JP2003114457A - 撮影装置 - Google Patents

撮影装置

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JP2003114457A
JP2003114457A JP2001308866A JP2001308866A JP2003114457A JP 2003114457 A JP2003114457 A JP 2003114457A JP 2001308866 A JP2001308866 A JP 2001308866A JP 2001308866 A JP2001308866 A JP 2001308866A JP 2003114457 A JP2003114457 A JP 2003114457A
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shutter speed
exposure
subject
distance
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JP2001308866A
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English (en)
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Toshinori Tsuchiya
憲法 土屋
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、プログラムAE機能で近距
離の被写体を撮影する際に、立体的な被写体であっても
鮮明に撮影することが可能な撮像装置を提供することで
ある。 【解決手段】 本発明に係るデジタルカメラ1によれ
ば、CPU11aは、プログラムAEが設定されている
場合、通常モードで且つ被写体距離が所定値より離れて
いると判断すると、プログラムデータ1ファイル111
を参照して、AE・AF処理回路19により算出された
露出値(EV)に応じた絞り値及びシャッター速度で露
光を行う。一方、接写モード、或いは被写体距離が所定
値以下であると判断すると、CPU11aは、参照する
ファイルをプログラムデータ2ファイル112に切り替
えて、絞りの開放範囲を制限し、AE・AF処理回路1
9で算出された露出値に応じた絞り値及びシャッター速
度で露光を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光の条件に応じて自動的に露出を
調整する機能(AE:Auto Exposure)を搭載したカメ
ラが普及している。プログラムAEでは、露出値に対応
した絞り値とシャッター速度との組み合わせのデータが
カメラ内部に予め記憶されており、撮影時に、カメラが
自動的に被写体の明るさや、フィルムや撮像素子の感度
等の条件から撮影に必要な光の量(露出値)を算出し、
算出した露出値に対応した絞り値とシャッター速度の組
み合わせで露光を行う。露出値(EV)と、絞り値及び
シャッター速度との対応関係は、プログラム線図として
表すことができる。
【0003】図6は、従来のプログラム線図の一例であ
る。図6の縦軸は、レンズの絞り値Fを示しており、F
の値が大きくなるほど絞りが閉じられた状態となる。横
軸は、シャッター速度(秒)を示している。点線の斜線
は、露出値(EV:ExposureValue)を示している。露
出値(EV)=0は、絞り値=F1、シャッター速度=
1で適正露出となる光の量を意味しており、絞り値また
はシャッター速度が一段上下する毎に露出値は1ずつ増
減する。そして、実線は、カメラ内で設定されている、
露出値に対応する絞り値とシャッター速度の組み合わせ
を示している。この実線をなす数値は、レンズの焦点距
離等を考慮して最適な露出となるように、カメラ毎に設
定されているものである。図6に示す実線によれば、絞
り値は、露出値とシャッター速度に応じてF2〜F8の
間をとっている。
【0004】被写体のある部分に焦点を合わせると、焦
点を合わせた部分が鮮明に写るだけでなく、その前後の
奥行きにも鮮明に写っている範囲がある。この焦点を合
わせた部分の前後の、鮮明に写っている奥行き(ピント
の合っている範囲)は、被写界深度と呼ばれているが、
他の条件が同じであれば絞り値Fが大きくなるほど被写
界深度は深くなる(ピントの合っている範囲が広くな
る)という特質がある。また、被写界深度は、被写体ま
での距離(被写体距離)が遠いほど深くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、被写体
距離が近距離側では、被写界深度が浅くなる、即ち、ピ
ントの合っている奥行きが狭くなるという特質があるに
も拘わらず、従来のカメラにおいては、被写体距離が近
距離側に設定されても、特にプログラム線図の変更は行
われていなかった。そのため、測距範囲を通常時よりも
近距離側に限定または広げた接写モード(マクロモー
ド)において、近距離にある立体的な被写体を撮影する
と、ある一部分にしかピントが合わず、画像のほとんど
がボケた状態になるという不具合が生じていた。
【0006】本発明の課題は、プログラムAE機能で近
距離の被写体を撮影する際に、立体的な被写体であって
も鮮明に撮影することが可能な撮影装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、被写体像を撮像する撮像光
学系と、該撮像光学系により撮像された被写体の光量を
