JP2003116667A - 玄関用スツール - Google Patents
玄関用スツールInfo
- Publication number
- JP2003116667A JP2003116667A JP2001319580A JP2001319580A JP2003116667A JP 2003116667 A JP2003116667 A JP 2003116667A JP 2001319580 A JP2001319580 A JP 2001319580A JP 2001319580 A JP2001319580 A JP 2001319580A JP 2003116667 A JP2003116667 A JP 2003116667A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entrance
- stool
- seat
- edge
- seat portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 足腰の弱い高齢者等が玄関の上がり框に上が
る際、又は、上がり框から玄関に降りる際に伴う身体的
な負担を軽減できる玄関用スツールを提供すること。 【解決手段】 支持体11の上部に座部12を設けて玄
関用スツール10が構成されている。座部12は、同一
平面内で略90度の角度方向に延び、且つ、同一の延出
長さとなる第1及び第2の直線状端縁20,21と、こ
れら直線状端縁20,21の先端部間を繋ぐ円弧状端縁
22とを備え、平面視で、仮想円の略1/4に対応する
外縁形状に設けられている。座部12に着座した高齢者
等は、その着座姿勢で、膝関節領域が円弧状端縁22に
引っ掛かることなく体全体の向きを転換することができ
る。
る際、又は、上がり框から玄関に降りる際に伴う身体的
な負担を軽減できる玄関用スツールを提供すること。 【解決手段】 支持体11の上部に座部12を設けて玄
関用スツール10が構成されている。座部12は、同一
平面内で略90度の角度方向に延び、且つ、同一の延出
長さとなる第1及び第2の直線状端縁20,21と、こ
れら直線状端縁20,21の先端部間を繋ぐ円弧状端縁
22とを備え、平面視で、仮想円の略1/4に対応する
外縁形状に設けられている。座部12に着座した高齢者
等は、その着座姿勢で、膝関節領域が円弧状端縁22に
引っ掛かることなく体全体の向きを転換することができ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は玄関用スツールに係
り、更に詳しくは、玄関の壁面と上がり框とのコーナー
領域に配置することに適した玄関用スツールに関する。
り、更に詳しくは、玄関の壁面と上がり框とのコーナー
領域に配置することに適した玄関用スツールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、足腰の弱い高齢者若しくは身体
障害者にあっては、玄関の上がり框に上がる際又は上が
り框から玄関に降りる際に、身体的に大きな負担が伴っ
たり、場合によっては困難になることがある。このよう
な場合には、介護者によって高齢者等の身体の一部を支
えて補助することもあるが、介護者が存在しない場合に
は、高齢者等の負担は相当に重くなり、当該高齢者等の
負担を軽減すべく、玄関用スツールを利用する場合があ
る。
障害者にあっては、玄関の上がり框に上がる際又は上が
り框から玄関に降りる際に、身体的に大きな負担が伴っ
たり、場合によっては困難になることがある。このよう
な場合には、介護者によって高齢者等の身体の一部を支
えて補助することもあるが、介護者が存在しない場合に
は、高齢者等の負担は相当に重くなり、当該高齢者等の
負担を軽減すべく、玄関用スツールを利用する場合があ
る。
【0003】一般的な玄関用スツールは、脚等を支持体
として当該支持体の上部に座部を設けた構成となってい
る。この玄関用スツールの利用態様としては、当該玄関
用スツールを上がり框の手前に設置しておき、その座部
に高齢者等が腰掛けた姿勢で足を上がり框に上げる、と
いう態様を例示することができる。
として当該支持体の上部に座部を設けた構成となってい
る。この玄関用スツールの利用態様としては、当該玄関
用スツールを上がり框の手前に設置しておき、その座部
