JP2003114591A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003114591A JP2001310153A JP2001310153A JP2003114591A JP 2003114591 A JP2003114591 A JP 2003114591A JP 2001310153 A JP2001310153 A JP 2001310153A JP 2001310153 A JP2001310153 A JP 2001310153A JP 2003114591 A JP2003114591 A JP 2003114591A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、転写紙と感光体ドラムとの表面
速度差により副走査方向の色ずれや副走査方向の濃度ム
ラが発生するという課題を解決しようとするものであ
る。 【解決手段】 この発明は、像担持体11〜14上の画
像を転写ベルト15上の転写紙に転写し、モードにより
異なる2つ以上の転写紙搬送速度を有する画像形成装置
において、(転写ベルト15の表面速度/像担持体11
〜14の表面速度)で表現される「転写ベルト15と像
担持体11〜14との速度比」を転写紙の搬送速度によ
り変えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、4連タンデム構成のカラー画像形
成装置であって、転写ベルトにて転写紙を搬送するとと
もに、複数の感光体ドラムと転写ベルトを介して対向す
る位置にバイアス印加部材を配置してそのバイアス印加
部材に転写バイアスを印加することで、複数の感光体ド
ラム上の各色のトナー像を転写ベルト上の転写紙に順次
に重ね合わせて転写してカラー画像を形成し、また、い
ずれか1つの感光体ドラム上の単色のトナー像を転写ベ
ルト上の転写紙に転写して単色の画像を形成するものが
知られている。
【0003】この4連タンデム構成のカラー画像形成装
置では、転写紙の搬送速度は、転写紙を転写ベルトに吸
着させて搬送するために転写ベルトの表面速度とほぼ同
速となるのが一般的である。転写ベルトの表面速度と感
光体ドラム表面の速度に関しては、これらの速度を同じ
速度とした場合には静電的な力のみにより感光体ドラム
から転写ベルト上の転写紙へのトナー像の転写が行われ
るが、転写ベルトの表面速度と感光体ドラム表面速度と
の間に速度差を付けた場合には静電的な力に加えて機械
的な剥ぎ取り力により感光体ドラムから転写ベルト上の
転写紙へのトナー像の転写が行われるために転写不良気
味の画質劣化が防げる。
【0004】この点を詳しく述べると、転写ベルトの表
面速度と感光体ドラム表面の速度に差を付けた場合に
は、2色以上のトナー像を重ねあわせてカラー画像を形
成する時に特に良好な転写性が得られる。単色画像形成
時などのトナー像重ね合わせが無い時には、トナー層を
転写紙表面に比較的保持しやすく、ある一定レベル以上
の転写性を容易に確保できる。
【0005】しかし、2色以上のトナー像を重ね合わせ
てカラー画像を形成する時には、2色以上のトナー像を
重ね合わせる部分は既に転写紙上に転写されたトナー層
の上から感光体ドラム上のトナーを新たに転写するの
で、その新たに転写するトナーの転写性が悪くなる。こ
のため、転写ベルトの表面速度と感光体ドラム表面の速
度に速度差を持たせる方法などが有効になる。
【0006】このように2色以上のトナー像を重ね合わ
せて転写する場合の転写性を良くすることを目的とした
画像形成装置は転写ベルトの表面と感光体ドラムの表面
に速度差を持たせるように設定しており、このように設
定した画像形成装置はモードによらず(転写ベルトの表
面速度/感光体の表面速度)で表現される「転写ベルト
と感光体ドラムとの速度比」を一定に保持しようと設計
されているのが一般的である。例えば、4連タンデム構
成のカラー画像形成装置において、転写ベルトの速度を
感光体の速度よりも0.1〜1%速くしたもの(特許第
2743359号公報参照)などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記カラー画像形成装
置では、感光体ドラムの表面と転写ベルトの表面との間
に速度差を持たせた場合、通常転写ベルトに吸着されて
いるはずの転写紙と感光体ドラムとの表面速度差によ
り、転写ベルトと転写紙の吸着力が弱められ、転写紙の
搬送速度が転写ベルトの搬送速度にならなくなって不安
定になり、副走査方向の色ずれの発生原因となる。
【0008】この点を詳しく述べると、転写ベルトと転
写紙の静電吸着力は図3に示すように転写ベルトと転写
紙の静電吸着力の付与後の経過時間とともに減衰してい
くため、感光体ドラムの表面と転写ベルトの表面との間
に速度差を持たせた場合、転写紙搬送速度の遅い通紙モ
ードでは、感光体ドラムから転写ベルト上の転写紙への
トナー像の転写が完了するまでの時間を長く必要とする
ため、転写ベルトと転写紙の静電吸着力が弱くなってし
まい、上述した副走査方向の色ずれはより発生しやすく
なる。
【0009】また、感光体ドラムの表面と転写ベルトの
表面との間に速度差を持たせた場合、2色以上のトナー
像を重ね合わせて転写する時の転写性は向上するもの
