JP2003115048A - 信号処理用並列処理論理回路 - Google Patents

信号処理用並列処理論理回路

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JP2003115048A JP2002218464A JP2002218464A JP2003115048A JP 2003115048 A JP2003115048 A JP 2003115048A JP 2002218464 A JP2002218464 A JP 2002218464A JP 2002218464 A JP2002218464 A JP 2002218464A JP 2003115048 A JP2003115048 A JP 2003115048A
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智志 重松
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衛 中西
Hiroki Morimura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピクセルアレイを構成する各ピクセルのサイ
ズを縮小する。 【解決手段】 マトリクス状に配置されたセンサと、各
センサに対応しかつ各センサからの2進数情報ISを基
に論理演算を行なう単位論理回路peとを有し、単位論
理回路は、センサから出力された2進数情報、この単位
論理回路から出力される2進数情報Yおよび他の単位論
理回路から出力された2進数情報IU,IR,ID,I
Lを入力として、所定の組合せ論理演算とその双対とな
る組合せ論理演算とのみを排他的に実行し、その実行結
果である2進数情報を他の単位論理回路へ出力する演算
手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス状に配
置された複数のデジタルデータ発生器の出力を、各デジ
タルデータ発生器に対応する複数の単位論理回路により
並列に処理する信号処理用並列処理論理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図66(a)に示すように、光または物
体表面の凹凸等を検出するセンサを搭載したピクセル1
10がマトリクス状に複数配置されたピクセルアレイ1
01と、このピクセルアレイ101を制御するコントロ
ーラ102と、制御プログラムを格納するメモリ103
とからなり、画像または物体の表面形状を読み取り、画
像処理等を行なうシステムが提案されている。
【0003】このようなシステムの1つである指紋認識
システムでは、ピクセルアレイ101の各センサで採取
した指紋画像を予め登録された登録画像と照合し、本人
認証を行なう。このとき、採取した指紋画像にノイズや
濃淡むら等の理想パタンからのずれが含まれると、登録
画像との照合精度が下がるという問題がある。このた
め、採取した画像のノイズや濃淡むら等を取り除いた後
で、登録画像との照合を行なうという前処理が必要とな
る。この前処理を行なう手法として、1)採取した画像
をピクセルアレイ101の外部に一度読み出し、汎用の
マイクロプロセッサで逐次処理を行なう、2)図66
(b)に示すように各ピクセル110に単位論理回路1
10pを搭載し、各単位論理回路110pにより画像を
並列処理する、という2つの手法がある。
【0004】1)の手法では、画像情報をピクセルアレ
イ101の外部に読み出す際に長時間を要するという問
題と、外部マイクロプロセッサで逐次処理する際に長時
間を要するという問題がある。また処理速度を高くする
ためにマイクロプロセッサの動作周波数を高めた場合に
は、消費電力が大きくなるという問題が発生する。これ
に対し2)の手法は並列処理であるので、短い演算ステ
ップ数で処理を実行できる。したがって1)の手法のよ
うに動作周波数を高めて処理速度を高くする必要がない
ので、消費電力が大きくなるという問題は起こらない。
また、採取した指紋画像をピクセルアレイ101の外部
に読み出す必要がないので、個人情報の漏洩を防止し、
安全性を高めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】2)の手法を採用する
場合、各ピクセル110に搭載する単位論理回路110
pには、従来は汎用性のあるマイクロプロセッサが用い
られていた。このマイクロプロセッサは多機能な論理演
算ブロックや十分なビット幅の記憶回路を有しているの
で、多様な画像処理が可能である反面、ピクセル110
の回路規模およびサイズが大きくなり、画像処理の解像
度が上げられないという問題があった。特に指紋等の画
像パタンの特徴的長さが決まっている場合には、これを
反映した解像度とするためピクセルサイズをある値以下
(約50μm以下)にする必要があり、従来方式では、
このサイズを達成できないという問題があった。
【0006】それ故、本発明の主目的は、ピクセルアレ
イを構成する各ピクセルのサイズを縮小することにあ
る。また、本発明の他の目的は、ピクセルアレイの画像
処理の分解能を高めることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】画像のノイズや濃淡むら
の除去等の前処理には、モルフォロジ処理が有用であ
る。本発明はモルフォロジ処理が互いに双対の関係にあ
る組合せ演算からなることに着目し、この種の組合せ演
算に単位論理回路の機能を限定することにより、単位論
理回路の回路規模を小さくするものである。すなわち本
発明の信号処理用並列処理論理回路は、マトリクス状に
配置されたデジタルデータ発生器と、各デジタルデータ
発生器に対応しかつ各デジタルデータ発生器からの2進
数情報を基に論理演算を行なう単位論理回路とを有し、
単位論理回路は、デジタルデータ発生器から出力された
2進数情報、この単位論理回路から出力される2進数情
報および他の単位論理回路から出力された2進数情報を
入力として、所定の組合せ論理演算とその双対となる組
合せ論理演算とのみを排他的に実行し、その実行結果で
ある2進数情報を他の単位論理回路へ出力する演算手段
を有することを特徴とする。デジタルデータ発生器とし
ては、電極間の距離に応じて変化する容量に基づく信号
を出力する容量式センサや、光の有無に基づく信号を出
力する光学式センサ等のセンサを用いてもよい。
【0008】この信号処理用並列処理論理回路におい
て、単位論理回路は、所定の組合せ論理演算を実行する
第1の論理回路と,所定の組合せ論理演算の双対となる
組合せ論理演算を実行する第2の論理回路と,第1の論
理回路と第2の論理回路とを排他的に切り替える制御回
路とを有する組合せ論理回路と、この組合せ論理回路に
よる実行結果である2進数情報を格納するとともに、格
納されている2進数情報を他の単位論理回路へ出力する
記憶回路とを有するものであってもよい。
【0009】ここで、単位論理回路は、記憶回路を複数
有し、さらに組合せ論理回路による実行結果を複数の記
憶回路の中から選択して格納させる第1の選択回路を有
し、複数の記憶回路のそれぞれに格納されている2進数
情報の少なくとも1つが他の単位論理回路へ出力される
ようにしてもよい。複数の記憶回路を使用することによ
り、演算の途中結果を複数個蓄積することができるの
で、演算機能の幅を広げることができる。また、単位論
理回路は、複数の記憶回路から出力された複数の2進数
情報の中から組合せ論理回路に入力させる2進数情報を
選択する第2の選択回路を更に有するようにしてもよ
い。選択回路によって選択される2進数情報の数は、0
(ゼロ)個、1個または複数個の場合がある。
【0010】また、単位論理回路が有する演算手段は、
所定の組合せ論理演算と、その双対となる組合せ論理演
算と、この単位論理回路が有する複数の記憶回路からの
複数の2進数情報の中の任意の2つの2進数情報の論理
和と、これら2つの2進数情報のうちの一方の論理否定
と他方との論理積とを排他的に実行し出力する手段を有
するものであってもよい。ここで実行される論理積およ
び論理和により、選択論理を効率よく実現することがで
きる。また、単位論理回路が有する第2の選択回路は、
この単位論理回路の外部データ入力端子からの2進数情
報をこの単位論理回路が有する組合せ論理回路に選択的
に入力させるようにしてもよい。これにより外部データ
入力端子からの2進数情報を単位論理回路の組合せ論理
回路に並列に取り込み、かつ並列に演算処理を施すこと
ができるので、高速処理が可能となる。
【0011】また、単位論理回路が有する組合せ論理回
路は、この単位論理回路の外部から共通に入力される論
理修飾信号により、この単位論理回路が有する記憶回路
から入力される2進数情報および他の単位論理回路から
入力される2進数情報の有効または無効を切り替える切
替手段を有していてもよい。または、単位論理回路が有
する組合せ論理回路は、この単位論理回路の外部から共
通に入力される論理修飾信号により、この単位論理回路
が有する記憶回路から入力される2進数情報、他の単位
論理回路から入力される2進数情報および外部データ入
力端子から入力される2進数情報の有効または無効を切
り替える切替手段を有していてもよい。
【0012】また、単位論理回路は、記憶回路に含まれ
かつ組合せ論理回路から出力された2進数情報を格納す
るとともに、格納されている2進数情報を他の単位論理
回路へ出力する第1のレジスタと、記憶回路に含まれか
つ2進数情報を格納する複数のレジスタが縦続接続され
るとともに最終段のレジスタの出力端子が初段のレジス
タの入力端子に接続されたシフトレジスタと、このシフ
トレジスタを構成する複数のレジスタのうち任意の1の
レジスタの入力端子に、この1のレジスタの前段のレジ
スタの出力端子と、第1のレジスタの出力端子のいずれ
か1つを選択して接続する第3の選択回路とを有し、シ
フトレジスタを構成する複数のレジスタのそれぞれに格
納された2進数情報のうちの1つが組合せ論理回路に入
力される構成としてもよい。これにより、レジスタの各
々に読みだし用の回路および書き込み用の回路を付加す
る必要がなく、回路要素の規模を大きく削減することが
できる。
【0013】または、単位論理回路は、記憶回路に含ま
れかつ2進数情報を格納する複数のレジスタが縦続接続
されるとともに最終段のレジスタの出力端子が初段のレ
ジスタの入力端子に接続されたシフトレジスタと、記憶
回路に含まれかつシフトレジスタを構成する複数のレジ
スタのそれぞれに格納された2進数情報のうちの1つを
格納するとともに、格納されている2進数情報を組合せ
論理回路へ出力する第1のレジスタと、シフトレジスタ
を構成する複数のレジスタのうち任意の1のレジスタの
入力端子に、この1のレジスタの前段のレジスタの出力
端子と、組合せ論理回路の出力端子のいずれか1つを選
択して接続する第3の選択回路とを有し、前記第1のレ
ジスタの前段のレジスタに格納される2進数情報が他の
単位論理回路へ出力される構成としてもよい。これによ
り、レジスタの各々に読みだし用の回路および書き込み
用の回路を付加する必要がなく、回路要素の規模を大き
く削減することができる。
【0014】また、上述した信号処理用並列処理論理回
路において、単位論理回路は、デジタルデータ発生器か
ら出力された2進数情報、この単位論理回路から出力さ
れる2進数情報および他の単位論理回路から出力された
2進数情報を入力として、2種類の演算処理を選択的に
実行する第1の論理回路と、この第1の論理回路から出
力された2進数情報を格納する記憶回路と、この記憶回
路から出力された2進数情報に対して2種類の演算処理
を選択的に実行し、その実行結果である2進数情報を他
の単位論理回路へ出力する第2の論理回路とを有し、さ
らに、単位論理回路の第2の論理回路が実行する演算処
理と、この単位論理回路の出力を入力とする他の単位論
理回路の第1の論理回路が実行する演算処理とを制御信
号により切り替え、所定の組合せ論理演算とその双対と
なる組合せ論理演算とを排他的に実行する制御手段を備
えたものであってもよい。
【0015】ここで、単位論理回路は、記憶回路を複数
有し、さらに第1の論理回路による実行結果を複数の記
憶回路の中から選択して格納させる第1の選択回路を有
し、複数の記憶回路のそれぞれに格納されている2進数
情報の少なくとも1つが第2の論理回路へ出力されるよ
うにしてもよい。複数の記憶回路を使用することによ
り、演算の途中結果を複数個蓄積することができるの
で、演算機能の幅を広げることができる。また、単位論
理回路は、複数の記憶回路から出力された複数の2進数
情報の中から第1の論理回路に入力させる2進数情報を
選択する第2の選択回路を更に有するようにしてもよ
い。選択回路によって選択される2進数情報の数は、0
(ゼロ)個、1個または複数個の場合がある。
【0016】また、単位論理回路が有する演算手段は、
所定の組合せ論理演算と、その双対となる組合せ論理演
算と、この単位論理回路が有する複数の記憶回路からの
複数の2進数情報の中の任意の2つの2進数情報の論理
和と、これら2つの2進数情報のうちの一方の論理否定
と他方との論理積とを排他的に実行し出力する手段を有
するものであってもよい。ここで実行される論理積およ
び論理和により、選択論理を効率よく実現することがで
きる。また、単位論理回路が有する第2の選択回路は、
この単位論理回路の外部データ入力端子からの2進数情
報をこの単位論理回路が有する第1の論理回路に選択的
に入力させるようにしてもよい。これにより外部データ
入力端子からの2進数情報を単位論理回路の組合せ論理
回路に並列に取り込み、かつ並列に演算処理を施すこと
ができるので、高速処理が可能となる。
【0017】また、単位論理回路が有する第1の論理回
路は、この単位論理回路の外部から共通に入力される論
理修飾信号により、この単位論理回路が有する記憶回路
から入力される2進数情報および他の単位論理回路から
入力される2進数情報の有効または無効を切り替える切
替手段を有していてもよい。または、単位論理回路が有
する第1の論理回路は、この単位論理回路の外部から共
通に入力される論理修飾信号により、この単位論理回路
が有する記憶回路から入力される2進数情報、他の単位
論理回路から入力される2進数情報および外部データ入
力端子から入力される2進数情報の有効または無効を切
り替える切替手段を有していてもよい。
【0018】また、単位論理回路は、記憶回路に含まれ
かつ第1の論理回路から出力された2進数情報を格納す
るとともに、格納されている2進数情報を第2の論理回
路へ出力する第1のレジスタと、記憶回路に含まれかつ
2進数情報を格納する複数のレジスタが縦続接続される
とともに最終段のレジスタの出力端子が初段のレジスタ
の入力端子に接続されたシフトレジスタと、このシフト
レジスタを構成する複数のレジスタのうち任意の1のレ
ジスタの入力端子に、この1のレジスタの前段のレジス
タの出力端子と、第1のレジスタの出力端子のいずれか
1つを選択して接続する第3の選択回路とを有し、シフ
トレジスタを構成する複数のレジスタのそれぞれに格納