算出し、撮影に必要な露出値を決定する露出値決定手段
と、を備えた撮影装置において、前記撮像光学系の絞り
値及びシャッター速度と露出値とを対応付けて記憶する
第1の記憶手段と、前記撮像光学系の絞り値及びシャッ
ター速度と露出値とを対応付けて記憶し、前記絞り値
は、下限値を制限した範囲の数値を記憶する第2の記憶
手段と、被写体距離が所定値以下であるか否かを判断す
る被写体距離判断手段と、前記被写体距離判断手段によ
り被写体距離が所定値以下ではないと判断された場合
に、前記第1の記憶手段から前記決定された露出値に対
応する絞り値及びシャッター速度を読み出し、読み出し
た絞り値及びシャッター速度で前記撮像光学系を露光さ
せる第1の露光制御手段と、前記被写体距離判断手段に
より被写体距離が所定値以下であると判断された場合
に、前記第2の記憶手段から前記決定された露出値に対
応する絞り値及びシャッター速度を読み出し、読み出し
た絞り値及びシャッター速度で前記撮像光学系を露光さ
せる第2の露光制御手段と、を備えたことを特徴として
いる。
【0008】請求項1載の発明によれば、プログラムA
E機能で被写体距離が所定値以下という条件で撮影する
場合に、自動的に通常よりも絞りの開放が制限される。
従って、被写界深度が浅くなりすぎてしまうことがなく
なり、近距離側で立体的な被写体を撮影しても、鮮明に
写すことが可能となる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、測距範囲を通常よりも近距離側にすること
を指示する測距範囲指示手段と、前記測距範囲指示手段
による指示の有無を判断する指示判断手段と、を更に備
え、前記第1の露光制御手段は、前記指示判断手段によ
り近距離測距が指示されていないと判断され、且つ前記
被写体距離判断手段により被写体距離が所定値以下では
ないと判断された場合に、前記第1の記憶手段から前記
決定された露出値に対応する絞り値及びシャッター速度
を読み出し、読み出した絞り値及びシャッター速度で前
記撮像光学系を露光させ、前記第2の露光制御手段は、
前記指示判断手段により近距離測距が指示されていると
判断された場合、若しくは前記被写体距離判断手段によ
り被写体距離が所定値以下であると判断された場合に、
前記第2の記憶手段から前記決定された露出値に対応す
る絞り値及びシャッター速度を読み出し、読み出した絞
り値及びシャッター速度で前記撮像光学系を露光させる
ことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明によれば、プログラム
AE機能で接写モード或いは被写体距離が所定値以下と
いう条件で撮影する場合に、自動的に通常よりも絞りの
開放が制限される。従って、被写界深度が浅くなりすぎ
てしまうことがなくなり、近距離側で立体的な被写体を
撮影しても、鮮明に写すことが可能となる。
【0011】請求項3記載の発明は、被写体像を撮像す
る撮像光学系と、該撮像光学系により撮像された被写体
の光量を算出し、撮影に必要な露出値を決定する露出値
決定手段と、を備えた撮影装置において、前記撮像光学
系の絞り値及びシャッター速度を露出値に対応させて記
憶する記憶手段と、被写体距離が所定値以下であるか否
かを判断する被写体距離判断手段と、前記被写体距離判
断手段により被写体距離が所定値以下ではないと判断さ
れた場合に、前記記憶手段から前記決定された露出値に
対応する絞り値及びシャッター速度を読み出し、読み出
した絞り値及びシャッター速度で前記撮像光学系を露光
させる第1の露光制御手段と、前記被写体距離判断手段
により被写体距離が所定値以下であると判断された場合
に、所望の絞り値を指定可能とする絞り値指定手段と、
前記決定された露出値と、前記指定された絞り値からシ
ャッター速度を決定するシャッター速度決定手段と、前
記指定された絞り値及び前記決定されたシャッター速度
で前記撮像光学系を露光させる第2の露光制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項3記載の発明によれば、プログラム
AE機能による撮影でボケ状態となりやすい、被写体距
離が所定値以下という条件で撮影する場合に、ユーザが
絞り値を調節することで、ピントを合わせる範囲を所望
の範囲に調節することができる。従って、近距離側で立
体的な被写体を撮影する際にボケ状態となることを未然
に防ぐことができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、測距範囲を通常よりも近距離側にすること
を指示する測距範囲指示手段と、前記測距範囲指示手段
による指示の有無を判断する指示判断手段と、を更に備
え、前記第1の露光制御手段は、前記指示判断手段によ
り近距離測距が指示されていないと判断され、且つ前記
被写体距離判断手段により被写体距離が所定値以下では
ないと判断された場合に、前記記憶手段から前記決定さ
れた露出値に対応する絞り値及びシャッター速度を読み
出し、読み出した絞り値及びシャッター速度で前記撮像
光学系を露光させ、前記第2の露光制御手段は、前記指
示判断手段により近距離測距が指示されていると判断さ
れた場合、若しくは前記被写体距離判断手段により被写
体距離が所定値以下であると判断された場合に、前記絞
り値指定手段により指定された絞り値とシャッター速度
決定手段により決定されたシャッター速度で前記撮像光
学系を露光させることを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明によれば、プログラム
