JP2003112539A - エンジン自動停止機能付き車両 - Google Patents
エンジン自動停止機能付き車両Info
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Abstract
タで駆動するエンジン自動停止車両において、補機駆動
モータに必要とされる出力の最大値を抑え、補機駆動モ
ータとして定格出力の低いモータを用いることができる
ようにし、エンジン自動停止中の消費電力を抑える。 【解決手段】 エンジン自動停止中かつエアコン12作
動中にステアリングが転舵された場合、まずエアコン1
2を停止する。そして、エアコン12が停止している間
にエンジン1を再始動させ、エンジン1が再始動された
ら補機駆動モータ31を停止させるとともにエアコン1
2を再始動させる。
Description
停止を行う車両に関する。
件が成立したらエンジンを自動的に停止させ、燃料消費
量、エミッション排出量を抑制する車両が知られてい
る。
自動停止を行う車両においては、エンジンを自動停止さ
せている間はパワーステアリング用ポンプ、エアコンの
コンプレッサ等の補機をエンジン出力を用いて駆動する
ことができなくなるため、補機駆動用のモータを別途設
け、この補機駆動モータを用いてこれらの補機類を駆動
することが必要となる。
示されるように、ステアリングをロック状態になるまで
転舵した状態(以下、フル転舵状態)、すなわちパワー
ステアリング用ポンプの消費する動力が最大となる状態
にまで対応できるように補機駆動モータの定格出力を大
きく設定した場合、補機駆動モータの消費電力が大きく
なり、燃費が悪化してしまう。
鑑みてなされたもので、上記車両において、補機駆動モ
ータに必要とされる出力の最大値を抑え、補機駆動モー
タとして定格出力の低いモータを用いることができるよ
うにし、エンジン自動停止中の消費電力を抑えるととも
に、コストを低減することを目的とする。
ンと、油圧式パワーステアリング装置と前記パワーステ
アリング装置に油圧を供給するパワステポンプと、補機
と、前記エンジン停止時に前記パワステポンプ及び補機
を駆動するための補機駆動モータと、前記エンジンの出
力で前記パワステポンプ及び前記補機を駆動するための
駆動機構と、所定のエンジン停止条件が成立したときに
前記エンジンを自動的に停止させ、所定のエンジン再始
動条件が成立したときは前記エンジンを再始動する手段
と、ステアリングが転舵されたことを検出する手段とを
備え、前記エンジンが自動停止状態にありかつ前記補機
が作動中にステアリングが転舵された場合、まず前記補
機を停止し、前記補機が停止している間に前記エンジン
を再始動させ、前記エンジンが再始動されたら前記補機
駆動モータを停止させるとともに前記補機を再始動させ
ることを特徴とするエンジン自動停止機能付き車両であ
る。
駆動機構が、前記エンジンと前記パワステポンプ及び補
機との間に介装されたクラッチと、前記エンジンの出力
で前記パワステポンプ及び補機を駆動するときは前記ク
ラッチを締結し、前記補機駆動モータの出力で前記パワ
ステポンプ及び補機を駆動するときは前記クラッチを解
放する手段とで構成されることを特徴とするものであ
る。
ジン自動停止中は前記クラッチを締結し、エンジン自動
停止状態から前記エンジンを再始動させる際には、前記
エンジンの回転速度が所定のアイドル回転速度まで上昇
したら前記クラッチを締結することを特徴とするもので
ある。
駆動機構が前記パワステポンプ及び補機と前記エンジン
の間に介装されたワンウェイクラッチを備え、前記ワン
ウェイクラッチは前記エンジンの出力で前記パワステポ
ンプ及び補機を駆動するときにはロック状態となり、前
記補機駆動モータの出力で前記パワステポンプ及び補機
を駆動するときにはフリー状態となることを特徴とする
ものである。
て、前記エンジンにはモータジェネレータが連結されて
おり、前記エンジンを再始動させる際にはこのモータジ
ェネレータを用いて前記エンジンをクランキングし、前
記エンジンを再始動させることを特徴とするものであ
