JP2003112343A - 型締力検出装置 - Google Patents

型締力検出装置

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JP2003112343A
JP2003112343A JP2001308600A JP2001308600A JP2003112343A JP 2003112343 A JP2003112343 A JP 2003112343A JP 2001308600 A JP2001308600 A JP 2001308600A JP 2001308600 A JP2001308600 A JP 2001308600A JP 2003112343 A JP2003112343 A JP 2003112343A
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clamping force
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タイバーへの装着が容易で、且つ、温度が変
化しても安定した装着状態が保持され、型締力を高精度
で検出することができる信頼性が高い型締力検出装置を
提供する。 【解決手段】 タイバー12を挟み込み可能に内側に可
動とされたフレーム部材14と、該フレーム部材14を
内側に付勢してタイバー12に摩擦係着可能とするフレ
ーム係着用弾性部材(フレーム係着付勢手段)16と、
フレーム部材14に進退動自在に装着されて先端18A
がタイバー12の側面に接近・離間可能とされ、且つ、
該先端18Aにおいてひずみセンサ20を保持する保持
体18と及び該保持体18を先端18Aの方向に付勢し
てひずみセンサ20をタイバー12の側面に加圧状態で
密着可能とするセンサ加圧用弾性部材22を有してなる
センサ付勢手段と、を備えて型締力検出装置10を構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランスファ成型
機、射出成型機等の型締装置の型締力を検出する型締力
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トランスファ成型機、射出成型機等の金
型は一般的に複数に分割されており、樹脂成型の際に相
互に型締めして使用される。型締装置は、金型を支持す
る金型支持部材にタイバーが連結され、該タイバーには
型締力が作用すると共に型締力に応じたひずみが生じ
る。これを利用し、タイバーに密着してタイバーのひず
みを検出可能とされたひずみセンサを含んでなり、型締
装置の型締力を検出可能とされた種々の型締力検出装置
が知られている。
【0003】図4は、米国特許5,284,062号に
開示された型締力検出装置の構造を示す断面図である。
【0004】この型締力検出装置100は、ひずみセン
サ102と、弾性部材104と、スペーサ106と、ボ
ルト108と、を含んで構成されている。
【0005】タイバー110の軸方向の端部には軸方向
の取付孔110Aが形成され、該取付孔110A内に弾
性部材104、スペーサ106がこの順で挿入されボル
ト108により加圧状態で封止されている。
【0006】ひずみセンサ102は弾性部材104の側
面に設置され、該弾性部材104に付勢されて取付孔1
10Aの内周面に加圧状態で密着するようにされてい
る。これにより、取付孔110Aの内周面のひずみがひ
ずみセンサ102に転写され、ひずみセンサ102がタ
イバー110のひずみを検出することができるようにさ
れている。
【0007】又、型締力検出装置の他の例として、タイ
バーの側面に装着可能なタイプが知られている。
【0008】図5は、米国特許5,616,847号に
開示された型締力検出装置の構造を示す断面図である。
【0009】この型締力検出装置120は、ひずみセン
サ122と、弾性部材124と、分割フランジ126
と、ボルト128と、を含んで構成されている。
【0010】一対の分割フランジ126は、ボルト12
8を介して相互に連結され、タイバー130の側面に加
圧状態で当接して該タイバー130に摩擦係着されてい
る。
【0011】又、分割フランジ126の内側には凹部1
26Aが形成され、該凹部126Aに弾性部材124が
圧縮状態で設置されている。ひずみセンサ122は、弾
性部材124に付勢されてタイバー130の側面に加圧
状態で密着するようにされている。これにより、タイバ
ー130の側面のひずみがひずみセンサ122に転写さ
れ、ひずみセンサ122がタイバー130のひずみを検
出することができるようにされている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示される型締力検出装置100は、装着部位が、一般的
にタイバーの軸方向の端部に限定されるため、トランス
ファ成型機等の構造により取付スペースを確保すること
ができない場合がある。
【0013】又、該型締力検出装置100を装着するた
めには、タイバーに取付孔を形成する必要があり、タイ