AE機能による撮影でボケ状態となりやすい、接写モー
ド或いは被写体距離が所定値以下という条件で撮影する
場合に、ユーザが絞り値を調節することで、ピントを合
わせる範囲を所望の範囲に調節することができる。従っ
て、近距離側で立体的な被写体を撮影する際にボケ状態
となることを未然に防ぐことができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
何れかに記載の発明において、前記撮像光学系により撮
像された被写体の光量を光電変換する光電変換手段を有
することを特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明によれば、デジタルカ
メラにおいて、プログラムAE機能を用いて接写モード
或いは被写体距離が所定値以下という条件で撮影する場
合に、自動的に通常よりも絞りの開放が制限される。従
って、被写界深度が浅くなりすぎてしまうことがなくな
り、近距離側で立体的な被写体を撮影しても、鮮明に写
すことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。なお、本発明において、通常
(通常モード)とは、ユーザの使い勝手を向上させるべ
く、撮影装置において比較的近距離の撮影に適した設定
が行われる接写モードに対して、接写モードが設定され
ていない状態をさす。
【0018】〔第1の実施の形態〕図1は、本実施の形
態におけるデジタルカメラ1の機能的構成を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、デジタルカメラ1は、
CPU11a、ROM11b及びRAM11cを有する
制御部11、光学系制御部12、撮像光学系13、撮像
素子14、撮像回路15、A/D変換回路16、TG1
7、CCDドライバ18、AE・AF処理回路19、メ
モリ20、D/A変換回路21、画像表示部22、圧縮
/伸張回路23、外部記録媒体24、閃光部25、操作
部26、EEPROM27、電源部28等により構成さ
れている。
【0019】CPU11aは、ROM11bに予め記憶
されている制御、演算処理のためのプログラムを読み出
して、RAM11cに展開し、読み出したプログラムに
従ってデジタルカメラ1全体の制御を行う。CPU11
aは、被写体距離判断手段、第1の露光制御手段、第2
の露光制御手段、指示判断手段、及びシャッター速度決
定手段としての機能を有する。
【0020】即ち、CPU11aは、プログラムAE撮
影処理の実行に際して、プログラムAEが設定されてい
る場合、通常モードで且つ被写体距離が所定値より離れ
ていると判断すると、プログラムデータ1ファイル11
1を参照して、AE・AF処理回路19により算出され
た露出値(EV)に応じた絞り値及びシャッター速度で
露光を行う。一方、CPU11aは、接写モード、或い
は被写体距離が所定値以下であると判断すると、参照す
るファイルをプログラムデータ2ファイル112に切り
替えて、絞りの開放範囲を制限し、AE・AF処理回路
19で算出された露出値に応じた絞り値及びシャッター
速度で露光を行う。
【0021】また、CPU11aは、絞り優先切替撮影
処理の実行に際して、プログラムAEがモード設定され
ている場合、通常モードで且つ被写体距離が所定値より
離れていると判断すると、プログラムデータ1ファイル
111を参照して、AE・AF所理回路19で算出され
た露出値(EV)に応じた絞り値及びシャッター速度で
露光を行う。一方、CPU11aは、接写モード或い
は、被写体距離が所定値以下であると判断すると、絞り
優先AEに切り替えて、ユーザが所望の絞り値を設定し
た後、適正露出となるようにシャッター速度を決定して
露光を行う。
【0022】ROM11bは、半導体等の不揮発性メモ
リで構成されている。ROM11bは、デジタルカメラ
1に対応する制御及び演算処理の各種プログラムを予め
記憶する。例えば、本実施の形態において、ROM11
bは、EVに対応する絞り値及びシャッター速度との組
み合わせを示すプログラム線図を構成するプログラムA
Eデータを、プログラムデータ1ファイル111とプロ
グラムデータ2ファイル112の2種類のファイルに格
納している。ROM11bは、第1の記憶手段、第2の
記憶手段、及び記憶手段としての機能を有する。
【0023】図2の(a)は、通常モードで且つ被写体
距離が所定値より離れている場合に参照されるプログラ
ムデータ1ファイル111内のデータ格納例を示す図で
ある。図2の(a)に示すように、プログラムデータ1
ファイル111は、EV(露出値)を表す数値データ
(例えば、“18”、“17”、“16”・・・“3”、“2”)
を「EV」として格納するEV領域111aと、絞り値
を表す数値データ(例えば、“8”、“8”、“8”・・・
“2”、“2”)を「絞り値」として格納する絞り値領域
111bと、シャッター速度を表す数値データ(例え
ば、“1/2048”、“1/1024”、“1/512”・・・“1/2”、
“1”)を「シャッター速度」として格納するシャッタ
ー速度領域111cと、を有する。
【0024】図2の(b)は、接写モード、或いは被写
体距離が所定値以下である場合に参照されるプログラム
データ2ファイル112内のデータ格納例を示す図であ
る。図2の(b)に示すように、プログラムデータ2フ
ァイル112は、EV(露出値)を表す数値データ(例
えば、“18”、“17”、“16”・・・“4”、“3”)を
「EV」として格納するEV領域112aと、絞り値を
表す数値データ(例えば、“8”、“8”、“8”・・・“2.
