JP2003114965A - 電子帳簿ファイリング処理システム - Google Patents

電子帳簿ファイリング処理システム

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JP2003114965A
JP2003114965A JP2001310292A JP2001310292A JP2003114965A JP 2003114965 A JP2003114965 A JP 2003114965A JP 2001310292 A JP2001310292 A JP 2001310292A JP 2001310292 A JP2001310292 A JP 2001310292A JP 2003114965 A JP2003114965 A JP 2003114965A
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Shigeyuki Yamada
繁幸 山田
Hiroshi Hirayama
拓 平山
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HIMUKA RYUTSU NETWORK KK
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FINANCIAL DATA WAREHOUSE Inc
HIMUKA RYUTSU NETWORK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各社、各店舗から上がる売上げデータ及び仕入
れ・納品データを日次単位もしくは随時に処理する日次
処理と、電子帳簿を作成する締次処理を担うデータセン
ターにおける各企業の会計処理を統一規格で扱う電子帳
簿ファイリング処理システムに関する。 【解決手段】企業活動の現場からのデータを送信する手
段、送信データを分類し記録する日次又は随時処理手
段、各企業データを集計して整理し記録し、更に加工す
る作業をし、それら各データを加工して検索、印刷、出
力等を記録媒体に電子帳簿として出力する手段を備えた
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各社、各店舗から上
がる売上データおよび仕入・納品データを日次単位もし
くは随時に処理する日次処理と、締次単位に会計・税務
処理の元となる電子帳簿を作成する締次処理を担うデー
タセンター(アウトソーシング)における、各企業の会
計処理を統一規格で扱う電子帳簿ファイリング処理シス
テムに関する。また前記システムを具現化したPOS
(Point Of Sales system、店頭情報即収集システム)
およびEOS(Electronic Order System、電子発注シ
ステム)に対する電子帳簿ファイリング処理システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】会計処理の電算化は古くから行われてい
る。大型コンピュータ時代の初期には、電算処理を依頼
する企業は元データとなる伝票や帳簿をデータセンター
に持ち込み、データセンターでキーパンチャーによるデ
ータの入力、コンピュータによる会計処理(多くは帳票
の作成処理)をしてもらい、そのアウトプット(多くは
プリントアウトされた帳票)を受け取っていた。やがっ
てコンピュータの値段も安くなり、中小型機の性能も上
がるに従って、コンピュータが企業に導入されるように
なると、自社で会計処理を行うようなった。大手企業で
は大型コンピュータを導入して企業内に電算部門を設
け、自社ですべてを処理するようになった。
【0003】パソコンが登場し始めた頃から、この形態
が一変した。中小企業でもパソコンを導入し、自社で会
計処理を行うようなった。しかしソフトウェアの開発に
はEDP(Electronic Data Processing)の知識が必要
であり、プログラミング技術が必要なため、マニアック
な経営者を除いては、ソフトウェアはレディメイド(既
製品)のものを購入し、自社の会計システムにアレンジ
して使用する方法がとられていた。会計処理と言って
も、それぞれの企業によって形態が違うために、レディ
メイドのソフトウェアを即使いこなすことは難しい。例
えば用語(例えば、商品名)一つをとっても、同じ業種
であっても異なる。例外処理に至っては、企業ごとに千
差万別である。会計ソフトに自由度を持たせれば汎用性
は保たれるが、ユーザーに負担が多くなり、自由度を押
さえればユーザーの負担は少なくなるが、汎用性が失わ
れてしまう。また税制が変わるなどの環境の変化によっ
て会計処理も変更しなくてはならないなどの問題点もあ
り、レディメイドのソフトウェアを無傷のまま(修正せ
ずに)5年も10年も使用することが難しいのが現状で
ある。
【0004】このような問題に対して、最近はアウトソ
ーシングという考え方がなされるようになってきた。ソ
フトウェアの開発・維持管理みならず、ハードウェアの
維持管理も外部の専門集団に任せ、企業は端末を設置
し、生データのみを入力する形態に変わってきている。
この動きは中小企業のみならず、大企業にも広がってい
る。むしろ大企業の方が熱心であるといえる。バブル経
済が崩壊の兆しを見せ始めた頃から、膨れ上がった社内
のシステム開発部の切り離しが盛んに行われた。人件費
の高騰、ソフトウェアの開発・維持管理費の高騰などが
直接的な原因として挙げられるが、本業の不振によって
システム開発部を維持していく余裕がなくなったこと
が、この傾向に拍車を掛けてきた。システム開発部が社
内から切り離されれば、自然の成り行きとしてEDP業
務は外部に頼ることになる。アウトソーシングと言う
