JP2003116668A - 玄関用スツール - Google Patents
玄関用スツールInfo
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- JP2003116668A JP2003116668A JP2001319582A JP2001319582A JP2003116668A JP 2003116668 A JP2003116668 A JP 2003116668A JP 2001319582 A JP2001319582 A JP 2001319582A JP 2001319582 A JP2001319582 A JP 2001319582A JP 2003116668 A JP2003116668 A JP 2003116668A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- entrance
- seat
- stool
- lower shelf
- seat portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Special Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上がり框に対して、高齢者等の負担を軽減し
た状態で上がり降りすることができる玄関用スツールを
提供すること。 【解決手段】 支持体11の上部に座部12と、当該
座部12の下方に位置する下棚13と、この下棚13と
一体のステップ14とを備えて玄関用スツール10が形
成されている。ステップ14は、座部12の平面領域外
に位置して延びており、玄関の上がり框Aと玄関のフロ
ア面との段差を小さくする。高齢者等は、座部12に着
座して履き物Sを脱いだ後にステップ14上に足を乗せ
て上がり框Aに上がることができる。
た状態で上がり降りすることができる玄関用スツールを
提供すること。 【解決手段】 支持体11の上部に座部12と、当該
座部12の下方に位置する下棚13と、この下棚13と
一体のステップ14とを備えて玄関用スツール10が形
成されている。ステップ14は、座部12の平面領域外
に位置して延びており、玄関の上がり框Aと玄関のフロ
ア面との段差を小さくする。高齢者等は、座部12に着
座して履き物Sを脱いだ後にステップ14上に足を乗せ
て上がり框Aに上がることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は玄関用スツールに係
り、更に詳しくは、玄関の上がり框の手前に配置するこ
とに適した玄関用スツールに関する。
り、更に詳しくは、玄関の上がり框の手前に配置するこ
とに適した玄関用スツールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、足腰の弱い高齢者若しくは身体
障害者にあっては、玄関の上がり框に上がる際又は上が
り框から玄関に降りる際に、身体的に大きな負担が伴っ
たり、場合によっては困難になることがある。このよう
な場合には、介護者若しくは補助者によって高齢者等の
身体の一部を支えて補助することもあるが、介護者が存
在しない場合には、高齢者等の負担は相当に重くなり、
当該高齢者等の負担を軽減すべく、玄関用スツールを利
用する場合がある。
障害者にあっては、玄関の上がり框に上がる際又は上が
り框から玄関に降りる際に、身体的に大きな負担が伴っ
たり、場合によっては困難になることがある。このよう
な場合には、介護者若しくは補助者によって高齢者等の
身体の一部を支えて補助することもあるが、介護者が存
在しない場合には、高齢者等の負担は相当に重くなり、
当該高齢者等の負担を軽減すべく、玄関用スツールを利
用する場合がある。
【0003】一般的な玄関用スツールは、脚等を支持体
として当該支持体の上部に座部を設けた構成となってい
る。この玄関用スツールは玄関の上がり框に上がる前
に、一旦腰掛けて当該上がり框に上がるときの補助用具
として利用されている。
として当該支持体の上部に座部を設けた構成となってい
る。この玄関用スツールは玄関の上がり框に上がる前
に、一旦腰掛けて当該上がり框に上がるときの補助用具
として利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな玄関用スツールを用いても、上がり框と玄関のフロ
ア面との段差が大きい場合には、補助者の付き添いがな
ければ上がり降りが困難になるという不都合がある。
うな玄関用スツールを用いても、上がり框と玄関のフロ
ア面との段差が大きい場合には、補助者の付き添いがな
ければ上がり降りが困難になるという不都合がある。
【0005】また、従来の玄関用スツールの座部は、そ
の平面形状が略方形となっているため、実際の使用に際
しては、次のような不都合も生ずる。すなわち、玄関用
スツールを利用して高齢者等が玄関の上がり框に上がる
