JP2003114404A - 光学ユニット及びそれを用いた映像表示装置 - Google Patents

光学ユニット及びそれを用いた映像表示装置

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JP2003114404A JP2001309378A JP2001309378A JP2003114404A JP 2003114404 A JP2003114404 A JP 2003114404A JP 2001309378 A JP2001309378 A JP 2001309378A JP 2001309378 A JP2001309378 A JP 2001309378A JP 2003114404 A JP2003114404 A JP 2003114404A
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敏 大内
Fukuoku Abe
福億 阿部
Kazuo Hoden
和夫 鋪田
Tsutomu Nakajima
努 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源側からの光を表示素子に照射して映像形
成する映像表示装置において、部品の耐熱性や明るさを
改善するとともに、小形・軽量化に適した構成とする。 【解決手段】 照明光学系を、光源側からの光の偏光方
向を揃える第1の手段と、微細周期格子型偏光素子で構
成され該偏光方向を揃えた光を反射して光路を曲げ上記
表示素子側に導くとともに入射光の偏光方向を揃えるこ
とが可能な第2の手段とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源側からの光を
分離して表示素子に照射し映像形成する投射型映像表示
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の映像表示装置技術におい
て、光の偏光方向を揃える技術としては、例えば染料系
偏光板のように、不要偏光光を吸収するものが用いられ
ている。染料系偏光板は角度特性を持つため、従来は光
軸に対し垂直になるように使用されている。また、反射
型偏光素子としては偏光ビームスプリッタなどがある。
これは、偏光膜面を光軸に対し45度になるように使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
においては、例えば、入射される偏光光に他の方向の偏
光光が混入していた場合(例えば、入射されるS偏光光
にP偏光光が混入している場合や、逆に、入射されるP
偏光光にS偏光光が混入している場合など)、該混入し
ている偏光光を吸収してしまう。このため、発熱量が大
きく、強力な冷却が必要であり、また、小形化や軽量化
を図りにくい。また、従来の染料系偏光板では透過損失
が大きく、明るさが低下する。また、偏光ビームスプリ
ッタの様に偏光膜面を45度に配置する構成では、その
占有体積が大きく、小型、軽量化は困難である。
【0004】本発明の課題は、(1)耐熱性の改善、
(2)画面の明るさ向上、(3)小形・軽量化に適した
構成、である。
【0005】本発明の目的は、かかる課題を達成する技
術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、ガラス基板等の上にTa、Ti
、SiO等の蒸着膜や金属を微細周期の格子状
(ワイアグリッド)に形成して成る微細周期格子型偏光
素子を反射手段として用いる。微細周期格子型偏光素子
の原理及び構成例については、1998年1月に応用物
理学会、日本光学会から発行された「光学」27巻1号
(1998)第12頁から第16頁の「波長より細かな
格子構造による光制御」(菊田他)に説明されている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面を用いて説明する。
【0008】図1は本発明の第1の実施の形態を示す。
【0009】本第1の実施の形態は、電子的色分離手段
で電子的に色分離した光を、微細周期格子型偏光ビーム
スプリッタを用いて1個の反射型表示素子に照射して映
像表示する場合の構成例である。
【0010】図1において、1は光源ユニット、16は
該光源ユニット1の光源部、15は楕円面、放物面また
は非球面の反射面を有するリフレクタ、2は複数の微小
な集光レンズより成り複数の2次光源像を形成する第1
のアレイレンズ、3は複数の微小な集光レンズより成り
該第1のアレイレンズの個々のレンズ像を結像する第2
のアレイレンズ、4は該第2のアレイレンズ側からの光