バーの強度が低下するという問題がある。更に、取付孔
がタイバーに形成されていない既存のトランスファ成型
機等に装着することができないという問題もある。
【0014】一方、図5に示される型締力検出装置12
0は、タイバーの側方から容易に着脱可能であり、又、
タイバー側の取付孔を必要としないため、既存のトラン
スファ成型機等に対しても装着可能である。
【0015】しかしながら、該型締力検出装置120
は、雰囲気温度の変化により、タイバーから脱落した
り、型締力の検出精度が低下することがあるという問題
がある。
【0016】即ち、樹脂成型の際、金型は高温に加熱さ
れ、タイバー周辺の雰囲気温度が常温に対して著しく上
昇するため、ときにこの雰囲気温度の変化により型締力
検出装置がタイバーから脱落してしまうことが実際にあ
った。
【0017】具体的に説明すると、雰囲気温度が上昇
(又は下降)することにより、分割フランジ126及び
タイバー130はいずれも膨張(又は収縮)するが、膨
張(収縮)の度合いの差により分割フランジ126とタ
イバー130との間に隙間が生じ、これがタイバー13
0から分割フランジ126が脱落する原因となったと考
えられる。
【0018】尚、タイバーには大きな型締力が作用する
ため、タイバーは一般的に鉄製であるのに対し、分割フ
ランジは軽量なアルミニウム製とされて、分割フランジ
がタイバーから脱落し難くされている。しかしながら、
アルミニウムは鉄よりも線膨張係数が大きいので、雰囲
気温度の上昇による分割フランジの脱落が材質の違いの
ために却って発生し易い傾向がある。
【0019】又、分割フランジ126がタイバー130
から脱落しない場合であっても、ひずみセンサ122と
タイバー130との密着の加圧力が減少し、ひずみセン
サ122とタイバー130との間に滑りが生じてタイバ
ー130のひずみがひずみセンサ122に正確に転写さ
れなくなり、型締力の検出精度が低下することがあると
いう問題がある。
【0020】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであって、タイバーへの装着が容易で、且つ、温度
が変化しても安定した装着状態が保持され、型締力を高
精度で検出することができる信頼性が高い型締力検出装
置を提供することをその課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、型締装置のタ
イバーに密着して該タイバーのひずみを検出可能とされ
たひずみセンサを含んでなり、前記型締装置の型締力を
検出可能とされた型締力検出装置において、前記タイバ
ーを挟み込み可能に内側に可動とされたフレーム部材
と、該フレーム部材を内側に付勢して前記タイバーに摩
擦係着可能とするフレーム係着付勢手段と、前記フレー
ム部材に装着され、前記ひずみセンサを保持すると共に
該ひずみセンサを付勢して前記タイバーの側面に加圧状
態で密着可能とするセンサ付勢手段と、を備えたことに
より、上記課題を解決したものである。
【0022】タイバー、フレーム部材、フレーム係着付
勢手段及びセンサ付勢手段はいずれも温度変化により膨
張又は収縮するが、該膨張又は収縮によるフレーム係着
付勢手段の付勢力への影響は僅かであり、フレーム係着
付勢手段の付勢力は温度変化に対して一定に保持され
る。従って、温度が変化してもフレーム部材とタイバー
との摩擦係着が保持され、フレーム部材がタイバーから
脱落することがなく安定した装着状態が保持される。
【0023】同様に、センサ付勢手段の付勢力も、温度
変化に対して一定に保持されるので、温度が変化して
も、ひずみセンサは一定の加圧力でタイバーに密着し、
タイバーとひずみセンサとの間に滑りが生じることがな
い。
【0024】即ち、温度が変化してもタイバーの側面の
ひずみを高精度で検出することができ、該型締力検出装
置は信頼性が高い。
【0025】又、該型締力検出装置は、挟み込むように
タイバーの側面に装着されるため、着脱が容易であると
共に装着のためにタイバー側の取付孔等を必要とせず、
既存のトランスファ成型機等に対しても装着可能であ
る。
【0026】更に、該型締力検出装置は構造が簡単でコ
ンパクト、且つ、低コストである。
【0027】又、前記フレーム部材を、可撓性を有し、
且つ、一部が開口して前記タイバーに側方から嵌脱自在
の枠体としてもよい。
【0028】この構成は、フレーム部材の構造が特に簡
単であると共に部品点数が少なく一層コンパクト、且
つ、低コストな型締力検出装置とすることができる。
【0029】又、相互にピン結合されて開閉自在とされ
た一対の挟着片を含んで前記フレーム部材を構成しても
よい。
【0030】相互にピン結合された挟着片は、温度変化
による変形が生じても開閉することでタイバーの変形に
追従することができ、この追従のためにフレーム係着付
勢手段の付勢力が減殺されることがない。従ってフレー
ム部材をタイバーに加圧するためにフレーム係着付勢手
段の付勢力を効率よく利用することができる。
【0031】又、フレーム係着付勢手段の付勢力に抗し