場合には、先ず、靴等の履き物を脱がなければならな
い。この場合、玄関用スツールに腰掛けて履き物を脱ぐ
際の体の向きは、通常、上がり框に対して背を向けた姿
勢となることが多い。従って、上がり框に上がるとき
は、座部上で尻を水平面内で回転させながら、体全体の
向きを上がり框に沿わせるように転換しなければならな
い。
の平面形状が略方形となっているため、実際の使用に際
しては、次のような不都合も生ずる。すなわち、玄関用
スツールを利用して高齢者等が玄関の上がり框に上がる
場合には、先ず、靴等の履き物を脱がなければならな
い。この場合、玄関用スツールに腰掛けて履き物を脱ぐ
際の体の向きは、通常、上がり框に対して背を向けた姿
勢となることが多い。従って、上がり框に上がるとき
は、座部上で尻を水平面内で回転させながら、体全体の
向きを上がり框に沿わせるように転換しなければならな
い。
【0006】ところが、座部は、平面形状が略方形とな
っているため、姿勢を転換させる際に、座部のコーナー
領域が膝関節領域にぶつかってしまい、これがスムース
な転換動作を妨げる、という不都合を招来する。
っているため、姿勢を転換させる際に、座部のコーナー
領域が膝関節領域にぶつかってしまい、これがスムース
な転換動作を妨げる、という不都合を招来する。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、上がり框に対し
て、高齢者等の負担を軽減した状態で上がり降りするこ
とができる玄関用スツールを提供することにある。
案出されたものであり、その目的は、上がり框に対し
て、高齢者等の負担を軽減した状態で上がり降りするこ
とができる玄関用スツールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る玄関用スツールは、支持体と、当該支
持体の上部に設けられた座部とを備えた玄関用スツール
において、前記座部の下方に、当該座部の平面領域外に
位置するステップを設ける、という構成を採っている。
このような構成とすれば、ステップが上がり框の手前に
位置するように玄関用スツールを配置することにより、
上がり框と玄関のフロア面との間の段差を小さくするこ
とが可能となる。従って、高齢者等において、フロア面
から上がり框に直接上がる時の負担、及び上がり框から
フロア面に降りるときの負担が解消される。なお、上が
り框から玄関のフロア面に降りる際に、前記座部に一旦
腰掛けた後に、足をステップに降ろす段階を経てフロア
面に降りることもできる。
め、本発明に係る玄関用スツールは、支持体と、当該支
持体の上部に設けられた座部とを備えた玄関用スツール
において、前記座部の下方に、当該座部の平面領域外に
位置するステップを設ける、という構成を採っている。
このような構成とすれば、ステップが上がり框の手前に
位置するように玄関用スツールを配置することにより、
上がり框と玄関のフロア面との間の段差を小さくするこ
とが可能となる。従って、高齢者等において、フロア面
から上がり框に直接上がる時の負担、及び上がり框から
フロア面に降りるときの負担が解消される。なお、上が
り框から玄関のフロア面に降りる際に、前記座部に一旦
腰掛けた後に、足をステップに降ろす段階を経てフロア
面に降りることもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明において、前記座部は、同
一平面内で延出方向が異なるように連なる第1及び第2
の端縁と、これら第1及び第2の端縁の前記連なり側と
は反対側の端部間に延び、且つ、外側に膨出する湾曲端
縁とを備えた平面形状に設けられる、という構成を採る
とよい。このような構成とすれば、例えば、前記二つの
端縁のうち、一方の端縁を上がり框に略沿う位置とし、
他方の端縁を玄関の壁面に沿うように位置させたとき
に、着座する者の膝下領域が前記湾曲端縁から床面との
間に位置するように座部に腰掛けた状態で転換動作をし
ても、膝関節領域が引っ掛かることがなく、スムースな
る転換動作が許容されることとなる。
一平面内で延出方向が異なるように連なる第1及び第2
の端縁と、これら第1及び第2の端縁の前記連なり側と
は反対側の端部間に延び、且つ、外側に膨出する湾曲端
縁とを備えた平面形状に設けられる、という構成を採る
とよい。このような構成とすれば、例えば、前記二つの
端縁のうち、一方の端縁を上がり框に略沿う位置とし、
他方の端縁を玄関の壁面に沿うように位置させたとき
に、着座する者の膝下領域が前記湾曲端縁から床面との
間に位置するように座部に腰掛けた状態で転換動作をし
ても、膝関節領域が引っ掛かることがなく、スムースな
る転換動作が許容されることとなる。
【0010】また、前記座部の下方に、前記ステップと
一体の下棚を設けることが好ましい。このような構成と
すれば、下棚が玄関用スツール全体の補強として作用す
る他、当該下棚の上下を収納領域として利用することも
