JP2003115151A - 記録媒体再生装置 - Google Patents

記録媒体再生装置

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JP2003115151A
JP2003115151A JP2001306320A JP2001306320A JP2003115151A JP 2003115151 A JP2003115151 A JP 2003115151A JP 2001306320 A JP2001306320 A JP 2001306320A JP 2001306320 A JP2001306320 A JP 2001306320A JP 2003115151 A JP2003115151 A JP 2003115151A
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邦也 里見
Kenji Wakatsuki
憲司 若槻
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    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
    • G11B17/053Indirect insertion, i.e. with external loading means
    • G11B17/056Indirect insertion, i.e. with external loading means with sliding loading means

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Moving Of Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体を容易に着脱できる記録媒体再生装
置を提供する。 【解決手段】 記録媒体再生装置1は記録媒体としての
CD2の情報を読み出す装置であって機器本体3とトレ
ー4を備えている。機器本体3は扁平な箱状である。ト
レー4はトレー本体5とピックアップ部6とロック機構
とを備えている。トレー本体5は扁平な箱状である。ピ
ックアップ部6はトレー本体5に対し変位自在にトレー
本体5に支持されている。ロック機構はピックアップ部
6のトレー本体5に対する変位を許容する許容位置とピ
ックアップ部6のトレー本体5に対する変位を規制する
規制位置とに亘って変位自在である。トレー4は機器本
体3内に収容される再生位置と機器本体3外に突出する
取り出し位置とに亘って変位する。トレー4が再生位置
に位置するとロック機構が許容位置に位置する。トレー
4が取り出し位置に位置するとロック機構が規制位置に
位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、Compact
Discなどの記録媒体から情報を読み出す記録媒体再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、移動体としての自動車のインス
トルメントパネル(以下インパネと呼ぶ)には、記録媒
体再生装置としてのCDプレーヤが取り付けられる。C
Dプレーヤは、Compact Disc(以下CDと呼ぶ)などの
記録媒体が記録した情報を読み出す。
【0003】前記CDプレーヤは、前記インパネなどに
取り付けられるためにより小型化を図ることが望まれて
いる。このため、前記CDプレーヤは、前記インパネに
取り付けられる機器本体と、前記機器本体から出し入れ
自在に設けられたトレーと、を備えたものが提案されて
いる。前記機器本体は、箱状に形成されている。トレー
は、表面上にCDが置かれるとともに前記機器本体から
出し入れ自在なトレー本体と、前記トレー本体に取り付
けられた回転テーブルや光ピックアップ等を備えた再生
機構部と、を備えている。
【0004】再生機構部は、ゴムなどの弾性体からなる
ダンパと、コイルばねなどによって、前記トレー本体に
対して変位自在に前記トレー本体に支持されている。
【0005】回転テーブルは、トレー本体に回転自在に
設けられている。回転テーブルは、モータなどの駆動源
によって回転駆動される。回転テーブルは、CDの中央
孔内に侵入してCDをクランプするクランパを備えてい
る。回転テーブルは、クランパによりクランプされたC
Dを回転する。光ピックアップは、前記回転テーブルに
近づいたり該回転テーブルから離れる方向に移動自在で
ある。光ピックアップは、前記CDに記録された情報を
読み出すことができる。
【0006】前述した構成のCDプレーヤは、機器本体
外に突出されたトレーにCDを着脱させる構成となって
いる。CDプレーヤは、CDが装着されたトレーを機器
本体内に収容して、光ピックアップでCDに記録されて
いる情報を読み出す。
【0007】前述した構成のCDプレーヤは、CDに記
録されている情報を読み出すための再生機構部をトレー
本体に備え付けた構成にしている。よって、装置全体の
小型化、薄型化を図ることができる。また、前記再生機
構部がダンパやばねなどの弾性部材によって、トレー本
体に変位自在に支持されることによって、走行中に前記
自動車が振動しても、再生機構部がCDに記録されてい
る情報を確実に読み出すことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
CDプレーヤでは、再生機構部がトレー本体に対し弾性
部材により変位自在に設けられている。このため、機器
本体外に突出したトレーに対しCDを取り付ける際、ま
たは取り付けられているCDを取り外す際に再生機構部
がトレー本体に対し変位することになる。すなわち、C
Dを再生機構部のクランパに着脱する際には、クランパ
のクランプ力に抗した力を掛ける必要があるため、再生
機構部が変位する状態にあると、その着脱操作が良好に
行えないという不具合が生じることになる。
【0009】したがって、本発明の目的は、記録媒体を