された2進数情報のうちの1つが第1の論理回路に入力
される構成としてもよい。これにより、レジスタの各々
に読みだし用の回路および書き込み用の回路を付加する
必要がなく、回路要素の規模を大きく削減することがで
きる。
【0019】または、単位論理回路は、記憶回路に含ま
れかつ2進数情報を格納する複数のレジスタが縦続接続
されるとともに最終段のレジスタの出力端子が初段のレ
ジスタの入力端子に接続されたシフトレジスタと、記憶
回路に含まれかつシフトレジスタを構成する複数のレジ
スタのそれぞれに格納された2進数情報のうちの1つを
格納するとともに、格納されている2進数情報を第1の
論理回路へ出力する第1のレジスタと、シフトレジスタ
を構成する複数のレジスタのうち任意の1のレジスタの
入力端子に、この1のレジスタの前段のレジスタの出力
端子と、第1の論理回路の出力端子のいずれか1つを選
択して接続する第3の選択回路とを有し、前記第1のレ
ジスタの前段のレジスタに格納される2進数情報が第2
の論理回路へ出力される構成としてもよい。これによ
り、レジスタの各々に読みだし用の回路および書き込み
用の回路を付加する必要がなく、回路要素の規模を大き
く削減することができる。
【0020】また、上述した信号処理用並列処理論理回
路において、マトリクス状に配置された複数の単位論理
回路は、各列ごとに共通に第1の制御信号線が接続され
るとともに、各行ごとに共通に第2の制御信号線が接続
され、単位論理回路は、接続された第1および第2の制
御信号線のそれぞれに与えられた制御信号の組合せに基
づき、記憶回路の内容を更新または更新しないことを制
御する手段を有するようにしてもよい。これにより、あ
る特定の単位論理回路に対して、その論理演算を無効に
したり、有効にしたりすることができる。よって、演算
処理機能を拡張することができる。
【0021】また、上述した信号処理用並列処理論理回
路において、単位論理回路が有する記憶回路は、クロッ
ク信号が第1のレベルのときデータ入力端子に入力され
たデータ信号を取り込み、クロック信号が第2のレベル
のとき取り込んだデータ信号を保持するRAM型ラッチ
回路を含むものであってもよい。トランスミッション型
ラッチ回路の約3分の1の面積でレイアウト可能なRA
M型ラッチ回路を用いることにより、単位論理回路を更
に小型化することができる。また、上述した信号処理用
並列処理論理回路において、単位論理回路は、所定の組
合せ論理演算とその双対となる組合せ論理演算を排他的
に実行することにより、モルフォロジ処理を行なうよう
にしてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明にかかる並列処理論理回路
は、例えば図1(a)に示す指紋認証システムのよう
に、物体の表面形状または画像等を認識するシステムに
適用される。このシステムは、複数のピクセル10がマ
トリクス状に配置されたピクセルアレイ1と、このピク
セルアレイ1を制御するコントローラ2と、制御プログ
ラムを格納するメモリ3とを有する。
【0023】ピクセル10は、図1(b)に示すように
センサ(デジタルデータ発生器)seと単位論理回路p
eとを有する。センサseは、物体表面の凹凸または光
等を検出し、検出結果を2進数情報として単位論理回路
peに出力するものである。単位論理回路peは、セン
サseから出力された2進数情報と、隣接するピクセル
から出力された2進数情報IU,IR,ID,ILとを
入力として所定の組合せ論理演算を行ない、その演算結
果を2進数情報Yとして単位論理回路pe内の記憶回路
に保存するとともに隣接するピクセルに出力するもので
ある。各ピクセル10の単位論理回路peは、並列に論
理演算を行ない、これらの単位論理回路peにより並列
処理論理回路が構成される。以下、本発明の実施の形態
を詳細に説明する。
【0024】(実施の形態1)本発明の実施の形態1
は、並列処理論理回路を構成する単位論理回路におい
て、組合せ論理回路の機能を、ANDゲートとその双対
論理であるORゲートとに限定したものである。図2
は、実施の形態1の並列処理論理回路の全体構成を示す
ブロック図である。この並列処理論理回路は、説明を簡
単にするため、マトリクス状に配置された9個の単位論
理回路peij(i,j=0,1,2)から構成される
ものとする。したがって、マトリクス状に配置される単
位論理回路peijの数が9に限られないことは言うま
でもない。隣接する単位論理回路との間は、データの授
受が行われるよう配線が設けられている。図2では、各
並列処理論理回路peijが隣接する単位論理回路のう
ちiまたはjが等しい単位論理回路とデータの送受を行
える構成としたが、これに限られるものではない。
【0025】図3(a)は、図2に示した単位論理回路
pe11の構成を示すブロック図である。単位論理回路
pe11は、各種演算処理を行う組合せ論理回路c1
と、この組合せ論理回路c1が処理したデータを格納す
る記憶回路r1とからなる。記憶回路r1の出力信号Y
は、単位論理回路pe11に隣接する他の4つの単位論
理回路pe01,pe10,pe12,pe21の組合
せ論理回路に入力される。一方、組合せ論理回路c1に
は、隣接する4つの論理回路pe01,pe10,pe
12,pe21の記憶回路からの入力信号(2進数情
報)ID,IL,IR,IUと、自分自身の記憶回路r
1の出力信号(2進数情報)Yとが入力される。
【0026】図3(b)は、マトリクス端部の単位論理
回路pe21の構成を示すブロック図である。この単位
論理回路pe21では、欠損した上方からの入力信号と
して論理値0を入力する。図3(c)は、マトリクスコ
ーナー部の単位論理回路pe22の構成を示すブロック
図である。この単位論理回路pe22では、欠損した上
方と右方からの入力信号として論理値0を入力する。同
様に、他のマトリクス端部およびマトリクスコーナー部
の単位論理回路でも、欠損した隣接する単位論理回路か
らの入力信号として論理値0を入力する。
【0027】図4は、図3(a)に示した単位論理回路
pe11内の組合せ論理回路c1の回路図である。この
組合せ論理回路c1は、5入力のANDゲート(第1の
論理回路)g1と、5入力のORゲート(第2の論理回
路)g2と、選択回路(制御回路)ss1とからなる。
入力信号ID,IL,IR,IU,Yは、ANDゲート
g1およびORゲートg2に共通に入力される。両論理
ゲートg1,g2の出力は選択回路ss1に接続され、
図1(a)に示したコントローラ2から各単位論理回路
peijに共通に分配された制御信号losにより論理
ゲートg1,g2のどちらかの出力が選択され、組合せ
論理回路c1の演算結果n1として記憶回路r1に出力
される。記憶回路r1は組合せ論理回路c1の演算結果
n1を格納する。組合せ論理回路c1で実現される論理
関数を制御信号losの論理値とともに表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】画像処理の一例として、モルフォロジ処理
がある。この処理では、マトリクス状に配置した各ピク
セル10に”0”と”1”の2進数データをもたせ、各
ピクセル10ごとに隣接するピクセルのデータに基づい
た論理演算を行い、”0”,”1”データからなる画像
データの膨張、収縮を行う。膨張処理は、図4に示した
ORゲートg2により行うことができる。すなわち中心
ピクセル10のピクセルデータが”1”の場合には、O
R演算によって隣接するピクセルのデータを”1”と
し、”1”データを1ピクセル分膨張することができ
る。また逆に収縮処理は、図4に示したANDゲートg
1により実現することができる。すなわち、中心ピクセ
ル10の周囲に1つでも0データをもつピクセルがあれ
ば、中心ピクセル10のピクセルデータを0とし、1デ
ータのピクセル数を収縮することができる。
【0030】膨張処理と収縮処理のように、画像処理の
分野では、ある所定の画像処理に割り当てられた論理演
算が、それとは逆効果を与える画像処理に割り当てられ
た論理演算と双対の関係にあることが多いので、各単位
論理回路peで双対の関係にある組合せ論理演算を排他
的に実行することにより、双方の画像処理演算を同一の
実行時間でかつ効率よく実現できる。また、双対の関係
にある組合せ論理演算のみを実行するように単位論理回
路peを構成することにより、単位論理回路peの回路
規模およびサイズを小さくし、単位論理回路peの集積
度を高めて画像処理の解像度を高め、かつシステムの消
費電力を低減することができる。
【0031】(実施の形態2)本発明の実施の形態2
は、並列処理論理回路を構成する単位論理回路におい
て、組合せ論理回路の機能を、ANDゲートとその双対
論理であるORゲートとに限定したものである。図5
は、実施の形態2の並列処理論理回路の全体構成を示す
ブロック図である。この並列処理論理回路は、説明を簡
単にするため、マトリクス状に配置された9個の単位論
理回路peij(i,j=0,1,2)から構成される
ものとする。隣接する単位論理回路との間は、データの
授受が行われるよう配線が設けられている。なお、図2
に示した並列処理論理回路と同様に、単位論理回路pe
ijの接続関係および個数は、図5に限られるものでは
ない。
【0032】図6は、図5に示した単位論理回路pe1
1の構成を示すブロック図である。単位論理回路pe1
1は、各種演算処理を行う組合せ論理回路(第1,第2
の論理回路)c11,c12と、組合せ論理回路c11
が処理したデータを格納する記憶回路r11とからな
る。記憶回路r11の出力信号n12は、組合せ論理回
路c12を経由し、Yとして隣接する他の4つの単位論
理回路pe01,pe10,pe12,pe21の組合
せ論理回路に入力される。一方、組合せ論理回路c11
には、隣接する4つの単位論理回路pe01,pe1
0,pe12,pe21からの入力信号(2進数情報)
ID,IL,IR,IUと、自分自身の出力信号(2進
数情報)Yとが入力される。
【0033】図7(a)は、図6に示した単位論理回路
pe11内の組合せ論理回路c11,c12の一構成例
を示す回路図である。組合せ論理回路c11は、5入力
のANDゲートg11と、選択回路ss11と、インバ
ータg12とからなり、組合せ論理回路c12は、選択
回路ss12と、インバータg13とからなる。組合せ
論理回路c11において、入力信号ID,IL,IR,
IU,Yは、ANDゲートg11に入力される。AND
ゲートg11の出力信号n13は、インバータg12と
選択回路ss11とからなる正負論理切り替え回路に入
力される。この正負論理切り替え回路の出力信号n11
は、図1(a)に示したコントローラ(制御手段)2か
ら各単位論理回路peijに共通に分配された制御信号
losにより、出力信号n13の正論理と負論理との間
で切り替えられる。また、組合せ論理回路c12におい
て、インバータg13と選択回路ss12とからなる正
負論理切り替え回路の出力信号Yは、制御信号losに
より、記憶回路r11の出力信号n12の正論理と負論
理との間で切り替えられる。
【0034】図7(b)は、図6に示した単位論理回路
pe11内の組合せ論理回路c11,c12の他の構成
例を示す回路図である。2入力の排他的論理和(EXO
R)ゲートは、一方の入力を0または1とすることによ
り、他方の入力の正論理または負論理を得ることができ
る。このため、図7(a)のインバータと選択回路とか
らなる正負論理切り替え回路を、EXORゲート1つで
置き換えることができる。したがって、組合せ論理回路
c11を5入力のANDゲートg11と2入力のEXO
Rゲートg14とから構成し、組合せ論理回路c12を
2入力のEXORゲートg15から構成することができ
る。
【0035】この場合、入力信号ID,IL,IR,I
U,Yは、ANDゲートg11に入力される。ANDゲ
ートg11の出力信号n13は、EXORゲートg14
に入力され、EXORゲートg14の出力信号n11
は、制御信号losにより信号n13の正論理と負論理
との間で切り替えられる。また、EXORゲートg15
の出力信号Yは、制御信号losにより、記憶回路r1
1の出力信号n12の正論理と負論理との間で切り替え
られる。図7(a),図7(b)に示した回路で実現さ
れる論理関数を制御信号losの論理値とともに表2に
示す。
【0036】
【表2】
【0037】図8(a)〜図8(c)は、図5に示した
並列処理論理回路における論理の切り替えを説明する図
である。各単位論理回路peijにおいて、ANDゲー
トg11の出力の正論理を自身の記憶回路r11の入力
に接続し、かつ自身の記憶回路r11の出力の正論理を
隣接する単位論理回路の入力に接続した状態を図8
(a)に示す。ここで図8(b)に示すように、各単位
論理回路peijにおいて、ANDゲートg11の出力
の負論理を自身の記憶回路r11の入力に接続し、かつ
自身の記憶回路r11の出力の負論理を隣接する単位論
理回路の入力に接続すると、図8(c)に示すように各
単位論理回路peijの記憶回路r11の間で実現する
論理関数が、ANDゲートと双対の関係にあるORゲー
トに切り替わる。
【0038】図9(a),図9(b)は、図5に示した
マトリクス端部またはマトリクスコーナー部(以下、単
にマトリクス端部という)の単位論理回路pe21,p
e22の構成を示すブロック図である。この単位論理回
路pe21,pe22では、マトリクス端部において欠
損した隣接する単位論理回路からの入力信号を、実現す
る論理関数によらず論理値0とするため、組合せ論理回
路c11,c12の制御信号losを欠損した単位論理
回路からの入力信号として与える。これにより、los
=0のときには欠損した単位論理回路からの入力として
論理値0が与えられる。一方、los=1のときには論
理値1が与えられる。論理値1が与えられるのは、単位
論理回路間で実現される論理機能が、1つの単位論理回
路に閉じておらず、隣接する単位論理回路の中に分散し
ていることによる。隣接する単位論理回路では、記憶回
路r11からの出力の負論理を取るので、本来与えるべ
き論理値0を反転した1を与える。
【0039】図2〜図4に示した並列処理論理回路で
は、あらかじめ双対の関係にある2つの論理ゲートg
1,g2を用意しそれらの論理を入出力で切り替える構
成としたが、図5〜図9に示した並列処理論理回路で
は、正論理および負論理の切り替えで同一機能を実現で
きる。このため、必要となる回路規模が小さく、かつ隣
接する単位論理回路の入力負荷容量が小さくなるので、
単位論理回路の小面積化と、低消費電力化、高速化を図
ることができる。
【0040】(実施の形態3)本発明の実施の形態3
は、並列処理論理回路を構成する単位論理回路内におい
て、複数の記憶回路を使用できるようにしたものであ
る。図10は、実施の形態3の並列処理論理回路の全体
構成を示すブロック図である。この並列処理論理回路
は、説明を簡単にするため、マトリクス状に配置された
9個の単位論理回路peij(i,j=0,1,2)か
ら構成されるものとする。隣接する単位論理回路との間
は、データの授受が行われるよう配線が設けられてい
