JP2003117602A - 圧延機 - Google Patents

圧延機

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JP2003117602A
JP2003117602A JP2001312172A JP2001312172A JP2003117602A JP 2003117602 A JP2003117602 A JP 2003117602A JP 2001312172 A JP2001312172 A JP 2001312172A JP 2001312172 A JP2001312172 A JP 2001312172A JP 2003117602 A JP2003117602 A JP 2003117602A
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rolling
cross
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寛 冨樫
Toshihiro Usugi
敏裕 宇杉
Tadashi Hiura
正 日浦
Akira Kaya
章 賀屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延機において、ハウジングを小型化して剛
性を上げることで圧延精度の向上を図る。 【解決手段】 圧下シリンダ20aと上バックアップロ
ールチョック16aと上ワークロールチョック12aと
を、上ロールクロス機構22の作動及び油圧シリンダ機
構23,24,25による上クロスヘッド21への押圧
により上クロスヘッド21を介して同期移動させるよう
に構成すると共に、ステップライナ61(73a,73
b,74a,74b,75a,75b)を圧下シリンダ
20a,20bと上バックアップロールチョック16と
の間に介装するように、ピストン33a,33bの下部
に装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下の圧延用ロー
ルの間を通過する帯材や棒材などを所定厚さに圧延する
圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に従来の4段クロスロール圧延機の
概略を示す。
【0003】従来の4段クロスロール圧延機において、
図8に示すように、ハウジング001内には上下のワーク
ロールチョック002,003が支持され、この上下のワーク
ロールチョック002,003にはそれぞれ上下のワークロー
ル004,005の軸部が回転自在に支持されており、上ワー
クロール004と下ワークロール005とは互いに対向して配
設されいる。また、上下のワークロールチョック002,0
03の上方及び下方には上下のバックアップロールチョッ
ク006,007が支持され、この上下のバックアップロール
チョック006,007にはそれぞれ上下のバックアップロー
ル008,009の軸部が回転自在に支持されており、上バッ
クアップロール008と上ワークロール004とが互いに対向
し、下バックアップロール009と下ワークロール005とが
互いに対向している。そして、ハウジング001の上部に
は上バックアップロールチョック006及び上バックアッ
プロール008を介して上ワークロール004に対して圧延荷
重を加える圧下装置010がステップライナ020を介して設
けられている。
【0004】また、ハウジング001の上部に位置してそ
の入側及び出側には上バックアップロールチョック006
及び上ワークロールチョック002を水平支持する上クロ
スヘッド011,012が設けられており、各ロールクロス機
構013,014により水平方向移動可能となっている。一
方、ハウジング001の下部に位置してその入側及び出側
には下バックアップロールチョック007及び下ワークロ
ールチョック003を水平支持する下クロスヘッド015,01
6が設けられており、各ロールクロス機構017,018によ
り水平方向移動可能となっている。
【0005】従って、圧延を行う場合、帯板Sをハウジ
ング001の入側から送給し、圧下装置010により所定荷重
を加えた上ワークロール004と下ワークロール005との間
を通過させることで圧延を行い、出側から送出して次工
程に供給する。
【0006】そして、圧延前または圧延中、各ロールク
ロス機構013,014,017,018を作動することで、各クロ
スヘッド011,012,015,016を介して上部チョック00
2,006と下部チョック003,007をそれぞれ異なる方向に
移動し、上ワークロール004及び上バックアップロール0
08と下ワークロール005及び下バックアップロール009と
を、ロール中央部を中心として互いに逆方向に回動して
互いの回転軸線を交差させ、そのクロス角度を所定角度
に設定することで板クラウンを制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的な圧延機にて、
前述したステップライナ020は、圧下装置010の応答性を
向上させると共に、可動ストロークを小さくして油のバ
ネ定数を高く設定することで製品の歩留りを向上させる
目的でハウジング001と圧下装置010との間に介装されて
おり、上バックアップロール008等の摩耗量に応じて異
なる厚さのものを変更可能となっている。この場合、ス
テップライナ020は、圧下装置010の押圧力が上バックア