と、新しい概念のように思われるが、実は各企業にコン
ピュータがまだ普及していなかった1960年代から70年代
の初期の頃の形態に戻っただけなのである。
【0005】ただし当時と大きく異なる点は、当時コン
ピュータメーカー=データセンターであり、サードパー
ティ(ソフトウェア開発会社、データウェアハウス)が
ソフトウェア開発に携わることが少なかった。いまは、
ソフトウェアの開発・維持管理、コンピュータのオペレ
ーションや維持管理を担う専門の会社が数多く存在す
る。もう一つは、インターネットに代表されるコンピュ
ータ通信の飛躍的な発展である。かつてユーザーがデー
タセンターに計算を依頼するとき、生データをデータシ
ートに書き込み、それを持ち込んでいた。それが現在で
は、端末から入力したデータをコンピュータ通信によっ
て直接データセンターに送信でき、データセンターのコ
ンピュータが直接データを受信してEDP処理を行える
ようなった。このようなコンピュータ処理環境により、
アウトソーシングを推進するうえで、かつてのデータ処
理委託とはまったく違った観点でアプローチでき、しか
もはるかに効率的なEDP処理とコストダウンが実現さ
れるようになった。
【0006】データセンターは1社だけのデータ処理を
行うのではなく、複数の企業のデータを取り扱う。しか
し通信規約であるプロトコルが異なったり、データ形式
が異なってりして、それぞれの規約に合わせなければな
らないという不便さがある。そこで最近の動きとして、
EDI(Electronic Data Interchange、電子データ交
換)がある。このEDIとは、「異なる企業間で商取引
のためのデータを、通信回線を介して標準的な規約を用
いてコンピュータ間で交換すること」を目指したもので
ある。この標準規約が確立されれば、データセンターと
ユーザーだけでなく、ユーザー間のデータ交換も相手の
規約を考慮せずに自由に行える。このことも、アウトソ
ーシングに有利に働く要素となっていることも、また見
逃せない。例えば以前、仕入伝票で卸業者(メーカーや
ベンダー等)に商品を発注していたものが、EDIのも
とでは直接コンピュータ通信(一般にインターネット)
で発注が行えるようになる。このようにEDIのもとで
はどの卸業者とも同一の通信規約で通信できるために、
通信環境を相手に合わせる必要がなく、同一環境で自由
に発注業務が行える便利さをもっている。
【0007】一方現在、ほとんどの大店舗小売店にはP
OSが設置されている。POSはレジにおける混雑を解
消しただけでなく、ABC分析などによる売れ筋商品の
解析等の統計処理を実現した。また売上データがダイレ
クトにPOSシステムとLAN接続されたサーバーに集
められるために、会計処理の元データが容易に収集でき
るようになった。
【0008】図1は、POSによる会計処理のシステム
構成図である。POS(レジ)より上がる売上伝票を日
次単位でまとめて日計集計レポートが作られる。このレ
ポートをもとに仕訳処理をして仕訳帳を作成し、企業会
計に回す。この企業会計には、1カ月単位の売上報告書
作成・売上分析処理や年間単位の税務処理などが含まれ
る。以上の処理は主に手作業と帳簿(用紙出力)による
ものであるが、LAN接続されたサーバーに直接売上デ
ータが集計され、仕訳処理によって仕訳帳を作成するこ
とも可能になっている。仕訳処理はサーバーが行っても
よいし、またサーバーに接続のクライアントで行っても
よい。仕訳帳等の法定帳簿は用紙にアウトプットされ、
保存管理され、後の税制処理、監査等の対象となる。
【0009】大店舗小売店で発展したPOSも様々な方
面に応用されている。その中で最近の公開特許を二つ紹
介しておく。『POSシステムにおける会計処理方法』
(特開平11-102397)では、飲食店の1テーブルにおけ
る複数人の注文データを伝票番号で整理し、会計済みデ
ータと未会計データを伝票番号ごとに消し込み処理を行
うPOSを提唱している。図2は同公開特許の代表図
で、ハンディターミナルで入力された注文データは無線
装置で受け、コントローラを介してPOS本体に送信さ
れる。データの流れは一方的でなく、POS本体とコン
トローラで双方向の流れとなる。コントローラは伝票番
号を作成、POS本体は伝票番号ごとに会計済みデータ
の消し込みや削除等を行っている。一方、『個人別会計
機能を有するPOSシステム』(特開平11-296747)で
は、グループを構成する顧客ごとに顧客コードを作成
し、個人別に効率的な会計処理を行うPOSが提唱され
ている。
【0010】電子帳簿ファイリングに関する公開特許と
しては、『電子帳簿ファイリングシステム、ファイリン
グ方法及びその記録媒体』(特開2001-67422)がある。
このシステムでは、会計帳簿等の情報を含む原始データ
に対して、情報を入力し加工する工程、表形式で入力し
たデータを帳簿形式のデータに生成する工程、原始デー
タをイメージデータに変換する工程、帳簿形式のデータ
をイメージデータに変換する工程について触れらてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来技術で見てきたよ
うに、大店舗小売店ではLAN接続によってPOSから
の売上データをオフコンやパソコンなどをサーバーとし
たコンピュータで会計処理がなされている。しかし、小
規模な小売店や飲食店などでは、POSはレジ業務(レ
ジでの会計処理)の効率化のためにだけ利用されている
ところが多い。売上データはフロッピー(登録商標)デ
ィスクなどにアウトプットすることもできるが、税務処
理や財務処理のための会計処理は従来通りの手作業に頼
っているところも少なくない。パソコンで前記会計処理
を行っているところもあるが、既製のソフトウェアを利
用しているところが多く、状況の変化に対応することが