をP偏光光とS偏光光とに分離して出射する偏光ビーム
スプリッタ、4aは該偏光ビームスプリッタ4の出射光
であるP偏光光とS偏光光のいずれかの偏光方向を回転
するための1/2波長位相差板、7は電子的制御によっ
て入射光を時分割で色分離する電子的色分離手段、5、
6は光を集める集光レンズ、8は光路を折り曲げる為の
反射ミラー、9は微細周期格子型偏光素子、10は偏光
ビームスプリッタ、11は偏光方向を調整するλ/4
板、12は反射型液晶パネル等の反射型表示素子、13
は特定の偏光のみを透過する偏光板、14は投射レンズ
ユニットである。上記第1のアレイレンズ2からλ/4
板11までの光学系は、上記反射型表示素子に対する照
明光学系を構成する。
【0011】上記構成において、上記光源ユニット1の
光源部16から出た光は、楕円面または放物面または非
球面のリフレクタ15にて反射集光され、上記第1のア
レイレンズ2で複数の2次光源像を形成した後、上記第
2のアレイレンズ3で該複数の2次光源像を結像し、該
結像光が、偏光ビームスプリッタ4でP偏光光とS偏光
光とに分離され、1/2波長位相差板4aにより、例え
ば該P偏光光が偏光方向を回転されてS偏光光とされ、
偏光ビームスプリッタ4で分離されたS偏光光と併せ、
電子的色分離手段7に入射される。該偏光ビームスプリ
ッタ4と該1/2波長位相差板4aの該組合せは、S偏
光光を出射する構成のいわゆる偏光変換部を形成してい
る。上記1/2波長位相差板4aにおいて、上記とは反
対に、上記偏光ビームスプリッタ4で分離されたS偏光
光の偏光方向を回転してP偏光光とし、偏光変換部とし
てP偏光光を出射する構成としてもよい。本第1の実施
の形態においては、電子的色分離手段7では、入射され
たS偏光光が、電子的色分離手段7への電圧印加、非印
加により制御され、時分割で赤色光(以下R光とい
う)、緑色光(以下G光という)及び青色光(以下B光
という)に色分離される。時分割色分離されたR光のS
偏光光、G光のS偏光光及びB光のS偏光光はそれぞ
れ、集光レンズ5、6で集光され、微細格子型偏光板9
に入射する。該微細格子型偏光板9ではそれぞれのS偏
光光中にP偏光光が僅かに含まれているときには該P偏
光光成分を反射して除去し、映像形成用に出射するS偏
光光の純度を上げるようにする。
【0012】微細周期格子型偏光板9からのR光、G光
及びB光のS偏光光は、電子的色分離手段7を介して偏
光ビームスプリッタ10に入射される。偏光ビームスプ
リッタ10では、R光、G光及びB光それぞれのS偏光
光が反射され、λ/4板11を介して、反射型液晶パネ
ル等の反射型表示素子12に照射される。反射型表示素
子12は、映像信号に基づき駆動回路で駆動され、上記
照射された光を映像信号に対応して変調し、S偏光光を
P偏光光の反射光として、再び、λ/4板11及び偏光
ビームスプリッタ10に出射する。
【0013】偏光ビームスプリッタ10においては、入
射されるP偏光光の偏光状態と偏光ビームスプリッタ1
0の透過及び反射の偏光軸との関係により、投射レンズ
14側へ出射される光量と光源部16側へ出射される光
量が決まる。このようにして、外部入力映像信号に従っ
た映像を投影する。
【0014】反射型表示素子12が黒表示を行う場合、
出射光の偏光状態は入射光のそれと略同じであり、その
まま、入射光路に沿って、光源側に戻される。偏光ビー
ムスプリッタ10からの出射光は、偏光板13を介して
投射レンズユニット14に入射される。偏光ビームスプ
リッタ10からの出射光は、本実施の形態の場合、R
光、G光、B光のいずれもがP偏光光である。偏光板1
3により、偏光ビームスプリッタ10からのS偏光光の
漏れ光をカットし、スクリーン上における映像のコント
ラストを向上させる。投射レンズユニット14に入射し
たP偏光光はスクリーン上等に拡大投射されて映像を映
し出す。
【0015】かかる第1の実施の形態構成によれば、反
射型表示素子12および、偏光ビームスプリッタ10に
より、光源側に出射された光は微細周期格子型偏光板を
透過し、光源に戻るが、微細周期格子型偏光板にて略1
0%の光は反射されてしまう。このとき微細周期格子型
偏光板を略20度光軸から傾けることで、微細周期格子
型偏光板にて反射された光が、再び反射型表示素子12
に戻り迷光となることを防ぐことができる。同時に、反
射型表示素子12および、λ/4板11、偏光ビームス
プリッタ10などの光学部品およびその周辺にある構造
部品に不要なエネルギーを与えることを防ぐ事ができ
る。微細周期格子型偏光素子を光軸から傾ける角度は、
15度以下では反射光による迷光が発生しやすく、画質
の劣化を招いてします。また、該微細周期格子型偏光素