ップロール008に適正に伝達され、且つ、軸受等に偏っ
た荷重が作用して耐久性が低下しないように、所定の厚
さを確保することが必要である。ところが、ステップラ
イナ020が厚くなると、ハウジング001自体の高さが高く
なって剛性が低下し、圧延時にハウジング001が変形し
て圧延精度が低下してしまうという問題がある。
【0008】また、この圧延機にて、一般的に、上バッ
クアップロールチョック006の上面にライナが装着され
ており、このライナをステップライナと兼用させること
が考えられる。ところが、上述したクロスロール圧延機
では、ロールクロス機構013,014,017,018を作動し、
上ワークロール004及び上バックアップロール008と下ワ
ークロール005及び下バックアップロール009とを所定の
クロス角度で交差させることで、板クラウンを制御する
ようにしている。そのため、クロス角度を変更すると、
圧下装置010に対する上バックアップロールチョック006
の位置が変わり、圧下装置010とステップライナとが位
置ずれを生じて帯板Sの圧延精度に影響を与えてしま
う。
【0009】そして、上バックアップロールチョック00
6は上バックアップロール008のロール組替時にハウジン
グ001から取り外されるため、上バックアップロールチ
ョック006に装着したステップライナもこのロール組替
時に交換する必要があり、作業性が煩雑なものとなって
しまう。
【0010】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、ハウジングを小型化して剛性を上げることで圧
延精度の向上を図った圧延機を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の圧延機は、ハウジングと、該ハウ
ジングにロールチョックを介して回転自在に支持された
上下の圧延用ロールと、前記ハウジングの上部に設けら
れて該圧延用ロールに所定圧力を作用させる圧下シリン
ダと、該圧下シリンダの下部に設けられたステップライ
ナとを具えたことを特徴とするものである。
【0012】請求項2の発明の圧延機では、前記圧下シ
リンダの下部には厚さの異なる前記ステップライナが複
数交換可能に設けられたことを特徴としている。
【0013】請求項3の発明の圧延機では、前記圧下シ
リンダは、前記ハウジングに支持されたシリンダケース
と、該シリンダケースに上下移動自在に支持されたピス
トンとを有し、該ピストンの下部にライナケースが取付
けられ、該ライナケース内にスライド枠体が移動自在に
支持され、該スライド枠体に前記厚さの異なる複数のス
テップライナが並設されたことを特徴としている。
【0014】請求項4の発明の圧延機では、前記ロール
チョックと前記圧下シリンダと前記ステップライナを水
平面内で移動させる移動手段を設けたことを特徴として
いる。
【0015】請求項5の発明の圧延機では、前記圧下シ
リンダは、前記ハウジングの上部から水平面内で移動自
在に吊下げ支持されたことを特徴としている。
【0016】請求項6の発明の圧延機では、該圧延機は
前記上下の圧延用ロールを支持するロールチョックを帯
板の搬送方向前後に移動させて各ロールの中心軸を互い
にクロスさせるクロスロール圧延機であって、前記ロー
ルチョックを移動して前記上下の圧延用ロールをクロス
させるロールクロス手段を、前記移動手段としたことを
特徴としている。
【0017】請求項7の発明の圧延機では、前記圧延用
ロールは、前記ハウジングにワークロールチョックを介
して対向して回転自在に支持された上下のワークロール
と、前記ハウジングにバックアップロールチョックを介
して回転自在に支持されて前記上下のワークロールに対
接する上下のバックアップロールとを有し、前記ロール
クロス手段は、前記クロスヘッドにより前記ワークロー
ルチョック及び前記バックアップロールチョックを移動
することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0019】図1に本発明の第1実施形態に係る圧延機
としてのクロスロール圧延機の概略、図2に第1実施形
態のクロスロール圧延機の一部切欠側面視、図3に図2
のIII−III断面、図4にクロスロール圧延機の一部切欠
正面視、図5にステップライナの支持構造を表すクロス
ロール圧延機の要部断面、図6に図5のVI−VI断面、図
7に図5のVII−VII断面を示す。
【0020】まず、第1実施形態の圧延機としての4段
クロスロール圧延機を簡単に説明する。図1に示すよう
に、ハウジング11には上下のワークロールチョック1
2,13が支持され、この上下のワークロールチョック
12,13にはそれぞれ上下のワークロール14,15
の軸部が回転自在に支持されており、上ワークロール1
4と下ワークロール15とは互いに対向している。ま
た、上下のワークロールチョック12,13の上方及び
下方には上下のバックアップロールチョック16,17
が支持され、この上下のバックアップロールチョック1
6,17にはそれぞれ上下のバックアップロール18,
19の軸部が回転自在に支持されており、上バックアッ
プロール18と上ワークロール14とが互いに対向し、
下バックアップロール19と下ワークロール15とが互
いに対向している。そして、ハウジング11の上部に上
バックアップロール18を介して上ワークロール14に
対して圧延荷重を加える圧下装置20が設けられてお