容易に着脱できる記録媒体再生装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載の本発明の記録媒体再
生装置は、機器本体内に収容されて記録媒体に記録され
た情報を読み出す再生位置と前記機器本体外に突出して
記録媒体が着脱自在な着脱位置とに亘って移動自在とな
るトレーを備えた記録媒体再生装置において、前記トレ
ーは、トレー本体と、前記トレー本体に対し変位自在に
支持されているとともに、記録媒体を装着し該記録媒体
に記録された情報を読み出す再生機構部とを備え、前記
再生機構部が前記トレー本体に対し変位することを許容
する許容位置と、前記再生機構部がトレー本体に対し変
位することを規制する規制位置とに亘って変位自在であ
るとともに、前記トレーが再生位置に位置すると前記許
容位置に位置しかつ前記トレーが着脱位置に位置すると
前記規制位置に位置する変位規制手段を備えたことを特
徴としている。
【0011】請求項2に記載の本発明の記録媒体再生装
置は、請求項1記載の記録媒体再生装置において、前記
トレーの前記機器本体内外への移動に連動して、前記変
位規制手段が前記許容位置と前記規制位置とに亘って変
位することを特徴としている。
【0012】請求項3に記載の本発明の記録媒体再生装
置は、請求項2記載の記録媒体再生装置において、前記
トレーを前記再生位置に保持する保持位置と、前記トレ
ーを前記再生位置と前記着脱位置とに亘って移動自在な
状態とする保持解除位置と、に亘って変位自在な保持手
段を備え、前記保持手段が前記保持位置から前記保持解
除位置に変位するのと連動して前記変位規制手段が前記
許容位置から前記規制位置に変位することを特徴として
いる。
【0013】請求項4に記載の本発明の記録媒体再生装
置は、請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の記録
媒体再生装置において、前記変位規制手段は、前記許容
位置から前記規制位置に変位する際に、前記トレーを前
記着脱位置に向けて移動させることを特徴としている。
【0014】請求項5に記載の本発明の記録媒体再生装
置は、請求項4記載の記録媒体再生装置において、前記
変位規制手段は、前記トレー本体に回転自在に支持され
たアーム部と、前記アーム部をその一端部が前記再生機
構部内に侵入する方向に付勢する付勢手段と、を備え、
前記アーム部が前記許容位置から前記規制位置に回転す
る際、前記付勢手段の付勢力によりその他端部が前記ト
レーを押圧して前記着脱位置に向けて移動させることを
特徴としている。
【0015】請求項6に記載の本発明の記録媒体再生装
置は、請求項5記載の記録媒体再生装置において、前記
アーム部の一端部が前記再生機構部内に侵入したときに
その一端部近傍を支持する支持手段を備えていることを
特徴としている。
【0016】請求項7に記載の本発明の記録媒体再生装
置は、請求項5又は6記載の記録媒体再生装置におい
て、前記アーム部の一端部は、前記再生機構部に近づく
にしたがって徐々に細く形成されていることを特徴とし
ている。
【0017】請求項8に記載の本発明の記録媒体再生装
置は、請求項5乃至7のうちいずれか一項に記載の記録
媒体再生装置において、前記再生機構部は、前記アーム
部の一端部が侵入する孔を備えており、前記孔は、前記
アーム部の一端部が侵入する方向と逆方向に向かってそ
の侵入する方向に対し交差する方向の幅が徐々に広くな
っていることを特徴としている。
【0018】請求項1に記載した本発明の記録媒体再生
装置によれば、トレーが着脱位置に位置すると変位規制
手段が規制位置に位置する。このため、トレーが着脱位
置に位置すると、再生機構部がトレー本体に対し変位し
にくくなる。
【0019】また、トレーが再生位置に位置すると変位
規制手段が許容位置に位置する。このため、トレーが再
生位置に位置すると、再生機構部がトレー本体に対し変
位自在となる。したがって、振動などが作用しても、再
生機構部は、記録媒体に記録されている情報を確実に読
み出すことができる。
【0020】請求項2に記載した本発明の記録媒体再生
装置によれば、トレーの移動に連動して、変位規制手段
が変位するので、トレーが着脱位置に位置すると変位規
制手段が規制位置に確実に位置する。このため、トレー
が着脱位置に位置すると、再生機構部がトレー本体に対
し確実に変位しにくくなる。
【0021】また、トレーが再生位置に位置すると変位
規制手段が許容位置に位置する。このため、トレーが再
生位置に位置すると、再生機構部がトレー本体に対し確
実に変位自在となる。したがって、振動などが作用して
も、再生機構部は、記録媒体に記録されている情報をよ
り確実に読み出すことができる。
【0022】請求項3に記載した本発明の記録媒体再生
装置によれば、保持手段が保持位置から保持解除位置に
変位するのと連動して、変位規制手段が許容位置から規
制位置に変位する。このため、トレーを機器本体外に突
出させるのと連動して、再生機構部がトレー本体に対し
変位しにくくなる。したがって、トレーが着脱位置に変
位すると、再生機構部がトレー本体に対しより確実に変
位しなくなる。
【0023】請求項4に記載した本発明の記録媒体再生
装置によれば、許容位置から規制位置に変位する際に、
変位規制手段は、トレーを着脱位置に向けて移動する。
このため、トレーを機器本体外に突出させるのと連動し
て、再生機構部がトレー本体に対し確実に変位しにくく
なる。したがって、トレーが着脱位置に変位すると、再
生機構部がトレー本体に対しより確実に変位しなくな
る。
【0024】請求項5に記載した本発明の記録媒体再生
装置によれば、変位規制手段が、アーム部と、該アーム
部を付勢する付勢手段とを備えている。付勢手段は、一
端部が再生機構部内に侵入する方向に、アーム部を付勢
している。許容位置から規制位置に回転する際、付勢手
段は、トレーを着脱位置に向けて移動させる。
【0025】このため、トレーが、付勢手段の付勢力に
よって再生位置から着脱位置に向かって確実に変位す
る。また、規制位置ではアーム部の一端部が再生機構部
内に侵入して、再生機構部がトレー本体に対し相対的に
