JP2003117825A - クーラント回収装置及びそれを備えた研削盤 - Google Patents

クーラント回収装置及びそれを備えた研削盤

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JP2003117825A
JP2003117825A JP2001307210A JP2001307210A JP2003117825A JP 2003117825 A JP2003117825 A JP 2003117825A JP 2001307210 A JP2001307210 A JP 2001307210A JP 2001307210 A JP2001307210 A JP 2001307210A JP 2003117825 A JP2003117825 A JP 2003117825A
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coolant
coolant recovery
point
grinding
box
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JP2001307210A
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Tomohito Yamaguchi
智史 山口
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Toyoda Koki KK
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工点に供給されたクーラントをあふれさせる
ことなく、かつ円滑に流れるようクーラント回収路に導
入するようにしたクーラント回収装置を提供する。 【解決手段】工具によるワークの加工点の下方でクーラ
ント回収路14を一方向に傾斜して設け、前記加工点と
クーラント回収路との間にクーラント回収箱15とを備
え、前記クーラント回収箱15は、上面で前記加工点に
向かって開口部16を有し、下面で前記クーラント回収
路14の傾斜と同方向に傾斜し、その最下部付近で前記
クーラント回収路14に向かって開口17した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工具とワークの加
工点に供給されるクーラントを回収するクーラント回収
装置及びそれを備えた研削盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8で示すように砥石GでワークWの研
削中に砥石G上方より研削点にクーラントを供給してい
る。この研削点に供給したクーラントを回収するための
クーラント回収装置は、床面に設けられているクーラン
トピット等に排出するクーラント回収路20が前記研削
点の下方に前記クーラントピット等に向けて傾斜して設
けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のーラント回
収装置では、クーラント回収路20の上端側(図8中右
側)が止水堰20aで堰き止められている。そして研削
点から落下するクーラントは、クーラント回収路20の
表面に当たり、その落下点を中心とする放射状の流れと
なるが、クーラント落下点から離れた止水堰20a付近
では流れが弱くなる(流速が遅くなる)。このため、ク
ーラント回収路20内の水位Eが高くなりクーラントが
止水堰20aを超えて溢れるおそれがある。また、止水
堰20a下端とクーラント回収路20の底面との隅角部
ではクーラントの流れがないため、この隅角部に向かっ
て落下するクーラントに混在している切粉Dが堆積する
ので、これを取り除く清掃作業を必要としている。この
ような問題点を解消するために、図9で示すように、研
削点の下方を頂点23とする両側に傾斜したクーラント
回収路21、22を設けることも考えられるが、床面積
が大となるとともに設計に自由度が小さいという問題が
ある。
【0004】本発明の目的は、加工点に供給されたクー
ラントがあふれることなく、かつ円滑に流れるようにし
たクーラント回収装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1に記載した通り、工具とワーク
の加工点にクーラントが供給されるクーラントを回収す
るクーラント回収装置において、前記加工点の下方に設
けられているクーラント回収路と、前記加工点とクーラ
ント回収路との間に設けられているクーラント回収箱と
を備え、前記クーラント回収箱は、上面で前記加工点に
向かって開口し、下面で前記クーラントに前記クーラン
ト回収路に向う一方向の流れを与えることを特徴とする
ものである。
【0006】請求項2に記載の通り、前記クーラント回
収箱は加工点の移動とともに移動するようにしたもので