る。
て、前記補機が車両の走行機能には関係がない、必要に
応じて駆動される補機であることを特徴とするものであ
る。
補機がエアコンのコンプレッサであることを特徴とする
ものである。
動停止機能付き車両においては、所定のエンジン停止条
件が成立しエンジンが自動停止されると、パワステポン
プ、エアコンのコンプレッサ等のエンジン補機は補機駆
動用モータで駆動される。
費する動力が大きいことから、エンジン自動停止中で補
機作動時にステアリングの転舵が開始されるとエンジン
の再始動が行われると同時に補機が一時的に停止され
る。そして、エンジン回転が立ち上がったところで補機
駆動モータが停止されるとともに補機が再始動される。
プを同時に作動させるとそれらの消費する動力が増大
し、補機駆動モータに要求される出力が増大するのであ
るが、このような制御を行うことにより補機駆動モータ
に要求される出力の最大値を下げ、定格出力の小さなモ
ータを用いることができる。補機駆動モータの定格出力
を下げることができれば消費電力を抑えるとともにコス
トを低減することができる。
補機との間にクラッチを介装し、エンジン出力でパワス
テポンプ及び補機を駆動するときはクラッチを締結し、
補機駆動モータの出力でパワステポンプ及び補機を駆動
するときはクラッチを解放するようにすれば、補機駆動
モータの出力でパワステポンプ及び補機を駆動する際に
エンジンが連れ回ることがなく、エンジンのフリクショ
ンロスによる補機駆動モータの消費電力の増加が抑えら
れる(第2の発明)。
所定の回転速度、例えば、アイドル回転速度まで上昇し
たタイミングでクラッチを締結し、以後、エンジンの出
力でパワステポンプ及び補機を駆動するようにすれば、
補機駆動モータの出力がエンジンの回転上昇に使われる
ことがなく、パワステポンプをそのときの舵角で必要と
される出力でもって駆動でき、転舵力を一定に保つこと
ができる(第3の発明)。
ポンプ及び補機と前記エンジンの間にワンウェイクラッ
チを設けることによりエンジンの出力でパワステポンプ
及び補機を駆動するように構成してもよい(第4の発
明)。このような構成によっても、補機駆動モータによ
りパワステポンプ及び補機を駆動しているときにエンジ
ンが連れ回ることがなく、さらに、クラッチの締結や解
放を行う必要がなくなることから制御系の負担を軽減で
きる。
連結し、エンジンを再始動させる際にこのモータジェネ
レータを用いてエンジンをクランキングし、エンジンの
再始動を行うようにすれば、ステアリングの転舵が開始
されてからエンジンの回転速度が立ち上がるまでの時間
を短くできる。起動時間が短くなるほどエンジンが起動
されるまでのステアリング転舵量も小さくなりパワステ
ポンプの消費動力も小さくなることから、補機駆動モー
タに要求される出力の最大値も低く抑えることができる
(第5の発明)。
両の走行機能を確保する上で必要とされず、必要に応じ
て駆動される補機、例えばエアコンとされる(第6、第
7の発明)。この様な補機は、車両の走行機能を確保す
る上で必要とされないため一時的に停止しても特に問題
が生じることはない。また、ステアリング転舵時にエア
コンを一時的に停止させたとしても車内温度に与える影
響は運転者が気にならない程の僅かなものである。
て添付図面を参照しながら説明する。
止車両の概略構成を示す。エンジン1にはモータジェネ
レータ2が機械的に連結されており、さらに、エンジン
1及びモータジェネレータ2は、トルクコンバータ3、
自動変速機4、プロペラシャフト5、後輪用差動装置
6、後輪駆動軸7を介して後輪8に連結されている。
機、例えば三相交流同期モータであり、エンジン1を始
動(クランキング)する際や加速時や登坂走行時等にエ
ンジン出力をアシストする際に用いられ、減速時には制
動エネルギーを回生するのに用いられる。モータジェネ
レータ2はインバータ9を介してバッテリ10に接続さ
れている。
には電磁クラッチ22を介してクランクプーリ23が接
続されており、このクランクプーリ23にはベルト2
4、プーリ25、26、27及び28を介して補機駆動