の、転写紙の搬送速度は転写ベルトの速度と全く同一と
はならず感光体ドラムの表面速度の影響を受けるので、
ハーフトーン画像などの副走査方向の濃度ムラが発生し
やすくなるという問題があった。
【0010】本発明は、転写紙搬送速度の遅いモードで
の副走査方向の色ずれの低減及び単色画像形成時の副走
査方向の濃度ムラの低減を図ることができる画像形成装
置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、像担持体上の画像を転写ベ
ルト上の転写紙に転写し、モードにより異なる2つ以上
の転写紙搬送速度を有する画像形成装置において、(前
記転写ベルトの表面速度/前記像担持体の表面速度)で
表現される「前記転写ベルトと前記像担持体との速度比」
を前記転写紙の搬送速度により変えるものである。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記転写紙を前記転写ベルトに静
電吸着させて搬送しながら前記像担持体から前記転写紙
への画像転写を行うものである。
【0013】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の画像形成装置において、前記像担持体を複数個有
し、該複数個の像担持体上の画像を前記転写ベルト上の
転写紙に転写するものである。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか1つに記載の画像形成装置において、異なる2つ
以上の転写紙搬送速度の中で遅い方の転写紙搬送速度の
場合には速い方の転写紙搬送速度の場合よりも、(前記
転写ベルトの表面速度/前記像担持体の表面速度)で表
現される「前記転写ベルトと前記像担持体との速度比」
が1に近づくように構成したものである。
【0015】請求項5に係る発明は、請求項1〜4のい
ずれか1つに記載の画像形成装置において、前記像担持
体の表面速度の方が前記転写ベルトの表面速度よりも速
くなるように構成したものである。
【0016】請求項6に係る発明は、請求項1〜5のい
ずれか1つに記載の画像形成装置において、2つの転写
紙搬送速度時における(前記転写ベルトの表面速度/前
記像担持体の表面速度)で表現される「前記転写ベルト
と前記像担持体との速度比」の差が2%以上となるよう
に構成したものである。
【0017】請求項7に係る発明は、請求項1〜6のい
ずれか1つに記載の画像形成装置において、最も転写紙
搬送速度の遅いモードの時の(前記転写ベルトの表面速
度/前記像担持体の表面速度)で表現される「前記転写
ベルトと前記像担持体との速度比」が1±0.02にな
るように構成したものである。
【0018】請求項8に係る発明は、多色のカラー画像
の出力と単色の画像の出力を行う画像形成装置におい
て、多色のカラー画像の出力を行うか単色の画像の出力
を行うかにより、(前記転写ベルトの表面速度/前記像
担持体の表面速度)で表現される「前記転写ベルトと前
記像担持体との速度比」を変えるものである。
【0019】請求項9に係る発明は、請求項8記載の画
像形成装置において、前記転写紙を前記転写ベルトに静
電吸着させて搬送しながら前記像担持体から前記転写紙
への画像転写を行うものである。
【0020】請求項10に係る発明は、請求項8または
9記載の画像形成装置において、前記像担持体を複数個
有し、該複数個の像担持体上の各色の画像を前記転写ベ
ルト上の転写紙に転写するものである。
【0021】請求項11に係る発明は、請求項8〜10
のいずれか1つに記載の画像形成装置において、単色の
画像の出力を行う時の方が、多色のカラー画像の出力を
行う時よりも、(前記転写ベルトの表面速度/前記像担
持体の表面速度)で表現される「前記転写ベルトと前記
像担持体との速度比」が1に近づくように構成したもの
である。
【0022】請求項12に係る発明は、請求項8〜11
のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記像
担持体の表面速度の方が前記転写ベルトの表面速度より
も速くなるように構成したものである。
【0023】請求項13に係る発明は、請求項8〜12
のいずれか1つに記載の画像形成装置において、単色画
像の出力時と、多色のカラー画像の出力時とで、(前記
転写ベルトの表面速度/前記像担持体の表面速度)で表
現される「前記転写ベルトと前記像担持体との速度比」
の差が2%以上となるように構成したものである。
【0024】請求項14に係る発明は、請求項8〜13
のいずれか1つに記載の画像形成装置において、単色画
像の出力時の(前記転写ベルトの表面速度/前記像担持
体の表面速度)で表現される「前記転写ベルトと前記像
担持体との速度比」が1±0.02になるように構成し
たものである。
【0025】
【発明の実施の形態】4連タンデム構成のカラー画像形
成装置において、2色以上のトナー像を重ね合わせてカ
ラー画像を形成する場合、像担持体としての感光体ドラ
ムと転写ベルトが等速である時は、感光体ドラムから転
写ベルト上の転写紙へのトナー像の転写性が極度に悪く
なる。しかし、単色画像形成モードのように2色以上の
トナー像を重ねる必要が無いモードの時は、感光体ドラ
ムの表面と転写ベルトの表面との間の速度差をできるだ