に高齢者等が腰掛けた姿勢で足を上がり框に上げる、と
いう態様を例示することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
玄関用スツールの座部は、その平面形状が略方形となっ
ているため、実際の使用に際しては、次のような不都合
を生ずる。すなわち、玄関用スツールを利用して高齢者
等が玄関の上がり框に上がる場合には、先ず、靴等の履
き物を脱がなければならない。この場合、玄関用スツー
ルに腰掛けて履き物を脱ぐ際の体の向きは、通常、上が
り框に対して背を向けた姿勢となることが多い。従っ
て、上がり框に上がるときは、座部上で尻を水平面内で
回転させながら、体全体の向きを上がり框に沿わせるよ
うに転換しなければならない。
玄関用スツールの座部は、その平面形状が略方形となっ
ているため、実際の使用に際しては、次のような不都合
を生ずる。すなわち、玄関用スツールを利用して高齢者
等が玄関の上がり框に上がる場合には、先ず、靴等の履
き物を脱がなければならない。この場合、玄関用スツー
ルに腰掛けて履き物を脱ぐ際の体の向きは、通常、上が
り框に対して背を向けた姿勢となることが多い。従っ
て、上がり框に上がるときは、座部上で尻を水平面内で
回転させながら、体全体の向きを上がり框に沿わせるよ
うに転換しなければならない。
【0005】ところが、座部は、平面形状が略方形とな
っているため、姿勢を転換させる際に、座部のコーナー
領域が膝関節領域にぶつかってしまい、これがスムース
な転換動作を妨げる、という不都合を招来する。
っているため、姿勢を転換させる際に、座部のコーナー
領域が膝関節領域にぶつかってしまい、これがスムース
な転換動作を妨げる、という不都合を招来する。
【0006】このような場合、座部に着座する当初の体
の向きを、上がり框に沿う向きとすればよいことにもな
るが、上がり框の直前には、他の履き物類が並んでいる
ことが多いため、実際には、前述したように、上がり框
を背にした向きで着座することが一般的なものとなる。
の向きを、上がり框に沿う向きとすればよいことにもな
るが、上がり框の直前には、他の履き物類が並んでいる
ことが多いため、実際には、前述したように、上がり框
を背にした向きで着座することが一般的なものとなる。
【0007】また、上がり框から降りるときは、上がる
ときとは逆の動作となるため、同様にして、姿勢転換を
スムースに行えないという不都合を招来する。
ときとは逆の動作となるため、同様にして、姿勢転換を
スムースに行えないという不都合を招来する。
【0008】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、玄関の上がり框に上がる際、又
は、上がり框から玄関に降りる際に伴う身体的な負担を
軽減することのできる玄関用スツールを提供することに
ある。
案出されたものであり、玄関の上がり框に上がる際、又
は、上がり框から玄関に降りる際に伴う身体的な負担を
軽減することのできる玄関用スツールを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、支持体の上部に座部を備えた玄関用スツ
ールにおいて、前記座部は、同一平面内で延出方向が異
なるように連なる第1及び第2の端縁と、これら第1及
び第2の端縁の前記連なり側とは反対側の端部間に延
び、且つ、外側に膨出する湾曲端縁とを備える、という
構成を採っている。このような構成とすれば、例えば、
前記二つの端縁のうち、一方の端縁を上がり框に略沿う
位置とし、他方の端縁を玄関の壁面に沿うように位置さ
せたときに、着座する者の膝下領域が前記湾曲端縁から
床面との間に位置するように座部に腰掛けた状態で転換
動作をしても、膝関節領域が引っ掛かることがなく、ス
ムースなる転換動作が許容されることとなる。従って、
着座する際の体の向きが制限されず、使い勝手の良好な
玄関用スツールとすることが可能となる。
め、本発明は、支持体の上部に座部を備えた玄関用スツ
ールにおいて、前記座部は、同一平面内で延出方向が異
なるように連なる第1及び第2の端縁と、これら第1及
び第2の端縁の前記連なり側とは反対側の端部間に延
び、且つ、外側に膨出する湾曲端縁とを備える、という
構成を採っている。このような構成とすれば、例えば、
前記二つの端縁のうち、一方の端縁を上がり框に略沿う