る。なお、図2に示した並列処理論理回路と同様に、単
位論理回路peijの接続関係および個数は、図10に
限られるものではない。
【0041】図11は、図10に示した単位論理回路p
e11の構成を示すブロック図である。単位論理回路p
e11は、組合せ論理回路c1と、第2の選択回路であ
る選択回路s1と、記憶回路および選択回路からなる回
路ブロックblk1とからなる。図12は、回路ブロッ
クblk1の構成を示す回路図である。回路ブロックb
lk1は、n個の記憶回路を構成するDフリップフロッ
プdff1,dff2,・・・,dffnと、第1の選
択回路を構成する選択回路sd1,sd2,・・・,s
dnとからなる。組合せ論理回路c1の演算結果n1
は、各Dフリップフロップdff1〜dffnに共通に
与えられ、制御信号orsによって選択されたDフリッ
プフロップのみが、書き込み信号wrの立上りエッジで
組合せ論理回路c1からのデータを取り込む。一方、制
御信号orsによって選択されなかったDフリップフロ
ップは現在の格納データを再書き込みする。
【0042】図11に示すように、回路ブロックblk
1の中の1つの記憶回路r1の出力信号は、信号Yとし
て隣接する他の4つの単位論理回路pe01,pe1
0,pe12,pe21に出力される。また、この信号
Yと、回路ブロックblk1の中の(n−1)個の記憶
回路r2〜rnの出力信号n2(多ビット信号として図
示)とが選択回路s1に与えられる。そして制御信号i
rsにより選択された信号のみが、信号n3として組合
せ論理回路c1に入力される。なお、選択される信号の
数は、1個の場合だけでなく、0個または複数個の場合
もある。また、組合せ論理回路c1には、隣接する4つ
の他の単位論理回路pe01,pe10,pe12,p
e21からの入力信号ID,IL,IR,IUが入力さ
れる。
【0043】図13は、図9(a)に示した単位論理回
路pe11内の組合せ論理回路c1の回路図である。こ
の組合せ論理回路c1は、5入力のANDゲートg1
と、5入力のORゲートg2と、選択回路ss1とから
なる。選択回路ss1に与えられる制御信号losによ
り、組合せ論理回路c1で実現する論理関数はANDゲ
ートとORゲートとの間で切り替えられる。組合せ論理
回路c1の出力信号n1は回路ブロックblk1に入力
され、制御信号orsによって選択された記憶回路のい
くつかにその内容が格納される。
【0044】図14(a),図14(b)は、図10に
示したマトリクス端部の単位論理回路pe21,pe2
2の構成を示すブロック図である。この単位論理回路p
e21,pe22では、欠損した隣接する単位論理回路
からの入力信号として論理値0を入力する。他のマトリ
クス端部の単位論理回路でも同様とする。図10〜図1
4に示した並列処理論理回路は、図2〜図4に示した並
列処理論理回路の効果に加えて、次のような効果が得ら
れる。すなわち、並列処理論理回路を構成する単位論理
回路peijにおいて、複数の記憶回路を使用すること
により、演算の途中結果を複数個蓄積することができる
ので、演算機能の幅を広げることができる。なお、制御
信号los,ors,irsおよび書き込み信号wr
は、図1(a)に示したコントローラ2から与えられ
る。また、図10〜図14では、図2〜図4における同
一部分または相当部分を同一符号で示している。
【0045】(実施の形態4)本発明の実施の形態4
は、並列処理論理回路を構成する単位論理回路内におい
て、複数の記憶回路を使用できるようにしたものであ
る。図15は、実施の形態4の並列処理論理回路の全体
構成を示すブロック図である。この並列処理論理回路
は、説明を簡単にするため、マトリクス状に配置された
9個の単位論理回路peij(i,j=0,1,2)か
ら構成されるものとする。隣接する単位論理回路との間
は、データの授受が行われるよう配線が設けられてい
る。なお、図5に示した並列処理論理回路と同様に、単
位論理回路peijの接続関係および個数は、図15に
限られるものではない。
【0046】図16は、図15に示した単位論理回路p
e11の構成を示すブロック図である。単位論理回路p
e11は、組合せ論理回路c11,c12と、第2の選
択回路である選択回路s1と、記憶回路および選択回路
からなる回路ブロックblk11とからなる。回路ブロ
ックblk11の構成および動作は図12に示したもの
と同じである。すなわち、回路ブロックblk11は、
n個の記憶回路を構成するDフリップフロップdff1
〜dffnと、第1の選択回路を構成する選択回路sd
1〜sdnとからなり、制御信号orsによって選択さ
れたDフリップフロップのみが組合せ論理回路c11の
演算結果n11を取り込み、他のDフリップフロップは
現在の格納データを再書き込みする。
【0047】図16に示すように、回路ブロックblk
11の中の1つの記憶回路r11の出力信号n12は、
組合せ論理回路c12で処理されて信号Yとなり、隣接
する他の4つの単位論理回路pe01,pe10,pe
12,pe21に出力される。また、この信号Yと、回
路ブロックblk11の中の(n−1)個の記憶回路r
12〜r1nの出力信号n14(多ビット信号として図
示)とが、選択回路s1に与えられる。そして制御信号
irsにより選択された信号のみが、信号n15として
組合せ論理回路c11に入力される。なお、選択される
信号の数は、1個の場合だけでなく、0個または複数個
の場合もある。また、前記組合せ論理回路c11には、
隣接する4つの他の単位論理回路pe01,pe10,
pe12,pe21からの入力信号ID,IL,IR,
IUが入力される。
【0048】図17は、図16に示した単位論理回路p
e11内の組合せ論理回路c11,c12の一構成例を
示す回路図である。組合せ論理回路c11は、5入力の
ANDゲートg11と、選択回路ss11と、インバー
タg12とからなり、組合せ論理回路c12は、選択回
路ss12と、インバータg13とからなる。選択回路
ss11とインバータg12、選択回路ss12とイン
バータg13は、それぞれ正負論理切り替え回路を形成
し、入力信号の正論理と負論理を制御信号losによっ
て切り替えて出力する。この正負論理選択回路と5入力
ANDゲートg11の組合せにより、単位論理回路pe
ijの各記憶回路の間で実現する論理関数を、ANDゲ
ートとORゲートの間で切り替えることができる。な
お、組合せ論理回路c11,c12を図7(b)と同様
にEXORゲートを用いて構成してもよい。組合せ論理
回路c11の出力信号n11は回路ブロックblk11
に入力され、制御信号orsによって選択された記憶回
路のいくつかにその内容が格納される。
【0049】なお、図18(a),図18(b)に示す
ように、図15に示したマトリクス端部の単位論理回路
pe21,pe22では、図9(a),図9(b)に示
した並列処理論理回路と同様に、マトリクス端部におい
て欠損した隣接する単位論理回路からの入力信号とし
て、組合せ論理回路c11,c12の制御信号losを
与える。これにより、実現する論理関数によらず、欠損
した隣接する単位論理回路からの入力信号を論理値0と
することができる。他のマトリクス端部の単位論理回路
でも同様とする。
【0050】図15〜図18に示した並列処理論理回路
では、それを構成する単位論理回路peijにおいて、
複数の記憶回路を使用することにより、演算の途中結果
を複数個蓄積することができるので、演算機能の幅を広
げることができる。また単位論理回路の間で実現する論
理関数をANDゲートとORゲートで切り替える場合
に、使用する論理ゲートを共有するため、単位論理回路
の回路規模を縮小し、隣接する単位論理回路の入力負荷
容量を低減することができる。これにより単位論理回路
の低消費電力化、動作の高速化を実現することができ
る。なお、図15〜図18では、図5〜図9における同
一部分または相当部分を同一符号で示している。
【0051】(実施の形態5)本発明の実施の形態5
は、図1に示したピクセルアレイ1の各ピクセル10に
おいて、センサseから出力された2進数情報を単位論
理回路peに取り込めるようにしたものである。図19
は、実施の形態5の並列処理論理回路の全体構成を示す
ブロック図である。この並列処理論理回路は、説明を簡
単にするため、マトリクス状に配置された9個の単位論
理回路peij(i,j=0,1,2)から構成される
ものとする。隣接する単位論理回路との間は、データの
授受が行われるよう配線が設けられている。なお、図2
に示した並列処理論理回路と同様に、単位論理回路pe
ijの接続関係および個数は、図19に限られるもので
はない。
【0052】また、各単位論理回路peijは外部デー
タ入力端子を有し、この外部データ入力端子は各単位論
理回路peijと同じピクセル10内のセンサseij
の出力端子に接続されている。よって、センサseij
の出力信号ISij(i,j=0,1,2)は、外部デ
ータ入力端子から単位論理回路peijに与えられる。
【0053】図20(a)は、図19に示した単位論理
回路pe11の構成を示すブロック図である。単位論理
回路pe11は、組合せ論理回路c1と、第2の選択回
路である選択回路s1と、記憶回路および選択回路から
なる回路ブロックblk1とからなる。回路ブロックb
lk1の構成および動作は図12に示したものと同じで
ある。すなわち、回路ブロックblk1は、n個の記憶
回路を構成するDフリップフロップdff1〜dffn
と、第1の選択回路を構成する選択回路sd1〜sdn
とからなり、制御信号orsによって選択されたDフリ
ップフロップのみが組合せ論理回路c1の演算結果n1
を取り込み、他のDフリップフロップは現在の格納デー
タを再書き込みする。
【0054】図20(a)に示すように、回路ブロック
blk1の中の1つの記憶回路r1の出力信号は、信号
Yとして隣接する他の4つの単位論理回路pe01,p
e10,pe12,pe21に出力される。また、この
信号Yと、回路ブロックblk1の中の(n−1)個の
記憶回路r2〜rnの出力信号n2(多ビット信号とし
て図示)とが選択回路s1に与えられる。この選択回路
s1には更にセンサse11の出力信号IS11が与え
られ、これらの中から制御信号irsにより選択された
信号のみが、信号n3として組合せ論理回路c1に入力
される。また、組合せ論理回路c1には、隣接する4つ
の他の単位論理回路pe01,pe10,pe12,p
e21からの入力信号ID,IL,IR,IUが入力さ
れる。
【0055】組合せ論理回路c1は図13に示した構成
をしており、選択回路ss1に与えられる制御信号lo
sにより、組合せ論理回路c1で実現する論理関数をA
NDゲートとORゲートとの間で切り替えることができ
る。組合せ論理回路c1の出力信号n1は回路ブロック
blk1に入力され、制御信号orsによって選択され
たn個の記憶回路r1〜rnの中の1個または複数個に
その内容が格納される。図20(b),図20(c)
は、図19に示したマトリクス端部の単位論理回路pe
21,pe22の構成を示すブロック図である。この単
位論理回路pe21,pe22では、欠損した隣接する
単位論理回路からの入力信号として論理値0を入力す
る。他のマトリクス端部の単位論理回路でも同様とす
る。
【0056】図19〜図20に示した並列処理論理回路
は、図2〜図4に示した並列処理論理回路の効果に加え
て、次のような効果が得られる。すなわち、ピクセルア
レイ1の各ピクセル10において、センサseijの出
力信号ISijを単位論理回路peijの組合せ論理回
路c1に並列に取り込み、かつ取り込んだ信号ISij
をピクセルアレイ1上で演算処理できるので、高速な画
像処理が可能となる。また、各単位論理回路peijに
おいて、複数の記憶回路を使用することにより、演算の
途中結果を複数個蓄積することができるので、演算機能
の幅を広げることができる。なお、図19〜図20で
は、図2〜図4および図10〜図14における同一部分
または相当部分を同一符号で示している。
【0057】(実施の形態6)本発明の実施の形態6
は、図1に示したピクセルアレイ1の各ピクセル10に
おいて、センサseから出力された2進数情報を単位論
理回路peに取り込めるようにしたものである。図21
は、実施の形態6の並列処理論理回路の全体構成を示す
ブロック図である。この並列処理論理回路は、説明を簡
単にするため、マトリクス状に配置された9個の単位論
理回路peij(i,j=0,1,2)から構成される
ものとする。隣接する単位論理回路との間は、データの
授受が行われるよう配線が設けられている。なお、図2
に示した並列処理論理回路と同様に、単位論理回路pe
ijの接続関係および個数は、図19に限られるもので
はない。
【0058】また、各単位論理回路peijは外部デー
タ入力端子を有し、この外部データ入力端子は各単位論
理回路peijと同じピクセル10内のセンサseij
の出力端子に接続されている。よって、センサseij
の出力信号ISij(i,j=0,1,2)は、外部デ
ータ入力端子から単位論理回路peijに与えられる。
【0059】図22(a)は、図21に示した単位論理
回路pe11の構成を示すブロック図である。単位論理
回路pe11は、組合せ論理回路c11,c12と、第
2の選択回路である選択回路s1と、記憶回路および選
択回路からなる回路ブロックblk11とからなる。回
路ブロックblk11の構成および動作は図12に示し
たものと同じである。すなわち、回路ブロックblk1
1は、n個の記憶回路を構成するDフリップフロップd
ff1〜dffnと、第1の選択回路を構成する選択回
路sd1〜sdnとからなり、制御信号orsによって
選択されたDフリップフロップのみが組合せ論理回路c
11の演算結果n11を取り込み、他のDフリップフロ
ップは現在の格納データを再書き込みする。
【0060】図22(a)に示すように、回路ブロック
blk11の中の1つの記憶回路r11の出力信号n1
2は、組合せ論理回路c12で処理されて信号Yとな
り、隣接する他の4つの単位論理回路pe01,pe1
0,pe12,pe21に出力される。また、この信号
Yと、回路ブロックblk11の中の(n−1)個の記
憶回路r12〜r1nの出力信号n14(多ビット信号
として図示)とが、選択回路s1に与えられる。この選
択回路s1には更にセンサse11の出力信号IS11
が与えられ、これらの中から制御信号irsにより選択
された信号のみが、信号n15として組合せ論理回路c
11に入力される。また、組合せ論理回路c11には、
隣接する4つの他の単位論理回路pe01,pe10,
pe12,pe21からの入力信号ID,IL,IR,
IUが入力される。
【0061】組合せ論理回路c11,c12は図17に
示した構成をしており、選択回路ss11,ss12に
与えられる制御信号losにより、単位論理回路pei
jの各記憶回路の間で実現する論理関数を、ANDゲー
トとORゲートの間で切り替えることができる。なお、
組合せ論理回路c11,c12を図7(b)と同様にE
XORゲートを用いて構成してもよい。組合せ論理回路
c11の出力信号n11は回路ブロックblk11に入