より確実に変位しにくくなる。
【0026】また、許容位置ではアーム部の一端部が再
生機構部内から抜け出る。このため、許容位置では、再
生機構部は、トレー本体に対し相対的に確実に変位自在
となる。したがって、記録媒体に記録されている情報を
確実に読み出すことができる。
【0027】請求項6に記載した本発明の記録媒体再生
装置によれば、支持手段が、再生機構部内に侵入したア
ーム部の一端部の近傍を支持する。このため、規制位置
では、アーム部の一端部が再生機構部内から抜け出るこ
とを防止できる。支持手段は、アーム部の一端部を支持
するのが望ましい。
【0028】請求項7に記載した本発明の記録媒体再生
装置によれば、アーム部の一端部が再生機構部に近づく
にしたがって徐々に細く形成されている。このため、ア
ーム部の一端部が再生機構部内に確実に侵入できる。
【0029】請求項8に記載した本発明の記録媒体再生
装置によれば、孔の幅が、アーム部の一端部が侵入する
方向と逆方向に向かって徐々に広くなっている。このた
め、孔内にアーム部の一端部がより確実に侵入できる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態にかかる記録
媒体再生装置1を図1ないし図10を参照して説明す
る。図1などに示す記録媒体再生装置1は、例えば、移
動体としての自動車のインストルメントパネル(以下イ
ンパネと呼ぶ)に装着される。記録媒体再生装置1は、
記録媒体としてのCD2(図1などに示す)を収容し
て、該CD2に記録された情報を読み出して(再生し
て)音声として出力する。
【0031】記録媒体再生装置1は、図1などに示すよ
うに、機器本体3と、トレー4と、保持手段としての第
2のロック機構8(図2ないし図7に示す)と、を備え
ている。機器本体3は、前記インパネに取り付けられ
る。機器本体3は、略平坦な底壁9と、該底壁9と間隔
をあけて相対する略平坦な天井壁10と、これらの底壁
9と天井壁10との双方に連なる複数の周壁11と、を
備えて、扁平な箱状に形成されている。
【0032】複数の周壁11のうち図1中の手前側に位
置する一つの周壁11には、トレー通し孔12が形成さ
れている。トレー通し孔12は、前記一つの周壁11を
貫通している。トレー通し孔12は、内側にトレー4を
通すことができる。前記トレー通し孔12内を通って、
前記トレー4は、図1中の矢印Kに沿って変位して、機
器本体3内に収容されたり、該機器本体3内から排出さ
れる(機器本体3外に突出する)。
【0033】また、機器本体3の内側には、図2ないし
図7に示すように、一対のガイドレール13が取り付け
られている。一対のガイドレール13は、機器本体3の
幅方向の両端部に取り付けられている。即ち、一対のガ
イドレール13は、トレー通し孔12の両端部に取り付
けられている。ガイドレール13は、それぞれ、一方向
に沿って延びている。ガイドレール13の長手方向は、
トレー通し孔12からみて機器本体3の奥行き方向に沿
って延びている。即ち、ガイドレール13の長手方向
は、前記矢印Kに沿っている。
【0034】トレー4は、図3、図5及び図7に示すよ
うに、平面形が矩形状のトレー本体5と、再生機構部6
と、変位規制手段としてのロック機構7と、を備えてい
る。トレー本体5は、底壁14と、この底壁14と間隔
をあけて相対する天井壁15と、手前壁16と、奥壁1
7と、一対の側壁18と、を備えて、扁平な箱状に形成
されている。
【0035】底壁14は、底壁9と平行である。天井壁
15は、天井壁10と平行である。手前壁16は、底壁
14と天井壁15とを互いに連ねている。手前壁16
は、トレー通し孔12が形成された周壁11と平行であ
る。手前壁16は、後述の再生位置で、トレー通し孔1
2が形成された周壁11と略同一平面上に位置する。
【0036】奥壁17は、底壁14と天井壁15とを互
いに連ねており、図1中奥側に位置する周壁11と平行
である。奥壁17は、再生位置で手前壁16と奥壁17
と一対の側壁18の中で最もトレー通し孔12から離れ
ている。一対の側壁18は、互いに間隔をあけて相対し
ているとともに、互いに平行である。側壁18は、底壁
14と天井壁15とを互いに連ねており、機器本体3の
幅方向の両端に位置する周壁11と平行である。
【0037】また、トレー本体5には、窪み19と、係
止部20と、一対のストッパ21が設けられている。窪
み19は、トレー本体5の図1中上側に位置する天井壁
15から凹に形成されている。窪み19の平面形は、C
D2の外形に沿って略円形である。窪み19内に、CD
2を位置付ける。即ち、トレー本体5即ちトレー4の表
面上には、CD2が置かれる。窪み19には、再生機構
部取付孔22が開口している。再生機構部取付孔22
は、窪み19の底面を貫通している。
【0038】係止部20は、一対の側壁18のうち一方
からトレー本体5の外方向に突出している。即ち、係止
部20は、トレー本体5の幅方向の一端部から外方向に
突出している。係止部20は、トレー本体5即ちトレー
4が機器本体3内に収容されると、トレー本体5の図1
中の奥行き方向(図1中の矢印Kに沿う方向)のトレー
通し孔12から離れた側の端部に設けられている。係止
部20には、第2のロック機構8の後述のロックアーム
46が係止可能である。
【0039】ストッパ21は、ロック機構7の後述する
アーム40の近傍に配されている。ストッパ21は、ト
レー本体5の天井壁15の内面から底壁14に向かって
立設している。ストッパ21は、図9に示すように、天
井壁15から立設した立設片23と、立設片23の天井
壁15から離れた側の端部に連なる平行片24と、を一
体に備えている。
【0040】平行片24は、立設片23の端部からトレ
ー本体5の幅方向に沿って外側に延びている。一対のス
トッパ21は、後述するアーム40が規制位置に位置す
ると、立設片23にアーム40の一端部40aを接触さ
せかつアーム40の一端部40aを天井壁15と平行片
24との間に挟む。
【0041】ストッパ21は、規制位置に変位したアー
ム40の一端部40aを天井壁15と平行片24との間
