JP2003109811A - 圧粉磁芯とその製造方法及びそれを用いたチョークコイルとトランス - Google Patents

圧粉磁芯とその製造方法及びそれを用いたチョークコイルとトランス

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JP2003109811A JP2001302733A JP2001302733A JP2003109811A JP 2003109811 A JP2003109811 A JP 2003109811A JP 2001302733 A JP2001302733 A JP 2001302733A JP 2001302733 A JP2001302733 A JP 2001302733A JP 2003109811 A JP2003109811 A JP 2003109811A
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Masayuki Taketomi
賢征 武富
Teruhiko Fujiwara
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Fe−Si系合金粉末を圧縮成形して得られ
る圧粉磁芯の透磁率を向上し、ロスを低減すること。 【解決手段】 双ロールを備えた液体急冷装置を用い
て、合金の粉末化を行い、次いで合金粉末に、機械的粉
砕、目開き150μmの篩を用いた分級を施し、アスペ
クト比を1〜2の範囲に調整する。そして、前記合金粉
末を9.8〜19.6MPaの範囲の圧力で成形して十分
な成形体密度を確保し、前記成形体を500〜1000
℃の温度範囲で熱処理して、成形工程で生じた歪みを除
去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チョークコイルや
トランスなどに用いられる圧粉磁芯に関し、特にそれら
圧粉磁芯の透磁率や損失特性の向上に関わるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高周波で用いられるチョークコイルとし
ては、フェライト磁芯や圧粉磁芯が使用されている。こ
れらのうち、フェライト磁芯は、飽和磁束密度が小さい
という欠点を有している。これに対して、金属粉末を成
形して作製される圧粉磁芯は、軟磁性フェライトに比べ
て高い飽和磁束密度を持つため、直流重畳性に優れてい
るという長所を有している。
【0003】しかし、圧粉磁芯は、金属粉末を有機バイ
ンダーなどと混合して、圧縮成形して作製するため、透
磁率が低く、また透磁率の高周波特性が不十分であると
いう欠点を有している。一方、近年の電子機器の小型化
軽量化への要請に伴う電子部品の小型化の要求に対し、
圧粉磁芯の磁気特性に対しても、高特性化が強く望まれ
ている。
【0004】具体的な例として、圧粉磁芯の小型化を達
成しつつ、コイルのインダクタンスは同等であることが
要求されることもあり、その解決手段として、圧粉磁芯
の透磁率の向上、及び周波数特性の改善が強く望まれて
いる。一般に、圧粉磁芯の透磁率を向上させる方法に
は、大別して次の2点が考えられる。
【0005】つまり、(1)原料である金属粉末自体の
透磁率を向上する、(2)金属粉末の充填率、即ち、成
形体密度を向上する、という方法である。
【0006】従来、透磁率を向上させる方法としては、
主に金属粉末の充填率の向上に主点が置かれており、そ
の手段として、例えば成形圧力を上げる、バインダー条
件を種々変化させる、二つ以上の異種形状、粒度、組成
などの異なる合金粉末の配合などが検討されている。
【0007】しかしながら、前記の方法による圧粉磁芯
の透磁率の向上については、既に検討がし尽くされてお
り、例えば成形圧力を上げる方法にしても、これよって
金型の寿命が短縮するなどの、製造コストの面から無視
できない問題が発生している状況にある。このため、現
状の特性レベルからの大幅な改善は困難な状況にあり、
到底近年の機器の小型化に対応できるものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の技術
的な課題は、高い透磁率で、しかも高周波特性に優れた
圧粉磁芯を容易に製造できる方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題の解
決のため、原料となる合金粉末のアスペクト比を大きく
して合金粉末の透磁率を向上すること、圧縮成形工程で
合金粉末に生じる歪みを除くことなどを検討した結果な
されたものである。
【0010】即ち、本発明は、Fe−Siを主成分と
し、篩による分級粒径が150μm以下の合金粉末と、
バインダーからなり、20kHzにおける交流比透磁
率:μ20kHzが150以上、20kHz、0.1T
の測定条件における鉄損特性が、300kW/m
下、かつ、Hm=150Oeにおける直流重畳特性:μ
20kHzが、20以上であることを特徴とする圧粉磁
芯である。
【0011】また、本発明は、前記の圧粉磁芯におい
て、前記合金粉末のアスペクト比が、1ないし2である
ことを特徴とする圧粉磁芯である。
【0012】また、本発明は、前記の圧粉磁芯におい
て、前記合金粉末が、双ロール式の液体急冷装置で作製
された合金粉末を、機械的に粉砕してなることを特徴と
する圧粉磁芯である。
【0013】また、本発明は、前記の圧粉磁芯におい
て、前記バインダーがシリコーン系樹脂からなり、9.