力され、制御信号orsによって選択されたn個の記憶
回路r11〜r1nの中の1個または複数個にその内容
が格納される。
【0062】なお、図22(b),図22(c)に示す
ように、図21に示したマトリクス端部の単位論理回路
pe21,pe22では、図9(a),図9(b)と同
様に、マトリクス端部において欠損した隣接する単位論
理回路からの入力信号として、組合せ論理回路c11,
c12の制御信号losを与える。これにより、実現す
る論理関数によらず、欠損した隣接する単位論理回路か
らの入力信号を論理値0とすることができる。他のマト
リクス端部の単位論理回路でも同様とする。
【0063】図21〜図22に示した並列処理論理回路
によれば、ピクセルアレイ1の各ピクセル10におい
て、センサseijの出力信号ISijを単位論理回路
peijの組合せ論理回路c11に並列に取り込み、か
つ取り込んだ信号ISijをピクセルアレイ1上で演算
処理できるので、高速な画像処理が可能となる。また、
各単位論理回路peijにおいて、複数の記憶回路を使
用することにより、演算の途中結果を複数個蓄積するこ
とができるので、演算機能の幅を広げることができる。
また単位論理回路の間で実現する論理関数をANDゲー
トとORゲートで切り替える場合に、使用する論理ゲー
トを共有するため、単位論理回路の回路規模を縮小し、
隣接する単位論理回路の入力負荷容量を低減することが
できる。これにより単位論理回路の低消費電力化、動作
の高速化を実現することができる。なお、図21〜図2
2では、図5〜図9および図15〜図18における同一
部分または相当部分を同一符号で示している。
【0064】(実施の形態7)本発明の実施の形態7
は、並列処理論理回路を構成する単位論理回路内で、2
つの記憶回路の内容の間での論理演算を可能としたもの
である。図23は、実施の形態7の並列処理論理回路の
全体構成を示すブロック図である。この並列処理論理回
路は、説明を簡単にするため、マトリクス状に配置され
た9個の単位論理回路peij(i,j=0,1,2)
から構成されるものとする。隣接する単位論理回路との
間は、データの授受が行われるよう配線が設けられてい
る。なお、図2に示した並列処理論理回路と同様に、単
位論理回路peijの接続関係および個数は、図23に
限られるものではない。
【0065】図24は、図23に示した単位論理回路p
e11の構成を示すブロック図である。単位論理回路p
e11は、組合せ論理回路c1と、第2の選択回路であ
る選択回路s1と、記憶回路および選択回路からなる回
路ブロックblk1とからなる。回路ブロックblk1
の構成および動作は図12に示したものと同じである。
すなわち、回路ブロックblk1は、n個の記憶回路を
構成するDフリップフロップdff1〜dffnと、第
1の選択回路を構成する選択回路sd1〜sdnとから
なり、制御信号orsによって選択されたDフリップフ
ロップのみが組合せ論理回路c1の演算結果n1を取り
込み、他のDフリップフロップは現在の格納データを再
書き込みする。
【0066】図24に示すように、回路ブロックblk
1の中の1つの記憶回路r1の出力信号は、信号Yとし
て隣接する他の4つの単位論理回路pe01,pe1
0,pe12,pe21に出力される。また、この信号
Yと、回路ブロックblk1の中の(n−1)個の記憶
回路r2〜rnの出力信号n2(多ビット信号として図
示)とが選択回路s1に与えられ、制御信号irsによ
り選択された信号のみが信号n3として組合せ論理回路
c1に入力される。さらに組合せ論理回路c1には、隣
接する4つの他の単位論理回路pe01,pe10,p
e12,pe21からの入力信号ID,IL,IR,I
Uと、自身の出力信号Yとが入力される。
【0067】図25は、図24に示した単位論理回路p
e11内の組合せ論理回路c1の回路図である。この組
合せ論理回路c1は、5入力ANDゲートg1と、5入
力ORゲートg2と、2入力ANDゲートg4と、2入
力ORゲートg5と、インバータg3と、選択回路ss
2とからなる。5入力ANDゲートg1および5入力O
Rゲートg2には、隣接する4つの単位論理回路pe0
1,pe10,pe12,pe21からの入力信号I
D,IL,IR,IUと、単位論理回路pe11自身の
出力信号Yとが共通に入力される。2入力ANDゲート
g4には、選択回路s1からの信号n3と、インバータ
g3を経由した上記信号Yとが入力され、2入力ORゲ
ートg5には、選択回路s1からの信号n3と、インバ
ータg3を経由しない上記信号Yとが入力される。これ
らの論理ゲートg1,g2,g4,g5の出力信号は選
択回路ss2に入力され、図1(a)に示したコントロ
ーラ2から各単位論理回路peijに共通に分配された
制御信号los[1],los[0]により、論理ゲー
トg1,g2,g4,g5の出力信号の中の1つが選択
され、組合せ論理回路c1の演算結果n1として回路ブ
ロックblk1に出力される。そして、制御信号ors
によって選択されたn個の記憶回路r1〜rnのいくつ
かにその内容が格納される。組合せ論理回路c1で実現
される論理関数と制御信号los[1−0]との対応関
係を表3に示す。
【0068】
【表3】
【0069】このように、図24に示した単位論理回路
pe11内では、回路ブロックblk1の中の1つの記
憶回路r1の出力信号Yと、n個の記憶回路r1〜rn
の出力信号の中から選択された信号n3との間で論理演
算が行われる。具体的には、記憶回路r1の出力信号Y
と記憶回路r1〜rnの出力信号の1つである信号n3
との論理和と、信号Y,n3のうちの一方の論理否定と
他方との論理積とが、切り替えて実行される。ここで実
行される論理積および論理和により、選択論理を効率よ
く実現することができる。
【0070】図26(a),図26(b)は、図23に
示したマトリクス端部の単位論理回路pe21,pe2
2の構成を示すブロック図である。この単位論理回路p
e21,pe22では、欠損した隣接する単位論理回路
からの入力信号として論理値0を入力する。他のマトリ
クス端部の単位論理回路でも同様とする。図23〜図2
6に示した並列処理論理回路は、図2〜図4に示した並
列処理論理回路の効果に加えて、次のような効果が得ら
れる。すなわち、単位論理回路peij内の複数の記憶
回路r1〜rnの内容の間で積和論理演算を容易に実行
することができ、並列論理回路上での論理機能をさらに
拡張することができる。なお、図23〜図26では、図
2〜図4および図13における同一部分または相当部分
を同一符号で示している。
【0071】(実施の形態8)本発明の実施の形態8
は、並列処理論理回路を構成する単位論理回路内で、2
つの記憶回路の内容の間での論理演算を可能としたもの
である。図27は、本実施の形態の並列処理論理回路の
全体構成を示すブロック図である。この並列処理論理回
路は、説明を簡単にするため、マトリクス状に配置され
た9個の単位論理回路peij(i,j=0,1,2)
から構成されるものとする。隣接する単位論理回路との
間は、データの授受が行われるよう配線が設けられてい
る。なお、図5に示した並列処理論理回路と同様に、単
位論理回路peijの接続関係および個数は、図27に
限られるものではない。
【0072】図28は、図27に示した単位論理回路p
e11の構成を示すブロック図である。単位論理回路p
e11は、組合せ論理回路c11,c12と、第2の選
択回路である選択回路s1と、記憶回路および選択回路
からなる回路ブロックblk11と、NORゲートgg
1と、インバータgg2とからなる。回路ブロックbl
k11の構成および動作は図12に示したものと同じで
ある。すなわち、回路ブロックblk11は、n個の記
憶回路を構成するDフリップフロップdff1〜dff
nと、第1の選択回路を構成する選択回路sd1〜sd
nとからなり、制御信号orsによって選択されたDフ
リップフロップのみが組合せ論理回路c11の演算結果
n11を取り込み、他のDフリップフロップは現在の格
納データを再書き込みする。
【0073】図28に示すように、回路ブロックblk
11の中の1つの記憶回路r11の出力信号n12は、
組合せ論理回路c12で処理されて信号Yとなり、隣接
する他の4つの単位論理回路pe01,pe10,pe
12,pe21に出力される。また、上記記憶回路r1
1の出力信号n12と、回路ブロックblk11の中の
(n−1)個の記憶回路r12〜r1nの出力信号n1
4(多ビット信号として図示)とが、選択回路s1に与
えられる。そして制御信号irsにより選択された信号
のみが、信号n15として組合せ論理回路c11に入力
される。また、前記組合せ論理回路c11には、隣接す
る4つの他の単位論理回路pe01,pe10,pe1
2,pe21からの入力信号ID,IL,IR,IU
と、単位論理回路pe11自身の出力信号Yとが入力さ
れる。
【0074】図29は、図28に示した単位論理回路p
e11内の組合せ論理回路c11,c12の一構成例を
示す回路図である。組合せ論理回路c11は、5入力A
NDゲートg11と、2入力ANDゲートg16と、2
入力ORゲートg18と、インバータg12,g17
と、選択回路ss13とからなり、組合せ論理回路c1
2は、インバータg13と、選択回路ss12とからな
る。
【0075】組合せ論理回路c11において、5入力A
NDゲートg11には、隣接する4つの単位論理回路p
e01,pe10,pe12,pe21からの入力信号
ID,IL,IR,IUと、単位論理回路pe11自身
の出力信号Yとが入力される。2入力ANDゲートg1
6には、選択回路s1からの信号n15と、インバータ
g17を経由した上記信号Yとが入力され、2入力OR
ゲートg18には、選択回路s1からの信号n15と、
インバータg17を経由しない上記信号Yとが入力され
る。選択回路ss13には、これらの論理ゲートg1
1,g16,g18の出力信号と、インバータg12を
経由した5入力ANDゲートg11の出力信号とが入力
される。選択回路ss13は、制御信号los[1],l
os[0]によって制御され、入力信号の中から選択され
た1つの信号を組合せ論理回路c11の演算結果n11
として出力する。この演算結果n11は回路ブロックb
lk11に入力され、制御信号orsによって選択され
たn個の記憶回路r11〜r1nの中の1個または複数
個に格納される。
【0076】一方、組合せ論理回路c12において、選
択回路ss12には、回路ブロックblk11の中の1
つの記憶回路r11の出力信号n12と、インバータg
13を経由した出力信号n12とが入力される。選択回
路ss12は、NORゲートgg1とインバータgg2
が制御信号los[1],los[0]に与えられる信号を
デコードした信号によって制御され、入力信号の中から
選択された1つの信号を信号Yとして出力する。組合せ
論理回路c11,c12の回路構成を用いることによ
り、制御信号los[1−0]の設定によって、以下の
表4に示す4種類の組合せ論理関数を実現することがで
きる。
【0077】
【表4】
【0078】組合せ論理回路c11,c12において、
選択回路ss13とインバータg12、選択回路ss1
2とインバータg13は、それぞれ正負論理切り替え回
路を形成し、入力信号の正論理と負論理を切り替えて出
力する。これらの正負論理選択回路と5入力ANDゲー
トg11の組合せにより、単位論理回路peijの各記
憶回路の間で実現する論理関数を、ANDゲートとOR
ゲートの間で切り替えることができる。また、単位論理
回路pe11内で、回路ブロックblk11の中の1つ
の記憶回路r11の出力信号n12に基づく信号Yと、
n個の記憶回路r11〜r1nの出力信号n14の中か
ら選択された信号n15との間で論理演算を行うことが
できる。
【0079】図30(a),図30(b)は、図27に
示したマトリクス端部の単位論理回路pe21,pe2
2の構成を示すブロック図である。この単位論理回路p
e21,pe22では、マトリクス端部において欠損し
た隣接する単位論理回路からの入力信号を、実現する4
種類の論理関数で常に論理値0とするため、論理ゲート
gg1,gg2により制御信号los[1],los[0]
をデコードした信号を欠損した単位論理回路からの入力
信号として与える。すなわち、los[1−0]=(1
0)のときのみ欠損データとして論理値1を与え、その
他の場合は論理値0を与える。他のマトリクス端部の単
位論理回路でも同様とする。
【0080】図27〜図30に示した並列処理論理回路
では、それを構成する単位論理回路peijにおいて、
複数の記憶回路を使用することにより、演算の途中結果
を複数個蓄積することができるので、演算機能の幅を広
げることができる。また上記複数の記憶回路の内容の間
での積和論理演算を容易に実行することもできる。さら
に単位論理回路の間で実現する論理関数をANDゲート
とORゲートで切り替えることができ、その場合に、使
用する論理ゲートを共有することによって、単位論理回
路の回路規模を縮小し、隣接する単位論理回路の入力負
荷容量を低減することができる。これにより単位論理回
路の低消費電力化、動作の高速化を実現することができ
る。なお、図27〜図30では、図5〜図9および図1
5〜図18における同一部分または相当部分を同一符号
で示している。
【0081】(実施の形態9)本発明の実施の形態9
は、図1に示したピクセルアレイ1の各ピクセル10に
おいて、センサseから出力された2進数情報を単位論
理回路peに取り込めるようにするとともに、単位論理
回路内で2つの記憶回路の内容の間での論理演算を可能
としたものである。図31は、実施の形態9の並列処理
論理回路の全体構成を示すブロック図である。この並列
処理論理回路は、説明を簡単にするため、マトリクス状
に配置された9個の単位論理回路peij(i,j=
0,1,2)から構成されるものとする。隣接する単位
論理回路との間は、データの授受が行われるよう配線が
設けられている。なお、図2に示した並列処理論理回路
と同様に、単位論理回路peijの接続関係および個数
は、図31に限られるものではない。
【0082】また、各単位論理回路peijは外部デー
タ入力端子を有し、この外部データ入力端子は各単位論
理回路peijと同じピクセル10内のセンサseij
の出力端子に接続されている。よって、センサseij
の出力信号ISij(i,j=0,1,2)は、外部デ
ータ入力端子から単位論理回路peijに与えられる。
【0083】図32は、図31に示した単位論理回路p
e11の構成を示すブロック図である。単位論理回路p
e11は、組合せ論理回路c1と、第2の選択回路であ
る選択回路s1と、記憶回路および選択回路からなる回
路ブロックblk1とからなる。回路ブロックblk1
の構成および動作は図12に示したものと同じである。
すなわち、回路ブロックblk1は、n個の記憶回路を
構成するDフリップフロップdff1〜dffnと、第
1の選択回路を構成する選択回路sd1〜sdnとから
なり、制御信号orsによって選択されたDフリップフ
ロップのみが組合せ論理回路c1の演算結果n1を取り
