JP2003115152A - 情報処理装置およびこの情報処理装置で使用される光ディスク用カートリッジ - Google Patents

情報処理装置およびこの情報処理装置で使用される光ディスク用カートリッジ

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JP2003115152A
JP2003115152A JP2001306577A JP2001306577A JP2003115152A JP 2003115152 A JP2003115152 A JP 2003115152A JP 2001306577 A JP2001306577 A JP 2001306577A JP 2001306577 A JP2001306577 A JP 2001306577A JP 2003115152 A JP2003115152 A JP 2003115152A
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JP
Japan
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cartridge
opening
information processing
shutter
optical
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JP2001306577A
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Inventor
Kyoji Kasuga
恭二 春日
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、カートリッジが情報処理装置に正規
に装填されない時、カートリッジと情報処理装置に設け
られた光ピックアップ装置との干渉から生じる損傷を防
止することができる情報処理装置およびこの情報処理装
で使用される光ディスク用カートリッジを提供する 【解決手段】この情報処理装置1には、ホルダ12aと
開閉可能に係合されたシャーシ11が設けられている。
前記シャーシ11には、中央部にターンテーブル112
が設けられ、この中央部近傍に光ピックアップ装置11
5が設けられている。前記ホルダ12aには、カートリ
ッジ収容部122と、シャッタ開閉部材124とが設け
られている。また、シャーシ11上には、カートリッジ
2を挿入する際、このカートリッジ2が光ピックアップ
装置115に接触するのを防止するピックアップガード
部118が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
びこの情報処理装置で使用される光ディスク用カートリ
ッジに関する。特に、カートリッジが情報処理装置に正
規に装填されない時、カートリッジと情報処理装置に設
けられた光ピックアップ装置との干渉から生じる損傷を
防止する情報処理装置およびこの情報処理装置に装填す
るカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータをはじめ、音楽や映
像情報を記録再生する各種の情報処理装置の記録媒体と
して光ディスクが広く使用されている。この光ディスク
は、通常、記録面の外部損傷を防ぐためにカートリッジ
に格納されている。
【0003】図12および図13は、光ディスクを格納
したカートリッジが装填される従来の情報処理装置を示
している。なお、図12は情報処理装置の斜視図であ
り、図13は、図12記載のC−C線断面図である。
【0004】図中の符号82は、カートリッジ装填機構
を構成するホルダを示し、符号81は、このホルダ82
aと開閉可能に係合されたシャーシ81を示している。
【0005】前記シャーシ81には、後述するカートリ
ッジ9(図14参照)が装填されるカートリッジ装填部
811が設けられている。このカートリッジ装填部81
1では、中央部に、カートリッジ9に格納された光ディ
スク93を回転させるディスク回転機構813のターン
テーブル812が設けられている。この中央部近傍には
下開口部814が形成され、この下開口部814には、
回転中の光ディスク93にレーザー光を照射する光ピッ
クアップ装置815がシャーシ81の表面より突出した
状態で設けられている。また、隅部に、カートリッジ9
を固定する固定ピン816が設けられている。
【0006】前記ディスク回転機構813は、ターンテ
ーブル812を一体形成したスピンドルモータ813a
であり、光ディスク93をチャッキングして回転させる
ものである。
【0007】前記光ピックアップ装置815は、レンズ
815aを備え、回転中の光ディスク93に光を照射し
て情報をリード/ライトし、送りモータ(図示省略)で
