JP2003114050A - 多機能温水供給システム - Google Patents

多機能温水供給システム

Info

Publication number
JP2003114050A
JP2003114050A JP2001308470A JP2001308470A JP2003114050A JP 2003114050 A JP2003114050 A JP 2003114050A JP 2001308470 A JP2001308470 A JP 2001308470A JP 2001308470 A JP2001308470 A JP 2001308470A JP 2003114050 A JP2003114050 A JP 2003114050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
hot
hot water
water supply
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001308470A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuji Eguchi
生二 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
Priority to JP2001308470A priority Critical patent/JP2003114050A/ja
Publication of JP2003114050A publication Critical patent/JP2003114050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】深夜電力を利用する従来の貯湯式電気温水器は
給湯を目的としているものであって、暖房には利用する
ことができず、また給湯は、温水器缶体内の温水を供給
して行うので水圧の制限があり、十分な水圧でのシャワ
ー給湯を行うことはできない。一方、深夜電力を利用し
て蓄熱できる蓄熱材式床暖房システムでは、放熱が成り
行きになるため、暖房時において希望する温度条件に保
つことが困難である。暖房時に温度条件を制御可能な電
気式床暖房システムでは、安い電力を利用できず、深夜
電力よりも約4〜5倍高い一般電力を使用せざるを得な
い。 【解決手段】そこで本発明では、このような課題を解決
するために、水や蓄熱材等の熱媒体3を収容した温水器
缶体2内に、一つ又は複数の給湯系統8毎の温水熱交換
器9と、一つ又は複数の温水循環系統4,6毎の温水熱
交換器5,7を設置し、少なくとも一つの給湯系統8は
高水圧給水管に直結し、高水圧給湯を行う構成とした多
機能温水供給システムを提案するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多機能温水供給シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】料金の安い深夜電力を熱源として利用で
きる住宅用設備としては、一般に使われている貯湯式電
気温水器や、オール電化住宅等で用いられる蓄熱材式床
暖房システム等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら深夜電力
を利用する従来の貯湯式電気温水器は給湯を目的として
いるものであって、暖房には利用することができず、ま
た給湯は、温水器缶体内の温水を供給して給湯を行うの
で水圧の制限があり、十分な水圧でのシャワー給湯を行
うことはできない。
【0004】また、深夜電力を利用して蓄熱できる蓄熱
材式床暖房システムでは、放熱が成り行きになるため、
暖房時において希望する温度条件に保つことが困難であ
る。逆に、暖房時に温度条件を制御可能な電気式床暖房
システムでは、安い電力を利用できず、深夜電力よりも
約4〜5倍高い一般電力を使用せざるを得ない。本発明
は、以上のような課題を解決することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、熱媒体を収容した温水器缶体内に、
一つ又は複数の給湯系統毎の温水熱交換器と、一つ又は
複数の温水循環系統毎の温水熱交換器を設置し、少なく
とも一つの給湯系統は高水圧給水管に直結し、高水圧給
湯を行う構成とした多機能温水供給システムを提案する
ものである。
【0006】そして本発明では、上記構成において、温
水器缶体内の熱媒体は水とし、この温水器缶体内の温水
を供給する低水圧給湯系統を構成することを提案するも
のである。
【0007】以上の本発明の多機能温水供給システムで
は、温水器缶体内に収容した熱媒体を熱源装置により加
熱して所定温度とし、給湯系統や温水循環系統に流れる
温水を夫々の温水熱交換器において、温水器缶体内に収
容した熱媒体と熱交換して昇温することにより、給湯系
統により給湯を行えると共に、温水循環系統により暖房
や風呂の追焚等を行うことができる。
【0008】特に、高水圧給水管に直結する給湯系統に
おいては、高水圧給湯、従って十分な圧力でのシャワー
給湯を行うことができる。
【0009】温水器缶体内の熱媒体の加熱は、電気ヒー
タや電動機駆動のヒートポンプ等を熱源装置とすること
により、安い深夜電力を熱源として利用することができ
る。しかし、本発明においては熱源装置として燃焼式の
ものを利用することもできる。
【0010】また、温水器缶体内に収容する熱媒体とし
ては、水を使用する他、水よりも熱容量の大きい潜熱蓄
熱材等の蓄熱材を使用することもできる。
【0011】温水器缶体内に収容する熱媒体として水を
使用する場合には、温水器缶体内の温水を供給する低水
圧給湯系統を構成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図1は本発明を適用した多機能温水供
給システムの実施の形態を示す系統図である。符号1は
温水器で、温水器缶体2内に熱媒体3を収容して熱源装
置により加熱する構成としている。熱媒体3としては水
や潜熱蓄熱材等の蓄熱材を使用することができるが、こ
の実施の形態では水を使用している。また熱源装置とし
ては電気ヒータや電動機駆動のヒートポンプ又はガスバ
ーナ等を使用することができる。
【0013】熱媒体としての水3を収容した温水器缶体
2内には、給湯系統を構成する温水熱交換器と温水循環
系統を構成する温水熱交換器を設置している。即ち、こ
の実施の形態においては、温水器缶体2内に暖房用温水
循環系統4の構成要素である温水熱交換器5と、風呂追
焚用温水循環系統6の構成要素である温水熱交換器7と
シャワー系給湯用の高水圧給湯系統8の構成要素である
温水熱交換器9を設置している。
【0014】暖房用温水循環系統4は、ヘッダー10を
介して接続された、浴室暖房乾燥機11に至る系統12
と、居室のファンコンベクタ13に至る系統14と、床
暖房温水マット15に至る系統16とから構成されてい
る。以上の各系統12,14,16における往き管、還
り管を夫々添字s,rを付した符号12s,12r;1
4s,14r;16s,16rで示しており、また温水