り、ステップライナ61をハウジング11と圧下装置2
0の間ではなく、圧下装置20と上バックアップロール
チョック16との間に介装している。
【0021】また、ハウジング11の上部に位置してそ
の出側の一方には圧下装置20、上ワークロールチョッ
ク12、上バックアップロールチョック16を支持する
上クロスヘッド21が設けられており、上ロールクロス
機構22により水平方向移動可能となっている。また、
ハウジング11の上部に位置してその入側の一方には圧
下装置20、上ワークロールチョック12、上バックア
ップロールチョック16を押圧する油圧シリンダ機構2
3,24,25が設けられている。一方、ハウジング1
1の下部に位置してその出側の一方には下ワークロール
チョック13、下バックアップロールチョック17を支
持する下クロスヘッド26が設けられており、下ロール
クロス機構27により水平方向移動可能となっている。
また、ハウジング11の下部に位置してその入側の一方
には、下ワークロールチョック13、下バックアップロ
ールチョック17を押圧する油圧シリンダ機構28,2
9が設けられている。
【0022】従って、ハウジング11の入側から帯板S
を送給し、圧下装置20により所定荷重を加えると、そ
の荷重はステップライナ61を介して上バックアップロ
ール18に伝達され、帯板Sは上ワークロール14と下
ワークロール15との間を通過するときに圧延荷重が付
与され、所定の板厚に圧延される。このとき、油圧シリ
ンダ機構23,24,25,28,29及び各ロールク
ロス機構22,27を作動し、各クロスヘッド21,2
6を介して上部チョック12,16と下部チョック1
3,17をそれぞれ異なる方向に移動することで、上ワ
ークロール14及び上バックアップロール18と下ワー
クロール15及び下バックアップロール19との回転軸
線を交差させ、そのクロス角度を所定角度に設定して板
クラウンを制御する。
【0023】本実施形態では、このロールクロス機構2
2,27による上ワークロール12及び上バックアップ
ロール18と、下ワークロール13及び下バックアップ
ロール19とのクロス角度の設定時、各上部チョック1
2,16(上ワークロール12及び上バックアップロー
ル18)と共に圧下装置20を同方向に同期移動させる
ことで、圧下装置20が上バックアップロール18の軸
中心に対応する上バックアップロールチョック16の適
正位置を押圧し、常時、安定した圧延が行われるように
している。また、このクロス角度の設定時、圧下装置2
0の下部に上バックアップロールチョック16との間に
介装されたステップライナ61も同方向に同期移動させ
ることで、圧下装置20による圧下力が上バックアップ
ロール18に適正に伝達されるようにしている。更に、
圧下装置20と上バックアップロール18との間に必要
厚さのステップライナ61を介装することで、圧下装置
20の全長を短縮して小ストローク化している。
【0024】以下、上述した第1実施形態の4段クロス
ロール圧延機を詳細に説明する。図2乃至図4に示すよ
うに、ハウジング11は左右一対の枠体11a,11b
からなり、各枠体11a,11bの上部に左右の上ワー
クロールチョック12a,12bが支持され、下部に左
右の下ワークロールチョック13a,13bが支持され
ており、上下のワークロール14,15の各軸部が上下
の各ワークロールチョック12a,12b,13a,1
3bに回転自在に支持されている。
【0025】また、ハウジング11の枠体11a,11
bの上部に上ワークロールチョック12a,12bの上
方に位置して左右の上バックアップロールチョック16
a,16bが支持され、下部に下ワークロールチョック
13a,13bの下方に位置して左右の下バックアップ
ロールチョック17a,17bが支持されており、上下
のバックアップロール18,19の各軸部が上下の各バ
ックアップロールチョック16a,16b,17a,1
7bに回転自在に支持されている。
【0026】更に、ハウジング11の枠体11a,11
bの上部に上バックアップロールチョック16a,16
bの上方に位置して圧下装置20を構成する左右の圧下
シリンダ20a,20bが設けられている。この圧下シ
リンダ20a,20bにて、枠体11a,11bの上部
にはそれぞれ取付ブラケット51a,51bが取付けら
れ、この取付ブラケット51a,51bには第2バラン
スシリンダ52a,52bが球面ブッシュ53a,53
bを介して吊下げ連結されている。そして、この第2バ
ランスシリンダ52a,52bの駆動ロッド54a,5
4bには球面ブッシュ55a,55bを介して連結ロッ
ド56a,56bが連結され、この連結ロッド56a,
56bがシリンダケース31a,31bに取付けられて
いる。この第1バランスシリンダ52a,52bは、帯
板Sの圧延時に、圧下シリンダ20a,20bを引き上
げることで、この圧下シリンダ20a,20bの重量を
支持し、その重量が帯板Sの圧延精度に影響がでないよ
うにキャンセルしている。
【0027】また、枠体11a,11bとシリンダケー
ス31a,31bとの間にはフラット軸受34a、円錐
ころ軸受34bが介装され、シリンダケース31a,3
1b同志が連結ロッド35により連結されている。そし
て、ピストン33a,33bの下面が左右の上バックア
ップロールチョック16a,16bの上面部に接触して
いる。この場合、圧下シリンダ20a,20bにおける
ピストン33a,33bの中心が上バックアップロール