8”、“2.8”)を「絞り値」として格納する絞り値領域
112bと、シャッター速度を表す数値データ(例え
ば、“1/2048”、“1/1024”、“1/512”・・・“1/2”、
“1”)を「シャッター速度」として格納するシャッタ
ー速度領域112cと、を有する。
【0025】RAM11cは、CPU11aにより実行
される制御及び演算処理に際して、ROM11bから読
み出されたプログラム及び各種データを一時的に記憶す
る。
【0026】光学系制御部12は、ズーム制御機構、フ
ォーカス制御機構、シャッター制御機構、及び絞り制御
機構等により構成され、ズーム位置検出信号やフォーカ
ス位置検出信号、及びAE・AF処理回路19等のフィ
ードバックを受けながら制御部11からの制御信号によ
り撮像光学系13を制御し、適切な露光及び合焦状態の
フレーミング被写体情報を撮像素子14上に結像する。
【0027】撮像光学系13は、フォーカシングレン
ズ、ズームレンズ、シャッター及び絞り等により構成さ
れ、光学系制御部12の制御により適切な露光及び合焦
状態のフレーミング被写体情報を撮像素子14上に結像
する。
【0028】撮像素子14は、CCD(Charge Coupled
Device)等により構成され、撮像光学系13を透過し
て結像された被写体光を光電変換する。撮像素子14
は、光電変換手段としての機能を有する。撮像回路15
は、撮像素子14により光電変換された信号を受け、各
種画像処理を施すことにより所定の画像信号を生成す
る。A/D変換回路16は、撮像回路15により生成さ
れたアナログ信号である画像信号をデジタル信号に変換
する。
【0029】TG(Timing Generator)17は、所定の
タイミング信号を発生させ、CPU11a、撮像回路1
5及びCCDドライバ18へ出力する。CPU11a
は、このタイミング信号に同期させて各種の制御を行
う。また、撮像回路15においては、前記タイミング信
号を受け、同期させて画像情報の処理を行う。CCDド
ライバ18は、前記タイミング信号を受け、同期させて
撮像素子14の駆動制御を行う。
【0030】AE・AF処理回路19は、A/D変換回
路16から出力されるデジタル画像信号に基づいて、撮
影光学系13内のレンズの焦点を撮影対象に対して自動
的に合わせる自動焦点調節(AF)処理と、撮影対象の
明るさに応じて撮像素子14の露光を自動的に調節する
自動露光調節(AE:Auto Exposure)処理を実行す
る。AE・AF処理回路19は、露出値決定手段として
の機能を有する。
【0031】AF処理では、1画面分、若しくは画面内
の所定部分についての画像データの高周波成分を、ハイ
パスフィルタにより抽出し、累積加算等の演算処理によ
りAF評価値を算出し、CPU11aに出力する。AE
処理では、1画面分の画像データの輝度値に対して、累
積加算等の演算処理を行い、撮影に必要な露光量(露出
値)等のAE条件を算出し、CPU11aに出力する。
CPU11aは、ROM11bに格納されているプログ
ラムAEデータである、プログラムデータ1ファイル1
11またはプログラムデータ2ファイル112により、
AE・AF処理回路19により出力された露出値に対応
する絞り値及びシャッター速度を決定し、適切な露光が
行われるよう制御する。
【0032】メモリ20は、バッファメモリ等からなる
メモリであり、A/D変換回路16から出力されたデジ
タル画像信号を一時的に記憶する。
【0033】D/A変換回路21は、メモリ20に一時
的に記憶されたデジタル画像信号を読み出してアナログ
信号に変換すると共に、再生出力に適する形態の画像信
号に変換する。画像表示部22は、LCD(Liquid Cry
stal Display)やEL(Electro luminescent)ディス
プレイ等により構成され、D/A変換回路21により出
力された画像信号を画像として表示する。
【0034】圧縮/伸張回路23は、メモリ20に一時
的に記憶された画像信号を読み出して、外部記録媒体2
4に記録するのに適したデータ形式にするために、圧縮
処理や符号化処理等を行う圧縮回路と、外部記録媒体2
4に記録されている画像データを再生表示するために復
号化や伸張処理を行う伸張処理回路とにより構成されて
いる。
【0035】外部記録媒体24は、デジタルカメラ1に
着脱可能なフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモ
リにより構成され、圧縮/伸張回路23により所定の形
式に変換処理された画像データを記録する。
【0036】閃光部25は、フラッシュ等により構成さ
れ、被写体輝度が低い時に、CPU11aからの信号に
より補助光を照射する。
【0037】操作部26は、主電源スイッチ、レリーズ
スイッチ、再生スイッチ、各種モード変換スイッチ、ズ
ームレバー等により構成され、ユーザによる操作信号を
CPU11aに出力する。なお、レリーズスイッチは、
撮影動作に先立ってAE・AF動作を開始させる指示信
号を発生させる第1段レリーズスイッチと、実際の露光
処理を開始させる指示信号を発生させる第2段レリーズ
スイッチとからなる2段のスイッチから構成されてい
る。操作部26は、測距範囲指示手段及び絞り値指定手
段としての機能を有する。