ある。
【0007】請求項3に記載の通り、前記クーラント回
収路はクーラント回収箱の移動方向に沿って傾斜して延
在しているものである。
【0008】請求項4に記載の通り、ワークを支持する
主軸台及び心押台と、前記主軸台及び心押台とに支持さ
れているワークの軸線に対し水平な面内で直交する方向
に進退移動可能であり前記ワークを研削する砥石を備え
た砥石台と、前記砥石が前記ワークを加工する時その加
工点にクーラントを供給するクーラントノズルと、前記
クーラントを回収するクーラント回収装置とからなる研
削盤において、前記研削点の下方で一方向に傾斜して設
けられているクーラント回収路と、前記クーラント回収
装置は、前記研削点とクーラント回収路との間に設けら
れているクーラント回収箱とを備え、前記クーラント回
収箱は、上面で前記研削点に向かって開口し、下面で前
記クーラントに前記クーラント回収路に向う一方向の流
れを与えることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。図1〜図7は本発明を研削盤に適用
した場合の実施の形態を示す。ベッド1に固設されたテ
ーブル2上にワークを把持するチャックを備えた主軸台
3と、この主軸台3と対向した心押台4が設置されてい
る。
【0010】前記主軸台3と心押台4とに支持されたワ
ークWを研削する砥石8を先端に備えた砥石台7は、前
記ベッド1上に平面内でガイド11、12に案内されて
前記ワークの軸線と平行なZ方向に移動可能に載置され
た中間ベース5に設けられている前記前記ワークの軸線
に対し水平な面内で直交する方向のガイド6にX方向に
進退可能に載置されている。砥石台7は図略のモータで
X軸方向に進退駆動され、中間ベース5はボールねじ機
構により駆動して砥石台7をワークの軸線と平行なZ軸
方向に移動する。
【0011】前記砥石台7には砥石8を覆う砥石カバー
9が設けられており、この砥石カバー9の上部には回路
のクーラント供給管に接続されるクーラントノズル10
が設置され、研削点へクーラントが供給されるようにな
っている。本発明はこの研削点へ供給したクーラントを
下記するクーラント回収装置によって回収するようにし
たものである。
【0012】ベッド1上の研削点下方にクーラント回収
路14が設けられている。このクーラント回収路14
は、図3の平面図で見てZ軸に平行、かつ図2の正面図
で見て左に向かって下方に傾斜している。この傾斜によ
りクーラント回収路14に受け入れられたクーラントは
図2の正面図において左に向かって流下し、ベッド1の
左側面に取り付けられている図略の樋を介して研削盤後
方に設けられたクーラントピット等へ回収される。尚、
クーラント回収路14の右端壁14aは、砥石8及び後
述するクーラント回収箱15の可動域の右端よりも右側
に設けられる。
【0013】研削点と前記クーラント回収路14との間
には、研削点に供給されたクーラントを前記クーラント
回収路14に導入するためのクーラント回収箱15が設
けられている。このクーラント回収箱15は前記中間ベ
ース5に取り付けられていて砥石台7と共にZ軸方向に
移動するようになっており、クーラント回収箱15の下
方は中間ベース5の前方(ワークW側)でクーラント回
収路14内に位置している。
【0014】前記クーラント回収箱15は、その上面は
研削点に向かって開口部16を形成しており、下面はク
ーラント回収路14と同じ方向の傾斜底面18を有し、
その最下点付近で前記クーラント回収路14に向かって
開口17している。なお、クーラント回収箱15のZ軸
方向幅は、図5に示すように砥石カバー9の幅と同程度
とされている。
【0015】本発明の実施の形態は上記の通りの構成で
あるから、研削点に供給されたクーラントは、図7の矢
視Aで示すように、砥石8の回転と連れ回りによりクー
ラント回収箱15の上面の開口部16で受け取られ、ク
ーラント回収箱15の傾斜底面18でその最下点付近の
開口17よりクーラント回収路14に向かって一方向
に、しかもクーラント回収路14の傾斜に沿って流出す
る。クーラント回収箱15よりクーラント回収路14に
流出したクーラントは図5の矢印Bで示すようにクーラ
ント回収路14の傾斜によって一方向に流れて回収され
るのである。
【0016】従って、クーラント回収路14では落下す
るクーラントに一方向の流れが与えられるため、クーラ
ント回収路14内でクーラントの流れが堰き止められず
円滑に流動する。このためクーラント回収路14におけ
る水位があがることがなく、研削加工後のクーラントに
含まれる切り屑の堆積もなくなる。また、クーラントが
一方向から回収されるので、機械の設置面積を小さくす
ることができ、設計の自由度が増す。なお、クーラント
回収箱15の幅は砥石カバー9と同程度に小さくされて
いるため、クーラント回収箱15内でクーラントの流速
が遅くなることはない。従って、切屑がクーラント回収