位置とし、他方の端縁を玄関の壁面に沿うように位置さ
せたときに、着座する者の膝下領域が前記湾曲端縁から
床面との間に位置するように座部に腰掛けた状態で転換
動作をしても、膝関節領域が引っ掛かることがなく、ス
ムースなる転換動作が許容されることとなる。従って、
着座する際の体の向きが制限されず、使い勝手の良好な
玄関用スツールとすることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明において、前記第1及び第
2の端縁は、略90度の角度方向に延びるように設ける
ことが好ましい。このような構成とすれば、第1の端縁
と第2の端縁が、それぞれ上がり框と玄関の壁面に略沿
う向きとなり、上がり框と壁面とが交差するコーナー領
域のスペースを有効に利用することができる。
2の端縁は、略90度の角度方向に延びるように設ける
ことが好ましい。このような構成とすれば、第1の端縁
と第2の端縁が、それぞれ上がり框と玄関の壁面に略沿
う向きとなり、上がり框と壁面とが交差するコーナー領
域のスペースを有効に利用することができる。
【0011】また、前記座部は、仮想円の略1/4に対
応する外形に設けるとよく、これにより、前述したコー
ナー領域に一致した状態で玄関用スツールを設置するこ
とができ、当該玄関用スツールの大きさをコンパクトに
して玄関内の占有スペースを最小化することが可能とな
る。
応する外形に設けるとよく、これにより、前述したコー
ナー領域に一致した状態で玄関用スツールを設置するこ
とができ、当該玄関用スツールの大きさをコンパクトに
して玄関内の占有スペースを最小化することが可能とな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0013】図1には、本実施例に係る玄関用スツール
の概略斜視図が示されている。この図において、玄関の
上がり框Aと壁面Bとが交差するコーナー領域に玄関用
スツール10が配置されている。この玄関用スツール1
0は、支持体11と、当該支持体11の上部に設けられ
た座部12と、当該座部12の下方に配置された下棚1
3とを備えて構成されている。
の概略斜視図が示されている。この図において、玄関の
上がり框Aと壁面Bとが交差するコーナー領域に玄関用
スツール10が配置されている。この玄関用スツール1
0は、支持体11と、当該支持体11の上部に設けられ
た座部12と、当該座部12の下方に配置された下棚1
3とを備えて構成されている。
【0014】前記支持体11は、前記上がり框Aの延出
方向に沿った位置で起立する第1の側板15と、当該第
1の側板15の一端側に連なるように設けられて前記壁
面Bに沿う第2の側板16と、前記座部12の下面側か
ら垂下するとともに前記下棚13部分を貫通して延びる
脚部17とにより構成されている。第1及び第2の側板
15,16は、図2及び図4に示されるように、平面視
で交差角度が略90度となる向きに設けられ、それらの
下端部分及び脚部17の下端には、アジャスタ18が設
けられている。
方向に沿った位置で起立する第1の側板15と、当該第
1の側板15の一端側に連なるように設けられて前記壁
面Bに沿う第2の側板16と、前記座部12の下面側か
ら垂下するとともに前記下棚13部分を貫通して延びる
脚部17とにより構成されている。第1及び第2の側板
15,16は、図2及び図4に示されるように、平面視
で交差角度が略90度となる向きに設けられ、それらの
下端部分及び脚部17の下端には、アジャスタ18が設
けられている。
【0015】前記座部12は一枚の板材により構成され
ている。この座部12は、同一平面内で延出方向が異な
るように連なる第1及び第2の直線状端縁20,21
と、これら直線状端縁20,21の前記連なり側とは反
対側となる端部間に延びる湾曲端縁としての円弧状端縁
22とを備えた平面形状に設けられている。第1及び第
2の直線状端縁20,21は、それらの長さが略等しく
設けられているとともに、平面視で略90度の角度方向
に延びる形状とされ、これにより、座部12は、その平
面形状が、仮想円の略1/4に対応する外縁形状をなす
扇型とされている。
ている。この座部12は、同一平面内で延出方向が異な
るように連なる第1及び第2の直線状端縁20,21
と、これら直線状端縁20,21の前記連なり側とは反
対側となる端部間に延びる湾曲端縁としての円弧状端縁