に挟んで、該アーム40の位置ずれを防止する。即ち、
ストッパ21は、規制位置に位置したアーム40の一端
部40a及び一端部40aの近傍を支持する。なお、ス
トッパ21は、本明細書に記した支持手段をなしてい
る。
【0042】トレー本体5は、幅方向の両端部を一対の
ガイドレール13に支持されている。トレー本体5は、
ガイドレール13の長手方向に沿って移動自在にガイド
レール13に支持されている。トレー本体5は、ガイド
レール13に沿って移動すると、トレー通し孔12の内
側を通る。こうして、トレー本体5即ちトレー4は、機
器本体3内に収容される位置(以下再生位置と呼ぶ)
と、機器本体3外に突出する位置(以下着脱位置と呼
ぶ)とに亘って移動(変位)する。
【0043】なお、再生位置では、記録媒体再生装置1
は、CD2内に記録された情報を読み出すことができ
る。着脱位置では、窪み19内に位置付けられたCD2
を取り出すことができるとともに、窪み19内にCD2
を位置付けることができる。即ち、着脱位置では、トレ
ー本体5すなわちトレー4にCD2を着脱自在である。
【0044】再生機構部6は、図2ないし図7に示すよ
うに、再生機構部本体25と、回転テーブル26と、光
ピックアップ27などを備えている。再生機構部本体2
5は、板金を折り曲げられて得られる。再生機構部本体
25は、略平坦な天井壁28と、この天井壁28の外縁
に連なる複数の周壁29と、を備えている。天井壁28
の平面形は、再生機構部取付孔22の平面形に沿ってい
る。天井壁28には、ピックアップ露出孔30が設けら
れている。ピックアップ露出孔30は、勿論天井壁28
を貫通している。
【0045】複数の周壁29は、それぞれ、天井壁28
から立設している。複数の周壁29のうち二つの周壁2
9には、孔31が設けられている。孔31は、勿論周壁
29を貫通している。孔31は、平面形状が略矩形であ
る。再生機構部6がトレー本体5に取り付けられると、
孔31の長手方向は、トレー本体5即ちトレー4の幅方
向に沿う。孔31内には、アーム40の一端部40aが
侵入する。
【0046】回転テーブル26は、前記天井壁28に取
り付けられる基部32と、前記ピックアップ露出孔30
内を通って窪み19内に露出するテーブル33と、を備
えている。回転テーブル26は、CD2の外形に沿って
略円形に形成された窪み19の中央に配されている。基
部32は、テーブル33を回転させるための図示しない
モータを収容している。
【0047】テーブル33の平面形は円形に形成されて
いる。テーブル33は、基部32に回転自在に支持され
ている。テーブル33の表面から突没自在な突没部材3
4を、テーブル33は、複数備えている。突没部材34
は、テーブルの周方向に沿って略等間隔に配されてい
る。図示例では、突没部材34は、三つ設けられてい
る。
【0048】また、突没部材34は、図示しないコイル
ばねなどによって、テーブル33の表面から突出する方
向に付勢されている。テーブル33は、CD2の中央孔
内に侵入する。すると、突没部材34は、一旦テーブル
33の表面に没した後、再びテーブル33の表面から突
出して、CD2の中央孔の内縁に係止する。回転テーブ
ル26は、テーブル33の突没部材34がCD2の内縁
に係止した後、基部32内のモータなどの駆動力によっ
てCD2を回転させる。
【0049】光ピックアップ27は、前記CD2に記録
されている情報を読み出す。光ピックアップ27は、駆
動機構35などによって、回転テーブル26に接離され
る。駆動機構35は、図3、図5及び図7に示すよう
に、モータ36とねじ軸37と支持軸38などを備えて
いる。モータ36は、天井壁28に取り付けられる。ね
じ軸37は、天井壁28に回転自在に支持されている。
ねじ軸37は、モータ36の回転駆動力によってその軸
芯回りに回転される。ねじ軸37の長手方向は、窪み1
9内に位置付けられたCD2の径方向に沿っている。支
持軸38は、天井壁28に取り付けられているととも
に、ねじ軸37と平行に配されている。
【0050】光ピックアップ27は、ピックアップ露出
孔30を通して露出する格好で、前記ねじ軸37と支持
軸38とに支持されている。光ピックアップ27は、一
端部がねじ軸37に螺合しているとともに、他端部が支
持軸38に移動自在に支持されている。光ピックアップ
27は、支持軸38の長手方向に沿って移動自在であ
る。
【0051】こうして、光ピックアップ27は、駆動機
構35のモータ36の駆動力によって、窪み19内に位
置付けられたCD2の径方向に沿って移動する。光ピッ
クアップ27は、窪み19内に位置付けられたCD2の
径方向に沿って移動して、回転テーブル26に接離す
る。なお、回転テーブル26に接離するとは、回転テー
ブル26に近づいたり、回転テーブル26から離れるこ
とである。
【0052】また、再生機構部6は、ゴムなどの弾性体
からなるダンパ39(図3、図5及び図7に示す)と、
図示しないコイルばねなどによって、前記トレー本体5
に対し移動自在に、該トレー本体5内に支持される。な
お、これらのダンパ39とコイルばねは、弾性部材であ
る。このとき、再生機構部本体25の天井壁28は、再
生機構部取付孔22を通して、窪み19内に露出してい
るとともに、窪み19の底面と略同一平面上に位置す
る。
【0053】突没部材34がCD2の中央孔の内縁に係
止して、回転テーブル26がCD2をクランプする(取
り付ける)。そして、再生機構部6は、回転テーブル2
6でCD2を回転させて、光ピックアップ27で該CD
2に記録されている情報を読み出す。
【0054】そして、再生機構部6は、前記自動車の走
行中の振動によって機器本体3が振動しても、前記ダン
パ39とコイルばねとによって、トレー本体5即ち機器
本体3に対し移動する。このように、前記ダンパ39と
コイルばねなどは、前記自動車の走行中の振動などが前
記CD2に記録されている情報を読み出す作業に悪影響
を与えることを防止する。
【0055】ロック機構7は、図3、図5及び図7に示
すように、一対のアーム40と、付勢手段としてのコイ
ルばね41と、を備えている。アーム40の平面形状