込み、他のDフリップフロップは現在の格納データを再
書き込みする。
【0084】図32に示すように、回路ブロックblk
1の中の1つの記憶回路r1の出力信号は、信号Yとし
て隣接する他の4つの単位論理回路pe01,pe1
0,pe12,pe21に出力される。また、この信号
Yと、回路ブロックblk1の中の(n−1)個の記憶
回路r2〜rnの出力信号n2(多ビット信号として図
示)と、センサse11の出力信号IS11とが選択回
路s1に与えられ、制御信号irsにより選択された信
号のみが信号n3として組合せ論理回路c1に入力され
る。さらに組合せ論理回路c1には、隣接する4つの他
の単位論理回路pe01,pe10,pe12,pe2
1からの入力信号ID,IL,IR,IUと、自身の出
力信号Yとが入力される。
【0085】図33は、図32に示した単位論理回路p
e11内の組合せ論理回路c1の回路図である。この組
合せ論理回路c1の構成および動作は、図25に示した
ものと同じである。ただし、2入力ANDゲートg4お
よび2入力ORゲートg5には、単位論理回路pe11
内の記憶回路r1の出力信号Yと、同記憶回路r2〜r
nの出力信号n2と、センサse11の出力信号IS1
1とから選択された信号n3が共通に入力される。図3
2に示すように、組合せ論理回路c1の演算結果n1は
回路ブロックblk1に出力され、制御信号orsによ
って選択されたn個の記憶回路r1〜rnの1個または
複数個にその内容が格納される。
【0086】図34(a),図34(b)は、図31に
示したマトリクス端部の単位論理回路pe21,pe2
2の構成を示すブロック図である。この単位論理回路p
e21,pe22では、欠損した隣接する単位論理回路
からの入力信号として論理値0を入力する。他のマトリ
クス端部の単位論理回路でも同様とする。
【0087】図31〜図34に示した並列処理論理回路
は、図2〜図4に示した並列処理論理回路の効果に加え
て、次のような効果が得られる。すなわち、ピクセルア
レイ1の各ピクセル10において、センサseijの出
力信号ISijを単位論理回路peijの組合せ論理回
路c1に並列に取り込み、かつ取り込んだ信号ISij
をピクセルアレイ1上で演算処理できるので、高速な画
像処理が可能となる。また、各単位論理回路peijに
おいて、複数の記憶回路を使用することにより、演算の
途中結果を複数個蓄積することができるので、演算機能
の幅を広げることができる。さらに、単位論理回路pe
ij内の複数の記憶回路r1〜rnの内容の間で積和論
理演算を容易に実行することができ、並列論理回路上で
の論理機能をさらに拡張することができる。なお、図3
1〜図34では、図10〜図14、図19〜図20およ
び図23〜図26における同一部分または相当部分を同
一符号で示している。
【0088】(実施の形態10)本発明の実施の形態1
0は、図1に示したピクセルアレイ1の各ピクセル10
において、センサseから出力された2進数情報を単位
論理回路peに取り込めるようにするとともに、単位論
理回路内で2つの記憶回路の内容の間での論理演算を可
能としたものである。図35は、実施の形態10の並列
処理論理回路の全体構成を示すブロック図である。この
並列処理論理回路は、説明を簡単にするため、マトリク
ス状に配置された9個の単位論理回路peij(i,j
=0,1,2)から構成されるものとする。隣接する単
位論理回路との間は、データの授受が行われるよう配線
が設けられている。なお、図2に示した並列処理論理回
路と同様に、単位論理回路peijの接続関係および個
数は、図31に限られるものではない。
【0089】また、各単位論理回路peijは外部デー
タ入力端子を有し、この外部データ入力端子は各単位論
理回路peijと同じピクセル10内のセンサseij
の出力端子に接続されている。よって、センサseij
の出力信号ISij(i,j=0,1,2)は、外部デ
ータ入力端子から単位論理回路peijに与えられる。
【0090】図36は、図35に示した単位論理回路p
e11の構成を示すブロック図である。単位論理回路p
e11は、組合せ論理回路c11,c12と、第2の選
択回路である選択回路s1と、記憶回路および選択回路
からなる回路ブロックblk11と、NORゲートgg
1と、インバータgg2とからなる。回路ブロックbl
k11の構成および動作は図12に示したものと同じで
ある。すなわち、回路ブロックblk11は、n個の記
憶回路を構成するDフリップフロップdff1〜dff
nと、第1の選択回路を構成する選択回路sd1〜sd
nとからなり、制御信号orsによって選択されたDフ
リップフロップのみが組合せ論理回路c11の演算結果
n11を取り込み、他のDフリップフロップは現在の格
納データを再書き込みする。
【0091】図36に示すように、回路ブロックblk
11の中の1つの記憶回路r11の出力信号n12は、
組合せ論理回路c12で処理されて信号Yとなり、隣接
する他の4つの単位論理回路pe01,pe10,pe
12,pe21に出力される。また、上記記憶回路r1
1の出力信号n12と、回路ブロックblk11の中の
(n−1)個の記憶回路r12〜r1nの出力信号n1
4(多ビット信号として図示)と、センサse11の出
力信号IS11とが選択回路s1に与えられ、制御信号
irsにより選択された信号のみが信号n15として組
合せ論理回路c11に入力される。さらに組合せ論理回
路c11には、隣接する4つの他の単位論理回路pe0
1,pe10,pe12,pe21からの入力信号I
D,IL,IR,IUと、単位論理回路pe11自身の
出力信号Yとが入力される。
【0092】図37は、図36に示した単位論理回路p
e11内の組合せ論理回路c11,c12の回路図であ
る。この組合せ論理回路c11,c12の構成および動
作は、図29に示したものと同じである。ただし、2入
力ANDゲートg16および2入力ORゲートg18に
は、単位論理回路pe11内の記憶回路r11の出力信
号n12と、同記憶回路r12〜r1nの出力信号n1
4(複数ビット)と、センサse11の出力信号IS1
1とから選択された信号n15が共通に入力される。図
36に示すように、組合せ論理回路c11の演算結果n
11は回路ブロックblk11に出力され、制御信号o
rsによって選択されたn個の記憶回路r11〜r1n
の1個または複数個にその内容が格納される。
【0093】なお、図38(a),図38(b)に示す
ように、図35に示したマトリクス端部の単位論理回路
pe21,pe22では、図30(a),図30(b)
と同様に、マトリクス端部において欠損した隣接する単
位論理回路からの入力信号として、論理ゲートgg1,
gg2が制御信号los[1],los[0]をデコードし
た信号を与える。これにより、実現する4種類の論理関
数で常に、欠損した隣接する単位論理回路からの入力信
号を論理値0とすることができる。他のマトリクス端部
の単位論理回路でも同様とする。
【0094】図35〜図38に示した並列処理論理回路
によれば、ピクセルアレイ1の各ピクセル10におい
て、センサseijの出力信号ISijを単位論理回路
peijの組合せ論理回路c11に並列に取り込み、か
つ取り込んだ信号ISijをピクセルアレイ1上で演算
処理できるので、高速な画像処理が可能となる。また、
各単位論理回路peijにおいて、複数の記憶回路を使
用することにより、演算の途中結果を複数個蓄積するこ
とができるので、演算機能の幅を広げることができる。
また上記複数の記憶回路の内容の間での積和論理演算を
容易に実行することもできる。さらに単位論理回路の間
で実現する論理関数をANDゲートとORゲートで切り
替えることができ、その場合に、使用する論理ゲートを
共有することによって、単位論理回路の回路規模を縮小
し、隣接する単位論理回路の入力負荷容量を低減するこ
とができる。これにより単位論理回路の低消費電力化、
動作の高速化を実現することができる。なお、図35〜
図38では、図15〜図18、図21〜図22および図
27〜図30における同一部分または相当部分を同一符
号で示している。
【0095】(実施の形態11)本発明の実施の形態1
1は、図23〜図26、図31〜図34に示した並列処
理論理回路において、単位論理回路peij(i,j=
0,1,2)内の組合せ論理回路c1の機能を各単位論
理回路peijに対して共通に分配された論理修飾信号
により変更可能な構成としたものである。図39は、実
施の形態11にかかる単位論理回路pe11内の組合せ
論理回路の回路図である。この組合せ論理回路c1は、
10入力AND−ORゲートg8と、10入力OR−A
NDゲートg9と、2入力ANDゲートg4,g6,g
7と、2入力ORゲートg5と、インバータg3と、選
択回路ss2とからなる。
【0096】10入力AND−ORゲートg8および1
0入力OR−ANDゲートg9には、隣接する4つの単
位論理回路pe01,pe10,pe12,pe21か
らの入力信号ID,IL,IR,IUと、単位論理回路
pe11自身の出力信号Yとに加えて、修飾論理信号x
D,xL,xR,xU,xCが共通に入力される。2入
力ANDゲートg6には、信号Yと修飾論理信号xCと
が入力され、2入力ANDゲートg7には、選択回路s
1からの信号n3と修飾論理信号xIとが入力される。
2入力ANDゲートg4には、上記2入力ANDゲート
g7の出力信号と、インバータg3を経由した上記2入
力ANDゲートg6の出力信号とが入力され、2入力O
Rゲートg5には、上記2入力ANDゲートg7の出力
信号と、インバータg3を経由しない上記2入力AND
ゲートg6の出力信号とが入力される。論理ゲートg
8,g9,g4,g5の出力信号は選択回路ss2に入
力され、図1(a)に示したコントローラ2から各単位
論理回路peijに共通に分配された制御信号los
[1],los[0]により、論理ゲートg8,g9,
g4,g5の出力信号の中の1つが選択され、組合せ論
理回路c1の演算結果n1として回路ブロックblk1
に出力される。制御信号los[1−0]と組合せ論理
回路c1で実現する論理関数との対応を表5に示す。
【0097】
【表5】
【0098】10入力AND−ORゲートg8および1
0入力OR−ANDゲートg9は、論理修飾信号xD,
xL,xR,xU,xCにしたがい、組合せ論理回路c
1の入力信号ID,IL,IR,IU,Yを個別に有効
または無効にすることができる。また、2入力ANDゲ
ートg7は、論理修飾信号xIにしたがい、記憶回路r
1〜rnの出力信号およびセンサseの出力信号ISの
中から選択回路s1により選択された信号n3を、論理
ゲートg4,g5に対して有効または無効にすることが
できる。
【0099】(実施の形態12)本発明の実施の形態1
2は、図27〜図30、図35〜図38に示した並列処
理論理回路において、単位論理回路peij(i,j=
0,1,2)を構成する組合せ論理回路c11の機能を
各単位論理回路peijに対して共通に分配された論理
修飾信号により変更可能な構成としたものである。図4
0は、実施の形態12にかかる単位論理回路pe11内
の組合せ論理回路の回路図である。組合せ論理回路c1
1は、10入力AND−ORゲートg21と、2入力A
NDゲートg16,g19,g20と、2入力ORゲー
トg18と、インバータg12,g17と、選択回路s
s13とからなり、組合せ論理回路c12は、インバー
タg13と、選択回路ss12とからなる。
【0100】10入力AND−ORゲートg21には、
隣接する4つの単位論理回路pe01,pe10,pe
12,pe21からの入力信号ID,IL,IR,IU
と、単位論理回路pe11自身の出力信号Yとに加え
て、修飾論理信号xD,xL,xR,xU,xCが入力
される。2入力ANDゲートg19には、信号Yと修飾
論理信号xCとが入力され、2入力ANDゲートg20
には、選択回路s1からの信号n15と修飾論理信号x
Iとが入力される。2入力ANDゲートg16には、上
記2入力ANDゲートg20の出力信号と、インバータ
g17を経由した上記2入力ANDゲートg19の出力
信号とが入力され、2入力ORゲートg18には、上記
2入力ANDゲートg20の出力信号と、インバータg
17を経由しない上記2入力ANDゲートg19の出力
信号とが入力される。選択回路ss13には、論理ゲー
トg21,g16,g18の出力信号と、インバータg
12を経由した10入力AND−ORゲートg21の出
力信号とが入力される。選択回路ss13は、制御信号
los[1],los[0]によって制御され、入力信号の
中から選択された1つの信号を組合せ論理回路c11の
演算結果n11として出力する。制御信号los[1−
0]と組合せ論理回路c11,c12で実現する論理関
数との対応を表6に示す。
【0101】
【表6】
【0102】10入力AND−ORゲートg21は、論
理修飾信号xD,xL,xR,xU,xCにしたがい、
組合せ論理回路c11の入力信号ID,IL,IR,I
U,Yを個別に有効または無効にすることができる。ま
た、2入力ANDゲートg20は、論理修飾信号xIに
したがい、記憶回路r11〜r1nの出力信号およびセ
ンサseの出力信号ISの中から選択回路s1により選
択された信号n15を、論理ゲートg16,g18に対
して有効または無効にすることができる。
【0103】(実施の形態13)本発明の実施の形態1
3は、マトリクス状に配置された単位論理回路の各行、
各列に共通の制御信号線を設け、これらの制御信号線に
所定に信号の組みを印加することにより、マトリクスの
特定の単位論理回路を指定することができるようにした
ものである。
【0104】図41は、実施の形態13の並列処理論理
回路の全体構成を示すブロック図である。この並列処理
論理回路は、説明を簡単にするため、マトリクス状に配
置された9個の単位論理回路peij(i,j=0,
1,2)から構成されるものとする。隣接する単位論理
回路との間は、データの授受が行われるよう配線が設け
られている。また、9個の単位論理回路peijは、各
列ごとに共通に第1の制御信号線EXjが接続されると
ともに、各行ごとに共通に第2の制御信号線EYiが接
続されている。図1(a)に示したコントローラ2によ
り、第1の制御信号線EXjのそれぞれに、各列ごとに
単位論理回路を指定するための制御信号exjが与えら
れ、第2の制御信号線EYiのそれぞれに、各行ごとに
単位論理回路を指定するための制御信号eyiが与えら
れる。
【0105】図42は、図41に示した単位論理回路p
e11の構成を示すブロック図である。単位論理回路p
e11は、組合せ論理回路c1と選択回路s1と回路ブ
ロックblk1に加えて、3入力のANDゲートgg3
を有している。このANDゲートgg3には、コントロ
ーラ2から書き込み信号wrと制御信号ex1,ey1
とが入力され、ANDゲートgg3の出力信号は、回路
ブロックblk1の各記憶回路r1〜rnに書き込み信
号として入力される。したがって、(ex1,ey1)
=(1,1)の場合のみ、書き込み信号wrにより各記
憶回路r1〜rnの内容が更新可能となる。単位論理回