子は角度特性を持つため、30度以上ではコントラスト
の劣化を招いてしまう。また、占有面積が大きくなり小
型、軽量化が困難になる。さらには、面積が大きくなる
ため部品としての製造コストが増大する可能性も大き
い。
【0016】本第1の実施の形態の構成により、特に色
分離合成系を主体に装置の耐熱性を改善でき、かつ小形
・軽量化が可能となる。また、電子的色分離手段7を用
い、色の切換え(色分離)を電子的制御で行う構成とし
ているため、色分離の切換え速度を高められ、高密度画
素の画像表示等にも適用できる。さらに、光源ユニット
から投射レンズユニットへの光軸がU字状に折り曲がっ
た光路形状としているため、この点からも光学ユニット
や映像表示装置全体の外形サイズを小形化できる。
【0017】図2は本発明の第2の実施の形態を示す。
【0018】本第2の実施の形態は、色分離手段により
分離した赤、緑、青の3色の光のうち少なくとも1色の
光の偏光素子として微細周期格子型偏光素子を用いるよ
うにした場合の構成例である。
【0019】図2において、1は光源ユニット、16は
該光源ユニット1の光源部、15は楕円面または放物面
または非球面の反射面を有するリフレクタ、2は複数の
微小な集光レンズより成り複数の2次光源像を形成する
第1のアレイレンズ、3は複数の微小な集光レンズより
成り該第1のアレイレンズの個々のレンズ像を結像する
第2のアレイレンズ、4は該第2のアレイレンズ側から
の光をP偏光光とS偏光光に分離する偏光ビームスプリ
ッタ、4aは該偏光ビームスプリッタ4の出射光である
P偏光光とS偏光光のいずれかの偏光方向を回転するた
めの1/2波長位相差板、5a、5b、6a、6bは光を集
束するための集光レンズ、8は光路を任意の方向に反射
させ折り曲げる反射ミラー、9は入射偏光板として用い
る微細周期格子型偏光素子、9bは入射偏光板、10
a、10b、及び10cはS偏光光とP偏光光を分離す
る偏光ビームスプリッタ、11は偏光方向を調整するλ
/4板、17は色分離用のダイクロイックミラー、18
a、18bは特定波長帯域の光のみを偏光変換する特定波
長帯域位相差板、12R、12B、12Gは透過型液晶
パネル等の透過型表示素子、13は出射偏光板、14は
拡大投射用の投射レンズユニット、上記第1のアレイレ
ンズ2から上記入射側の集光レンズ6a、6bまでの光
学系は、上記透過型表示素子12R、12B、12Gに
対する照明光学系を構成する。
【0020】かかる構成において、上記光源ユニット1
の光源部16から出た光は、リフレクタ15にて反射集
光され、上記第1のアレイレンズ2で複数の2次光源像
を形成した後、上記第2のアレイレンズ3で該複数の2
次光源像を結像し、該結像光が、偏光ビームスプリッタ
4でP偏光光とS偏光光とに分離され、1/2波長位相
差板4aにより、該P偏光光が偏光方向を回転されてS
偏光光とされ、偏光ビームスプリッタ4で分離されたS
偏光光と併せ、集光レンズ5aに入射される。偏光ビー
ムスプリッタ4と1/2波長位相差板4aの組合せは、
いわゆるS偏光光を出射する構成の偏光変換部を形成す
る。上記1/2波長位相差板4aにおいて、上記と逆
に、上記偏光ビームスプリッタ4で分離されたS偏光光
の偏光方向を回転してP偏光光とし、偏光変換部として
はP偏光光を出射する構成としてもよい。
【0021】本第2の実施の形態の場合は、S偏光光が
集光レンズ5aに入射されるものとする。P偏光光の反
射の場合には、微細周期格子型反射手段9および、入射
偏光板9bの前にS偏光光に変換する1/2波長位相差
板が必要となる。透過で使う場合は、1/2波長位相差
板は必要ない。
【0022】集光レンズ5aを出射した光は光軸に対し
略45度に配置された反射ミラー8で略90度折り曲げ
られ集光レンズ5bに入射する。集光レンズ5bで集光さ
れた光はダイクロイックミラー17に入射され、ダイク
ロイックミラー17の作用により、G光は反射され、R光
およびB光は透過する。すなわちG光と、R光+B光とに
分離される。
【0023】透過されたR光およびB光は入射偏光板とし
て作用する微細周期型偏光素子9により、含まれていた
P偏光成分を反射され偏光(S偏光)の純度を高められ、
集光レンズ6aを透過し、特定波長専用位相差板18aに
入射する。特定波長専用位相差板18aはB光のみを偏光
変換し、P偏光に変換するため、R光はS偏光のまま、
B光はP偏光として偏光ビームスプリッタ10aに入射
する。偏光ビームスプリッタ10aでS偏光であるR光は
反射され、1/4波長板11Rを介し、反射型表示素子
12Rに入射する。また、P偏光光であるB光は偏光ビー
ムスプリッタ10aを透過し、1/4波長板11Bを介
