JP2003112826A - 配達情報管理システムおよび配達情報読取装置 - Google Patents

配達情報管理システムおよび配達情報読取装置

Info

Publication number
JP2003112826A
JP2003112826A JP2001312254A JP2001312254A JP2003112826A JP 2003112826 A JP2003112826 A JP 2003112826A JP 2001312254 A JP2001312254 A JP 2001312254A JP 2001312254 A JP2001312254 A JP 2001312254A JP 2003112826 A JP2003112826 A JP 2003112826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
delivery
information
label
item
items
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001312254A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4066634B2 (ja
Inventor
Susumu Jinno
進 神野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2001312254A priority Critical patent/JP4066634B2/ja
Publication of JP2003112826A publication Critical patent/JP2003112826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4066634B2 publication Critical patent/JP4066634B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】入力された配達情報に基づいてユーザが理解不
可能(判読不可能)なラベル情報を作成しておき、配達物
がその受取先へ配達されるまでの各作業過程毎に、ラベ
ル情報の各項目の中からその担当作業に必要な項目を出
力することで、作業効率の大幅な向上と個人情報の漏洩
を防止できるようにする。 【解決手段】ラベル作成装置1は、入力された配達情報
の各項目を理解不可能なバーコード情報に変換すると共
に、このバーコード情報ラベル情報として作成する。ラ
ベル読取装置2は、荷物がその受取先へ配達されるまで
の各作業過程毎に、荷物に添付されているラベル情報を
読み取って解読し、このラベル情報の各項目のうち、当
該読取装置2の担当作業に対応付られている項目のラベ
ル情報のみを表示出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、配達物に添付さ
れる配達情報を管理する配達情報管理システム、配達情
報読取装置、それらに使用されるプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、荷物の宅配を依頼する場合、そ
の差出人は、コンビニエンスストア等の最寄の宅配取扱
所に出向き、専用の申込用紙に差出人および受取人の氏
名、住所、電話番号と、内容物の品名、配達希望日時等
の必要事項を記入し、また、宅配取扱所では、割れ物注
意等の注意事項、荷物の重量等を補足記入し、この記入
用紙をラベルとして荷物に貼り付けるようにしていた。
この場合、各宅配取扱所と宅配業者との間で荷物の集配
が行われ、配送センタでは、集めた荷物の仕分け作業等
を行った後、配達作業を行う。その際、受取人が留守の
場合には、荷物保管センタに一時預け、その後、荷物保
管センタが荷物の配達を代行するようにしている。この
場合、ラベル内容は、荷物がその受取先へ配達されるま
での各作業過程毎に参照される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業に
必要なラベル情報は、担当作業毎に異なる為、各作業担
当者は、ラベル内容の中から自己の作業に必要な項目情
報を見つけ出さなければならず、作業効率を低下させる
大きな要因となっていた。特に、差出人と受取人との誤
認混同や注意事項等の錯誤は、重大であり、信用問題に
も発展する。また、ラベルに記入されている差出人およ
び受取人の氏名、住所、電話番号、内容物の品名等の個
人情報は、誰でも知り得ることになり、特に、差出人と
受取人との関係や内容物の品名は、第三者に知られたく
ない場合も多く、しかも、仕分け作業や配達作業は、守
秘義務の無いアルバイト等の人達が担当することが多い
為、個人情報がラベルを通して簡単に漏洩されてしま
う。
【0004】第1の発明の課題は、入力された配達情報
に基づいて理解不可能なラベル情報を作成しておくこと
で、配達物がその受取先へ配達されるまでの各作業過程
毎に、その担当作業に必要な項目のラベル情報のみを出
力する配達情報管理システムを提供できるようにするこ
とである。第2の発明の課題は、配達物がその受取先へ
配達されるまでの各作業過程毎に、理解不可能なラベル
情報を読み取ると共に、読み取ったラベル情報の各項目
の中からその担当作業に必要な項目のラベル情報のみを
出力する配達情報読取装置を提供できるようにすること
である。第3の発明の課題は、配達物毎にその配達情報
を一元管理する配達情報管理センタを中核とする通信ネ
ットワークを利用することにより、そのセンタに対して
配達情報の送信を要求した端末の属性に対応する項目の
ラベル情報のみを要求元の端末に送信する配達情報管理
システムを提供できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この発明の手段は、次
の通りである。請求項1記載の発明(第1の発明)は、
入力された複数項目分の配達情報に基づいて、配達物に
添付されるラベル情報を作成するラベル作成装置と、配
達物がその受取先へ配達されるまでの各作業過程毎に、
配達物に添付されているラベル情報を読み取って出力す
るラベル読取装置とを備えた配達情報管理システムであ
って、前記ラベル作成装置は、入力された配達情報の各
項目を理解不可能なデータに変換するデータ変換手段
と、このデータ変換手段によって変換された複数項目分
のデータをラベル情報として作成するラベル情報作成手
段とを具備し、前記各ラベル読取装置は、配達物に添付
されているラベル情報を読み取った場合に、このラベル
情報の各項目のうち、当該読取装置の担当作業に対応付
られている項目を特定する項目特定手段と、この項目特
定手段によって特定された項目のラベル情報を出力する
ラベル情報出力手段とを具備するものである。
【0006】したがって、第1の発明においては、入力
された配達情報に基づいて理解不可能なラベル情報を作
成しておき、配達物がその受取先へ配達されるまでの各
作業過程毎に、その担当作業に必要な項目のラベル情報
のみを出力するようにしたから、ラベル情報の項目を担
当作業別に制限して出力することができ、各作業担当者
は、例えば、従来のように、ラベル内容の中から自己の
作業に必要な項目情報を見つけ出したり、誤認混同や錯
誤のおそれもなく、作業効率の大幅な向上を期待するこ
とが可能であると共に、第三者に個人情報がラベルを通
して漏洩されてしまうことを防止することが可能とな
る。
【0007】更に、コンピュータに対して、上述した請
求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるための
プログラムを提供する(請求項7記載の発明)。
【0008】なお、この発明は次のようなものであって
もよい。前記データ変換手段は、入力された配達情報の
バーコード情報に変換し、前記ラベル情報出力手段は、
前記ラベル作成装置側で変換されたバーコード情報を解
読して出力する(請求項2記載の発明)。したがって、
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同
様の効果を有する他に、ラベル読取装置を特殊で高価な
読取装置によって構成しなくても、一般的なバーコード
スキャナで構成することが可能となる。
【0009】前記データ変換手段は、入力された配達情
報の項目データを暗号化し、前記ラベル情報出力手段
は、前記ラベル作成装置側で暗号化された項目データを
復号化して出力する(請求項3記載の発明)。したがっ
て、請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明
と同様の効果を有する他に、入力された配達情報の項目
データを暗号化することによって、更に確実なセキュリ
ティ維持が可能となる。この場合、ラベル作成装置側に
おいては、入力された配達情報の項目データを暗号化し
た後に、バーコード情報に変換し、ラベル読取装置にお
いては、読み取ったバーコード情報を解読し、暗号化さ
れている項目データを復号化して出力するようにすれ
ば、各担当作業者以外のバーコードスキャナを使用して
も、ラベル情報を出力することができない為に、安全性