18の軸中心に対応する上バックアップロールチョック
16a,16bの適正位置を押圧するように位置設定さ
れている。
【0028】一方、枠体11a,11bの中間部には第
1バランスシリンダ43が装着され、左右の上バックア
ップロールチョック16a,16bを押し上げ可能とな
っている。この第1バランスシリンダ43は、帯板Sの
圧延時に、上バックアップロールチョック16a,16
bを押し上げることで、この上バックアップロールチョ
ック16a,16b、上バックアップロール18、圧下
シリンダ20a,20bの重量を支持し、各装置の重量
が帯板Sの圧延精度に影響がでないようにキャンセルし
ている。
【0029】ハウジング11の枠体11aの上部に位置
してその出側には上クロスヘッド21が設けられてい
て、その入側には油圧シリンダ機構23,24,25が
設けられている。この場合、駆動側のシリンダケース3
1b、上バックアップロールチョック16b、上ワーク
ロールチョック12bは球面軸受36により枠体11b
に対して垂直軸周りに回動自在に支持され、作業側のシ
リンダケース31a、上バックアップロールチョック1
6a、上ワークロールチョック12aは油圧シリンダ機
構23,24,25により、上クロスヘッド21に押圧
されると共に、上クロスヘッド21を介して上ロールク
ロス機構22により枠体11aに対して一体に帯板Sの
搬送方向に沿って移動可能に支持されている。
【0030】この上ロールクロス機構22において、ハ
ウジング11の枠体11aの上部にはクロス駆動用モー
タ37が取付けられ、出力軸に駆動ロッド38が連結さ
れている。枠体11aの側部には上下のウォーム減速機
39,40が装着され、駆動ロッド38の下端部がウォ
ーム減速機39,40に駆動連結されている。そして、
基端部がウォーム減速機39,40に駆動連結された従
動ロッド41,42の先端部が上クロスヘッド21に連
結されている。従って、油圧シリンダ機構23,24,
25により、シリンダケース31a、上バックアップロ
ールチョック16a、上ワークロールチョック12aを
上クロスヘッド21に押圧すると共に、クロス駆動用モ
ータ37の駆動により駆動ロッド38、ウォーム減速機
39,40、従動ロッド41,42を介して上クロスヘ
ッド21を帯板Sの搬送方向に沿って移動し、シリンダ
ケース31a、上バックアップロールチョック16a、
上ワークロールチョック12aを同期して移動すること
ができる。
【0031】また、この油圧シリンダ機構23,24,
25は、シリンダケース31a、上バックアップロール
チョック16a、上ワークロールチョック12aを帯板
Sの搬送方向に沿って上クロスヘッド21を介してハウ
ジング11に押圧することで、圧下荷重に対してハウジ
ング11は内狭まり変形量δを減少させ、水平方向動剛
性が高い状態を維持して圧延時のミル振動を防止するこ
とができる。なお、各シリンダケース31a,31bに
は上ロールクロス機構22及び油圧シリンダ機構23,
24,25によるクロス角度の設定時に、圧下シリンダ
20a,20bに移動量を検出する検出センサ44a,
44bが設けられている。
【0032】一方、ハウジング11の枠体11bの下部
に位置してその出側には下クロスヘッド26が設けられ
ていて、その入側に油圧シリンダ機構28,29が設け
られている。この場合、作業側の下バックアップロール
チョック17a、下ワークロールチョック13aは球面
軸受(図示略)により枠体11aに対して垂直軸周りに
回動自在に支持され、駆動側の下バックアップロールチ
ョック17b、下ワークロールチョック13bは油圧シ
リンダ機構28,29により、下クロスヘッド26に押
圧されると共に、下クロスヘッド26を介して下ロール
クロス機構27により枠体11bに対して一体に帯板S
の搬送方向に沿って移動可能に支持されている。
【0033】なお、この下ロールクロス機構27は、前
述した上ロールクロス機構22とほぼ同様の構成となっ
ており、説明は省略する。従って、下ロールクロス機構
27及び油圧シリンダ機構28,29の作用により下ク
ロスヘッド26を帯板Sの搬送方向に沿って移動し、下
バックアップロールチョック17b、下ワークロールチ
ョック13bを同期して移動することができる。また、
油圧シリンダ機構28,29により下バックアップロー
ルチョック17b、下ワークロールチョック13bを帯
板Sの搬送方向に沿って下クロスヘッド26を介してハ
ウジング11に押圧することで、圧延時のミル振動を防
止することができる。
【0034】また、本実施形態の4段クロスロール圧延
機では、圧下装置20の下部にステップライナ61が装
着されており、上ロールクロス機構22及び油圧シリン
ダ機構23,24,25の作用により上クロスヘッド2
1を帯板Sの搬送方向に沿って移動し、シリンダケース
31a、上バックアップロールチョック16a、上ワー
クロールチョック12aを同期して移動するとき、ステ
ップライナ61も同期して移動することができるように
なっている。
【0035】即ち、図5乃至図7に示すように、圧下シ
リンダ20a,20bにおける各ピストン33a,33
bの下面にはそれぞれスラストブロック62a,62b
が固定されており、このスラストブロック62a,62
bには各ピストン33a,33bと同心上に押圧部63
a,63bが固定されている。また、各スラストブロッ
ク62a,62bに左右一対の係止爪64によりロール
