JP2003114779A - 画像形成装置の設定処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成に関する設定を行なう際に、ユーザ
が任意のフリーワードを入力するだけで画像形成に関す
る設定を可能とすることで、簡便に画像形成に関する設
定ができるようにする。 【解決手段】 入力手段において、ユーザがフリーワー
ドで、"ａ４，両面，２ｉｎ１"のように設定したい用語
を入力する。入力されたフリーワードをパースして用語
を抽出し、プリンタ設定項目に合致するキーワードがあ
るかどうかを解析する。最終的に、提示手段により設定
項目一覧をユーザに示す。ユーザは設定項目に了承し、
プリンタドライバは定義ファイル生成保存手段により設
定項目を用いて定義ファイルを生成し記憶装置に保存す
る。要求された印刷要求によりプリンタドライバは、そ
れまでに設定された設定項目で印刷実行するように画像
形成装置に命令を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成時のプリ
ント設定等の設定項目の設定をユーザがプリンタドライ
バを用いてをフリーワードを入力することによって行う
ことのできる画像形成装置の設定処理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来は、画像形成装置における画像形成
に関する設定を行なう画像形成装置の設定処理装置にお
いて、例えば、プリントに関する設定を行なう際に、あ
らかじめプリンタドライバのユーザインタフェイス上に
表示される設定項目にしたがって設定を行う手段しか有
していなかったため、設定項目を探し出して設定しなけ
ればならなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き画像形成装置の設定処理装置において、画像形成に関
する設定を行なう際に、あらかじめプリンタドライバの
ユーザインタフェイス上に表示される設定項目にしたが
って設定を行うのではなく、ユーザが任意のフリーワー
ドを入力するだけで画像形成に関する設定を可能とする
ことで、簡便に画像形成に関する設定ができるような画
像形成装置の設定処理装置を提供することを目的として
なされたものである。

【０００４】また、ユーザが希望した設定がプリンタに
おいて設定可能な項目かどうかを判断し、設定不可能な
ものがあった場合は、なぜ設定できないかの理由を示す
ことでユーザが納得のいく設定をすることができるよう
な画像形成装置の設定処理装置を提供することを目的と
してなされたものである。

【０００５】更には、一度設定した設定を破棄すること
なく、設定情報を保存することによって再利用を可能と
するとともに、一度設定した設定を破棄することも選択
可能とする画像形成装置の設定処理装置を提供すること
を目的としてなされたものである。

【０００６】更には、ユーザが音声でフリーワードを入
力することができようにすることで、視覚障害者におい
ても、簡便に画像形成に関する設定を行なうことができ
る画像形成装置の設定処理装置を提供することを目的と
してなされたものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、ユー
ザが任意の設定項目についてのフリーワードを入力する
手段と、前記入力されたフリーワードに応じて設定項目
の設定を行なう手段と、前記設定された設定項目に応じ
て定義ファイルを生成し保存する定義ファイル生成保存
手段とを有することを特徴としたものである。

【０００８】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、前記フリーワードを解析し、前記設定項目として設
定することができるかどうかをユーザに提示する手段を
有することを特徴としたものである。

【０００９】請求項３の発明は、請求項１または２の発
明において、前記設定した設定項目を用いて定義ファイ
ルを生成し保存するかどうかをユーザが確認する確認手
段を有し、前記定義ファイル生成保存手段は、前記確認
手段によって、前記設定項目を用いて定義ファイルを生
成し保存する意向をユーザが有することを確認したと
き、前記設定項目を用いて定義ファイルを生成し保存す
ることを特徴としたものである。

【００１０】請求項４の発明は、請求項１乃至３の発明
において、前記フリーワードを入力する手段は、音声入
力手段であることを特徴としたものである。

【００１１】

【発明の実施の形態】図１は、本発明による画像形成装
置の設定処理装置の一実施例を説明するための図であ
る。図中、画像形成装置の設定処理装置であるプリンタ
ドライバは、ユーザによってフリーワードが入力される
入力手段１と、入力されたフリーワードを解析（パー
ス）して設定項目の設定を行なう設定手段２と、設定手
段２により設定された設定項目等をユーザに提示する提
示手段３と、設定された設定項目より定義ファイルを生
成し保存する定義ファイル生成保存手段４と、キーワー
ドおよび定義ファイル等を記憶する記憶装置５からな
る。

【００１２】図２は、図１に示した画像形成装置の設定
処理装置の処理の流れを示すフロー図で、請求項１およ
び２の発明について説明するための図である。 （ステップ１）プリンタドライバの画面等のユーザイン
タフェイス上で提供される文字入力エリアにおいて、ユ
ーザがフリーワードで、例えば、"ａ４，両面，２ｉｎ
１"のように設定したい用語を入力する。

【００１３】（ステップ２）プリンタドライバは、上記
（ステップ１）においてユーザによって入力されたフリ
ーワードをパース（構文解析）して用語を抽出し、プリ
ンタ設定項目に合致するキーワードがあるかどうかを解
析する。合致するキーワードがあれば、項目を設定し、
提示手段３によりユーザに提示する。合致するキーワー
ドがなければ、提示手段３によりユーザに近似のキーワ
ードを提示する。また、排他である設定項目がキーワー
ドとして入力されていた場合、提示手段３によりその設
定が無効な理由をユーザに示し、優先順位を示す。