が更に高まる。
【0010】配達担当者が所持しているラベル読取装置
は、広域無線通信機能および受取人固有の識別情報を入
力する入力機能を備え、配達物の受取先でその受取人識
別情報が入力された場合に、移動体通信網を介して配達
管理センタに接続要求を行い、前記配達管理センタ側で
受取人の認証処理を実行した結果、正規な受取人である
旨の応答を受信した場合に、全項目分のラベル情報を出
力して、当該受取人に対して提供する(請求項4記載の
発明)。したがって、請求項4記載の発明によれば、請
求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、ラベル情
報の各項目を担当作業別に制限して出力するようにして
も、その配達物の受取人にあっては、配達担当者が所持
しているラベル読取装置を借り受けて、自己の識別情報
を入力するだけで、全項目分のラベル情報を確認するこ
とができる。
【0011】請求項第5記載の発明(第2の発明)は、
配達物がその受取先へ配達されるまでの各作業過程毎
に、配達物に添付されているラベル情報を読み取って出
力する配達情報読取装置であって、配達物に添付されて
いる理解不可能なラベル情報を読み取った場合に、この
ラベル情報の各項目のうち、当該読取装置の担当作業に
対応付られている項目を特定する項目特定手段と、この
項目特定手段によって特定された項目のラベル情報を出
力するラベル情報出力手段とを具備するものである。し
たがって、第2の発明においては、配達物がその受取先
へ配達されるまでの各作業過程毎に、理解不可能なラベ
ル情報を読み取ると共に、読み取ったラベル情報の各項
目の中からその担当作業に必要な項目のラベル情報のみ
を出力する配達情報読取装置を提供することができる。
【0012】更に、コンピュータに対して、上述した請
求項5記載の発明に示した主要機能を実現させるための
プログラムを提供する(請求項8記載の発明)。
【0013】請求項第6記載の発明(第3の発明)は、
配達物毎にその配達情報を一元管理する配達管理センタ
と、配達物を識別する固有の識別情報を当該配達物に添
付されるラベル情報として作成する作成端末と、配達物
に添付されているラベル情報を入力して、その配達情報
を出力する入出力端末とが通信ネットワークを介して接
続されている配達情報管理システムであって、前記作成
端末は、入力された複数項目分の配達情報を配達物識別
情報と共に配達管理センタに対して送信する送信手段を
有し、前記入出力端末は、配達物識別情報であるラベル
情報を入力した場合に、その配達情報の送信要求を配達
物識別情報と共に配達管理センタに対して送信する送信
手段を有し、前記配達管理センタは、各作成端末から送
信されて来た配達情報と配達物識別情報とを対応付けて
記憶管理する配達情報記憶手段と、前記入出力端末から
配達物識別情報が送信されて来た場合に、前記配達情報
記憶手段を参照し、その配達物識別情報に対応する配達
情報の各項目のうち、その端末属性に応じた項目を抽出
して、当該要求元の入出力端末へ送信する送信手段とを
有するものである。
【0014】したがって、請求項6記載の発明において
は、配達物毎にその配達情報を一元管理する配達情報管
理センタを中核とする通信ネットワークを利用すること
により、そのセンタに対して配達情報の送信を要求した
端末の属性に対応する項目のラベル情報のみを要求元の
端末に送信するようにしたから、配達物に添付されるラ
ベル情報は、配達物を識別する固有の識別情報のみを記
録しておくだけでもよく、入出力端末側においては、ラ
ベル情報の項目が担当作業別に制限されて配信されてく
る為に、例えば、従来のように、ラベル内容の中から自
己の作業に必要な項目情報を見つけ出したり、誤認混同
や錯誤のおそれもなく、作業効率の大幅な向上を期待す
ることが可能であると共に、第三者に個人情報がラベル
を通して漏洩されてしまうことも確実に防止することが
可能となる。
【0015】更に、コンピュータに対して、上述した請
求項6記載の発明に示した主要機能を実現させるための
プログラムを提供する(請求項9記載の発明)。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図1〜図
11を参照してこの発明の第1実施形態を説明する。図
1は、この実施形態における配達情報管理システムの全
体構成を示したブロック図である。この配達情報管理シ
ステムは、入力された複数項目分の配達情報に基づいて
ラベル情報を作成するラベル作成装置1と、荷物(配達
物)がその受取先へ配達されるまでの各作業過程毎に、
荷物に添付されているラベル情報を読み取って出力する
ラベル読取装置2とを備え、ラベル作成装置1とラベル
読取装置2とは、荷物に添付されているラベルを通して
関係付けられている。ここで、ラベル作成装置1は、宅
配業者と契約関係にあるコンビニエンスストア等の荷物
取扱所Aに設置されたコンピュータ装置である。また、
ラベル読取装置2は、配送センタB、保管センタC側に
おいて、各作業担当者が所持するハンディタイプのバー
コード読取装置である。
【0017】図2(A)は、宅配対象である荷物の流れ
を示したワークフローである。荷物の宅配を依頼する場
合、その依頼元(差出人)は、最寄の宅配取扱所Aに出
向く。宅配取扱所A側では、依頼元から配達依頼を受け
る毎に、その荷物に添付されるラベルを作成して荷物に
貼り付ける。その後、各宅配取扱所Aと配送センタBと
の間で荷物の集配が行われ、配送センタB側では、集め
た荷物の仕分け作業等を行った後、配達作業に移る。配
達担当者は、受取人が留守の場合には、保管センタCに
一時預け、その後、保管センタC側の担当者が荷物の配
達を代行して行う。
【0018】図2(B)は、ラベル作成装置1側で行わ
れる一連の処理の流れを示したもので、先ず、ラベル作
成装置1は、差出人から配達依頼を受ける毎に、複数項
目分の配達情報の入力を受け付ける。この場合、複数項
目分の配達情報とは、差出人および受取人の「氏名」、
「住所」、「電話番号」、「内容物の品名」、「配達希
望日時」、「注意事項」、「荷物の重量」の項目データ
であり、この10項目分のデータのうち、差出人および
受取人の「氏名」、「住所」、「電話番号」、「内容物
の品名」、「配達希望日時」は、差出人から提示された
項目であるが、「注意事項」は、荷物取扱所A側の係員
が内容物を判断して作成した項目であり、「荷物の重
量」は、計量秤で得られた値である。
【0019】ラベル作成装置1は、入力された10項目
分の配達情報を階層化する。この場合、荷物がその受取
先へ配達されるまでの各作業過程、つまり、配送センタ
B側での仕分け作業、配達作業、保管センタC側での配
達代行作業に対応して、3レベルの階層に分類する。こ
れによって階層化された10項目分の配達情報を暗号化
した後に、2次元バーコード情報に変換し、この2次元
バーコード情報をラベル用紙に印刷してバーコードラベ
ルを発行する。したがって、2次元バーコードラベル
は、ユーザが視読しただけでは理解不可能な表記内容
(判読不可能)であると同時に、通常の1次元バーコード
スキャナでは、解読不可能なデータ内容となっている。
【0020】図2(C)は、ラベル読取装置2側での処
理の流れを示したもので、先ず、ラベル読取装置2は、
荷物に添付されている2次元バーコードラベルの全内容
を読み取る。この場合、ラベル読取装置2は、ラベル情
報を読み取った場合に、このラベル情報の各項目のう
ち、当該読取装置の担当作業に対応付られている項目を
抽出すると共に、抽出した項目のバーコード情報を解読
した後、暗号を復号化してデータ出力を行う。なお、ラ
ベル読取装置2には、荷物がその受取先へ配達されるま
での一連の作業過程において、当該読取装置2が受け持
つ担当作業を示す階層レベル(レイヤーレベル)が予め
設定登録されており、この設定レイヤーレベルを参照す
ることによって、自己の担当作業に対応付られている項
目のみを抽出するようにしている。
【0021】図3(A)は、ラベル作成装置1側に設け
られている項目別出力制限定義テーブル11の内容を示
した図である。この項目別出力制限定義テーブル11
は、ラベルの各項目に対応して、レイヤーレベル(LV
1、LV2、LV3)を定義するテーブルである。レイ
ヤーレベル(LV1、LV2、LV3)は、荷物がその
受取先へ配達されるまでの各作業過程、つまり、配送セ
ンタB側での仕分け作業、配達作業、保管センタC側で
の配達代行作業に対応付た階層分類を示すもので、ラベ
ル作成装置1は、この項目別出力制限定義テーブル11
の内容を参照し、入力された10項目分の配達情報を3
レベルの階層に分類する。
【0022】図3(B)は、ラベル読取装置2に予め設
定されている設定レイヤーレベルを示した図である。す
なわち、配送センタB側での仕分け作業担当者が所持す
るラベル読取装置2には、レイヤーレベル(LV1)が
設定され、配送センタB側での配達作業担当者が所持す
るラベル読取装置2には、レイヤーレベル(LV2)が
設定され、保管センタC側での配達代行作業担当者が所
持するラベル読取装置2には、レイヤーレベル(LV
3)が設定されている。なお、レイヤーレベルによって