モータ31、油圧式パワーステアリング装置11に油圧
を供給するパワステポンプ32、変速機4に供給する油
圧を発生させる変速機油圧ポンプ33、エアコン12の
コンプレッサ34が連結されている。
バッテリ10に接続されている。補機駆動モータ31の
定格出力はステアリングがフル転舵時の補機消費動力
(主としてパワステポンプ23の消費動力)をカバーす
ることはできないが、ステアリングが非転舵状態かつエ
アコン作動時の補機消費動力をカバーすることができる
出力に設定される。
時はエンジン1の出力でパワステポンプ32等を駆動す
ることができ、また、クラッチ22を解放すればエンジ
ン1を連れ回らせることなく補機駆動モータ31の出力
でパワステポンプ32等を駆動することができる。
2、補機駆動モータ31等の制御はCPU、ROM、R
AM、入出力インターフェース等で構成される制御装置
40において行われ、車両走行中、アクセル操作量、車
速等から求めた目標駆動力が実現されるようにエンジン
1及びモータジェネレータ2の出力を制御する。
に所定のエンジン停止条件が成立するとエンジン1を自
動的に停止させ、燃料消費量、エミッション排出量を抑
える。エンジン停止条件は、例えば、セレクトレバーが
走行用レンジにあり、車速がゼロでブレーキペダルが踏
み込まれている状況において、バッテリ10が十分に充
電されており、ブレーキブースター負圧が所定以上に発
達しており、かつエンジン1、変速機4の暖機が終了し
ているときに成立したと判断される。また、このエンジ
ン停止条件が成立してエンジンを停止させているときに
所定のエンジン再始動条件が成立するとエンジン1を自
動的に再始動させる。
が締結され、パワステポンプ32等はエンジン出力で駆
動されるが、エンジン1が自動停止状態にあるときはク
ラッチ22が解放され、バッテリ10からの電力供給を
受けて補機駆動モータ31によりパワステポンプ32等
が駆動される。このような構成により、補機駆動モータ
31によりパワステポンプ32等を駆動するときにエン
ジン1が連れ回ることがなく、エンジン1におけるフリ
クションロスによる補機駆動モータ31の消費電力の増
加を抑えることができる。
ポンプ32、変速機油圧ポンプ33、エアコンコンプレ
ッサ34を駆動しているときにステアリングが転舵され
ると、補機駆動モータ31の出力ではフル転舵時の補機
消費動力をカバーすることができないことから、制御装
置40はエアコン12を一時的に停止して補機の総消費
動力を抑え、その間にエンジン1の再始動を行う。ステ
アリングが転舵されたかどうかは舵角センサ51の出力
信号に基づき判断する。
1を再始動させるときに行われる処理の内容を示したフ
ローチャートであり、エンジン自動停止中、制御装置4
0において繰り返し実行される。
両がエンジン自動停止状態にあるかどうかが判断され
る。エンジン自動停止状態にあると判断された場合はス
テップS2に進み、そうでない場合は処理を終了する。
とし、補機駆動モータ31の出力でパワステポンプ3
2、変速機油圧ポンプ33及びエアコンコンプレッサ3
4を駆動する。
件が成立したかが判断される。このエンジン再始動条件
は、例えば、車速がゼロでブレーキが踏み込まれている
ときに、セレクトレバーがニュートラルレンジから走行
用レンジに操作された、アクセルペダルが踏み込まれ
た、バッテリ10の充電量が低下した、あるいはエンジ
ン1、変速機4の油温が所定の低温度まで低下したとき
に成立したと判断される。
たときは、ステップS8、S9に進んでモータジェネレ
ータ2を起動し、これによってエンジン1をクランキン
グし、所定のタイミング、例えばエンジン1の回転速度
が所定回転速度に達したタイミングで燃料噴射及び点火
を開始してエンジン1の再始動を行う。そして、エンジ
ン1が自立回転を開始し、アイドル回転速度に達したら
ステップS10でクラッチ22を締結し、ステップS1
1で補機駆動モータ31を停止させる。
が不成立と判断された場合はステップS4に進み、舵角
センサ51の出力に基づきステアリングの転舵が行われ