箱15内に堆積することはない。
【0017】上記本発明の実施の形態の場合、クーラン
ト回収箱15は砥石台7と共にZ方向に移動して研削点
の移動と共に移動するので、その大きさをコンパトにす
ることができる。また、クーラント回収箱15の移動方
向に沿ってクーラント回収路14が傾斜して延在してい
るので、クーラント回収路14の幅をクーラント回収箱
15の幅より僅かに大きい程度に小さくすることがで
き、クーラント回収路14が占める面積を小さくでき
る。
【0018】上記の実施の形態は、砥石台7がワークの
軸線と平行なZ軸方向にも移動可能にした研削盤に本発
明を適用した例であるが、砥石台7がX軸方向のみ移動
し主軸台3及び心押台4を載せたテーブル2がZ軸方向
にトラバースする研削盤にも適用することができる。こ
の場合、クーラント回収箱15は、ベッド1上で進退移
動のみする砥石台7の下方に設置する。また、研削盤以
外のクーラントを供給する工作機械にも適用することが
可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によると、加工点に
供給したクーラントをクーラント回収箱で受け取り、こ
のクーラント回収箱を介してクーラント回収路に流出す
るようにした構成であるから、クーラント回収路ではク
ーラントの流れが堰き止められず円滑に流動し、クーラ
ント回収路における水位があがることがなくなり、その
ため、クーラント回収路を必要最小限の深さにとしても
クーラントがクーラント回収路から溢れ出ることがな
く、また、切り屑の堆積もなくなる。さらに、クーラン
トが一方向から回収されるので、機械の設置面積を小さ
くすることができ、設計の自由度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した研削盤の右側面図
【図2】本発明を適用した研削盤の正面図
【図3】本発明を適用した研削盤の平面図
【図4】本発明を適用した研削盤の斜視図
【図5】クーラント回収箱の正面図
【図6】図5のB矢視図
【図7】本発明主要部の概略図
【図8】従来のクーラント回収装置の説明図
【図9】従来の問題点を解消するために考えられるクー
ラント回収装置の説明図
【符号の説明】
1 ベッド 2 テーブル 3 主軸台 4 心押台 5 中間ベース 6 ガイド 7 砥石台 8 砥石 9 砥石カバー 10 クーラントノズル 14 回収路ガイド 15 クーラント回収箱

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工具とワークの加工点にクーラントが供給
    されるクーラントを回収するクーラント回収装置におい
    て、前記加工点の下方に設けられているクーラント回収
    路と、前記加工点とクーラント回収路との間に設けられ
    ているクーラント回収箱とを備え、前記クーラント回収
    箱は、上面で前記加工点に向かって開口し、下面で前記
    クーラントに前記クーラント回収路に向う一方向の流れ
    を与えることを特徴とするクーラント回収装置。
  2. 【請求項2】クーラント回収箱は加工点の移動とともに
    移動するようにした請求項1に記載のクーラント回収装
    置。
  3. 【請求項3】クーラント回収路はクーラント回収箱の移
    動方向に沿って傾斜して延在している請求項2に記載の
    クーラント回収装置。
  4. 【請求項4】ワークを支持する主軸台及び心押台と、前
    記主軸台及び心押台とに支持されているワークの軸線に
    対し水平な面内で直交する方向に進退移動可能であり前
    記ワークを研削する砥石を備えた砥石台と、前記砥石が
    前記ワークを加工する時その加工点にクーラントを供給
    するクーラントノズルと、前記クーラントを回収するク
    ーラント回収装置とからなる研削盤において、前記研削
    点の下方で一方向に傾斜して設けられているクーラント
    回収路と、前記クーラント回収装置は、前記研削点とク
    ーラント回収路との間に設けられているクーラント回収
    箱とを備え、前記クーラント回収箱は、上面で前記研削
    点に向かって開口し、下面で前記クーラントに前記クー
    ラント回収路に向う一方向の流れを与えることを特徴と
    す研削盤。
JP2001307210A 2001-10-03 2001-10-03 クーラント回収装置及びそれを備えた研削盤 Pending JP2003117825A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114952405A (zh) * 2022-06-15 2022-08-30 沈阳理工大学 一种机械制造用冷却液回收装置

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