JP2003112624A - 鉄道車両用幌の構造 - Google Patents

鉄道車両用幌の構造

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JP2003112624A
JP2003112624A JP2001308324A JP2001308324A JP2003112624A JP 2003112624 A JP2003112624 A JP 2003112624A JP 2001308324 A JP2001308324 A JP 2001308324A JP 2001308324 A JP2001308324 A JP 2001308324A JP 2003112624 A JP2003112624 A JP 2003112624A
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JP
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hood
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rubber film
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JP2001308324A
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English (en)
Inventor
Hideo Kikuchi
英雄 菊地
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

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  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内幌と外幌の両機能を併有し、車内を風雪、ほ
こり等から保護すると共に、車両内に伝わる車外からの
騒音を低減する耐久性と生産性に優れた内外一体幌を提
供する。 【解決手段】前後車両1の連結部における車両間の空間
部1aには、空間部1aの全周を覆う環状のゴム膜2か
らなる幌がガイド部材3を介して取付けられている。ガ
イド部材3は、前後車両1の連結部側面の四隅近傍に自
在継手4を介して揺動可能に取付けられ、自在継手4は
車両走行時の上下左右方向の蛇行を吸収し、またガイド
部材3には、支持部材5を介して前記ガイド部材3を覆
うゴム膜2が取付けられている。ガイド部材3の側面に
は、前記支持部材5に取付けた車輪6が移動可能に係合
するガイド溝7が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道車両用幌の
構造に係わり、更に詳しくは前後車両間の空間部の全周
を覆い、車内を風雪、ほこり等から保護すると共に、車
両の風切り音や車両デッキ部分での騒音の車内への伝達
を低減させ、操車場における曲率半径の小さい軌道での
大変形に追従可能な耐久性および生産性に優れた鉄道車
両用幌の構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、高速鉄道車両間の空間部を覆う車両
用幌は、車両間の内側全周を覆う内幌と、その外側の車
両の左右側面のみを覆う外幌から構成されている。
【0003】前記車両連結部に設けられた内幌は、蛇腹
構造に形成され、車内を風雪、ほこり等から保護する役
割を果たし、外幌は前後車両の各々の側面に取り付けら
れた断面U字状のゴム板からなり、車両連結部の美観を
呈すると共に、乗客が駅のプラットホームから車両間の
空間部の線路に転落するのを防止する役割を果たしてき
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うな車両用幌は、内幌と外幌が別体となっており、風
雪、ほこり等の侵入を防止するための密封性は考慮され
ているが、騒音に対しては十分な対策が施されておら
ず、特に外幌は車両の連結部の全周に配設されていない
ため、風切り音、車輪とレ−ルの摩擦音、レ−ル継ぎ目
でのたたき音、車輪の転動音、パンタグラフ擦り音、鉄
橋通過時の共鳴音、等が直接内幌を通じてそのまま車両
内に入ってくるという問題があった。
【0005】また、操車場における曲率半径の小さい軌
道を走行する場合に、車両の左右側面に設けた外幌が柔
軟に対応できず、外幌同志が接触して寿命を短くする等
の問題があった。
【0006】この発明の目的は、内幌と外幌の両機能を
併有し、車内を風雪、ほこり等から保護すると共に、車
両内に伝わる車外からの騒音を低減する耐久性と生産性