てフレーム部材を開状態とし、タイバーを挟んでから解
放することによりタイバーに装着することができ、装着
が容易である。
【0032】又、前記フレーム部材を、L字形状をした
第1の挟着片と、該第1の挟着片の一辺に摺動自在に装
着されて他辺に接近・離間可能とされた第2の挟着片
と、を含んで構成してもよい。
【0033】摺動自在とされた挟着片も、温度変化によ
る変形が生じた場合、相互に接近・離間することでタイ
バーの変形に追従することができ、この追従のためにフ
レーム係着付勢手段の付勢力が減殺されることがない。
従ってフレーム部材をタイバーに加圧するためにフレー
ム係着付勢手段の付勢力を効率よく利用することができ
る。
【0034】又、フレーム係着付勢手段の付勢力に抗し
て第1、第2の挟着片を相互に離間する側に摺動させて
おき、タイバーを挟んでから解放することによりタイバ
ーに装着することができ、装着が容易である。
【0035】又、前記センサ付勢手段を、前記フレーム
部材に進退動自在に装着されて先端が前記タイバーの側
面に接近・離間可能とされ、且つ、該先端において前記
ひずみセンサを保持する保持体と、該保持体を前記先端
の方向に付勢して前記ひずみセンサを前記タイバーの側
面に加圧状態で密着可能とするセンサ加圧用弾性部材
と、を含んで構成してもよい。
【0036】このように、センサ加圧用弾性部材と別部
材の保持体でひずみセンサを保持することにより、ひず
みセンサの保持の安定性を高めることができる。更に、
センサ加圧用弾性部材として、温度変化に対する付勢力
の変動が特に小さいコイルばね等の弾性部材を採用する
ことができ、一層信頼性が高い型締力検出装置とするこ
とができる。
【0037】又、前記フレーム係着付勢手段を、前記フ
レーム部材を内側に付勢するためのボルトと、該ボルト
及び前記フレーム部材の間に装架されて該フレーム部材
を前記タイバーの側面に加圧するためのフレーム係着用
弾性部材と、を含んで構成してもよい。
【0038】この構造によれば、ボルトの螺合の進行を
調節することにより、前フレーム部材をタイバーに着脱
することができると共に、当接の加圧力を容易に調節す
ることができる。
【0039】又、前記センサ付勢手段及びひずみセンサ
を2個ずつ備えて該ひずみセンサを、前記タイバーを挟
んで対称的に該タイバーの側面に密着可能としてもよ
い。
【0040】一般的にタイバーには、軸方向の型締力の
他、型締装置の構造等により曲げモーメントも作用し得
るが、タイバーを挟んで対称的にひずみセンサを配置
し、該一対のひずみセンサでブリッジ回路を構成するこ
とにより、曲げモーメントの影響を排除して、軸方向の
純粋な型締力を検出することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0042】図1は、本実施形態に係る型締力検出装置
10の構造を示す断面図である。
【0043】該型締力検出装置10は、円柱形状のタイ
バー12を挟み込み可能とされたフレーム部材14と、
該フレーム部材14を内側に付勢するためのボルト24
と、該ボルト24及びフレーム部材14の間に装架さ
れ、該フレーム部材14を前記タイバー12の側面に加
圧してタイバー12に摩擦係着可能とするフレーム係着
用弾性部材16と、フレーム部材14に進退動自在に装
着されて先端18Aがタイバー12の側面に接近・離間
可能とされ、且つ、該先端18Aにおいてひずみセンサ
20をゴム等の弾性体を介して保持する保持体18と、
該保持体18を先端18Aの方向に付勢してひずみセン
サ20をタイバー12の側面に加圧状態で密着可能とす
るセンサ加圧用弾性部材22と、が備えられたことを特
徴としている。そして、保持体18とセンサ加圧用弾性
部材22とでセンサ付勢手段を構成し、ボルト24とフ
レーム係着用弾性部材16とでフレーム係着付勢手段を
構成している。
【0044】なお、弾性体としては、ばねやゴム等が使
用される。
【0045】ひずみセンサ20、保持体18及びセンサ
加圧用弾性部材22は2個ずつ備えられてひずみセンサ
20がタイバー12を挟んで対称的に該タイバー12の
側面に密着している。
【0046】フレーム部材14は可撓性を有し、且つ、
一部が開口してタイバー12に側方から嵌脱自在の枠体
とされている。具体的には、該フレーム部材14は中間
縁14Aから一対の平行な突出縁14B、14Cが突出
したコ字形状でタイバー12の直径に相当する内幅を有
している。又、突出縁14Bの先端部14D(フレーム
部材の開口側の一端部)には内幅方向の貫通孔14Eが
形成されている。一方、突出縁14Cの先端部14F
(フレーム部材の開口側の一端部)には内幅方向のねじ
孔14Gが形成されている。これら先端部14D及び1
4Fは、貫通孔14Dを挿通してねじ孔14Gに螺合す
るボルト24により連結されている。
【0047】フレーム係着用弾性部材16は、該ボルト
24の首部24Aを取り巻くように配置された圧縮コイ
ルばねで、該ボルト24の頭部24Bとフレーム部材1
4の突出縁14Bとの間に圧縮状態で装架されている。