たかが判断される。ステアリングの転舵が検出された場
合はステップS5に進み、検出されなかった場合は処理
を終了する。
どうか判断される。エアコン12が作動中であると判断
された場合はステップS6に進んでエアコン12を停止
させた後ステップS6に進み、そうでない場合はエアコ
ン12の停止状態を維持しつつステップS7に進む。
大するに伴い増加するパワステポンプ32の消費動力に
対応するために、補機駆動モータ31の出力を所定の上
昇率、例えば6kW/秒以上の応答性で出力を上昇させ
る。また同時にモータジェネレータ2を力行させてエン
ジン1のクランキングを開始し(ステップS8)、所定
のタイミング、例えばエンジン1の回転速度が所定回転
速度まで上昇したタイミングでエンジン1への燃料噴射
と火花点火を開始し、エンジン1の再始動を行う(ステ
ップS9)。モータジェネレータ2はエンジントルクの
アシストにも用いることができる比較的定格出力の大き
なモータであるので、モータジェネレータ2によってエ
ンジン1をクランキングすることによってエンジン回転
速度を瞬時に所定回転速度まで上昇させることができ、
エンジン1の再始動は短時間の内に行われる。
転速度に達したタイミングでクラッチ22を締結し(ス
テップS10)、補機駆動モータ31を停止させるとと
もに、エアコン12を再始動させる(ステップS1
1)。ステアリング転舵の開始を受けてエアコン12が
停止されてからエアコン12が再始動されるまでの時間
はおおよそ0.3秒程度と短時間であり、エアコン12
が一時停止されることによる車内温度への影響は殆どな
い。
いて説明する。なお、ここでは補機駆動モータ31の定
格出力はエアコン12が作動中かつステアリング非転舵
時において必要な出力が得られるような値、例えば2.
5kWに設定されている。
リング非転舵時にエンジン1の自動停止が行われたとき
の補機駆動モータ32に要求される出力を示したもので
ある。図中”P/S”、”AT”はそれぞれパワステポ
ンプ32、変速機油圧ポンプ33を示す。
油圧ポンプ33に要求される初期油圧だけ確保できれば
よいことから、補機駆動モータ31に要求される出力は
0.45kW程度に抑えられる。なお、図3では多少の
余裕を持たせて補機駆動モータ31に要求される出力を
0.55kWとしており、以下に示す他の例でも同様に
補機駆動モータ31に要求される出力には実際に要求さ
れる出力よりも余裕を持たせている。
非転舵時にエンジン1の自動停止が行われたときの補機
駆動モータ31に要求される出力を示したものである。
図中”A/C”はエアコンコンプレッサ34を示す。
力はエアコン12が作動中かつステアリング非転舵時に
おいて必要な出力が得られるように設定されていること
から、エアコン12が作動中であることにより補機駆動
モータ31に要求される出力が大きくなってもそれが補
機駆動モータ31の定格出力を超えることはない。
停止中にステアリングが転舵された場合を示す。ステア
リングの転舵が開始されたことをトリガとしてモータジ
ェネレータ2によるエンジン1のクランキングが開始さ
れ、エンジン1が始動される。また、ステアリングの舵
角が増大するにつれパワステポンプ32の消費動力が増
大するので、これに合わせて補機駆動モータ31の出力
が所定の上昇率で高められる。さらに、舵角が大きくな
って補機駆動モータ31の出力では補機消費動力をカバ
ーできなくなる前に、エンジン回転がアイドリング回転
まで立ち上げられ、エンジン回転が立ち上がった後は補
機駆動モータ31を停止させてエンジン1の出力によっ
て補機消費動力がカバーされる。
ン1の回転速度がアイドル回転速度まで上昇するまでの
短い間(0.3秒程度)に転舵される角度(105度程
度)で必要とされる出力に対応できればよいことから、
転舵時であっても補機駆動モータ31に要求される出力
の最大値を定格出力以下に抑えることができる。また、
このときモータジェネレータ2を用いてエンジン1をク
ランキングするようにしたことで、エンジン回転が立ち
上がるまでの時間を最小限まで短縮でき、補機駆動モー