軸方向(図5にて左右方向)に長いライナケース65が
取付けられている。このライナケース65内には圧下シ
リンダ20a,20bに対応してスライド枠体66a,
66bが支持ローラ67a,67bによりロール軸方向
に沿って移動自在に支持されると共に、連結ロッド68
により連結されている。なお、このライナケース65の
受部と壁部にはライナ69,70が取付けられ、スライ
ド枠体66a,66bの端部が摺動自在にであると共
に、支持ローラ67,67bが転動自在となっている。
そして、ライナケース65の一側部にはスライドシリン
ダ71が取付けられ、駆動ロッド72の先端部がスライ
ド枠体66に連結されている。
【0036】また、スライド枠体66a,66bには圧
下シリンダ20a,20bに対応してそれぞれ3つの開
口が形成され、厚さの異なる複数のステップライナ73
a,73b,74a,74b,75a,75b(ステッ
プライナ61)がそれぞれロール軸方向に並んで固定さ
れている。この場合、それぞれ対となる第1ステップラ
イナ73a,73b、第2ステップライナ74a,74
b、第3ステップライナ75a,75bが同じ厚さであ
り、第1ステップライナ73a,73bより第3ステッ
プライナ75a,75bの方が厚く形成されている。
【0037】従って、上ロールクロス機構22及び油圧
シリンダ機構23,24,25の作用により上クロスヘ
ッド21を帯板Sの搬送方向に沿って移動すると、圧下
シリンダ20aと共にその下部にライナケース65やス
ライド枠体66a,66b等を介して設けられたステッ
プライナ73a,73b,74a,74b,75a,7
5bを同方向に移動し、上バックアップロールチョック
16a及び上ワークロールチョック12aに同期移動す
ることができる。
【0038】また、このライナケース65内にはそれぞ
れ3種類の厚さの異なるステップライナ73a,73
b,74a,74b,75a,75bが設けられてお
り、スライドシリンダ71を伸縮駆動することでスライ
ド枠体66a,66bを移動し、各圧下シリンダ20
a,20bのピストン33a,33bに対応するステッ
プライナ73a,73b,74a,74b,75a,7
5bを変更することができる。この場合、ステップライ
ナ73a,73b,74a,74b,75a,75bを
使用しない場合も含めて、上ワークロール14や上バッ
クアップロール18等の摩耗量に応じて、4つのの使用
パターンを実施することができる。
【0039】上述した本実施形態のクロスロール圧延機
にて、クロス角度を設定する場合、上ロールクロス機構
22を作動して上クロスヘッド21を移動し、この上ク
ロスヘッド21に油圧シリンダ機構23,24,25に
より押圧されている圧下シリンダ20a、上バックアッ
プロールチョック16a、上ワークロールチョック12
aを移動する一方、下ロールクロス機構27を作動して
下クロスヘッド26を移動し、この下クロスヘッド26
に油圧シリンダ機構28,29により押圧されている下
バックアップロールチョック17b、下ワークロールチ
ョック13bを移動する。すると、上ワークロール14
及び上バックアップロール18と下ワークロール15及
び下バックアップロール19との回転軸線が交差し、そ
のクロス角度を所定角度に設定することができる。
【0040】このクロス角度の設定時、圧下シリンダ2
0aの移動と共に、その下部に装着されたライナケース
65内のステップライナ73a,73b,74a,74
b,75a,75bも追従して同方向に同期移動する。
【0041】そして、設定したクロス角度で圧延を行う
場合、ハウジング11の入側から送給されて上ワークロ
ール14と下ワークロール15との間を通過する帯板S
に対して圧下装置20を作動させると、圧下装置20の
押圧力が対応するステップライナ73a,73bを介し
て上バックアップロールチョック16a、上バックアッ
プロール18に伝達され、更に、上ワークロール14を
介して帯板Sに所定荷重として付与され、帯板Sは所定
の板厚に圧延される。
【0042】この場合、クロス角度の設定時に、上ロー
ルクロス機構22及び油圧シリンダ機構23,24,2
5により上クロスヘッド21を介して圧下シリンダ20
a、上バックアップロールチョック16a、上ワークロ
ールチョック12aが同期して移動するため、圧下シリ
ンダ20a,20bにおけるピストン33a,33bの
中心が上バックアップロール18(上ワークロール1
4)の軸中心に対応した位置設定状態が維持されてい
る。従って、圧下シリンダ20a,20bは上バックア
ップロールチョック16a,16bの適正位置を押圧す
ることとなり、上バックアップロールチョック16a,
16bに転倒モーメントが発生するのを防止し、所定の
圧延荷重が適正に帯板Sに付与され、安定した圧延を行
うことで帯板Sを高精度に圧延することができる。
【0043】また、上バックアップロールチョック16
a,16bに転倒モーメントが発生しないため、圧下シ
リンダ20a,20bと上バックアップロールチョック
16a,16bとの間で片当たりが生じることはなく、
偏摩耗による圧下装置20の寿命の低下を防止すること
ができる。
【0044】更に、圧下シリンダ20aと共にステップ
ライナ73aが同期移動するため、ピストン33a,3
3bとステップライナ73a,73bと上バックアップ
ロールチョック16a,16bとの位置関係がずれるこ
とはなく、圧下装置20の押圧力は上バックアップロー
ル18及び上ワークロール14に適正に伝達されること