できる。
一体の下棚を設けることが好ましい。このような構成と
すれば、下棚が玄関用スツール全体の補強として作用す
る他、当該下棚の上下を収納領域として利用することも
できる。
【0011】更に、前記下棚の外縁側に靴脱ぎ支援部を
形成するとよい。このような構成によれば、座部に腰掛
けた姿勢で足首を上方に引き上げるような動作で履き物
を脱ぐことができ、その後に体の向きを転換することで
足をステップ上に載せることができる。
形成するとよい。このような構成によれば、座部に腰掛
けた姿勢で足首を上方に引き上げるような動作で履き物
を脱ぐことができ、その後に体の向きを転換することで
足をステップ上に載せることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0013】図1には、本実施例に係る玄関用スツール
の概略斜視図が示されている。この図において、玄関の
上がり框Aと壁面Bとが交差するコーナー領域に玄関用
スツール10が配置されている。この玄関用スツール1
0は、支持体11と、当該支持体11の上部に設けられ
た座部12と、当該座部12の下方に配置された下棚1
3と、この下棚13と一体に設けられて座部12の平面
領域外に位置するよううに延びるステップ14とを備え
て構成されている。
の概略斜視図が示されている。この図において、玄関の
上がり框Aと壁面Bとが交差するコーナー領域に玄関用
スツール10が配置されている。この玄関用スツール1
0は、支持体11と、当該支持体11の上部に設けられ
た座部12と、当該座部12の下方に配置された下棚1
3と、この下棚13と一体に設けられて座部12の平面
領域外に位置するよううに延びるステップ14とを備え
て構成されている。
【0014】前記支持体11は、前記上がり框Aの延出
方向に沿った位置で起立する第1の側板15と、当該第
1の側板15の一端側に連なるように設けられて前記壁
面Bに沿う第2の側板16と、前記座部12の下面側か
ら垂下するとともに前記下棚13部分を貫通して延びる
脚部17とにより構成されている。第1及び第2の側板
15,16は、図2及び図4に示されるように、平面視
で交差角度が略90度となる向きに設けられ、それらの
下端部分及び脚部17の下端には、アジャスタ18が設
けられている。
方向に沿った位置で起立する第1の側板15と、当該第
1の側板15の一端側に連なるように設けられて前記壁
面Bに沿う第2の側板16と、前記座部12の下面側か
ら垂下するとともに前記下棚13部分を貫通して延びる
脚部17とにより構成されている。第1及び第2の側板
15,16は、図2及び図4に示されるように、平面視
で交差角度が略90度となる向きに設けられ、それらの
下端部分及び脚部17の下端には、アジャスタ18が設
けられている。
【0015】前記座部12は一枚の板材により構成され
ている。この座部12は、同一平面内で延出方向が異な
るように連なる第1及び第2の直線状端縁20,21
と、これら直線状端縁20,21の前記連なり側とは反
対側となる端部間に延びる湾曲端縁としての円弧状端縁
22とを備えた平面形状に設けられている。第1及び第
2の直線状端縁20,21は、それらの長さが略等しく
設けられているとともに、平面視で略90度の角度方向
に延びる形状とされ、これにより、座部12は、その平
面形状が、仮想円の略1/4に対応する外縁形状をなす
扇型とされている。
ている。この座部12は、同一平面内で延出方向が異な
るように連なる第1及び第2の直線状端縁20,21
と、これら直線状端縁20,21の前記連なり側とは反
対側となる端部間に延びる湾曲端縁としての円弧状端縁
22とを備えた平面形状に設けられている。第1及び第
2の直線状端縁20,21は、それらの長さが略等しく
設けられているとともに、平面視で略90度の角度方向
に延びる形状とされ、これにより、座部12は、その平
面形状が、仮想円の略1/4に対応する外縁形状をなす
扇型とされている。
【0016】前記下棚13は、前記第1及び第2の側板
15,16の内面側に固定されている。この下棚13に
おいて、第1の側板15の反対側となる外縁側は、履き
物脱ぎ支援部を構成する波形端縁25として形成されて
いる。下棚13の高さ位置は、図6に示されるように、
履き物Sを履いた状態で、人の踝近傍に略対応する高さ
位置に設定されており、前記波形端縁25の凹部25A
に履き物Sの後端上部を引っ掛けることにより、当該履
き物Sが容易に脱げるようになっている。
15,16の内面側に固定されている。この下棚13に
おいて、第1の側板15の反対側となる外縁側は、履き
物脱ぎ支援部を構成する波形端縁25として形成されて
いる。下棚13の高さ位置は、図6に示されるように、
履き物Sを履いた状態で、人の踝近傍に略対応する高さ
位置に設定されており、前記波形端縁25の凹部25A
に履き物Sの後端上部を引っ掛けることにより、当該履