け0に近づける方が色ずれや副走査方向の濃度ムラを低
減できて望ましい。
【0026】また、2つ以上の転写紙搬送速度を有する
画像形成装置では、通常、転写紙搬送速度が遅い方の転
写紙搬送速度の時の方が、転写紙搬送速度が速い方の転
写紙搬送速度の時よりも、転写紙を転写ベルト上に保持
している時間が長くなる。一方、転写ベルトと転写紙の
吸着力は図3に示すように転写ベルトと転写紙との間に
静電的な吸着力を付与した時からの経過時間とともに減
衰していくため、転写紙搬送速度が遅い方の転写紙搬送
速度の時の方が転写ベルトと転写紙との間に静電的な吸
着力が低下した状態で転写紙が感光体ドラムと転写ベル
トとの間の転写部へ突入することになる。従って、転写
紙搬送速度が遅い方の転写紙搬送速度の時には、転写紙
搬送を阻害する力を極力減らすために感光体ドラムの表
面と転写ベルトの表面との間の速度差をできるだけ0に
近づけることが望まれる。
【0027】さらに、転写紙搬送速度が遅い時に必要な
転写電流値は転写ニップ部が長いために低く設定するこ
とが可能であり、感光体ドラムの表面と転写ベルトの表
面との間の速度差を1に近づけたことによる転写性の低
下は転写電流を上げることである程度補える。逆に言え
ば、転写紙搬送速度が速い時に感光体ドラムの表面と転
写ベルトの表面との間の速度差を1に近づけた場合は、
転写電流を上げることで転写性を確保しようとすると、
高い転写バイアスを転写ニップ部に印加することにな
り、異常放電などの不具合が発生してしまう。
【0028】感光体ドラム表面の速度と転写ベルト表面
の速度との関係であるが、感光体ドラムの表面速度の方
を転写ベルト表面の速度よりも速くしておいて、感光体
ドラム上のトナーを転写ベルト上の転写紙に擦り付ける
ように転写させた方が、単位面積当りのトナー付着量を
多く確保できるため、感光体ドラムの表面速度の方を転
写ベルト表面の速度よりも遅くして感光体ドラム上のト
ナー像を転写ベルト上の転写紙に引き伸ばして転写する
よりも虫食いなどの画像が発生しにくい。
【0029】また、感光体ドラムの表面速度や転写ベル
トの搬送速度は、感光体ドラムの径や転写ベルト駆動ロ
ーラの径、転写ベルトの厚みにより変動する。このよう
な部品の精度により、(転写ベルトの表面速度/感光体
ドラムの表面速度)で表現される「転写ベルトと感光体
ドラムとの速度比」は、0.98〜1.02までバラツ
キを有する。逆に言えば、(転写ベルトの表面速度/感
光体ドラムの表面速度)で表現される「転写ベルトと感
光体ドラムとの速度比」は、狙いの速度比に対して2%
はばらついてしまうのが実情である。
【0030】図1は本発明の一実施形態を示す。この実
施形態は、4連タンデム構成のカラー画像形成装置の一
形態であり、4色重ねの多色のカラー画像の形成(出
力)を行うカラー画像形成モードと、ブラック単色を含
む単色の画像の形成(出力)を行う単色画像形成モード
を有する。
【0031】まず、カラー画像形成モードにおいては、
像担持体としての感光体ドラム11〜14は、図示しな
い接離手段により、転写時に転写ベルト15に当接さ
れ、非転写時に転写ベルト15から離される。転写ベル
ト15は、複数のローラ16〜19に架け渡され、これ
らのローラ16〜19のうちの1つのローラが図示しな
い転写ベルト駆動モータにより回転駆動されることで反
時計方向に回転する。
【0032】感光体ドラム11〜14の周囲にはそれぞ
れ帯電手段、露光手段、現像手段、クリーニング装置な
どが配置され、これらの帯電手段、露光手段及び現像手
段は感光体ドラム11〜14上に各色のトナー像を形成
する画像形成手段を構成する。転写バイアス印加手段と
しての転写ブラシ20は感光体ドラム14と転写ベルト
15との転写ニップ部付近にて転写ベルト15の内側に
当接され、電源28からの正の転写バイアスが転写ブラ
シ20を介して転写ベルト15に印加される。
【0033】また、感光体ドラム11〜13と転写ベル
ト15との各転写ニップ部付近にもそれぞれ転写バイア
ス印加手段としての転写ブラシが転写ベルト15の内側
に当接され、これらの転写ブラシは電源からの正の転写
バイアスを転写ベルト15に印加する。転写ベルト15
において各転写ニップ部の間の部分の内側には導電性ロ
ーラ34が当接され、このローラ34は接地される。
【0034】感光体ドラム11〜14は、それぞれ駆動
モータ21〜24により時計方向に回転駆動され、帯電
手段により一様に帯電されて露光手段により露光される
ことで静電線像が形成される。この感光体ドラム11〜
14上の静電潜像は、それぞれ現像手段により負帯電の
トナーで現像されて各色のトナー像、例えばマゼンタ、
シアン、イエロー、ブラックの各色のトナー像となる。
【0035】一方、転写紙が図示しない給紙装置から紙
吸着部を構成する発泡スポンジローラ25と転写ベルト
15との間へ給送される。紙吸着ローラとしての発泡ス
ポンジローラ25は転写ベルト15を挟むようにローラ
19に対向して配置され、ローラ19は金属ローラによ
り構成されて接地される。発泡スポンジローラ25は、
転写紙が発泡スポンジローラ25と転写ベルト15との
間を通過しない時にはスイッチ26により負の電源33
に接続されて負の電圧が印加され、転写ベルト15に負