となり、帯板Sを高精度に圧延することができる。
【0045】なお、ロールクロス角度の設定時に、圧下
シリンダ20a,20bは上バックアップロールチョッ
ク16a,16b、上ワークロールチョック12a,1
2bと移動するが、この圧下シリンダ20a,20bが
枠体11a,11bに第2バランスシリンダ52a,5
2b及び各球面ブッシュ53a,53b,55a,55
bを介して吊下げ支持されているため、枠体11a,1
1bに対する圧下シリンダ20a,20bの水平移動量
はこの球面ブッシュ53a,53b,55a,55bに
より吸収されるため、ステップライナ73a,73bを
介した上バックアップロールチョック16a及び上ワー
クロールチョック12aに対する圧下シリンダ20aの
追従性を向上できる。また、帯板Sの圧延時には、第2
バランスシリンダ52a,52bが作動して圧下装置2
0(圧下シリンダ20a,20b)を引き上げてその重
量を支持するため、圧下装置20の重量が帯板Sの圧延
精度に悪影響を及ぼすことがない。
【0046】なお、帯板Sの圧延中にロールクロス角度
を変更する場合であっても、上ロールクロス機構22及
び油圧シリンダ機構23,24,25により上クロスヘ
ッド21を介して圧下シリンダ20a、上バックアップ
ロールチョック16a、上ワークロールチョック12a
を同期して移動することとなり、前述と同様に、圧下シ
リンダ20a,20bは上バックアップロールチョック
16a,16bの適正位置を常時押圧することとなり、
安定した帯板Sの圧延を行うことができる。
【0047】そして、帯板Sの圧延中に、上ワークロー
ル14や上バックアップロール18等が摩耗して圧下シ
リンダ20a,20bが十分な圧下力を発揮できないと
きには、その摩耗量に応じてステップライナ73a,7
3b,74a,74b,75a,75bを交換する。例
えば、圧下シリンダ20a,20bのピストン33a,
33bを上昇させた状態で、スライドシリンダ71を伸
縮駆動することでスライド枠体66a,66bを移動
し、現在、圧下シリンダ20a,20bのピストン33
a,33bに対応する位置するステップライナ73a,
73bに対して、もっと厚いステップライナ74a,7
4bをピストン33a,33bの下部に位置させる。
【0048】このように本実施形態のクロスロール圧延
機では、圧下シリンダ20aと上バックアップロールチ
ョック16aと上ワークロールチョック12aとを上ロ
ールクロス機構22の作動及び油圧シリンダ機構23,
24,25による上クロスヘッド21への押圧により上
クロスヘッド21を介して上チョック12a,16a
(上ロール12,18)と共に圧下装置20(圧下シリ
ンダ20a,20b)を同方向に同期移動させるように
している。従って、圧下装置20と上ロール12,18
との位置関係はずれずに、圧下装置20は上バックアッ
プロール18の軸中心に対応する上バックアップロール
チョック16の適正位置を押圧することとなり、常時、
安定した圧延を行い、帯板Sの圧延精度を向上すること
ができると共に、偏摩耗による圧下装置20の寿命の低
下を防止することができる。
【0049】そして、ステップライナ61(73a,7
3b,74a,74b,75a,75b)を圧下装置2
0(圧下シリンダ20a,20b)と上バックアップロ
ールチョック16との間に介装するように、ピストン3
3a,33bの下部に装着している。従って、圧下装置
20(圧下シリンダ20a,20b)におけるピストン
33a,33bの長さを短くすることができ、ハウジン
グ11自体の高さが高くなることはなく、また、剛性が
低下することもなく、圧延時におけるハウジング11の
変形を防止して圧延精度を向上することができる。ま
た、ピストン33a,33bの可動ストロークを小さく
することで、油のバネ定数を高く設定することができ、
圧延開始直後や圧延終了直後における板厚精度を確保
し、製品の歩留りを向上させることができる。
【0050】また、ロールクロス角度の設定時、圧下シ
リンダ20aと共にステップライナ73aが同期移動す
るため、ピストン33a,33bとステップライナ73
a,73bと上バックアップロールチョック16a,1
6bとの位置関係がずれることはなく、圧下装置20の
押圧力は上バックアップロール18及び上ワークロール
14に適正に伝達されることとなり、帯板Sを高精度に
圧延することができる。
【0051】更に、圧下シリンダ20aのピストン33
a,33bに装着されたライナケース65には3種類の
厚さの異なるステップライナ73a,73b,74a,
74b,75a,75bが交換可能に設けられている。
従って、帯板Sの圧延中に上ワークロール14や上バッ
クアップロール18等が摩耗したときには、その摩耗量
に応じてステップライナ73a,73b,74a,74
b,75a,75bを交換することで、圧下シリンダ2
0a,20bの圧下力が各ロール12,18に確実に伝
達されることとなる。
【0052】なお、上述した実施形態では、ライナケー
ス65に3種類の厚さの異なるステップライナ73a,
73b,74a,74b,75a,75bを交換可能に
設けたが、その種類は3種類に限らず、1種類であって
も4種類以上であってもよい。また、圧下シリンダ20
a,20bにおける各ピストン33a,33bの下面に
スラストブロック62a,62bを固定し、このスラス
トブロック62a,62bにライナケース65を取付
