JP2003111104A - 画像形成システム及び画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents
画像形成システム及び画像形成装置、及び画像形成方法Info
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Abstract
される三次元画像を単純に2値化出力すると、レンチキ
ュラ板の円柱レンズ要素の繰り返し方向に縞が発生し、
適切な立体像が観察されない。 【解決手段】 S1で被写体画像の多視点画像シーケン
スを取得し、S2で該画像シーケンスの各画像により三
次元ストライプ画像を合成し、S4で該ストライプ画像
を誤差拡散法により階調数を低減して多値画像に変換
し、S5で該多値画像を濃度パターン法により2値のド
ットパターンに変換し、S6で該ドットパターンを記録
媒体上に形成する。このときS5において、レンチキュ
ラ板の円柱レンズ要素の繰り返し方向に垂直な方向の画
素位置に応じて、所定の複数ドットパターンのいずれか
を選択することによって、縞の発生を低減した高画質な
立体画像が得られる。
Description
る形成画像に対してレンチキュラ板等を重ね合わせるこ
とによって立体像を観察可能とする画像形成システム及
び画像形成装置、及び画像形成方法に関する。
インテグラルフォトグラフィやレンチキュラ板三次元画
像が知られている(大越孝敬:“三次元画像工学”,産
業図書,1972)。しかしながら、このような従来の立体
画像の形成方法は写真的方法によるものであり、例え
ば、レンチキュラ板三次元画像は、被写体を多くの視点
から撮影した画像を取得し、これらの画像を、片面に極
小の半円柱形状の凸レンズ(円柱レンズ要素)を平行に
配したレンチキュラ板を介して1つの写真乾板に焼き付
けるものである。しかしながらこの方法には、以下に示
す〜の問題点がある。
るため、多眼式カメラ等、撮影装置が大掛かりなものと
なる。
付け装置が大掛かりなものとなる。
焼付けに調整や熟練を要する。
な構成で実現するために、近年のデジタル写真術を利用
した種々の提案がなされている。
プタをデジタルカメラに装着することによってステレオ
撮影を簡便なものにし、撮影したステレオ画像から多視
点画像シーケンスを生成して三次元画像を印刷し、レン
チキュラ板を重ねて観察するようにすることで、立体画
像の形成を簡便なものにするシステムが提案されてい
る。また本出願人によって、一枚の被写体画像から被写
体領域を取得し、被写体領域を用いて被写体画像を変形
することで複数視点からの被写体の多視点画像シーケン
スを生成し、立体画像形成を行うシステムが提案されて
いる。しかしながらこれらの提案においては、実際の印
刷の際に、2値の階調制御を行う2値プリンタを画像出
力手段として使用する場合の具体的な処理については特
に示されていなかった。
て、複数の視差を有する映像信号を誤差拡散処理回路で
2値映像信号に変換する等によって、2値プリンタに出
力可能とする技術を提案している。しかしながら、多視
点画像シーケンスから生成されるような三次元画像は、
画像データとして通常の画像より膨大なデータが必要で
あり、このような多値画像に対して誤差拡散法による2
値画像変換を施すと、処理時間が長くなってしまう。
画像を2値画像に変換する際、誤差拡散法と濃度パター
ン法を併用することによって、誤差拡散法の高い階調表
現と濃度パターン法の高速な処理を両立させる技術を提
案している。本出願人はまた、特開平8-142411、特開平
9-233337において、濃度パターンを複数用意し、選択的
に切り替えて使用することによって、さらなる画質向上
を可能とする技術を提案している。これらの手法を三次
元画像の2値化処理に適用すれば、高画質と高速処理の
両立が期待できる。
来の三次元画像の2値化処理において、上述したような
誤差拡散法や濃度パターン法を単純に適用した場合に
は、以下のような問題点が生じてしまう。
しピッチに相当する空間周波数をfL、プリンタの白黒
の濃度パターンにおける、レンチキュラ板の円柱レンズ
要素の繰り返し方向(以下、円柱レンズ配置方向)に相
当する空間周波数をfPとすると、それぞれの空間周波
数の整数倍の差分周波数|n・fP−m・fL|(n,mは
正の整数)に相当する縞が、円柱レンズ配置方向に発生
してしまう。
さいほど高くなる。fP>fLであるため、fPがfLにで