は、略く字状に形成されている。アーム40は、再生機
構部6より記録媒体再生装置1の奥側に配されている。
アーム40は、長手方向の中央部がトレー本体5の天井
壁15に回転自在に支持されている。一端部40aが孔
31を通して再生機構部6内に侵入する位置(以下規制
位置と呼ぶ)と、一端部40aが再生機構部6内から抜
け出る位置(以下許容位置と呼ぶ)とに亘って、アーム
40は、矢印K1(図3に示す)と矢印K2(図4ない
し図7に示す)に沿って変位自在である。
【0056】規制位置では、一端部40aが再生機構部
6内に侵入して、再生機構部6のトレー本体5に対する
変位が規制される。即ち、規制位置では、再生機構部6
は、トレー本体5に対して変位しにくくなる。または、
規制位置では、再生機構部6は、トレー本体5に対して
変位しなくなる。規制位置では、アーム40の他端部4
0bは、トレー本体5の奥壁17の外面から外方向に突
出する。
【0057】許容位置では、一端部40aが再生機構部
6内から抜け出て、再生機構部6のトレー本体5に対す
る変位が許容される。即ち、許容位置では、再生機構部
6は、トレー本体5に対して変位自在となる。許容位置
では、アーム40の他端部40bは、トレー本体5内に
略収容される。
【0058】また、孔31内に侵入する際には、アーム
40の一端部40aは、図10中の矢印S1に沿って、
孔31の長手方向の一方の端部31a(図10に示す)
に侵入した後、孔31の他方の端部31b(図10に示
す)内に侵入する。なお、孔31の一方の端部31a
は、トレー本体5の幅方向の外側に位置し、孔31の他
方の端部31bは、トレー本体5の幅方向の内側に位置
する。また、矢印S1は、本明細書に記したアーム(ア
ーム部)40の一端部40aが孔31内に侵入する方向
をなしている。
【0059】さらに、孔31内に侵入する際には、アー
ム40の一端部40aは、トレー本体5の内側に位置す
る一方の側縁42から前記孔31内に侵入する。また、
前記一端部40aは、図8に示すように、トレー本体5
の外側に位置する他方の側縁43から前記一方の側縁4
2に向かうにしたがって、徐々に細くなるように形成さ
れている。こうして、一端部40aは、許容位置におい
て、再生機構部6に近づくにしたがって徐々に細く形成
されている。なお、アーム40は、本明細書に記したア
ーム部に相当する。
【0060】コイルばね41は、一対のアーム40の一
端部40a間に掛け渡されている。コイルばね41は、
一端部40aを互いに近づける方向に、一対のアーム4
0を付勢している。こうして、コイルばね41は、アー
ム40を前記規制位置に向かって付勢している。即ち、
コイルばね41は、一端部40aが再生機構部6内に侵
入する方向にアーム40を付勢している。なお、図示例
では、コイルばね41は、一つのみ設けられているが、
本発明では、コイルばね41を一対設けても良い。この
場合も、コイルばね41は、一端部40aが互いに近づ
く方向に、一対のアーム40を付勢するのが望ましい。
【0061】第2のロック機構8は、トレー本体5の幅
方向の一方の端部に取り付けられている。第2のロック
機構8は、スイッチ44(図1に示す)と、レバー45
(図2ないし図7に示す)と、ロックアーム46(図2
ないし図7に示す)と、コイルばね47(図2ないし図
7に示す)と、を備えている。スイッチ44は、機器本
体3のトレー通し孔12が形成された周壁11に取り付
けられている。スイッチ44は、矢印Kに沿って移動自
在に周壁11に支持されている。
【0062】レバー45は、帯状に形成されている。レ
バー45は、矢印Kに沿って移動自在に機器本体3に支
持されている。レバー45の一端部45aは、スイッチ
44と接触している。レバー45は、スイッチ44とと
もに矢印Kに沿って移動自在である。
【0063】ロックアーム46は、鉛直方向に沿う軸芯
を中心として、機器本体3に回転自在に支持されてい
る。ロックアーム46の一端部は、レバー45の他端部
45bと連結している。ロックアーム46は、矢印Kに
沿ってレバー45が移動すると、回転する。ロックアー
ム46の他端部には、係止爪48が設けられている。係
止爪48は、トレー本体5の係止部20に係止可能であ
る。
【0064】ロックアーム46は、係止爪48がトレー
4に近づいてトレー本体5の係止部20に係止する位置
(以下保持位置と呼ぶ)と、係止爪48がトレー4から
離れてトレー本体5の係止部20との係止が解除される
位置(以下保持解除位置と呼ぶ)とに亘って変位自在
(回転自在)である。コイルばね47は、一端部45a
が周壁11即ちスイッチ44に近づく方向に、レバー4
5を付勢している。
【0065】前述した構成の第2のロック機構8は、コ
イルばね47の付勢力によって、ロックアーム46が前
記保持位置に保たれる。この状態で、係止爪48がトレ
ー本体5の係止部20に係止すると、トレー4を再生位
置に保持する。前記コイルばね47の付勢力に抗して、
スイッチ44を周壁11に向かって押すとレバー45が
トレー本体5の奥側に向かって変位して、ロックアーム
46が保持解除位置に変位する。すると、係止爪48と
係止部20との係止が解除されて、トレー4を再生位置
と着脱位置とに亘って移動自在な状態とする。
【0066】前述した構成の記録媒体再生装置1は、ト
レー4が図2及び図3に示す再生位置から図6及び図7
に示す着脱位置に、以下に示すように移動する。図2及
び図3に示す再生位置では、コイルばね47の付勢力に
よってロックアーム46が保持位置に保たれている。ロ
ックアーム46の係止爪48がトレー本体5の係止部2
0に係止している。
【0067】また、他端部40bが機器本体3の内面に
接触しているとともに、一端部40aが孔31即ち再生
機構部6から抜け出て、アーム40が許容位置に位置し
ている。そして、再生機構部6が、ダンパ39やコイル
ばねなどによって、トレー本体5に対して変位自在とな
っている。
【0068】コイルばね47の付勢力に抗して、スイッ
チ44を機器本体3の奥に向かって押すと、ロックアー
ム46が保持解除位置に変位する。係止爪48と係止部