け、内部に複数のステップライナ73a,73b,74
a,74b,75a,75bを有するスライド枠体66
a,66bを移動自在に設けたが、このステップライナ
73a,73b,74a,74b,75a,75bの支
持構造はこれに限定されるものではない。
【0053】また、上ロールクロス機構22をクロス駆
動用モータ37やウォーム減速機39,40等を用いて
構成したが、この構造に限らず、クロス駆動用モータと
スクリュー軸を用いたり、油圧シリンダを用いたりして
もよい。また、油圧シリンダ機構23,24,25を別
の機械式移動機構としてもよい。更に、本発明のロール
移動手段と圧下移動手段とを上ロールクロス機構22及
び油圧シリンダ機構23,24,25により対応した
が、ロール移動手段を上ロールクロス機構22及び油圧
シリンダ機構24,25とし、圧下移動手段を別の機械
式移動機構や油圧式移動機構などとしてもよい。
【0054】更に、上述の実施形態では、本発明の圧延
機を4段クロスロール圧延機とし、片クロスタイプとし
て説明したが、左右のロールチョックに対してクロスヘ
ッド及びロールクロス機構がある両クロスタイプのクロ
スロール圧延機でもよい。また、圧延機の種類は、クロ
スロール圧延機に限らず、上下の圧延用ロールをロール
軸方向にシフトさせるシフトロール圧延機やワークロー
ルに対接する前記バックアップロールを帯材の搬送方向
に僅かにずらしたオフセットロール圧延機に適用するこ
ともできる。
【0055】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の圧延機によれば、ハウジングに
ロールチョックを介して上下の圧延用ロールを回転自在
に支持すると共に、ハウジングの上部に圧延用ロールに
所定圧力を作用させる圧下シリンダを設け、この圧下シ
リンダの下部にステップライナを設けたで、圧下シリン
ダの長さを短くすることができ、ハウジング自体の高さ
が高くなって剛性が低下することもなく、圧延時におけ
るハウジングの変形を防止して圧延精度を向上すること
ができ、また、圧下シリンダの可動ストロークを小さく
することで、油のバネ定数を高く設定することができ、
圧延開始直後や圧延終了直後における板厚精度を確保
し、製品の歩留りを向上させることができる。
【0056】請求項2の発明の圧延機によれば、圧下シ
リンダの下部に厚さの異なるステップライナを複数交換
可能に設けたので、帯材の圧延中に圧延用ロール等が摩
耗したときには、その摩耗量に応じてステップライナを
交換することで、圧下シリンダの圧下力が圧延用ロール
に確実に伝達されることとなり、適正な圧延を行うこと
ができる。
【0057】請求項3の発明の圧延機によれば、圧下シ
リンダを、ハウジングに支持されたシリンダケースと、
シリンダケースに上下移動自在に支持されたピストンと
で構成し、ピストンの下部にライナケースを取付け、ラ
イナケース内にスライド枠体を移動自在に支持し、スラ
イド枠体に厚さの異なる複数のステップライナを並設し
ので、圧下シリンダの下部に複数のステップライナを容
易に装着することができ、装置が大型化することなく圧
延用ロール等の摩耗に対応することができる。
【0058】請求項4の発明の圧延機によれば、ロール
チョックと圧下シリンダとステップライナを水平面内で
移動させる移動手段を設けたので、圧延用ロールが移動
しても、圧下シリンダとステップライナと圧延用ロール
との位置関係が変更されることはなく、常時圧延用ロー
ルの所定位置に所定圧力が作用することとなり、圧下力
を適正に圧延ロールに付与して安定した圧延を行うこと
で圧延精度を向上すると共に寿命の低下を防止すること
ができる。
【0059】請求項5の発明の圧延機によれば、圧下シ
リンダをハウジングの上部から水平面内で移動自在に吊
下げ支持した簡単な構造で圧下シリンダを水平面内に移
動支持することができ、帯材の圧延精度の低下を防止す
ることができる。
【0060】請求項6の発明の圧延機によれば、圧延機
をクロスロール圧延機とし、ロールクロス手段を移動手
段としたので、圧延用ロールがクロス移動しても圧下シ
リンダは常時圧延用ロールの軸心位置に所定圧力を作用
させることができ、圧下力を適正に圧延用ロールに付与
して安定した圧延を行うことができる。
【0061】請求項7の発明の圧延機によれば、圧延機
をクロスロール圧延機とし、圧延用ロールを上下のワー
クロールと上下のバックアップロールとで構成し、ロー
ルクロス手段がクロスヘッドによりワークロールチョッ
ク及びバックアップロールチョックを移動するので、ロ
ールクロス手段によりクロスヘッドを介して圧下シリン
ダ、ワークロールチョック、バックアップロールチョッ
クを移動することとなり、移動位置の精度を向上するこ
とができるる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧延機としてのク
ロスロール圧延機の概略図である。
【図2】第1実施形態のクロスロール圧延機の一部切欠
側面図である。
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】クロスロール圧延機の一部切欠正面図である。
【図5】ステップライナの支持構造を表すクロスロール
圧延機の要部断面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】図5のVII−VII断面図である。
【図8】従来の4段クロスロール圧延機の概略図であ