抽出可能な項目数が制限されるが、その制限数は、レイ
ヤーレベル(LV1)>レイヤーレベル(LV2)>レ
イヤーレベル(LV3)の関係にある。
【0023】図4は、ラベル作成装置1の全体構成を示
したブロック図である。CPU101は、記憶装置10
2内のオペレーティングシステムや各種アプリケーショ
ンソフトにしたがってこのラベル作成装置1の全体動作
を制御する中央演算処理装置である。記憶装置102
は、オペレーティングシステムや各種アプリケーション
ソフトの他、項目別出力制限定義テーブル11等が格納
され、磁気的、光学的、半導体メモリ等によって構成さ
れている記録媒体103やその駆動系を有している。こ
の記録媒体103はハードディスク等の固定的な媒体若
しくは着脱自在に装着可能なCD−ROM、フロッピィ
デスク、RAMカード、磁気カード等の可搬型の媒体で
ある。また、この記録媒体103内のプログラムやデー
タは、必要に応じてCPU101の制御によりRAM
(例えば、スタティックRAM)104にロードされた
り、RAM104内のデータが記録媒体103にセーブ
される。更に、記録媒体はサーバ等の外部機器側に設け
られているものであってもよく、CPU101は伝送制
御部105を介してこの記録媒体内のプログラム/デー
タを直接アクセスして使用することもできる。
【0024】また、CPU101は記録媒体103内に
格納されるその一部あるいは全部を他の機器側から伝送
制御部105を介して取り込み、記録媒体103に新規
登録あるいは追加登録することもできる。更に、プログ
ラム/データはサーバ等の外部機器側で記憶管理されて
いるものであってもよく、CPU101は伝送制御部1
05を介して外部機器側のプログラム/データを直接ア
クセスして使用することもできる。一方、CPU101
にはその入出力周辺デバイスである伝送制御部105、
入力部106、表示部107、配達ラベル発行部10
8、計量秤109がバスラインを介して接続されてお
り、入出力プログラムにしたがってCPU101はそれ
らの動作を制御する。配達ラベル発行部108は、2次
元バーコード情報をラベル用紙に印刷してバーコードラ
ベルを発行するものであり、計量秤109は、荷物の重
量を計測する電子秤である。
【0025】図5は、ラベル読取装置2の全体構成を示
したブロック図である。ラベル読取装置2は、上述した
ラベル作成装置1側の基本的な構成要素に対応して、C
PU201、記憶装置202、記憶媒体203、RAM
204、伝送制御部205、入力部206、表示部20
7を有する他、配達ラベル読取部208を有する構成と
なっている。配達ラベル読取部208は、荷物に添付さ
れている2次元バーコードラベルを走査してバーコード
情報を読み取るバーコードスキャナである。
【0026】次に、この第1実施形態における配達情報
管理システムの動作アルゴリズムを図6〜図8に示すフ
ローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフ
ローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能
なプログラムコードの形態で格納されており、このプロ
グラムコードにしたがった動作を逐次実行する。また、
伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコー
ドにしたがった動作を逐次実行することもできる。この
ことは後述する他の実施形態においても同様であり、記
録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラ
ム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行す
ることもできる。
【0027】図6および図7は、ラベル作成装置1の動
作を示したフローチャートである。先ず、ラベル作成装
置1は、配達情報の入力可能状態において(ステップA
1)、係員は、依頼主から提示された差出人および受取
人の「氏名」、「住所」、「電話番号」、「内容物の品
名」、「配達希望日時」の各項目を入力すると共に、
「注意事項」を入力し、更に、計量秤109によって測
定した「荷物の重量」を入力する。これによって入力さ
れた10項目分の配達情報は、入力バッファDataに
一時記憶される(ステップA2)。
【0028】そして、レベルカウンタLVに初期値
“1”をセットすると共に(ステップA3)、項目カウ
ンタNに初期値“1”をセットするイニシャライズ処理
を行う(ステップA4)。この状態において、レベルカ
ウンタLVと項目カウンタNの値で項目別出力制限定義
テーブル11をアクセスし、その交差部分の定義情報を
取得する(ステップA5)。そして、取得した定義情報
は、出力制限無しを示す「〇」かを判別する(ステップ
A6)。いま、レベルカウンタLVと項目カウンタNの
値は共に“1”であるから、項目別出力制限定義テーブ
ル11からは、項目No.“1”の「受取人住所」と、レ
イヤーレベル“1”に対応する定義情報「×」が読み出
される。この定義情報「×」は、出力制限有りを示すも
のである為、この「受取人住所」をスキップする為に、
ステップA10に移行する。
【0029】このステップA10では、項目カウンタN
の値をプラス“1”するインクリメント処理を実行する
もので、これによって項目カウンタNの値は、項目総数
(この例では10)以下かを判別する(ステップA1
1)。いま、項目カウンタNの値は“2”であるからス
テップA5に戻り、以下、レベルカウンタLVの値を
“1”に固定した状態で、項目カウンタNの値を更新し
ながら上述の動作を繰り返す。ここで、項目カウンタN
の値が“7”に更新された際に、項目別出力制限定義テ
ーブル11からは、出力制限無しを示す定義情報「〇」
が読み出される。すると、レベルカウンタLVは、
“1”かを判別する(ステップA7)。
【0030】いま、レベルカウンタLVには、初期値
“1”がセットされているので、項目カウンタNの値で
指定される入力バッファData内の項目データ「重
量」を読み出し、レイヤーレベル“1”に対応する項目
データとして登録する(ステップA9)。そして、項目
カウンタNの値が更新されるか(ステップA10)、こ
の場合もステップA5に戻る。ここで、項目カウンタN
の値が“10”に更新された際にも、項目別出力制限定
義テーブル11からは出力制限無しを示す定義情報
「〇」が読み出されるので、入力バッファDataから
は項目データ「注意事項」が読み出され、レイヤーレベ
ル“1”に対応する項目データとして登録される(ステ
ップA9)。図9は、この場合におけるレイヤーレベル
別の登録内容を示し、レイヤーレベル“1”に対応し
て、項目データ「重量」、「注意事項」が登録される。
【0031】これによって10項目分の処理が終了する
と、項目カウンタNの値は“11”となり、項目総数を
超えたことがステップA11で判別される為、レベルカ
ウンタLVに“1”を加算するインクリメント処理を実
行した後(ステップA12)、レベルカウンタLVの値
は、最大階層数(この例では“3”)以下かを判別する
(ステップA13)。いま、レベルカウンタLVの値
は、“2”であるからステップA4に戻り、項目カウン
タNの値を初期化した後、以下、レベルカウンタLVの
値を“2”に固定した状態で、項目カウンタNの値を更
新しながら上述の動作を繰り返す。
【0032】この場合、項目カウンタNの値が“1”の
時には、項目別出力制限定義テーブル11からは、項目
No.“1”の「受取人住所」と、レイヤーレベル“2”
に対応する定義情報「〇」が読み出される。この定義情
報「〇」は、出力制限無しを示す情報であるからステッ
プA7に移り、レベルカウンタLVの値は、“1”かを
判別する。いま、その値は“2”であるから、項目カウ
ンタNの値で指定される入力バッファData内の項目
データは、他のレイヤーレベル対応のデータとして既に
登録済みかを判別する(ステップA8)。いま、レイヤ
ーレベル“1”に対応して、項目データ「重量」、「注
意事項」が登録されている場合であり、「受取人住所」
の項目は登録されていないので、この入力バッファDa
ta内の項目データ「受取人住所」をレイヤーレベル
“2”に対応する項目データとして登録する(ステップ
A9)。
【0033】次に、項目カウンタNの値が“2”に更新
されるが、この「受取人氏名」も登録済みではないの
で、レイヤーレベル“2”に対応する項目データとして
登録される(ステップA9)。その後、項目カウンタN
の値が“8”に更新されると、この「重量」は、レイヤ
ーレベル“1”対応の項目データとして既に登録済みで
あるから、その登録処理はスキップされるが、次の「配
達日時」は、レイヤーレベル“2”対応の項目データと
して登録され(ステップA9)、更に、次の「注意事
項」の登録もスキップされる。したがって、レイヤーレ
ベル“2”対応の登録項目は、「受取人住所」、「受取
人氏名」、「配達日時」となる。
【0034】このような階層化登録処理は、レベルカウ
ンタLVの値が最大階層数を超えるまで繰り返される。
これによって図9に示すように、レイヤーレベル“3”
対応の登録項目は、「受取人電話番号」、「差出人住