該フレーム係着用弾性部材16はボルト24を介して、
フレーム部材14の先端部(開口側の両端部)14D及
び14Fを相互に接近する方向に付勢している。
【0048】これにより、フレーム部材14は、中間縁
14Aの内周面においてタイバー12の側面に当接する
と共に突出縁14B、14Cの内周面において加圧状態
でタイバー12の側面に当接し、該タイバー12に摩擦
係着されている。
【0049】又、突出縁14B、14Cにおける中間縁
14Aからタイバー12の半径に相当する長さだけ突出
した位置には、内幅方向の貫通孔14H、14Iが形成
されている。貫通孔14H、14Iの外側はカバー26
により閉塞されている。そして、カバー26はボルト2
7によって突出縁14B、14Cに取付けられている。
【0050】保持体18は、センサ加圧用弾性部材22
側が大径とされた段付軸状部材で、貫通孔14H、14
Iに挿入されて摺動自在とされている。これにより、該
保持体18の先端18Aがタイバー12の側面に接近・
離間可能とされている。
【0051】又、貫通孔14H、14Iはセンサ加圧用
ばね部材22側が大径にされた段付孔とされている。
【0052】このことにより、貫通孔14H、14Iよ
り保持体18がひずみセンサ20側に抜け落ちないよう
にされている。
【0053】ひずみセンサ20は、ひずみの大きさを抵
抗値等の電気信号に変換可能なひずみゲージ等のセンサ
で、該保持体18の先端18Aに接着等されて保持され
ている。又、一対のひずみセンサ20はブリッジ回路
(図示省略)を構成しつつ検出器(図示省略)に結線さ
れ、ひずみセンサ20からの抵抗値等の電気信号に基づ
いて該検出器がタイバー12に作用する型締力を算出す
るようにされている。
【0054】センサ加圧用弾性部材22は、貫通孔14
H、14I内、且つ、保持体18及びカバー26の間に
圧縮状態で装架され、保持体18を先端18Aの方向に
付勢している。これにより、ひずみセンサ20は、タイ
バー12と保持体18との間に挟まれて、該タイバー1
2の側面に加圧状態で密着し、ひずみセンサ20に該タ
イバー12の側面のひずみが転写可能とされている。
【0055】次に型締力検出装置10の作用について説
明する。
【0056】まず、タイバー12への装着時における該
型締力検出装置10の作用について説明する。尚、装着
作業は一般的に常温下で行う。
【0057】該型締力検出装置10をタイバー12に装
着する時は、予めフレーム部材14からボルト24及び
フレーム係着用弾性部材16を取り外しておき、且つ、
ボルト27を緩めておいて、保持体18のひずみセンサ
20側への突出力を弱めておき、フレーム部材14を開
口側からタイバー12に嵌め込む。
【0058】この際、保持体18及びひずみセンサ20
はタイバー12の側面に案内されて貫通孔14H、14
I内に引き込む。
【0059】次に、フレーム係着用弾性部材16にボル
ト24の軸部24Aを挿入してから、該ボルト24をフ
レーム部材14の貫通孔14Dに挿通させ、更にねじ孔
14Gに螺合させる。
【0060】ボルト24を締付けると、フレーム係着用
弾性部材16は圧縮されて、フレーム部材14の先端部
14Dを他方の先端部14Fの方向に付勢すると共に、
ボルト24を介して先端部14Dの方向に先端部14F
を付勢する。即ち、両先端部14D及び14Fは、フレ
ーム係着用弾性部材16の付勢力により、相互に接近す
る方向に付勢される。
【0061】これにより、フレーム部材14の突出縁1
4B、14Cは内側に撓みつつタイバー12の側面に加
圧状態で当接して該タイバー12を挟み込み、フレーム
部材14はタイバー12の側面に摩擦係着される。尚、
トルクレンチを用いてボルト24を一定のトルクで締付
けることにより加圧力を一定の範囲に規制することがで
きる。次に、ボルト27を締めて付け、タイバー12に
保持体18を加圧状態で密着させる。
【0062】次に、型締力検出時における該型締力検出
装置10の作用について説明する。
【0063】樹脂成型のために金型が型締めされてタイ
バー12に軸方向の型締力が作用すると、タイバー12
は軸方向に伸長(又は収縮)して該タイバー12の側面
にひずみが生じる。このひずみは加圧状態で密着したひ
ずみセンサ20に転写される。該ひずみセンサ20が検
出したタイバー12の側面のひずみに基づいて、検出器
がタイバー12に作用する型締力を算出する。
【0064】樹脂成型の際、金型が加熱されるため、タ
イバー12の周辺の雰囲気温度は常温に対して大幅に上
昇する。
【0065】これにより、タイバー12及びフレーム部
材14はいずれも膨張して変形しようとする。タイバー
12及びフレーム部材14の材質、形状及び大きさ等に
より、タイバー12の側面から離間させるような熱応力
がフレーム部材14に作用しうるが、フレーム係着用弾
性部材16が、フレーム14を内側に付勢しているの
で、熱応力に抗してフレーム部材14とタイバー12と
の摩擦係着が保持される。
【0066】尚、雰囲気温度の上昇によるフレーム部材
14等の変形により、フレーム係着用弾性部材16も変