難しいのが現状である。
【0012】一方、商品の発注や納品に関する処理は、
仕入伝票で行われている。EDIが提唱されている中
で、EDIのもとで発注業務をコンピュータ通信で行わ
れるようになってきていはいる。しかし、発注・仕入業
務をどのように財政処理や税務処理等の会計業務と結び
付けるかは、これからの課題となっている。
【0013】もっと広い視野で見ると、従来の会計処理
は各社が各様のデータフォーマットで扱ってきた。それ
に引きずられるようにデータセンターは、それぞれの会
計データをそれぞれの企業のデータフォーマットで取り
扱ってきた。そのため、データセンターでは企業別に会
計処理プログラムを作成し、管理維持しなければならな
かった。会計ソフトウェアの開発、修正、更新、管理な
どを企業別に行わなければならないために、非効率な開
発、維持管理を余儀なくされてきた。
【0014】アウトソーシングが時代の流れとなってい
る現在、上記の課題や問題点も加味し、本発明が解決し
ようとする課題は、データセンターでの企業会計処理を
統一的に扱い、税務処理に必要な電子帳簿、電子書類、
電子伝票等を作成し、システム監査基準に適応した電子
帳簿を作成する電子帳簿処理システムを構築することで
ある。また本発明では、上記の具体的な企業会計処理と
してPOSおよびEOSも視野に入れる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の発明が解決しよう
とする課題を解決するために、本発明ではデータセンタ
ー(外部データ処理会社)が企業会計業務を担当し、最
終的なアウトプットとして電子帳簿を生成する。処理は
リアルタイム(随時)に、あるいは1日単位に行う日次
処理と、月単位あるいは年単位に行う締次処理からな
る。請求項1は一般的な企業活動と電子帳簿ファイリン
グ処理システムを取り扱ったもので、各企業の活動現場
から上がる会計データを各企業で集計(未集計でも可)
してデータセンターが原始データとして一括して受け取
り、統一したデータフォーマットに変換して企業活動デ
ータベースに記録する随時あるいは日次会計処理手段
と、企業データベースから税務処理に必要な各種電子書
類を作成するのに必要な項目を含む標準データベースを
生成し、最終目的である電子帳簿ファイルをCD−Rに
出力する締時処理手段を含み電子帳簿ファイリング処理
システムである。ここで重要な点は、企業からデータセ
ンターに取り寄せられる会計データ形式はまちまちであ
っても、企業活動データベースでは共通したデータ形式
に変換されるために、それ以降の会計処理は同一の処理
ルーチン(同じ会計ソフトウェア)で処理されることで
ある。もちろん企業会計には、その企業独自の処理も含
まれるが、その例外処理には別個の対応ルーチンを設け
る。詳しくは発明の実施の形態で説明する。
【0016】請求項2および請求項3は、請求項1の特
殊な分野への適用であり、請求項2は企業活動がPOS
の場合であり、請求項3はEOSの場合である。詳細
は、実施の形態で説明する。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を用いて
具体的に説明する。図3は、本発明の扱い処理のデータ
および物の流れを概念的に示した図である。1はデータ
センター、2は企業活動現場(例えばコンビニエンスス
トア、スーパーマーケット等の商品販売店や飲食店な
ど)、3は卸業者(メーカー、ベンダーなど)である。
データセンター1と企業活動現場2間のデータの流れがd
A、dB……dZで示す矢印で表し、データセンター1と卸業
者3とのデータの流をda、db……dzで示す矢印で表して
いる。また企業活動現場2と卸業者3の間のデータ(商品
等の物も含まれる)の流れはdAaで示す矢印であり、dAa
は商品販売店1Aと卸業者1a間のデータの流れを示してい
る。具体的には、以下の通りである。
【0018】dX:Xはアルファベットで、企業活動現場
を区別するために付けた識別子である。POSなどで上
がる売上データや発注データである。データセンター1
から企業活動現場2へのデータの流れとしては、計算結
果やエラーデータの修正依頼、あるいは締次処理結果と
しての電子帳をファイル化したCD−Rである。 dy:yはアルファベットで、卸業者を区別するために付
けた識別子である。データセンター1から卸業者3へのデ
ータの流れとしては、企業活動現場2からの発注データ
をもとにデータセンターが作成した電子仕入伝票の送信
がある。また卸業者3からデータセンター1へのデータの
流れとしては、受注データの受信の確認メッセージであ
る。確認メッセージはなくてもよいが、よりデータの送
受信を確かなものとするには、ぜひとも入れておきたい
データの流れである。なお、企業活動現場が発注した注
文データに対応する商品の納品結果は、dXの流れに含ま
れる。すなわち、卸業者とデータセンターは密の関係に
なくてもよい。発注データがデータセンターを経由する
のは、データセンターで売上、仕入、納品といった会計
業務に必要なデータの流れをすべて把握しておく必要が
あるためである。 dXy:X、yはアルファベットで、前者は企業活動現場、
後者は卸業者を区別するために付けた識別子である。具
体的には、卸業者3から企業活動現場2への流れとしては
企業活動現場の発注データに対する卸業者からの商品の
納品であり、企業活動現場から卸業者への流れとしては
領収印(本発明では物品受領書に類する書類や受領明細
データで代行)や支払金額である。ただし、この流れは
データセンターが関知するものではないし、また本発明
の範囲外である。本発明で重要な点は、納品したことを
確認するメッセージをデータセンターが得ることであ
る。この確認メッセージは企業活動現場2より得る(dX