所」、「差出人氏名」、「差出人電話番号」となる。そ
して、階層化登録処理が終了すると、図7のステップA
14に移り、レベルカウンタLVに最大階層数をセット
した後、このレベルカウンタLVの値で示されるレイヤ
ーレベル“3” 対応の登録項目「受取人電話番号」、
「差出人住所」、「差出人氏名」、「差出人電話番号」
を読み出して、各項目データを暗号化するが(ステップ
A15)、暗号化手法は任意である。
【0035】次に、レベルカウンタLVの値は、最大階
層数かを判別するが(ステップA16)、いま、最大階
層数がセットされているので、レベルカウンタLVの値
から“1”を減算するデクリメント処理を実行した後
(ステップA18)、レベルカウンタLVの値は、
“1”以上かを判別する(ステップA19)。ここで、
レベルカウンタLVの値は、“2”であるからステップ
A15に戻り、このレベルカウンタLVの値で示される
レイヤーレベル“2” 対応の登録項目「受取人住
所」、「受取人氏名」、「配達日時」を読み出して、各
項目データを暗号化する。
【0036】この場合、レベルカウンタLVの値は、最
大階層数ではないので(ステップA16)、前回のレイ
ヤーレベル“3”対応の暗号化済みデータに、今回のレ
イヤーレベル“2”対応の暗号化済みデータを付加する
(ステップA17)。そして、レベルカウンタLVの値
をデクリメントし(ステップA18)、このレベルカウ
ンタLVの値で示されるレイヤーレベル“1” 対応の
登録項目「重量」、「注意事項」を暗号化した後(ステ
ップA15)、前回のレイヤーレベル“2”対応の暗号
化済みデータに、今回のレイヤーレベル“1”対応の暗
号化済みデータを付加する(ステップA17)。このよ
うにしてレイヤーレベル別に各項目データを暗号化する
処理が終了すると、全ての暗号化済みデータを2次元バ
ーコード情報に変換すると共に(ステップA20)、こ
の2次元バーコード情報をラベル用紙に印刷する(ステ
ップA21)。これによって2次元バーコードラベルが
発行される。
【0037】図8は、ラベル読取装置2の動作を示した
フローチャートである。先ず、当該ラベル読取装置2に
設定されている自己の設定レイヤーレベルを読み出すと
共に(ステップB1)、レベルカウンタLVに初期値
“1”をセットする(ステップB2)。この状態におい
て、レベルカウンタLVの値が設定レイヤーレベル以下
かを判別する(ステップB3)。この場合、上述したよ
うに、配送センタB側での仕分け作業担当者が所持する
ラベル読取装置2には、レイヤーレベル(LV1)が設
定され、配送センタB側での配達作業担当者が所持する
ラベル読取装置2には、レイヤーレベル(LV2)が設
定され、保管センタC側での配達代行作業担当者が所持
するラベル読取装置2には、レイヤーレベル(LV3)
が設定されている。
【0038】いま、配送センタB側での仕分け作業担当
者が所持するラベル読取装置2においては、レベルカウ
ンタLVおよび自己の設定レイヤーレベルの値は共に
“1”であるから、レイヤーレベル“1”対応の項目デ
ータを2次元バーコードラベルから読み取り(ステップ
B4)、この項目のバーコード情報を解読すると共に
(ステップB5)、解読した各項目の暗号を復号化する
(ステップB6)。この場合、レベルカウンタLVの値
は、“1”であるから(ステップB7)、レベルカウン
タLVの値に“1”を加算するインクリメント処理を行
った後(ステップB9)、再び、レベルカウンタLVの
値が設定レイヤーレベル以下かを判別する(ステップB
3)。いま、レベルカウンタLVの値は“2”であるか
ら、復号化済みデータを表示出力する(ステップB1
0)。したがって、配送センタB側での仕分け作業担当
者が所持するラベル読取装置2においては、レイヤーレ
ベル“1” 対応の項目「重量」、「注意事項」のみが
出力される(図10(A)参照)。
【0039】また、配送センタB側での配達作業担当者
が所持するラベル読取装置2においては、自己の設定レ
イヤーレベルは“2”であるから、レイヤーレベル
“1”対応の項目「重量」、「注意事項」が読み取られ
て(ステップB4)、解読されると共に(ステップB
5)、解読された各項目の暗号化データが復号化される
(ステップB6)。その後、レベルカウンタLVの値が
“2”に更新されるので(ステップB9)、レイヤーレ
ベル“2” 対応の項目「受取人住所」、「受取人氏
名」、「配達日時」が読み取られて(ステップB4)、
解読されると共に(ステップB5)、解読された各項目
の暗号化データが復号化される(ステップB6)。この
場合、レベルカウンタLVの値は“2”であるから(ス
テップB7)、前回のレイヤーレベル“1” 対応の復
号化済みデータに今回のレイヤーレベル“2” 対応の
復号化済みデータを付加する(ステップB8)。その
後、レベルカウンタLVの値が更新されて“3”となる
為、ステップB10に移り、レイヤーレベル“1” お
よび“2”対応の復号化済みデータが表示出力される
(図10(B)参照)。
【0040】また、保管センタC側での配達代行作業担
当者が所持するラベル読取装置2においては、上述の動
作が3回繰り返され、3回目の処理では、レイヤーレベ
ル“3” 対応の項目「受取人電話番号」、「差出人住
所」、「差出人氏名」、「差出人電話番号」が読み取ら
れて(ステップB4)、解読されると共に(ステップB
5)、解読された各項目の暗号化データが復号化される
(ステップB6)。そして、レイヤーレベル“1” お
よび“2”対応の復号化済みデータに、今回のレイヤー
レベル“3” 対応の復号化済みデータが付加される為
に(ステップB8)、レイヤーレベル“1” 〜“3”
対応の復号化済みデータが表示出力される(図10
(C)参照)。
【0041】以上のように、この第1実施形態において
ラベル作成装置1は、入力された配達情報の各項目をバ
ーコード情報に変換すると共に、このバーコード情報ラ
ベル情報として作成し、ラベル読取装置2は、荷物がそ
の受取先へ配達されるまでの各作業過程毎に、荷物に添
付されているラベル情報(バーコード情報)を読み取っ
て解読し、このラベル情報の各項目のうち、当該読取装
置2の担当作業に対応付られている項目のラベル情報の
みを表示出力するようにしたから、ラベル情報の項目を
担当作業別に制限して出力することができ、各作業担当
者は、例えば、従来のように、ラベル内容の中から自己
の作業に必要な項目情報を見つけ出したり、誤認混同や
錯誤のおそれもなく、作業効率の大幅な向上を期待する
ことが可能であると共に、荷物の集配、仕分け、配達の
各過程において、第三者に個人情報がラベルを通して漏
洩されてしまうようなことを防止することが可能とな
る。
【0042】この場合、ラベル読取装置2を特殊で高価
な読取装置によって構成しなくても、一般的なバーコー
ドスキャナで構成することが可能となる。また、ラベル
作成装置1側においては、入力された配達情報の項目デ
ータを暗号化した後に、バーコード情報に変換し、ラベ
ル読取装置2側においては、読み取ったバーコード情報
を解読し、暗号化されている項目データを復号化して出
力するようにしたから、各担当作業者以外のバーコード
スキャナを使用しても、ラベル情報を出力することがで
きない為に、安全性が更に高まる。
【0043】なお、上述した第1実施形態は、荷物の集
配、仕分け、配達の各過程において個人情報の漏洩を防
止する目的で、ラベル情報の項目を制限して出力する場
合のみを示し、荷物を受取人に渡す際、受取人に提供す
るラベル情報については言及していないが、受取人に対
しては、一定の条件で全項目分のラベル情報を提供する
ようにすればよい。図11〜図14は、受取人に対して
ラベル情報を提供する場合を説明する為の図で、図11
は、配達担当者が所持しているラベル読取装置2がネッ
トワーク網(移動体通信網等)3を介して配達管理サー
バ4に接続されている状態を示したシステム構成図であ
る。
【0044】この場合、受取人は、配達担当者が所持し
ているラベル読取装置2を一時借り受けて、例えば、自
己のユーザ識別情報(パスワードやサイン)を入力する
入力操作や認証用カードの読取操作を行うと、入力され
たユーザ識別情報は、ネットワーク網3を介して配達管
理サーバ4へ送信される。この場合、配達管理サーバ4
側ではユーザ認証が行われ、その結果承認を得た場合に
は、それを条件として、ラベル読取装置2側では全項目
分のラベル情報をその受取人に対して提供するようにし
ている。
【0045】図12は、配達担当者が所持しているラベ
ル読取装置2側の動作を示すフローチャートである。こ
のラベル読取装置2は、入力操作が行われると、受取人
識別情報が入力されたのかを判別し(ステップC1)、
ラベル情報の読取操作であれば、上述したような処理、
つまり、自己の設定レイヤーレベル対応項目のラベル情
報を出力する処理が行われるが(ステップC2)、受取
人の識別情報が入力された場合には、ネットワーク網3
を介して配達管理サーバ4に対して接続要求を行う(ス
テップC3)。ここで、配達管理サーバ4側で実行され
た受取人認証の処理結果を受信すると(ステップC
4)、その受信結果がOK(肯定)応答であれば(ステ