走査するものである。
【0008】前記ホルダ82aには、カートリッジ9を
収容するカートリッジ収容部822と、収容したカート
リッジ9のシャッタ95を開閉するシャッタ開閉部材8
24とが設けられている。
【0009】前記カートリッジ収容部822は、カート
リッジ9の形状に合わせてカートリッジ9の両側面を被
覆するように、ホルダ82aの両側端部を折曲して形成
されている。このカートリッジ収容部822の前側面に
は、カートリッジ9を挿入する挿入口822aが形成さ
れ、側面には、前記シャッタ開閉部材824が設けられ
ている。
【0010】このシャッタ開閉部材824には板バネ8
24aが用いられている。この板バネ824aには、図
13に示すように、カートリッジ9に形成されたロック
レバー94をシャッタ95から解除するネイル824b
と、カートリッジ9に形成されたシャッタ95を摺動す
るクローザ824cとが設けられている。
【0011】前記シャーシ81とホルダ82aとは、挿
入口822aと対向する後側部に、この後側部を軸に回
動可能に係合されている。すなわち、シャーシ81の後
側部に支点817が設けられ、ホルダ82aの後側部に
孔825が設けられ、孔825に支点817が挿通され
ている。
【0012】なお、図中の符号821は、カートリッジ
9に格納された光ディスク93に情報をライティングす
る磁気ヘッドを示し、符号823は、この磁気ヘッド8
21に対応してホルダ82aに設けられた上開口部82
3を示す。
【0013】次に、上述した情報処理装置8に使用され
る光ディスクを格納したカートリッジ9を図14、図1
5、図16および図17に示す。なお、図14は、カー
トリッジ9の斜視図であり、図15は、カートリッジ9
の平面図であり、図16は、カートリッジ9の底面図で
あり、図17は、図15に記載した円Dで囲む部分の拡
大図である。
【0014】このカートリッジ9は、上筐体91と下筐
体92とから構成された筐体内に光ディスク93が格納
されたものである。
【0015】これら上筐体91と下筐体92とには、光
ディスク93を外部に露出する開口部96(詳しくは、
上筐体開口部961および下筐体開口部962)が対向
して形成されている。この開口部96と並んで、開口部
96と上面および下面が同形状の凹部97(詳しくは、
上筐体凹部971および下筐体凹部972)が形成され
ており、これら開口部96と凹部97との間を摺動し開
口部96を開閉するシャッタ95が筐体に設けられてい
る。
【0016】前記上筐体開口部961は、光ディスク9
3に外部情報をライティングするための磁気ヘッド82
1を光ディスク93に導入するものであり、下筐体開口
部962は、光ディスク93にライティングされている
情報をリードするために、光ピックアップ装置815か
ら出射されるレーザ光を導入するものである。
【0017】前記シャッタ95は、格納された光ディス
ク93を外的損傷から防ぐものである。このシャッタ9
5は、情報をリード/ライトしない時には開口部96を
被覆し、情報をリード/ライトする時には凹部97に移
動される。
【0018】シャッタ95の一側面には、図14に示す
ように、クローザ824cを挿入する角孔951が形成
され、一側面の挿入方向先端部には、ロックレバー94
のフック941に係合する爪952が形成されている。
また、このシャッタ95の一側面には、情報処理装置8
のネイル824bを挿通する側面溝98が形成され、図
17に示すように、この側面溝98からロックレバー9
4が露出されている。
【0019】このロックレバー94は、プラスチック等
の弾性体であり、図17に示すように、一端にはフック
941が形成され、他端には下筐体92に固着する固着
ピン942が設けられている。また、一端にこの固着ピ
ン942を固着した弾性部943が設けられている。
【0020】次に、上述した情報処理装置8にカートリ
ッジ9を装填する装填工程について以下に詳説する。
【0021】情報処理装置8にカートリッジ9を装填す
る場合、ホルダ82aを、その後側部を中心として上方
に回動させて挿入口822aを開き、この挿入口822
aからカートリッジ9をカートリッジ収容部822に挿
入する。
【0022】カートリッジ9を挿入すると、まずクロー
ザ824cがシャッタ95の側面に乗り上げて滑り、角
孔951と係合する。続いて、ネイル824bがカート
リッジ9の側面溝98内に進入しロックレバー94に当
接する。さらにカートリッジ9が押し込まれると、ネイ
ル824bは、ロックレバー94をその弾性力に抗して
シャッタ95から離れる方向に押圧する。これにより、
爪952がフック941から解除され、シャッタ95は
ネイル824bに押され凹部97に向かって摺動しカー
トリッジ9の開口部96が完全に露出される。
【0023】以上のようにしてシャッタ95が全開され