の流れ)。
【0019】なお、上記では企業活動現場から直接売上
データや発注データがデータセンターに流れるような説
明の仕方になっているが、実際の処理においては、企業
活動現場からの売上データや発注データではPOS、発
注現場の端末(ハンディーターミナル、PDA等)等で原
始データが作成されるため、いったん本社や支店などの
コンピュータシステムに集計され、一括してデータセン
ターに送信される形態が一般的である。ただし、以下で
は原始データの発生する場所という意味で、データの送
信元が本社や支社であっても、“企業活動現場”あるい
はデータセンターから見た場合には顧客になることから
“客”と記述する。
【0020】図4は各企業からの原始データを統一的に
扱う、原始データから最終的なアウトプットである電子
帳簿CD−Rを作成するまでの一連の処理をHIPOで示し
たものである。以下、流れに沿って説明する。 取込処理:企業活動現場から上がる原始データを読み取
る。このとき、どの会社のどの店かを識別するために原
始データに処理対象パラメータを先頭に付けてる。もち
ろん、データによっては原始データに含まれる場合に
は、処理対象パラメータは不要である。変換タイプマス
ターは会社・店別に作成されていて、取り込むドライ
ブ、フォーマット、データ項目を自動判断するものであ
る。読み取られた原始データは各社共通の取込フォーマ
ットに変換され、企業活動データベースに出力される
(図のDBは“データベース”を表す)。この段階のデ
ータベースとしては、明細レコードデータベースや合計
レコードデータベースなどがある。 変換処理:変換処理では企業活動データベースのデータ
を読み取り、レコード長の調整、ヘッダー(キー)部の
共通化、レコード区分での切り分け(フォーマットの違
い)を行い、データチェック、マスター検索によるデー
タの付加などを行い、標準データベースを作成する。こ
の段階でのデータベースとしてはレシートDBがある。 帳票データ作成処理:標準データベースから帳票イメー
ジデータデータベースを作成する処理で、大半は同じ処
理ルーチンで処理されるが、会社別・部門別などの違い
によって生じる処理の違いは、処理条件パラメータで制
御する。 帳票作成処理:帳票イメージデータデータベースより各
企業別・部門別の各種帳票や書類のプリントアウトと、
各種の電子帳簿・書類をイメージデータ形式でを電子帳
簿ファイルとしてCD−Rへ出力する。電子帳簿ファイ
ルを記録したCD−Rには、電子帳簿・書類の元データ
のほかに、その帳簿書類を参照、検索、印刷、データ出
力等の処理プログラムも含まれる。このCD−Rには税
務処理に必要な電子帳簿、電子書類、電子伝票等が含ま
れ、システム監査基準に準拠したものである。CD−R
は各企業(データセンターから見た場合の客)に配布さ
れるが、バックアップ用として同じものをデータセンタ
ーにも保管される。
【0021】図5は、POSからの売上データをもとに
電子帳簿を作成するまでの流れを示したシステム構成図
である。商品販売店2のPOS200からの売上データはス
トアコントローラー210に蓄積され、記録媒体211に出力
されてデータセンター1に持参d20されるか、あるいはオ
ンラインによって送信d21される。売上データを入手し
たデータセンターでは企業別店舗別にデータを累積し、
売上データベースを作成する。売上データベースは売上
データベース101(明細部)と売上データベース102(集
計部)とから構成される。前者は店舗別、商品別など、
詳細項目に仕訳して売上累計値が計算され、日計レポー
トや商品別売上分析などに使用される。この売上データ
には、後述する業者委託商品も含まれる。後者は企業会
計(具体的には税務処理、システム監査等の処理)に必
要な項目で集計し、店舗別の売上状況や企業全体の経営
状態を把握するときに利用されるデータとなる。売上デ
ータベース(集計部)は売上データベース(明細部)か
ら作成することができる。商品マスター103は商品名の
チェック時に使用する。例えば、POSから上がる売上
データはレジで打ち込まれるレシート単位のデータであ
り、売上データベースを作成する前に必要項目がチェッ
クされるが、そのその一つに商品名のチェックも含まれ
る。その際に、売上データ(レシート単位)の商品名が
商品マスター103に登録されているかがチェックされ、
マスターに登録されていないときには、エラーデータと
なる。商品マスターには“雑”あるいは“その他”とい
う名称で個々を区別しない項目も含まれるが、この
“雑”の売上金額が大きくなりすぎている場合には、商
品管理の徹底がなされていない証拠であり、販売店2に
対して改善が要求される。
【0022】なお、商品マスター103にはJANコード
(共通商品コード)が登録されているから、JANコー
ドを商工会に登録している企業であれば、POSレジ
(光学式自動読取方式のレジスター)で商品に貼り付け
てあるバーコードを読み取ることにより、売上レシート
に自動的に企業名や商品名が自動的に付加される。この
ため、売上データの生成から各種データベースの作成に
あたって、人手の介在するところはほとんどない。むし
ろ商品を陳列棚に並べるまでに人手と時間を要すること
になる。このことが、POSは忙しさの平均化を可能に
したと言われるゆえんである。
【0023】以上は日次単位の処理であるが、日次単位
で累計された売上データを締次単位(例えば、月の締め
日)に締次加工処理110が行われ、会計データベース104
が作成される。この会計データベースは財務処理や税務
処理のために使われるデータであり、帳票加工処理120
によって元帳、仕訳帳、報告書(月次報告書や年次報告
書など)がプリントアウト105される。また帳票イメー
ジ(帳簿形式データ)をデータ変換130(電子帳簿ファ