8〜19.6MPaの成形圧力で成形され、成形体が5
00〜1000℃の温度範囲で熱処理されてなり、か
つ、成形体密度が5.6〜6.7g/cmであることを
特徴とする圧粉磁芯である。
【0014】また、本発明は、前記の圧粉磁芯に、少な
くとも1ターン以上の巻線を施してなることを特徴とす
るチョークコイル及びトランスである。
【0015】また、本発明は、Fe−Siを主成分とす
る合金を双ロールを備えた液体急冷装置により粉末化す
る工程、前記合金粉末を機械的に粉砕する工程、前記機
械的に粉砕された合金粉末を篩により分級する工程、前
記分級された合金粉末を成形する工程、前記成形体を熱
処理する工程を含むことを特徴とする、前記の圧粉磁芯
の製造方法である。
【0016】また、本発明は、前記の圧粉磁芯の製造方
法において、前記分級工程に用いる篩の目開きが、15
0μmであることを特徴とする圧粉磁芯の製造方法であ
る。
【0017】また、本発明は前記の圧粉磁芯の製造方法
において、前記成形工程の成形圧力の範囲が、9.8〜
19.6MPaであることを特徴とする圧粉磁芯の製造
方法である。
【0018】また、本発明は前記の圧粉磁芯の製造方法
において、前記成形体の熱処理が、500〜1000℃
の温度範囲であることを特徴とする圧粉磁芯の製造方法
である。
【0019】
【作用】一般に、磁性合金の粉末を圧縮成形して得られ
る圧粉磁芯においては、原料粉末のアスペクト比を大き
くすることにより、圧粉磁心の透磁率が向上することが
知られており、しかも高アスペクト比の粉末で作製され
た圧粉磁心は、高周波特性において優れた特性を示すこ
とが知られている。
【0020】しかし、高アスペクト比の粉末を得るため
には、アトマイズ法などにより作製された原料粉末をボ
ールミルなどにより偏平化処理を行わなければならず、
このような処理が、製造工程、コストの面において無視
できないものとなっている。従って、原料粉末自身が偏
平な形状で得られることが理想的である。
【0021】そこで、合金粉末の製造方法について、検
討を行った結果、双ロール式の液体急冷法で原料粉末を
作成することにより、適当なアスペクト比を持つ粉末を
偏平化処理なしで作製でき、この粉末を用いることで、
低コストで圧粉磁芯が得られることが見出された。な
お、従来の金属粉末の製造方法の一つである、アトマイ
ズ法で作製した金属粉末は、元来、粒形状が球に近いの
で、本発明による方が、より低コストで圧粉磁心が得ら
れるのは勿論である。
【0022】次に、請求項に記載した、合金粉末のアス
ペクト比、温度範囲などの限定理由について述べる。前
記のように、合金粉末は、双ロール式液体急冷法よりフ
レーク状粉末として得られるので、適当なアスペクト比
の合金粉末が偏平化処理なしで得られる。アスペクト比
を1より大きく、かつ2よりも小さくした理由は、前記
のように、一般に圧粉磁芯においては、合金粉末のアス
ペクト比が大きく、成形体密度が高い方が高透磁率とな
るが、アスペクト比があまりに大きいと、成形工程で成
形体密度を一定以上とするのが困難なためである。
【0023】そして、検討結果によると、所要の磁気特
性を得るためには、成形体密度を5.6〜6.7g/cm
とする必要があることが確認され、アスペクト比を実
質的に1より大きく、かつ2よりも小さくした粉末で圧
粉磁心を作製することにより、9.8〜19.6MPaの
成形圧力で5.6〜6.7g/cmの適当な成形体密度
が得られ、なおかつ低ロス、高透磁率で高い周波数特性
の磁芯特性が得られることが、明らかとなったため、こ
の範囲とした。
【0024】また、成形後の圧粉磁心の熱処理温度につ
いては、500℃以下では歪みが十分に除去できず、1
000℃以上では、焼結により合金粉末粒子の結合が生
じ、合金粉末間の絶縁が確保できず、ロスが増加してし
まうため、500〜1000℃の範囲とした。
【0025】
【実施例】次に、具体的な例を挙げ、本発明の実施例に
ついて説明する。
【0026】(実施例1)6.5重量%Si−残部Fe
なる組成の合金をアルゴンガス雰囲気で高周波溶解し、
溶湯を直径が4mmのノズルから、回転数が3000
r.p.m.の銅製の双ロール表面に噴射することで、厚
さが20〜70μmのフレーク状合金粉末を作製した。
このフレーク状粉末を振動ミルにて10分間粉砕を行っ
た。このように粉砕を行った粉末を、目開きが150μ
mの篩を用いて分級を行い、アスペクト比の測定を行な
ったところ、アスペクト比は1〜2の範囲であった。
【0027】次に、この粉末に1000℃、2時間にて
アルゴン雰囲気で熱処理を施し、その後、シリコーン樹
脂を1.0重量%、ステアリン酸亜鉛を0.3重量%混合
し、外径13mm、内径8mmの金型を用い、室温で1
2MPaの圧力で成形し、トロイダル形状の圧粉磁芯を
得た。この圧粉磁芯に800℃、2時間、アルゴン雰囲
気で熱処理を施した。
【0028】次に、これら圧粉磁芯に対して巻線を施
し、周波数特性と、20kHzにおけるロス、直流重畳