【0038】EEPROM(Electrically Erasable an
d Programmable ROM)27は、不揮発性メモリにより構
成され、各種動作に使用する調整データ等が予め記憶さ
れている。電源部28は、電池等により構成され、デジ
タルカメラ1に電力を供給する。
【0039】次に、動作について説明する。デジタルカ
メラ1により実行されるプログラムAE撮影処理につい
て図3のフローチャートを参照して説明する。
【0040】ユーザにより操作部26の第1段レリーズ
スイッチが操作されると(ステップS1)、CPU11
aは、プログラムAEが設定されているか否かを判断し
(ステップS2)、プログラムAEが設定されていると
判断すると(ステップS2;YES)、AE・AF処理
回路19によりAE処理を実行し、被写体の明るさ、撮
像素子の感度等の光の条件から、撮影に必要な光の量
(露出値=EV)を算出する(ステップS3)。続い
て、CPU11aは、AE・AF処理回路19によりA
F処理を行い(ステップS4)、算出されたAF評価値
に基づいてフォーカスレンズをピント位置に移動する
(ステップS5)。
【0041】次に、CPU11aは、接写モード或いは
通常モードのいずれであるかを判断し、通常モードであ
ると判断すると(ステップS6;NO)、被写体距離が
所定距離以下、例えば、レンズの焦点距離が100mmの
時に、被写体距離が1m以下であるか否かを判断し(ス
テップS7)、1mよりも離れていると判断すると(ス
テップS7;NO)、プログラムデータ1ファイル11
1を読み出して、ステップS3で算出された露出値に対
応する絞り値とシャッター速度を決定する(ステップS
9)。一方、ステップS6において、接写モードである
と判断すると(ステップS6;YES)、或いはステッ
プS7において被写体距離が所定距離以下、例えば、レ
ンズの焦点距離が100mmの時に、被写体距離が1m以
下であると判断すると(ステップS7;YES)、CP
U11aは、プログラムデータ2ファイル112を読み
出して、ステップS3で算出された露出値に対応する絞
り値とシャッター速度を決定する(ステップS8)。
【0042】絞り値とシャッター速度が決定すると、C
PU11aは、第1段レリーズスイッチがオンされてい
るか否かを再度確認する(ステップS10)。第1段レ
リーズスイッチがオンでないと判断すると(ステップS
10;NO)、CPU11aは、ステップS1に戻り、
ステップS1〜S10の処理を繰り返し実行する。第1
段レリーズスイッチがオンされていると判断すると(ス
テップS10;YES)、CPU11aは、第2段レリ
ーズスイッチがオンされるのを待機し、第2段レリーズ
スイッチがオンされると(ステップS11;YES)、
ステップS8またはステップS9で決定した絞り値及び
シャッター速度で露光を行い(ステップS12)、プロ
グラムAE撮影処理を終了する。
【0043】図4は、本実施の形態に係るデジタルカメ
ラ1におけるプログラム線図の一例を示す図である。実
線は、通常のプログラム線図、即ち、ステップS6にお
いて通常モードと判断され、ステップS7において被写
体距離が所定距離以下でないと判断された場合に参照さ
れる、プログラムデータ1ファイル111に基づくプロ
グラム線図であり、破線が接写モード時、即ち、ステッ
プS6において接写モードと判断された場合、或いは近
距離時、即ち、ステップS7において被写体距離が所定
距離以下であると判断された場合に参照されるプログラ
ムデータ2ファイル112に基づくプログラム線図であ
る。
【0044】図4に示すように、デジタルカメラ1にお
けるプログラムAEによれば、通常モードでは、絞りは
F2まで開放しうるが、接写モード時或いは被写体距離
が所定距離以下の場合、プログラム線図が切り替えら
れ、絞りはF2.8より閉じた状態に制限される。
【0045】以上説明した様に、デジタルカメラ1によ
れば、プログラムAEが設定されている場合、通常モー
ドで且つ被写体距離が所定値より離れていれば、図4に
おける実線のプログラム線図、即ち、プログラムデータ
1ファイル111を参照して、AE処理で算出された露
出値(EV)に応じた絞り値及びシャッター速度で露光
を行う。一方、接写モード、或いは被写体距離が所定値
以下であれば、図4のプログラム線図を破線に切り替え
て、即ち、参照するファイルをプログラムデータ2ファ
イル112に切り替えて、絞りの開放範囲を制限し、A
E処理で算出された露出値に応じた絞り値及びシャッタ
ー速度で露光を行う。
【0046】従って、接写モード或いは被写体距離が所
定値以下になると、絞りの開放が通常よりも制限され、
被写界深度が浅くなりすぎないように制御される。その
結果、近距離側で立体的な被写体を撮影しても、鮮明に
写すことが可能となる。
【0047】なお、上記実施の形態における記述内容
は、本発明に係るデジタルカメラ1の好適な一例であ
り、これに限定されるものではない。例えば、上記実施
の形態においては、被写体が近距離か否かの判断は、焦
点距離が100mmの時に、被写体距離が1m以下か否か
によって判断しているが、この数値に限定されない。ま
た、図4に示したプログラム線図に関しても、これに限
定されず、カメラのレンズの特性等に適したプログラム
線図が設定可能である。