イリング処理)によりCDライター106でCD−Rに出
力する。このとき、CD−Rより電子帳簿を出力する会
計処理プログラムも同時にCD−Rに出力しておく。こ
れによって、電子帳簿と会計処理プログラムが1対1の
関係にあるために、将来電子帳簿のデータ形式が変わっ
ても、このCD−Rに含まれる電子帳簿はそのまま利用
することができる。
【0024】以上のPOSのおける会計処理の詳細な処
理をフローとしてまとめたものが図6である。図の処理
は4つの工程からなり、それぞれ以下の処理を行う。 [工程a:商品マスターとの照合]企業・店舗別にデー
タを照合し、結合する。売上データ(名細部)に商品マ
スターより電子帳簿保存法の要件を満たすために、「商
品名称」を付加する。「部門コード」「税区分」などが
売上データに含まれる場合は、商品マスターからは付加
しない。売上データ(集計部)がない場合は、売上デー
タ(明細部)より売上データ(合計部)を生成する。 [工程b:並び替え]企業コード、店舗コード、POS-N
O、売上日付、売上時刻、売上明細NO、明細行NOを
キーにして 売上データ(名細部)を昇順にソートす
る。企業コード、店舗コード、POS-NO、売上日付、売上
時刻、売上明細NOをキーにして 売上データ(集計
部)を昇順にソートする。 [工程c:帳票形成出力]店舗マスターから店名を取得
し、部門マスターから部門名を取得し、帳票タイトルに
入れる。必要な場合には、店舗コード、POS-NO、売上日
付、売上時刻、売上明細NOをキーにして複数の売上デ
ータ(明細部)と売上データ(集計部)をマージして、
帳簿データを作成する。 [工程d:電子帳簿作成]検索キーの設定を行う。検索
キーは全項目で設定可能である。日付の検索キーは必ず
設定しなければならない(電子帳簿保存法では、書類は
日付で検索できなければならないため)。図8に示す帳
簿をコード形式(暗号化された形式)でCD−Rおよび
類似する記録媒体へ出力する。その参照、検索、印刷、
データ出力等の処理プログラムもCD−Rおよび類似す
る記録媒体へ出力する。なお出力される帳簿データには
検索キーインデックスを付加しておき、検索を容易にす
る方法もとれる。
【0025】図7は、発注・仕入処理(EOS)の処理
フローチャートである。図の処理には、発注と納品(仕
入)、および業者の委託販売商品に対する検品処理の2
種類を含んでいる。前者は発注処理250、後者は検品処
理260である。まず前者から説明する。
【0026】在庫あるいは商品棚を調べて、発注現場の
端末251(ハンディーターミナル、PDA等)で注文する商
品を入力する。その入力データはサーバー210(ストア
コントローラー等、本社・支社・店舗のコンピュータ)
に送信され、企業コードや店舗コードなどの付加情報を
付けて発注データとしてデータセンター1に送信d251さ
れる(図では企業活動現場の端末から直接データセンタ
ーに発注データが送信されているように記述されている
が、説明文のようにサーバーを経由するのが一般的であ
る)。データセンター1では受信したデータを原始デー
タ151として一時保管し、店舗マスター、商品マスター
などのマスター群103と照合しながらデータチェックと
付加情報の付与を行い、仕入・納品データベース152に
登録する。同時に、発注データを卸業者3に送信する
(EOS処理150)。仕入・納品データベースのデータ
フィールドには、発注区分と納品区分を設けておき、卸
業者に発注した時点で発注区分を1にし、納品区分を0
にする。すなわち、発注はしたが、まだ納品はされてい
ないことをこの二つの区分で表す。発注区分が0の場合
には、発注が行われていないことを表し、卸業者に発注
する。
【0027】なお、商品マスターは企業別に用意され、
商品コードとその商品をどこの卸業者に発注するかを登
録しておけば、EOS処理150で自動的に発注先(卸業
者)が付加され、販売店2で商品名とその商品の発注先
を入力しなくても、データセンター1で判断できる。も
ちろん発注先を販売店2で指定してある場合には、デー
タセンターのEOS処理150では、受信データ(販売店
からの発注データ)を優先する。
【0028】データセンター1からの発注データを受信
した卸業者3の端末311は、受注データをもとに、従来型
の伝票は発行せず、物品受領書に類する書類312、また
は物品受領書に類する書類と納品明細書および納品明細
データ312を作成する(受注処理310)。前記書類312に
基づいて商品のピッキング313を行い、自動車等の輸送
機関314で配送し、販売店2に届ける。
【0029】卸業者3からの商品納品時、仕入業者2(販
売店の仕入担当者)は物品受領書に類する書類を作成す
るか、または物品受領書に類する書類および受領明細デ
ータを作成して、卸業者に渡しす(受領印処理262)。
前記の書類あるいは受領明細データを受けた卸業者は自
社に持ち帰り、前記の書類あるいはデータをもとに(受
領印データ316(262))をもとに売上処理317を行う。
【0030】さらに納品・仕入データを商品受け渡し現
場にて確定させる方法として、コンピュータ通信でデー
タセンターに接続し、仕入・納品データベース152と突
き合わせる方法も可能である。いずれにしろ、直接的あ
るいは間接的な受領処理の方法で受領認証した納品・仕
入データは企業活動現場の端末(ハンディーターミナ
ル、PDA等)に記録し、コンピュータ通信または媒体経
由でデータセンターに送り、仕入・納品データベース15
2の更新を行う。
【0031】上記の処理によって更新された仕入・納品
データは納品・仕入データベースで記録・保管される。
さらに月末あるいは年度末などの締次単位に、帳票加工
処理で仕入帳、元帳、仕入伝票、納品伝票等のプリント
アウトイメージ(帳簿形式)を作成して出力するととも