の電荷を付与する。発泡スポンジローラ25は、転写紙
が発泡スポンジローラ25と転写ベルト15との間を通
過する時にはスイッチ26により正の電源27に接続さ
れて正の電圧が印加され、転写紙に正の電荷を付与して
転写ベルト15に転写紙を吸着させる。
【0036】転写紙は、転写ベルト15により搬送され
ながら転写ベルト15と感光体ドラム11〜14との各
転写ニップ部を通過する際に感光体ドラム11〜14上
の各色のトナー像が順次に重ね合わせて静電的に転写さ
れることでフルカラー画像が形成され、図示しない定着
装置によりフルカラー画像が定着されて装置外へ排出さ
れる。
【0037】また、感光体ドラム11〜14は、それぞ
れトナー像転写後にクリーニング装置によりクリーニン
グされ、次の画像形成に備える。転写ベルト15はロー
ラ17、18の間で転写ベルトクリーニング部によりク
リーニングされる。この転写ベルトクリーニング部は、
金属ローラ29と、金属ローラ29と転写ベルト15を
挟むように対向して配置された低抵抗のスポンジローラ
30と、スポンジローラ30に付着したトナーを掻き落
とすブレード31とを有し、金属ローラ29が接地され
る。スポンジローラ30は、電源32からバイアスが印
加されて10〜15μAの電流が流れ、転写ベルト15
からトナーを静電的に吸引して除去する。スポンジロー
ラ30上のトナーはブレード31により掻き落とされ
る。
【0038】本実施形態では、図示しない操作部によ
り、カラー画像形成モードと単色画像形成モードのいず
れか一方が選択され、さらにカラー画像形成モードにお
ける通常の画質モードと高画質モードのいずれか一方が
選択される。図示しない制御手段としての制御部は、操
作部からの入力信号に基づいて、操作部で選択されたモ
ードを設定する。
【0039】制御部は、操作部からの入力信号に基づい
て通常の画質モードが選択された時には通常の画質モー
ドを設定し、転写紙搬送速度を125mm/secに設
定して転写紙搬送系に転写紙を125mm/secで搬
送させる。また、制御部は、通常の画質モードでは、転
写ベルト15表面の速度を125mm/secに設定
し、上記転写ベルト駆動モータの駆動制御を行う第1の
モータ駆動制御部に転写ベルト15表面の速度が125
mm/secになるように上記転写ベルト駆動モータの
駆動制御を行わせる。さらに、制御部は、通常の画質モ
ードでは、感光体ドラム11〜14の表面速度を130
mm/secに設定し、駆動モータ21〜24の駆動制
御を行う第2〜第5のモータ駆動制御部に感光体ドラム
11〜14表面の速度が130mm/secになるよう
に駆動モータ21〜24の駆動制御を行わせる。
【0040】転写ベルト15表面と感光体ドラム11〜
14表面の速度差は、特に2色以上のトナー像が重なる
部分の転写性を上げるのに効果的である。この場合、
(転写ベルト15の表面速度/感光体ドラム11〜14
の表面速度)で表現される「転写ベルト15と感光体ド
ラム11〜14との速度比」は、125/130で表現
され、0.96となる。
【0041】制御部は、操作部からの入力信号に基づい
て高画質モードが選択された時には高画質モードを設定
し、転写紙搬送速度を60mm/secに設定して転写
紙搬送系に転写紙を60mm/secで搬送させる。ま
た、制御部は、高画質モードでは、転写ベルト15表面
の速度を60mm/secに設定し、上記第1のモータ
駆動制御部に転写ベルト15表面の速度が60mm/s
ecになるように転写ベルト駆動モータの駆動制御を行
わせる。
【0042】さらに、制御部は、高画質モードでは、感
光体ドラム11〜14の表面速度を60mm/secに
設定し、上記第2〜第5のモータ駆動制御部に感光体ド
ラム11〜14表面の速度が60mm/secになるよ
うに駆動モータ21〜24の駆動制御を行わせる。この
場合、(転写ベルト15の表面速度/感光体ドラム11
〜14の表面速度)で表現される「転写ベルト15と感
光体ドラム11〜14との速度比」は、60/60で表
現され、1.00となる。
【0043】このように、本実施形態では、(転写ベル
ト15の表面速度/感光体ドラム11〜14の表面速
度)で表現される「転写ベルト15と感光体ドラム11
〜14との速度比」は、転写紙搬送速度に応じて4%変
更している。このようにすることで、転写紙と転写ベル
ト15の静電吸着力が図3に示すように該静電吸着力の
発泡スポンジローラ25による付与時点からの経過時間
に応じて低下するために転写ベルト15が転写紙を保持
する時間が長くなる遅い転写紙搬送速度時に対して、転
写紙の安定な搬送を阻害する「転写ベルト15と感光体
ドラム11〜14との速度比」による影響を低減でき
た。ここに、(転写ベルト15の表面速度/感光体ドラ
ム11〜14の表面速度)で表現される「転写ベルト1
5と感光体ドラム11〜14との速度比」は、転写紙搬
送速度に応じて2%以上変更すれば、同様な効果が得ら
れる。
【0044】また、実験的に(転写ベルト15の表面速
度/感光体ドラム11〜14の表面速度)で表現される
「転写ベルト15と感光体ドラム11〜14との速度比」
を1±0.02以内とすることで、転写紙搬送速度が低
い時の転写紙搬送速度を安定にすることができた。
【0045】ここで、(転写ベルト15の表面速度/感
