JP2003114246A - 電源検査用測定器 - Google Patents

電源検査用測定器

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JP2003114246A
JP2003114246A JP2001307245A JP2001307245A JP2003114246A JP 2003114246 A JP2003114246 A JP 2003114246A JP 2001307245 A JP2001307245 A JP 2001307245A JP 2001307245 A JP2001307245 A JP 2001307245A JP 2003114246 A JP2003114246 A JP 2003114246A
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JP
Japan
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phase
voltage
power supply
outlet
inspection
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JP2001307245A
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English (en)
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Teruhiko Saito
輝彦 斎藤
Akira Hoshino
顕 星野
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Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査時間の短縮と短絡事故の防止を可能とし
た電源検査用測定を提供する。 【解決手段】 電源検査用測定器30は、コンセント回
路との接続を成す接続ケーブル20と、コンセント回路
と電源検査用測定器30との電気的接続をオン・オフす
る切換スイッチ5と、切換スイッチ5により接続された
コンセント回路の電圧を計測・表示する電圧計6,7,
8,9と、切換スイッチ5により接続されたコンセント
回路の相回転(正相・逆相)を検知・表示する検相器1
0とを備えている。これにより、少なくとも1つ以上の
交流コンセント回路の電圧および相回転を同時に一括し
て検査することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路数の多いコン
セント回路の電源検査用測定器に関し、特に、当該コン
セント回路の電圧と相回転を同時に測定可能として検査
時間の短縮と短絡事故の防止を図った電源検査用測定器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、電算機システム等における電源
系のように、単相交流(100V、200V)や多相交
流(3相200V)等、多数の給電コンセントを備えた
分電盤回路の配線工事にあっては、工事終了後、複雑に
配線された分電盤回路の誤配線や電圧異常等を事前にチ
ェックしておく必要がある。特に、多相交流の場合は配
線がより複雑となり、よって、電源各相「R」、
「S」、「T」の相順の誤配が発生し易い。因みに、電
源が4,000回線あるような大型電算機システムで
は、コンセントの数は約7,000箇所となる。
【0003】従来、このような電源系の検査に当って
は、作業員が現場にテスターや検相器を持ち込み、各分
電盤回路のコンセント毎に交流電源をオン、オフしなが
ら電圧測定や検相(相回転)を行っていた。
【0004】尚、前記検相では、三相電源の「R」相、
「S」相、「T」相に対応するコンセントの受け口に各
々検相器の検査用プローブを差し込んで計測するため、
短絡事故に注意した慎重な作業が要求され、このため、
作業は少なくとの2人以上で行うのが常であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
源検査では、各コンセント回路や各相毎にテスターと検
相器で計測するため、検査時間に非常に多くの時間を費
やすと共に、特に、テスターによる電圧測定では、電圧
レンジの設定ミスによる短絡事故やプローブ同士の接触
による短絡事故を引き起こし易いという問題が有った。
【0006】本発明は、上記した従来の電源検査の問題
点に鑑みて成されたもので、検査時間の短縮と短絡事故
の防止を可能とする好適な電源検査用測定を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の電源検査用測定器は、少なくとも1つ以上の交流コ
ンセント回路の電圧および相回転を同時に検査するため
の電源検査用測定器であって、前記コンセント回路と前
記電源検査用測定器とを接続する接続ケーブルと、前記
コンセント回路と前記電源検査用測定器との電気的接続
をオン・オフする切換スイッチと、前記切換スイッチに
より接続された前記コンセント回路の電圧を計測・表示
する電圧計と、前記切換スイッチにより接続されたコン
セント回路の相回転(正相・逆相)を検知・表示する検
相器とを備えることを特徴としている。
【0008】また、請求項2に記載の本発明は、前記コ
ンセント回路が、単相交流回路、もしくは多相交流回路
であることを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載の本発明は、前記電
圧計による測定電圧が、各相間の電圧、および各相と対
地間の電圧であることを特徴としている。