形して伸長又は収縮しうるが、該伸長又は収縮がフレー
ム係着用弾性部材16の付勢力に与える影響は微小であ
り、フレーム係着用弾性部材16の付勢力は常温時と同
等に保持される。
【0067】即ち、温度が変化しても型締力検出装置1
0はタイバー12から脱落することがなく、安定した装
着状態が保持される。
【0068】同様に、センサ加圧用弾性部材22の付勢
力も常温時と同等に保持され、ひずみセンサ20とタイ
バー12との密着の加圧力が常温時と同等に保持され
る。従って、ひずみセンサ20とタイバー12の側面と
の間に滑りが生じることがなく、ひずみセンサ20がタ
イバー12のひずみを高精度で検出して該タイバー12
に作用する型締力を正確に算出することができる。
【0069】尚、プレスの構造等によりタイバー12に
は曲げモーメントが作用しうるが、タイバー12を挟む
ように2個のひずみセンサが配置され、ブリッジ回路を
構成しているので、曲げモーメントによる検出値の差を
打消してその影響を除去した軸方向の型締力を正確に算
出することができる。
【0070】即ち、型締力検出装置10は、温度が変化
しても、タイバーから脱落することがなく安定した装着
状態が保持され、且つ、該タイバーに作用する型締力を
高精度で検出することができ、信頼性が高い。
【0071】又、タイバーへの装着が容易であると共に
タイバー側に取付孔等を必要とせず、既存のトランスフ
ァ成型機等に対しても装着可能である。
【0072】更に、型締力検出装置10は、構造が簡単
でコンパクト、且つ、低コストである。
【0073】又、フレーム係着用弾性部材16、センサ
加圧用弾性部材22の着脱が容易であり、これらの弾性
部材を適宜選択して装着することにより、フレーム部材
とタイバーとの摩擦係着力、ひずみセンサ20とタイバ
ー12との密着の加圧力を必要に応じて容易に調整する
ことができる。更に、ボルト24の螺合の進行を調整し
てフレーム部材とタイバーとの摩擦係着力を調整するこ
ともできる。
【0074】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0075】図2は、本第2実施形態に係る型締力検出
装置30の構造を示す断面図である。
【0076】該型締力検出装置30は、フレーム部材3
2が、相互にピン結合されて開閉自在とされた一対の挟
着片34及び36を含んで構成され、フレーム係着用弾
性部材38が該一対の挟着片34及び36を閉じる方向
に付勢するようにされたことを特徴としている。
【0077】その他の構造については前記第1実施形態
に係る型締力検出装置10と同様であるので図1と同一
符号を付することとして説明を省略する。
【0078】挟着片34、36はクランク形状で、それ
ぞれ挟着部34A、36Aが中間部34B、36Bの一
端から垂直方向に突出すると共に、該中間部34B、3
6Bの他端から基端部34C、36Cが挟着部と反対方
向に突出している。尚、挟着部34A、36Aの突出長
さはタイバー12の半径よりも若干長くされている。
【0079】これら挟着片34及び36は、中間部34
B、36Bにおいてピン40を介して回動自在に連結さ
れ、挟着部34A、36Aが開閉自在とされている。
又、基端部34C、36Cは挟着部と同期して開閉自在
とされている。
【0080】挟着部34A、36Aにおける中間部から
タイバー12の半径に相当する長さだけ突出した位置に
は、内幅方向の貫通孔34D、36Dが形成され、保持
体18、ひずみセンサ20、センサ加圧用弾性部材22
及びカバー26が装着されている。
【0081】更に、該挟着部34A、36Aの先端には
相互に相手側(内側)に突出する爪部34E、36Eが
形成されている。
【0082】挟着片34の基端部34Cには内幅方向の
ねじ孔34Fが形成され、挟着片36の基端部36Cに
は内幅方向の貫通孔36Fが形成されている。該貫通孔
36Fにはボルト42が挿通され、ねじ孔34Fに螺合
している。
【0083】フレーム係着用弾性部材38は、圧縮コイ
ルばねで、ボルト42の軸部42Aの周りに配置され、
該ボルト42の頭部42Bと挟着片36の基端部36C
との間に圧縮状態で装架されている。
【0084】次に、型締力検出装置30の作用について
説明する。
【0085】まず、タイバー12への装着時における該
型締力検出装置30の作用について説明する。尚、装着
作業は一般的に常温下で行う。
【0086】該型締力検出装置30をタイバー12に装
着するときは、予めボルト42を弛め、挟着片34、3
6の基端部34C、36Cを相互に離間させて基端部3
4C、36Cを開状態としておく。これにより、挟着部
34A、36Aも開状態となる。又、ボルト27を緩め
ておいて、保持体18のひずみセンサ20側への突出力
を弱めておく。
【0087】この状態で、挟着部34A及び36Aでタ
イバー12を挟むように、型締力検出装置30を側方か
らタイバー12に嵌め込む。
【0088】次に、ボルト42を締める方向に回転させ
ると、挟着片34、36の基端部34C、36Cが相互
に接近すると共に、挟着部34A、36Aが相互に接近