路pe11以外の単位論理回路も同様に3入力のAND
ゲートgg3を有し、その単位論理回路内の記憶回路r
1〜rnの内容の更新または更新しないことを制御でき
るようになっている。
【0106】一例として、(ex0,ex1,ex2)
=(0,1,0),(ey0,ey1,ey2)=
(0,1,0)とした場合には、図41に示した中央の
単位論理回路pe11のみ記憶回路r1〜rnの内容を
更新し、その他の単位論理回路については更新しないよ
うにすることができる。図41,図42に示した並列処
理論理回路によれば、マトリクス状に配置された単位論
理回路peijの中の特定の単位論理回路に対して、そ
こで行われた論理演算を無効にしたり、有効にしたりす
ることができる。これにより、画像処理演算機能を拡張
することができる。なお、本実施の形態は、図23〜図
26に示した並列処理論理回路に限らず、これまでに説
明したすべての並列処理論理回路に対して適用できる。
【0107】次に、本発明の実施の形態14〜17とし
て、並列処理論理回路を構成する単位論理回路内におい
て、複数の記憶回路を使用できるようにした実施の形態
3の変形例について説明する。
【0108】(実施の形態14)本発明の実施の形態1
4の並列処理論理回路の全体構成は、図10と同様であ
るから、その説明を省略する。後述する実施の形態15
〜17についても同様である。図43は、実施の形態1
4にかかる単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。この図では、図11における同一部分または相当部
分を同一符号で示している。単位論理回路pe1は、論
理演算を実行する組合せ論理回路c1と、論理演算結果
を格納する第1のレジスタである1ビットレジスタr2
1と、第3の選択回路である2−1セレクタ回路sd
と、シフトレジスタsrを構成する1ビットレジスタs
r1〜sr4とから構成されている。図43に示す単位
論理回路pe1では、レジスタ回路のビット幅を1ビッ
トとし、出力本数を5本としたが、これに限られない。
【0109】組合せ論理回路c1は、第1の入力端子群
より外部から与えられた多ビットの入力信号IX(I
U,IR,ID,IL)と、1ビットレジスタsr4に
格納された1ビットの2進数情報とを入力し、論理演算
を実行する。出力n1は、1ビットレジスタr21に出
力され、格納される。実行する論理演算の種類は、制御
信号losによって指定する。1ビットレジスタr21
は、エッジトリガ形式のDフリップフロップであり、第
1の書き込み信号PCKの立上りエッジでデータを格納
する。格納されたデータを出力信号Yとして外部に出力
する。
【0110】2−1セレクタ回路sdの入力端子には、
1ビットレジスタr21と1ビットレジスタsr4の出
力端子が接続され、選択信号WRにより入力のいずれか
を選択して1ビットレジスタsr1の入力端子に接続す
る。1ビットレジスタsr1〜sr4は、エッジトリガ
形式のDフリップフロップであり、シフトレジスタsr
を構成する。1ビットレジスタsr1〜sr4の各々
は、順次直列に縦続接続され、1ビットレジスタsr4
の出力端子が、2−1セレクタ回路sdの一方の入力端
子に接続される。また、1ビットレジスタsr4の出力
端子は、組合せ論理回路c1の入力n2にも接続され
る。図43に示す単位論理回路pe1では、2−1セレ
クタ回路sdは、1ビットレジスタsr1の入力端子に
接続したが、シフトレジスタsrを構成する1ビットレ
ジスタsr1〜sr4のいずれの入力端子に接続しても
よい。例えば図44に示すように、シフトレジスタsr
のループで1ビットレジスタsr1とsr2との間に2
−1セレクタ回路sdを配置することも可能である。
【0111】シフトレジスタsrは、2−1セレクタ回
路sdの選択信号WRが“0”の場合には、1ビットレ
ジスタsr1〜sr4でシフト動作のループを閉じる。
第2の書き込み信号RCKの立上りエッジで、1ビット
レジスタsr1〜sr4に格納された2進数情報が、順
次転送される。選択信号WRが“1”の場合には、1ビ
ットレジスタsr1と1ビットレジスタsr4との間で
ループを開放し、1ビットレジスタr21からのデータ
を1ビットレジスタsr1に入力する。
【0112】次に、図45〜図48を参照し、図43に
示した単位論理回路pe1の基本的な動作シーケンスに
ついて説明する。ここでは、1ビットレジスタsr2に
格納された1ビットの2進数情報“d1”と、入力信号
IXとを論理演算し、演算結果“res0”を1ビット
レジスタsr1の格納データ“d0”に上書きする動作
を説明する。シーケンスは大きく3つのステップに分け
られる。
【0113】図45に、単位論理回路pe1の初期状態
を示す。初期状態において、1ビットレジスタsr1〜
sr4には、2進数情報“d0”,“d1”,“d
2”,“d3”がそれぞれ格納されており、1ビットレ
ジスタr21には、任意のデータが格納されているもの
とする。
【0114】図46に、第1のステップである読み出し
レジスタの指定を示す。組合せ論理回路c1の入力n2
には、1ビットレジスタsr4の出力端子だけが接続さ
れている。このため、2−1セレクタ回路sdの選択信
号WRを“0”として、第2の書き込み信号RCKに立
上りパルスを2回続けて印加し、1ビットレジスタsr
2に格納された“d1”を1ビットレジスタsr4まで
シフトさせる。こうして1ビットレジスタsr2に格納
された1ビットの2進数情報“d1”を、組合せ論理回
路c1が読み出す。なお、図46は、読み出し動作を完
了した時点における各レジスタ内の格納データを示して
いる。
【0115】図47に、第2のステップである論理演算
の実行と実行結果のレジスタへの格納とを示す。1ビッ
トレジスタsr4に2進数情報“d1”を格納した状態
で、組合せ論理回路c1が所定の論理演算を実行するよ
うに制御信号losを設定し、第1の書き込み信号PC
Kを立ち上げる。こうして組合せ論理回路c1の演算結
果“res0”を1ビットレジスタr21に格納する。
【0116】図48および図49に、第3のステップで
ある書き込みレジスタの指定と格納とを示す。まず、2
−1セレクタ回路sdの選択信号WRを“0”とし、第
2の書き込み信号RCKにパルスを1回印加することに
より、2進数情報“d0”を1ビットレジスタsr4に
シフトさせる。このシフトした状態を図48に示す。続
いて、選択信号WRを“1”とし、第2の書き込み信号
RCKにパルスを1回印加する。こうして1ビットレジ
スタr21に格納された演算結果“res0”を、1ビ
ットレジスタsr1に格納された2進数情報“d0”に
上書きする。この上書きした状態を図49に示す。
【0117】図50は、図43に示した単位論理回路p
e1の動作シーケンスを示すタイミングチャートであ
る。上述したように単位論理回路pe1は、2−1セレ
クタ回路sdの選択信号WRと、第1の書き込み信号P
CKと、論理演算を指定する制御信号losと、第2の
書き込み信号RCKの4つの信号で制御される。点線で
区切られた時間区間は、動作サイクルの半サイクルを表
す。最初の2サイクルで、論理演算を実行するデータを
有するレジスタを指定する。次の1サイクルで、論理演
算の実行結果を1ビットレジスタr21に格納する。次
の1サイクルで、演算結果を書き込みたいレジスタ上に
格納されている2進数情報を所定のレジスタ上にシフト
し、次の2サイクルで、演算結果を指定したレジスタに
上書きする。
【0118】図43に示した単位論理回路pe1によれ
ば、1ビットレジスタsr1〜sr4によりシフトレジ
スタsrを構成し、組合せ論理回路c1がシフトレジス
タsrにアクセスする場合には、特定の1ビットレジス
タを介してのみ行うようにした。これにより、個々の1
ビットレジスタに読みだし用の回路および書き込み用の
回路を付加する必要がなく、回路要素の規模を大きく削
減することができる。
【0119】(実施の形態15)図51は、本発明の実
施の形態15にかかる単位論理回路の構成を示すブロッ
ク図である。この図では、図11,図43における同一
部分または相当部分を同一符号で示している。単位論理
回路pe2は、論理演算を実行する組合せ論理回路c1
と、論理演算結果を格納する1ビットレジスタr21
と、2−1セレクタ回路sdと、シフトレジスタsrを
構成する1ビットレジスタsr1〜sr4とから構成さ
れている。単位論理回路pe2は、単位論理回路pe1
の組合せ論理回路に変更を加えたものであり、1ビット
レジスタr21の出力を組合せ論理回路c1の入力Yと
し、1ビットレジスタr21と1ビットレジスタsr4
との間で論理演算を行えるようにしたものである。この
ような演算機構は、複数のレジスタの内容を入力とする
論理演算を実行する場合に、特に有用である。
【0120】(実施の形態16)図52は、本発明の実
施の形態3にかかる単位論理回路の構成を示すブロック
図である。この図では、図11,図43における同一部
分または相当部分を同一符号で示している。単位論理回
路pe3は、論理演算を実行する組合せ論理回路c1
と、論理演算結果を格納する1ビットレジスタr21
と、2−1セレクタ回路sdと、シフトレジスタsrを
構成する1ビットレジスタsr1〜sr4とから構成さ
れている。図52に示す単位論理回路pe3は、図43
に示す単位論理回路pe1における各回路要素の接続に
変更を加えたものである。
【0121】組合せ論理回路c1は、第1の入力端子群
より外部から与えられた多ビットの入力信号IX(I
U,IR,ID,IL)と、1ビットレジスタr21に
格納された1ビットの2進数情報とを入力し、論理演算
を実行する。出力n1は、2−1セレクタ回路sdの入
力端子の一方に出力される。実行する論理演算の種類
は、制御信号losによって指定する。1ビットレジス
タr21は、エッジトリガ形式のDフリップフロップで
あり、第1の書き込み信号PCKの立上りエッジでデー
タを格納する。
【0122】2−1セレクタ回路sdの入力端子には、
組合せ論理回路c1の出力n1と1ビットレジスタsr
4の出力端子が接続され、選択信号WRにより入力のい
ずれかを選択して1ビットレジスタsr1に出力する。
1ビットレジスタsr1〜sr4は、エッジトリガ形式
のDフリップフロップであり、シフトレジスタsrを構
成する。1ビットレジスタsr1〜sr4の各々は、順
次直列に接続され、1ビットレジスタsr4の出力端子
が、2−1セレクタ回路sdの一方の入力端子に接続さ
れる。また、1ビットレジスタsr4に格納されたデー
タは、出力信号Yとして出力され、1ビットレジスタr
21の入力端子にも接続される。
【0123】シフトレジスタsrは、2−1セレクタ回
路sdの選択信号WRが“0”の場合には、1ビットレ
ジスタsr1〜sr4でシフト動作のループを閉じる。
第2の書き込み信号RCKの立上りエッジで、1ビット
レジスタsr1〜sr4に格納された2進数情報が、順
次転送される。選択信号WRが“1”の場合には、1ビ
ットレジスタsr1と1ビットレジスタsr4との間で
ループを開放し、組合せ論理回路c1の出力n1からの
データを1ビットレジスタsr1に入力する。
【0124】次に、図53〜図57を参照し、単位論理
回路pe3の基本的な動作シーケンスについて説明す
る。ここでは、1ビットレジスタsr2に格納された1
ビットの2進数情報“d1”と、入力信号IXとを論理
演算し、演算結果“res0”を1ビットレジスタsr
1の格納データ“d0”に上書きする動作を説明する。
シーケンスは大きく3つのステップに分けられる。
【0125】図53に、単位論理回路pe3の初期状態
を示す。初期状態において、1ビットレジスタsr1〜
sr4には、2進数情報“d0”,“d1”,“d
2”,“d3”がそれぞれ格納されており、1ビットレ
ジスタr21には、任意のデータが格納されているもの
とする。
【0126】図54に、第1のステップである読み出し
レジスタの指定を示し、図55に、第1のステップであ
る指定された読み出しレジスタのデータの格納を示す。
組合せ論理回路c1の入力n2には、1ビットレジスタ
r21の出力端子だけが接続されている。このため、2
−1セレクタ回路sdの選択信号WRを“0”として、
第2の書き込み信号RCKに立上りパルスを2回続けて
印加し、1ビットレジスタsr2に格納された“d1”
を1ビットレジスタsr4までシフトさせる。続いて、
第1の書き込み信号PCKに立上りパルスを1回印加
し、1ビットレジスタsr4に格納された“d1”を1
ビットレジスタr21に格納する。以上により、1ビッ
トレジスタsr2に格納された1ビットの2進数情報
“d1”を、1ビットレジスタr21に転送し格納する
ことができる。なお、図54は、2進数情報“d1”を
1ビットレジスタsr4に転送した時点を示し、図55
は、2進数情報“d1”を1ビットレジスタr21に格
納した時点を示している。
【0127】図56に、第2のステップである論理演算
の実行と書き込みレジスタの指定とを示す。1ビットレ
ジスタr21に2進数情報“d1”を格納した状態で、
組合せ論理回路c1が所定の論理演算を実行するように
制御信号losを設定する。また、2−1セレクタ回路
sdの選択信号WRを“0”とし、第2の書き込み信号
RCKにパルスを1回印加することにより、2進数情報
“d0”を1ビットレジスタsr4にシフトする。な
お、図56は、上書きしたいデータ“d0”を、1ビッ
トレジスタsr4に転送した時点を示している。
【0128】図57に、第3のステップである書き込み
レジスタへの格納を示す。2−1セレクタ回路sdの選
択信号WRを“1”とし、第2の書き込み信号RCKに
パルスを1回印加し、データ“d0”の格納位置に演算
結果“res0”を上書きする。
【0129】図58は、図52に示した単位論理回路p
e3の動作シーケンスを示すタイミングチャートであ
る。上述したように単位論理回路pe3は、2−1セレ
クタ回路sdの選択信号WRと、第2の書き込み信号R
CKと、論理演算を指定する制御信号losと、第1の
書き込み信号PCKの4つの信号で制御される。点線で
区切られた時間区間は、動作サイクルの半サイクルを表
す。最初の2サイクルで、論理演算を実行するデータを
有するレジスタを指定する。次の1サイクルで、実行す
るデータを1ビットレジスタr21に格納する。次の1
サイクルで、演算結果を書き込みたいレジスタ上に格納
されている2進数情報を所定のレジスタ上にシフトし、
次の2サイクルで、演算結果を指定したレジスタ上に上
書きする。
【0130】図52に示した単位論理回路pe3によれ
ば、1ビットレジスタsr1〜sr4によりシフトレジ
スタsrを構成し、組合せ論理回路c1がシフトレジス
タsrにアクセスする場合には、アクセスしたいレジス
タ上のデータを、ある特定のレジスタ上に転送し、特定
のレジスタを介してのみ行うようにした。これにより、
個々の1ビットレジスタに読みだし用の回路および書き
込み用の回路を付加する必要がなく、回路要素の規模を
大きく削減することができる。
【0131】(実施の形態17)図59は、本発明の実