光体ドラム11〜14の表面速度)で表現される「転写
ベルト15と感光体ドラム11〜14との速度比」を簡
易に求める方法について説明する。まず、感光体ドラム
11〜14をそれぞれ駆動モータ21〜24により時計
方向に回転駆動して帯電手段により一様に帯電した後に
露光手段により感光体ドラム11〜14に格子パターン
を露光して格子パターンの静電線像を形成する。この感
光体ドラム11〜14上の格子パターンの静電潜像をそ
れぞれ現像手段により現像して各色の格子パターンのト
ナー像とし、この各色の格子パターンのトナー像を重ね
ずに透明な転写シールに直接に転写して該転写シール上
の各色の格子パターンのトナー像の格子間隔を測定して
求める。
【0046】次に、感光体ドラム11〜14上に同様に
各色の格子パターンのトナー像を形成し、この各色の格
子パターンのトナー像を重ねずに転写ベルト15に直接
に転写し、この各色の転写ベルト15上の格子パターン
のトナー像の格子間隔を測定して求める。そして、転写
シール上の各色の格子パターンのトナー像の格子間隔と
転写ベルト15上の各色の格子パターンのトナー像の格
子間隔とを各色毎に比較して感光体ドラム11〜14の
表面速度と転写ベルト15の表面速度との差を各色毎に
求める。ここに、転写シール上の各色の格子パターンの
トナー像の格子間隔が転写ベルト15上の各色の格子パ
ターンのトナー像の格子間隔より大きければ感光体ドラ
ム11〜14の表面速度が転写ベルト15の表面速度よ
り速いことになり、その逆であれば転写ベルト15の表
面速度が感光体ドラム11〜14の表面速度より速いこ
とになる。
【0047】(転写ベルト15の表面速度/感光体ドラ
ム11〜14の表面速度)で表現される「転写ベルト1
5と感光体ドラム11〜14との速度比」は、(転写ベ
ルト15上の格子パターンのトナー像の格子間隔/感光
体ドラム11〜14上の格子パターンのトナー像の格子
間隔)で簡易的に求まる。また、転写ベルト15上の格
子パターンのトナー像の格子間隔は感光体ドラム11〜
14から転写紙上に転写した格子パターンのトナー像の
格子間隔とほぼ同じであり、感光体ドラム11〜14か
ら転写紙上に転写した各色の格子パターンのトナー像の
格子間隔と上記転写シール上の各色の格子パターンのト
ナー像の格子間隔とを測定して各色毎に比較することで
求めることもできる。
【0048】ブラック単色を含む単色の画像の形成(出
力)を行う単色画像形成モードにおいては、感光体ドラ
ム11〜14のうちのいずれか1つの感光体ドラムは、
駆動モータ21〜24のいずれか1つにより時計方向に
回転駆動され、帯電手段により一様に帯電されて露光手
段により露光されることで静電線像が形成される。この
感光体ドラム上の静電潜像は、現像手段により負帯電の
トナーで現像されてトナー像となる。また、上記1つの
感光体ドラムは、トナー像転写後にクリーニング装置に
よりクリーニングされ、次の画像形成に備える。
【0049】一方、転写紙が図示しない給紙装置から発
泡スポンジローラ25と転写ベルト15との間へ給送さ
れる。発泡スポンジローラ25は、転写紙が発泡スポン
ジローラ25と転写ベルト15との間を通過しない時に
はスイッチ26により負の電源33に接続されて負の電
圧が印加され、転写ベルト15に負の電荷を付与する。
発泡スポンジローラ25は、転写紙が発泡スポンジロー
ラ25と転写ベルト15との間を通過する時にはスイッ
チ26により正の電源27に接続されて正の電圧が印加
され、転写紙に正の電荷を付与して転写ベルト15に転
写紙を吸着させる。
【0050】転写紙は、転写ベルト15により搬送され
ながら転写ベルト15と上記1つの感光体ドラムとの転
写ニップ部を通過する際に上記1つの感光体ドラム上の
トナー像が静電的に転写されることで単色画像が形成さ
れ、図示しない定着装置により単色画像が定着されて装
置外へ排出される。転写ベルト15はローラ17、18
の間で転写ベルトクリーニング部の金属ローラ29及び
スポンジローラ30によりクリーニングされる。
【0051】制御部は、単色画像形成モードでは、転写
紙搬送速度を125mm/secに設定して転写紙搬送
系に転写紙を125mm/secで搬送させる。また、
制御部は、単色画像形成モードでは、転写ベルト15表
面の速度を125mm/secに設定し、上記第1のモ
ータ駆動制御部に転写ベルト15表面の速度が125m
m/secになるように上記転写ベルト駆動モータの駆
動制御を行わせる。さらに、制御部は、単色画像形成モ
ードでは、感光体ドラム11〜14の表面速度を127
mm/secに設定し、駆動モータ21〜24の駆動制
御を行う第2〜第5のモータ駆動制御部に感光体ドラム
11〜14表面の速度が127mm/secになるよう
に駆動モータ21〜24の駆動制御を行わせる。
【0052】4色重ねのカラー画像形成モード(通常の
画質モード)では、転写紙搬送速度を125mm/se
cに設定し、転写ベルト15表面の速度を125mm/
secに設定して感光体ドラム11〜14の表面速度を
130mm/secに設定している。しかし、単色画像
形成モードでは、転写紙搬送速度、転写ベルト15表面
の速度及び感光体ドラム11〜14の表面速度を上述の
ように設定することで、転写紙搬送速度が転写ベルト1
5表面の速度(=感光体ドラム11〜14の表面速度)