【0010】ここで、前記請求項1から請求項3に記載
の構成では、検査対象のコンセント回路が、単相交流で
あれば、切換スイッチの操作により、電圧計にて各相間
の電圧と各相と対地間の電圧を同時に測定することがで
きる。また、検査対象のコンセント回路が多相(3相)
交流であれば、切換スイッチの操作により、電圧計にて
各相間の電圧と各相と対地間の電圧を測定できると共
に、同時に、検相器にて各相の相回転を確認することが
できる。これにより、検査時間の短縮が可能となる。ま
た、電源検査用測定器とコンセントをコネクタを介して
接続することで、検査対象との接続を容易にし、従来の
ような検査プローブ同士の短絡事故を無くすことができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2に基づいて
本発明に係る電源検査用測定器の一実施形態を説明す
る。ここで、図1は本実施形態による電源検査用測定器
の回路構成を示し、図2は上面操作パネルを示し、図3
は側面コネクタパネルを示している。
【0012】図1に示すように、本実施形態の電源検査
用測定器30(以下、単に測定器30と呼ぶ)は、測定
対象との接続を成す単相用コンセント1(本実施形態で
は、単相100V用)および三相コンセント2(本実施
形態では、三相200V用)と、単相交流の投入を示す
単相表示ランプ3および三相交流の投入を示す三相表示
ランプ4と、投入する交流電源に応じて単相/切/三相
の各電源コンセントの接続切換を行う切換スイッチ5
と、単相交流もしくは三相交流の相間電圧および相−対
地間の電圧を各々デジタル表示するデジタル電圧計6
と、三相交流における相−対地間の電圧をアナログ表示
する3個のアナログ電圧計7、8、9と、三相交流の相
回転(相順)を確認するための検相器10(回転計)
と、この検相器10と三相交流の電気的接続をオン・オ
フする検相スイッチ11を備え、これら電気部品が四角
状の収納ボックス12に配設・収納されている。
【0013】ここで、図3に示すように、前記電気部品
の内、単相コンセント1と三相コンセント2は前記収納
ボックス側面部のコネクタパネル13に配置され、それ
以外の電気部品は、図2に示すように、前記収納ボック
ス上面部の操作パネル14に配設されている。
【0014】図2において、前記デジタル電圧計6は、
上段、中段、下段の3個の電圧表示部6a、6b、6c
を有し、単相交流にあっては、上段表示部6aに相間
(R−S)の電圧が表示され、中段表示部6bに第1相
−対地間(R−E)の電圧が表示され、下段表示部6c
に第2相−対地(S−E)の電圧が表示される。また、
三相交流にあっては、上段表示部6aに相間(R−S)
の電圧が表示され、中段表示部6bに相間(S−T)の
電圧が表示され、下段表示部6cに相間(R−T)の電
圧が表示される。尚、このデジタル電圧計6の動作用電
源は、単相、三相何れの場合も、「S」相と「R」相よ
り供給されるように配線されている。
【0015】また、前記アナログ電圧計は、図2中、左
側の電圧計7に三相交流の対地間(R−E)の電圧が指
針表示され、中央の電圧計8に対地間(S−E)の電圧
が指針表示され、右側の電圧計9に対地間(T−E)の
電圧が指針表示される。尚、図2中の右下の符号15
は、前記単相表示ランプ3を保護するヒューズ、符号1
6は前記三相表示ランプ4を保護するヒューズである。
【0016】また、本実施形態では、検査対象であるコ
ンセント回路のコンセントと電源検査用測定器30との
電気的接続に、図4に示す接続ケーブル20が使用され
る。
【0017】前記コンセント回路のコンセントは、耐電
圧や相数により、それぞれ受け口が相違し、一般的に1
0種類程度の形状のものが使用されている。このため、
本実施形態では、測定器30側のコネクタ21を、コネ
クタパネル13のコンセント1、2に対応した単相10
0V用と三相200V用の2種類とすると共に、コンセ
ント回路側のコネクタ22を検査対象の前記コンセント
に対応した10種類として、単相100V用ケーブルと
三相200V用ケーブルで合計20セットの接続ケーブ
ル20を用意し、検査対象に応じてその内から1セット
を使用するようにした。このような変換ケーブル方式と
することにより、前記収納ボックス12のコネクタパネ
ル13を簡略化でき、且つ、収納ボックス12の形状を
小型化することができると共に、検査対象との接続操作
も極めて簡単になり、従来は2人で行っていた検査を1
人で行うことができるようになる。
【0018】次に、上記構成による電源検査用測定器3
0の電源検査における動作と検査手順を説明する。
【0019】初めに、単相100Vもしくは200Vコ
ンセント回路の検査を説明すれば、先ず、測定器30側
のコネクタパネル13の単相コンセント1に検査対象に
適合する所定の接続コネクター20の一方を差込み、他
方を検査対象のコンセントに差し込む。これで、測定器
30と検査対象との物理的な接続が完了する。
【0020】次に、切換スイッチ5のつまみ5aを
「切」から「単相」側に切り替えると共に、単相電源測
定回路がオン状態になり、単相表示ランプ3の点灯ある
いはデジタル電圧計6の電圧表示にて電源の投入を確認
する。この状態では、切換スイッチ「単相部」の黒丸印
を介して単相コンセント1の受け口(R、S、E)とデ
ジタル電圧計6の入力端子(R、S、T)が、また単相
コンセント1の受け口(R、S)とデジタル電圧計6の
電源端子(P1、P2)がそれぞれ電気的に接続されて
いる。
【0021】この時、デジタル電圧計6の上段表示部6
aには、相間(R−S)の電圧がデジタル表示され、中
段表示部6bには第1相−対地間(R−E)の電圧がデ
ジタル表示され、下段表示部6cには第2相−対地間