【0048】更に、上記実施の形態においては、デジタ
ルカメラについて説明しているが、AE機能を備えた銀
塩カメラ及びビデオカメラについても適用可能であるこ
とは勿論である。
【0049】その他、デジタルカメラ1の細部構成及び
細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのな
い範囲で適宜変更可能である。
【0050】〔第2の実施の形態〕以下、本発明に係る
第2の実施の形態について詳細に説明する。なお、第2
の実施の形態において、デジタルカメラ1の構成につい
ては、第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略
する。
【0051】図5は、デジタルカメラ1により実行され
る絞り優先切替撮影処理を示すフローチャートである。
以下、図5を参照して絞り優先切替撮影処理について説
明する。
【0052】ユーザにより操作部26の第1段レリーズ
スイッチが操作されると(ステップS21)、CPU1
1aは、プログラムAEが設定されているか否かを判断
し(ステップS22)、プログラムAEが設定されてい
ると判断すると(ステップS22;YES)、AE・A
F処理回路19によりAE処理を実行し、被写体の明る
さ、フィルムの感度等の光の条件から、撮影に必要な光
の量(露出値=EV)を算出する(ステップS23)。
続いて、CPU11aは、AE・AF処理回路19によ
りAF処理を行い(ステップS24)、算出されたAF
評価値に基づいてフォーカスレンズをピント位置に移動
する(ステップS25)。
【0053】次に、CPU11aは、接写モード或いは
通常モードのいずれであるかを判断し、通常モードであ
ると判断すると(ステップS26;NO)、被写体距離
が所定距離以下、例えば、レンズの焦点距離が100mm
の時に、被写体距離が1m以下であるか否かを判断し
(ステップS27)、1mよりも離れていると判断する
と(ステップS27;NO)、プログラムデータ1ファ
イル111を読み出して、ステップS23で算出された
露出値に対応する絞り値とシャッター速度を決定する
(ステップS28)。
【0054】一方、ステップS26において、接写モー
ドであると判断すると(ステップS26;YES)、或
いはステップS27で被写体距離が所定距離以下、例え
ば、レンズの焦点距離が100mmの時に、被写体距離が
1m以下であると判断すると(ステップS27;YE
S)、CPU11aは、プログラムAEから絞り優先A
Eに切り替えて(ステップS29)、ユーザによる絞り
値の設定を待機する(ステップS30)。絞り値が設定
されると(ステップS30;YES)、CPU11a
は、ステップS23において算出された露出値と、ステ
ップS30において設定された絞り値からシャッター速
度を決定する(ステップS31)。
【0055】なお、ステップS30においてユーザによ
る絞り値の設定を待機する際、設定待機状態であること
をユーザに示すため、図示しないLEDを点滅させる等
の警告手段を備えていることが望ましい。又、ユーザに
よる設定待機時間を計時し、所定の長さの時間を越えて
も絞り値の設定が行われなければ、予め設定しておいた
絞り値を強制的に使用するようにしても良い。
【0056】ステップS28、或いはステップS30及
びS31において絞り値とシャッター速度が決定する
と、CPU11aは、第1段レリーズスイッチがオンさ
れているか否かを再度確認する(ステップS32)。第
1段レリーズスイッチがオンでないと判断すると(ステ
ップS32;NO)、CPU11aは、ステップS21
に戻り、ステップS21〜S32の処理を繰り返し実行
する。第1段レリーズスイッチがオンされていると判断
すると(ステップS32;YES)、CPU11aは、
第2段レリーズスイッチがオンされるのを待機し、第2
段レリーズスイッチがオンされると(ステップS33;
YES)、ステップS28或いはステップS30及びS
31で決定した絞り値及びシャッター速度で露光を行い
(ステップS34)、絞り優先切り替え撮影処理を終了
する。
【0057】以上説明した様に、デジタルカメラ1によ
れば、プログラムAEが設定されている場合、通常モー
ドで且つ被写体距離が所定値より離れていれば、図4に
おける実線のプログラム線図、即ち、プログラムデータ
1ファイル111を参照して、AE処理で算出された露
出値(EV)に応じた絞り値及びシャッター速度で露光
を行う。一方、接写モード或いは、被写体距離が所定値
以下であれば、絞り優先AEに切り替えて、ユーザが所
望の絞り値を設定した後、適正露出となるようにシャッ
ター速度を決定して露光を行う。
【0058】従って、デジタルカメラ1によれば、プロ
グラムAE機能による撮影でボケ状態となるという不具
合が生じやすい、接写モード或いは被写体距離が所定値
以下という条件で撮影する場合に、ユーザが絞り値を調
節することで、ピントを合わせる範囲を所望の範囲に調
節することができる。その結果、近距離側で立体的な被
写体を撮影する際にボケ状態となることを未然に防ぐこ
とができる。
【0059】なお、上記実施の形態における記述内容
は、本発明に係るデジタルカメラ1の好適な一例であ
り、これに限定されるものではない。例えば、上記実施