となり、転写紙搬送速度が不安定となることはなくなっ
た。したがって、本実施形態では、単色画像形成モード
時の副走査方向の濃度むらを低減することができた。
【0053】このように、本実施形態によれば、(転写
ベルト15の表面速度/像担持体としての感光体ドラム
11〜14の表面速度)で表現される「転写ベルト15
と感光体ドラム11〜14との速度比」を転写紙の搬送
速度により変える(切り替える)ので、感光体ドラム表
面と転写ベルト表面との速度差を各転写紙搬送速度に応
じて転写性と色ずれや副走査方向の濃度むらのない高画
質のバランス点に確保することができる。
【0054】また、本実施形態によれば、転写紙を転写
ベルト15に静電吸着させて搬送しながら像担持体とし
ての感光体ドラム11〜14から転写紙への画像転写を
行うので、色ずれ、副走査方向の濃度むらが発生しやす
いにもかかわらず、これらの不具合の低減を図ることが
できる。
【0055】また、本実施形態によれば、像担持体とし
ての感光体ドラム11〜14を複数個有し、該複数個の
感光体ドラム11〜14上の画像を転写ベルト15上の
転写紙に転写する4連タンデム構成の画像形成装置であ
るので、色ずれ、副走査方向の濃度むらなどが発生しや
すいにもかかわらず、これらの不具合の低減を図ること
ができる。
【0056】また、本実施形態によれば、異なる2つ以
上の転写紙搬送速度の中で遅い方の転写紙搬送速度の場
合には速い方の転写紙搬送速度の場合よりも、(転写ベ
ルト15の表面速度/像担持体としての感光体ドラム1
1〜14の表面速度)で表現される「転写ベルト15と
感光体ドラム11〜14との速度比」が1に近づくよう
に構成したので、遅い方の転写紙搬送速度の場合の転写
完了までの時間が長いために生じる転写紙の転写ベルト
への吸着力の低下に対して転写ベルト表面と感光体ドラ
ム表面の速度差を低減することで、転写紙搬送速度を阻
害する力を防ぐことができ、色ずれ、副走査方向の濃度
むらの低減が可能となる。
【0057】また、本実施形態によれば、像担持体とし
ての感光体ドラム11〜14の表面速度の方が転写ベル
ト15の表面速度よりも速くなるように構成したので、
虫食いのような転写不良気味の画像を低減することがで
きる。
【0058】また、本実施形態によれば、2つの転写紙
搬送速度時における(転写ベルト15の表面速度/像担
持体としての感光体ドラム11〜14の表面速度)で表
現される「転写ベルト15と感光体ドラム11〜14と
の速度比」の差が2%以上となるように構成したので、
色ずれ、副走査方向の濃度むらの低減が可能となる。
【0059】また、本実施形態によれば、最も転写紙搬
送速度の遅いモードの時の(転写ベルト15の表面速度
/像担持体としての感光体ドラム11〜14の表面速
度)で表現される「転写ベルト15と感光体ドラム11
〜14との速度比」が1±0.02になるように構成し
たので、最も転写紙搬送速度の遅いモードの時の転写ベ
ルトの表面速度と感光体ベルトの表面速度とをほぼ等速
とすることができ、色ずれ、副走査方向の濃度むらの低
減が可能となる。
【0060】また、本実施形態によれば、多色のカラー
画像の出力を行うか単色の画像の出力を行うかにより、
(転写ベルト15の表面速度/像担持体としての感光体
ドラム11〜14の表面速度)で表現される「転写ベル
ト15と感光体ドラム11〜14との速度比」を変える
ので、感光体ドラム表面と転写ベルト表面との速度差を
モードに応じて転写性と色ずれや副走査方向の濃度むら
のない高画質のバランス点に確保することができる。
【0061】また、本実施形態によれば、転写紙を転写
ベルト15に静電吸着させて搬送しながら像担持体とし
ての感光体ドラム11〜14から転写紙への画像転写を
行うので、色ずれ、副走査方向の濃度むらが発生しやす
いにもかかわらず、これらの不具合の低減を図ることが
できる。
【0062】また、本実施形態によれば、像担持体とし
ての感光体ドラム11〜14を複数個有し、該複数個の
感光体ドラム11〜14上の各色の画像を転写ベルト1
5上の転写紙に転写する4連タンデム構成の画像形成装
置であるので、色ずれ、副走査方向の濃度むらなどが発
生しやすいにもかかわらず、これらの不具合の低減を図
ることができる。
【0063】また、本実施形態によれば、単色の画像の
出力を行う時の方が、多色のカラー画像の出力を行う時
よりも、(転写ベルト15の表面速度/像担持体として
の感光体ドラム11〜14の表面速度)で表現される
「転写ベルト15と感光体ドラム11〜14との速度比」
が1に近づくように構成したので、単色の画像の出力を
行う時の転写ベルトの表面と感光体ドラム表面の速度差
を低減することで、転写紙搬送速度を阻害する力を防ぐ
ことができて図2に示す(感光体ドラムの表面速度−転
写ベルトの表面速度/感光体ドラムの表面速度)と感光
体ドラムから転写紙への画像の転写率との関係から分か
るように転写率を上げることができ、色ずれ、副走査方
向の濃度むらの低減が可能となる。
【0064】また、本実施形態によれば、像担持体とし
ての感光体ドラム11〜14の表面速度の方が転写ベル
ト15の表面速度よりも速くなるように構成したので、
虫食いのような転写不良気味の画像を低減することがで
きる。