する方向に回動して、爪部34E、36Eがタイバー1
2の側面に当接する。
【0089】更にボルト40を締め込むと、フレーム係
着用弾性部材38が圧縮されて、該フレーム係着用弾性
部材38の付勢力により、爪部34E、36Eは加圧状
態でタイバー12の側面に当接する。又、挟着片34、
36の中間部34B、36Bもタイバー12の側面に当
接する。
【0090】爪部34E、36Eの加圧力は内幅方向の
成分と共に該内幅方向と垂直な方向の成分も有している
ので、この成分の反力により中間部34B、36Bも加
圧状態でタイバー12の側面に当接する。
【0091】即ち、フレーム部材32は、タイバー12
を囲むように3箇所において該タイバー12の側面に加
圧状態で当接する。これにより、フレーム部材32はタ
イバー12に摩擦係着される。
【0092】次に、ボルト27を締め付けると、ひずみ
センサ20も、センサ加圧用弾性部材22の付勢力によ
りタイバー12の側面に加圧状態で密着する。
【0093】次に、型締力検出時における該型締力検出
装置30の作用について説明する。
【0094】樹脂成型の際、金型が加熱されるため、タ
イバー12の周辺の雰囲気温度は常温に対して大幅に上
昇し、タイバー12、フレーム部材32及びボルト40
は熱膨張して変形するが、フレーム部材32は、相互に
ピン結合された挟着片34及び36により構成されてい
るので、温度変化による変形が生じても開閉して、タイ
バー12の変形に追従することができる。
【0095】更に、該追従のためにフレーム係着用弾性
部材38の付勢力が減殺されることがなく、フレーム部
材32をタイバー12の側面に加圧するためにフレーム
係着用弾性部材38の付勢力を効率よく利用することが
できる。
【0096】尚、ボルト42等の変形により、フレーム
係着用弾性部材38も伸長しうるが、この伸長量は僅か
であり、付勢力は常温時と同等に保持される。従って、
フレーム部材32は常温時と同等の加圧力でタイバー1
2の側面に加圧状態で当接し、摩擦係着が保持される。
【0097】又、ひずみセンサ20も、センサ加圧用弾
性部材22の付勢力により、常温時と同等の加圧力でタ
イバー12の側面に密着する。
【0098】即ち、型締力検出装置30は、温度が変化
しても、タイバー12から脱落することがなく、該タイ
バー12への安定した装着状態が保持されると共に、該
タイバー12に作用する型締力を高精度で検出すること
ができ、信頼性が高い。
【0099】尚、プレスの構造等によりタイバー12に
は曲げモーメントが作用しうるが、タイバー12を挟む
ように2個のひずみセンサが配置され、ブリッジ回路を
構成しているので、曲げモーメントによる検出値の差を
打消してその影響を除去した軸方向の型締力を正確に算
出することができる。
【0100】又、型締力検出装置30は、フレーム部材
32がタイバー12を囲むように該タイバー12に装着
されるので、フレーム部材32の内幅方向の移動と共に
該内幅方向と垂直な方向の移動も規制され、それだけタ
イバーへの装着が安定する。
【0101】又、側方からタイバーに容易に装着するこ
とができると共に、タイバー側に取付孔等を必要とせ
ず、既存のトランスファ成型機等に対しても装着可能で
ある。
【0102】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。
【0103】図3は、本第3実施形態に係る型締力検出
装置50の構造を示す断面図である。
【0104】該型締力検出装置50は、フレーム部材5
2が、L字形状をした第1の第1の挟着片54と、該第
1の第1の挟着片54の一辺に摺動自在に装着されて他
辺に接近・離間自在とされた第2の挟着片56と、を含
んで構成され、フレーム係着用弾性部材58が該これら
第1、第2の挟着片54及び56を接近する方向に付勢
するようにされたことを特徴としている。
【0105】その他の構造については、前記第1実施形
態に係る型締力検出装置10及び前記第2実施形態に係
る型締力検出装置30と同様であるので図1及び図2と
同一符号を付することとして説明を省略する。
【0106】第1の挟着片54は、挟着部54Aが基部
(他片)54Bの一端から垂直方向に突出し、該基部
(一辺)54Bの他端には、長手方向に沿うねじ孔54
Cが形成されている。
【0107】挟着部54Aにおける基部54Bからタイ
バー12の半径に相当する長さだけ突出した位置には、
内幅方向の貫通孔54Dが形成され、保持体18、ひず
みセンサ20、センサ加圧用弾性部材22及びカバー2
6が装着されている。又、挟着部54Aの先端には内側
に突出する爪部54Eが形成されている。
【0108】第2の挟着片56は、直線状の棒状体で、
先端に内側に突出する爪部56Aが形成され、基端近傍
には貫通孔56Bが形成されている。該貫通孔56Bに
おいて第2の挟着片56は第1の挟着片54の基部54
Bに嵌合し、ノギスのように摺動自在とされている。
【0109】第2の挟着片56における第1の挟着片5
4の基部54Bからタイバー12の半径に相当する長さ