タ31に要求される出力を十分に低く抑えられる。
例えば、アイドル回転速度まで上昇したタイミングでク
ラッチ22が締結されるので、補機駆動モータ31の出
力がエンジン1の回転上昇に使われることはなく、パワ
ステポンプ32をそのときの舵角から要求される出力以
上で駆動することができ、ステアリングの転舵力をエン
ジン再始動前後を通じて一定に保つことができる。
アコン作動中にステアリングが転舵された場合を示す。
この場合もステアリングが転舵されたことをトリガとし
てエンジン1が再始動されるのであるが、パワーステア
リング装置11とエアコン12が同時に作動することに
よって補機駆動モータ31に要求される出力が増大する
のを抑えるためにエアコン12が一時的に停止される。
このようにして補機の総消費動力を補機駆動モータ31
の定格出力以下に抑え、その後エンジン1の回転速度が
アイドル回転速度まで上昇したところでエアコン12が
再起動され、補機駆動モータ31が停止される。
が転舵されるとエアコン12が一時的に停止されるので
あるが、エアコン12を停止させている時間はステアリ
ング転舵開始からエンジンが自立回転を開始しその回転
速度がアイドル回転速度まで上昇するまでの極短時間
(0.3秒程度)であるので、このエアコン12の一時
停止が車内温度に与える影響は極僅かである。
動停止状態においてステアリングが転舵されるとエンジ
ン1を直ちに起動し、補機の駆動をエンジン1による駆
動に切り換え、また、エアコン作動時にステアリングが
転舵された場合は、エアコン12を一時的に停止させて
エンジン1を再始動させるので、補機駆動モータ31に
要求される出力の最大値を下げることができ、これによ
ってエンジン自動停止中の消費電力を低く抑えるととも
に、定格出力の低い安価なモータを補機駆動モータ31
として用いることができる。
明する。
止車両の別の構成を示したものである。なお、先の実施
形態と同一の構成については同一の引用符号を付し説明
を省略する。
出力軸31aにはワンウェイクラッチ61を介してプー
リ62が設けられている。また、プーリ62とクランク
プーリ23の間にはベルト63が掛け回されており、プ
ーリ25ないし28の間にはベルト64が掛け回されて
いる。先の実施形態と異なり、エンジン1とクランクプ
ーリ23の間にはクラッチは介装されていない。
回転の一方向にのみ限られ反対方向にはトルクを伝達し
ないクラッチであり、エンジン1の出力で前記パワステ
ポンプ32、変速機油圧ポンプ33及びエアコンコンプ
レッサ34を駆動するときにはロック状態となるのに対
し、補機駆動モータ31の出力でこれら補機を駆動する
ときにはフリー状態となり、補機駆動モータ31からエ
ンジン1へは駆動力が伝達されないように機能する。
1を再始動させるときに行われる処理の内容を示したフ
ローチャートであり、ステップS2における処理と、ス
テップS10がない点で先の実施形態の処理(図2)と
相違する。これは、上述の通り、補機駆動モータ31を
力行させてもワンウェイクラッチ61がフリー状態とな
り、エンジン1が連れ回ることがないため、エンジン1
とクランクプーリ23との間には連れ回り防止のための
クラッチは設けられておらず、したがってその解放を行
う処理(図2のステップS2)も不要になるからであ
る。また、ワンウェイクラッチ61により常にエンジン
1によってパワステポンプ32等を駆動することができ
る状態にあることから、エンジン再始動後エンジン出力
でもってパワステポンプ32等を駆動する際にクラッチ
を締結する処理(図2のステップS10)も不要になる
からである。
1を再始動する処理や、転舵検出時にエアコン12が作
動しているときはエンジン1の回転が立ち上がるまでエ
アコン12を一時的に停止させる処理等については先の
実施形態と同じであり、本実施形態でも図3から図6に
示したのと同様の作用効果が得られる。
記実施の形態は本発明が適用される構成の一例を示した
ものに過ぎず、本発明の範囲を上記構成に限定する趣旨
ではない。
1に示した掛け方以外の掛け方でもよく、エンジン1、