に、該各種帳簿とその参照、検索、印刷、データ出力等
の処理プログラム等をCD−Rおよび類似する記録媒体
に電子帳簿として出力する(図の帳票加工処理120、プ
リントイメージ出力105、データ変換処理130参照)。
【0032】次に検品処理260について見ていく。検品
処理が扱う商品は予め業者が店頭に置いていった委託販
売商品263の販売数と販売残数(業者の持ち帰り)を調
べることになる。例えば、コンビニエンスストアの新聞
販売などがこの例である。朝業者が持ち込んだ新聞は昼
か夕方、業者が持ち帰る。このとき、(持ち込んだ商品
数量−持ち帰った商品数量)が仕入数量となる。この数
量を、端末210より仕入データとしてデータセンターに
送信d261する。受信した仕入データを、データセンター
1では仕入ファイル161に一時保管し、さらに仕入ファイ
ルから仕入・納品データベース152に移して登録する。
ここで注意しなければならないのは、仕入=売上となら
ないことである。なぜなら、返品、紛失、万引き等によ
る損失が存在するからである。この損失をどちらが受け
持つかが問題となるが、かりに販売店側が持つ場合に
は、すでに売上データとして計上されているデータと仕
入データとの差額を算出し、損益として売上データに計
上することになる(図示は省略)。
【0033】以上は発注・仕入に関する日次処理である
が、締次処理では売上処理のときと同様に、締次加工処
理110で会計データベース104を作成し、帳票加工処理12
0で元帳、仕入帳、仕入伝票等を作成する。さらにこれ
らの帳簿形式のデータをデータ変換130により電子帳簿
としてCDライター106でCD−Rに出力106する。
【0034】データセンター・企業(顧客)間、データ
センター・卸業者間のデータ通信でEDI規約を利用す
れば、相手方のシステム(ハードウェア構成やソフトウ
ェア構成、通信規約等)を考慮することなく電子データ
交換が行えるために、幅広い企業間の通信が自由に行え
ることになる。それでも企業独自の処理が存在するた
め、本発明の図4で示した処理対象パラメータ、処理条
件パラメータで処理を制御し、共通化できない部分につ
いては、各企業に独自の処理を行う処理ルーチンで対処
する。
【0035】最後に、電子帳簿CD−Rに書き込まれる
電子ジャーナル明細表を図8に載せておく。この明細表
は、図5の帳簿加工処理によって作られる帳票であり、
法的効力を持つ電子帳簿ファイルである。また図9は従
来から使用されている仕入伝票であるが、図7に示した
ように、販売店ではこの伝票に注文商品を書き込まなく
てもデータセンターで電子データの形態で自動的に作成
され、卸業者に送信される。また、締次の帳簿加工処理
で仕入伝票や仕入元帳としてアウトプットされ、データ
変換によってCD−Rに出力し、電子法定帳簿とするこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】これまでデータセンター機構では、複数
の企業に対して会計処理を代行してきた。その多くは、
企業ごとのソフトウェアを開発し、それぞれ独自に維持
管理されてきた。もちろん、共通する処理に対してはサ
ブルーチン(言語によっては関数、サブプログラム形
式)を作り、共有して利用する方法がとられてきた。し
かし企業会計と一言で言っても、その処理内容は企業独
自のものがあり、結局はそれぞれ独自のアプリケーショ
ンとなることが多かった。本発明は、このような非効率
を解消するために、データの標準化を図り、複数の企業
に対する会計処理を共通化された一つのソフトウェアで
取り扱えるようにした。それでも企業の独自性はなくな
るはずもなく、その処理に対してはコントロールパラメ
ータ(発明の実施の形態での処理対象パラメータ、処理
パラメータ)によって例外処理ルーチンで対処できるよ
うにした。これによって、企業会計処理アプリケーショ
ンの統一的開発・維持管理が可能となり、効率のよい会
計システムが実現された。最初のシステム開発にはこれ
まで以上に時間は掛かるが、いったん開発されれば、他
の企業が新たな顧客となっても、新規にソフトウェアの
開発を行わなくても、企業独自のルーチンのみの開発だ
けで対処できるようになる。これよりアプリケーション
開発コストの低減、人件費の軽減、維持管理のしやすさ
と管理費のコストダウンなどが可能となる。また最終的
にアウトプットされる電子帳簿ファイルをCD−Rにす
ることによって、分厚い帳簿での管理でないために、管
理がしやすくなっている。しかも、電子帳簿ファイルは
法律上認められたシステム監査に準拠しているために、
用紙アウトプット監査帳簿をCD−Rに代えることがで
き、少スペースによる長期保存が容易になる。この開発
設計は様々な会計処理分野に応用することができる。そ
の具体的な適用として、本発明のPOSとEOSへの応
用である。それぞれのシステムに本発明を用いることに
よって得られる効果は以下の通りである。
【0037】(電子ジャーナル処理システムの効果<P
OSへの適用による効果>) ・法定帳簿(仕訳帳、売上元帳、売掛元帳、酒税に伴う
報告書等)がCD−Rで提供できる。 ・POSから自動的にデータを吸い上げるために、人手
をほとんど必要とせず、人件費の削減、集計作業に要す
る労力の軽減、データの入力ミスに伴う修正作業がほと
んど不要となる。 ・データセンターでデータを蓄積しているために、定期
的な作業(月報作成、年報作成、累計作成、会計処理)
を効率的に一括して行える。また、売れ筋商品の分析、
店舗ごとの営業成績、業務上の問題点などの分析も行え
る。 ・アウトソーシングの形態をとっているために、各企業
はハードウェアの維持管理やソフトウェアの開発・修正
・メンテナンスなどの面倒な作業がなくなり、システム
に掛かる経費を削減することができる。