施の形態17にかかる単位論理回路の構成を示すブロッ
ク図である。この図では、図11,図52における同一
部分または相当部分を同一符号で示している。単位論理
回路pe4は、論理演算を実行する組合せ論理回路c1
と、論理演算結果を格納する1ビットレジスタr21
と、2−1セレクタ回路sdと、シフトレジスタsrを
構成する1ビットレジスタsr1〜sr4とから構成さ
れている。単位論理回路pe4は、単位論理回路pe3
の組み合わせ回路に変更を加えたものであり、1ビット
レジスタsr4の出力を組合せ論理回路c1の入力Yと
し、1ビットレジスタr21と1ビットレジスタsr4
との間で論理演算を行えるようにしたものである。この
ような演算機構は、複数のレジスタの内容を入力とする
論理演算を実行する場合に、特に有用である。
【0132】以上の実施の形態14〜17は実施の形態
3の変形例であるが、同様にして実施の形態4の変形例
を構成することもできる。図60は、図43に対応する
ブロック図である。図60に示す単位論理回路pe5で
は、図16に示した組合せ論理回路c11,c12が用
いられる。したがって、組合せ論理回路c11の出力n
11が1ビットレジスタr21の入力に接続され、1ビ
ットレジスタr21の出力が組合せ論理回路c12の入
力n12に接続され、組合せ論理回路c12の出力が信
号Yとして外部に出力される。また、1ビットレジスタ
sr4の出力が組合せ論理回路c11の入力n15に接
続される。図61は、図51に対応するブロック図であ
る。図61に示す単位論理回路pe6でも、図16に示
した組合せ論理回路c11,c12が用いられ、組合せ
論理回路c12の出力が組合せ論理回路c11の入力Y
に接続される。
【0133】図62は、図52に対応するブロック図で
ある。図62に示す単位論理回路pe7では、図16に
示した組合せ論理回路c11,c12が用いられる。し
たがって、組合せ論理回路c11の出力n11が2−1
セレクタ回路sdの一方の入力に接続され、1ビットレ
ジスタsr4の出力が組合せ論理回路c12の入力n1
2に接続され、組合せ論理回路c12の出力が信号Yと
して外部に出力される。また、1ビットレジスタr21
の出力が組合せ論理回路c11の入力n15に接続され
る。図63は、図59に対応するブロック図である。図
63に示す単位論理回路pe8でも、図16に示した組
合せ論理回路c11,c12が用いられ、組合せ論理回
路c12の出力が組合せ論理回路c11の入力Yに接続
される。
【0134】(実施の形態18)次に、本発明の実施の
形態18として、単位論理回路pe内で用いられる記憶
回路の構成例について説明する。図64は、単位論理回
路pe内で用いられる記憶回路の一構成例を示す回路図
である。この記憶回路は、2個のRAM型ラッチ回路A
1a,A1bからマスタースレーブ形式のフリップフロ
ップ回路を構成したものである。
【0135】一方のRAM型ラッチ回路A1aは、nM
OSトランジスタM1,M2,M3,M4と、インバー
タ回路G1,G2,G3とを有している。インバータ回
路G1,G2はデータ保持部を構成し、データ保持端子
QaとQNaにデータを保持する。トランジスタM1〜
M4はデータ保持端子Qa,QNaにアクセスするため
のデバイスである。クロック信号(入力信号)CKNが
ハイレベル(第1のレベル)の期間は、データ信号Dが
データ保持端子Qaに転送され、その反転信号がデータ
保持端子QNaに転送される通過モードとなり、クロッ
ク信号CKNがロウレベル(第2のレベル)の期間は、
データ保持端子QaとQNaに転送されたデータ信号D
とその反転信号を保持する保持モードとなる。
【0136】他方のRAM型ラッチ回路A1bは、nM
OSトランジスタM5,M6,M7,M8と、インバー
タ回路G6,G7とを有している。インバータ回路G
6,G7はデータ保持部を構成し、データ保持端子Qb
とQNbにデータを保持する。トランジスタM5〜M8
はデータ保持端子Qb,QNbにアクセスするためのデ
バイスである。クロック信号CKNを反転させたクロッ
ク信号(入力信号)CKPがハイレベルの期間は、デー
タ保持端子Qaに保持されたデータ信号がデータ保持端
子Qbに転送され、その反転信号がデータ保持端子QN
bに転送される通過モードとなり、クロック信号CKP
がロウレベルの期間は、データ保持端子QbとQNbに
転送されたデータ信号とその反転信号を保持する保持モ
ードとなる。
【0137】図64に示すフリップフロップ回路の動作
のタイミングチャートを図65(a)〜図65(d)に
示す。図65(a)はデータ信号D、図65(b)はク
ロック信号CKP、図65(c)はクロック信号CK
N、図65(d)はデータ保持端子Qbの信号波形を示
している。RAM型ラッチ回路A1a,A1bに逆相の
クロック信号CKN,CKPを供給することにより、R
AM型ラッチ回路A1a,A1bは互いに排他的に通過
モードまたは保持モードとなるため、図64に示すフリ
ップフロップ回路では図65に示すように、クロック信
号CKPの立ち上がりエッジでデータ信号Dを取り込ん
で保持する。RAM型ラッチ回路構成のフリップフロッ
プ回路は、トランスミッション型フリップフロップの約
3分の1の面積でレイアウトすることができる。このた
め、並列処理論理回路を構成する単位論理回路peを小
型化し、単位論理回路peの集積密度を高めて、画像処
理の解像度を高めることができる。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
目的とする信号処理に必要な論理演算を、小さな回路規
模で効率よく行うことができる。その結果、単位論理回
路の集積度を高めて信号処理の解像度を大きくし、かつ
システムの消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されるシステムの構成を示す図
であり、(a)は全体構成を示し、(b)は(a)にお
いて点線で囲まれたピクセルの構成を示す。
【図2】 本発明の実施の形態1の並列処理論理回路の
全体構成を示すブロック図である。
【図3】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 単位論理回路内の組合せ論理回路の回路図で
ある。
【図5】 本発明の実施の形態2の並列処理論理回路の
全体構成を示すブロック図である。
【図6】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図7】 図6に示した単位論理回路内の組合せ論理回
路の構成例を示す回路図である。
【図8】 図5に示した並列処理論理回路における論理
の切り替えを説明する図である。
【図9】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 本発明の実施の形態3の並列処理論理回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図11】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 回路ブロックの構成を示す回路図である。
【図13】 図11に示した単位論理回路内の組合せ論
理回路の回路図である。
【図14】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】 本発明の実施の形態4の並列処理論理回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図16】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図17】 図16に示した単位論理回路内の組合せ論
理回路の回路図である。
【図18】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図19】 本発明の実施の形態5の並列処理論理回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図20】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図21】 本発明の実施の形態6の並列処理論理回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図22】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図23】 本発明の実施の形態7の並列処理論理回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図24】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図25】 図24に示した単位論理回路内の組合せ論
理回路の回路図である。
【図26】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図27】 本発明の実施の形態8の並列処理論理回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図28】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図29】 図28に示した単位論理回路内の組合せ論
理回路の回路図である。
【図30】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図31】 本発明の実施の形態9の並列処理論理回路
の全体構成を示すブロック図である。
【図32】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図33】 図32に示した単位論理回路内の組合せ論
理回路の回路図である。
【図34】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図35】 本発明の実施の形態10の並列処理論理回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図36】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図37】 図36に示した単位論理回路内の組合せ論
理回路の回路図である。
【図38】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図39】 本発明の実施の形態11の並列処理論理回
路を構成する単位論理回路内の組合せ論理回路の回路図
である。
【図40】 本発明の実施の形態12の並列処理論理回
路を構成する単位論理回路内の組合せ論理回路の回路図
である。
【図41】 本発明の実施の形態13の並列処理論理回
路の全体構成を示すブロック図である。
【図42】 単位論理回路の構成を示すブロック図であ
る。
【図43】 本発明の実施の形態14の並列処理論理回
路を構成する単位論理回路の回路構成を示すブロック図
である。
【図44】 図43に示した単位論理回路の変形例を示
すブロック図である。
【図45】 図43に示した単位論理回路の初期状態を
説明するための図であり、
【図46】 第1のステップである読み出しレジスタの
指定を説明するための図である。
【図47】 第2のステップである論理演算の実行と実
行結果のレジスタへの格納とを説明するための図であ
る。
【図48】 第3のステップである書き込みレジスタの
指定と格納とを説明するための図である。
【図49】 第3のステップである書き込みレジスタの
指定と格納とを説明するための図である。
【図50】 図43に示した単位論理回路の動作シーケ
ンスを示すタイミングチャートである。
【図51】 本発明の実施の形態15の並列処理論理回
路を構成する単位論理回路の回路構成を示すブロック図
である。
【図52】 本発明の実施の形態16の並列処理論理回
路を構成する単位論理回路の回路構成を示すブロック図
である。
【図53】 図52に示した単位論理回路の初期状態を
説明するための図である。
【図54】 第1のステップである読み出しレジスタの
指定を説明するための図である。
【図55】 第1のステップである指定された読み出し
レジスタのデータの格納を説明するための図である。
【図56】 第2のステップである論理演算の実行と書
き込みレジスタの指定を説明するための図である。
【図57】 第3のステップである書き込みレジスタへ
の格納を説明するための図である。
【図58】 図52に示した単位論理回路の動作シーケ
ンスを示すタイミングチャートである。
【図59】 本発明の実施の形態17の並列処理論理回
路を構成する単位論理回路の回路構成を示すブロック図
である。
【図60】 図43に示した単位論理回路の変形例を示
すブロック図である。
【図61】 図51に示した単位論理回路の変形例を示
すブロック図である。
【図62】 図52に示した単位論理回路の変形例を示
すブロック図である。
【図63】 図59に示した単位論理回路の変形例を示
すブロック図である。
【図64】 単位論理回路内で用いられる記憶回路の一
構成例を示す回路図である。
【図65】 図64に示した記憶回路の動作を示すタイ
ミングチャート図である。
【図66】 従来の並列処理論理回路を説明するための
図であり、(a)は全体構成を示し、(b)は(a)に
おいて点線で囲まれたピクセルの構成を示す。
【符号の説明】
1…ピクセルアレイ、2…コントローラ、3…メモリ、
10…ピクセル、c1,c11,c12…組合せ論理回
路、g1,g2,g11,g12,g13…ゲート、p
e,pe00,pe01,pe02,pe10,pe1
1,pe12,pe20,pe21,pe22…単位論
理回路、r1,r11…記憶回路、se…センサ、ss
1,ss11,ss12…選択回路、IU,IR,I
D,IL,Y,los,n1,n11,n12,n1
3,wr…信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 衛 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 森村 浩季 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA25 BC01 CB17 DA10 EA01 5B057 BA12 CA06 CA12 CA16 CB06 CB12 CB16 CH03 CH08 CH11

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置されたセンサと、 各センサに対応しかつ各センサからの2進数情報を基に
    論理演算を行なう単位論理回路とを有し、 前記単位論理回路は、 前記センサから出力された前記2進数情報、この単位論
    理回路から出力される2進数情報および他の単位論理回
    路から出力された2進数情報を入力として、所定の組合
    せ論理演算とその双対となる組合せ論理演算とのみを排
    他的に実行し、その実行結果である2進数情報を他の単