に優れた内外一体型幌の鉄道車両用幌の構造を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、前後車両の連結部における車両間の空間部
の全周を覆う環状のゴム膜からなる幌であって、前記前
後車両の連結部側面の四隅近傍及び/または上下面部と
両側部とに複数の揺動可能なガイド部材を取付け、この
ガイド部材に、移動可能に係合する支持部材を介してガ
イド部材を覆うゴム膜を取付けたことを要旨とするもの
である。
【0008】前記ガイド部材は、自在継手を介して前後
車両の連結部側面に取付けられ、該ガイド部材の側面
に、支持部材に取付けた車輪が係合するガイド溝を形成
し、また前記ゴム膜は、周方向に配設さた複数本の金属
コードと長手方向に配設された伸縮可能な繊維コードで
補強されている。
【0009】これにより、内幌に要求される密封性と外
幌に要求される遮音性の両機能を合体し、車内を風雪、
ほこり等から保護すると共に、風切り音、車輪とレ−ル
の摩擦音、レ−ル継ぎ目でのたたき音、車輪の転動音、
パンタグラフ擦り音、鉄橋通過時の共鳴音、等の車両の
外部からの騒音を遮断して車両内に伝わる騒音を低減す
る。更に、曲率半径の小さい軌道を走行する場合には、
ゴム膜の変形に加えて車両と支持部材とのボ−ルジョイ
ントの働きとガイド部材のガイド溝中における車輪の転
動により車両走行時の蛇行を吸収する。
【0010】このように内幌と外幌の両機能を併有する
内外一体型幌としたことにより幌の生産性を向上させ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づき、この発
明の実施形態を説明する。
【0012】なお、各図において、同一の構成要素には
同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
【0013】図1は、この発明の内外一体型幌が車両に
取り付けられた状態の一実施形態を説明するための一部
斜面図を示し、前後車両1の連結部における車両間の空
間部1aには、空間部1aの全周を覆う環状のゴム膜2
からなる幌がガイド部材3を介して取付けられている。
【0014】前記ガイド部材3は、前後車両1の連結部
側面の四隅近傍にボ−ルジョイント等の車両走行時の上
下左右方向の蛇行を吸収する自在継手4を介して揺動可
能に取付けられ、またガイド部材3には、支持部材5を
介して前記ガイド部材3を覆うゴム膜2が取付けられて
いる。
【0015】前記ガイド部材3は、図3及び図4に示す
ように、前後車両1の連結部側面1xに前記自在継手4
を介して前後・左右に揺動するように取付けられ、この
ガイド部材3の側面には、前記支持部材5に取付けた車
輪6が移動可能に係合するガイド溝7が形成されてい
る。
【0016】前記ゴム膜2は、図2に示すように、ゴム
膜2の周方向(車両の上下・左右方向)に配設さた複数
本の鋼線等の金属コードbと、長手方向(車両の前後方
向)に配設された伸縮可能な有機繊維等の繊維コードa
で補強されている。
【0017】なお、ゴム膜2の材料としては耐候性,耐
久性と高い防音性能を確保するためEPDM,ハイパロ
ン等の高比重ゴム材料が使用され、内部を上記のような
補強層で補強することが好ましい。
【0018】また繊維コードaとしては、例えば、ナイ
ロン,ポリエステルのように伸びの大きな有機繊維が選
ばれ、これによりゴム膜2が長手方向に伸びることを許
容するものである。なお、繊維コードaは、バイアス構
造にしても良い。
【0019】このように、この発明の内外一体型幌は、
金属コードbと伸縮可能な有機繊維等の繊維コードaと
で補強されたゴム膜2が車両1の連結部の全周を完全に
覆うため、これまで別体として製造してきた内幌の密封
性機能と外幌の遮音性機能とを一挙に両立させることが
でき、車両用幌としての生産性に優れる。
【0020】なお、前記車輪6を取付けた支持部材5
は、ゴム膜2に対して加硫接着等により取り付け、車輪
6がガイド溝7内を転動することにより車両走行時の前
後方向の蛇行を吸収する。
【0021】図5は、この発明の内外一体型幌が前後車
両1に取り付けられた状態の他の実施形態を示す説明図
で、前後車両1の四隅近傍と、これらの中間、即ち、前
後車両1の上下面部と両側部とに複数の揺動可能なガイ
ド部材3を取付け、このガイド部材3に上記第1実施形
態と同様に、支持部材5を介して前記ガイド部材3を覆
うゴム膜2を取付けたものである。なお、図中8は車両
の通路を示している。
【0022】図5に示すように、この発明の内外一体型
幌を係止するガイド部材3は、前後車両1の四隅近傍に
設置するほか、必要に応じてその都度その設置個数が選
定される。
【0023】一方、この発明の内外一体型幌を装着した
前後車両1が、操作場等における曲率半径の小さい軌道