特性の測定を行った。また、比較のため、本実施例と同
一の組成で、水アトマイズ法で作製した合金粉末につい
ても、ボールミルによる扁平化処理と分級を行い、アス
ペクト比が1〜2で、粒径が150μm以下の合金粉末
を作製し、本実施例と同様の条件でトロイダル形状の圧
粉磁芯の作製と評価を行った。図8は、巻線を施したト
ロイダル形状の圧粉磁芯の概略図である。
【0029】図1は、本実施例と比較例の圧粉磁芯の、
周波数特性の測定結果、図2は、本実施例と比較例の圧
粉磁芯の20kHzにおけるロスの測定結果である。図
3は、本実施例と比較例の圧粉磁芯の直流重畳特性の測
定結果である。図1ないし図3で、101、201、3
01は本実施例の結果、102、202、302は比較
例の結果を示す。図1ないし図3から明らかなように、
本発明により、合金粉末の偏平化処理を行なうことな
く、高特性の圧粉磁芯が得られることが分かる。
【0030】(実施例2)実施例1記載の方法で圧粉磁
芯を作製し、この圧粉磁芯に大気中で400℃、500
℃、700℃、900℃、1200℃の温度にてアルゴ
ン雰囲気で熱処理を施した。このようにして得られた圧
粉磁芯に巻線を施し、20kHz、0.1Tの条件でロ
スを測定した。
【0031】図4は、これらの圧粉磁芯の、熱処理温度
とロスの関係についての評価結果を示したものである。
図4より、圧粉磁芯の熱処理が500℃以下の温度で
は、歪みの除去が不十分で、ロスが高く、1000℃以
上の温度では、バインダーの熱劣化と焼結による合金粉
末粒子の結合に起因する絶縁破壊のためと推定される、
ロスの増加が認められた。この結果から、圧粉磁芯の熱
処理温度の適正範囲は、500〜1000℃であること
が分かる。
【0032】(実施例3)実施例1記載の方法で作製し
たフレーク状粉末に、粉砕を施した後、目開きが、25
0μm、150μm、90μm、45μmの篩を用いて
分級した。これら粉末にアルゴン雰囲気で600℃、2
時間熱処理を施し、次いでシリコーン樹脂を1.0重量
%、ステアリン酸亜鉛を0.3重量%混合し、外径13
mm、内径8mmの金型を用い、室温で4.9MPa、
9.8MPa、14.7MPa、19.6MPa、24.5
MPaで成形し、トロイダル形状の圧粉磁芯を得た。
【0033】これらの圧粉磁芯に800℃、2時間、ア
ルゴン雰囲気にて熱処理を施した。このときの成形体密
度、交流比透磁率と、20kHz、0.1Tnおけるロ
スの測定を行なった。図5は、成形圧力と成形体密度の
関係の評価結果、図6は、交流比透磁率とロスの測定結
果を示す。
【0034】図5において、曲線501は、45μmの
篩を通過した合金粉末、曲線502は、90μmの篩を
通過した合金粉末、曲線503は、150μmの篩を通
過した合金粉末、曲線504は250μmの篩を通過し
た合金粉末の結果を示す。また、図6において、曲線6
01、605は、45μmの篩を通過した合金粉末、曲
線602、606は、90μmの篩を通過した合金粉
末、曲線603、607は、150μmの篩を通過した
合金粉末、曲線604、608は、250μmの篩を通
過した合金粉末の結果を示す。
【0035】図5から、成形体密度は、粒径が45μm
以下、90μm以下、150μm以下、250μm以下
の順に、高い数値を示し、成形体密度の観点のみから
は、合金粉末の粒径は小さい程よい、ということになる
が、図6に示した結果からは、粒径が150μm以下の
合金粉末を用い、成形圧力が9.8MPa以上の圧粉磁
芯が、ロスと交流磁化率のバランスが最も優れているこ
とが明らかである。なお、圧力が24.5MPaでは、
金型の損傷が著しく、圧粉磁芯の特性測定は行なえなか
った。
【0036】なお、本発明においては、使用する合金粉
末のアスペクトを1〜2に限定しているが、その理由
は、前記のように、透磁率を向上すること、一定以上の
成形体密度を得ることである。そこで、成形体密度を一
定以上にするための、合金粉末の最適アスペクト比を検
証するための実験を行なった。
【0037】まず、実施例1と同様に作製した合金粉末
に、ボールミルを用いた扁平化処理を施し、目開きが1
50μmの篩による分級を行なって、アスペクト比の異
なる合金粉末を調製した。これらの合金粉末を18MP
aの圧力で成形し、成形体密度を測定した。図7は、成
形体密度の測定結果を示したものである。図7から、ア
スペクト比の増加に伴い、成形体密度が低下し、この合
金粉末で十分な透磁率を得るために必要な、5.6g/
cm以上という数値を確保するためには、アスペクト
比を2.0以下とする必要があることが分かる。
【0038】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、コスト増加の要因となる、合金粉末の扁平化工程を
要することなく、簡便な方法で、最適のアスペクト比を
具備した合金粉末が得られ、さらに熱処理条件、成形条
件を最適化することで、Fe−Si系合金を用いた圧粉