た状態でカートリッジ9がカートリッジ収容部822に
収容された後、ホルダ82aを降下させる。ホルダ82
aを降下させるとカートリッジ9は、角孔951とネイ
ル824bおよびシャーシ81上の固定ピン816によ
り、情報処理装置8のカートリッジ装填部811に固持
されるとともに、光ディスク93がターンテーブル81
2にチャッキングされて、カートリッジ9の装填が完了
する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記情報処
理装置8にカートリッジ9を挿入する際、ホルダ82a
の上昇により挿入口822aの下部に空間が生じる場合
がある。この場合、ホルダ82aに形成された挿入口8
22aにカートリッジ9を挿入すべきところ、誤ってそ
の下部に生じる空間にカートリッジ9を挿入することも
ある。この下部に生じる空間にカートリッジ9を挿入す
ると、情報をリード/ライトする光ピックアップ装置8
15にカートリッジ9が接触し、光ピックアップ装置8
15のレンズ815aが損傷してしまうことがある。レ
ンズ815aが損傷すると、情報処理装置8は情報を正
確にリードすることができなくなる。
【0025】また、カートリッジ9を挿入口822aに
挿入する時、ホルダ82a内のネイル824bが、シャ
ッタ95の爪952と、カートリッジ9の側面溝98と
の間に生じる間隙に入り込む場合がある。この場合、ネ
イル824bとシャッタ95とが完全に当接されていな
いので、シャッタ95が凹部97まで完全に移動せず、
その結果、開口部96が完全に開放されない。シャッタ
95が完全に開かない状態でホルダ82aを下降させる
と、シャッタ95が光ピックアップ装置815に接触
し、その結果レンズ815aが損傷してしまう。レンズ
815aを損傷させると、情報処理装置8は情報を正確
にリードすることができない。
【0026】そこで、上記課題を解決するために本発明
は、カートリッジが情報処理装置に正規に装填されない
時、カートリッジと情報処理装置に設けられた光ピック
アップ装置との干渉から生じる損傷を防止することがで
きる情報処理装置およびこの情報処理装で使用される光
ディスク用カートリッジを提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係る情報処理装置は、光ディスクを内部に収容
し、この光ディスクへのアクセスを許容する開口部と、
この開口部を開閉する摺動自在なシャッタとを備えたカ
ートリッジが装填されるシャーシ上のカートリッジ装填
部に、前記光ディスクを回転させるディスク回転機構の
ターンテーブル及び回転中の光ディスクに前記開口部を
介してレーザー光を照射する光ピックアップ装置が前記
シャーシの表面より突出した状態で設けられる一方、前
記カートリッジのシャッタを開放するとともに該カート
リッジを保持して外部のカートリッジ取出位置と前記カ
ートリッジ装填部との間を移動させるカートリッジ装填
機構が設けられた情報処理装置において、前記カートリ
ッジがカートリッジ装填部に正規に装填された際は、前
記光ディスクと接触しないようカートリッジの開口部内
に侵入し、カートリッジがカートリッジ装填部に誤挿入
されるか或いは前記シャッタが開放されないまま装填さ
れた際にはカートリッジ或いはシャッタと干渉するピッ
クアップガード部が前記シャーシ上に設けられたことを
特徴とする。
【0028】この発明によれば、カートリッジがカート
リッジ装填部に誤挿入された場合は、カートリッジが光
ピックアップ装置に接触する前にピックアップガード部
に当接し、また、カートリッジがカートリッジ装填部に
正規に挿入されてもシャッタが開放されないまま装填さ
れた際にはピックアップガード部がシャッタと干渉する
ので、光ピックアップ装置のレンズの損傷を防ぐことが
可能となる。また、カートリッジがカートリッジ装填部
に正規に装填された場合は、ピックアップガード部は光
ディスクと接触しないようカートリッジの開口部に侵入
するので、ピックアップガード部によりカートリッジの
装填が妨げられることはない。
【0029】上記ピックアップガード部は、上記ターン
テーブルの最頂部と、上記光ピックアップ装置が光ディ
スクの最外周位置にある時の光ピックアップ装置の最頂
部とを結ぶレベルよりも突出する高さ寸法に設定されて
もよい。
【0030】この場合、カートリッジをカートリッジ装
填部に挿入させた時にシャッタが開かず、開口部が完全
に露出されないとき、シャッタが必ずピックアップガー
ド部に接触することになるので、シャッタがレンズに接
触するのを防ぐことが可能となる。
【0031】上記ピックアップガード部は、上記ターン
テーブル及び光ピックアップ装置のそれぞれカートリッ
ジ挿入側に最も近いポイント同士を結ぶラインよりもカ
ートリッジ挿入側に偏位されてもよい。