き物Sが容易に脱げるようになっている。
【0017】前記ステップ14は、前記下棚13と同一
平面内に位置するステップ面部30と、このステップ面
部30の下面右側の前後に設けられた支持脚31,31
と、これら支持脚31,31の下端にそれぞれ設けられ
たアジャスタ32とを備えて構成されている。このステ
ップ14の前後幅W、すなわち、図2中上下方向に沿う
幅は、第2の側板16の前後幅W1よりも若干小さく設
定されている。この一方、第1の側板15の図2中右端
からステップ面部30の右端までの延出長さLは、第1
の側板15の長さL1と略等しいか、それより若干大き
く設けられ、これにより、前記波形端縁25を利用して
履き物Sを脱いだ後に、ステップ面部30に足を乗せる
ときの領域が十分に確保される。
平面内に位置するステップ面部30と、このステップ面
部30の下面右側の前後に設けられた支持脚31,31
と、これら支持脚31,31の下端にそれぞれ設けられ
たアジャスタ32とを備えて構成されている。このステ
ップ14の前後幅W、すなわち、図2中上下方向に沿う
幅は、第2の側板16の前後幅W1よりも若干小さく設
定されている。この一方、第1の側板15の図2中右端
からステップ面部30の右端までの延出長さLは、第1
の側板15の長さL1と略等しいか、それより若干大き
く設けられ、これにより、前記波形端縁25を利用して
履き物Sを脱いだ後に、ステップ面部30に足を乗せる
ときの領域が十分に確保される。
【0018】次に、本実施例における玄関用スツール1
0の利用方法について説明する。
0の利用方法について説明する。
【0019】図1に示されるように、玄関用スツール1
0は、玄関の上がり框Aと壁面Bとのコーナー領域に配
置される。すなわち、玄関用スツール10における座部
12の第1の直線状端縁20を上がり框Aに沿わせると
ともにステップ14を上がり框Aの前部に位置させる一
方、第2の直線状端縁21が壁面Bに沿う位置に配置さ
れる。
0は、玄関の上がり框Aと壁面Bとのコーナー領域に配
置される。すなわち、玄関用スツール10における座部
12の第1の直線状端縁20を上がり框Aに沿わせると
ともにステップ14を上がり框Aの前部に位置させる一
方、第2の直線状端縁21が壁面Bに沿う位置に配置さ
れる。
【0020】足腰の弱い高齢者若しくは身体障害者が上
がり框Aに上がるときは、先ず、玄関用スツール10の
座部12Aに着座する。この際、高齢者等は、図7
(A)に示されるように、上がり框Aを背にして着座す
る。そして、下棚13に形成された凹部25A内に足首
を位置させるとともに、履き物Sから足を抜き出す動作
を行なうことで、当該履き物Sの後端上部が凹部25A
の形成縁に引っ掛かかって履き物Sを脱ぐことができ
る。この状態では、着座した者の足は、下棚13の前方
に位置することとなる。
がり框Aに上がるときは、先ず、玄関用スツール10の
座部12Aに着座する。この際、高齢者等は、図7
(A)に示されるように、上がり框Aを背にして着座す
る。そして、下棚13に形成された凹部25A内に足首
を位置させるとともに、履き物Sから足を抜き出す動作
を行なうことで、当該履き物Sの後端上部が凹部25A
の形成縁に引っ掛かかって履き物Sを脱ぐことができ
る。この状態では、着座した者の足は、下棚13の前方
に位置することとなる。
【0021】両足の履き物を脱いだ後は、図7(B)に
示されるように、着座姿勢を保ったまま座部12の水平
面内で尻を回転させ、高齢者等が壁面Bを背にする向き
まで体全体の向きを方向転換すればよい。この方向転換
により、足は、上がり框Aの前方となるステップ面部3
0上に位置することとなる。
示されるように、着座姿勢を保ったまま座部12の水平
面内で尻を回転させ、高齢者等が壁面Bを背にする向き
まで体全体の向きを方向転換すればよい。この方向転換
により、足は、上がり框Aの前方となるステップ面部3
0上に位置することとなる。
【0022】次いで、図8(A),(B)に示されるよ
うに、ステップ面部30上で立ち上がって上がり框Aに
上がるか、或いは、着座姿勢を保ったまま、足先を上げ
て上がり框Aに両足を乗せた後、尻を上がり框A側に移
動させながら起き上がるようにすることができる。
うに、ステップ面部30上で立ち上がって上がり框Aに
上がるか、或いは、着座姿勢を保ったまま、足先を上げ
て上がり框Aに両足を乗せた後、尻を上がり框A側に移
動させながら起き上がるようにすることができる。
【0023】上がり框Aから玄関に降りるときは、前述
した動作とは逆の動作を行なえばよい。
した動作とは逆の動作を行なえばよい。
【0024】なお、下棚13の上面側若しくは下面側、
又はステップ面部30の下面側には、脱いだ履き物Sを
収納することができる。
又はステップ面部30の下面側には、脱いだ履き物Sを
収納することができる。
【0025】従って、このような実施例によれば、座部
12に腰掛けた姿勢で、つまり、転倒するおそれを回避