きるだけ近い、すなわち、プリンタの白黒濃度パターン
において円柱レンズ配置方向に相当する空間周波数が低
い方が、縞のコントラストが高く、縞が目立ち易くな
る。従って、縞の発生を低減するには、プリンタの白黒
濃度パターンを、円柱レンズ配置方向を考慮して制御す
る必要がある。
値出力を行う画像形成装置により出力された形成画像に
ついて、レンチキュラ板等の光学部材を重ね合わせるこ
とにより立体視を可能とする画像形成システム及び画像
形成装置、及び画像形成方法を提供することを目的とす
る。
する縞を低減し、高画質の立体画像を得ることを目的と
する。
づき、該被写体のアニメーションが観察できる画像形成
システムを提供することを目的とする。
の一手段として、本発明の画像形成システムは以下の構
成を備える。
画像に対し、一次元の周期的構造を有する光学部材を重
ね合わせることによって被写体像を観察する画像形成シ
ステムであって、前記被写体画像の画像シーケンスを取
得する画像取得手段と、前記画像シーケンスの各画像に
おける同一座標の画素を隣接画素として配列するように
ストライプ画像を合成する画像合成手段と、前記ストラ
イプ画像を誤差拡散法により階調数を低減して多値画像
に変換する誤差拡散量子化手段と、前記多値画像を濃度
パターン法により2値のドットパターンに変換する2値
化手段と、前記2値のドットパターンを記録媒体上に形
成する画像形成手段と、を有し、前記2値化手段は、前
記多値画像における、前記光学部材の周期的構造の繰り
返し方向に垂直な方向の画素位置に応じて、所定の複数
ドットパターンのいずれかを選択することによって、該
多値画像を2値のドットパターンに変換することを特徴
とする。
における、前記光学部材の周期的構造の繰り返し方向に
垂直な方向の画素位置に応じて、前記複数ドットパター
ンを順次切り替えることを特徴とする。
あることを特徴とする。
ついて、図面を参照して詳細に説明する。
ける立体画像形成システムの概要構成を示す図である。
同図において、1は被写体、2はカメラである。カメラ
2としては例えば、キヤノン社製デジタルカメラPowerS
hot S20を用いるとする。3は画像処理部であり、例え
ば、汎用のPC(Personal Computer)により構成され
る。4は画像処理部3に接続され、画像処理部3におい
て処理対象となる画像および処理情報を表示するCRT
ディスプレイ等の表示部、5は画像処理部3に接続さ
れ、画像処理部3により生成された画像データ等を印刷
するキヤノン社製プリンタBJF850等の印刷部であ
る。画像処理部3とカメラ2、印刷部5との接続は、U
SB(Universal Serial Bus)等により行われる。
能な台に取り付けて行う。撮影する多視点画像シーケン
スの画像数Nは、レンチキュラ板の円柱レンズ要素のピ
ッチをRLインチ、プリンタの濃淡カラー画像が表現で
きる最小画素ピッチ(解像度)をRP dpi(dot per inc
h)とすると、N=RP×RLとなるように決定される。
Nは整数であるから、実際にはRP×RLに近い整数を画
像数Nとする。例えば、プリンタの解像度が600dpi、レ
ンチキュラ板の円柱レンズ要素ピッチが1/50.8インチの
場合には、N=12像が望ましい。それぞれの画像は、
被写体1の大きさ、撮影条件、印刷する画像サイズによ
って、視点の移動量を決定し、カメラ2を水平方向に等
間隔にずらしながら撮影する。撮影した画像(多視点画
像)は、例えばJPEG形式でCF(Compact Flash)
カード等に記録される。
を画像処理部3に取り込む。例えば、画像処理部3であ
るPC内でカメラ2のドライバソフトを起動して所定の
操作を行うことにより、カメラ2で記録された画像デー
タを、USBインターフェースを介してPC内のハード
ディスクに画像データとして一旦記録する。画像処理部
3がPCカードスロットを有する場合には、カメラ2と
画像処理部3を接続しなくても、一旦カメラ2からCF
カードをはずし、これをPCカードスロットに装着可能
なCFカードアダプタに装着し、該CFカードアダプタ
を画像処理部3のPCカードスロットに装着すること
で、CFカードに記録された画像データをPC内のハー
ドディスクに記録された画像データと同等に扱うことが
できる。
取り込んだ多視点画像に対し、三次元ストライプ画像を
合成して印刷部5に出力する。この一連の処理は例え
ば、PCのアプリケーションソフトウェアとして実行さ