し、反射型表示素子12Bに入射する。
【0024】ダイクロイックミラー17で反射されたG
光は集光レンズ6bを透過し、入射偏光板9bにより不要
な偏光光であるP偏光成分を吸収させることにより、S偏
光成分の純度を高め、偏光ビームスプリッタ10bに入
射する。偏光ビームスプリッタ10bは入射したG光(S
偏光)を反射し、1/4波長板11Gを介し、反射型表
示素子12Gへ導く。
【0025】反射型表示素子12R、12B、12G
は、映像信号に基づき駆動回路で駆動され、上記照射さ
れた光を該映像信号に対応して変調し、S偏光光をP偏
光光の反射光として、逆にP偏光光S偏光光として再び、
λ/4板11R、11G、11B及び偏光ビームスプリッ
タ10a、10bに出射する。偏光ビームスプリッタ10
においては、入射される偏光光の偏光状態と偏光ビーム
スプリッタ10a、10bの透過及び反射の偏光軸との関
係により、投射レンズ14側へ出射される光量と光源部
16側へ出射される光量が決まる。このようにして、外
部入力映像信号に従った映像を投影する。
【0026】偏光ビームスプリッタ10aより投射レン
ズ14へ出射される光は、R光はP偏光光、B光はS偏
光光であるが、偏光ビームスプリッタ10a出射側にR
光の偏光を変換する特定波長位相差板18bにより、R
光はS偏光に変換され、B光もS偏光のまま出射され
る。また、本構成においては、G光はP偏光で偏光ビー
ムスプリッタ10bに出射される。R光、B光のS偏光
とG光のP偏光は偏光ビームスプリッタ10cで合成さ
れ、反射型表示素子12R、12G、12Bそれぞれの
表示した映像をひとつの像として形成し、コントラスト
を向上させるための出射偏光板13、および投射レンズ
14を介しスクリーンに表示される。
【0027】反射型表示素子12が黒表示を行う場合、
出射光の偏光状態は入射光のそれと略同じであり、その
まま、入射光路に沿って、光源側に戻される。偏光ビー
ムスプリッタ10からの出射光は、偏光板13を介して
投射レンズユニット14に入射される。
【0028】かかる第2の実施の形態の構成によれば、
反射型表示素子12R、12Bおよび、偏光ビームスプ
リッタ10aにより、光源側に出射された光は該微細周
期格子型偏光板を透過し、光源に戻るが、微細周期格子
型偏光板にて略10%の光は反射されてしまう。このと
き該微細周期格子型偏光板を略20度だけ光軸から傾け
ることで、微細周期格子型偏光板にて反射された光が、
再び反射型表示素子12に戻り迷光となることを防ぐこ
とができる。また、反射型表示素子12R、12Bおよ
び、λ/4板11、偏光ビームスプリッタ10aなどの
光学部品およびその周辺にある構造部品に不要なエネル
ギーを与えることを防ぐ事ができる。
【0029】なお、上記照明光学系の光学要素のうちダ
イクロイックミラー17、上記ダイクロイックプリズム
10a, 10b, 10c、及び出射側偏光板11a、11
b、11cは、投射型映像表示装置の色分離合成系を形
成する。
【0030】かかる第2の実施の形態構成によれば、
(1)微細周期格子型偏光素子を使用しているため、耐
熱性、耐光性に優れ、冷却構造等を小型・軽量化が出き
る。このため、他の光学素子に冷却用の空気等を容易に
供給でき、これらの冷却がし易くなって、冷却効率を向
上できる。冷却効率向上は、光源からの光の増大を可能
とし、明るさを向上させることができる。また、消費電
力の低減化も可能となる。また、(2)透過特性特性に
も優れているため、明るさ、色度の改善が図られる。
(3)微細周期格子型偏光素子を略20度に配置するこ
とにより、反射型表示素子からの戻り光を光路上から効
果的に排することができ、迷光、コントラストの劣化等
を防ぎ、画質の向上が図られる。
【0031】なお、上記図2の構成においては、偏光板
9b、13の全部または一部に、微細周期格子型偏光素
子を用いてもよい。これら偏光板として微細周期格子型
偏光素子を用いた場合には、偏光板の耐熱性を改善で
き、偏光純度を改善できる。明るさの向上にもつなが
る。
【0032】なお、上記実施の形態においては、表示素
子を1個または3個用いる構成としたが、本発明はこれ
に限定されない。
【0033】また、出射偏光板は偏光ビームスプリッタ
10cの出射側としているが、偏光ビームスプリッタ1
0a,および10bの出射面から投射レンズ14の間であ
れば本発明はこれに限定されない。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、光の利用率を上げ、明
るい映像面の映像表示装置を提供できる。また、小形化