磁芯に、優れた磁気特性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1と比較例の圧粉磁芯の周波数特性の測
定結果を示す図。
【図2】実施例1と比較例の圧粉磁芯の20kHzにお
けるロスの測定結果を示す図。
【図3】実施例1と比較例の圧粉磁芯の直流重畳特性の
測定結果を示す図。
【図4】圧粉磁芯の熱処理温度とロスの関係を示す図。
【図5】成形圧力と成形体密度の関係の評価結果を示す
図。
【図6】交流比透磁率とロスの測定結果を示す図。
【図7】成形体密度の測定結果を示す図。
【図8】巻線を施したトロイダル形状の圧粉磁芯の概略
図。
【符号の説明】
101、201、301 実施例の結果 102、202、302 比較例の結果 501,601,605 45μmの篩を通過した合
金粉末の結果 502,602,606 90μmの篩を通過した合
金粉末の結果 503,603,607 150μmの篩を通過した
合金粉末の結果 504,604,608 250μmの篩を通過した
合金粉末の結果
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 38/02 C22C 38/02 H01F 1/26 H01F 1/26 27/255 27/24 D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Fe−Siを主成分とし、篩による分級
    粒径が150μm以下の合金粉末と、バインダーからな
    り、20kHzにおける交流比透磁率:μ20kHzが
    150以上、20kHz、0.1Tの測定条件における
    鉄損特性が、300kW/m以下、かつ、Hm=15
    0Oeにおける直流重畳特性:μ20kHzが、20以
    上であることを特徴とする圧粉磁芯。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧粉磁芯において、前
    記合金粉末のアスペクト比は1ないし2であることを特
    徴とする圧粉磁芯。
  3. 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2のいずれかに
    記載の圧粉磁芯において、前記合金粉末は、双ロール式
    の液体急冷装置で作製された合金粉末を、機械的に粉砕
    してなることを特徴とする圧粉磁芯。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の圧粉磁芯において、前記バインダーはシリコーン系
    樹脂からなり、9.8〜19.6MPaの成形圧力で成形
    され、成形体が500〜1000℃の温度範囲で熱処理
    されてなり、かつ、成形体密度が5.6〜6.7g/cm
    であることを特徴とする圧粉磁芯。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の圧粉磁芯に、少なくとも1ターン以上の巻線を施し
    てなることを特徴とするチョークコイル及びトランス。
  6. 【請求項6】 Fe−Siを主成分とする合金を双ロー
    ルを備えた液体急冷装置により粉末化する工程、前記合
    金粉末を機械的に粉砕する工程、前記機械的に粉砕され
    た合金粉末を篩により分級する工程、前記分級された合
    金粉末を成形する工程、前記成形体を熱処理する工程を
    含むことを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の
    圧粉磁芯の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の圧粉磁芯の製造方法に
    おいて、前記分級工程に用いる篩の目開きは150μm
    であることを特徴とする圧粉磁芯の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の圧粉磁芯の製造方法に
    おいて、前記成形工程の成形圧力の範囲は、9.8〜1
    9.6MPaであることを特徴とする圧粉磁芯の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の圧粉磁芯の製造方法に
    おいて、前記成形体の熱処理は、500〜1000℃の
    温度範囲で行うことを特徴とする圧粉磁芯の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005057230A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Amotech Co Ltd Fe系非晶質金属粉末の製造方法およびこれを用いた軟磁性コアの製造方法
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