【００１４】（ステップ３）上記（ステップ２）におい
て提示された選択を促す情報（例えば、近似のキーワー
ドがあっているかどうか、または、排他であるキーワー
ドを入力した場合に、どの優先順位のキーワードをキー
ワードとして残すか等）に基づきユーザがプリンタドラ
イバ上の画面等のユーザインタフェイスにおいて再度入
力する。 （ステップ４）ユーザ再入力の結果、プリンタ設定にお
ける整合性がとれたかどうかを判断し、整合性がとれて
いなければステップ２へ戻り、プリンタ設定における整
合性がとれるまで、入力、設定、提示を繰り返す。 （ステップ５）最終的に、上記（ステップ１）から（ス
テップ４）に基づいた設定項目について設定の保存を行
い、提示手段３により設定項目一覧をユーザに示す。

【００１５】（ステップ６）ユーザはプリンタドライバ
により示された設定項目に了承し、プリンタドライバは
定義ファイル生成保存手段４により設定項目を用いて定
義ファイルを生成し記憶装置５に保存する。 （ステップ７）その後、ユーザはプリンタドライバに印
刷要求を行う。要求された印刷要求によりプリンタドラ
イバは、それまでに設定された設定項目で印刷実行する
ように画像形成装置に命令を送信する。

【００１６】請求項３の発明について説明する。プリン
タドライバにユーザに対して設定項目を保存するかどう
かを確認する確認手段（図示しない）を設けておき、図
２に示す処理フローと同様にして設定項目の設定を行な
い、ユーザに設定項目を提示する。その後、プリンタド
ライバは、ユーザからの設定項目の了承を受けて、確認
手段によって、設定項目を用いて定義ファイルを生成し
保存するかどうかの確認を行ない、ユーザが設定項目を
用いて定義ファイルを生成し保存することを選択したと
きに、定義ファイル生成保存手段４により定義ファイル
を生成し記憶装置５に保存する。その後、プリンタドラ
イバはユーザからの印刷要求を受けて画像形成装置へ印
刷実行命令を送信する。このように、確認手段を設けた
ので、定義ファイルを生成し保存するかをユーザが選択
することができる。

【００１７】請求項４の発明について説明する。入力手
段１に音声入力を可能とする音声入力手段を設けること
により、フリーワードの入力は文字入力だけでなく、音
声入力で行なうことも可能となり、さらに提示手段３に
音声提示手段を設けることにより、プリンタドライバ側
からユーザへ設定項目等を提示する際にも音声で行なう
ことが可能となる。このように、多岐にわたる設定項目
について音声を用いてフリーワードによる設定が可能と
なるので、特に視覚障害者にとってよりユーザビリティ
を向上させることができる。

【００１８】

【発明の効果】［請求項１に対する効果］画像形成装置
の設定処理装置において、フリーワードを入力すること
により設定を行うようにしたので、ユーザは設定したい
項目のみを指定するという簡便な方法で設定項目の設定
を行なうことができる。また、一度設定した設定項目を
定義ファイルとして保存しておくことで、ユーザは再度
その定義ファイルを呼び出すことで、プリンタ等の設定
処理を簡便に行なうことができる。

【００１９】［請求項２に対する効果］画像形成装置の
設定処理装置において、ユーザの入力したフリーワード
のパースを行い用語を抽出し、設定可能なキーワードか
どうかを解析し、設定項目として反映できるかどうかを
ユーザに提示するので、ユーザビリティを向上できる。

【００２０】［請求項３に対する効果］画像形成装置の
設定処理装置において、一度設定した項目を破棄するこ
とを可能とするので、保存しておく必要がない設定項目
を定義ファイルとして保存するという無駄な処理を行な
うことがないようにすることができる。

【００２１】［請求項４に対する効果］画像形成装置の
設定処理装置において、文字入力だけでなく、音声入力
にも対応することができるので、特に、視覚障害者に対
するユーザビリティの向上を可能とする。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明による画像形成装置の設定処理装置の
一実施例を説明するための図である。

【図２】 図１に示した画像形成装置の設定処理装置の
処理の流れを示すフロー図である。

【符号の説明】

１…入力手段、２…設定手段、３…提示手段、４…定義
ファイル生成保存手段、５…記憶装置。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ユーザが任意の設定項目についてのフリ
   ーワードを入力する手段と、前記入力されたフリーワー
   ドに応じて設定項目の設定を行なう手段と、前記設定さ
   れた設定項目に応じて定義ファイルを生成し保存する定
   義ファイル生成保存手段とを有することを特徴とする画
   像形成装置の設定処理装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の画像形成装置の設定処
   理装置において、前記フリーワードを解析し、前記設定
   項目として設定することができるかどうかをユーザに提
   示する手段を有することを特徴とする画像形成装置の設
   定処理装置。
3. 【請求項３】 請求項１または２に記載の画像形成装置
   の設定処理装置において、前記設定した設定項目を用い
   て定義ファイルを生成し保存するかどうかをユーザが確
   認する確認手段を有し、前記定義ファイル生成保存手段
   は、前記確認手段によって、前記設定項目を用いて定義
   ファイルを生成し保存する意向をユーザが有することを
   確認したとき、前記設定項目を用いて定義ファイルを生
   成し保存することを特徴とする画像形成装置の設定処理
   装置。
4. 【請求項４】 請求項１乃至３のいずれかに記載の画像
   形成装置の設定処理装置において、前記フリーワードを
   入力する手段は、音声入力手段であることを特徴とする
   画像形成装置の設定処理装置。