(S−E)の電圧がデジタル表示される。係る電圧表示
にて、単相コンセント回路の誤配線に起因する電圧異常
の有無を確認することができる。
【0022】電圧確認後は、切換スイッチ5を「切」側
に切り替えて単相表示ランプ3およびデジタル電圧計6
の消灯を確認し、接続コネクター20を外す。これで単
相コンセント回路の電源検査が終了する。尚、電源検査
にて異常が確認されれば、その都度対応箇所の配線を補
修する。
【0023】次に、三相200Vコンセント回路の検査
を説明すれば、先ず、測定器30側のコネクタパネル1
3の三相コンセント2に検査対象に適合する所定の接続
コネクター20の一方を差込み、他方を検査対象のコン
セントに差し込む。これで、前記同様に測定器30と検
査対象との物理的な接続が完了する。
【0024】次に、切換スイッチ5のつまみ5aを
「切」から「三相」側に切り替えると共に、三相電源測
定回路がオン状態になり、三相表示ランプ4の点灯ある
いはデジタル電圧計6の電圧表示にて電源の投入を確認
する。この状態では、切換スイッチ三相部の黒丸印を介
して三相コンセント2の受け口(R、S、T、E)とデ
ジタル電圧計6の入力端子(R、S、T)が、また三相
コンセント2の受け口(R、S)とデジタル電圧計6の
電源端子(P1、P2)がそれぞれ電気的に接続されて
いる。さらに、三相コンセント2の受け口(R、E)と
アナログ電圧計7の入力端子(R、E)が、また、三相
コンセント2の受け口(S、E)とアナログ電圧計8の
入力端子(S、E)が、また、三相コンセント2の受け
口(T、E)とアナログ電圧計9の入力端子(T、E)
が電気的に接続されている。この時、デジタル電圧計6
の上段表示部6aには、相間(R−S)の電圧がデジタ
ル表示され、中段表示部6bに相間(S−T)の電圧が
デジタル表示され、下段表示部6cに相間(R−T)の
電圧がデジタル表示される。また、左側の電圧計7に対
地間(R−E)の電圧が指針表示され、中央の電圧計8
に対地間(S−E)の電圧が指針表示され、右側の電圧
計9に対地間(T−E)の電圧がそれぞれ指針表示され
る。係る電圧表示にて、三相コンセント回路の誤配線に
起因する電圧異常の有無を確認することができる。
【0025】次に、検相スイッチ11を押下すると、検
相スイッチ11の各接点が閉じ、これら接点を介して三
相コンセント2の受け口(R、S、T)と検相器10の
入力端子(K1、K2、K3)が電気的に接続され、検
相器10に付設の回転計(図示せず)にて正相・逆相の
確認が行える。電圧確認後は、切換スイッチ5を「切」
側に切り替えて三相表示ランプ4およびデジタル電圧計
6の消灯を確認し、接続コネクター20を外す。これで
三相コンセント回路の電源検査が終了する。尚、電源検
査にて電圧異常や相順の誤りが確認されれば、その都度
配線の補修を行う。
【0026】このように、本実施形態では、電圧や検相
の一括測定ができ、上記した各検査項目の数値を読み取
ることで検査を行える。これにより、検査時間を大幅に
短縮することができる。また、検査対象との接続は単純
なケーブル接続としたので、従来のようなプローブによ
る短絡事故を防止できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
相間および相−対地間電圧の測定と各相の相回転を同時
に一括して確認することができ、しかも、検査対象との
接続は接続ケーブルにて行うため作業性は極めて良く、
且つ、操作ミスによる短絡事故も回避でき、よって、従
来に比べて検査時間を大幅に短縮した確実な検査が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源検査用測定器の一実施形態を
示す回路構成図。
【図2】同、電源検査用測定器の操作パネルを示す図。
【図3】同、電源検査用測定器のコネクタパネルを示す
図。
【図4】接続ケーブルの構成を示す図。
【符号の説明】
1 単相コンセント 2 三相コンセント 5 切換スイッチ 6 デジタル電圧計 7,8,9 アナログ電圧計 10 検相器 20 接続ケーブル 30 電源検査用測定器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の交流コンセント回
    路の電圧および相回転を同時に検査するための電源検査
    用測定器であって、 前記コンセント回路と前記電源検査用測定器とを接続す
    るコネクタ付き接続ケーブルと、 前記コンセント回路と前記電源検査用測定器との電気的
    接続をオン・オフする切換スイッチと、 前記切換スイッチにより接続された前記コンセント回路
    の電圧を計測・表示する電圧計と、 前記切換スイッチにより接続されたコンセント回路の相
    回転(正相・逆相)を検知・表示する検相器とを備える
    ことを特徴とする電源検査用測定器。
  2. 【請求項2】 前記コンセント回路が、単相交流回路、
    もしくは多相交流回路であることを特徴とする請求項1
    に記載の電源検査用計器。
  3. 【請求項3】 前記電圧計による測定電圧が、各相間の
    電圧、および各相と対地間の電圧であることを特徴とす
    る請求項1または請求項2の何れかに記載の電源検査用
    測定器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005080320A (ja) * 2003-08-29 2005-03-24 Chugoku Electric Power Co Inc:The 配電盤用電圧電流測定装置および電圧電流測定方法

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