だけ突出した位置には、内幅方向の貫通孔56Cが形成
され、保持体18、ひずみセンサ20、センサ加圧用弾
性部材22及びカバー26が装着されている。
【0110】フレーム係着用弾性部材58は、圧縮コイ
ルばねで、第1の挟着片54における基部54Bの端部
を取り巻くように配置され、一端において第2の挟着片
56に当接している。
【0111】又、該フレーム係着用弾性部材58の他端
側にはリング板状体のストッパ60が配置され、該スト
ッパ60は自身の中心孔を貫通し、ねじ孔54Cに螺合
するボルト62により第1の挟着片54の基部54Bに
締結されている。
【0112】フレーム係着用弾性部材58は第2の挟着
片56とストッパ60との間に圧縮状態で装架され、第
2の挟着片56を第1の挟着片54の挟着部54Aの方
向に接近させる方向に付勢している。
【0113】次に、型締力検出装置50の作用について
説明する。
【0114】まず、タイバー12への装着時における該
型締力検出装置50の作用について説明する。尚、装着
作業は一般的に常温下で行う。
【0115】該型締力検出装置50をタイバー12に装
着するときは、まずボルト62を弛めて第2の挟着片5
6を第1の挟着片54の挟着部54Aから離間する方向
に摺動させ、タイバー12の直径よりも爪部56Aを爪
部54Eから離間させた状態で、且つ、ボルト27を緩
めておいて、保持体18のひずみセンサ20側への突出
力を弱めておき、タイバー12を挟むように、側方から
タイバー12に嵌め込む。
【0116】次にボルト62を締め込むとフレーム係着
用弾性部材58が圧縮され、該フレーム係着用弾性部材
58の付勢力により、爪部54E及び56Aは加圧状態
でタイバー12の側面に当接する。
【0117】爪部54E、56Cの加圧力は内幅方向の
成分と共に該内幅方向と垂直な方向の成分も有している
ので、この成分の反力により第1の挟着片54の基部5
4Bも加圧状態でタイバー12の側面に当接する。
【0118】これにより、フレーム部材52がタイバー
12を囲むように、該タイバー12に加圧状態で当接し
て摩擦係着される。
【0119】次に、ボルト27を締め付けて、ひずみセ
ンサ20もセンサ加圧用弾性部材22に付勢されてタイ
バー12の側面に加圧状態で密着する。
【0120】次に、型締力検出時における該型締力検出
装置50の作用について説明する。
【0121】樹脂成型の際、金型が加熱されるため、タ
イバー12の周辺の雰囲気温度は常温に対して大幅に上
昇し、タイバー12、フレーム部材52及びボルト62
は熱膨張して変形するが、フレーム部材52は、相互に
摺動自在に嵌合された第1の挟着片54及び56により
構成されているので、温度変化による変形が生じても開
閉して、タイバー12の変形に追従することができる。
【0122】更に、該追従のためにフレーム係着用弾性
部材58の付勢力が減殺されることがなく、フレーム部
材52をタイバー12の側面に加圧するためにフレーム
係着用弾性部材58の付勢力を効率よく利用することが
できる。
【0123】尚、ボルト62等の変形により、フレーム
係着用弾性部材58も伸長しうるが、この伸長量は僅か
であり、付勢力は常温時と同等に保持される。従って、
フレーム部材52は常温時と同等の加圧力でタイバー1
2の側面に加圧状態で当接し、摩擦係着が保持される。
【0124】又、ひずみセンサ20も、常温時と同等の
加圧力でタイバー12の側面に密着し、タイバー12に
作用する型締力を正確に検出することができる。
【0125】即ち、型締力検出装置50は、温度が変化
しても、タイバー12から脱落することがなく、該タイ
バー12への安定した装着状態が保持されると共に、該
タイバー12に作用する型締力を高精度で検出すること
ができ、信頼性が高い。
【0126】尚、プレスの構造等によりタイバー12に
は曲げモーメントが作用しうるが、タイバー12を挟む
ように2個のひずみセンサが配置され、ブリッジ回路を
構成しているので、曲げモーメントによる検出値の差を
打消してその影響を除去した軸方向の型締力を正確に算
出することができる。
【0127】又、型締力検出装置50は、フレーム部材
52がタイバー12を囲むように該タイバー12に装着
されるので、フレーム部材52の内幅方向の移動と共に
該内幅方向と垂直な方向の移動も規制され、それだけタ
イバーへの装着が安定する。
【0128】又、側方からタイバーに容易に装着するこ
とができると共に、タイバー側に取付孔等を必要とせ
ず、既存のトランスファ成型機等に対しても装着可能で
ある。
【0129】尚、前記第1〜第3実施形態において、ひ
ずみセンサが2個備えられてタイバーを挟んで対称的に
タイバーの側面に密着しているが、本発明はこれに限定
されるものではなく、3個以上のひずみセンサが備えら
れる型締力検出装置としてもよい。一方、曲げモーメン
トの影響が問題とされない場合には、1個のみのひずみ
センサが備えられる型締力検出装置としてもよい。
【0130】又、前記第2及び第3実施形態において、
挟着片は爪部においてタイバーに当接し、タイバーを囲