れる。以下、画像処理部3における三次元画像の印刷処
理プログラムの内容について説明する。
ムにおける3次元画像印刷処理プログラムのアルゴリズ
ムを示すフローチャートである。
ぞれの画像を処理プログラムで扱えるデータにするため
に、画像処理部3であるPCのメモリに取り込み、さら
に後述するステップS2において3次元ストライプ画像
の合成処理が行えるように、画像データを変換する。
ァイルの指示は、不図示のキーボード等の入力手段によ
って行い、該指定されたファイルをプログラムが読み込
む。このとき、画像データをRGB3チャンネルの2次
元配列データやビットマップに変換しておく。特に、入
力画像データがJPEG画像フォーマットである場合に
は、JPEG画像の解凍処理のようなデータ変換を行う
必要がある。
のまま多視点画像シーケンスとして利用すると、無限遠
被写体に対して視差が0となっているので、観察時に最
も画質を良くしたい主被写体の視差が0になるように、
各画像を水平方向に所定量だけずらした位置で、画像シ
ーケンスの各画像から同じ大きさの所定サイズの矩形領
域を切り出しておく。この切り出し処理は例えば、表示
部4等を用いて行えばよい。そして、後述する三次元ス
トライプ画像を構成する各画像の画像サイズを、印刷時
の解像度及びサイズに基づいて求め、画像シーケンスの
各画像から切り出した矩形領域を変倍する。特に、後処
理として水平方向に対する合成処理が行われるので、水
平方向への圧縮が行われる。
サイズをXP×YPインチとすると、印刷する画像のサイ
ズはX(=RP×XP)×Y(=RP×YP)画素となる。
従って、シーケンス内の画像数をNとすると、各視点の
画像のサイズはH(=X/N)×V(=Y)となる。こ
こで、実際にはH,Vが整数になるように印刷サイズが
決定される。例えば、H=200、V=1800画素であれば
X=2400、Y=1800画素となり、600dpiの解像度で印刷
すると印刷サイズは4×3インチとなる。なお、レンチ
キュラ板の円柱レンズ要素ピッチと画像周期を合わせる
必要があるので、実際のサイズは多少変わるが、このサ
イズ対応については次のステップS2において行われ
る。
ケンスから3次元ストライプ画像を合成する。このと
き、多視点画像シーケンスの各画像の同一座標の画素を
画像の視点配列に従って隣接画素として配列するよう
に、3次元画像を合成する。j番目視点の画素値をPjm
n(但し、m、nはそれぞれ水平、垂直方向の画素配列の
インデックス)としたとき、j番目の画像データは以下
のような2次元配列として表される。
状に分解し、視点位置の逆順に視点数分だけ合成する。
したがって、合成後の画像は、以下に示すような画素配
列のストライプ画像となる。但し、視点j=1が左端、
j=Nが右端の画像をあらわす。
ラ板により観察する際に、円柱レンズ要素の1ピッチ内
で画像が左右逆に観察されるためである。この三次元ス
トライプ画像は元の多視点画像がH×VのサイズのN視
点画像である場合、X(=N×H)×Vのサイズとな
る。
て、レンチキュラ板とピッチを合わせる必要がある。1
ピッチにRPdpiの画素がN画素分あるので1ピッチはN
/RPインチとなるが、レンチキュラ板の円柱レンズ要素
ピッチがRLインチであるので、画像を水平方向にRL×
RP/N倍することによって、互いのピッチを合わせる。
このとき、垂直方向の画素数は(RL×RP/N)×Y画
素となる必要があるので、垂直方向に(RL×RP×Y)
/(N×V)倍して倍率を合わせる。
画像に対して以上のような水平、垂直方向に変倍処理を
行うことによって、印刷用の画像データを生成する。な
お、変倍処理としては例えば、双線形補間等を行えば良
い。
次元ストライプ画像のRGB各成分の画像データをプリ
ンタの各インクの色成分に合わせるように色変換を行
う。
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のインク
で行う場合には、RGBからYMCKの各色成分への変
換をルックアップテーブル(LUT)を用いて行う(L
UTを用いた色変換に関しては、田島譲二:“カラー画
像複製論”,pp.97-102,丸善,1996、を参照された
い)。また、LUTで変換する代わりに、以下のような
変換式を用いた変換を行っても良い。
c,k;b=y,m,c,k)は補正定数である。また、印刷をイエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)、淡マゼンタ(m)、淡シアン(c)の6色のイ