の形態においては、被写体が近距離か否かの判断は、焦
点距離が100mmの時に、被写体距離が1m以下か否か
によって判断しているが、この数値に限定されない。
【0060】また、上記第2の実施の形態においても、
デジタルカメラに限定されず、AE機能を備えた銀塩カ
メラ及びビデオカメラについても適用可能であることは
勿論である。
【0061】更に、上記第1の実施の形態と第2の実施
の形態は別の機能として説明しているが、デジタルカメ
ラ1は、第1の実施の形態と第2の実施の形態の両方の
機能を併せ持つようにし、どちらの機能により露出を行
うかをユーザが選択できるようにしてもよい。
【0062】その他、デジタルカメラ1の細部構成及び
細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのな
い範囲で適宜変更可能である。
【0063】
【発明の効果】請求項1載の発明によれば、プログラム
AE機能で被写体距離が所定値以下という条件で撮影す
る場合に、自動的に通常よりも絞りの開放が制限され
る。従って、被写界深度が浅くなりすぎてしまうことが
なくなり、近距離側で立体的な被写体を撮影しても、鮮
明に写すことが可能となる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、プログラム
AE機能で接写モード或いは被写体距離が所定値以下と
いう条件で撮影する場合に、自動的に通常よりも絞りの
開放が制限される。従って、被写界深度が浅くなりすぎ
てしまうことがなくなり、近距離側で立体的な被写体を
撮影しても、鮮明に写すことが可能となる。
【0065】請求項3記載の発明によれば、プログラム
AE機能による撮影でボケ状態となりやすい、被写体距
離が所定値以下という条件で撮影する場合に、ユーザが
絞り値を調節することで、ピントを合わせる範囲を所望
の範囲に調節することができる。従って、近距離側で立
体的な被写体を撮影する際にボケ状態となることを未然
に防ぐことができる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、プログラム
AE機能による撮影でボケ状態となりやすい、接写モー
ド或いは被写体距離が所定値以下という条件で撮影する
場合に、ユーザが絞り値を調節することで、ピントを合
わせる範囲を所望の範囲に調節することができる。従っ
て、近距離側で立体的な被写体を撮影する際にボケ状態
となることを未然に防ぐことができる。
【0067】請求項5記載の発明によれば、デジタルカ
メラにおいて、プログラムAE機能を用いて接写モード
或いは被写体距離が所定値以下という条件で撮影する場
合に、自動的に通常よりも絞りの開放が制限される。従
って、被写界深度が浅くなりすぎてしまうことがなくな
り、近距離側で立体的な被写体を撮影しても、鮮明に写
すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデジタルカメラ1の機能的構成を
示すブロック図である。
【図2】図1のプログラムデータ1ファイル111、プ
ログラムデータ2ファイル112内部のデータ格納例を
示す図である。
【図3】図1のCPU11aにより実行されるプログラ
ムAE撮影処理を示すフローチャートである。
【図4】図1のプログラムデータ1ファイル111及び
プログラムデータ2ファイル112により構成されるプ
ログラム線図の一例を示す図である。
【図5】図1のCPU11aにより実行される絞り優先
切替撮影処理を示すフローチャートである。
【図6】従来技術におけるプログラム線図の一例を示す
図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 11 制御部 11a CPU 11b ROM 11c RAM 12 光学系制御部 13 撮像光学系 14 撮像素子 15 撮像回路 16 A/D変換回路 17 TG 18 CCDドライバ 19 AE・AF処理回路 20 メモリ 21 D/A変換回路 22 画像表示部 23 圧縮/伸張回路 24 外部記録媒体 25 閃光部 26 操作部 27 EEPROM 28 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 AB03 CC36 FB32 JA07 2H011 AA03 BA31 CA21 DA06 2H051 AA00 BA41 DD09 EB06 EB16 FA63 5C022 AA13 AB15 AB17 AB21 AC03 AC42 AC52 AC54 AC69

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体像を撮像する撮像光学系と、該撮像
    光学系により撮像された被写体の光量を算出し、撮影に
    必要な露出値を決定する露出値決定手段と、を備えた撮
    影装置において、 前記撮像光学系の絞り値及びシャッター速度と露出値と
    を対応付けて記憶する第1の記憶手段と、 前記撮像光学系の絞り値及びシャッター速度と露出値と
    を対応付けて記憶し、前記絞り値は、下限値を制限した
    範囲の数値を記憶する第2の記憶手段と、 被写体距離が所定値以下であるか否かを判断する被写体
    距離判断手段と、 前記被写体距離判断手段により被写体距離が所定値以下