【0032】この場合、カートリッジを誤挿入したと
き、カートリッジが光ピックアップ装置と干渉する前に
カートリッジをピックアップガード部と干渉させること
になるので、カートリッジが光ピックアップ装置に当接
するのを防ぎ、その結果、レンズがカートリッジの筐体
で損傷するのを防ぐことが可能となる。
【0033】上記ピックアップガード部は上記シャーシ
の一部を折曲することにより形成されてもよい。
【0034】この場合、上記ピックアップガード部はシ
ャーシの一部を折曲して形成されるので、安価で容易に
ピックアップガード部を形成することができ、その結
果、製造コストを低減させることが可能となる。
【0035】上記目的を達成するため本発明に係るカー
トリッジは、上記情報処理装置に装填されるカートリッ
ジであって、上記ピックアップガード部を受容する領域
が光ディスクの外周縁の外側に位置するよう前記開口部
に設けられたことを特徴とする。
【0036】この発明によれば、カートリッジが正規に
装填された際、ピックアップガード部が光ディスクに干
渉するおそれがないので、ピックアップガード部の高さ
の制限が緩和される。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0038】図1、図2、図3および図4は、光ディス
クを格納したカートリッジが装填される本発明にかかる
情報処理装置を示している。なお、図1は情報処理装置
の斜視図であり、図2は、図1記載のA−A線断面図で
あり、図2は、情報処理装置の平面図であり、図3は、
情報処理装置の側面図である。
【0039】図中の符号12は、カートリッジ装填機構
を構成するホルダを示し、符号11は、このホルダ12
aと開閉可能に係合されたシャーシ11を示している。
【0040】前記シャーシ11には、後述するカートリ
ッジ2(図5参照)が装填されるカートリッジ装填部1
11が設けられている。このカートリッジ装填部111
では、中央部に、カートリッジ2に格納された光ディス
ク23を回転させるディスク回転機構113のターンテ
ーブル112が設けられている。この中央部近傍には下
開口部114が形成され、この下開口部114には、回
転中の光ディスク23にレーザー光を照射する光ピック
アップ装置115がシャーシ11の表面より突出した状
態で設けられている。また、隅部に、カートリッジ2を
固定する固定ピン116が設けられている。
【0041】前記ディスク回転機構113は、ターンテ
ーブル112を一体形成したスピンドルモータ113a
であり、光ディスク23をチャッキングして回転させる
ものである。
【0042】前記光ピックアップ装置115は、レンズ
115aを備え、回転中の光ディスク23に光を照射し
て情報をリード/ライトし、送りモータ(図示省略)で
走査するものである。
【0043】前記ホルダ12aには、カートリッジ2を
収容するカートリッジ収容部122と、収容したカート
リッジ2のシャッタ25を開閉するシャッタ開閉部材1
24とが設けられている。
【0044】前記カートリッジ収容部122は、カート
リッジ2の形状に合わせてカートリッジ2の両側面を被
覆するように、ホルダ12aの両側端部を折曲して形成
されている。このカートリッジ収容部122の前側面に
は、カートリッジ2を挿入する挿入口122aが形成さ
れ、側面には、前記シャッタ開閉部材124が設けられ
ている。
【0045】このシャッタ開閉部材124には板バネ1
24aが用いられている。この板バネ124aには、図
2に示すように、カートリッジ2に形成されたロックレ
バー24をシャッタ25から解除するネイル124b
と、カートリッジ2に形成されたシャッタ25を摺動す
るクローザ124cとが設けられている。
【0046】前記シャーシ11とホルダ12aとは、挿
入口122aと対向する後側部に、この後側部を軸に回
動可能に係合されている。すなわち、シャーシ11の後
側部に支点117が設けられ、ホルダ12aの後側部に
孔125が設けられ、孔125に支点117が挿通され
ている。
【0047】なお、図中の符号121は、カートリッジ
2に格納された光ディスク23に情報をライティングす
る磁気ヘッドを示し、符号123は、この磁気ヘッド1
21に対応してホルダ12aに設けられた上開口部12
3を示す。
【0048】また、この情報処理装置1には、カートリ
ッジ2を挿入する際、このカートリッジ2が光ピックア
ップ装置115に接触するのを防止するピックアップガ
ード部118がシャーシ11上に形成されている。この
ピックアップガード部118は、下開口部114におい
て、シャーシ11を折曲することにより形成されてい
る。
【0049】ここで、ピックアップガード部118と光
ピックアップ装置115とのシャーシ11上の位置関係
を説明するために、ピックアップガード部118とター