熱交換器5とヘッダー10間の往き管、還り管を同様に
添字s,rを付した符号4s,4rで示している。同様
に、ヘッダー10の往き側、還り側を夫々添字s,rを
付した符号10s,10rで示している。
【0015】暖房用温水循環系統4は還り管4rに温水
循環ポンプ17を設けており、また各系統12,14,
16には図示を省略しているが、個別に温度調節が可能
なように、電磁弁等を用いた温水量制御機構を構成して
いる。
【0016】風呂追焚用温水循環系統6は、温水熱交換
器7と、図示を省略している浴槽に連なる往き管6s、
還り管6rと、還り管6rに設けた温水循環ポンプ18
とから構成している。
【0017】高水圧給湯系統8は、温水熱交換器9の上
流側を給水弁19を介して給水管20により高水圧給水
管に直接接続すると共に、温水熱交換器9の下流側にシ
ャワーヘッド等のシャワー系給湯個所に至る給湯管21
を接続した構成としており、給湯管21には逃し弁22
を設けている。
【0018】一方、この実施の形態では、温水器缶体2
内の温水を供給する低水圧給湯系統23を構成してお
り、この低水圧給湯系統23を構成するために、温水器
缶体2の下部を減圧弁24と給水弁25を介して給水管
26により高水圧の給水部に接続すると共に、温水器缶
体2の上部に台所等の低水圧給湯部に至る給湯管27を
接続した構成としており、また給湯管27には逃し弁2
8を設けている。
【0019】以上の構成の多機能温水供給システムで
は、給水管26により温水器缶体2内に供給した水を熱
源装置により加熱して所定温度に昇温して使用する。こ
の際、熱源装置を電気ヒータや電動機駆動のヒートポン
プ等を使用すれば、料金の安い深夜電力を利用すること
ができる。
【0020】温水器缶体2内の水が昇温されている状態
において、温水循環ポンプ17を運転して、暖房用温水
循環系統4内の温水を循環させ、温水熱交換器5におい
て温水器缶体2内の温水と熱交換して昇温することによ
り、浴室暖房乾燥機11、ファンコンベクタ13、床暖
房温水マット15において放熱して暖房に供することが
できる。
【0021】上述したように、暖房用温水循環系統4が
ヘッダー10により複数の系統12,14,16から構
成される場合には、電磁弁等を用いた温水量制御機構に
より個別に温度調節が可能な構成とすることができる。
【0022】また温水循環ポンプ18を運転して風呂追
焚用温水循環系統6内の温水を循環させ、温水熱交換器
7において温水器缶体2内の温水と熱交換させることに
より、風呂の追焚を行うことができる。
【0023】一方、高水圧給湯系統8を構成する給湯管
21の先端側に構成されているシャワーヘッド等の給湯
栓を開とすると、給水管20により、高水圧の給水部か
ら給水弁19を経て流入した上水が温水熱交換器9を流
れ、温水器缶体2内の温水と熱交換して昇温された後、
給湯管21により給湯栓に至って、シャワーヘッド等か
ら十分な圧力で噴出する。
【0024】更に、低水圧給湯系統23を構成する給湯
管27の先端側に構成されている給湯栓を開とすると、
給水管26を通り減圧弁24にて減圧された上水が温水
器缶体2に供給され、これに伴い温水器缶体2内の低水
圧の温水が給湯管27を経て流出して給湯栓から出湯す
る。
【0025】以上に説明した実施の形態では、温水器缶
体2内に収容する熱媒体は水であるが、熱媒体としては
上述したとおり、水よりも熱容量の大きい潜熱蓄熱材等
の蓄熱材を使用することができ、また熱源装置も深夜電
力を利用できる電気ヒータや電動機駆動のヒートポンプ
の他、ガスバーナ等を使用することができる。
【0026】また以上に説明した実施の形態では、給湯
系統として、高水圧給水管に直結した高水圧給湯系統
と、温水器缶体2内の温水を利用する低水圧給湯系統を
構成しているが、給湯系統は、高水圧給湯系統のみを一
つ又は複数系統構成することもできる。
【0027】また温水循環系統も、上述した各種の暖房
用温水循環系統や風呂追焚用温水循環系統を全て構成す
る必要はなく、必要に応じて選択して構成することがで
きる。
【0028】尚、以上に説明した高水圧給水管の給水方
式は、高置タンク方式、加圧給水方式、上水道直結方式
等のどの方式を利用することも可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 a.給湯と暖房を、共通の温水器缶体と熱源装置により
行うことができるので、従来と比較して構成要素を低減
することができ、スペースの有効利用を計ることができ
る。 b.高水圧給水管に直結する高水圧給湯系統により、十
分な圧力での給湯を行うことができ、深夜電力を利用す
る従来の貯湯式電気温水器の課題であったシャワーの水
圧不足を解消することができる。 c.熱源装置として電気ヒータや電動機駆動のヒートポ
ンプ等を用いることにより、安い深夜電力を熱源として
利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した多機能温水供給システムの
実施の形態を示す系統図である。
【符号の説明】
1 温水器 2 温水器缶体 3 熱媒体(水) 4 暖房用温水循環系統 5、7、9 温水熱交換器 6 風呂追焚用温水循環系統 8 高水圧給湯系統 10 ヘッダー 11 浴室暖房乾燥機 12,14,16 系統 13 ファンコンベクタ 15 床暖房温水マット 17,18 温水循環ポンプ 19,25 給水弁 20,26 給水管 21,27 給湯管 22,28 逃し弁 23 低水圧給湯系統 24 減圧弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒体を収容した温水器缶体内に、一つ
    又は複数の給湯系統毎の温水熱交換器と、一つ又は複数
    の温水循環系統毎の温水熱交換器を設置し、少なくとも
    一つの給湯系統は高水圧給水管に直結し、高水圧給湯を
    行う構成としたことを特徴とする多機能温水供給システ
  2. 【請求項2】 温水器缶体内の熱媒体は水とし、この温
    水器缶体内の温水を供給する低水圧給湯系統を構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の多機能温水供給シス
    テム
JP2001308470A 2001-10-04 2001-10-04 多機能温水供給システム Pending JP2003114050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001308470A JP2003114050A (ja) 2001-10-04 2001-10-04 多機能温水供給システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001308470A JP2003114050A (ja) 2001-10-04 2001-10-04 多機能温水供給システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003114050A true JP2003114050A (ja) 2003-04-18

