム10が水平に走行している部分にて行ってもよ
い。
ルとを図2(b)に示すように配置し、延伸ナイロン
(ON)/接着剤/線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)製のフィルムを対象として、細部の条件を変えなが
ら殺菌処理を行った。フィルムは一定の走行速度で走行
させ、熱板ヒータの熱板にその走行中のフィルムを接触
させて予備加熱を行った。熱板がフィルムに接触する長
さは200mmとした。
素のミストを吹き付けて殺菌処理を行った。フィルムの
法線方向に対するミストの噴霧方向の傾斜角θ(図2
(b))は30°とした。さらに、ミスト吹き付けが終
了したフィルムに対して、乾燥した無菌状態の温風を吹
き付けて加熱を行った。
104、105の枯草菌芽胞を付着させた5×5cm2
のフィルムを殺菌処理し、シャーレ内に回収してトリプ
トソイ寒天培地を無菌的に流し込み、培養し、殺菌性の
有無を評価した。各殺菌条件における試験結果から確率
論的に最確数(MPN:most probable number)で生残
菌数を算出し、付着菌数と生残菌数との対数値を次の式
により求めて殺菌効果を評価した。
のそれぞれについて、10×10cm2のフィルムを殺
菌処理し、10mlの水の中に入れて、酸素電極法で測
定した。
それぞれ2段階に分けて評価し、最も良好なものから順
に◎、○で示している。
フィルムを予備加熱するための熱板温度を変化させたも
のである。テスト番号#1の結果から、熱板温度の上昇
に伴って残留過酸化水素濃度は減少するが、一方殺菌効
果も減少することが理解できる。
過酸化水素ミスト導入のためのノズルとフィルムとの間
隔を変化させたものである。テスト番号#2の結果か
ら、ノズル間隔が開くことによりフィルムへの過酸化水
素付着量が減少し、従って殺菌効果が減少することが理
解できる。
ノズル間隔を変化させ、一方、ノズル間隔の変化によっ
てもフィルムへの過酸化水素付着量をほぼ一定にしたも
のである。テスト番号#3の結果から、ノズル間隔が開
くことによりその分だけ過酸化水素の供給量を増加させ
ているため、フィルムへの残留過酸化水素濃度が上昇し
ていることが理解できる。
気化管の温度を変化させたものである。テスト番号#4
の結果から、気化管の温度上昇に伴い、ノズル先端部の
温度及び吹出エア温度(ノズルから吹き出されたミスト
混じりのエアの温度)もこれに連れて上昇し、さらにフ
ィルムへの残留過酸化水素濃度も上昇していることが理
解できる。一方、殺菌効果に顕著な変化は見られない。
フィルムの走行速度を変化させたものである。テスト番
号#5の結果から、フィルムの走行速度が上昇するに連
れて結果としてフィルムへの過酸化水素付着量が減少
し、このためにフィルムへの残留過酸化水素濃度が減少
していることが理解できる。
て、ミスト発生装置に供給するエアの圧力を変化させた
ものである。テスト番号#6の結果から、エア圧を上昇
させてもフィルムへの残留過酸化水素濃度は変化しない
ものの、殺菌効果は減少することが理解できる。
基本条件の設定、すなわち最も好ましい条件の組み合わ
せの一例が導き出せた。
ルとを図2(b)に示すように配置し、延伸ナイロン
(ON)/接着剤/線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)製のフィルムを対象として、細部の条件を変えなが
ら殺菌処理を行った。フィルムを20m/minの一定
の走行速度で走行させた状態で、予備加熱ヒータの熱板
に接触させて予備加熱した。熱板がフィルムに接触する
長さは200mmである。次いで、予備加熱したフィル
ムに対して、過酸化水素のミストを吹き付けて殺菌処理
を行った。気化管への過酸化水素の供給量は7g/mi
nとし、気化管の温度は220°C、ノズルの先端付近
の温度は150°Cとした。ミスト発生装置に供給する
エア圧は1.5×105Paとした。フィルムの法線方
向に対する過酸化水素水のミストの噴霧方向の傾斜角θ
は30°である。さらに、ミスト吹き付けが終了したフ
ィルムに対して乾燥温風を吹き付けて加熱を行った。
104、105の枯草菌芽胞を付着させた5×5cm2
のフィルムを殺菌処理し、シャーレ内に回収してトリプ
トソイ寒天培地を無菌的に流し込み、培養し、殺菌性の
有無を評価した。各殺菌条件における試験結果から確率
論的に最確数(MPN:most probable number)で生残
菌数を算出し、付着菌数と生残菌数との対数値上述の式
により求めて殺菌効果を評価した。
のそれぞれについて、10×10cm2のフィルムを殺
菌処理し、10mlの水の中に入れて、酸素電極法で測
定した。
それぞれ3段階に分けて評価し、最も良好なものから順
に○、△、×で示している。
て予備加熱の温度を変化させたものである。テスト番号
#11の結果から、フィルムの予備加熱温度は60°C
以下、より好ましくは50°C以下であればフィルムの
機械適性の低下を招くことなく殺菌処理が行えることが
理解できる。
て乾燥処理時にフィルムに吹き付ける温風の温度を変化
させたものである。テスト番号#12の結果から、乾燥
用の温風の温度を40°C〜70°Cの範囲に設定すれ