ンテーブル112およびスピンドルモータ113aとの
各々外周の任意点を交差せずに結ぶことで作成される複
数のラインを想定する。図3に示すように、ピックアッ
プガード部は、複数のラインのうち前記挿入口122a
から最短距離に位置するラインXが、光ピックアップ装
置115よりも挿入口122a側に作成される位置に設
けられている。
【0050】また、ピックアップガード部118と光ピ
ックアップ装置115とのシャーシ11上の高さ関係を
説明するために、ピックアップガード部118とターン
テーブル112を一体形成したスピンドルモータ113
aとの各々外周の任意点を交差せずに結ぶことで作成さ
れる複数のレベルを想定する。図4に示すように、ピッ
クアップガード部118は、複数のラインのうちシャー
シ11上から見て最頂部に位置するレベルYが、光ピッ
クアップ装置115の最頂部よりも突出する寸法に設定
されるように設けられている。
【0051】なお、本実施の形態では、ピックアップガ
ード部118は、下開口部114において、シャーシ1
1を折曲して形成されているが、これに限定されている
ものではなく、シャーシ11上に防壁が設けられて形成
されてもよい。
【0052】次に、上述した情報処理装置1に使用され
る光ディスクを格納したカートリッジ2を図5、図6、
図7および図8に示す。なお、図5は、カートリッジ2
の斜視図であり、図6は、カートリッジ2の平面図であ
り、図7は、カートリッジ2の底面図であり、図8は、
図6に記載した円Bで囲む部分の拡大図である。
【0053】このカートリッジ2は、上筐体21と下筐
体22とから構成された筐体内に光ディスク23が格納
されたものである。
【0054】これら上筐体21と下筐体22とには、光
ディスク23を外部に露出する開口部26(詳しくは、
下筐体開口部261および下筐体開口部262)が対向
して形成されている。この開口部26と並んで、開口部
26と上面および下面が同形状の凹部27(詳しくは、
上筐体凹部271および下筐体凹部272)が形成され
ており、これら開口部26と凹部27との間を摺動し開
口部26を開閉するシャッタ25が筐体に設けられてい
る。
【0055】前記上筐体開口部261は、光ディスク2
3に外部情報をライティングするための磁気ヘッド12
1を光ディスク23に導入するものであり、下筐体開口
部262は、光ディスク23にライティングされている
情報をリードするために、光ピックアップ装置115か
ら出射されるレーザ光を導入するものである。
【0056】前記シャッタ25は、格納された光ディス
ク23を外的損傷から防ぐものである。このシャッタ2
5は、情報をリード/ライトしない時には開口部26を
被覆し、情報をリード/ライトする時には凹部27に移
動される。
【0057】シャッタ25の一側面には、図5に示すよ
うに、クローザ124cを挿入する角孔251が形成さ
れ、一側面の挿入方向先端部には、ロックレバー24の
フック241に係合する爪252が形成されている。ま
た、このシャッタ25の一側面には、情報処理装置1の
ネイル124bを挿通する側面溝28が形成され、図8
に示すように、この側面溝28からロックレバー24が
露出されている。
【0058】このロックレバー24は、プラスチック等
の弾性体であり、図8に示すように、一端にはフック2
41が形成され、他端には下筐体22に固着する固着ピ
ン242が設けられている。また、一端にこの固着ピン
242を固着した弾性部243が設けられている。
【0059】また、このカートリッジ2に形成した開口
部26には、光ディスク23と接触しないで上述した情
報処理装置1に形成されたピックアップガード部118
を受容する受容領域263が、光ディスク23の外周縁
の外側に位置するよう設けられている。
【0060】本実施の形態にかかるカートリッジ2は、
格納された光ディスク23に情報をリード/ライトする
ことが可能なカートリッジを用いたが、これに限定され
ているものではなく、格納された光ディスクにライティ
ングされた情報をリードすることが可能なカートリッジ
を用いてもよい。
【0061】次に、上述した情報処理装置1にカートリ
ッジ2を装填する装填工程について以下に詳説する。
【0062】情報処理装置1にカートリッジ2を装填す
る場合、図1に示すように、ホルダ12aを、その後側
部を中心として上方に回動させて挿入口122aを開
き、この挿入口113aからカートリッジ2をカートリ
ッジ収容部122に挿入する。
【0063】カートリッジ2を挿入すると、まずクロー
ザ124cがシャッタ25の側面に乗り上げて滑り、角
孔251と係合する。続いて、ネイル124bがカート
リッジ2の側面溝28内に進入しロックレバー24に当
接する。さらにカートリッジ2が押し込まれると、ネイ
ル124bは、ロックレバー24をその弾性力に抗して