22とを備えた平面形状に設けられている。第1及び第
2の直線状端縁20,21は、それらの長さが略等しく
設けられているとともに、平面視で略90度の角度方向
に延びる形状とされ、これにより、座部12は、その平
面形状が、仮想円の略1/4に対応する外縁形状をなす
扇型とされている。
【0016】前記下棚13は、前記第1及び第2の側板
15,16の内面側に固定されている。この下棚13に
おいて、前記円弧状端縁22に沿う外縁側は、履き物脱
ぎ支援部を構成する波形端縁25として形成されてい
る。この下棚13の高さ位置は、図6に示されるよう
に、履き物Sを履いた状態で、人の踝近傍に略対応する
高さ位置に設定されており、前記波形端縁25の凹部2
5Aに履き物Sの後端上部を引っ掛けることにより、当
該履き物Sが容易に脱げるようになっている。
15,16の内面側に固定されている。この下棚13に
おいて、前記円弧状端縁22に沿う外縁側は、履き物脱
ぎ支援部を構成する波形端縁25として形成されてい
る。この下棚13の高さ位置は、図6に示されるよう
に、履き物Sを履いた状態で、人の踝近傍に略対応する
高さ位置に設定されており、前記波形端縁25の凹部2
5Aに履き物Sの後端上部を引っ掛けることにより、当
該履き物Sが容易に脱げるようになっている。
【0017】次に、本実施例における玄関用スツール1
0の利用方法について説明する。
0の利用方法について説明する。
【0018】図1に示されるように、玄関用スツール1
0は、玄関の上がり框Aと壁面Bとのコーナー領域に配
置される。すなわち、玄関用スツール10における座部
12の第1の直線状端縁20が上がり框Aに沿う一方、
第2の直線状端縁21が壁面Bに沿う位置に配置され
る。
0は、玄関の上がり框Aと壁面Bとのコーナー領域に配
置される。すなわち、玄関用スツール10における座部
12の第1の直線状端縁20が上がり框Aに沿う一方、
第2の直線状端縁21が壁面Bに沿う位置に配置され
る。
【0019】足腰の弱い高齢者若しくは身体障害者が上
がり框Aに上がるときは、先ず、玄関用スツール10の
座部12Aに着座する。この際、高齢者等は、図7
(A)に示されるように、上がり框Aを背にして着座す
る。そして、下棚13に形成された凹部25A内に足首
を位置させるとともに、履き物Sから足を抜き出す動作
を行なうことで、当該履き物Sの後端上部が凹部25A
の形成縁に引っ掛かかって履き物Sを脱ぐことができ
る。この状態では、着座した者の足は、上がり框Aから
最も離れて位置することとなる。
がり框Aに上がるときは、先ず、玄関用スツール10の
座部12Aに着座する。この際、高齢者等は、図7
(A)に示されるように、上がり框Aを背にして着座す
る。そして、下棚13に形成された凹部25A内に足首
を位置させるとともに、履き物Sから足を抜き出す動作
を行なうことで、当該履き物Sの後端上部が凹部25A
の形成縁に引っ掛かかって履き物Sを脱ぐことができ
る。この状態では、着座した者の足は、上がり框Aから
最も離れて位置することとなる。
【0020】両足の履き物を脱いだ後は、図7(B)に
示されるように、着座姿勢を保ったまま座部12の水平
面内で尻を回転させ、高齢者等が壁面Bを背にする向き
まで体全体の向きを方向転換すればよい。この方向転換
により、足は、上がり框Aに最も接近した位置となる。
示されるように、着座姿勢を保ったまま座部12の水平
面内で尻を回転させ、高齢者等が壁面Bを背にする向き
まで体全体の向きを方向転換すればよい。この方向転換
により、足は、上がり框Aに最も接近した位置となる。
【0021】次いで、同位置で、立ち上がって上がり框
Aに上がるか、或いは、着座姿勢を保ったまま、足先を
上げて上がり框Aに両足を乗せた後、尻を上がり框A側
に移動させながら起き上がるようにすることができる。
Aに上がるか、或いは、着座姿勢を保ったまま、足先を
上げて上がり框Aに両足を乗せた後、尻を上がり框A側
に移動させながら起き上がるようにすることができる。
【0022】上がり框Aから玄関に降りるときは、前述
した動作とは逆の動作を行なえばよい。
した動作とは逆の動作を行なえばよい。
【0023】なお、下棚13の上面側若しくは下面側に
は、脱いだ履き物Sを収納することができる。
は、脱いだ履き物Sを収納することができる。