20との係止が解除される。コイルばね41の付勢力に
よって、アーム40が図3中の矢印K1に沿って変位す
る。アーム40の他端部40bが機器本体3のトレー通
し孔12が形成されている周壁11と対向する周壁11
の内面を押すとともに、一端部40aが互いに近づく。
【0069】アーム40の他端部40bがトレー本体5
の奥壁17から該トレー本体5の外方向に突出するとと
もに、アーム40の一端部40aが、孔31の一方の端
部31aに一旦侵入した後孔31の他方の端部31bに
侵入する。そして、図4及び図5に示すように、トレー
4の一部が機器本体3外に突出するとともに、アーム4
0が規制位置に変位する。
【0070】こうして、アーム40が許容位置から規制
位置に回転する際、コイルばね41の付勢力により、そ
の他端部40bがトレー4を押圧して着脱位置に向けて
移動させる。このように、ロック機構7は、許容位置か
ら規制位置に変位する際に、トレー4を着脱位置に向け
て移動させる。再生機構部6がトレー本体5に対して変
位しにくくなる(又は変位しなくなる)。このとき、ア
ーム40の一端部40aは、ストッパ21に支持されて
いる。
【0071】その後、トレー4をトレー通し孔12を通
して、機器本体3外に引き出す。トレー4は、図6及び
図7に示すように、着脱位置に変位する。窪み19内に
CD2を位置付けて回転テーブル26にCD2をクラン
プさせたり、CD2を回転テーブル26から取り外す。
【0072】着脱位置に変位したトレー4を再生位置に
変位させる際には、図6及び図7に示す着脱位置から、
トレー通し孔12を通して機器本体3の奥に向かってト
レー4を押す。すると、図4及び図5に示すように、ア
ーム40の他端部40bが機器本体3のトレー通し孔1
2が形成された周壁11と対向する周壁11の内面に接
触する。さらに、トレー4を機器本体3の奥に向かって
押すと、コイルばね41の付勢力に抗して、アーム40
が図4及び図5中の矢印K2に沿って変位する。
【0073】他端部40bが機器本体3の内面から押さ
れて、一端部40aが孔31から抜け出る。アーム40
は、許容位置に位置する。さらに、コイルばね47の付
勢力に抗して、ロックアーム46が一旦保持解除位置に
変位した後、再び保持位置に変位して、係止爪48が係
止部20に係止する。こうして、トレー4が再生位置に
位置するとともに、ロック機構7のアーム40が許容位
置に変位して、再生機構部6がトレー本体5に対して変
位自在となる。
【0074】このように、前述した構成の記録媒体再生
装置1では、トレー4が再生位置に位置すると、ロック
機構7のアーム40が許容位置に位置して、再生機構部
6がトレー本体5に対して変位自在となる。また、トレ
ー4が着脱位置に位置すると、ロック機構7のアーム4
0が規制位置に位置して、再生機構部6のトレー本体5
に対する変位が規制される。
【0075】さらに、トレー4が再生位置から着脱位置
に変位するのに連動して、ロック機構7のアーム40が
許容位置から規制位置に変位する。トレー4が着脱位置
から再生位置に変位するのに連動して、ロック機構7の
アーム40が規制位置から許容位置に変位する。第2の
ロック機構8のロックアーム46が保持位置から保持解
除位置に変位するのに連動して、トレー4が再生位置か
ら着脱位置に向かって移動(変位)する。
【0076】本実施形態によれば、トレー4が着脱位置
に位置するとロック機構7のアーム40が規制位置に位
置する。このため、トレー4が着脱位置に位置すると、
再生機構部6がトレー本体5に対し変位しにくくなる。
したがって、トレー4の再生機構部6にCD2を着脱す
る際に、再生機構部6が変位しにくくなる。したがっ
て、トレー4の再生機構部6にCD2を容易に着脱でき
る。
【0077】また、トレー4が再生位置に位置するとロ
ック機構7のアーム40が許容位置に位置する。このた
め、トレー4が再生位置に位置すると、再生機構部6が
トレー本体5に対し変位自在となる。したがって、振動
などが作用しても、再生機構部6は、CD2に記録され
ている情報を確実に読み出すことができる。
【0078】第2のロック機構8のロックアーム46が
保持位置から保持解除位置に変位するのと連動して、ロ
ック機構7のアーム40が許容位置から規制位置に変位
する。このため、トレー4を機器本体3外に突出させる
のと連動して、再生機構部6がトレー本体5に対し変位
しなくなる。したがって、トレー4が着脱位置に変位す
ると、再生機構部6がトレー本体5に対しより確実に変
位しなくなる。したがって、トレー4の再生機構部6に
CD2をより容易に着脱できる。
【0079】ロック機構7が、アーム40と、該アーム
40を付勢するコイルばね41とを備えている。コイル
ばね41は、一端部40aが再生機構部6内に侵入する
方向に、アーム40を付勢している。また、トレー4が
再生位置に位置するとアーム40の他端部40bが機器
本体3に接触する。第2のロック機構8のロックアーム
46が保持位置から保持解除位置に変位すると、コイル
ばね41はアーム40の他端部40bに機器本体3を押
させてトレー4を機器本体3内から突出させる。
【0080】このため、トレー4が、コイルばね41の
付勢力によって再生位置から着脱位置に向かって確実に
変位する。また、規制位置ではアーム40の一端部40
aが再生機構部6に侵入して、再生機構部6がトレー本
体5に対し相対的により確実に変位しにくくなる。した
がって、トレー4の再生機構部6にCD2を着脱する際
に、再生機構部6が変位しにくくなる。したがって、ト
レー4の再生機構部6にCD2をより一層容易に着脱で
きる。
【0081】また、許容位置ではアーム40の一端部4
0aが再生機構部6内から抜け出る。このため、許容位
置では、再生機構部6は、トレー本体5に対し相対的に
確実に変位自在となる。したがって、CD2に記録され
ている情報を確実に読み出すことができる。
【0082】ストッパ21が、規制位置に変位したアー
ム40の一端部40a及び該一端部40aの近傍を支持
する。このため、規制位置では、アーム40の一端部4