Family

ID=19127776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001308470A Pending JP2003114050A (ja) 2001-10-04 2001-10-04 多機能温水供給システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003114050A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6612267B1 (en) Combined heating and hot water system
JP5097624B2 (ja) 温水供給システム
JP4436771B2 (ja) 熱交換器、ヒートポンプ式給湯装置及びヒートポンプ式給湯暖房装置
JP4971838B2 (ja) 給湯装置および給湯暖房装置
US20060196955A1 (en) Domestic water pre-heating apparatus and method for a vehicle
JP2007024458A (ja) 給湯装置
JP3869804B2 (ja) ヒートポンプ式給湯暖房装置
JP2003114050A (ja) 多機能温水供給システム
JP4244533B2 (ja) 多機能給湯装置
JP4711129B2 (ja) 液体加熱装置
JP3869801B2 (ja) ヒートポンプ式給湯暖房装置
WO1996010154A1 (en) Dual temperature combination space heating and hot water system
JP2003056905A (ja) 給湯装置
JP3763900B2 (ja) 燃焼装置
JP3848747B2 (ja) 燃焼装置
JP3810161B2 (ja) 燃焼装置
JP2007333335A (ja) 貯湯式給湯暖房装置
JP3792370B2 (ja) 燃焼装置
JPH0828964A (ja) 給湯装置
JP2005257161A (ja) ヒートポンプ式給湯暖房装置
JPH0426821Y2 (ja)
JP6829167B2 (ja) 1缶3回路式給湯装置
JP2005098700A (ja) 貯湯式給湯暖房装置
JP2002147844A (ja) 1缶3回路式給湯暖房装置
JPH07260175A (ja) 温水暖房機の室内機