を走行する場合には、幌を構成するゴム膜2の変形に加
えて、前後車両1とガイド部材3を連結する自在継手4
の動き、ゴム膜2に取り付けた車輪6が支持部材5のガ
イド溝7内を転動することによる協同作用により走行時
の蛇行を吸収する。
【0024】そのため前後車両1の各々に取り付けた従
来の外幌のように幌同志が接触することによる破損がな
く、ゴム膜2の材料を選ぶことにより長期にわたる耐久
性が保証される。
【0025】
【発明の効果】この発明は上記のように、前後車両の連
結部における車両間の空間部の全周を覆う環状のゴム膜
からなる幌であって、前記前後車両の連結部側面の四隅
近傍または天井部と両側部とに複数の揺動可能なガイド
部材を取付け、このガイド部材に、移動可能に係合する
支持部材を介してガイド部材を覆うゴム膜を取付けて構
成したので、以下のような優れた効果を奏するものであ
る。 (a).車外からの騒音をゴム膜が遮断して、車両の密封性
を維持しつつ、車外騒音をそのまま車内に伝達するのを
防止し、車内騒音の低減を図ることが出来る。 (b).これまで別体として製造してきた内幌と外幌の機能
を併有させ、金属コードと伸縮可能な繊維コードとで補
強されたゴム膜によりその機能を一挙に両立させたため
車両用幌としての生産性に優れる。 (c).前後車両が操作場等における曲率半径の小さい軌道
を走行する場合には、ゴム膜の変形に加えて、前後車両
と支持部材及びガイド部材を連結する自在継手の動きと
ゴム膜に取り付けた車輪が支持部材のガイド溝内を転動
することによる協同作用により、走行時の蛇行を吸収す
るため、ゴム膜同志が接触することによる破損がなく、
ゴム膜の材料を選ぶことにより長期にわたる耐久性が保
証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の内外一体型幌を車両に取り付けた状
態の一実施形態を説明するための一部斜面図である。
【図2】この発明のゴム膜の補強層の配置を説明するた
めのゴム膜の一部を剥離して示した側面図である。
【図3】この発明の支持部材が前後車両の四隅部近傍に
取り付けられた状態を示す一部斜面図である。
【図4】この発明のゴム膜に取り付けられた車輪がガイ
ド部材に形成されたガイド溝中を転動する状態を説明す
るための部分断面図である。
【図5】この発明の内外一体型幌が車両に取り付けられ
た状態の他の実施形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 前後車両 2 ゴム膜 1a 前後車両の空間部 1x 前後車両の連結部側
面 3 ガイド部材 4 自在継手 5 支持部材 6 車輪 7 ガイド溝 8 通路 a 繊維コード b 金属コード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後車両の連結部における車両間の空間
    部の全周を覆う環状のゴム膜からなる幌であって、 前記前後車両の連結部側面の四隅近傍に揺動可能なガイ
    ド部材を取付け、このガイド部材に、移動可能に係合す
    る支持部材を介してガイド部材を覆うゴム膜を取付けて
    成る鉄道車両用幌の構造。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は、自在継手を介して前
    後車両の連結部側面に取付けられ、該ガイド部材の側面
    に、支持部材に取付けた車輪が係合するガイド溝を形成
    した請求項1に記載の鉄道車両用幌の構造。
  3. 【請求項3】 前記ゴム膜は、周方向に配設さた複数本
    の金属コードと長手方向に配設された伸縮可能な繊維コ
    ードで補強した請求項1または2に記載の鉄道車両用幌
    の構造。
  4. 【請求項4】 前記前後車両の連結部側面の四隅近傍及
    び上下面部と両側部とに複数の揺動可能なガイド部材を
    取付け、このガイド部材に、移動可能に係合する支持部
    材を介してガイド部材を覆うゴム膜を取付けた請求項
    1,2または3に記載の鉄道車両用幌の構造。
JP2001308324A 2001-10-04 2001-10-04 鉄道車両用幌の構造 Pending JP2003112624A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007246001A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Hitachi Ltd 鉄道車両用の貫通路部の内壁構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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