【0065】また、本実施形態によれば、単色画像の出
力時と、多色のカラー画像の出力時とで、(転写ベルト
15の表面速度/像担持体としての感光体ドラム11〜
14の表面速度)で表現される「転写ベルト15と感光
体ドラム11〜14との速度比」の差が2%以上となる
ように構成したので、カラー画像形成時の転写性の確保
と色ずれ、副走査方向の濃度むらの低減が可能となる。
【0066】また、本実施形態によれば、単色画像の出
力時の(転写ベルト15の表面速度/像担持体としての
感光体ドラム11〜14の表面速度)で表現される「転
写ベルト15と感光体ドラム11〜14との速度比」が
1±0.02になるように構成したので、単色画像形成
モード時の転写ベルトの表面速度と感光体ベルトの表面
速度とをほぼ等速とすることができ、色ずれ、副走査方
向の濃度むらの低減が可能となる。なお、本発明は、上
記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態以
外の画像形成装置にも適用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、像担持体表面と転写ベルトの表面との速度差を各転
写紙搬送速度に応じて転写性と色ずれや副走査方向の濃
度むらのない高画質のバランス点に確保することができ
る。請求項2に係る発明によれば、色ずれ、副走査方向
の濃度むらが発生しやすいという不具合があるにもかか
わらず、これらの不具合の低減を図ることができる。
【0068】請求項3に係る発明によれば、色ずれ、副
走査方向の濃度むらなどが発生しやすいにもかかわら
ず、これらの不具合の低減を図ることができる。請求項
4に係る発明によれば、遅い方の転写紙搬送速度の場合
の転写完了までの時間が長いために生じる転写紙の転写
ベルトへの吸着力の低下に対して転写ベルト表面と像担
持体表面の速度差を低減することで、転写紙搬送速度を
阻害する力を防ぐことができ、色ずれ、副走査方向の濃
度むらの低減が可能となる。
【0069】請求項5に係る発明によれば、虫食いのよ
うな転写不良気味の画像を低減することができる。請求
項6に係る発明によれば、色ずれ、副走査方向の濃度む
らの低減が可能となる。請求項7に係る発明によれば、
最も転写紙搬送速度の遅いモードの時の転写ベルトの表
面速度と像担持体の表面速度とをほぼ等速とすることが
でき、色ずれ、副走査方向の濃度むらの低減が可能とな
る。
【0070】請求項8に係る発明によれば、像担持体表
面と転写ベルト表面との速度差をモードに応じて転写性
と色ずれや副走査方向の濃度むらのない高画質のバラン
ス点に確保することができる。請求項9に係る発明によ
れば、色ずれ、副走査方向の濃度むらが発生しやすいに
もかかわらず、これらの不具合の低減を図ることができ
る。
【0071】請求項10に係る発明によれば、色ずれ、
副走査方向の濃度むらなどが発生しやすいにもかかわら
ず、これらの不具合の低減を図ることができる。請求項
11に係る発明によれば、単色の画像の出力を行う時の
転写ベルトの表面と像担持体表面の速度差を低減するこ
とで、転写紙搬送速度を阻害する力を防ぐことができて
転写率を上げることができ、色ずれ、副走査方向の濃度
むらの低減が可能となる。
【0072】請求項12に係る発明によれば、虫食いの
ような転写不良気味の画像を低減することができる。請
求項13に係る発明によれば、カラー画像出力時の転写
性の確保と色ずれ、副走査方向の濃度むらの低減が可能
となる。請求項14に係る発明によれば、単色画像出力
時の転写ベルトの表面速度と像担持体の表面速度とをほ
ぼ等速とすることができ、色ずれ、副走査方向の濃度む
らの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略図である。
【図2】画像形成装置における(感光体ドラムの表面速
度−転写ベルトの表面速度/感光体ドラムの表面速度)
と感光体ドラムから転写紙への画像の転写率との関係を
示す図である。
【図3】画像形成装置における転写ベルトと転写紙との
間に静電吸着力を付与した時からの経過時間と、転写ベ
ルトと転写紙の吸着力との関係を示す図である。
【符号の説明】
11〜14 感光体ドラム 15 転写ベルト 20 転写ブラシ 21〜24 駆動モータ 25 紙吸着ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA32 DE02 DE07 DE09 EB04 EC04 EC06 EC18 EC19 ED02 ED17 ED24 EE03 EE04 EE06 EF06 EF09 FA28 FA35 ZA07 2H030 AA03 AB02 AD07 AD17 BB02 BB44 2H200 FA04 FA05 FA16 GA05 GA10 GA12 GA23 GA29 GA33 GA44 GA47 GB22 GB25 HA02 HB12 HB14 HB22 JA02 JB06 JB25 JB49 PA10 PA11 PA22 PA23 PB14 PB39 PB40

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体上の画像を転写ベルト上の転写紙
    に転写し、モードにより異なる2つ以上の転写紙搬送速