【0038】(電子仕入伝票処理システムの効果) ・法定帳簿(仕訳帳、買掛元帳、仕入元帳)がCD−R
で提供できる。 ・企業活動現場の端末(ハンディターミナルなど)から
商品発注が直接でき、仕入伝票レスの発注が可能であ
る。これにより、これまでのような手書き作業による労
力は軽減される。 ・発注データはデータセンターでデータが蓄積している
ために、定期的な作業(月報作成、年報作成、未納商品
一覧表の作成、会計処理)を効率的に一括して行える。
また蓄積データは、仕入上の問題点(例えば納品が遅
い、返品が多い等)などの分析にも応用できる。 ・業者委託販売商品に対しても効率的な管理が行える。
また、売上データとの照合により、商品販売管理上の問
題点(例えば、万引きや破損等)の分析も行える。 ・アウトソーシングの形態をとっているために、各企業
はハードウェアの維持管理やソフトウェアの開発・修正
・メンテナンスなどの面倒な作業がなくなり、システム
に掛かる経費を削減することができる。
【0039】本発明は拡張的なサービス形態も可能であ
る。例えば、本発明では卸業者に対しては請求範囲外と
したが、卸業者も含めた流通業界全体を含めた電子帳簿
システムを構築することも可能である。とくにデータセ
ンターが窓口になっているために、EDI取引にも容易
に対応でき、標準の電子データ交換システムによって一
律のデータ形式・通信規約で通信システムを構築するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術におけるPOSと会計処理を結合した
処理システムの電子会計システム構成図である。
【図2】従来技術における電子帳簿ファイリングシステ
ムのシステム構成図である。
【図3】本発明の電子帳簿ファイリング処理システムの
情報と物の流れを説明するための図である。
【図4】本発明の電子帳簿ファイリング処理システムで
の統一的データ処理を説明するHIPO図である。
【図5】本発明の電子帳簿ファイリング処理システム
(電子ジャーナル処理システム)全体の処理フローチャ
ートの説明図である。
【図6】本発明の電子帳簿ファイリング処理システム
(電子ジャーナル処理システム)の締次処理フローチャ
ートの説明図である。
【図7】本発明の電子帳簿ファイリング処理システム
(電子伝票処理システム)全体の処理フローチャートの
説明図である。
【図8】本発明の電子帳簿ファイリング処理システムの
アウトプットである電子ジャーナル明細書の一例であ
る。
【図9】従来技術で使用されている仕入伝票である(本
発明では不要となる伝票)。
【符号の説明】
1 データセンター(ソフトウェアハウス、デー
タウェアハウス) 101 売上データベース(明細部) 102 売上データベース(集計部) 103 商品マスターあるいはマスター群(店舗、部
門マスター等) 104 帳票データベース(会計データベース) 105 プリントアウトまたはプリントアウトイメー
ジ電子帳簿データ 106 CDライター(CD−R) 110 締次加工処理 120 帳票加工処理 130 データ変換処理(狭義の電子帳簿ファイリン
グ処理システム) 150 EOS処理 151 発注データファイル(発注データを一時保管
するファイル) 152 仕入・納品データベース 156 帳簿加工処理 161 仕入(受領)データベース 2 企業、支社、企業活動現場(商品販売店、飲
食店等)、仕入業者(卸業者に対応したときの表現)な
ど。いずれも、データセンターから見れば、顧客という
ことになる。 2X Xは大文字のアルファベットで、個々の販売
店を表す。 200 POSシステム 210 ストアコントローラー(サーバー、端末な
ど、用途によって名称は変わるが、一般的にはパソコン
である) 211 記録媒体(FD、MDなど) 250 発注処理 251 企業活動現場の端末(ハンディターミナル、
PDA等) 260 検品処理 261 企業活動現場の端末(ハンディターミナル、
PDA等) 262 検収/受領処理(領収印・納品確認処理) 263 業者委託販売商品 3 卸業者(具体的にはメーカーやベンダーであ
るが、本文では商品を納品する業者という意味で、この
名称を用いている) 3x xは小文字のアルファベットで、個々の卸業
者を表す。 310 受注処理 311 端末(パソコン) 312 物品受領書に類する書類、または納品明細書
および納品明細データ 314 配送 316 領収印(具体的には、商品仕入処理) 317 売上処理 dx データの流れを示す識別子(xは数字または
アルファベット) CD 電子帳簿を保存したCD−R
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 繁幸 東京都中央区日本橋茅場町1丁目12番4番 フィナンシャル・データ・ウェアハウス 株式会社内 (72)発明者 平山 拓 宮崎県宮崎市橘通東5丁目4番8号 株式 会社ひむか流通ネットワーク内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】企業活動の会計数値を取得するためのいず
    れかの機能を持ったコンピュータシステム端末等を配備
    した各企業の本支店・店舗等とEDPを行うデータセン
    ターとから成り、コンピュータシステム端末等で発生す
    る企業活動のデータをもとに会計処理を行うと共に、税
    務処理に必要な電子帳簿、電子書類、電子伝票等を作成
    する、システム監査基準に適応した電子帳簿処理システ
    ムにおいて、(1)企業活動の現場からコンピュータシス
    テム端末等より収集された企業活動データを該システム
    自身または接続されたコンピュータシステム端末に集
    計、もしくは未集計のまま、記録媒体に記録してデータ