【0024】従って、このような実施例によれば、座部
12に腰掛けた姿勢で、つまり、転倒するおそれを回避
した姿勢で履き物Sを極めて容易に脱ぐことができる。
しかも、座部12の円弧状端縁22に沿って膝下領域を
移動させることができるため、段差の高い上がり框Aに
対して上がったり、或いは、降りたりする動作を無理な
く行なうことができ、足腰の弱い高齢者等にとっての補
助用具として極めて有用性を備えた玄関用スツールとす
ることができる。
12に腰掛けた姿勢で、つまり、転倒するおそれを回避
した姿勢で履き物Sを極めて容易に脱ぐことができる。
しかも、座部12の円弧状端縁22に沿って膝下領域を
移動させることができるため、段差の高い上がり框Aに
対して上がったり、或いは、降りたりする動作を無理な
く行なうことができ、足腰の弱い高齢者等にとっての補
助用具として極めて有用性を備えた玄関用スツールとす
ることができる。
【0025】なお、前記実施例では、座部12が一枚の
板材によって構成された場合を示したが、座部12は網
目状のもの等であってもよい。また、座部12は、仮想
円の略1/4に対応する外縁形状を備えたものとした
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
第1及び第2の直線状端縁20,21の連なり側の角度
が90度未満であってもよいし、また、90度を越える
角度であってもよい。また、前記実施例のように、90
度とした場合には、上がり框Aと壁面Bとのコーナー領
域にぴったり収めることができる点でスペース的に無駄
を生ずることがない、という利点がある。
板材によって構成された場合を示したが、座部12は網
目状のもの等であってもよい。また、座部12は、仮想
円の略1/4に対応する外縁形状を備えたものとした
が、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、
第1及び第2の直線状端縁20,21の連なり側の角度
が90度未満であってもよいし、また、90度を越える
角度であってもよい。また、前記実施例のように、90
度とした場合には、上がり框Aと壁面Bとのコーナー領
域にぴったり収めることができる点でスペース的に無駄
を生ずることがない、という利点がある。
【0026】また、履き物脱ぎ支援部として作用する波
形端縁25を設けるに際し、前記実施例では下棚13を
利用したが、当該下棚13を用いることなく、波形端縁
25の形状若しくは軌跡に略対応する部材を別途に用い
てもよい。但し、下棚13を利用した構造によれば、玄
関用スツール10全体に強度的な剛性を付与することが
できるとともに、座部12の下方に、上下に仕切られた
収納スペースを形成できる点で有利となる。
形端縁25を設けるに際し、前記実施例では下棚13を
利用したが、当該下棚13を用いることなく、波形端縁
25の形状若しくは軌跡に略対応する部材を別途に用い
てもよい。但し、下棚13を利用した構造によれば、玄
関用スツール10全体に強度的な剛性を付与することが
できるとともに、座部12の下方に、上下に仕切られた
収納スペースを形成できる点で有利となる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持体の上部に設けられた座部が、同一平面内で延出方
向が異なるように連なる第1及び第2の端縁と、外側に
膨出する湾曲端縁とを備えた形状としたから、第1の端
縁を上がり框に略沿う位置とし、第2の端縁を玄関の壁
面に沿うように位置させたときに、着座する者の膝下領
域が前記湾曲端縁から床面との間に位置するように座部
に腰掛けた状態で転換動作をしても、膝関節領域が引っ
掛かることがなく、スムースなる転換動作が許容され
る。従って、着座する際の体の向きが制限されず、使い
勝手の良好な玄関用スツールとすることが可能となる。
支持体の上部に設けられた座部が、同一平面内で延出方
向が異なるように連なる第1及び第2の端縁と、外側に
膨出する湾曲端縁とを備えた形状としたから、第1の端
縁を上がり框に略沿う位置とし、第2の端縁を玄関の壁
面に沿うように位置させたときに、着座する者の膝下領
域が前記湾曲端縁から床面との間に位置するように座部
に腰掛けた状態で転換動作をしても、膝関節領域が引っ
掛かることがなく、スムースなる転換動作が許容され
る。従って、着座する際の体の向きが制限されず、使い