シャッタ25から離れる方向に押圧する。これにより、
爪252がフック241から解除され、シャッタ25は
ネイル124bに押され凹部27に向かって摺動しカー
トリッジ2の開口部26が完全に露出される。
【0064】以上のようにしてシャッタ25が全開され
た状態でカートリッジ2がカートリッジ収容部122に
収容された後、ホルダ12aを降下させる。ホルダ12
aを降下させるとカートリッジ2は、角孔251とネイ
ル124bおよびシャーシ11上の固定ピン116によ
り、情報処理装置1のカートリッジ装填部111に固持
されるとともに、光ディスク23がターンテーブル11
2にチャッキングされる。それと同時に、ピックアップ
ガード部118が、図9に示すように、受容領域263
に挿入されて、カートリッジ2の装填が完了する。な
お、図9は、情報処理装置1に形成されたピックアップ
ガード部118を受容領域263に挿入したカートリッ
ジの平面図である。
【0065】このように、本発明にかかる情報処理装置
1には、ピックアップガード部118が設けられている
ので、カートリッジ2を挿入する際、ホルダ12aを上
方に回動させることにより挿入口122aの下部に空間
が生じ、挿入口122aにカートリッジ2を挿入しない
でその下部に生じる空間にカートリッジ2を挿入するこ
とがあっても、カートリッジ2をピックアップガード部
118に接触させることで、カートリッジ2がレンズ1
15aに接触するのを防ぐことができ、その結果、レン
ズ115aの損傷を防ぐことができる。
【0066】詳しくは、複数のラインのうち挿入口12
2aから最短距離に位置するラインXが、光ピックアッ
プ装置115よりも挿入口122aに近い位置に作成さ
れるので、カートリッジ2を挿入する際、ホルダ12a
を上方に回動させることにより挿入口122aの下部に
空間が生じ、ホルダ12aに形成された挿入口122a
にカートリッジ2を挿入しないでその下部に生じる空間
にカートリッジ2を誤挿入する場合があっても、図10
に示すように、カートリッジ2が光ピックアップ装置1
15と干渉する前にカートリッジ2をピックアップガー
ド部118と干渉させることになるので、カートリッジ
2が光ピックアップ装置115に当接するのを防ぎ、そ
の結果、レンズ115aがカートリッジ2の筐体で損傷
するのを防ぐことができる。なお、図10は、ホルダ1
2aの上昇により挿入口122aの下部に生じる空間に
カートリッジ2を挿入した情報処理装置1の側面図であ
る。
【0067】また、複数のラインのうちシャーシ上から
見て最頂部に位置するレベルYが、光ピックアップ装置
115の最頂部よりも高い位置に作成されるので、カー
トリッジ2を挿入口122aに挿入させた時にシャッタ
25が開かず、開口部26が完全に露出されない場合で
あっても、図11に示すように、ホルダ12aを下方に
回動させる時、シャッタ25が必ずピックアップガード
部118に接触することになるので、シャッタ25がレ
ンズ115aに接触するのを防ぐことができる。なお、
図11は、カートリッジ2を挿入口122aに挿入した
時に、ネイル124bが側面溝28と爪252との間に
生じる間隙に入り込んだ情報処理装置1の側面図であ
る。
【0068】さらに、本発明にかかるカートリッジ2に
は、開口部26に、光ディスク23と接触しないで情報
処理装置1に形成したピックアップガード部118を挿
入する受容領域263が設けられているので、レンズ1
15aに接触するのを防ぐとともに、ピックアップガー
ド部118が光ディスク23に接触するのを防ぐことが
できる。また、カートリッジが正規に装填された際、ピ
ックアップガード部が光ディスクに干渉するおそれがな
いので、ピックアップガード部の高さの制限が緩和され
る。
【0069】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に係る情
報処理装置およびこの情報処理装置で使用される光ディ
スク用カートリッジによれば、カートリッジが情報処理
装置に正規に装填されない時、カートリッジと情報処理
装置に設けられた光ピックアップ装置との干渉から生じ
る損傷を防止することができる詳しくは、カートリッジ
がカートリッジ装填部に誤挿入された場合であっても、
カートリッジが光ピックアップ装置に接触する前にピッ
クアップガード部に当接し、また、カートリッジがカー
トリッジ装填部に正規に挿入されてもシャッタが開放さ
れないまま装填された際にはピックアップガード部がシ
ャッタと干渉するので、光ピックアップ装置のレンズの
損傷を防ぐことができる。
【0070】また、カートリッジがカートリッジ装填部
に正規に装填された場合は、ピックアップガード部は光
ディスクと接触しないようカートリッジの開口部に侵入
するので、ピックアップガード部によりカートリッジの