    センターに持ち込むか、あるいはコンピュータ通信でデ
    ータセンターへ送信する手段、(2)データセンターのコ
    ンピュータは上記の企業活動データを、企業別、本支店
    別、店舗別等任意に仕訳し、税法上、商法上において必
    須な項目をチェックし、エラーのない企業活動データを
    電子帳簿処理システムの原始データとして、共通フォー
    マットのデータ形式の企業活動データベースに記録する
    日次もしくは随時処理手段、(3)該企業活動データベー
    スから導くことのできる各種会計データや分析データ等
    を締め日単位または随時に集計し、企業コード、本支店
    コード、店舗コード、コンピュータシステム端末コー
    ド、日付時刻等をキーにデータを並べ替え、コードに対
    応する名称等の付加を行い、企業活動会計データ等を最
    終生成物としてそれぞれの標準データベースに記録し、
    さらにそれぞれの標準データベースを基に帳簿加工処理
    によって各種帳簿をプリントアウトイメージ(帳簿形式
    や表形式)で作成して出力すると共に、該各種帳簿とそ
    の参照、検索、印刷、データ出力等の処理プログラム等
    をCD−R及び類似する記録媒体に電子帳簿として出力
    する締次処理手段、を備えたことを特徴とする電子帳簿
    ファイリング処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1の電子帳簿ファイリング処理シス
    テム及びその概念のもとで実行されるPOSが配備され
    た店舗とEDPを行うデータセンターとからなり、PO
    Sで発生する売上データをもとに会計システムを行うと
    共に、税務処理に必要な電子帳簿・電子伝票を作成する
    電子帳簿処理システムにおいて、(1)各企業の店舗に設
    置のPOSより上がる売上データをストアーコントロー
    ラ、もしくはPOSで集計または未集計のまま、記録媒
    体に記録してデータセンターに持ち込むか、あるいはコ
    ンピュータ通信でデータセンターに送信する手段、(2)
    データセンターのコンピュータは上記の売上データを企
    業別または店舗別に仕訳し、必須項目をチェックし、エ
    ラーのない売上データを売上データベースに記録する
    日次もしくは随時処理手段、(3)該売上データベースの
    売上データを締め日単位に集計し、店舗コード、POS-N
    O、売上日付、売上時刻等をキーにデータを並び替え
    コードに対応する名称等の付加を行ない、会計データを
    作成して会計データベースに記録し、さらに会計データ
    ベースを基に帳簿加工処理によって各種帳簿をプリント
    アウトイメージ(帳簿形式)で作成して出力するととも
    に、該各種帳簿とその参照、検索、印刷、データ出力等
    の処理プログラム等をCD−R及び類似する記録媒体に
    電子帳簿として出力する締次処理手段、を備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の電子帳簿ファイリング処理
    システム。
  3. 【請求項3】請求項1の電子帳簿ファイリング処理シス
    テムおよびその概念のもとで実行される、EOS(電子
    発注システム)による仕入と受注・納品処理において (1)発注現場の端末(ハンディーターミナル、PDA等)に
    より補充商品の発注を行う場合、データセンターのコン
    ピュータは、各社の現場から送信された発注データを発
    注企業別に発注仕訳し、発注データを作成して仕入、納
    品データベースに記録するとともに 発注に対応する卸
    業者(ベンダー、メーカー等)へ発注データを送信する
    発注手段、(2)卸業者は納品に際して、伝票発行を行わ
    ず物品受領書に類する書類の作成を行ない、または物品
    受領書に類する書類と納品明細書及び納品明細データを
    作成し、納品を行う納品手段、(3)仕入業者は仕入(受
    領)に際して、印刷された伝票形式の書類を受け取らず
    物品受領書に類する書類の作成を行ない、または物品受
    領書に類する書類及び受領明細データを作成し、商品仕
    入(受領) を行う仕入商品受領処理手段、(4)上記(2)、
    (3)のいずれかの方法を有し、さらに納品・仕入データ
    を商品受け渡し現場にて確定させる方法として、コンピ
    ュータ通信でデータセンターに接続し、納品・仕入デー
    タベースへ直接、間接いずれかの方法で更新を行う端末
    (ハンディーターミナル、PDA等)に納品・仕入結果デ
    ータを記録し、事後にコンピュータ通信、媒体経由のい
    ずれかの方法でデータセンターの納品・仕入データベー
    スへ更新を行う納品確認処理手段、(5)上記(2)、(3)、
    (4)のいずれかの方法を有する卸業者、仕入業者がデー
    タセンターに記録された納品・仕入データベースより、
    締次単位に帳票加工処理で仕入帳、元帳、仕入伝票、納
    品伝票等のプリントアウトイメージ(帳簿形式)を作成し
    て出力するとともに、該各種帳簿とその参照、検索、印
    刷、データ出力等の処理プログラム等をCD−R及び類
    似する記録媒体に電子帳簿として出力する締次処理手
    段、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子帳
    簿ファイリング処理システム。
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