した姿勢で履き物Sを極めて容易に脱ぐことができる。
しかも、座部12の円弧状端縁22に沿って膝下領域を
移動させることで履き物Sを脱いだ足をステップ面部3
0上に乗せることができるため、段差の高い上がり框A
に対して上がったり、或いは、降りたりする動作を無理
なく行なうことができ、足腰の弱い高齢者等にとっての
補助用具として極めて有用性を備えた玄関用スツールと
することができる。
12に腰掛けた姿勢で、つまり、転倒するおそれを回避
した姿勢で履き物Sを極めて容易に脱ぐことができる。
しかも、座部12の円弧状端縁22に沿って膝下領域を
移動させることで履き物Sを脱いだ足をステップ面部3
0上に乗せることができるため、段差の高い上がり框A
に対して上がったり、或いは、降りたりする動作を無理
なく行なうことができ、足腰の弱い高齢者等にとっての
補助用具として極めて有用性を備えた玄関用スツールと
することができる。
【0026】なお、前記実施例では、下棚13とステッ
プ14とを一体に設けたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、両者を別体としてもよい。また、ステッ
プ14は、第1の側板15の面に添って図2中左右方向
に長く設けたが、第2の側板16の面に沿うように図2
中上下方向に長く設けてもよい。この場合には、玄関用
スツール10の配置を変更すればよい。
プ14とを一体に設けたが、本発明はこれに限定される
ものではなく、両者を別体としてもよい。また、ステッ
プ14は、第1の側板15の面に添って図2中左右方向
に長く設けたが、第2の側板16の面に沿うように図2
中上下方向に長く設けてもよい。この場合には、玄関用
スツール10の配置を変更すればよい。
【0027】また、履き物脱ぎ支援部として作用する波
形端縁25を設けるに際して下棚13を利用したが、当
該下棚13を用いることなく、波形端縁25の形状若し
くは軌跡に略対応する部材を別途に用いてもよい。但
し、下棚13を利用した構造によれば、玄関用スツール
10全体に強度的な剛性を付与することができるととも
に、座部12の下方に、上下に仕切られた収納スペース
を形成できる点で有利となる。
形端縁25を設けるに際して下棚13を利用したが、当
該下棚13を用いることなく、波形端縁25の形状若し
くは軌跡に略対応する部材を別途に用いてもよい。但
し、下棚13を利用した構造によれば、玄関用スツール
10全体に強度的な剛性を付与することができるととも
に、座部12の下方に、上下に仕切られた収納スペース
を形成できる点で有利となる。
【0028】また、座部12が一枚の板材によって構成
された場合を示したが、座部12は網目状のもの等であ
ってもよい。また、座部12は、仮想円の略1/4に対
応する外縁形状を備えたものとしたが、本発明はこれに
限定されるものではない。例えば、第1及び第2の直線
状端縁20,21の連なり側の角度が90度未満であっ
てもよいし、また、90度を越える角度であってもよ
い。また、前記実施例のように、90度とした場合に
は、上がり框Aと壁面Bとのコーナー領域にぴったり収
めることができる点でスペース的に無駄を生ずることが
ない、という利点がある。
された場合を示したが、座部12は網目状のもの等であ
ってもよい。また、座部12は、仮想円の略1/4に対
応する外縁形状を備えたものとしたが、本発明はこれに
限定されるものではない。例えば、第1及び第2の直線
状端縁20,21の連なり側の角度が90度未満であっ
てもよいし、また、90度を越える角度であってもよ
い。また、前記実施例のように、90度とした場合に
は、上がり框Aと壁面Bとのコーナー領域にぴったり収
めることができる点でスペース的に無駄を生ずることが
ない、という利点がある。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
玄関用スツールを構成する座部の平面領域外にステップ
を一体的に設けたから、ステップが上がり框の手前に位
置するように玄関用スツールを配置することにより、上
がり框と玄関のフロア面との間の段差を小さくすること
が可能となる。従って、高齢者等において、フロア面か
ら上がり框に直接上がる時の負担、及び上がり框からフ
ロア面に降りるときの負担を解消することができる。
玄関用スツールを構成する座部の平面領域外にステップ
を一体的に設けたから、ステップが上がり框の手前に位
置するように玄関用スツールを配置することにより、上
がり框と玄関のフロア面との間の段差を小さくすること
が可能となる。従って、高齢者等において、フロア面か
ら上がり框に直接上がる時の負担、及び上がり框からフ
ロア面に降りるときの負担を解消することができる。
【0030】また、座部が第1及び第2の端縁と、これ
らの端部間に延びる湾曲端縁とを備えた略扇型の平面形
状に設けられているから、着座する者の膝下領域が前記