装填が妨げられることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる情報処理装置の斜視図である。
【図2】図1記載のA−A線断面図である。
【図3】本発明にかかる情報処理装置の平面図である。
【図4】本発明にかかる情報処理装置の側面図である。
【図5】本発明にかかるカートリッジの斜視図である。
【図6】本発明にかかるカートリッジの平面図である。
【図7】本発明にかかるカートリッジの底面図である。
【図8】図6に記載した円Bで囲む部分の拡大図であ
る。
【図9】情報処理装置に形成されたピックアップガード
部を受容領域に挿入した、本発明にかかるカートリッジ
の平面図である。
【図10】ホルダの上昇により挿入口の下部に生じる空
間にカートリッジを挿入した、本発明にかかる情報処理
装置の側面図である。
【図11】カートリッジを挿入口に挿入した時に、ネイ
ルが、カートリッジに形成された側面溝と、シャッタに
形成された爪との間に生じる間隙に入り込んだ、本発明
にかかる情報処理装置の側面図である。
【図12】従来の情報処理装置の斜視図である。
【図13】図12記載のC−C線断面図である。
【図14】従来のカートリッジの斜視図である。
【図15】従来のカートリッジの平面図である。
【図16】従来のカートリッジの底面図である。
【図17】図15に記載した円Dで囲む部分の拡大図で
ある。
【符号の説明】
情報処理装置 1 シャーシ 11 カートリッジ装填部 111 ターンテーブル 112 ディスク回転機構 113 光ピックアップ装置 115 ピックアップガード部 118 カートリッジ装填機構 12 カートリッジ 2 光ディスク 23 シャッタ 25 開口部 26 受容領域 263 レベル X ライン Y

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクを内部に収容し、この光ディ
    スクへのアクセスを許容する開口部と、この開口部を開
    閉する摺動自在なシャッタとを備えたカートリッジが装
    填されるシャーシ上のカートリッジ装填部に、前記光デ
    ィスクを回転させるディスク回転機構のターンテーブル
    及び回転中の光ディスクに前記開口部を介してレーザー
    光を照射する光ピックアップ装置が前記シャーシの表面
    より突出した状態で設けられる一方、前記カートリッジ
    のシャッタを開放するとともに該カートリッジを保持し
    て外部のカートリッジ取出位置と前記カートリッジ装填
    部との間を移動させるカートリッジ装填機構が設けられ
    た情報処理装置において、 前記カートリッジがカートリッジ装填部に正規に装填さ
    れた際は、前記光ディスクと接触しないようカートリッ
    ジの開口部内に侵入し、カートリッジがカートリッジ装
    填部に誤挿入されるか或いは前記シャッタが開放されな
    いまま装填された際にはカートリッジ或いはシャッタと
    干渉するピックアップガード部が前記シャーシ上に設け
    られたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ピックアップガード部は、前記ター
    ンテーブルの最頂部と、前記光ピックアップ装置が光デ
    ィスクの最外周位置にある時の光ピックアップ装置の最
    頂部とを結ぶレベルよりも突出する高さ寸法に設定され
    たことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ピックアップガード部は、前記ター
    ンテーブル及び光ピックアップ装置のそれぞれカートリ
    ッジ挿入側に最も近いポイント同士を結ぶラインよりも
    カートリッジ挿入側に偏位されたことを特徴とする請求
    項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記ピックアップガード部は前記シャー
    シの一部を折曲することにより形成されたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか一つに記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4に記載の情報処理装置に
    装填されるカートリッジであって、前記ピックアップガ
    ード部を受容する領域が光ディスクの外周縁の外側に位
    置するよう前記開口部に設けられたことを特徴とするカ
    ートリッジ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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