    ではないと判断された場合に、前記第1の記憶手段から
    前記決定された露出値に対応する絞り値及びシャッター
    速度を読み出し、読み出した絞り値及びシャッター速度
    で前記撮像光学系を露光させる第1の露光制御手段と、 前記被写体距離判断手段により被写体距離が所定値以下
    であると判断された場合に、前記第2の記憶手段から前
    記決定された露出値に対応する絞り値及びシャッター速
    度を読み出し、読み出した絞り値及びシャッター速度で
    前記撮像光学系を露光させる第2の露光制御手段と、を
    備えたことを特徴とする撮影装置。
  2. 【請求項2】測距範囲を通常よりも近距離側にすること
    を指示する測距範囲指示手段と、 前記測距範囲指示手段による指示の有無を判断する指示
    判断手段と、を更に備え、 前記第1の露光制御手段は、前記指示判断手段により近
    距離測距が指示されていないと判断され、且つ前記被写
    体距離判断手段により被写体距離が所定値以下ではない
    と判断された場合に、前記第1の記憶手段から前記決定
    された露出値に対応する絞り値及びシャッター速度を読
    み出し、読み出した絞り値及びシャッター速度で前記撮
    像光学系を露光させ、 前記第2の露光制御手段は、前記指示判断手段により近
    距離測距が指示されていると判断された場合、若しくは
    前記被写体距離判断手段により被写体距離が所定値以下
    であると判断された場合に、前記第2の記憶手段から前
    記決定された露出値に対応する絞り値及びシャッター速
    度を読み出し、読み出した絞り値及びシャッター速度で
    前記撮像光学系を露光させることを特徴とする請求項1
    記載の撮像置。
  3. 【請求項3】被写体像を撮像する撮像光学系と、該撮像
    光学系により撮像された被写体の光量を算出し、撮影に
    必要な露出値を決定する露出値決定手段と、を備えた撮
    影装置において、 前記撮像光学系の絞り値及びシャッター速度を露出値に
    対応させて記憶する記憶手段と、 被写体距離が所定値以下であるか否かを判断する被写体
    距離判断手段と、 前記被写体距離判断手段により被写体距離が所定値以下
    ではないと判断された場合に、前記記憶手段から前記決
    定された露出値に対応する絞り値及びシャッター速度を
    読み出し、読み出した絞り値及びシャッター速度で前記
    撮像光学系を露光させる第1の露光制御手段と、 前記被写体距離判断手段により被写体距離が所定値以下
    であると判断された場合に、所望の絞り値を指定可能と
    する絞り値指定手段と、 前記決定された露出値と、前記指定された絞り値からシ
    ャッター速度を決定するシャッター速度決定手段と、 前記指定された絞り値及び前記決定されたシャッター速
    度で前記撮像光学系を露光させる第2の露光制御手段
    と、を備えたことを特徴とする撮影装置。
  4. 【請求項4】測距範囲を通常よりも近距離側にすること
    を指示する測距範囲指示手段と、 前記測距範囲指示手段による指示の有無を判断する指示
    判断手段と、を更に備え、 前記第1の露光制御手段は、前記指示判断手段により近
    距離測距が指示されていないと判断され、且つ前記被写
    体距離判断手段により被写体距離が所定値以下ではない
    と判断された場合に、前記記憶手段から前記決定された
    露出値に対応する絞り値及びシャッター速度を読み出
    し、読み出した絞り値及びシャッター速度で前記撮像光
    学系を露光させ、 前記第2の露光制御手段は、前記指示判断手段により近
    距離測距が指示されていると判断された場合、若しくは
    前記被写体距離判断手段により被写体距離が所定値以下
    であると判断された場合に、前記絞り値指定手段により
    指定された絞り値とシャッター速度決定手段により決定
    されたシャッター速度で前記撮像光学系を露光させるこ
    とを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  5. 【請求項5】前記撮像光学系により撮像された被写体の
    光量を光電変換する光電変換手段を有することを特徴と
    する請求項1乃至4の何れかに記載の撮像装置。
JP2001308866A 2001-10-04 2001-10-04 撮影装置 Withdrawn JP2003114457A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2393876A (en) * 2002-08-23 2004-04-07 Pentax Corp Digital camera comprising electronic charge accumulation time program and program diagram
CN110602387A (zh) * 2019-08-28 2019-12-20 维沃移动通信有限公司 拍摄方法及电子设备

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