ンクで行う場合には、RGBからYMCKmcの各色成
分への変換をルックアップテーブル(LUT)を用いて
行う。
淡画像を誤差拡散法によって多値画像データに変換す
る。
値に対して、すでに処理した画素から振り分けられた誤
差成分と、雑音成分を加算する。そして、加算後の濃淡
画素値を所定の閾値により所定の多値レベルに量子化す
る。例えば本実施形態においては、濃淡256階調を5
つのレベルに5値化するため、4つの閾値との比較を行
い、濃淡画素値に対する多値レベルを決定する。そし
て、加算後の濃淡画素値と決定した多値レベルとの量子
化誤差を、所定の重みに従って、近傍画素に振り分け
る。
す。同図において、*で示される画素が注目画素であ
り、該注目画素の量子化誤差が、w1〜w5の重みが付
された他の画素に振り分けられる。例えば、注目画素に
おける量子化前の濃淡画素値をg、量子化後の多値レベ
ルをGとすると、注目画素の右側の画素にはw1×(g
−G)の分だけ誤差が振り分けられ、注目画素の下側の
画素にはw4×(g−G)の分だけ誤差が振り分けられ
る。ここで、w1+w2+w3+w4+w5=1であ
る。
所定の方向に全画素分、順次行われる。このとき、注目
画素の画素値に応じて誤差拡散処理における雑音成分や
誤差振り分け重みとして最適な値を選択すれば、より高
画質な多値画像が得られる。
子化後の多値画像に対して、濃度パターン法により印刷
パターンを決定する。図4に、多値レベルに応じた濃度
パターンの例を示す。同図においては、5レベルに量子
化された多値画像について、各レベルのパターンを白黒
2値の2×2画素マトリクスで表している。この例で
は、レベル毎に4つのパターンを有している(但し、レ
ベル0、2、4についてはパターンの表現上、同一パタ
ーンの重複がある)。なお、図4において白で示される
画素がインクを打たない画素(白ドット)であり、黒で
示される画素がインクを打つ画素(黒ドット)である。
また、レベル0が最も明るいレベルに対応するパターン
である。
画像の各画素に対して、各レベルに応じて図4に示す複
数のパターンから1つを選択し、2×2のマトリクスと
して2値化を行う。このとき、観察時の画像方向に対す
るレンチキュラ板の円柱レンズ要素の繰り返し方向(円
柱レンズ配置方向)に応じて、該配置方向と直交する方
向に沿って順次、上記複数パターンから選択する濃度パ
ターンを切り替える。一般に立体像を観察する際には、
画像の水平方向で左右の画像を別々に観察するので、レ
ンチキュラ板の円柱レンズ配置方向は水平方向となる。
従って本実施形態では、画像の垂直方向の位置に応じて
順次濃度パターンを切り替えるようにする。
平、垂直方向それぞれに2倍の画素数である2値画像が
得られる。この濃度パターン法による2値化を各色成分
の画像に対して行う。このとき、色成分毎に最適な濃度
パターンを用いた方が、より画質のよい2値画像が得ら
れる。
ねた際に縞が発生する典型的な場合は、画像中の画素値
に変化がなく、その量子化レベルが1か3の場合であ
る。しかしながら本実施形態において、量子化後にレベ
ル1となる画素が一様に広がっている多値画像領域を想
定すると、上述した2値化によって得られる2値画像の
パターンは図5のようになる。図5によれば、水平方向
のドットパターン周期は2ドット分、垂直方向のドット
パターン周期は8ドット分である。従って、本実施形態
においてレンチキュラ板を円柱レンズ配置方向を水平に
置いた場合には、ドットパターンにおいて水平方向のピ
ッチが低く抑えらているため、縞の発生を低減すること
ができる。
で生成した2値画像を印刷する。すなわち色成分毎に、
2値画像の画素が黒ドットに対応する画素についてイン
クを打つように、プリンタ(印刷部5)の制御を行う。
上記ステップS1からS6の処理によって画像出力部5
で印刷出力した2値画像に対して、レンチキュラ板等の
光学部材を重ね合わせることにより、被写体の立体像が
観察できる。また、該観察時に発生する縞を低減し、高
画質の立体像を得ることができる。
ための多視点画像シーケンスを、カメラを水平方向に等
間隔ずつずらして撮影するとして説明したが、例えば、
上記従来例で説明したような、立体写真アダプタをデジ
タルカメラに装着してステレオ画像を撮影するシステム
において、撮影したステレオ画像から被写体の奥行き分
布を表す視差マップを抽出し、ステレオ画像と視差マッ