ップC5)、全項目分のラベル情報を表示出力して、そ
の受取人に対して提供する(ステップC6)。つまり、
自己の設定レイヤーレベルに拘らず、出力制限無しに全
項目分のラベル情報を表示出力する。一方、NG(否
定)応答であれば、エラー表示を出力する(ステップC
7)。
【0046】図13は、配達管理サーバ4側の動作を示
したフローチャートである。配達管理サーバ4は、配達
担当者が所持しているラベル読取装置2側からの接続要
求を受け、受取人識別情報を受信すると(ステップD
1)、ユーザデータベース4を検索し、該当する受取人
識別情報が既登録情報として設定されているかを判別す
るユーザ認証処理を実行する(ステップD2)。そし
て、この認証処理の結果、その受取人が予め登録されて
いる正規のユーザであれば(ステップD3)、OK(肯
定)応答をその要求元のラベル読取装置2に送信するが
(ステップD4)、未登録のユーザであれば(ステップ
D3)、NG(否定)応答を送信する(ステップD
5)。
【0047】したがって、配達担当者が所持しているラ
ベル読取装置2においては、ラベル情報の各項目をその
担当作業に応じて制限されていても、その荷物の受取人
にあっては、配達担当者からラベル読取装置2を借り受
けて、自己の識別情報を入力すれば、全項目分のラベル
情報を確認することが可能となる。図14は、受取人に
対して提供されるラベル情報の表示画面を示し、他の作
業担当者のいずれもが確認することができなかった「品
名」も表示出力される。なお、受取人自身がラベル読取
装置2を所有している時には、そのユーザ所有のラベル
読取装置2を使用して、配達管理サーバ4をアクセスす
るようにしてもよい。
【0048】なお、上述した第1実施形態においてラベ
ル作成装置1は、入力された10項目分の配達情報を、
項目別出力制限定義テーブル11を参照することによっ
て階層化、つまり、荷物がその受取先へ配達されるまで
の各作業過程に対応して、3レベルの階層に分類し、こ
の階層通りに配達情報をバーコード情報に変換するよう
にしたが、このような階層分類化を行わず、10項目分
の配達情報をそのままバーコード情報に変換だけでもよ
い。この場合、ラベル読取装置2側に上述した項目別出
力制限定義テーブルを設け、読み取った10項目分の情
報の中から自己の設定レイヤーレベルに対応する項目を
抽出して、出力するようにしてもよい。
【0049】更に、ラベル読取装置2側に項目別出力制
限定義テーブルを設けたり、自己の担当作業に対応する
レイヤーレベルを設定しておかなくても、自己の担当作
業に対応する項目だけを定義する抽出項目定義テーブル
をラベル読取装置2側に持たせ、ラベル読取装置2は、
この抽出項目定義テーブルを参照して該当項目を抽出し
て出力するようにしてもよい。例えば、配送センタB側
での仕分け作業担当者が所持するラベル読取装置2側の
抽出項目定義テーブルには、抽出項目として「重量」、
「注意事項」を定義しておけばよい。
【0050】なお、コンピュータに対して、上述した各
手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記
録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデ
スク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードを有する記録媒体であって、複数項目分の配達情報
が入力された場合に、その配達情報の各項目を理解不可
能なデータに変換する機能と、変換されたデータをラベ
ル情報として作成する機能と、配達物がその受取先へ配
達されるまでの各作業過程毎に、配達物に添付されてい
るラベル情報を読み取る機能と、読み取ったラベル情報
の各項目のうち、その担当作業に対応付られている項目
を特定する機能と、特定された項目のラベル情報を出力
する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するように
してもよい。
【0051】(第2実施形態)以下、この発明の第2実
施形態について図15〜図20を参照して説明する。な
お、上述した第1実施形態の配達情報管理システムは、
ラベル作成装置1、ラベル読取装置2をそれぞれスタン
ド・アロンタイプとしたが、この第2実施形態において
は、ネットワーク網を介して配達管理サーバに接続した
通信ネットワークシステムを示したものである。この場
合、第1実施形態は、全項目分のラベル情報を荷物に添
付するようにしたが、この第2実施形態においては、荷
物識別情報(荷物ID)のみを記録したラベルを荷物に
添付するようにしたものである。
【0052】図15は、第2実施形態における配達情報
管理システムを示したブロック構成図である。配達管理
サーバ21は、配達センタ側に設置され、荷物毎にその
配達情報を一元管理するもので、ネットワーク網(移動
体通信網、インターネット)22を介してラベル作成端
末23、ラベル読取端末24が接続されている。ラベル
作成端末23は、コンビニエンスストア等の荷物取扱所
に設置され、配達管理サーバ21から発行された荷物I
D(荷物識別情報)をその荷物に添付されるラベル情報
として作成すると共に、入力された複数項目分の配達情
報を配達管理サーバ21へ送信する。
【0053】ラベル読取端末24は、荷物に添付されて
いるラベルから荷物IDを読み取って、配達管理サーバ
21へ送信すると共に、配達管理サーバ21から送信さ
れて来た当該荷物ID対応の配達情報を表示出力するも
のである。なお、ラベル読取端末24としては、荷物の
仕分け、配達の各業過程で使用される端末、つまり、配
送センタ側での仕分け担当者が所持する端末、その配達
担当者が所持する端末、保管センタ側での配達代行担当
者が所持する端末の他、差出人・受取人が所有する端末
も含む。この場合、各作業者が所持する端末24は、ハ
ンディタイプの読取端末であるが、差出人・受取人が所
有する端末24は、デスクトップ型のコンピュータであ
ってもよい。また、ラベル内の荷物IDがバーコード情
報であれば、差出人・受取人側の端末24には、バーコ
ードスキャナが必要となるが、荷物IDが数値データで
あれば、その荷物IDをキー入力すればよい。なお、こ
の第2実施形態においては、差出人・受取人側の端末2
4として、バーコードスキャナ付きのラベル読取端末を
例示した場合である。
【0054】図16(A)は、配達管理サーバ21側に
設けられている取扱人別レイヤー定義テーブル211の
内容を示した図である。この場合、レイヤーレベルは、
ラベル読取端末24に設定せず、配達管理サーバ21側
で管理している。そして、上述した第1実施形態と同
様、配送センタ側での仕分け担当者には、レイヤーレベ
ル(LV1)が対応付られ、その配達担当者には、レイ
ヤーレベル(LV2)が対応付られ、保管センタ側での
配達代行担当者には、レイヤーレベル(LV3)が対応
付られている。更に、差出人・受取人には、レイヤーレ
ベル(LV4)が対応付られている。
【0055】図16(B)は、配達管理サーバ21側に
設けられている配達情報管理データベース212の内容
を示した図である。この配達情報管理データベース21
2は、ラベル作成端末23側で入力された複数項目分の
配達情報が配達管理サーバ21へ送信されて来た際に、
この配達情報を荷物毎に一元管理するもので、「荷物I
D」、「作成者ID」、「配達情報」等の各項目を有し
ている。なお、配達情報は、上述した第1実施形態と同
様に10項目分のデータからなり、配達管理サーバ21
は、ラベル読取端末24から配達情報の送信要求を受け
た際に、取扱人別レイヤー定義テーブル211を参照
し、その要求者に対応する項目の配達情報を要求元のラ
ベル読取端末24へ送信するようにしている。
【0056】図17は、配達管理サーバ211側に設け
られている項目別出力制限定義テーブル213の内容を
示し、この項目別出力制限定義テーブル213は、ラベ
ルの各項目に対応して、レイヤーレベル(LV1、LV
2、LV3、LV4)が設定されているテーブルであ
る。なお、レイヤーレベル(LV1、LV2、LV3)
は、上述した第1実施形態と同様に、荷物がその受取先
へ配達されるまでの各作業過程に対応付た階層分類を示
すものであるが、レイヤーレベル(LV4)は、差出人
・受取人の階層分類を示している。
【0057】次に、この第2実施形態における配達情報
管理システムの動作アルゴリズムを図18〜図21に示
すフローチャートを参照して説明する。図18(A)
は、ラベル作成端末23側の動作を示したフローチャー
ト、図18(B)は、ラベル作成端末23側の動作に応
答して実行される配達管理サーバ21側の動作を示した
フローチャートである。ラベル作成端末23は、差出人
からの配達依頼を受けた場合に、配達管理サーバ21に
対して「荷物ID」の送信要求を行う(ステップE
1)。配達管理サーバ21は、「荷物ID」の送信要求
を受信すると(ステップF1)、シリアル番号を更新し
(ステップF2)、このシリアル番号を使用した新規な
「荷物ID」を生成し(ステップF3)、この「荷物I
D」を要求元のラベル作成端末23へ送信する(ステッ
プF4)。
【0058】ラベル作成端末23は、配達管理サーバ2