勝手の良好な玄関用スツールとすることが可能となる。
【0028】特に、前記第1及び第2の端縁が略90度
の角度方向に延びる形状とした構成では、第1の端縁と
第2の端縁が、それぞれ上がり框と玄関の壁面に略沿う
向きとなり、上がり框と壁面とが交差するコーナー領域
のスペースを有効に利用することができる。
の角度方向に延びる形状とした構成では、第1の端縁と
第2の端縁が、それぞれ上がり框と玄関の壁面に略沿う
向きとなり、上がり框と壁面とが交差するコーナー領域
のスペースを有効に利用することができる。
【0029】更に、座部が仮想円の略1/4に対応する
外縁形状に設けられている構成では、上がり框と壁面と
のコーナー領域に一致した状態で玄関用スツールを設置
することができ、当該玄関用スツールの大きさをコンパ
クトにして玄関内の占有スペースを最小化すること可能
となる。
外縁形状に設けられている構成では、上がり框と壁面と
のコーナー領域に一致した状態で玄関用スツールを設置
することができ、当該玄関用スツールの大きさをコンパ
クトにして玄関内の占有スペースを最小化すること可能
となる。
【図1】実施例に係る玄関用スツールの使用状態を示す
概略斜視図。
概略斜視図。
【図2】前記玄関用スツールの平面図。
【図3】図2の正面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】図2の右側面図。
【図6】波形部を利用して履き物を脱ぐ状態を示す要部
説明図。
説明図。
【図7】玄関用スツールの利用方法を説明するための概
略平面図。
略平面図。
10 玄関用スツール
11 支持体
12 座部
15 第1の側板(支持体)
16 第2の側板(支持体)
17 脚部(支持体)
20 第1の直線状端縁
21 第2の直線状端縁
22 円弧状端縁
25 波形端縁
25A 凹部
A 上がり框
B 壁面
Claims (3)
- 【請求項1】 支持体の上部に座部を備えた玄関用スツ
ールにおいて、前記座部は、同一平面内で延出方向が異
なるように連なる第1及び第2の端縁と、これら第1及
び第2の端縁の前記連なり側とは反対側の端部間に延
び、且つ、外側に膨出する湾曲端縁とを備えたことを特
徴とする玄関用スツール。 - 【請求項2】 前記第1及び第2の端縁は、略90度の
角度方向に延びることを特徴とする請求項1記載の玄関
用スツール。 - 【請求項3】 前記座部は、仮想円の略1/4に対応す
る外縁形状に設けられていることを特徴とする請求項1
又は2記載の玄関用スツール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001319580A JP2003116667A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 玄関用スツール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001319580A JP2003116667A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 玄関用スツール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003116667A true JP2003116667A (ja) | 2003-04-22 |
Family
ID=19137109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001319580A Pending JP2003116667A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 玄関用スツール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003116667A (ja) |
-
2001
- 2001-10-17 JP JP2001319580A patent/JP2003116667A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061121 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070424 |