プとから複数視点からの被写体の多視点画像シーケンス
を生成するようにしてもよい。また同様に、上記従来例
で説明したように、一枚の被写体画像から被写体領域を
取得し、被写体領域から被写体の奥行き分布を表す視差
マップを抽出し、被写体画像と視差マップとから複数視
点からの被写体の多視点画像シーケンスを生成するよう
にしてもよい。
ラ板三次元画像の方式を用いた立体写真プリントシステ
ムについて説明したが、本発明はバリア方式を用いた立
体写真プリントシステムにも適用できる。バリア方式を
用いた場合には、バリアの繰り返し方向に対して垂直方
向の画素位置に応じて、複数の濃度パターンを切り替え
て2値画像を生成すればよい。
元画像を形成するシステムについて説明したが、例え
ば、多視点画像シーケンスの代わりにビデオカムコーダ
等で撮影した動画像から複数時点での画像を選択し、時
系列画像シーケンスを取得して、前述したPCでの処理
プログラムへの入力としてもよい。この場合、印刷画像
にレンチキュラ板を重ね合わせることで、被写体のアニ
メーションを観察することができる。動画像の場合に
は、左右の眼で同じ画像を観察した方が見易いため、画
像の垂直方向で観察位置をずらしたときに別々の画像が
観察できるよう、レンチキュラ板の円柱レンズ要素の繰
り返し方向を垂直にする。従ってこの場合、上記図1の
ステップS5における濃度パターンの切り替えを、画像
の水平方向の位置に沿って行うようにすればよい。
機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、立体画
像プリンタなど)に適用してもよい。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
値出力を行う画像形成装置より出力された画像につい
て、レンチキュラ板等の光学部材を重ね合わせることに
より立体視が可能となる。
する縞を低減し、高画質の立体画像を得ることができ
る。
用することによって、被写体のアニメーションが観察で
きる。
ムにおける処理アルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
成を示すブロック図である。
ある。
のドットパターン例を示す図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 記録媒体上に形成された被写体画像に対
し、一次元の周期的構造を有する光学部材を重ね合わせ
ることによって被写体像を観察する画像形成システムで
あって、 前記被写体画像の画像シーケンスを取得する画像取得手
段と、 前記画像シーケンスの各画像における同一座標の画素を
隣接画素として配列するようにストライプ画像を合成す
る画像合成手段と、 前記ストライプ画像を誤差拡散法により階調数を低減し
て多値画像に変換する誤差拡散量子化手段と、 前記多値画像を濃度パターン法により2値のドットパタ
ーンに変換する2値化手段と、 前記2値のドットパターンを記録媒体上に形成する画像
形成手段と、を有し、 前記2値化手段は、前記多値画像における、前記光学部
材の周期的構造の繰り返し方向に垂直な方向の画素位置
に応じて、所定の複数ドットパターンのいずれかを選択
することによって、該多値画像を2値のドットパターン
に変換することを特徴とする画像形成システム。 - 【請求項2】 前記2値化手段は、前記多値画像におけ
る、前記光学部材の周期的構造の繰り返し方向に垂直な
方向の画素位置に応じて、前記複数ドットパターンを順
次切り替えることを特徴とする請求項1記載の画像形成
システム。 - 【請求項3】 前記光学部材はレンチキュラ板であるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の画像形成システ
ム。 - 【請求項4】 前記画像取得手段は、前記画像シーケン
スとして複数視点からの被写体画像を取得し、 前記画像形成手段で形成された画像を前記光学部材を重
ね合わせることによって被写体の立体像を観察可能とす
ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
画像形成システム。 - 【請求項5】 前記画像取得手段は、 カメラを移動して撮影することによって前記複数視点か
らの被写体画像を前記画像シーケンスとして取得し、 前記画像シーケンスの各画像から、主被写体の視差をな
くすように所定サイズの領域を切り出し、 該切り出した各領域を、前記画像形成手段における形成