補機駆動モータ31、パワステポンプ32、変速機油圧
ポンプ33、エアコンコンプレッサ34に連結されるプ
ーリを同期回転させるベルトを複数本のベルトとしても
よい。また、クラッチ22の設ける位置も、ベルトの掛
け回し方によっては他の位置に設けることも可能であ
る。必要に応じてアイドルプーリを間に設けてもよい。
リ61は補機駆動モータ31の出力軸上に設けられてい
るが、これをパワステポンプ32、変速機油圧ポンプ3
3あるいはエアコンコンプレッサ34の出力軸上に設け
るようにしても同様の作用が得られる。
略構成図である。
せるときに行われる処理の内容を示したフローチャート
である。
ンジン自動停止が行われたときの補機駆動モータに要求
される出力を示したタイムチャートである。
ンジン自動停止が行われたときの補機駆動モータに要求
される出力を示したタイムチャートである。
アリングが転舵された場合を示すタイムチャートであ
る。
アリングが転舵された場合を示すタイムチャートであ
る。
からエンジンを再始動させるときに行われる処理の内容
を示したフローチャートである。
Claims (7)
- 【請求項1】エンジンと、 油圧式パワーステアリング装置と、 前記パワーステアリング装置に油圧を供給するパワステ
ポンプと、 補機と、 前記エンジン停止時に前記パワステポンプ及び補機を駆
動するための補機駆動モータと、 前記エンジンの出力で前記パワステポンプ及び前記補機
を駆動するための駆動機構と、 所定のエンジン停止条件が成立したときに前記エンジン
を自動的に停止させ、所定のエンジン再始動条件が成立
したときは前記エンジンを再始動する手段と、 ステアリングが転舵されたことを検出する手段と、を備
え、 前記エンジンが自動停止状態にありかつ前記補機が作動
中にステアリングが転舵された場合、まず前記補機を停
止し、前記補機が停止している間に前記エンジンを再始
動させ、前記エンジンが再始動されたら前記補機駆動モ
ータを停止させるとともに前記補機を再始動させる、こ
とを特徴とするエンジン自動停止機能付き車両。 - 【請求項2】前記駆動機構は、 前記エンジンと前記パワステポンプ及び補機との間に介
装されたクラッチと、 前記エンジンの出力で前記パワステポンプ及び補機を駆
動するときは前記クラッチを締結し、前記補機駆動モー
タの出力で前記パワステポンプ及び補機を駆動するとき
は前記クラッチを解放する手段と、 で構成されることを特徴とする請求項1に記載のエンジ
ン自動停止機能付き車両。 - 【請求項3】エンジン自動停止中は前記クラッチを締結
し、 エンジン自動停止状態から前記エンジンを再始動させる
際には、前記エンジンの回転速度が所定のアイドル回転
速度まで上昇したら前記クラッチを締結する、ことを特
徴とする請求項2に記載のエンジン自動停止機能付き車
両。 - 【請求項4】前記駆動機構は、前記パワステポンプ及び
補機と前記エンジンの間に介装されたワンウェイクラッ
チを備え、 前記ワンウェイクラッチは前記エンジンの出力で前記パ
ワステポンプ及び補機を駆動するときにはロック状態と
なり、前記補機駆動モータの出力で前記パワステポンプ
及び補機を駆動するときにはフリー状態となる、ことを
特徴とする請求項1に記載のエンジン自動停止機能付き
車両。 - 【請求項5】前記エンジンにはモータジェネレータが連
結されており、前記エンジンを再始動させる際にはこの
モータジェネレータを用いて前記エンジンをクランキン
グし、前記エンジンを再始動させる、ことを特徴とする
請求項1から4のいずれか一つに記載のエンジン自動停
止機能付き車両。 - 【請求項6】前記補機は、車両の走行機能には関係がな
い、必要に応じて駆動される補機であることを特徴とす
る請求項1から5のいずれかひとつに記載のエンジン自
動停止機能付き車両。 - 【請求項7】前記補機はエアコンのコンプレッサである
ことを特徴とする請求項6に記載のエンジン自動停止機
能付き車両。
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