    位論理回路へ出力する演算手段を有することを特徴とす
    る信号処理用並列処理論理回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された信号処理用並列処
    理論理回路において、 前記単位論理回路は、 前記所定の組合せ論理演算を実行する第1の論理回路
    と、前記所定の組合せ論理演算の双対となる組合せ論理
    演算を実行する第2の論理回路と、前記第1の論理回路
    と前記第2の論理回路とを排他的に切り替える制御回路
    とを有する組合せ論理回路と、 この組合せ論理回路による実行結果である2進数情報を
    格納するとともに、格納されている前記2進数情報を前
    記他の単位論理回路へ出力する記憶回路とを有すること
    を特徴とする信号処理用並列処理論理回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された信号処理用並列処
    理論理回路において、 前記単位論理回路は、前記記憶回路を複数有し、さらに
    前記組合せ論理回路による実行結果を前記複数の記憶回
    路の中から選択して格納させる第1の選択回路を有し、
    前記複数の記憶回路のそれぞれに格納されている2進数
    情報の少なくとも1つが前記他の単位論理回路へ出力さ
    れることを特徴とする信号処理用並列処理論理回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載された信号処理用並列処
    理論理回路において、 前記単位論理回路は、前記複数の記憶回路から出力され
    た複数の2進数情報の中から前記組合せ論理回路に入力
    させる2進数情報を選択する第2の選択回路を更に有す
    ることを特徴とする信号処理用並列処理論理回路。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された信号処理用並列処
    理論理回路において、 前記単位論理回路が有する前記演算手段は、前記所定の
    組合せ論理演算と、その双対となる組合せ論理演算と、
    この単位論理回路が有する前記複数の記憶回路からの前
    記複数の2進数情報の中の任意の2つの2進数情報の論
    理和と、これら2つの2進数情報のうちの一方の論理否
    定と他方との論理積とを排他的に実行し出力する手段を
    有することを特徴とする信号処理用並列処理論理回路。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載された信号処理
    用並列処理論理回路において、 前記単位論理回路が有する前記第2の選択回路は、この
    単位論理回路の外部データ入力端子からの2進数情報を
    この単位論理回路が有する前記組合せ論理回路に選択的
    に入力させることを特徴とする信号処理用並列処理論理
    回路。
  7. 【請求項7】 請求項2〜5のいずれか1項に記載され
    た信号処理用並列処理論理回路において、 前記単位論理回路が有する前記組合せ論理回路は、この
    単位論理回路の外部から共通に入力される論理修飾信号
    により、この単位論理回路が有する記憶回路から入力さ
    れる前記2進数情報および前記他の単位論理回路から入
    力される前記2進数情報の有効または無効を切り替える
    切替手段を有することを特徴とする信号処理用並列処理
    論理回路。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載された信号処理用並列処
    理論理回路において、 前記単位論理回路が有する前記組合せ論理回路は、この
    単位論理回路の外部から共通に入力される論理修飾信号
    により、この単位論理回路が有する記憶回路から入力さ
    れる前記2進数情報、前記他の単位論理回路から入力さ
    れる前記2進数情報および前記外部データ入力端子から
    入力される前記2進数情報の有効または無効を切り替え
    る切替手段を有することを特徴とする信号処理用並列処
    理論理回路。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載された信号処理用並列処
    理論理回路において、 前記単位論理回路は、 前記記憶回路に含まれかつ前記組合せ論理回路から出力
    された前記2進数情報を格納するとともに、格納されて
    いる前記2進数情報を前記他の単位論理回路へ出力する
    第1のレジスタと、 前記記憶回路に含まれかつ2進数情報を格納する複数の
    レジスタが縦続接続されるとともに最終段のレジスタの
    出力端子が初段のレジスタの入力端子に接続されたシフ
    トレジスタと、 このシフトレジスタを構成する前記複数のレジスタのう
    ち任意の1のレジスタの入力端子に、この1のレジスタ
    の前段のレジスタの出力端子と、前記第1のレジスタの
    出力端子のいずれか1つを選択して接続する第3の選択
    回路とを有し、 前記シフトレジスタを構成する前記複数のレジスタのそ
    れぞれに格納された2進数情報のうちの1つが前記組合
    せ論理回路に入力されることを特徴とする信号処理用並
    列処理論理回路。
  10. 【請求項10】 請求項2に記載された信号処理用並列
    処理論理回路において、 前記単位論理回路は、 前記記憶回路に含まれかつ2進数情報を格納する複数の
    レジスタが縦続接続されるとともに最終段のレジスタの
    出力端子が初段のレジスタの入力端子に接続されたシフ
    トレジスタと、 前記記憶回路に含まれかつ前記シフトレジスタを構成す
    る前記複数のレジスタのそれぞれに格納された2進数情
    報のうちの1つを格納するとともに、格納されている前
    記2進数情報を前記組合せ論理回路へ出力する第1のレ
    ジスタと、 前記シフトレジスタを構成する前記複数のレジスタのう
    ち任意の1のレジスタの入力端子に、この1のレジスタ
    の前段のレジスタの出力端子と、前記組合せ論理回路の
    出力端子のいずれか1つを選択して接続する第3の選択
    回路とを有し、 前記第1のレジスタの前段のレジスタに格納される前記
    2進数情報が前記他の単位論理回路へ出力されることを
    特徴とする信号処理用並列処理論理回路。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載された信号処理用並列
    処理論理回路において、 前記単位論理回路は、 前記センサから出力された前記2進数情報、この単位論
    理回路から出力される前記2進数情報および前記他の単
    位論理回路から出力された前記2進数情報を入力とし
    て、2種類の演算処理を選択的に実行する第1の論理回
    路と、 この第1の論理回路から出力された2進数情報を格納す
    る記憶回路と、 この記憶回路から出力された2進数情報に対して2種類
    の演算処理を選択的に実行し、その実行結果である2進
    数情報を前記他の単位論理回路へ出力する第2の論理回
    路とを有し、 さらに、前記単位論理回路の前記第2の論理回路が実行
    する演算処理と、この単位論理回路の出力を入力とする
    他の単位論理回路の第1の論理回路が実行する演算処理
    とを制御信号により切り替え、前記所定の組合せ論理演
    算とその双対となる組合せ論理演算とを排他的に実行す
    る制御手段を備えたことを特徴とする信号処理用並列処
    理論理回路。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載された信号処理用並
    列処理論理回路において、 前記単位論理回路は、前記記憶回路を複数有し、さらに
    前記第1の論理回路による実行結果を前記複数の記憶回
    路の中から選択して格納させる第1の選択回路を有し、
    前記複数の記憶回路のそれぞれに格納されている2進数
    情報の少なくとも1つが前記第2の論理回路へ出力され
    ることを特徴とする信号処理用並列処理論理回路。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載された信号処理用並
    列処理論理回路において、 前記単位論理回路は、前記複数の記憶回路から出力され
    た複数の2進数情報の中から前記第1の論理回路に入力
    させる2進数情報を選択する第2の選択回路を更に有す
    ることを特徴とする信号処理用並列処理論理回路。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載された信号処理用並
    列処理論理回路において、 前記単位論理回路が有する前記演算手段は、前記所定の
    組合せ論理演算と、その双対となる組合せ論理演算と、
    この単位論理回路が有する前記複数の記憶回路からの前
    記複数の2進数情報の中の任意の2つの2進数情報の論
    理和と、これら2つの2進数情報のうちの一方の論理否
    定と他方との論理積とを排他的に実行し出力する手段を
    有することを特徴とする信号処理用並列処理論理回路。
  15. 【請求項15】 請求項13または14に記載された信
    号処理用並列処理論理回路において、 前記単位論理回路が有する前記第2の選択回路は、この
    単位論理回路の外部データ入力端子からの2進数情報を
    この単位論理回路が有する前記第1の論理回路に選択的
    に入力させることを特徴とする信号処理用並列処理論理
    回路。
  16. 【請求項16】 請求項11〜14のいずれか1項に記
    載された信号処理用並列処理論理回路において、 前記単位論理回路が有する前記第1の論理回路は、この
    単位論理回路の外部から共通に入力される論理修飾信号
    により、この単位論理回路が有する記憶回路から入力さ
    れる前記2進数情報および前記他の単位論理回路から入
    力される前記2進数情報の有効または無効を切り替える
    切替手段を有することを特徴とする信号処理用並列処理
    論理回路。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載された信号処理用並
    列処理論理回路において、 前記単位論理回路が有する前記第1の論理回路は、この
    単位論理回路の外部から共通に入力される論理修飾信号
    により、この単位論理回路が有する記憶回路から入力さ
    れる前記2進数情報、前記他の単位論理回路から入力さ
    れる前記2進数情報および前記外部データ入力端子から
    入力される前記2進数情報の有効または無効を切り替え
    る切替手段を有することを特徴とする信号処理用並列処
    理論理回路。
  18. 【請求項18】 請求項11に記載された信号処理用並
    列処理論理回路において、 前記単位論理回路は、 前記記憶回路に含まれかつ前記第1の論理回路から出力
    された前記2進数情報を格納するとともに、格納されて
    いる前記2進数情報を前記第2の論理回路へ出力する第
    1のレジスタと、 前記記憶回路に含まれかつ2進数情報を格納する複数の
    レジスタが縦続接続されるとともに最終段のレジスタの
    出力端子が初段のレジスタの入力端子に接続されたシフ
    トレジスタと、 このシフトレジスタを構成する前記複数のレジスタのう
    ち任意の1のレジスタの入力端子に、この1のレジスタ
    の前段のレジスタの出力端子と、前記第1のレジスタの
    出力端子のいずれか1つを選択して接続する第3の選択
    回路とを有し、 前記シフトレジスタを構成する前記複数のレジスタのそ
    れぞれに格納された2進数情報のうちの1つが前記第1
    の論理回路に入力されることを特徴とする信号処理用並
    列処理論理回路。
  19. 【請求項19】 請求項11に記載された信号処理用並
    列処理論理回路において、 前記単位論理回路は、 前記記憶回路に含まれかつ2進数情報を格納する複数の
    レジスタが縦続接続されるとともに最終段のレジスタの
    出力端子が初段のレジスタの入力端子に接続されたシフ
    トレジスタと、 前記記憶回路に含まれかつ前記シフトレジスタを構成す
    る前記複数のレジスタのそれぞれに格納された2進数情
    報のうちの1つを格納するとともに、格納されている前
    記2進数情報を前記第1の論理回路へ出力する第1のレ
    ジスタと、 前記シフトレジスタを構成する前記複数のレジスタのう
    ち任意の1のレジスタの入力端子に、この1のレジスタ
    の前段のレジスタの出力端子と、前記第1の論理回路の
    出力端子のいずれか1つを選択して接続する第3の選択
    回路とを有し、 前記第1のレジスタの前段のレジスタに格納される前記
    2進数情報が前記第2の論理回路へ出力されることを特
    徴とする信号処理用並列処理論理回路。
  20. 【請求項20】 請求項2〜19のいずれか1項に記載
    された信号処理用並列処理論理回路において、 マトリクス状に配置された複数の単位論理回路は、各列
    ごとに共通に第1の制御信号線が接続されるとともに、
    各行ごとに共通に第2の制御信号線が接続され、 前記単位論理回路は、接続された前記第1および第2の
    制御信号線のそれぞれに与えられた制御信号の組合せに
    基づき、前記記憶回路の内容を更新または更新しないこ
    とを制御する手段を有することを特徴とする信号処理用
    並列処理論理回路。
  21. 【請求項21】 請求項2〜20のいずれか1項に記載
    された信号処理用並列処理論理回路において、 前記単位論理回路が有する前記記憶回路は、クロック信
    号が第1のレベルのときデータ入力端子に入力されたデ
    ータ信号を取り込み、前記クロック信号が第2のレベル
    のとき取り込んだ前記データ信号を保持するRAM型ラ
    ッチ回路を含むことを特徴とする信号処理用並列処理論
    理回路。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21のいずれか1項に記載
    された信号処理用並列処理論理回路において、 前記単位論理回路は、前記所定の組合せ論理演算とその
    双対となる組合せ論理演算を排他的に実行することによ
    り、モルフォロジ処理を行なうことを特徴とする信号処
    理用並列処理論理回路。
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CN109787594A (zh) * 2017-11-13 2019-05-21 株式会社东海理化电机制作所 信号处理装置

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