画像のサイズに応じて変倍することを特徴とする請求項
4に記載の画像形成システム。 - 【請求項6】 前記画像取得手段は、 異なる2視点から被写体のステレオ画像を撮影し、 前記被写体の奥行き分布を表す視差マップを抽出し、 前記ステレオ画像と前記視差マップに基づいて前記被写
体の複数視点からの多視点画像シーケンスを生成するこ
とを特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。 - 【請求項7】 前記画像取得手段は、 一枚の被写体画像から被写体領域を取得し、 前記被写体領域から被写体の奥行き分布を表す視差マッ
プを抽出し、 前記被写体画像と前記視差マップに基づいて前記被写体
の複数視点からの多視点画像シーケンスを生成すること
を特徴とする請求項4に記載の画像形成システム。 - 【請求項8】 前記画像取得手段は、動画像から複数時
点の画像を選択して時系列の画像シーケンスを取得し、 前記画像形成手段で形成された画像に前記光学部材を重
ね合わせることによって、被写体のアニメーションを観
察可能とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
かに記載の画像形成システム。 - 【請求項9】 記録媒体上に形成された被写体画像に対
し、一次元の周期的構造を有する光学部材を重ね合わせ
ることによって被写体像を観察する画像形成装置であっ
て、 前記被写体画像の画像シーケンスを取得する画像取得手
段と、 前記画像シーケンスの各画像における同一座標の画素を
隣接画素として配列するようにストライプ画像を合成す
る画像合成手段と、 前記ストライプ画像を誤差拡散法により階調数を低減し
て多値画像に変換する誤差拡散量子化手段と、 前記多値画像を濃度パターン法により2値のドットパタ
ーンに変換する2値化手段と、 前記2値のドットパターンを記録媒体上に形成する画像
形成手段と、を有し、 前記2値化手段は、前記多値画像における、前記光学部
材の周期的構造の繰り返し方向に垂直な方向の画素位置
に応じて、所定の複数ドットパターンのいずれかを選択
することによって、該多値画像を2値のドットパターン
に変換することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項10】 前記2値化手段は、前記多値画像にお
ける、前記光学部材の周期的構造の繰り返し方向に垂直
な方向の画素位置に応じて、前記複数ドットパターンを
順次切り替えることを特徴とする請求項9記載の画像形
成装置。 - 【請求項11】 前記光学部材はレンチキュラ板である
ことを特徴とする請求項9または10記載の画像形成装
置。 - 【請求項12】 記録媒体上に形成された被写体画像に
対し、一次元の周期的構造を有する光学部材を重ね合わ
せることによって被写体像を観察する画像形成方法であ
って、 前記被写体画像の画像シーケンスを取得する画像取得工
程と、 前記画像シーケンスの各画像における同一座標の画素を
隣接画素として配列するようにストライプ画像を合成す
る画像合成工程と、 前記ストライプ画像を誤差拡散法により階調数を低減し
て多値画像に変換する誤差拡散量子化工程と、 前記多値画像を濃度パターン法により2値のドットパタ
ーンに変換する2値化工程と、 前記2値のドットパターンを記録媒体上に形成する画像
形成工程と、を有し、 前記2値化工程においては、前記多値画像における、前
記光学部材の周期的構造の繰り返し方向に垂直な方向の
画素位置に応じて、所定の複数ドットパターンのいずれ
かを選択することによって、該多値画像を2値のドット
パターンに変換することを特徴とする画像形成方法。 - 【請求項13】 前記2値化工程においては、前記多値
画像における、前記光学部材の周期的構造の繰り返し方
向に垂直な方向の画素位置に応じて、前記複数ドットパ
ターンを順次切り替えることを特徴とする請求項12記
載の画像形成方法。 - 【請求項14】 前記光学部材はレンチキュラ板である
ことを特徴とする請求項12または13記載の画像形成
方法。 - 【請求項15】 コンピュータ上で実行されることによ
って、請求項12乃至14のいずれかに記載の画像形成
方法を実現するプログラム。 - 【請求項16】 請求項15記載のプログラムを記録し
た記録媒体。
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