に適した構成も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像表示装置の一実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】本発明による映像表示装置の他の実施の形態を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1…光源ユニット、 2…第1のアレイレンズ、 3…
第2のアレイレンズ、4…偏光ビームスプリッタ、 4
a…1/2波長位相差板、 5、5a、5b、6、6a、
6b、…集光レンズ、 7…電子的色分離手段、8…反
射ミラー、9…微細周期格子型偏光素子、9b、13…
偏光板、11、11a、11b、11c…λ/4板、
10、10a、10b、10c…偏光ビームスプリッタ、
12、12R、12B、12G…反射型表示素子また
は透過型表示素子、 14…投射レンズユニット、15
…リフレクタ、 16…光源、 17…ダイクロイック
ミラー、 18a、18b…特定波長位相差板、 24…
電源回路、 25…信号処理回路、 26…冷却用ファ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 27/28 G02B 27/28 Z 2H099 G02F 1/13 505 G02F 1/13 505 1/1335 510 1/1335 510 G03B 21/00 G03B 21/00 E 21/14 21/14 A 33/12 33/12 (72)発明者 大内 敏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 阿部 福億 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 鋪田 和夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 中島 努 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 Fターム(参考) 2H044 AJ06 2H049 BA05 BA06 BA42 BA45 BB03 BB62 BC22 2H052 BA02 BA03 BA06 BA14 2H088 HA13 HA15 HA16 HA17 HA18 HA20 HA21 HA24 HA25 HA28 MA02 MA06 MA20 2H091 FA05Z FA08X FA08Z FA10Z FA14Z FA26X FA26Z FA29Z FA41Z LA04 LA11 LA16 LA17 2H099 AA12 BA09 CA08 CA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源ユニットの出射光から映像信号に応じ
    た光学像を形成する反射型映像表示素子と、該反射型映
    像表示素子に光を照射し、該反射型映像表示素子から反
    射された光を出射する照明光学系とを備える映像表示装
    置用の光学ユニットにおいて、 上記照明光学系は、 不要な偏光の光を反射または透過することにより光の偏
    光方向を揃える第1の偏光手段と、 上記反射型映像表示素子の近傍に配置され、入射光を透
    過または反射させることにより、該反射型映像表示素子
    に導くとともに、該反射型映像表示素子からの反射光の
    うち、不要光を排し必要光のみを出射側へ導く第2の偏
    光手段とを有し、 上記第1の偏光手段は、光軸に対し斜めに配置されるこ
    とを特徴とする光学ユニット。
  2. 【請求項2】上記第1の偏光手段は、反射型偏光素子に
    より構成されることを特徴とする請求項1に記載の光学
    ユニット。
  3. 【請求項3】上記第1の偏光手段は、微細周期格子型偏
    光素子により構成されることを特徴とする請求項1に記
    載の光学ユニット。
  4. 【請求項4】上記第1の偏光手段は、光軸に対し、15
    度〜30度の角度範囲で傾いて配置されることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3の何れかに記載の光学ユニッ
    ト。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項5の何れかに記載の光
    学ユニットと、該光学ユニット内の反射型映像表示素子
    を映像信号に基づき駆動する駆動回路と、電源回路とを
    備えて構成されることを特徴とする映像表示装置。
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