0aが位置ずれしないので、該アーム40の一端部40
aが再生機構部6内から抜け出ることを防止できる。し
たがって、トレー4の再生機構部6にCD2を着脱する
際に、再生機構部6が変位しにくくなる。したがって、
トレー4の再生機構部6にCD2を容易に着脱できる。
【0083】アーム40の一端部40aが再生機構部6
に近づくのにしたがって徐々に細く形成されている。こ
のため、アーム40の一端部40aが再生機構部6内に
確実に侵入できる。したがって、トレー4の再生機構部
6にCD2を着脱する際に、再生機構部6が変位しにく
くなる。したがって、トレー4の再生機構部6にCD2
を容易に着脱できる。
【0084】前述した実施形態では、孔31の平面形を
矩形状に形成している。しかしながら本発明では、図1
1に示すように、一方の端部31aから他方の端部31
bに向かうにしたがって、アーム40の一端部40aが
移動(変位)する方向に交差する方向の孔31の幅を徐
々に狭くしても良い。なお、図11に示す例では、前記
孔31の幅を段階的に狭くしている。しかしながら、本
発明では、前記孔31の幅を連続的に狭くしても良いこ
とは勿論である。
【0085】この場合、孔31の幅が、他方の端部31
bから一方の端部31aに向かうにしたがって徐々に広
くなっている。すなわち、孔31は、矢印S1と逆方向
の矢印S2に向かって、その侵入する方向(矢印S1)
に対し交差する方向の幅が、徐々に広くなっている。こ
のため、孔31内にアーム40の一端部40aが確実に
侵入できる。したがって、トレー4の再生機構部6にC
D2を着脱する着脱位置で、再生機構部6が変位しない
(変位しにくくなる)。したがって、トレー4の再生機
構部6にCD2を容易に着脱できる。
【0086】前述した実施形態では、コイルばね41の
付勢力によって、トレー4を機器本体3から突出させる
とともに、ロック機構7のアーム40を許容位置から規
制位置に変位させている。しかしながら本発明では、ト
レー4をモータなどの駆動力によって、再生位置と着脱
位置とに亘って変位させても良い。また、トレー4の機
器本体3に対する相対的な位置を検出する位置検出手段
を用いてアーム40の位置を検出して、アーム40をモ
ータなどの駆動力で回転させても良い。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明は、トレーが着脱位置に位置すると変位規制手段が
規制位置に位置する。このため、トレーが着脱位置に位
置すると、再生機構部がトレー本体に対し変位しにくく
なる。したがって、トレーの再生機構部に記録媒体を着
脱する際に、再生機構部が変位しにくくなる。したがっ
て、トレーに記録媒体を容易に着脱できる。
【0088】また、トレーが再生位置に位置すると変位
規制手段が許容位置に位置する。このため、トレーが再
生位置に位置すると、再生機構部がトレー本体に対し変
位自在となる。したがって、振動などが作用しても、再
生機構部は、記録媒体の情報を確実に読み出すことがで
きる。
【0089】請求項2に記載の本発明は、トレーの移動
に連動して、変位規制手段が変位するので、トレーが着
脱位置に位置すると変位規制手段が規制位置に確実に位
置する。このため、トレーが着脱位置に位置すると、再
生機構部がトレー本体に対し確実に変位しにくくなる。
したがって、トレーの再生機構部に記録媒体を着脱する
際に、再生機構部が変位しにくくなる。したがって、ト
レーに記録媒体を容易に着脱できる。
【0090】また、トレーが再生位置に位置すると変位
規制手段が許容位置に位置する。このため、トレーが再
生位置に位置すると、再生機構部がトレー本体に対し確
実に変位自在となる。したがって、振動などが作用して
も、再生機構部は、記録媒体に記録されている情報をよ
り確実に読み出すことができる。
【0091】請求項3に記載の本発明は、保持手段が保
持位置から保持解除位置に変位するのと連動して、変位
規制手段が許容位置から規制位置に変位する。このた
め、トレーを機器本体外に突出させるのと連動して、再
生機構部がトレー本体に対し変位しにくくなる。したが
って、トレーが着脱位置に位置すると、再生機構部がト
レー本体に対しより確実に変位しにくくなる。したがっ
て、トレーに記録媒体をより容易に着脱できる。
【0092】請求項4に記載の本発明は、許容位置から
規制位置に変位する際に、変位規制手段がトレーを着脱
位置に向けて移動する。このため、トレーを機器本体外
に突出させるのと連動して、再生機構部がトレー本体に
対し確実に変位しにくくなる。したがって、トレーが着
脱位置に変位すると、再生機構部がトレー本体に対しよ
り確実に変位しなくなる。したがって、トレーに記録媒
体をより一層容易に着脱できる。
【0093】請求項5に記載の本発明は、変位規制手段
が、アーム部と、該アーム部を付勢する付勢手段とを備
えている。付勢手段は、一端部が再生機構部内に侵入す
る方向に、アーム部を付勢している。許容位置から規制
位置に回転する際、付勢手段は、トレーを着脱位置に向
けて移動させる。
【0094】このため、トレーが、付勢手段の付勢力に
よって再生位置から着脱位置に向かって確実に変位す
る。また、規制位置ではアーム部の一端部が再生機構部
内に侵入して、再生機構部がトレー本体に対し相対的に
より確実に変位しなくなる。したがって、トレーの再生
機構部に記録媒体を着脱する際に、再生機構部が変位し
にくくなる。したがって、トレーに記録媒体をより一層
容易に着脱できる。
【0095】また、許容位置ではアーム部の一端部が再
生機構部内から抜け出る。このため、許容位置では、再
生機構部は、トレー本体に対し相対的に確実に変位自在
となる。したがって、記録媒体に記録されている情報を
確実に読み出すことができる。
【0096】請求項6に記載の本発明は、支持手段が、
再生機構部内に侵入したアーム部の一端部の近傍を支持
する。このため、規制位置では、アーム部の一端部が再
生機構部内から抜け出ることを防止できる。したがっ
て、トレーの再生機構部に記録媒体を着脱する際に、再
生機構部が確実に変位しにくくなる。したがって、トレ