る。
【符号の説明】
11,51 ハウジング 12, 12a,12b 上ワークロールチョック 13,13a,13b 下ワークロールチョック 14 上ワークロール(圧延用ロール) 15 下ワークロール(圧延用ロール) 16,16a,16b 上バックアップロールチョック 17,17a,17b 下バックアップロールチョック 18 上バックアップロール(圧延用ロール) 19 下バックアップロール(圧延用ロール) 20 圧下装置 20a,20b 圧下シリンダ 21 上クロスヘッド 22 上ロールクロス機構(移動手段) 23,24,25,28,29 油圧シリンダ機構 26 下クロスヘッド 27 下ロールクロス機構(移動手段) 43 第1バランスシリンダ 52a,52b 第2バランスシリンダ 53a,53b,55a,55b 球面ブッシュ 61,73a,73b,74a,74b,75a,75
b ステップライナ 62a,62b スラストブロック 65 ライナケース 66a,66b スライド枠体 71 スライドシリンダ S 帯板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日浦 正 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 賀屋 章 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジングにロールチ
    ョックを介して回転自在に支持された上下の圧延用ロー
    ルと、前記ハウジングの上部に設けられて該圧延用ロー
    ルに所定圧力を作用させる圧下シリンダと、該圧下シリ
    ンダの下部に設けられたステップライナとを具えたこと
    を特徴とする圧延機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧延機において、前記圧
    下シリンダの下部には厚さの異なる前記ステップライナ
    が複数交換可能に設けられたことを特徴とする圧延機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の圧延機において、前記圧
    下シリンダは、前記ハウジングに支持されたシリンダケ
    ースと、該シリンダケースに上下移動自在に支持された
    ピストンとを有し、該ピストンの下部にライナケースが
    取付けられ、該ライナケース内にスライド枠体が移動自
    在に支持され、該スライド枠体に前記厚さの異なる複数
    のステップライナが並設されたことを特徴とする圧延
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の圧延機において、前記ロ
    ールチョックと前記圧下シリンダと前記ステップライナ
    を水平面内で移動させる移動手段を設けたことを特徴と
    する圧延機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の圧延機において、前記圧
    下シリンダは、前記ハウジングの上部から水平面内で移
    動自在に吊下げ支持されたことを特徴とする圧延機。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の圧延機において、該圧延
    機は前記上下の圧延用ロールを支持するロールチョック
    を帯板の搬送方向前後に移動させて各ロールの中心軸を
    互いにクロスさせるクロスロール圧延機であって、前記
    ロールチョックを移動して前記上下の圧延用ロールをク
    ロスさせるロールクロス手段を、前記移動手段としたこ
    とを特徴とする圧延機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の圧延機において、前記圧
    延用ロールは、前記ハウジングにワークロールチョック
    を介して対向して回転自在に支持された上下のワークロ
    ールと、前記ハウジングにバックアップロールチョック
    を介して回転自在に支持されて前記上下のワークロール
    に対接する上下のバックアップロールとを有し、前記ロ
    ールクロス手段は、前記クロスヘッドにより前記ワーク
    ロールチョック及び前記バックアップロールチョックを
    移動することを特徴とする圧延機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100799506B1 (ko) 2007-06-05 2008-02-01 주식회사 한스코 상부 지지롤 초크, 하부 지지롤 초크, 및 압연장치
JP2011218414A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Nippon Steel Engineering Co Ltd ワークロールベンディング装置
JP2017217685A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 Jfeスチール株式会社 熱間仕上圧延機のレベリング零調方法
CN113787095A (zh) * 2021-09-03 2021-12-14 太原理工大学 一种可施加水平振动的金属复合板轧制装置

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