ば、フィルムの機械適性の低下を招くことなく殺菌処理
が行えることが理解できる。
ば、殺菌効果の高い殺菌剤のミストを走行中のフィルム
と接触させるとともに、そのミストの接触前の段階では
フィルムを殺菌に適した温度まで予備加熱し、ミストの
接触後はフィルムを乾燥させる処理を設けたので、フィ
ルムを高速で走行させても確実にこれを殺菌しつつフィ
ルムへの殺菌成分の残留を抑えることできる。このよう
にして殺菌されたフィルムをそのまま充填処理部まで走
行させて充填及び包装を行うことにより、特に内容物を
高温に加熱しなくても高速かつ信頼性の高い無菌充填処
理を実現することができる。
構成を示す図。
理部の一例とその変形例とを示す図。
置の概略を示す斜視図。
Claims (8)
- 【請求項1】 走行するフィルムを袋状に成形しつつそ
の成形途中の袋体の内部に内容物を充填し、充填後の袋
体をシールして袋詰め製品を製造する充填処理部を備え
た充填包装装置において、 前記充填処理部よりも前記フィルムの走行方向上流側に
は、 前記フィルムを予備加熱する予備加熱部と、 殺菌剤を気化させた後に凝縮させて生成したミストを、
予備加熱された前記フィルムと接触させるミスト供給部
と、 前記ミストと接触した前記フィルムを乾燥させる乾燥処
理部と、が設けられていることを特徴とする充填包装装
置。 - 【請求項2】 装置の内部には、無菌化されたエアの導
入によって陽圧状態に保持可能な無菌領域と、その無菌
領域と隔壁を介して区分されかつ前記フィルムが通過可
能な開口を介して前記無菌領域と通じているフィルム殺
菌領域とが設けられ、前記充填処理部及び前記乾燥処理
部が前記無菌領域に配置され、前記予備加熱部及び前記
ミスト供給部が前記フィルム殺菌領域に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の充填包装装置。 - 【請求項3】 前記フィルム殺菌領域には、前記ミスト
供給部にて供給されたミストを吸引して装置外へ排出す
る排気部が設けられていることを特徴とする請求項2に
記載の充填包装装置。 - 【請求項4】 前記フィルムの供給源が設置可能であ
り、前記フィルム殺菌領域とは前記フィルムが通過可能
な開口を介して通じているフィルム供給領域を具備し、
前記フィルム殺菌領域からエアを吸引する手段が前記フ
ィルム殺菌領域に設けられていることを特徴とする請求
項2に記載の充填包装装置。 - 【請求項5】 前記乾燥処理部には、前記フィルムに対
して温風を吹き付けるためのノズルが設けられ、前記無
菌領域に導入される無菌化されたエアが加熱されて前記
ノズルに供給されることを特徴とする請求項2に記載の
充填包装装置。 - 【請求項6】 前記乾燥処理部には、前記温風が吹き付
けられたフィルムに対して常温以下の冷風を吹き付ける
ノズルが設けられ、そのノズルには前記無菌領域に導入
される無菌化されたエアが供給されることを特徴とする
請求項5に記載の充填包装装置。 - 【請求項7】 前記充填処理部におけるフィルムの走行
方向が下向きに設定され、その充填処理部の上方へフィ
ルムを引き上げる経路に沿って前記予備加熱部、前記ミ
スト供給部及び乾燥処理部が配置されていることを特徴
とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の充填包装装
置。 - 【請求項8】 前記予備加熱部には、走行中のフィルム
と接触してこれを加熱する熱板ヒータが設けられている
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の
充填包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001314921A JP3910398B2 (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 充填包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
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JP2003118709A true JP2003118709A (ja) | 2003-04-23 |
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Family
ID=19133164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001314921A Expired - Lifetime JP3910398B2 (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 充填包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-10-12 JP JP2001314921A patent/JP3910398B2/ja not_active Expired - Lifetime
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