ーに記録媒体を容易に着脱できる。
【0097】請求項7に記載の本発明は、アーム部の一
端部が再生機構部に近づくにしたがって徐々に細く形成
されている。このため、アーム部の一端部が再生機構部
内に確実に侵入できる。したがって、トレーの再生機構
部に記録媒体を着脱する際に、再生機構部がより一層確
実に変位しにくくなる。したがって、トレーに記録媒体
をより一層容易に着脱できる。
【0098】請求項8に記載の本発明は、孔の幅が、ア
ーム部の一端部が侵入する方向と逆方向に向かって徐々
に広くなっている。このため、孔内にアーム部の一端部
が確実に侵入できる。したがって、トレーの再生機構部
に記録媒体を着脱する際に、再生機構部がより一層確実
に変位しにくくなる。したがって、トレーに記録媒体を
より一層容易に着脱できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる記録媒体再生装置
を示す斜視図である。
【図2】図1に示された記録媒体再生装置のトレーが再
生位置に変位した状態を上方からみた説明図である。
【図3】図2に示された状態を下方からみた説明図であ
る。
【図4】図2に示された状態からトレーの一部が機器本
体外に突出した状態を上方からみた説明図である。
【図5】図4に示された状態を下方からみた説明図であ
る。
【図6】図1に示された記録媒体再生装置のトレーが着
脱位置に変位した状態を上方からみた説明図である。
【図7】図6に示された状態を下方からみた説明図であ
る。
【図8】図3中の矢印VIII方向からアームの一端部
をみた図である。
【図9】図7中のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図7中のX−X線に沿う断面図である。
【図11】図10に示された孔などの変形例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 記録媒体再生装置 2 CD(記録媒体) 3 機器本体 4 トレー 5 トレー本体 6 再生機構部 7 ロック機構(変位規制手段) 8 第2のロック機構(保持手段) 21 ストッパ(支持手段) 31 孔 31a 一方の端部 31b 他方の端部 40 アーム(アーム部) 40a 一端部 40b 他端部 41 コイルばね(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 若槻 憲司 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 Fターム(参考) 5D046 AA19 CB11 FA01 FA16 HA10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体内に収容されて記録媒体に記録
    された情報を読み出す再生位置と前記機器本体外に突出
    して記録媒体が着脱自在な着脱位置とに亘って移動自在
    となるトレーを備えた記録媒体再生装置において、 前記トレーは、トレー本体と、前記トレー本体に対し変
    位自在に支持されているとともに、記録媒体を装着し該
    記録媒体に記録された情報を読み出す再生機構部とを備
    え、 前記再生機構部が前記トレー本体に対し変位することを
    許容する許容位置と、前記再生機構部がトレー本体に対
    し変位することを規制する規制位置とに亘って変位自在
    であるとともに、前記トレーが再生位置に位置すると前
    記許容位置に位置しかつ前記トレーが着脱位置に位置す
    ると前記規制位置に位置する変位規制手段を備えたこと
    を特徴とする記録媒体再生装置。
  2. 【請求項2】 前記トレーの前記機器本体内外への移動
    に連動して、前記変位規制手段が前記許容位置と前記規
    制位置とに亘って変位することを特徴とする請求項1記
    載の記録媒体再生装置。
  3. 【請求項3】 前記トレーを前記再生位置に保持する保
    持位置と、前記トレーを前記再生位置と前記着脱位置と
    に亘って移動自在な状態とする保持解除位置と、に亘っ
    て変位自在な保持手段を備え、 前記保持手段が前記保持位置から前記保持解除位置に変
    位するのと連動して前記変位規制手段が前記許容位置か
    ら前記規制位置に変位することを特徴とする請求項2記
    載の記録媒体再生装置。
  4. 【請求項4】 前記変位規制手段は、前記許容位置から
    前記規制位置に変位する際に、前記トレーを前記着脱位
    置に向けて移動させることを特徴とする請求項1乃至3
    のうちいずれか一項に記載の記録媒体再生装置。
  5. 【請求項5】 前記変位規制手段は、前記トレー本体に
    回転自在に支持されたアーム部と、前記アーム部をその
    一端部が前記再生機構部内に侵入する方向に付勢する付
    勢手段と、を備え、 前記アーム部が前記許容位置から前記規制位置に回転す
    る際、前記付勢手段の付勢力によりその他端部が前記ト
    レーを押圧して前記着脱位置に向けて移動させることを
    特徴とする請求項4記載の記録媒体再生装置。
  6. 【請求項6】 前記アーム部の一端部が前記再生機構部
    内に侵入したときにその一端部近傍を支持する支持手段
    を備えていることを特徴とする請求項5記載の記録媒体
    再生装置。
  7. 【請求項7】 前記アーム部の一端部は、前記再生機構
    部に近づくにしたがって徐々に細く形成されていること
    を特徴とする請求項5又は6に記載の記録媒体再生装
    置。
  8. 【請求項8】 前記再生機構部は、前記アーム部の一端
    部が侵入する孔を備えており、 前記孔は、前記アーム部の一端部が侵入する方向と逆方
    向に向かってその侵入する方向に対し交差する方向の幅
    が徐々に広くなっていることを特徴とする請求項5乃至
    7のうちいずれか一項に記載の記録媒体再生装置。
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