1から「荷物ID」が送信されて来た場合には、それを
受信して保存しておくと共に(ステップE2)、配達情
報の入力待ち状態となる。ここで、10項目分の配達情
報が入力された場合には(ステップE3)、この「配達
情報」を「荷物ID」、「作成者ID」と共に配達管理
サーバ21へ送信する(ステップE4)。そして、ラベ
ル作成端末23は、「荷物ID」をラベル用紙に印刷し
てラベルを発行する(ステップE5)。配達管理サーバ
21は、「配達情報」、「荷物ID」、「作成者ID」
を受信すると(ステップF5)、この「配達情報」、
「荷物ID」、「作成者ID」を配達情報管理データベ
ース212に追加登録する(ステップF6)。
【0059】図19は、ラベル読取端末24の動作を示
したフローチャートである。ラベル読取端末24は、荷
物の配達情報を知りたい場合、所定キーが操作される
と、自己の端末ID(電話番号)と共に配達管理サーバ
21へ接続要求を送信する(ステップG1)。そして、
配達管理サーバ21との接続が確立した状態において、
荷物に添付されているラベル情報(荷物ID)を読み取
ると(ステップG2)、この荷物IDと共に、自己が担
当する担当作業の種別情報を配達管理サーバ21へ送信
する(ステップG3)。その後、配達管理サーバ21か
ら送信されて来た配達情報を受信すると(ステップG
4)、それを表示出力する(ステップG5)。
【0060】図20は、ラベル読取端末24からのアク
セスに応じて実行開始される配達管理サーバ21側の動
作を示したフローチャートである。配達管理サーバ21
は、ラベル読取端末24から送信されて来た荷物ID、
担当作業の種別情報を受信すると(ステップH1)、そ
の担当作業の種別情報に基づいて取扱人別レイヤー定義
テーブル211を検索し(ステップH2)、該当するレ
イヤーレベルを判別する(ステップH3)。
【0061】この場合、担当作業の種別情報が“01”
であれば、仕分け担当者(レイヤーレベルLV1)と選
択し(ステップH4)、“02”であれば、配送センタ
側の配達担当者(レイヤーレベルLV2)を選択し(ス
テップH5)、“03”であれば、保管センタ側での配
達代行担当者(レイヤーレベルLV3)を選択し(ステ
ップH6)、担当作業の種別情報のデータが送信されて
来ない場合には、差出人・受取人(レイヤーレベルLV
4)を選択する(ステップH7)。
【0062】そして、受信した荷物IDに基づいて配達
情報管理データベース212をアクセスし、荷物ID対
応の配達情報を読み出し(ステップH8)、この10項
目分の配達情報の中から選択レイヤーレベル対応の項目
を抽出する(ステップH9)。すなわち、選択レイヤー
レベルに基づいて項目別出力制限定義テーブル213を
アクセスして抽出項目を特定すると共に、特定した項目
のデータを配達情報の中から抽出する。そして、抽出し
た項目からなる配達情報を要求元のラベル読取端末24
へ送信する(ステップH10)。
【0063】したがって、配送センタ側の仕分け担当者
所持のラベル読取端末24にあっては、上述した図10
(A)で示した項目の配達情報が表示され、また、配送
センタ側の配達担当者所持のラベル読取端末24にあっ
ては、上述した図10(B)で示した項目の配達情報が
表示され、保管センタ側の配達代行担当者所持のラベル
読取端末24にあっては、上述した図10(C)で示し
た項目の配達情報が表示される。また、差出人・受取人
所有のラベル読取端末24にあっては、上述した図14
で示したように全項目分の配達情報が表示される。
【0064】以上のように、この第2実施形態において
配達管理サーバ21は、各ラベル作成端末23から送信
されて来た配達情報を荷物IDに対応付けて配達情報管
理データベース212に記憶管理しておき、ラベル読取
端末24によって読み取られた荷物IDが送信されて来
た場合に、配達情報管理データベース212を参照し、
その荷物IDに対応する配達情報の各項目のうち、その
端末属性(担当作業)に応じた項目を抽出して、その要
求元の読取端末24へ送信するようにしたから、荷物に
添付されるラベル情報は、荷物IDのみを記録しておく
だけでもよく、読取端末24側においては、配達情報の
各項目のうち、その担当作業別に制限されて配信されて
くる為に、例えば、従来のように、ラベルの中から自己
の作業に必要な項目情報を見つけ出したり、誤認混同や
錯誤のおそれもなく、作業効率の大幅な向上を期待する
ことが可能であると共に、第三者に個人情報がラベルを
通して漏洩されてしまうことも確実に防止することが可
能となる。
【0065】なお、コンピュータに対して、上述した各
手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記
録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデ
スク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコ
ードを有する記録媒体であって、配達物を識別する固有
の識別情報を当該配達物に添付されるラベル情報として
作成する作成端末から送信されて来た配達情報と配達物
識別情報とを対応付けて記憶管理する機能と、配達物に
添付されているラベル情報を入力して、その配達情報を
出力する入出力端末から配達物識別情報が送信されて来
た場合に、配達物識別情報に対応する配達情報の各項目
のうち、その端末属性に応じた項目を抽出する機能と、
抽出された項目データを当該要求元の入出力端末へ送信
する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するように
してもよい。
【0066】なお、上述した第1および第2実施形態に
おいてラベル作成装置1/ラベル作成端末23は、コン
ビニエンスストア等の荷物取扱所に設置され、差出人が
提示した配達情報をその係員が入力するようにしたが、
その差出人が自己の配達情報を入力してラベル作成を行
い、ラベルを荷物に添付して、窓口に提示するようにし
てもよい。このように差出人自身が配達情報の入力を行
うようにすれば、荷物取扱所側の係員にも、個人情報が
漏洩されず、更に安全性を高めることが可能となる。
【0067】また、上述した第1および第2実施形態に
おいては、入力された配達情報の各項目をバーコード情
報に変換するようにしたが、理解不可能なデータとして
は、穿孔データ、磁気データ等であってもよく、また、
荷物に添付するラベルとしては、用紙に限らず、RFI
Dタグ、半導体メモリ等であってもよい。ラベル読取装
置2/ラベル読取端末24は、ラベル情報/配達情報を
読み取って表示出力するようにしたが、その出力手段と
しては、印刷出力や音声出力であってもよい。特に、音
声出力は、仕分け作業に有効なものとなる。また、配達
物として、荷物を例示したが、各種案内用の葉書、雑誌
等の郵便物であってもよい。この場合、差出人と受取人
との関係が作業者に漏洩されないようにすればよい。
【0068】更に、上述した第1および第2実施形態に
おいては、配達情報の項目出力を制限する場合に、制限
される項目内の全データを一律に出力しないようにした
が、項目データの一部だけを出力制限するようにしても
よい。例えば、差出人の氏名の一部、品名の一部等、第
三者に見られたくない情報だけを制限してもよい。ま
た、出力が制限される項目としては、作業に支障を起さ
ない範囲内において、差出人の要望を受け付け、差出人
から要望された項目も含めて制限するようにしてもよ
い。
【0069】
【発明の効果】第1の発明(請求項1記載の発明)によ
れば、入力された配達情報に基づいて理解不可能なラベ
ル情報を作成しておき、配達物がその受取先へ配達され
るまでの各作業過程毎に、その担当作業に必要な項目の
ラベル情報のみを出力するようにしたから、ラベル情報
の項目を担当作業別に制限して出力することができ、各
作業担当者は、例えば、従来のように、ラベル内容の中
から自己の作業に必要な項目情報を見つけ出したり、誤
認混同や錯誤のおそれもなく、作業効率の大幅な向上を
期待することが可能であると共に、第三者に個人情報が
ラベルを通して漏洩されてしまうことを防止することが
可能となる。第2の発明(請求項5記載の発明)によれ
ば、配達物がその受取先へ配達されるまでの各作業過程
毎に、理解不可能なラベル情報を読み取ると共に、読み
取ったラベル情報の各項目の中からその担当作業に必要
な項目のラベル情報のみを出力する配達情報読取装置を
提供することができる。第3の発明(請求項6記載の発
明)によれば、配達物毎にその配達情報を一元管理する
配達情報管理センタを中核とする通信ネットワークを利
用することにより、そのセンタに対して配達情報の送信
を要求した端末の属性に対応する項目のラベル情報のみ
を要求元の端末に送信するようにしたから、配達物に添
付されるラベル情報は、配達物を識別する固有の識別情
報のみを記録しておくだけでもよく、入出力端末側にお
いては、ラベル情報の項目が担当作業別に制限されて配
信されてくる為に、例えば、従来のように、ラベル内容
の中から自己の作業に必要な項目情報を見つけ出した
り、誤認混同や錯誤のおそれもなく、作業効率の大幅な