むように該タイバーに装着されているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、爪部を形成することなく、
タイバーを直径方向の両側から挟んで該タイバーに装着
される挟着片としてもよい。
【0131】又、前記第1〜第3実施形態において、ひ
ずみセンサは保持体に保持され、該保持体を介してフレ
ーム部材に装着されているが、本発明はこれに限定され
るものではなく、ひずみセンサをフレーム部材の内側に
直接又はゴム等の弾性部材を介して設置し、フレーム係
着用ばね部材がフレーム部材を内側に付勢してひずみセ
ンサをタイバーの側面に加圧状態で密着させると共に該
ひずみセンサを介してフレーム部材をタイバーに係着さ
せる型締力検出装置としても良い。
【0132】このようにすれば部品点数が低減され、一
層低コスト、且つ、コンパクトな型締力検出装置とする
ことができる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明よれば、タ
イバーへの装着が容易な型締力検出装置により、温度が
変化しても型締力を高精度で検出することが可能となる
という優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る型締力検出装置の
構造を示す断面図
【図2】本発明の第2実施形態に係る型締力検出装置の
構造を示す断面図
【図3】本発明の第3実施形態に係る型締力検出装置の
構造を示す断面図
【図4】従来の型締力検出装置の構造を示す断面図
【図5】従来の型締力検出装置の構造を示す断面図
【符号の説明】 10、30、50、100、120…型締力検出装置 12、110、130…タイバー 14、32、52…フレーム部材 16、38、58…フレーム係着用弾性部材 18…保持体 18A…先端 20…ひずみセンサ 22…センサ加圧用弾性部材 34、36…挟着片 54…第1の挟着片 56…第2の挟着片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型締装置のタイバーに密着して該タイバー
    のひずみを検出可能とされたひずみセンサを含んでな
    り、前記型締装置の型締力を検出可能とされた型締力検
    出装置において、 前記タイバーを挟み込み可能に内側に可動とされたフレ
    ーム部材と、 該フレーム部材を内側に付勢して前記タイバーに摩擦係
    着可能とするフレーム係着付勢手段と、 前記フレーム部材に装着され、前記ひずみセンサを保持
    すると共に該ひずみセンサを付勢して前記タイバーの側
    面に加圧状態で密着可能とするセンサ付勢手段と、 が備えられたことを特徴とする型締力検出装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記フレーム部材は可撓性を有し、且つ、一部が開口し
    て前記タイバーに側方から嵌脱自在の枠体とされたこと
    を特徴とする型締力検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記フレーム部材は、相互にピン結合されて開閉自在と
    された一対の挟着片を含んで構成されたことを特徴とす
    る型締力検出装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記フレーム部材は、L字形状をした第1の挟着片と、
    該第1の挟着片の一辺に摺動自在に装着されて他辺に接
    近・離間可能とされた第2の挟着片と、を含んで構成さ
    れたことを特徴とする型締力検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記センサ付勢手段は、前記フレーム部材に進退動自在
    に装着されて先端が前記タイバーの側面に接近・離間可
    能とされ、且つ、該先端において前記ひずみセンサを保
    持する保持体と、 該保持体を前記先端の方向に付勢して前記ひずみセンサ
    を前記タイバーの側面に加圧状態で密着可能とするセン
    サ加圧用弾性部材と、 を含んで構成されたことを特徴とする型締力検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記フレーム係着付勢手段は、前記フレーム部材を内側
    に付勢するためのボルトと、 該ボルト及び前記フレーム部材の間に装架されて該フレ
    ーム部材を前記タイバーの側面に加圧するためのフレー
    ム係着用弾性部材と、 を含んで構成されたことを特徴とする型締力検出装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記センサ付勢手段及びひずみセンサが2個ずつ備えら
    れて該ひずみセンサが前記タイバーを挟んで対称的に該
    タイバーの側面に密着可能とされたことを特徴とする型
    締力検出装置。
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