湾曲端縁から床面との間に位置するように座部に腰掛け
た状態で転換動作をしても、膝関節領域が引っ掛かるこ
とがなく、スムースなる転換動作が許容されることとな
る。
らの端部間に延びる湾曲端縁とを備えた略扇型の平面形
状に設けられているから、着座する者の膝下領域が前記
湾曲端縁から床面との間に位置するように座部に腰掛け
た状態で転換動作をしても、膝関節領域が引っ掛かるこ
とがなく、スムースなる転換動作が許容されることとな
る。
【0031】更に、前記座部の下方にステップと一体と
なる下棚を設けた構成によれば、下棚が玄関用スツール
全体の補強として作用する他、当該下棚の上下を収納領
域として利用することもできる。
なる下棚を設けた構成によれば、下棚が玄関用スツール
全体の補強として作用する他、当該下棚の上下を収納領
域として利用することもできる。
【0032】また、下棚の外縁側に靴脱ぎ支援部を形成
した構成では、座部に腰掛けた姿勢で足首を上方に引き
上げるような動作で履き物を脱ぐことができ、その後に
体の向きを転換することで足をステップ上に載せること
ができる。
した構成では、座部に腰掛けた姿勢で足首を上方に引き
上げるような動作で履き物を脱ぐことができ、その後に
体の向きを転換することで足をステップ上に載せること
ができる。
【図1】実施例に係る玄関用スツールの使用状態を示す
概略斜視図。
概略斜視図。
【図2】前記玄関用スツールの平面図。
【図3】図2の正面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】図3のB−B線断面図
【図6】波形端縁を利用して履き物を脱ぐ状態を示す要
部説明図。
部説明図。
【図7】玄関用スツールの利用方法を説明するための概
略平面図。
略平面図。
【図8】図7における利用方法の更に次の段階を示す概
略平面図。
略平面図。
10 玄関用スツール
11 支持体
12 座部
13 下棚
14 ステップ
15 第1の側板(支持体)
16 第2の側板(支持体)
17 脚部(支持体)
20 第1の直線状端縁
21 第2の直線状端縁
22 円弧状端縁
25 波形端縁
25A 凹部
30 ステップ面部
A 上がり框
B 壁面
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体と、当該支持体の上部に設けられ
た座部とを備えた玄関用スツールにおいて、 前記座部の下方に、当該座部の平面領域外に位置するス
テップを設けたことを特徴とする玄関用スツール。 - 【請求項2】 前記座部は、同一平面内で延出方向が異
なるように連なる第1及び第2の端縁と、これら第1及
び第2の端縁の前記連なり側とは反対側の端部間に延
び、且つ、外側に膨出する湾曲端縁とを備えた平面形状
に設けられていることを特徴とする請求項1記載の玄関
用スツール。 - 【請求項3】 前記座部の下方には、前記ステップと一
体の下棚が設けられていることを特徴とする請求項1又
は2記載の玄関用スツール。 - 【請求項4】 前記下棚の外縁側には靴脱ぎ支援部が形
成されていることを特徴とする請求項3記載の玄関用ス
ツール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001319582A JP2003116668A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 玄関用スツール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001319582A JP2003116668A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 玄関用スツール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003116668A true JP2003116668A (ja) | 2003-04-22 |
Family
ID=19137111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001319582A Pending JP2003116668A (ja) | 2001-10-17 | 2001-10-17 | 玄関用スツール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003116668A (ja) |
-
2001
- 2001-10-17 JP JP2001319582A patent/JP2003116668A/ja active Pending
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040901 |
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060725 |