向上を期待することが可能であると共に、第三者に個人
情報がラベルを通して漏洩されてしまうことも確実に防
止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配達情報管理システムの全体構成を示したブロ
ック図。
【図2】(A)は、宅配対象である荷物の流れを示した
図、(B)は、ラベル作成装置1側での処理の流れを示
した図、(C)は、ラベル読取装置2側での処理の流れ
を示した図。
【図3】(A)は、ラベル作成装置1側に設けられてい
る項目別出力制限定義テーブル11の内容を示した図、
(B)は、ラベル読取装置2に予め設定されている設定
レイヤーレベルを示した図。
【図4】ラベル作成装置1の全体構成を示したブロック
図。
【図5】ラベル読取装置2の全体構成を示したブロック
図。
【図6】ラベル作成装置1の動作を示したフローチャー
ト。
【図7】図6に続く、ラベル作成装置1の動作を示した
フローチャート。
【図8】ラベル読取装置2の動作を示したフローチャー
ト。
【図9】レイヤーレベル別の登録内容を示した図。
【図10】(A)は、配送センタB側での仕分け作業担
当者所持のラベル読取装置2の表示画面を示した図、
(B)は、配送センタB側での配達作業担当者所持のラ
ベル読取装置2の表示画面を示した図、(C)は、保管
センタC側での配達代行作業担当者所持のラベル読取装
置2の表示画面を示した図。
【図11】第1実施形態の変形応用例を説明する為の図
で、配達担当者所持のラベル読取装置2がネットワーク
網3を介して配達管理サーバ4に接続されている状態を
示したシステム構成図。
【図12】第1実施形態の変形応用例を説明する為の図
で、配達担当者所持のラベル読取装置2側の動作を示す
フローチャート。
【図13】第1実施形態の変形応用例を説明する為の図
で、配達管理サーバ4側の動作を示したフローチャー
ト。
【図14】受取人に対して提供されるラベル情報の表示
画面を示した図。
【図15】第2実施形態における配達情報管理システム
を示したブロック構成図。
【図16】(A)は、配達管理サーバ21側に設けられ
ている取扱人別レイヤー定義テーブル211の内容を示
した図、(B)は、配達管理サーバ21側に設けられて
いる配達情報管理データベース212の内容を示した
図。
【図17】配達管理サーバ211側に設けられている項
目別出力制限定義テーブル213の内容を示した図。
【図18】(A)は、ラベル作成端末23側の動作を示
したフローチャート、(B)は、ラベル作成端末23側
の動作に応答して実行される配達管理サーバ21側の動
作を示したフローチャート。
【図19】ラベル読取端末24の動作を示したフローチ
ャート。
【図20】ラベル読取端末24からのアクセスに応じて
実行開始される配達管理サーバ21側の動作を示したフ
ローチャート。
【符号の説明】
1 ラベル作成装置 2 ラベル読取装置 3 ネットワーク網 4 配達管理サーバ 11 項目別出力制限定義テーブル 21 配達管理サーバ 22 ネットワーク網 23 ラベル作成端末 24 ラベル読取端末 41 ユーザデータベース 101、201 CPU 102、202 記憶装置 103、203 記録媒体 105、205 伝送制御部 106、206 入力部 107、207 表示部 108 配達ラベル発行部 208 配達ラベル読取部 211 取扱人別レイヤー定義テーブル 212 配達情報管理データベース 213 項目別出力制限定義テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 114 G06F 17/60 114 G06K 1/12 G06K 1/12 A 7/00 7/00 U

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された複数項目分の配達情報に基づい
    て、配達物に添付されるラベル情報を作成するラベル作
    成装置と、配達物がその受取先へ配達されるまでの各作
    業過程毎に、配達物に添付されているラベル情報を読み
    取って出力するラベル読取装置とを備えた配達情報管理
    システムであって、 前記ラベル作成装置は、 入力された配達情報の各項目を理解不可能なデータに変
    換するデータ変換手段と、このデータ変換手段によって
    変換された複数項目分のデータをラベル情報として作成
    するラベル情報作成手段とを具備し、 前記各ラベル読取装置は、配達物に添付されているラベ
    ル情報を読み取った場合に、このラベル情報の各項目の
    うち、当該読取装置の担当作業に対応付られている項目
    を特定する項目特定手段と、この項目特定手段によって
    特定された項目のラベル情報を出力するラベル情報出力
    手段とを具備し、 たことを特徴とする配達情報管理システム。
  2. 【請求項2】前記データ変換手段は、入力された配達情
    報のバーコード情報に変換し、 前記ラベル情報出力手段は、前記ラベル作成装置側で変
    換されたバーコード情報を解読して出力する、 ようにしたことを特徴とする請求項1記載の配達情報管
    理システム。
  3. 【請求項3】前記データ変換手段は、入力された配達情
    報の項目データを暗号化し、 前記ラベル情報出力手段は、前記ラベル作成装置側で暗
    号化された項目データを復号化して出力する、 ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは2記載の
    配達情報管理システム。
  4. 【請求項4】配達担当者が所持しているラベル読取装置
    は、広域無線通信機能および受取人固有の識別情報を入
    力する入力機能を備え、配達物の受取先でその受取人識
    別情報が入力された場合に、移動体通信網を介して配達
    管理センタに接続要求を行い、前記配達管理センタ側で
    受取人の認証処理を実行した結果、正規な受取人である
    旨の応答を受信した場合に、全項目分のラベル情報を出
    力して、当該受取人に対して提供する、 ようにしたことを特徴とする請求項1記載の配達情報管
    理システム。
  5. 【請求項5】配達物がその受取先へ配達されるまでの各
    作業過程毎に、配達物に添付されているラベル情報を読
    み取って出力する配達情報読取装置であって、 配達物に添付されている理解不可能なラベル情報を読み
    取った場合に、このラベル情報の各項目のうち、当該読
    取装置の担当作業に対応付られている項目を特定する項
    目特定手段と、 この項目特定手段によって特定された項目のラベル情報
    を出力するラベル情報出力手段と、 を具備したことを特徴とする配達情報読取装置。
  6. 【請求項6】配達物毎にその配達情報を一元管理する配
    達管理センタと、配達物を識別する固有の識別情報を当
    該配達物に添付されるラベル情報として作成する作成端
    末と、配達物に添付されているラベル情報を入力して、
    その配達情報を出力する入出力端末とが通信ネットワー
    クを介して接続されている配達情報管理システムであっ
    て、 前記作成端末は、入力された複数項目分の配達情報を配
    達物識別情報と共に配達管理センタに対して送信する送
    信手段を有し、 前記入出力端末は、配達物識別情報であるラベル情報を
    入力した場合に、その配達情報の送信要求を配達物識別
    情報と共に配達管理センタに対して送信する送信手段を
    有し、 前記配達管理センタは、各作成端末から送信されて来た
    配達情報と配達物識別情報とを対応付けて記憶管理する
    配達情報記憶手段と、前記入出力端末から配達物識別情
    報が送信されて来た場合に、前記配達情報記憶手段を参
    照し、その配達物識別情報に対応する配達情報の各項目
    のうち、その端末属性に応じた項目を抽出して、当該要
    求元の入出力端末へ送信する送信手段とを有する、 ことを特徴とする配達情報管理システム。
  7. 【請求項7】コンピュータに対して、 複数項目分の配達情報が入力された場合に、その配達情
    報の各項目を理解不可能なデータに変換する機能と、 変換されたデータをラベル情報として作成する機能と、 配達物がその受取先へ配達されるまでの各作業過程毎
    に、配達物に添付されているラベル情報を読み取る機能
    と、 読み取ったラベル情報の各項目のうち、その担当作業に
    対応付られている項目を特定する機能と、 特定された項目のラベル情報を出力する機能と、 を実現させるためのプログラム。
  8. 【請求項8】コンピュータに対して、 配達物がその受取先へ配達されるまでの各作業過程毎
    に、配達物に添付されている理解不可能なラベル情報を
    読み取る機能と、 読み取ったラベル情報の各項目のうち、担当作業に対応
    付られている項目を特定する機能と、 特定された項目のラベル情報を出力する機能と、 を実現させるためのプログラム。
  9. 【請求項9】コンピュータに対して、 配達物を識別する固有の識別情報を当該配達物に添付さ
    れるラベル情報として作成する作成端末から送信されて