    度を有する画像形成装置において、(前記転写ベルトの
    表面速度/前記像担持体の表面速度)で表現される「前
    記転写ベルトと前記像担持体との速度比」を前記転写紙
    の搬送速度により変えることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記転写紙を前記転写ベルトに静電吸着させて搬送しなが
    ら前記像担持体から前記転写紙への画像転写を行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の画像形成装置にお
    いて、前記像担持体を複数個有し、該複数個の像担持体
    上の画像を前記転写ベルト上の転写紙に転写することを
    特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1つに記載の画像
    形成装置において、異なる2つ以上の転写紙搬送速度の
    中で遅い方の転写紙搬送速度の場合には速い方の転写紙
    搬送速度の場合よりも、(前記転写ベルトの表面速度/
    前記像担持体の表面速度)で表現される「前記転写ベル
    トと前記像担持体との速度比」が1に近づくように構成
    したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1つに記載の画像
    形成装置において、前記像担持体の表面速度の方が前記
    転写ベルトの表面速度よりも速くなるように構成したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1つに記載の画像
    形成装置において、2つの転写紙搬送速度時における
    (前記転写ベルトの表面速度/前記像担持体の表面速
    度)で表現される「前記転写ベルトと前記像担持体との
    速度比」の差が2%以上となるように構成したことを特
    徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれか1つに記載の画像
    形成装置において、最も転写紙搬送速度の遅いモードの
    時の(前記転写ベルトの表面速度/前記像担持体の表面
    速度)で表現される「前記転写ベルトと前記像担持体と
    の速度比」が1±0.02になるように構成したことを
    特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】多色のカラー画像の出力と単色の画像の出
    力を行う画像形成装置において、多色のカラー画像の出
    力を行うか単色の画像の出力を行うかにより、(前記転
    写ベルトの表面速度/前記像担持体の表面速度)で表現
    される「前記転写ベルトと前記像担持体との速度比」を
    変えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の画像形成装置において、前
    記転写紙を前記転写ベルトに静電吸着させて搬送しなが
    ら前記像担持体から前記転写紙への画像転写を行うこと
    を特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載の画像形成装置に
    おいて、前記像担持体を複数個有し、該複数個の像担持
    体上の各色の画像を前記転写ベルト上の転写紙に転写す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項8〜10のいずれか1つに記載の
    画像形成装置において、単色の画像の出力を行う時の方
    が、多色のカラー画像の出力を行う時よりも、(前記転
    写ベルトの表面速度/前記像担持体の表面速度)で表現
    される「前記転写ベルトと前記像担持体との速度比」が
    1に近づくように構成したことを特徴とする画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】請求項8〜11のいずれか1つに記載の
    画像形成装置において、前記像担持体の表面速度の方が
    前記転写ベルトの表面速度よりも速くなるように構成し
    たことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】請求項8〜12のいずれか1つに記載の
    画像形成装置において、単色画像の出力時と、多色のカ
    ラー画像の出力時とで、(前記転写ベルトの表面速度/
    前記像担持体の表面速度)で表現される「前記転写ベル
    トと前記像担持体との速度比」の差が2%以上となるよ
    うに構成したことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】請求項8〜13のいずれか1つに記載の
    画像形成装置において、単色画像の出力時の(前記転写
    ベルトの表面速度/前記像担持体の表面速度)で表現さ
    れる「前記転写ベルトと前記像担持体との速度比」が1
    ±0.02になるように構成したことを特徴とする画像
    形成装置。
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