    来た配達情報と配達物識別情報とを対応付けて記憶管理
    する機能と、 配達物に添付されているラベル情報を入力して、その配
    達情報を出力する入出力端末から配達物識別情報が送信
    されて来た場合に、配達物識別情報に対応する配達情報
    の各項目のうち、その端末属性に応じた項目を抽出する
    機能と、 抽出された項目データを当該要求元の入出力端末へ送信
    する機能と、 を実現させるためのプログラム。
JP2001312254A 2001-10-10 2001-10-10 配達情報読取装置及びプログラム Expired - Fee Related JP4066634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001312254A JP4066634B2 (ja) 2001-10-10 2001-10-10 配達情報読取装置及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001312254A JP4066634B2 (ja) 2001-10-10 2001-10-10 配達情報読取装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003112826A true JP2003112826A (ja) 2003-04-18
JP4066634B2 JP4066634B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=19130946

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001312254A Expired - Fee Related JP4066634B2 (ja) 2001-10-10 2001-10-10 配達情報読取装置及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4066634B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076666A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Nec Infrontia Corp 再配達物の配送システム
JP2007008129A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Dainippon Printing Co Ltd 小荷物等の配達における個人情報の保護
JP2008265894A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Hitachi Ltd 配送管理システム及び配送管理方法
JP2009031969A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Denso Wave Inc 配送管理システム
JP2019032616A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 株式会社オートバックスセブン タイヤ保管支援システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076666A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Nec Infrontia Corp 再配達物の配送システム
JP2007008129A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Dainippon Printing Co Ltd 小荷物等の配達における個人情報の保護
JP2008265894A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Hitachi Ltd 配送管理システム及び配送管理方法
JP2009031969A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Denso Wave Inc 配送管理システム
JP2019032616A (ja) * 2017-08-04 2019-02-28 株式会社オートバックスセブン タイヤ保管支援システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4066634B2 (ja) 2008-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8799179B2 (en) System, method, and article of manufacture for filtering mail items based upon recipient preference
US6006200A (en) Method of providing an identifier for transactions
US6591273B2 (en) Method and system for secure electronic distribution, archiving and retrieval
US20150052076A1 (en) System, method, and article of manufacture for filtering mail items based on recipient preference
US10778625B2 (en) Electronic business postal system
CN1191643A (zh) 数据存储介质的访问控制的系统和方法
AU2004235134B2 (en) Secure messaging center
US20020034305A1 (en) Method and system for issuing service and method and system for providing service
JP2002183360A (ja) 二次元コード作成システム及び二次元コード解読システム並びに二次元コード作成システムを利用した人材派遣登録管理システム
JP4066634B2 (ja) 配達情報読取装置及びプログラム
US20060032912A1 (en) Contact information management system and method
US10572705B2 (en) Secure and traceable security features for documents
KR20010087053A (ko) 글로벌 네트워크를 이용한 하이브리드 메일 전송 방법 및그 장치
US10769289B1 (en) Systems and methods for electronic document delivery, execution, and return
US7065646B1 (en) Remote notification of print or fax hardcopy recipient using standard identification data
JP2003128254A (ja) コンピュータを利用した配送支援システム及び伝票出力システム
AU2017216540A1 (en) Method and system for providing proof of delivery
KR20010093062A (ko) 인터넷을 이용한 전자우표 발행방법 및 상기 전자우표를이용한 우편물 자동분류 방법
JP2008197849A (ja) 配達受領証明システム
JP2003263477A (ja) 同封物封入システム及び同封物封入方法
JP2024061581A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2007172534A (ja) 宅配便受領通知システム、宅配便受領通知方法、荷物管理サーバ及びプログラム
JP2005206296A (ja) 配達情報システム
JP2020071775A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
JP2006079401A (ja) 電子申請文書配布システム、電子申請文書配布方法、および電子申請文書配布プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040914

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060413

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071231

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4066634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees